VBAエンジニアの案件事情!フリーランスになる方法や単価相場・必要スキルを解説
レバテックフリーランス(公式:https://freelance.levtech.jp/ )
高単価なフリーランス案件多数掲載中。業界に精通しており、保有している案件も幅広い。丁寧なヒアリングが魅力で、スキルアップ・キャリアアップの相談ができる。(実務経験必須)
ITプロパートナーズ(公式:https://itpropartners.com/ )
週3日以内で働ける案件を豊富に取り扱っているフリーランスエージェント。
Midworks(公式:https://mid-works.com/ )
サポート・福利厚生がかなり手厚いフリーランスエージェント。
柔軟に働ける週3〜案件・リモート案件も保有。フリーランスへの独立が不安な人にもおすすめ。
今回は、バックオフィス業務と相性が良いプログラミング言語「VBA」を扱うフリーランスについて解説をします。
VBA(Visual Basic for Applications)は、ExcelなどのMicrosoft Office製品で使えるプログラミング言語です。
Microsoft Office製品は多くの企業で利用されているため、VBAエンジニアもそれだけ多くの活躍の場があります。
最近ではモダンなプログラミング言語が注目を浴びがちですが、VBAも意外と高単価な案件が多いです。
またエンジニアだけでなく、営業や総務、経理といった非IT部門の人材がVBAを使えると、業務効率の向上が期待できます。
上記のお悩みを抱えている方も、VBAのスキルを身につければ、将来はフリーランスとして活躍するという選択もできます。
「事務職はAIによって代替される」という意見もありますが、今のうちからVBAなどのITスキルを磨いて将来に備えれば安心できるでしょう。
目次 (PRも含まれます)
- 1 VBAとは?特徴を紹介
- 2 フリーランスVBAエンジニアの仕事内容
- 3 フリーランス向けVBA案件の単価相場と平均年収
- 4 VBAのフリーランス案件を探す基準
- 5 フリーランスVBAエンジニアにおすすめのエージェント
- 6 VBAエンジニアにおすすめのフリーランスエージェントの選び方
- 7 フリーランス向けVBAエンジニアの求人案件例
- 8 フリーランスのVBAエンジニアになる方法
- 9 VBAエンジニアがフリーランスになるメリット
- 10 VBAエンジニアがフリーランスになるデメリット
- 11 フリーランスVBAエンジニアが身につけておきたいスキル
- 12 フリーランスVBAエンジニアが年収を上げる方法
- 13 フリーランスVBAエンジニアの需要と将来性
- 14 フリーランスVBAエンジニアに関するよくある質問
- 15 まとめ
VBAとは?特徴を紹介
- Excel・Accessの基本機能で習得しやすい
- 既存システムとも連携しやすい
- RPAやAIなどの最新技術と相性が良い
- 大規模開発や同時処理には弱い
それぞれ解説していきます。
Excel・Accessの基本機能で習得しやすい
まず、Excel・Accessの基本機能に触れることで習得しやすい点です。
ExcelとAccessはMicrosoftの主力製品であり、多くの人が日常的に使っています。
そのため、これらの基本機能を習得している人は多いでしょう。
VBAはこれらのソフトウェアに組み込まれたプログラミング言語であり、マクロの作成やデータの自動処理などを行うことができます。
したがって、ExcelやAccessの基本的な操作や関数を理解していれば、VBAの学習はスムーズに進むでしょう。
既存システムとも連携しやすい
次に、既存システムとの連携が容易であることです。
VBAはMicrosoft Office製品(Excel、Word、Accessなど)に組み込まれているため、これらのアプリケーションと連携して自動化や効率化のための追加機能を簡単に実装できます。
たとえばデータベースと連携してデータを抽出・変換するなど、普段できないような作業も行えるようになります。
RPAやAIなどの最新技術と相性が良い
VBAは、自動化やデータ処理などのタスクを効率化するためのマクロ言語であり、RPAやAIなどの最新技術と相性が良いと言えます。
まず、VBAはMicrosoft Office製品(Excel、Word、PowerPointなど)と連携し、さまざまな業務の自動化を行うことが可能です。
RPAはMicrosoft Office製品以外にもさまざまなシステムやアプリ上で業務を自動化できるので、VBAと合わせて使えばより効率的に業務を自動化できるようになるでしょう。
また、AIと組み合わせれば、VBAを介してAIの機能を利用したデータ分析や予測が行えます。
大規模開発や同時処理には弱い
しかし一方で、大規模開発や同時処理には弱い点があります。
まず、VBAは複雑で複数の処理を一気に行うことが得意ではないので、プログラムの規模が大きくなればなるほど保守性や可読性が低下しやすくなります。
つまり、複雑で大量のデータを処理するような処理が求められる場合には問題が起きやすいです。
フリーランスVBAエンジニアの仕事内容
フリーランスのVBAエンジニアの主な仕事内容は、以下の通りです。
- 社内業務効率化
- 業務データベース運用効率化
- 業務システム開発
社内業務効率化
まず、社内業務の効率化を支援することです。
VBAを利用することでExcelやAccessなどのオフィスツールをカスタマイズし、タスクの自動化や繰り返し処理の最適化を実現します。
たとえばデータの入力・集計・分析・報告の自動化、フォーマットの統一と品質向上、マクロやボタンを使った簡易プログラムの作成などです。
業務データベース運用効率化
次に、業務データベースの運用効率化に貢献することです。
具体的には、VBAを使ってデータベースと連携し、データの入力や更新、分析などの操作を自動化できます。
クライアントの要望を聞きながらVBAの実装、またはデータベースのカスタマイズを行うことにより、業務の効率化や作業時間の短縮、正確性の向上を実現します。
業務システム開発
そして、業務システム開発です。
具体的にはクライアントの要件をヒアリングし、VBAを使用してExcelやAccessなどのツールをカスタマイズし、必要な機能を追加します。
また、既存のシステムの改修やバグ修正も行う必要があるため、ハイレベルなプログラミングスキルとビジネススキルが求められる仕事です。
フリーランス向けVBA案件の単価相場と平均年収
「VBAのフリーランス向け案件について、単価相場と平均年収はどのくらいですか?」
VBA案件の単価相場
VBA案件の平均単価は59万円です!
※2023年7月時点 レバテックフリーランス公式サイトより引用(公式:https://freelance.levtech.jp)
他の言語やフレームワークと比較したい方は、以下の表を参照してください。
言語 | 平均単価 |
Python | 76万円 |
Java | 68万円 |
PHP | 72万円 |
Ruby | 80万円 |
Swift | 79万円 |
JavaScript | 71万円 |
C++ | 69万円 |
Kotlin | 81万円 |
Go | 82万円 |
VBA | 59万円 |
COBOL | 60万円 |
引用:レバテックフリーランス(2023年7月時点の情報です)
フレームワーク | 平均単価 |
React | 77万円 |
Laravel | 72万円 |
Django | 79万円 |
引用:レバテックフリーランス(2023年7月時点の情報です)
クラウド | 平均単価 |
AWS | 77万円 |
Salesforce | 80万円 |
引用:レバテックフリーランス(2023年7月時点の情報です)
フリーランスVBAエンジニアの平均年収
VBA案件の平均単価である59万円を年収換算すると、708万円程度となります。
なお、正社員Webエンジニア(VBA以外も含む)の平均年収は549万円程度となります。
引用:求人ボックス 給料ナビ(2023年7月時点)
VBAのフリーランス案件を探す基準
- クラウドソーシングかフリーランスエージェントか
- フルリモート案件があるか
- 高単価な案件が多いか
クラウドソーシングかフリーランスエージェントか
前提として、フリーランス案件を受託する場合、大きく分けて準委任契約か請負契約になります。
簡略化した説明にはなりますが、以下のような感じです。
- 請負契約:成果物に応じて対価をもらう。納品型。
- 準委任契約:時間に対して対価をいただく。時給型。
「音楽SNSアプリ開発を作成して納品してください!」みたいなアプリを作って納品型の案件が請負契約です。
クラウドソーシングだと請負契約の案件が多いのですが、
たとええば、
- どう考えても想定工数が100時間以上かかる仕様なのに、単価が5万円(=時給換算500円)
- クライアントが何度も納品前に仕様拡張を依頼してきたり、そもそもの要件が曖昧だと稼働時間がずるずる伸びる
みたいなことがよく起こります。
請負契約だと、働いた時間がどんなに長くても、その分は支払われませんし、成果物が納品されるまではお金をもらえません。
一方で、「1時間働いたら5,000円」のように、稼働時間に対して対価がもらえるのが準委任契約です。
しかし、クラウドソーシングの準委任契約の案件は、あることにはあるのですが、単価が相場よりも低くなりがちです。
フルリモート案件があるか
リモートワークのフリーランス案件を探す場合「リモート可」と記載があっても、実際は一部出社が求められる場合があります。
なので、もしフルリモートをご希望の場合は、フルリモートかどうかしっかりと確認しておきましょう。
今回特におすすめしているITプロパートナーズ・レバテックフリーランス・Midworksは、多くのフルリモート案件を保有していたので、ぜひチェックしてみてください!
高単価な案件が多いか
どのフリーランスエージェントの求人の特性上、単価レンジの差があります。
フレキシブルな環境で働けるスタートアップやベンチャーの場合、企業側が高い報酬を支払うことが難しいため、単価は低くなる傾向があります。
逆に大手企業やメガベンチャーなどの求人が多いフリーランスエージェントでは、採用への投資が盛んなため、平均単価は上がりやすい傾向にあります。
フリーランスVBAエンジニアにおすすめのエージェント
フリーランスVBAエンジニアにおすすめのエージェントは、以下の通りです。
順番にご紹介します。
レバテックフリーランス
公式サイト:https://freelance.levtech.jp/
公開求人数
(現在募集中の案件)89384件 (2024年10月28日現在) VBAの
公開求人数1366件 (2024年10月28日現在) マージン率 非公開 対応地域 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・愛知・福岡 強み ・週4日~稼働の案件、リモート案件多数
(週3日以内の案件はハイスキルが必要)
・カウンセラーの専門性が高く、幅広く相談に乗ってくれる
・高単価な案件が多い
レバテックフリーランスの主な特徴としては、以下の3つがあります。
- 業界最高水準の案件単価
- キャリアコンサルタントによる手厚いサポート
- 求人数の多さ
業界最高水準の案件単価
レバテックフリーランスは、高単価案件を数多く取り揃えています。
レバテックフリーランスは、案件のほとんどが中間業者を挟まない「直請案件」になっています。
キャリアコンサルタントによる手厚いサポート
※レバテックフリーランス公式サイトより引用(公式:https://freelance.levtech.jp)
IT人材サービスを多く手掛けるレバテックだからこそ、IT業界に精通したプロのエージェントによるサポートを受けることが可能です。
求人数の多さ
レバテックフリーランスの求人の多さは、業界最多水準です。
VBAエンジニアの求人数は641件です。
※2023年7月時点 レバテックフリーランス公式サイトより算出(公式:https://freelance.levtech.jp)
またレバテックが保有する案件のほとんどは、エージェントから直接案内されなければ見ることができない、「非公開求人」になっています。
非公開求人は当然、倍率が低くなるため、高確率で自分が希望する案件への参画が可能です。
レバテックフリーランスの案件例
月額単価 550,000円/月 職務内容 ・発電システム開発支援に携わっていただきます。
・VB.NET、VBAを用いた開発です。求めるスキル ・VB.NETを用いた開発経験歓迎スキル・VBAを用いた開発経験 案件URL 【VB.NET/VBA】発電システム開発支援の求人・案件
(2024年08月23日 現在)
ITプロパートナーズ
公式サイト:https://itpropartners.com/
公開求人数 5703件 (2024年11月26日現在) VBAの
公開求人数24件 (2024年11月26日現在) マージン率 非公開 対応地域 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・愛知・福岡 働き方 週2-3案件、リモート案件多数 公式 https://itpropartners.com/
ITプロパートナーズの主な特徴としては、以下の2つがあります。
- 『直請案件』だからこその高単価
- リモート、週1~2日から稼働OKの案件多数
『直請案件』だからこその高単価
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズで取り扱っている案件は『直請』が多く、他のエージェントと比較しても高い傾向です。
※直請案件とは、間に仲介会社を挟まず、直接クライアントと契約している案件のことを指します。
リモート、週1~2日から稼働OKの案件多数
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(公式:https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズの大きな魅力として、週1~2日から稼働OKの案件が多くあるという点があります。
実際、他のフリーランスエージェントの多くは、以下の特徴があります。
- 最低稼働日数は週3、4~からが主流
- 常駐の案件が多く、副業的にフリーランスの仕事を始めづらい
- 週1、2からでもできるエージェントは、案件数が少ない
その点、ITプロパートナーズは週1~2日から稼働OKの案件やリモートの案件が多いです。
そのため、「まずは副業的にフリーランスの仕事を始めてみたい」という方必見のエージェントとなっています。
※ITプロパートナーズでは会社員の方への副業は紹介していないので、ご注意ください。
ITプロパートナーズの案件例
月額単価 〜800,000円(週に5日) 業務内容 ・お任せしたい具体的な業務詳細、それぞれの業務の割合や量
お客様の業務を理解して、RPAを使った業務自動化の実現を担っていただきます。
お客様業務のヒアリングはコンサルタントが実施します。
皆様にはヒアリング結果を確認しRPAでの自動化処理を構築して頂きます。
キャリア構築を目的として、希望があれば、コンサルタントと共にヒアリングを行いながら、
業務コンサルタントとしてのスキルの取得も可能です。
・各業務をこなす上での順序、仕事の流れ
業務手順書を見ながらUipathの設計・構築業務
必要に応じてお客様への確認をしながら、Uipathで業務自動化処理を構築していただきます。
プロジェクトによっては、RPAの導入にとどまりません。
業務に必要なDBの構築やOCRとの組み合わせなども範囲となる場合がございます。求めるスキル ■必須スキル:
・詳細設計、実装、単体テスト、結合テスト工程経験3年以上
※開発言語は問わない
※詳細設計:処理フローチャートを記載できること
・Access、VBA開発経験
※経験年数は問わないが、サポートを必要とせずに実装が行えるレベル
・技術調査、検証経験
※新しい技術に対する調査が行え、適切な報告が行えること
・適切な報告、連絡、相談が行える
・柔軟な対応が行える案件URL 【Access・VBA】業務自動化に携わるエンジニア募集!
(2024年11月26日 現在)
Midworks
公式サイト:https://mid-works.com/
Midworksは、IT系のフリーランス向けの案件紹介サービスです。
Midworksの大きな特徴は以下の2点になります。
- 豊富な案件数
- フリーランスでも正社員並みの保証
特徴①:豊富な案件数
2023年7月現在の求人数は9,389件で、エンジニアの案件が多めです。
またVBAの求人数は65件でした。(2023年7月時点)
※公式サイト(https://mid-works.com/)より
具体的なVBAの案件例は以下です。
※2023年7月時点 Midworks公式サイトより引用(公式:https://mid-works.com/)
特徴②:フリーランスでも正社員並みの保証
Midworksは、自分に合ったスキルや要望に関連した仕事を紹介してもらうだけではなく、以下のような保証もあります。
- フリーランス向けの賠償責任補償
- 健康診断優待のある「フリーランス協会」
- freeeの無料利用や弁護士の無料紹介などの「税務保障」や「保険補助」
- 交通費や書籍代を支援する「経費補助」
- 映画やレストランが割引される「リロクラブ」への加入
- 案件が途切れても給与を保障する「報酬保障サービス(審査あり)」
Midworksの登録方法
登録&相談は無料です。フリーランスを目指すのであれば登録は必須だと思います。
Midworksに無料登録する手順(簡単・30秒ほど)
- 「Midworks」の公式ページにアクセスして無料登録ボタンをクリックする
- 登録情報を入力して完了
VBAエンジニアにおすすめのフリーランスエージェントの選び方
フリーランスエージェントを選ぶときは、以下のポイントに注目しましょう。
- 自分のスキル/職種にマッチした案件数が多いか
- 求人案件の単価が高いか
- マージン(手数料)の割合は低いか
- 福利厚生サポートは充実しているか
- リモート勤務・週3稼働など希望する働き方ができるか
自分のスキル/職種にマッチした案件数が多いか
フリーランスエージェントを選ぶときは、まず自分のスキル・職種に合う案件を多く保有しているかをチェックしましょう。
案件数が多ければ、それだけ色々な案件を比較してより良い仕事を選ぶ余裕ができます。
また、取り扱っている案件数が多いということは、「1つの案件が終了しても、次の案件を紹介してもらえる」ということです。
継続して案件を受け続けるためにも、案件数の多さは重要です。
求人案件の単価が高いか
仕事の単価を決める要素は複数ありますが、主なものは次の4点です。
- クライアント企業の資金規模(大企業・メガベンチャーは資金が豊富なため、単価が高い傾向)
- 発注元からの直請案件か(間に2次請け、3次請けを挟む案件は手取りが少ない傾向にある)
- 求められる役割・担当工程(企画や要件定義などを行う上流工程の案件は報酬は高め)
- マージン(手数料)の比率が低い(手数料の割合が低いほど手取りは高くなる)
高単価案件の多いおすすめエージェント
公式サイト | 単価目安 | 特徴 | |
レバテックフリーランス | https://freelance.levtech.jp/ | 目安 60万~80万円 | 個人では参画が難しい大企業の案件実績多数。 直請案件も豊富! |
ITプロパートナーズ | https://itpropartners.com/ | 目安50万〜70万円 | 直請案件が多く、高単価な案件が多い。 |
(単価目安:各社の公開案件数(2023年7月時点)のうち、募集の多かった単価帯を抽出/DAINOTE編集部調べ)
マージン(手数料)の割合は低いか
フリーランスエージェント経由で受注する案件は、報酬からマージン(手数料)が差し引かれています。
マージンの割合が低いほど、フリーランスの手取り報酬額は多くなります。
多くのエージェントではマージン率は非公開となっていますが、フリーランスエージェントの案件で表示されている単価はマージンを引いた後の金額です。
案件に表示されている単価から下がるわけではないので、気にしなくても良いでしょう。
福利厚生サポートは充実しているか
フリーランスエージェントでは案件の紹介以外に、書類作成の代行や保険の紹介・確定申告サポートなどのサービスを実施してくれるところがあります。
面倒な契約まわりの手続きや確定申告も、プロのサポートがあれば大幅に時間を短縮できます。
結果として自由な時間が増えるので、スキルアップや本業により力を入れて取り組めるでしょう。
福利厚生サービスが充実しているおすすめエージェント
公式サイト | 福利厚生サービスの内容 | |
Midworks | https://mid-works.com/ | ・報酬補償サービス(審査あり) ・会計ソフトを無料で貸与 ・賠償責任補償つき保険の紹介 ・フリーランス協会のベネフィットプランを無償提供 |
レバテックフリーランス | https://freelance.levtech.jp/ | ・会員価格での確定申告代行 ・人間ドック・スポーツジムの優待 ・交流会・オンライン学習サービス ・ライフイベントお祝い ・娯楽・レジャー優待 |
(サービス内容は2023年7月時点の各社公式サイトより引用。)
(サービス利用には各種条件が設定されていることがあります。詳しくは各社にご確認ください。)
リモート勤務・週3稼働など希望する働き方ができるか
フリーランスエージェントによって、「週5稼働の案件をメインで扱っている」「リモート案件が多い」などの特徴があります。
「在宅で働きたい」「週3日など、短い稼働日数の案件がいい」といった希望がある場合は、条件に合う内容の仕事を多く保有しているエージェントを利用しましょう。
最近はどこのエージェントでもリモート可能案件を多く保有していますが、週3日以内の案件はまだまだ希少です。
フリーランス向けVBAエンジニアの求人案件例
VBAのフリーランス案件にはどんな案件があって、報酬の相場がどれくらいなのかを確認していきます。
実際にVBAのフリーランス案件をいくつかピックアップして紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
※今回紹介する案件は募集を終了している可能性もあります。最新の案件例が見たい人はエージェントに登録したうえで、詳細を確認してみましょう。
案件例①
案件名 | 【VBA】医療システム導入支援の求人・案件 |
---|---|
月額単価 | 550,000円/月 |
職務内容 | ・医療システムの支援業務にあたり、下記作業をご担当いただきます。 -医療システムの問い合わせ対応 -データのコンバート作業 -マスタ設定等の作業 |
求めるスキル | ・SQLを用いた開発経験を3年以上 ・VBAを用いた開発経験歓迎スキル・何らかの言語を用いた、基本設計、詳細設計の実務経験 ・PLの経験 |
案件URL | 【VBA】医療システム導入支援の求人・案件 (2024年08月23日 現在) |
案件例②
案件名 | 【VBA】製造スケジュール管理システム開発の求人・案件 |
---|---|
月額単価 | 550,000円/月 |
職務内容 | 製造スケジュール管理システム開発に携わっていただきます。 商談の中で詳しい担当内容についてご説明いたします。 |
求めるスキル | ・Accessのご経験(2年以上)歓迎スキル・FileMaker Proの開発経験 |
案件URL | 【VBA】製造スケジュール管理システム開発の求人・案件 (2024年08月23日 現在) |
上記の案件はあくまでも一例なので、自分のスキルに合わせて案件を探してみてください。
下記の記事でVBAの業務委託について解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
フリーランスのVBAエンジニアになる方法
- 企業でVBAエンジニアの実務経験を積み独立する
- プログラミングスクールでスキルを身に付け独立する
企業でVBAエンジニアの実務経験を積み独立する
1つ目の方法は、企業でVBAエンジニアとしての実務経験を積むことです。
VBAを扱うプロジェクトに参加して実際に問題を解決する経験を積むことでスキルを向上させ、独立の第一歩を踏み出せます。
実務経験を積むことで、クライアントとのコミュニケーションスキルや営業スキルを身につけられます。
フリーランスにとって必須のスキルなので、独立する前に実務経験を経験しておくことは重要であるといえます。
プログラミングスクールでスキルを身に付け独立する
2つ目の方法は、プログラミングスクールで学んでから独立する方法です。
前提として、スクールを卒業してすぐにフリーランスになることは可能ではありますが、あまりおすすめできません。
なぜならフリーランス向けの案件では、応募条件として「実務経験〇年以上」を記載しているものが多いです。
高単価な案件であればあるほどその傾向が強いため、実務経験を積んでいなければ応募すらできず低単価な案件(主に初心者向け)ばかりこなすようになってしまう可能性が高くなります。
どうして実務経験が必要なのかと言えば、フリーランスは即戦力であることが求められるので、VBAのスキルが高いことはもちろんコミュニケーションスキルやビジネススキルも高くなければなりません。
フリーランスとして独立するためには専門性やスキルの高さ、そして信頼性が求められますので、日々の努力と継続的な学習を忘れずに取り組んでください。
VBAエンジニアがフリーランスになるメリット
VBAエンジニアがフリーランスになるメリットについて解説します。
- 案件単価が高い
- 時間の有効活用ができる
- 好きな条件で案件を選ぶことができる
1.案件単価が高い
フリーランスになると単価の高い案件にチャレンジできるようになります。
VBAエンジニア向けフリーランス案件の平均単価は59万円程度なので、年収は708万円ほどです。(レバテックフリーランス公式サイトより引用、2023年7月時点)
平均年収が549万円程度の正社員と比べると、高い報酬が期待できます。(求人ボックス 給料ナビより引用、2023年7月時点)
そのため収入アップにつながり、生活面で豊かになれる可能性が高まるでしょう。
2.時間の有効活用ができる
フリーランスは働く時間の自由度が高いため、時間の有効活用がしやすいというメリットがあります。
フリーランスであれば、平日の昼間に空き時間を作ることや働く日にちを変えることができるので、空いた時間をうまく活用できます。
3.好きな条件で案件を選ぶことができる
数ある求人の中から、自分にあった案件を選ぶことができます。
そのため、以下のような方におすすめできます。
- 相性のいい人と働きたい
- リモートで好きな場所で働きたい
- 自分の強みを活かしたい
- 複数の案件に参画したい
VBAエンジニアがフリーランスになるデメリット
VBAエンジニアがフリーランスになるデメリットについて解説します。
- 生活リズムが乱れる
- 福利厚生が手薄い
1.生活リズムが乱れる
フリーランスは良くも悪くも自由です。
自分のペースで案件を取れるため、案件を取りすぎるとキャパオーバーになるケースがあります。
キャパオーバーになれば食事や睡眠の時間を削る必要すら出てくるため、精神的にも肉体的にも追い詰められてしまいます。
もし体調を崩してしまえばその間の収入をストップさせてしまうだけでなく、クライアントに迷惑をかけてしまうので、無理はするべきではありません。
2.福利厚生が手薄い
フリーランスになると厚生年金から国民年金になり、貰える金額が減ってしまいます。
正社員の時は、企業側が保険料を負担します。しかしフリーランスの場合は全て自己負担になり、健康保険料が上がります。
また、傷病手当金や出産手当金がなくなってしまいます。
フリーランスVBAエンジニアが身につけておきたいスキル
フリーランスVBAエンジニアが身につけておきたいスキルには、下記があります。
- 開発〜保守までの業務経験
- Excel・Accessのスキル
- SQLのスキル
- 他部署との連携・ヒアリング経験
1つずつ見ていきましょう。
開発〜保守までの業務経験
VBAエンジニアの場合、新規システム開発や既存システムの改修・保守の案件が主になります。
ここで注意すべきは、VBAエンジニアとして「開発経験のみ」「保守経験のみ」の経歴では活躍の場が狭まるということです。
フリーランスエージェントで募集されている案件では、内容が開発だとしても「システムの運用・保守経験」を求められることが多いです。
つまり、開発だけでなく運用・保守までの業務経験があれば、募集されている仕事の多くをこなすことができます。
Excel・Accessのスキル
VBAフリーランスエンジニアの仕事は、ExcelやAccessを使った業務効率化・自動化がメインです。
たとえばExcelやAccessを活用し、以下のような業務を行います。
- 請求書自動作成
- メール一括送信
- 簡易データベースの開発
- 検索機能を伴うシステムの構築(在庫管理、発注予約)
そのため、VBAエンジニアとして高単価を目指すなら、高いレベルでExcelやAccessを扱える必要があります。
VBAエンジニアとしてスキルを磨きたい方は、「VBAエキスパート」の取得を目標に学習されると良いです。
上記の資格を取得すると、マクロやVBAにおいてハイレベルなスキルを持っていることを証明できます。
下記のような種類がありますので、ぜひ「ベーシック」から挑戦してみてください。
- Excel VBAベーシック
- Excel VBAスタンダード
- Access VBAベーシック
- Access VBAスタンダード
資格対策をしているパソコンスクールのカリキュラムを参考にすると、最低限必要な勉強時間は、ベーシックで12時間、スタンダードで20時間が目安です。
自主学習も考慮に入れると、合計で50時間以上の学習は想定しておくことをおすすめします。
SQLのスキル
業務系のシステム開発をするには、「SQL(データベースを操作する言語)」の知識が必須です。
データベース周りの知識に乏しいと、業務システム開発の多いVBAエンジニアとして活躍できません。
SQLには以下の3種類があるので、まずは大まかな分類から理解していきましょう。
- データを操作する言語(データ操作言語:DML)
- データを定義する言語(データ定義言語:DDL)
- データベースへのアクセス権の制御や管理をする言語(データ制御言語:DCL)
DML・DDL・DCLのなかでも、下記のSQLはよく利用するので重点的に学ぶのが良いです。
分類 | 主なSQL文 | 処理 |
データ定義言語:DDL | CREATE | 新しいテーブルやビューなどのデータベースオブジェクトを作成 |
ALTER | 既存のテーブルベースオブジェクトを変更 | |
DROP | 既存のデータベースオブジェクトを削除 | |
データ操作言語:DML | SELECT | テーブルからレコードを抽出 |
INSERT | テーブルにレコードを新規登録 | |
UPDATE | テーブルのレコードを更新 | |
DELETE | テーブルのレコードを削除 | |
データ制御言語:DCL | GRANT | ユーザーまたはユーザーグループに対して権限(アクセス権)の付与を行う |
REVOKE | ユーザーまたはユーザーグループに対して権限(アクセス権)の剥奪を行う |
他部署との連携・ヒアリング経験
クライアントの意見や考えを正しく聞き出すヒアリング力があれば、よりクライアントに合ったシステムを開発ができます。
もしヒアリングが足りなければ、業務の途中で修正や方向性の転換を求められることも起こりやすくなるため、お互いにデメリットになります。
フリーランスVBAエンジニアが年収を上げる方法
この章では、フリーランスVBAエンジニアが年収を上げる方法として以下2つの方法を解説します。
- VBA以外の言語やスキルを使いこなす
- 稼げるジャンルのVBAエンジニアになる
VBA以外の言語やスキルを使いこなす
まずは、VBA以外の言語やスキルを習得することです。
また、データベースの知識を身につけることで、データの管理や分析の仕事にも挑戦できます。
継続的にスキルを向上させつつ、新しい技術に積極的にチャレンジすることで、フリーランスVBAエンジニアの年収をアップさせることができるでしょう。
稼げるジャンルのVBAエンジニアになる
また一方で、稼げるジャンルのVBAエンジニアとして稼ぐ方法もあります。
たとえば、金融やマーケティングといった分野ではデータ解析や自動化などにVBAが活用されることが多く、需要も高いです。
ハイレベルなVBAスキルを求められるため常にスキルアップが必要ですが、その分高い単価での案件を獲得することができ、年収アップに繋がります。
フリーランスVBAエンジニアの需要と将来性
結論として、VBAエンジニアは将来性が期待できるといえます。
その理由は以下の通りです。
- Microsoft Office製品のシェアが大きい
- 初心者でも学習しやすいプログラミング言語
- RPAと組み合わせることが可能
特にMicrosoft Office製品のシェアが大きいことが、VBAエンジニアの需要にも影響を与えています。
しかし、見方を変えると「Microsoft Office製品のシェアに依存している」とも考えられるので安心はできません。
フリーランスVBAエンジニアには、以下のような懸念点もあることを頭に入れておくと良いです。
- Googleなど競合の台頭によるOfficeのシェア低下
- ビッグデータ活用に不向き
- PythonライブラリにExcel操作を代替される可能性
Office製品は多くの企業で使われているため、VBAの需要は急には無くならないと考えられます。
とはいえ、競合の台頭・時代の変化・代替ツールの出現など、シェアが下がる可能性はいくらでもあります。
だからこそ、常にVBAの市場動向を考慮する必要があることは頭に入れておきましょう。
仮にシェアがなくなっても、VBAエンジニアとしての業務経験が無駄になるわけではありません。
エンジニアの問題解決能力は、たとえ言語やフレームワーク、ツールなどが変わっても応用が効きます。
業務自動化・効率化の経験は、必ず別の技術分野でも活きるのです。
フリーランスVBAエンジニアに関するよくある質問
VBAのフリーランスについてよくある質問をまとめました。
VBA初心者でもフリーランスになれる?
結論から言うと、VBA初心者からフリーランスVBAエンジニアになるのは、難易度が高いです。
VBA未経験の場合は必要な知識を身につけたうえで企業に入社し、実務経験を積みましょう。
VBA案件を副業でやるのに必要なレベルは?
VBA案件を副業で行うために必要なレベルとして、主に以下の内容を理解しておくのが望ましいでしょう。
- VBAの構文
- 基本的なオブジェクト
- 変数の扱い方
- ExcelやAccessの基本的な操作
- 関数の知識
実務経験やプロジェクトの規模によって求められるレベルは異なりますが、最低限これらの基礎知識とスキルを持っていることが重要です。
VBAエンジニアがやめとけといわれるのはなぜ?
VBAエンジニアがやめとけと言われる理由は、VBAのスキルだけでは市場価値が限定されてしまうことが挙げられます。
VBAはExcelやAccessなどで使われるマクロ言語であり、あくまでOfficeアプリケーション内での自動化やデータ処理に特化したものなので、他のプログラミング言語に比べると汎用性は低くなります。
まとめ
この記事では、フリーランスVBAエンジニアの仕事内容やメリット・デメリット、これからフリーランスになる方法について解説してきました。
VBAでできることは多岐に渡ります。
規模の小さい案件から大きい案件までさまざまなので、フリーランスや副業として携わりやすい言語であるといえます。
営業や総務、経理といった非IT部門の人材がVBAを学ぶことで、VBAエンジニアへの転職も可能です。
フリーランスであれば、高単価な案件だと月単価60万円ほどになるので、時間はかかりますが、フリーランスを目指してみる価値はあるでしょう。
まずは「VBAエキスパート」の資格取得から目指してみてください。
すでにVBAに関連する業務経験がある方は、フリーランスエージェントを活用し、案件を探してみることをおすすめします。
自分では大したことないと思っていても、あなたのスキルを必要としている企業は思った以上に多くあります。