Djangoの案件を獲得するには?案件の単価や将来性について詳しく解説します!
結論、フリーランスのDjangoエンジニアは「エージェント」を利用して案件を探すことで、高単価の案件がみつけられます。
エージェントを使えば、営業や単価交渉などの面倒なタスクを任せられるため、本来の業務に集中できます。
またDjangoは将来性が高く、報酬も安定しているフレームワークの1つです。
適切な案件の探し方とスキルアップの方法が分かれば、月収100万円以上も夢ではありません。
目次
Djangoとは
Djangoはプログラミング言語「Python」のフレームワークです。
フレームワークとは、アプリ開発でよく利用する機能をまとめたものです。
フレームワークを使えば、ログイン機能や管理画面といったWebアプリに欠かせない機能を自動生成できます。
そんなフレームワーク「Django」の特徴は、以下の通りです。
- アプリケーション開発に強い、フルスタックフレームワーク
- シンプルなアプリなら数十分で作れる
- セキュリティや拡張性が高い
- 処理速度が高速
- Pythonフレームワークで最も利用されている
Djangoで作られたサービスには、YouTubeやDropbox、Instagramなどがあります。
【結論】Djangoのフリーランス案件は稼げる?単価・年収相場を紹介
結論からいうと、Djangoのフリーランス案件は稼ぎやすいです。
ここでは以下について解説します。
- 経験年数が増えるほどDjango案件の報酬は上がる
- フリーランス向け案件の単価相場
- 在宅・リモートのDjango案件は現状少なめ
順番に見ていきましょう。
経験年数が増えるほどDjango案件の報酬は上がる
Djangoエンジニアとしての経験年数が増えるほど、単価もアップしていきます。
経験年数 | 年収相場 |
半年〜1年 | 350〜400万円 |
3年 | 600万円 |
5年 | 800万円 |
上記のデータはサラリーマンや派遣契約を含めた平均値なので、フリーランスの年収は高めになると予測できます。
スキルの高さによっては、経験が5年未満でも年収1,000万円以上を稼ぐことも可能です。
フリーランス向け案件の単価相場
2022年4月現在のレバテックフリーランスのDjangoの平均単価は、約80万円です。
案件によっては、最高単価が125万円の案件もあり、月100万円を超える収入を得ることが可能です。
在宅・リモートのDjango案件は現状少なめ
Djangoの案件は、リモートよりも常駐型が主流です。
Djangoは大規模なアプリケーション開発に利用されることがほとんどなので、プロジェクトに携わる人数も多くなります。
そのため完全に個人で動ける案件は、どうしても少なくなってしまうのです。
リモートワークは難易度の高い働き方なので、一定以上のスキルを持っていることが大前提です。
Djangoエンジニアとしての勤務歴が短い人は、まずは常駐型で経験を積むことを優先してみてください。
Djangoの案件獲得にエージェントがおすすめの理由
フリーランスエンジニアがDjango案件を取るなら「エージェント」を使いましょう。
エージェントがおすすめな理由は、主に以下の3つです。
- 営業コストが下がり開発に集中できる
- 高単価案件を受注できる
- クライアントとのトラブルを未然に防げる
順番に見ていきましょう。
理由① 営業コストが下がり開発に集中できる
エージェントを使えば、営業や事務手続きのコストが下がり、本来の業務に割く時間を増やせます。
エージェントは、あなたに合った案件を継続的に紹介してくれるため、仕事が途切れる心配は不要です。
「案件は受注したいけど営業が苦手」「面倒な手続きが多すぎて、開発に集中できない」と悩むこともありません。
なかには、福利厚生や税金面のサポートまでしてくれるエージェントもあります。
理由② 高単価案件を受注できる
エージェントを利用すると、単価が高い案件を取りやすくなります。
実はエージェントには一般には公開されていない「非公開求人」や、大規模なプロジェクト案件がたくさん掲載されています。
またプロのエージェントスタッフが企業に単価交渉をするので、足元を見られて報酬を安く設定される心配もありません。
エージェントを使えば、自分の市場価値に見合った報酬を受け取れます。
稼働日数なども希望に応じて調整できるので、ぜひ利用を検討してみてください。
理由③ クライアントとのトラブルを未然に防げる
下記のような契約トラブルや給料の未払いなど、フリーランスによくあるトラブルを未然に防げます。
- 納品した途端連絡が取れなくなり、給与が振り込まれなかった
- 当初にはなかった追加依頼をされた
エージェントはフリーランスとクライアントを仲介し、二者間のやり取りを円滑に進めてくれます。
余計な交渉の負担が発生しないことで、本来の業務に注力できるのもメリットです。
Djangoエンジニアにおすすめのフリーランスエージェント3選
Djangoエンジニアにおすすめのフリーランスエージェントを、下記の3つに厳選しました。
それぞれ特徴が異なるので、自分の生活や勤務スタイルに合ったものを選択しましょう。
また「公開求人数」とは別に、会員登録することで閲覧できる「非公開案件」が存在します。
レバテックフリーランス
運営会社 | レバテック株式会社 |
公開求人数 | 33,166件 |
Django案件数 | 253件 |
特徴 | 週5の常駐案件がメイン エンド直請案件が豊富 スタッフのサポートが充実 |
マージン率 | 非公開 |
引用:https://freelance.levtech.jp/
2021年12月時点・公式サイトより引用
レバテックフリーランスは、業界最大手のフリーランスエージェント。
求人数やサポートの手厚さ、単価など、さまざまな面でトップレベルのエージェントだといえるでしょう。
レバテックフリーランスの特徴は以下の通り。
- 高単価案件が豊富
- プロのスタッフによるサポートが充実
高単価案件が豊富
レバテックフリーランス会員の平均年収は、2018年7月時点の週5日稼働の場合だと、862万円です。
この高単価の秘密は、エンド直請け案件の多さにあります。
エンド直請けとは、フリーランスとクライアント企業との間に仲介業者がいない案件のことです。
余計な仲介料金が発生しない分、フリーランスが高い報酬を受け取れる構造になっているのです。
ほとんどのエージェントが中間料金を非公開にしているため、エンド直案件の有無はエージェント選びの大切な指標になります。
プロのスタッフによるサポートが充実
レバテックフリーランスのスタッフは、IT業界に精通した正真正銘のプロフェッショナルです。
案件の難易度や必要な技術などを熟知しており、エンジニアの悩みに深く寄り添ってくれます。
悩み相談は電話やメール、希望すればランチ形式で行うことも可能です。
レバテックフリーランスを使えば、フリーランスエンジニアとしての多くの不安を解消できるでしょう。
ITプロパートナーズ
運営会社 | 株式会社Hajimari |
公開求人数 | 4,656件 |
Django案件数 | 80件 |
特徴 | リモートワーク・副業案件が多い 営業以外のサポートも充実 |
マージン率 | 非公開 |
2021年12月時点・公式サイトから引用
- リモートワーク、週1〜2日稼動の案件が多い
- 営業以外のサポートも充実
リモートワーク、週1〜2日稼動の案件が多い
多くのフリーランスエージェントでは、以下のような案件が多いです。
- 週5日稼動の案件
- 常駐案件が多いため、小さく始められない
一方ITプロパートナーズには、リモートOK・週1〜2日から稼動OKの案件がたくさん揃っているので、仕事を小さく始めたい人におすすめです。
営業以外のサポートも充実
ITプロパートナーズには「ITプロトータルサポート」というサービスがあります。
ITプロトータルサポートとは、確定申告や弁護士保険、税理士への無料相談など、フリーランスに役立つさまざまなサポートを受けられるサービスです。
ITプロパートナーズの会員なら、これらのサービスを格安で利用できます。
Midworks
公式サイト:https://mid-works.com/
運営会社 | 株式会社 Branding Engineer |
公開求人数 | 3,865件 |
Django案件数 | 46件 |
特徴 | 保証が正社員並みに手厚い |
引用:https://mid-works.com/projects
2021年12月時点・公式サイトから引用
Midworksの特徴は、保証が正社員並みに充実している点があります。
多くのフリーランスにとって、保証の手薄さと収入の不安定さは悩みのタネでしょう。
Midworksには、そんなフリーランスの悩みを払拭する、充実した保証サポートが揃っています。
- 会計ソフト 「freee」の無料利用(本来月額1,650円)
- 税理士の無料紹介
- 生命保険料半額負担
- 案件が途切れている期間は給与を一定保証
Djangoの将来性について
日本でのDjangoの利用は、海外に比べてまだまだメジャーとはいえません。
国内でWebアプリケーションを開発する際は、RailsやLaravelを使う企業が多いです。
ただDjangoの将来性に関しては、特に心配する必要はありません。
なぜならPythonの需要と人気が、年々上昇傾向にあるからです。
Pythonの需要の高まりを示すデータは、次のようにたくさんあります。
- 「開発者調査2019」で2年連続「世界で最も急速に成長している言語」にノミネート
- 「世界で最も学びたい言語」3年連続1位
- GitHub「The state of the Octoverse 2019」で「最も利用されている言語ランキング」2位
またRailsやLaravel案件が多いのは、Djangoが日本で使われはじめたのが最近であることも関係しています。
この2つの背景から、今のところDjango案件がなくなることはないと推測できます。
引用:
Django案件の具体的な業務内容と案件例
Djangoの業務委託案件の内容は、大きく分けると以下の3種類になります。
- Webアプリケーション開発
- インフラ・サーバー開発
- 法人向けシステム開発
それぞれの具体的な業務内容について、実際の案件をもとに見てみましょう。
Webアプリケーション開発
引用:https://freelance.levtech.jp/project/detail/75858/
※この案件は2022年4時点のものです。現在は掲載終了している可能性があります。
引用:https://freelance.levtech.jp/project/detail/75217/
※この案件は2022年4時点のものです。現在は掲載終了している可能性があります。
Django案件で一番多いのは、やはりWebアプリケーション開発です。
Djangoはフルスタックフレームワークなので、比較的スケールの大きいプロジェクトが多いです。
実装だけでなく、設計から運用まで一貫して行った経験があれば、担当範囲も広がります。
インフラ・サーバー開発
引用:https://freelance.levtech.jp/project/detail/74458/
※この案件は2022年4時点のものです。現在は掲載終了している可能性があります。
インフラやサーバー開発といった、バックエンドのDjango案件も見受けられました。
データベースに関する知識や、AWS環境の構築経験が求められるので、該当する方は積極的に応募することをおすすめします。
法人向けシステム開発
引用:https://freelance.levtech.jp/project/detail/55953/
※この案件は2022年4時点のものです。現在は掲載終了している可能性があります。
引用:https://freelance.levtech.jp/project/detail/55927/
※この案件は2022年4時点のものです。現在は掲載終了している可能性があります。
法人向けの大規模システム開発案件も多いです。
金融システムや企業内のセキュリティシステムの開発など、スケールの大きい案件に携われます。
その分「エンジニアとしての開発経験3年以上」のように、実務経験重視の採用条件が設定されています。
また要件をもとに設計から実装、テストまで対応した経験もあると、重宝されやすいです。
Djangoエンジニアが収入を上げるポイント4選
Djangoエンジニアが収入を上げるために、するべきことを4つ紹介します。
- 上流工程を経験する
- 機械学習の知見を身につける
- マネジメントスキルを磨く
- 周辺言語の知識も身につける
1つずつ見ていきましょう。
上流工程を経験する
上流工程とは、システムの企画や開発計画・設計などのシステムにおける土台を作る工程です。
仕様書などのドキュメント作成ができる人や基本設計から対応できるエンジニアは希少なため、需要が高く、高収入になりやすい傾向があります。
機械学習の知見を身につける
案件によってはデータ分析や画像解析などの知見が必要になる場合があります。
また、応募できる案件が増えるだけでなく、今後の将来性が注目されている分野でもあるため、将来的に役に立つ可能性が高いです。
マネジメントスキルを磨く
プロジェクトのマネジメントやディレクションができるようになると、収入アップに繋がります。
プロジェクトマネージャーは上流工程の仕事だからです。
マネジメントではメンバーの人員・工程管理や、プロジェクトの進行管理など、人を適切に動かす能力が求められます。
しかし、マネジメントスキルは実践のなかでしか身につきません。
まずは正社員としてマネジメント経験を積んでから、独立を目指すのがおすすめです。
周辺言語の知識も身につける
Djangoの知識だけで収入を上げていくのは難しいです。
下記のような言語のスキルも磨き、エンジニアとしての付加価値を身につけましょう。
- JavaScript
- PHP
- TypeScript
また以下のようなフロントエンド・バックエンドのフレームワークやOSを、開発環境に設定している求人も多いです。
あわせて知識をつけておくと、採用担当者の目に留まりやすくなります。
- Vue.js
- React
- Flask
- Ruby
- CakePHP
- Linux
- MySQL
Djangoはフルスタックのフレームワークであるがゆえに、深い知識がなくてもアプリ開発ができてしまいます。
Djangoのフリーランスに関するよくある質問
Djangoのフリーランスについてよくある質問をまとめました。
Django未経験でもフリーランスになれる?
Django未経験の場合は必要な知識を身につけたうえで企業に入社し、実務経験を積みましょう。
Django案件の単価は?
Django案件の平均単価は80万円です!
他の言語やフレームワークと比較したい方は、以下の表を参照してください。
言語 | 平均単価 |
Python | 76万円 |
Java | 68万円 |
PHP | 72万円 |
Ruby | 80万円 |
Swift | 79万円 |
JavaScript | 71万円 |
C++ | 70万円 |
Kotlin | 81万円 |
Go | 81万円 |
VBA | 59万円 |
COBOL | 60万円 |
引用:レバテックフリーランス(2022年9月4日時点の情報です)
フレームワーク | 平均単価 |
React | 77万円 |
Laravel | 72万円 |
Django | 80万円 |
引用:レバテックフリーランス(2022年9月4日時点の情報です)
クラウド | 平均単価 |
AWS | 76万円 |
Salesforce | 80万円 |
引用:レバテックフリーランス(2022年9月4日時点の情報です)
【まとめ】Django案件は稼げる&将来性も高い
ここまでフリーランスエージェントやDjango案件の将来性、内容などについて紹介してきました。
下記がおすすめのエージェントと向いている人の特徴です。
- レバテックフリーランス:週5常駐でガッツリと案件に携わりたい人
- ITプロパートナーズ:在宅勤務や週2〜3日案件を探している人
- Midworks:充実した保証制度により、手堅く安定して稼ぎたい人
各エージェントへの登録は無料です。
会員になることで、通常では閲覧できない非公開求人が見れるようになります。