SEのフリーランス案件事情!求人の特徴や単価相場・スキルなどを解説
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近年、IT業界では、会社を辞めてフリーランスを目指す方が増加しています。
また、副業としてフリーランス案件で収入アップを目指す方も増加傾向にあります。
しかし、実際にどのような働き方があり、いくら稼げるのか、わからないままフリーランスを目指すと不安になりますよね。
そこで、今回はフリーランスSEになるには・フリーランスSEの働き方から年収アップのTipsまで解説していきます。

目次
- 1 フリーランスSE(システムエンジニア)になるには?
- 2 フリーランスSE(システムエンジニア)になるために必要な手続き
- 3 フリーランスSE(システムエンジニア)の働き方
- 4 フリーランスSE(システムエンジニア)のメリット
- 5 フリーランスSE(システムエンジニア)のデメリット
- 6 フリーランスSE(システムエンジニア)の年収はどのくらい?
- 7 フリーランスSE(システムエンジニア)の仕事の探し方
- 8 フリーランスSE(システムエンジニア)におすすめのフリーランスエージェントサイト
- 9 フリーランスSE(システムエンジニア)として安定した仕事を得るためには?
- 10 フリーランスSE(システムエンジニア)に年齢制限はある?
- 11 フリーランスSE(システムエンジニア)のキャリアパス事例
- 12 フリーランスSE(システムエンジニア)で年収アップを狙う方法
- 13 まとめ
- 14 関連記事
フリーランスSE(システムエンジニア)になるには?
ここでは、「フリーランスSEになるには」というテーマで、フリーランスSEになる方法とフリーランスSEに必要なスキルを解説します。
会社員SE5年以上を勤めてから独立
フリーランスSEとして独立するルートとしては、一般的な会社員としてSEの経験とスキルを身につけてからという方がほとんどです。
なかでも、フリーランスSEになるタイミングとして多いのは、会社員SEとして5年以上務めた後です。
一般的に、SE(システムエンジニア)は「開発の上流」、プログラマーは「開発の下流」を担っています。
そのため、フリーランスSEとして独立する際には、システム開発の流れを理解していることが重要です。
フリーランスSEに必要なスキル・経験
システム開発において、システムエンジニア(SE)の仕事は、クライアントからヒアリングを行い、要望を設計に落とし込むことです。
そのため、以下の経験は、会社員時代に身に着けておくことをおすすめします。
- クライアントからのヒアリング
- システム設計
- プログラム完成後のテスト

フリーランスSE(システムエンジニア)になるために必要な手続き
ここでは、会社員からフリーランスSEになるうえで、必要な手続きについて解説していきます。
フリーランスは、個人事業主という扱いになるため、入る保険や年金を変更する必要があります。
フリーランスSEになるために必要な手続きは、以下の4つです。
- 健康保険
- 国民年金
- 開業届
- 青色申告承認申請書

健康保険
会社勤めをされていた方であれば、フリーランスになると「社会保険から国民健康保険」に加入する保険が変更になります。
社会保険の場合は会社が費用の半分を負担してくれていましたが、国民健康保険の場合は自分で全額を負担することを念頭に置いておきましょう。
国民年金
会社勤めをされていた方であれば、フリーランスになると「厚生年金から国民年金」に加入する年金が変更になります。
ご自身で市役所で手続きをする必要がある上、国民年金は加入期間によって異なりますが、1年間で受け取れる満額が決まっています。
国民年金の方が厚生年金よりも少なくなってしまうのが現状です。
開業届
税務署に個人事業主(=フリーランスを含む)となったことを知らせる開業届を提出する必要があります。
青色申告承認申請書
個人事業主となると、確定申告が必要です。
確定申告書には、事前申告が必要な青色申告と、事前申告が必要ない白色申告がありますが、フリーランスとして活動を続けていくのであれば、最大65万円の特別控除や赤字の繰り越しなどの特典を受けられる青色申告を選択することになります。
フリーランスSE(システムエンジニア)の働き方
ここでは、フリーランスSEの働き方について解説します。
フリーランスSEの働き方は主に以下の2パターンです。
- 出向型・常駐型
- 在宅・リモートワーク

常駐型・出向型
常駐型・出向型とは、案件ごとに企業と契約を結び、契約先の企業に直接赴いて業務を行う働き方のことを指します。
1~3ヶ月など、一定期間ごとに契約・更新を行うケースが多く、報酬は契約締結時に定められた期間ごとに支払われることが多いのが特徴です。
常駐型・出向型案件の特徴
常駐型・出向型案件の特徴は、以下の4点です。
- 企業のニーズが高いため、在宅よりも案件が豊富にある
- 大手企業の案件が多く、高単価な案件を獲得しやすい
- 収入が安定しやすい
- 働く環境が定められている一方で、モチベーションを維持しやすい
案件を発注する側の企業は、情報漏洩等のセキュリティ面やマネジメントのしやすさ等の面から、目の届く現場で作業してほしいというケースが多いです。
そのため、在宅型よりも常駐型のほうが、案件数が多く、案件を受注しやすくなります。
リモートワーク・在宅
リモートワーク・在宅型とは、案件ごとに企業と契約を結び、契約先の企業には赴かず、好きな場所から業務を行う働き方のことを指します。
請負契約の場合は成果物、準委任契約の場合は業務遂行に対して報酬が支払われます。
リモートワーク・在宅の特徴は以下の4点です。
- 通勤時間を削減できる
- 自分の好きな場所・時間・服装で業務を進められる
- 仕事と生活の時間を自由にマネジメントできる
- 複数の案件を掛け持ちしやすい一方で、マネジメント能力が求められる
リモートワークでは、自分のライフスタイルに合わせた仕事環境を実現できます。
また、自分のペースで作業を行える一方で、アウトプットベースで報酬が払われるため、ご自身でプロジェクトを管理する必要があります。
フリーランスSE(システムエンジニア)のメリット
ここからは、フリーランスSEのメリットについて解説していきます。
- 自分のペースで働くことができる
- スキル・経験次第で年収アップを狙える
- 好きな働き方を選択できる

自分のペースで働くことができる
フリーランスSEの最大のメリットは、自分で仕事を選択できるという点です。
そのため、納期を守れば、自分のペースで案件を進めることができます。
スキル・経験次第で年収アップを狙える
スキルと経験の裏打ちがあれば、高単価のプロジェクトに参画したり、複数の案件を掛け持ちすることで、年収アップを狙えるかもしれません。
好きな働き方を選択できる
フリーランスSEで、リモートでの働き方を選択すれば、作業だけに集中することが可能です。
一方で、常駐としての働き方を選択すれば、いろいろな職場に参画できるのではないでしょうか。
フリーランスSE(システムエンジニア)のデメリット
ここからは、フリーランスSEのデメリットについて解説していきます。
- 収入が安定しない
- 社会的な信用が低い
- 納税等の手続きを行う必要がある

収入が安定しない
まず、フリーランスSEは自分で案件を取らなければならず、企業に常駐している場合でも契約の更新がされるとは限りません。
また、景気が悪くなったときに、クライアントの意向次第で契約終了が起こりえます。
フリーランスSEの場合は雇用契約ではなく、業務委託契約であるからです。
社会的な信用が低い
フリーランスSEになると、収入が安定しないことから、社会的な信用は低いとされます。

社会保障費の自己負担額が大きい
フリーランスになると、社会保険から国民健康保険に変更になり、ご自身で全額を負担することになります。
また、厚生年金から国民年金になるため、一定金額までしか年金が支給されなくなります。
フリーランスSE(システムエンジニア)の年収はどのくらい?
ここからは、フリーランスSEの案件の単価相場から平均年収まで解説していきます。
フリーランスSEの単価相場
フリーランスSEの案件の平均単価は72万円ほどで、単価相場は60〜80万円です。
レバテックフリーランス(公式:https://freelance.levtech.jp/project/pos-1/)
ニッチなジャンルや技術に精通している、高い技術力を持っているなど、付加価値があれば単価報酬も上がります。

フリーランスSEの平均年収
仮に月の単価を72万円とすると、72万円×12ヶ月=864万円ほどがその年の売り上げとなります。
また、厚生労働省の令和2年賃金構造基本統計調査によると、システムエンジニアの職業全体の年収は690万円となっています。

フリーランスSE(システムエンジニア)の仕事の探し方
フリーランスSEになる上で、仕事の探し方は、以下の3点です。
- フリーランスエージェント
- クラウドソーシングサイト
- 知り合いからの紹介

フリーランスエージェント
エージェントが企業とフリーランスの仲介者になることで、案件の営業代行から事務手続きを任せることができます。

ただ、デメリットとしては、市場の影響をダイレクトに受けるため、自分の市場価値が下がってしまった場合、ほぼ紹介を受けることは難しいと言えます。
クラウドソーシングサイト
エージェントを介さず、顧客とフリーランスSEが直接契約をかわす、「クラウドソーシングサイト」
こちらを使用すれば、顧客から直接案件を受注することができるため、報酬的なメリットも大きいのが特徴となります。
ただ、顧客と直接やりとりするため、営業的な交渉も自分で行わなくてはいけないし、トラブル時の対応で助けとなる人も基本的にはいません。

知り合いからの紹介
コネクションを築いていくのが難しい反面、直接契約をする分報酬が高いというメリットと、トラブルになりにくく、交渉も比較的進めやすいというメリットをあわせもっています。

フリーランスSE(システムエンジニア)におすすめのフリーランスエージェントサイト
ここからは、テーマ別に、フリーランスSEにおすすめのフリーランスエージェントをご紹介していきます。
今回ご紹介するフリーランスエージェントは以下の3つです。
- レバッテクフリーランス(公式:https://freelance.levtech.jp/)
:高単価案件、業界トップの案件数なら! - ITプロパートナーズ公式:(公式:https://itpropartners.com/)
:週2日から、リモートなど働き方を選ぶなら! - MidWorks(公式:https://mid-works.com/)
:正社員並みの福利厚生を求めるなら!

レバテックフリーランス:高単価案件、業界トップの案件数なら
※2022年5月時点・公式サイトより引用/算出 (公式:https://freelance.levtech.jp) レバテックフリーランスの主な特徴としては、以下の3つがあります。 レバテックフリーランスは、高単価案件を数多く取り揃えています。 ※2022年3月時点 レバテックフリーランス公式サイトより引用(公式:https://freelance.levtech.jp) レバテックフリーランスは、案件のほとんどが中間業者を挟まない「直請案件」です。 ※2021年12月時点 レバテックフリーランス公式サイトより引用(公式:https://freelance.levtech.jp) IT人材サービスを多く手掛けるレバテックだからこそ、IT業界に精通したプロのエージェントによるサポートを受けることができます。 レバテックフリーランスの求人の多さは業界最多水準で、公開されている案件だけで37,139 件ありました。 ※2022年5月時点 レバテックフリーランス公式サイトより算出(公式:https://freelance.levtech.jp) 他のフリーランスエージェントと比較しても、以下の職種の案件が最も多いです。 またレバテックで保有する案件のほとんどは、エージェントから直接案内されなければ見ることができない、「非公開求人」です。 非公開求人の中には、機密性の高い大企業の案件や、条件が良く応募が殺到する可能性が高い案件などが多くあります。 そのため公に公開することはせずに、担当者が直接依頼する形をとるため、非公開の求人が多いです。
運営会社
レバテック株式会社
公開求人数
37,140件
マージン率
非公開
対応地域
東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・愛知・福岡
働き方
週2~3案件、リモート案件多数
業界最高水準の案件単価
キャリアコンサルタントによる手厚いサポート
求人数の多さ
エンジニア
37,139 件
デザイナー
536 件
マーケター
55 件
コンサル
285 件
ITプロパートナーズ:週2日から、リモート働き方を選ぶなら
※2022年4月時点・公式ページより引用/算出(公式:https://itpropartners.com/) ITプロパートナーズの主な特徴としては、以下の3つがあります。 ITプロパートナーズ公式サイトより引用(https://itpropartners.com/) ITプロパートナーズで取り扱っている案件の単価は、『直請案件』が多く他のエージェントと比較しても高い傾向にあります。 ※直請案件とは、間に仲介会社を挟まず、直接クライアントと契約している案件のことを指します。 正直ほとんどのフリーランスエージェントが、マージン率を公開していないため、フリーランスの取り分や、単価がいいのかを事前に知ることが難しいのが現状です。 マージン率が非公開でブラックボックス化しているからこそ、過剰な報酬の中抜きが発生していないIT プロパートナーズは魅力的です。 ITプロパートナーズ公式サイトより引用(公式:https://itpropartners.com/) ITプロパートナーズの大きな魅力として、週1~2日から稼働OKの案件が多いという点があります。 他のフリーランスエージェントでは、最低稼働日数は週3・4日〜の案件が一般的で、その多くは常駐案件です。 一方のITプロパートナーズは、リモートの案件も多いので、自身のスタイルに合わせて自由に案件を選べます。 ITプロパートナーズの公開求人数は、エンジニア・デザイナー・マーケターなど幅広い職種で業界最多水準です。 他のエージェントの場合、以下のような特徴があり、デザイナーやマーケターが仕事を取りにくい状況があります。 一方のITプロパートナーズでは、エンジニア以外の職種でも案件数が豊富なため、より自分に合った案件を選べる可能性が高いです。 注意:ITプロパートナーズは週1日から稼働可能な案件の紹介が可能なものの、会社員の方への副業は紹介できません。
運営会社
株式会社Hajimari
公開求人数
5,036件
平均単価
–
マージン率
非公開
対応地域
関東・関西中心
働き方
週1~2日から稼働OK、リモートワークOKな案件が豊富
『直請案件』だからこその高単価
リモート、週1~2日から稼働OKの案件多数
エンジニア、デザイナー、マーケターの案件多数
MidWorks:正社員並みの福利厚生を求めるなら
公式サイト:https://mid-works.com/ Midworksは、IT系のフリーランス向けの案件紹介サービスです。 Midworksの大きな特徴は以下の2点です。 2022年3月時点の求人数ですが、エンジニアの案件が多めです。 ※公式サイト(https://mid-works.com/)より算出 Midworksは、自分に合ったスキルや要望に関連した仕事を紹介してもらうだけではなく、以下のような保証もあります。 登録&相談は無料なので、フリーランスを目指すのであればまず登録しておきましょう。
特徴①:豊富な案件数
エンジニア
884件
アナリスト
14件
Webディレクター
88件
UI/UXデザイナー
54件
特徴②:フリーランスでも正社員並みの保証
フリーランスSE(システムエンジニア)として安定した仕事を得るためには?
フリーランスSEとして安定して収入を得る方法は、以下の通りです。
- ひとつの案件で6ヶ月以上継続する
- 相性のいいエージェントを見つける
- 市場価値の高い業務経験を積む

ひとつの案件で6ヶ月以上継続する
営業活動を行っていく中で、顧客やエージェントから嫌われやすいフリーランスSEの特徴があります。
それは「短期案件が連続している」ということです。
「いや、色々案件選べるからフリーランスになったんだけれど!」という方もいらっしゃるとは思いますが、顧客から見たらそんな経緯は関係ないんですよね。

そこを踏まえた上で、短期案件が続いているフリーランスSEは顧客の目にどう映るでしょうか?
「自分の都合でプロジェクト途中でも放り出してしまうんじゃないか」
「任された業務に対して、スキルが足りてなくて切られてるんじゃないか」
という見られ方をしてしまうわけです。
もちろん、上記のような理由ではなく短期の場合もあるのですが、そのリスクがあるという認識を持たれてしまう時点で、営業活動が不利になってしまいます。
相性のいいエージェントを見つける
フリーランスとして活動を開始したら、まずはエージェントを活用していくとよいと話しましたが、エージェントならなんでもいいかというと、そういうわけではありません。相性の良いエージェントを見つける必要があります。
見る観点としては下記項目があげられます。
- 保有している案件のスキルセット
- サポートの仕方
まず前提として、自分のスキルセットと相性の良い案件を保有していないと意味がないですよね。
見極める手段としては、自分のスキルセットで相性の良い企業を名指しで面談時に、何件かあげてもらうとよいでしょう。

また、サポートの仕方として、手厚くキャリアサポートをしてほしいのか、とりあえずたくさんの案件を紹介してほしいのかによって違ってきます。
前者の場合は、経験豊富かつベテランの小規模エージェントがおすすめで、保有している案件は大手程多くないものの、手厚く柔軟なサポートを得ることが出来ます。フリーランスなりたての方なんかはおすすめですね。
一方で後者の場合は、大手エージェントを活用するとよいでしょう。大手エージェントは保有しているプライム案件の数は多いので、母数の紹介は受けることができるためです。

市場価値の高い業務経験を積む
最後に当然といえば当然なのですが、自分自身のスキルを高め、市場価値を上げていくことが必要となってきます。

これについては現場でフリーランスSEとして働いているだけではわかりませんし、ネット検索しても出るものではありません。
ここで有用になってくるのがエージェントの持っている「情報」です。エージェントの元には1日に数百から数千の案件・人材情報が入ってくるので、現在の技術トレンドについてとても敏感です。

フリーランスSE(システムエンジニア)に年齢制限はある?
ここでは、フリーランスSEの年齢について解説していきます。
フリーランスSEには、「定年」といった概念が存在しないため、年齢制限はないというのが答えになります。
しかし、案件を発注する側の企業が年齢を限定している場合が多く、20代~30代をピークに、50歳以降は案件を非常に受けにくくなるのが現状です。
理由は以下の2点です。
- 案件に年齢制限が設けられている
- トレンドのスキル不足

案件に年齢制限が設けられている
案件を発注する企業側が年齢制限をしているときには、仕事量が多く、体力を要する場合が多いです。
プロジェクトメンバーが若い年代で構成されおり、コミュニケーションやマネジメントのしやすさの観点から年齢制限が設けられている場合もあります。
トレンドのスキル不足
IT業界では、最新のスキルを日々アップデートしていかなければなりません。
日々のスキル習得における努力は年齢を問いませんが、年齢とともに習得のスピード自体に差が出てしまうのは否めないのかもしれません。
フリーランスSE(システムエンジニア)のキャリアパス事例
フリーランスSEとして独立したはいいものの、シニア世代になってからのキャリアはどう描いていけばよいのか?
漠然と過ごしていては気づいたら仕事がない、といった状況にもなりかねません。
今回は、フリーランスSEからのキャリアプランについて、以下の4つを解説します。
- コネクションで案件を受注し続ける
- 自分でビジネスを立ち上げる
- 早期リタイアする
- 一定年齢で正社員に戻る

コネクションで案件を受注し続ける
まず、一番シンプルな方法として、コネクションを増やしていき、案件を受注し続けるという手段があります。
エージェントを活用して案件を獲得する方法だと、先に述べた通り50歳をむかえたタイミングで、年齢制限の壁にあたり、案件の紹介を受けにくくなってしまいます。
一方で、コネクションを開拓出来た場合、年齢制限の影響を非常に受けやすい「書類選考」というフェーズをスルーできるので、50歳以降も安定して案件を受注し続けることができるわけです。
現在、50歳以降も活躍しているエンジニアの方は、このパターンが非常に多いです。

自分でビジネスを立ち上げる
スキルに関わらず、安定して収入を得ることができる手段が、この「ビジネスを立ち上げる」という方法です。
フリーランスSEのキャリアと言えるのか?と突っ込まれるような気もしますが、フリーランスSEも「事業主」なので、立派な戦略だと私は思います。
具体的には、「オンラインサロン」を立ち上げたり、EC事業に手を出してみたり、アフィリエイトのサイトを運営して収益を上げたり、自分の「プログラミングスキル」を生かしているケースが比較的多いです。

早期リタイアする
最近、話題になっているのがこの早期リタイアの選択肢です。
界隈では「FIRE(Financial Independence, Retire Early)/経済的な自立を得て、早期に退職しよう」と呼ばれていたりします。
これはどういうことかというと、一定の資産を運用し、毎月の生活費をその運用利益でまかなえるようにして、働かなくても生活できる状態を指しています。
具体的には「年間支出の25倍」の資産を形成できれば、FIREをスタートできると言われていて、年間の支出を抑えることができれば30歳でFIREを実現できたという方も中にはいらっしゃいます。
フリーランスSEは他職種に比べて、若い頃から多くの収入を得ることができるため、早期の資産を増やすことができます。

一定の年齢で正社員に戻る
最後の方法としては、正社員に戻ってしまうことです。

フリーランスとして独立して、自由を目指し、コネクションの開拓を頑張ったり、ビジネスを立ち上げてみたり、FIREを目指したり、色々試してうまく行かなかったときは、この選択肢を取るしか無いでしょう。
ちなみに、フリーランスSEとしての生活を諦め、正社員に切り替えるタイミングも非常に重要で、40代後半、50歳目前のタイミングでは遅いです。
30代まで、もしくは遅くても40代前半までに正社員への転換は完了させておく必要があるでしょう。

フリーランスSE(システムエンジニア)で年収アップを狙う方法
フリーランスSEで年収を上げる方法は以下の通りです。
- トレンドのスキルを習得する
- 現場の単価を交渉する
- サブの収入源をつくる

トレンドのスキルを習得する
フリーランスSEとして年収を上げていくために、絶対に欠かせないのはトレンドのスキルを習得することです。
フリーランスSEの強みは自分の裁量で仕事内容を選べることですが、市場価値が高くないと必要とされるシーンが少なくなってしまいます。
そのため、以下の3つの工程が重要となってきます。
- トレンドのスキルを把握する
- 個人で学習を進める
- 実務経験を積める案件を探す
1つ目のトレンドのスキルを把握するという部分については、先にもお伝えした通り、エージェントを活用するとよいでしょう。

知り合いづてに探していけば、見つかる可能性は高いですし、フリーランスエンジニア界隈は横のつながりが深いので、チャンスはあるかと思います。
更に知り合いづてに探していくことのメリットとして、そのまま実務経験が積める仕事を受注できる可能性が高くなる、ということもあります。
基本的に今まで自分が経験したことがない技術は、フリーランスSEとして案件を受注することは難易度が高いですが、コネクションを使う場合は全く話が変わってきます。
もし、メンターになってくれたエンジニアが関わりのある現場で、仕事の募集があった際、メンターの立場からすると、自分が技術を教えたエンジニアなら安心して紹介することができますよね。
現場の単価を交渉する
2つ目に現場の単価を交渉する方法があります。
これは同一の現場に長く参画し続ければし続ける程、成功しやすい方法です。
理由としてはシンプルで、同じ現場で働き続ければ、汎用的なスキルが磨かれるだけではなく、現場で扱っているシステムの仕様への理解が深まったり、仕事の進め方、業種への知識がつき、「参画先の企業」から見たときの市場価値が高まっていくためです。

実際、参画した後に単価交渉が行われるタイミングとして多いのは、7ヶ月目(6ヶ月参画後)です。

サブの収入源をつくる
最後はサブの収入源を作ることです。
ここについては、特にフリーランスSEとして稼ぐ、ということにこだわる必要はなく、ECでも金融商品等なんでも構いません。

例えばEC事業をサブの収入源として形にすることができれば、次は金融に手を出せばさらに収入を増やすことができます。
50歳以降のキャリアを考える上でも、早めになにかしたらのサブ収入源をつくるアクションはとっておくとよいでしょう。
まとめ
フリーランスSEになるにはというテーマから、フリーランスSEの働き方、年収アップのTipsまで解説しました。
今回ご紹介した、フリーランスエージェントは以下の通りです。
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