バナー作成で副業するには?案件の獲得方法を徹底解説します!

デザインの経験がある方におすすめの副業がバナー作成です。
バナー作成は1案件あたりにかかる時間も少ないうえに、できる案件数が豊富なので、難易度も低いです。
今回はバナー作成で副業をしたい方向けに、副業バナー作成の案件例や単価相場、必要なスキル、案件の探し方、収入アップのコツをご紹介します。
目次
バナー作成が副業に向いている理由
バナー作成は、デザインスキルを持っている方にうってつけの副業です。
その理由は以下の3点です。
- スキマ時間で働きやすいから
- 在宅・リモートワーク案件が豊富だから
- 難易度が高くないから
スキマ時間で働きやすいから
1枚のバナーを作成するのに、ある程度経験を積めば1~3時間ほどでデザインできます。
- 時間をかけなくてもできる
- 面倒なクライアントワークも必要ない
- 単発で稼働できる
これらの理由から、バナー作成の副業はスキマ時間で稼働しやすいです。
慣れたら夜寝る前の数時間で、1枚バナーを作ることもできそうです。
在宅・リモートワーク案件が豊富だから
バナー作成時にどこかに出向いて打ち合わせをすることもないため、在宅・リモートワーク案件が豊富なのもおすすめなポイントです。
要件定義時もテキストでのコミュニケーションがメインなので、オンライン会議もほとんどありません。
またデザインスキル一本で勝負できる仕事なので、コミュニケーションが苦手な方でも、実力を目一杯発揮できます。
時間や場所に縛られずにできる副業は続けやすいので、「長く副業をしたい」と思っている方は要チェックです。
難易度が高くないから
バナー作成はデザインソフトを使えればすぐにできるので、難易度が高くありません。
Webデザインのようにコーディングスキルやサーバーに関する知識も必要ないので、デザインの経験が浅くてもすぐに挑戦できます。
そしてデザインスキルに自信がなくても、SNSやWebマーケティングでうまく集客できれば、すぐに案件に取り掛かれます。
もちろんデザインスキルが高い人は、継続的に案件をもらえたり、より集客できたりするので、積極的にスキルアップを目指しましょう。
副業バナー作成の案件例
実際にバナー作成の副業には、どのような案件があるのでしょうか。
大きく分けて2種類の案件があります。
- 新しいバナーの作成
- 既存バナーの修正
新しいバナーの作成
副業バナー作成の案件で最も多いのが、新しいバナーの作成です。
- ブログ・SNSのヘッダー
- 集客用バナー
- 既存客向けの告知バナー
さまざまなバナーを作るために、要件定義からバナーサイズの決定、デザインテイストの選定を顧客と一緒にします。
決めた要件に基づき、PhotoshopやIllustratorを用いてデザインを進めます。
既存バナーの修正
バナー作成の仕事には、過去自分が制作した既存バナーの修正も含まれます。
- 文言の修正
- 写真の差し替え
- デザインの変更
5分でできる簡単な修正から、デザインそのものを一新するような修正もあります。
修正単価を最初に決めておかないと、永遠に終わらない修正に消耗してしまいます。
副業を始める前に、他のデザイナーの単価を参考にしながら修正単価も決めておくのがおすすめです。
副業バナー案件の単価相場
副業バナー案件の単価相場は、どのようなデザイナーがどのようなバナーを作るかによって大きく変わります。
バナー1枚あたりの単価相場を、以下にまとめました。
初心者 | 中級者 | 上級者 | |
Twitterのヘッダー |
¥1,000 | ¥3,000 | ¥8,000 |
ブログのヘッダー |
¥2,000 | ¥6,000 | ¥10,000 |
集客・告知バナー |
¥2,000 | ¥6,000 | ¥10,000 |
LPヘッダー(ファーストビュー
|
¥5,000 | ¥10,000 | ¥20,000 |
DAINOTE調べ
サイズの小さいバナーであれば、難易度も低い分、単価も安めです。
逆にLPヘッダーのように大きなバナーであれば、それなりのデザインスキルが必要になるので、単価は上がりやすくなります。
初めて副業をする方は、Twitterやブログのヘッダーなど、短時間でサクッとできる案件から挑戦することをおすすめします。
副業バナー作成に必要なスキル
副業バナー作成は、それほど難易度の高いスキルは必要ありませんが、どのようなスキルがあれば挑戦できるのでしょうか。
- Photoshop
- Illustrator
- デザインスキル
- マーケティングスキル
Photoshop
バナー作成に挑戦したい人が、最初に身につけるべきスキルは「Photoshop」です。
写真の加工はもちろん、Web上で表示されるバナーを作成することができるデザインソフトです。
Photoshopを完全マスターするには相当の時間が必要ですが、副業でバナー作成をするだけなら1~2ヶ月ほど勉強すればOKです。
Illustrator
IllustratorはPhotoshopと同じくデザインソフトですが、主にロゴや紙媒体を作成するときに使用するものです。
Illustratorを使えると、バナーに使う文字やオブジェクトをおしゃれに加工できるので、デザインの幅が広がります。
まずはPhotoshopを習得し、余裕ができたらIllustratorにも挑戦しましょう。
デザインスキル
デザインスキルも、バナー作成に欠かせないスキルです。
かっこいい、かわいい、スタイリッシュなど、さまざまなテイストをデザインで表現できるようになると、案件の幅も広がります。
デザインスキルは書籍だけでなく、ブログやSNSでも勉強することができるので、普段から情報の収集をしましょう。
マーケティングスキル
マーケティングスキルがあると、集客に活かせます。
SNSやブログ集客に関する書籍を読むだけでも、勉強になります。
特にTwitterは手軽に始められて、インプレッションが集まりやすいSNSなので、まずは運用しながら経験を積むのをおすすめします。
発信することがない方も、日々積み重ねたことや受注した案件を紹介するだけでもOKです。
副業バナー作成の案件の探し方

バナー作成案件は、探す場所によって単価や仕事内容が変わります。
- クラウドソーシングで探す
- エージェントで探す
- SNSで営業する
今回は、上記3つの探し方について、詳しく解説します。
クラウドソーシングで探す
1つ目におすすめなのは、クラウドソーシングサイトで探すことです。
これらのサイトはクラウドソーシングサイトと呼ばれ、バナー作成以外にも、記事執筆やプログラミング、アンケート回答などの仕事ができる人を募集しているサイトです。
クラウドソーシングサイトのメリットは、以下の2点です。
- 案件数が豊富なので、すぐに仕事に取りかかれる
- バナー作成以外の案件にも挑戦できる
エージェントで探す
2つ目におすすめなのが、エージェントで探すことです。
案件受注や契約周りの事務作業、単価交渉などをあなたの代わりにエージェントが行ってくれるため、業務に集中できるのが嬉しいポイント。
さらにエージェントが紹介する案件は比較的単価も高いため、副業でもガッツリ稼ぎたい方は、エージェントの利用をおすすめします。
おすすめのエージェントは、以下の2つです。
どちらのエージェントも実績と知名度が抜群で、安心して利用できます。
レバテッククリエイターの方がクリエイティブ案件が多めなので、バナー作成に絞って副業ができます。
レバテックフリーランスは、クリエイティブ案件はもちろん、ディレクションやプログラミング、エンジニア案件もあるため、幅広い分野で案件を探せます。
SNSで営業する
SNSで営業する
3つ目におすすめなのがSNSでの営業です。
TwitterやInstagramを利用して、バナー作成案件を受注する方法です。
さまざまなハッシュタグを利用したり、個人事業主とSNS上で仲良くなったりすることで、バナー作成案件をもらえることがあります。
またSNSマーケティングやブランディングを意識した発信をすることで、無理な営業をしなくても案件を受注できます。
バナー作成の副業探しにおすすめのサービス
バナー作成の案件を探す場合は、以下の4つのサービスがおすすめです。
ITプロパートナーズ
公式サイト:https://itpropartners.com/

運営会社 | 株式会社Hajimari |
公開求人数 | 5,036件 |
平均単価 | – |
マージン率 | 非公開 |
対応地域 | 関東・関西中心 |
働き方 | 週1~2日から稼働OK、リモートワークOKな案件が豊富 |
※2022年4月時点・公式ページより引用/算出(公式:https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズの主な特徴としては、以下の2つがあります。
- 『直請案件』だからこその高単価
- リモート、週1~2日から稼働OKの案件多数
『直請案件』だからこその高単価
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズで取り扱っている案件の単価は、『直請案件』が多く他のエージェントと比較しても高い傾向にあります。
※直請案件とは、間に仲介会社を挟まず、直接クライアントと契約している案件のことを指します。
正直、ほとんどのフリーランスエージェントがマージン率を公開していないため、フリーランスの取り分や単価がいいのかを事前に知ることが難しいのが現状です。

マージン率が非公開でブラックボックス化しているからこそ、過剰な報酬の中抜きが発生していないIT プロパートナーズは魅力的です。
リモート、週1~2日から稼働OKの案件多数
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(公式:https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズの大きな魅力として、フルリモートで週1~2日から稼働OKの案件が多くあるという点があります。
他のフリーランスエージェントでは、最低稼働日数は週3・4日〜の案件が一般的です。
その点、ITプロパートナーズは週1~2日〜稼働OKの案件やリモートの案件が多いです。
バナー制作は、週1日からOKの案件もありましたが、Webデザインやクリエイティブディレクターまで任せられる募集が多かったです。(2022年4月25日時点)
そのため、「まずは副業的にフリーランスの仕事を始めてみたい」という方必見のエージェントとなっています。

注意:ITプロパートナーズは週1日から稼働可能な案件の紹介が可能なものの、会社員の方への副業は紹介できません。
クラウドテック
クラウドテック公式サイトより引用:https://crowdtech.jp/
クラウドテックとは、Web系フリーランス向けのエージェントサービスです。
クラウドテックを利用するメリットは、以下の2点です。
- 88%がリモート案件
- 継続率90%で長期的に働ける
88%がリモート案件
クラウドテックで扱う案件の88%がリモートなので、働く場所を問わずに仕事をしたい方にぴったりです。
クラウドテック公式サイトより引用:https://crowdtech.jp/
※現在は募集が終了している場合もございます。
バナー作成を含めたデザイン案件は、フルリモートで稼働する案件も多く、中には週2・3日稼働でOKなものもあります。
エージェントを通すと大手有名企業の案件にも挑戦できるので、単価も高めです。
継続率90%で長期的に働ける
クラウドテックでは案件継続率が90%(クラウドテック公式HPより)なので、長期的に稼働できます。
フリーランスのデメリットに案件が途切れやすいことが挙げられますが、継続的に稼働できると精神的・経済的にも安心できます。
クラウドテック公式サイトより引用:https://crowdtech.jp/
案件紹介のためのヒアリングから、単価交渉、契約時のトラブル対応など、クラウドテックが全面的にフリーランスをサポートしてくれるのも助かります。
クラウドワークス
クラウドワークス公式サイトより引用:https://crowdworks.jp/
クラウドワークスは、知名度・実績トップクラスのクラウドソーシングサービスです。
クラウドワークスを利用するメリットは、以下の2点です。
- バナー作成以外の案件にも挑戦しやすい
- 在宅で完結できる
バナー作成以外の案件にも挑戦しやすい
クラウドワークス公式サイトより引用:https://crowdworks.jp/
クラウドワークスには200種類以上の仕事があります。
バナー作成はもちろん、ホームページ制作や、記事執筆、データ作成などさまざまな経験を積むことができます。
案件数も多いので、今すぐに取りかかれる仕事も見つけることができます。
在宅で完結できる
クラウドワークスで仕事に挑戦する場合は、案件応募から契約、稼働から報酬支払いまで、全てオンラインで完結させることができます。
家庭や健康の事情で外出できない方や、本業が忙しい方は、クラウドワークスでオンライン副業をスタートさせるのがおすすめです。
在宅で仕事をする分、お客様との信頼関係構築を心がけましょう。

ランサーズ
ランサーズ公式サイトより引用:https://www.lancers.jp/
ランサーズは、日本最大級のクラウドソーシングサイトです。
ランサーズを利用するメリットは、以下の2点です。
- 副業もOK
- お客様から選ばれることも可能
副業もOK
フリーランスエージェントでは、会社員勤めではないフリーランスしか登録できないものもありますが、クラウドソーシングサイトであれば、副業でもOKです。
ランサーズももちろん副業OKなので、本業がある方も安心して利用できます。
もちろんフリーランスも利用OKなので、副業が育ってきたらフリーランスも視野に入れられます。
お客様から選ばれることも可能
ランサーズ公式サイトより引用:https://www.lancers.jp/
ランサーズでは、自分から案件に応募することはもちろん、お客様からスカウトされて案件をもらうこともできます。
プロフィールやポートフォリオを作り込み、ランサーズ内である程度実績を積めば、無理な営業をしなくてもどんどん案件がもらえるかもしれません。
案件の順番待ちになるほど人気なクリエイターになるためには、ブランディングスキルを磨くのがおすすめです。
バナー作成の副業で収入アップするコツ
バナー作成である程度案件をもらえるようになったけど、単価を上げてもっと効率的に稼ぐにはどうすれば良いでしょうか。
おすすめは、以下の3つを心がけることです。
- マーケティングスキルを身につける
- 図解・イラスト作成スキルを身につける
- 広告運用スキルを身につける
マーケティングスキルを身につける
WebマーケティングやSEO・SNSの知識が身に付くことで、集客に役立てることができます。
より広範囲のお客様にアプローチすることにより、顧客数の増加や案件単価のアップを狙うことができます。
また知識や経験を積み重ねることにより、マーケティングの案件の受注も可能です。
図解・イラスト作成スキルを身につける
主にTwitterでよく使われる図解・イラスト作成ができると、収入アップが見込めます。
ただ図解・イラスト作成ができるだけでなく、より分かりやすい図解やユーザーに刺さるイラストが描けるクリエイターは、需要が高いです。
図解・イラスト作成は、どちらもトレンドスキルなので、常に今どんなものが流行っているのか、アンテナを張っておきましょう。
広告運用スキルを身につける
広告運用スキルを身につけるのも、収入アップにつながります。
SNS広告であれば個人で出稿できるので、集客に活用できます。
広告運用スキルは、書籍やブログ以外にもスクールで専門的に学べるので、気になる方は以下のスクールをチェックしてみましょう。
未経験者がバナー作成の副業を受注するまでのステップ
未経験者がバナー作成の副業を受注するまでには、主に4つのステップがあります。
- 必要なスキルを学ぶ
- 実際にバナーを作成してみる
- 副業案件を探して応募する
- 高単価案件を受注するには:デザイナーの実務経験を積む

必要なスキルを学ぶ
まずは、バナー作成をするために必要な以下のスキルを身につけましょう。
- Photoshop
- Illustrator
- デザインスキル
- マーケティングスキル
これらのスキルは基本になりますので、ご自身が現在十分なスキルが身に付いているのかセルフチェックすることが大切です。
一方で、まだ足りないスキルは独学またはプログラミングスクールで学ぶことができます。
独学のメリット
- 費用を抑えることができる(本やYouTubeなどを活用)
プログラミングスクール学習のメリット
- 現役デザイナーから直接学べる
- 同じ未経験者の仲間と出会えて互いに学びあえる
- 短期間でスキル習得ができる
ご自身の集中力と学習法に自信がある方は独学でも良いと思いますが、遠回りして勉強してしまう可能性があります。
そして、結果的に余分なお金と時間のコストがかかってしまう場合があるため、注意が必要です。
一方で、短期間で確実にスキルが身に付けたいという方には、プログラミングスクール学習をおすすめします。
プロの先生がついているので、わからないこともすぐに質問できて挫折しづらいです。

実際にバナーを作成してみる
スキルを学んだら、次は実際にバナーを作成してみてスキルを実践していきましょう。
できるだけ早くスキルアップするためには、経験の数を積んでおくことが大切です。

バナーの目的・ターゲットを明確にする
ただ自分の好きなデザインやキャッチコピーを並べるのでは、バナーの意味がありません。
「何が目的で、誰に向けて、どんなアクションを起こして欲しいのか」を明確にすることが重要です。
なぜなら、このバナーの目的とターゲットによって、デザインやキャッチコピーなどが変わってくるからです。

ラフ案の作成
バナーの目的とターゲットが決まったら、次はラフ案を作成しましょう。
ラフ案では以下の3つについて考えるといいですよ。
-
- 文字をどこに配置するか
- どんなパーツを使うか
- キャッチコピーはどうするか
ラフ案では具体的にバナーの全体像やデザインを練り込んでいきましょう。

バナーの作成
実際にバナー作成ソフトを使って、バナーを作成していきましょう。
案件に応募する際は、過去に作成した作品(ポートフォリオ)の提示を求められる場合があります。
このポートフォリオは自分のスキルを証明するために役立ちますので、できるだけたくさん作成してストックしておくのが重要です。

副業案件を探して応募する
未経験者の場合は、クラウドソーシング型の案件サイトを活用するのがおすすめです。
エージェント型の案件サイトもありますが、ほとんどの場合は実務経験者のみの募集になるため、未経験者は応募ができません。
一方で、クラウドソーシング型の案件サイトでは、基本的にはバナー作成以外にも未経験者OKの案件が豊富なので、実践を重ねるには良いですよ。
弊社がおすすめするクラウドソーシング型の案件サイトは以下の二つです。
これらの二つは知名度もあって、案件数も豊富なので安心して活用できます。
また、クラウドソーシングサイトで納品した案件は実務経験にはカウントされないため、注意が必要です。
あくまでも、ご自身のスキルアップのために活用するといいでしょう。
高単価案件を受注するには:デザイナーの実務経験を積む
副業で高単価案件を受注するには、実務経験を積んで、エージェント型の案件サイトで応募できるようになるのがおすすめです。
エージェント型の案件サイトですと、大体30万円〜90万円の案件がありました。(2022年4月25日時点、ITプロパートナーズより)

もし、バナーデザインをきっかけにWebデザインにも興味を持ったら、Webデザイナーへ転身するのもありでしょう。
そして、Webデザイナーとしての実務経験を積んで、エージェント型の案件サイトで高単価案件を狙いにいくのがいいですね。
まとめ
バナー作成で副業をするのはそれほど難しくないため、今からできそうなことがあればすぐに実践しましょう。
また高単価・高収入を狙いたい方は、エージェントを利用したり、他スキルを掛け合わせたりすることも可能です。
