機械学習でできることは?Pythonや学習方法についても紹介!
≪本気でAIを学びたい人におすすめのプログラミングスクール≫
・キカガク:最大70%!給付金をもらってAI人材を目指したい方向け
・Aidemy:Python特化型AI学習したい方向け
この記事を読んでわかること
- 機械学習で何ができるのか
- 機械学習で用いられる言語
- 機械学習を勉強していく方法
最近、AIとか機械学習とかディープラーニングとかよく耳にします。
とはいっても、
- 具体的に、機械学習はどんなところで使われているのかわからない
- どんな勉強をしたら機械学習できるようになるんだろう?
と思う方も多いと思います。
そこで、今回は、普段プログラミングに触れていない人にもわかりやすいように機械学習でできることと学習方法をまとめてみたいと思います。
それでは早速、機械学習できることについて解説していきます。
目次 (PRも含まれます)
機械学習で顔の認識・分類ができる
AIにたくさんの画像を学習させることで、AIが学習結果を元に「これはあの画像だね」と認識できるようになります。
1. 顔認識スケベAI「スケベ博士」
https://twitter.com/never_be_a_pm/status/976360062758174720?s=20
僕は以前、Lineで女性の画像を送るとその女性に似ている人物を返してくれるAIアプリ「スケベ博士」を作りました。
このアプリではスクレイピングという技術で取得した女性の名前と画像をMicrosoft Azure Face APIという顔認識できるAPIに学習させています。
アプリの全体の流れとしては、
- 女性の画像URLをLineで送信
- Google App ScriptでURLを受信し、女性の名前と画像を学習済みのMicrosoft Azure Face APIに投げる
- 合致した女性の名前が返ってくるので、Google App Script経由でその女性の情報を取ってくる
- 取ってきた情報をまたLineに返す
という形になっています。
機械学習を用いることでこのような AIアプリを作ることもできます。
機械学習でテキストの認識ができる
機械学習を用いて、画像からテキストの検出・抽出ができます。
1. 文字起こしくん
https://twitter.com/never_be_a_pm/status/988774430263336961?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E988774430263336961%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_c10&ref_url=https%3A%2F%2Fqiita.com%2Fmikan3rd%2Fitems%2Ff0b6ff57dbcedc79a22d
僕は以前、Lineで画像を送信すると、その画像内の文字を起こして返してくれるLine bot アプリ「文字起こしくん」を作成しました。
こちらのアプリでは、Google Cloud Vision APIというGoogleが提供している機械学習サービスを活用して作成しています。
このVision APIでは、トレーニング済みの機械学習モデルを使用して、対象の画像から情報を取得できます。
今回はそのうちの画像からテキストを検出・抽出できる機能を使用して、
- Lineでテキスト画像を送信
- Google App Script経由でVisino APIに画像データを送信
- Vision APIで 画像からテキストを抽出
- 抽出したテキストをGoogle App Script経由でLineに返す
という流れでアプリを作成しています。
Google Cloud Vision APIは他にも画像に関する機械学習モデルを使用して、
- 画像内の動物や乗り物をカテゴリ別に分類
- アダルトコンテンツや暴力コンテンツなど不適切なコンテンツの検出
- 画像内の顔の検出
- 商品のロゴの検出
ができたりします。
機械学習でいろんな予測ができる
過去のデータをとってきてそれをAIに学習させれば、将来の予測をしてくれるなんてこともできちゃいます。
ここでは2つ事例を紹介しておきますね。
- 未公開の映画の興行収入が予測できる
- 検索履歴や閲覧履歴からレコメンデーションしてくれる
未公開の映画の興行収入が予測できる
海外では、AIが未発表の映画の興行を予測しています。
ハリウッドにある大手映画制作会社が、未公開の映画の脚本9本を学習済みのAIに読み込ませ、各映画の興行収入を予測させました。実際の結果と、AIが予測した結果を比較したところ、9本中6本予測が的中していました。
検索履歴や閲覧履歴からレコメンデーションできる
みなさんがよく利用しているであろうサービスにも機械学習は利用されています。例えば、
- YouTure
- Amazon
のようなサービスのおすすめ機能は検索履歴や閲覧履歴から学習しています。
その学習結果からあなたが好みそうなコンテンツを予測・提案しているわけです。
機械学習ができるプログラミング言語とは?
では、機械学習で使われる言語は何 でしょうか。一番メジャーなのは、Pythonです。
1. python
機械学習で使われるプログラミング言語のうち、最も使われているのはPythonです。
2. なぜPythonが使われているの?
Pythonを機械学習で使うと何が嬉しいのかというと、
- 文法がわかりやすく、比較的学習しやすい
- ライブラリが最先端で豊富
- 開発コミュニティが盛ん
という理由があります。
ちなみにPythonは機械学習だけではなくて、
- ネット上のデータを簡単に取得できるスクレイピング
- エクセル業務の自動化
- データの分析
などができます。
なので、エンジニアではない僕もかなり重宝しています。
Python本当に便利だ。
・毎日の自分の記事の検索順位を自動取得してSlackに通知
・Web上のデータを抜き出して、営業顧客リストを毎日自動作成
・ツイッターでインフルエンサーのRTが多いツイートを自動取得してCSVにダウンロードしてデータ分析マーケターが使えると超いいね。
— DAI (@never_be_a_pm) July 21, 2018
機械学習ができるPythonを勉強する方法は?
ちょっとした業務の自動化から機械学習まで何かと便利なPythonですが、
- ちょっと機械学習学んでみたいなぁ
- どんなコードで学習させるか知りたい
- いろいろ便利そうだからPython勉強してみたい
という人はまずは以下の3つ学習サービスを利用してみるのがおすすめです。
- Progate:Pythonの基礎をこれから学びたい人向け
- PyQ:Pythonに特化した学習サービスで、基礎から機械学習を学びたい人向け
- Udemy:豊富な教材で機械学習について学習したい中級者〜上級者向け
Progete:Pythonの基礎をこれから学びたい人向け
Progateは初心者に圧倒的に易しいプログラミング学習サービスです。
Progateがおすすめの理由として、
- 実際にブラウザ上にコードを書きながら、学習できる
- わかりやすくまとめられたスライド形式で学習できる
という点があります。ですので、
- プログラミングにあまり触れたことがないけど、Pythonを勉強してみたいという人
- まずはPythonの基礎から学習していきたい人
は、まずはProgateから学習を進めていくことをおすすめします。
PyQ:Pythonに特化した学習サービスで、基礎から機械学習を学びたい人向け
PyQはPythonに特化したWeb学習サービスです。PyQでは、
- Pythonを利用したデータベースの設計
- PythonのwebフレームワークであるFlaskやDjango
- Pythonを使った機械学習や統計分析
などが網羅的に学ぶことができます。
ですので、Pythonの基礎的な文法がわかるようになってから、さらにステップアップしたい方にはおすすめです。
Udemy:豊富な教材で機械学習について学習したい中級者〜上級者向け
ProgateとPyQでPythonをある程度学習してきたら、Udemyの機械学習コースを受講してみるのもおすすめです。
Udemyは、少し解説が難しいですが、コンテンツ量は豊富で、中級者から上級者向けの学習サービスになっています。
Udemyのメリットしては、
- 30日間の返金保証制度
- 直接講師に質問できる
- コンテンツの量が豊富
- セールが頻繁にあり、価格が安い
ということが挙げられます。
上級者は公式ドキュメントがおすすめ
公式ドキュメントは前提知識が多く求められ、難易度はかなり高いですが、一番正確な知識が身につきます。
ですので、Pythonを極めたい!という方はトライしてみると良いでしょう。
PythonやPythonの機械学習ライブラリのチュートリアルは、
などです。これらのチュートリアルはかなり難しいので、他の人のチュートリアル記事を参考に学習していくのが良いでしょう。
Pythonの学習方法はこちらで詳しく解説しています。
独学で機械学習エンジニアになれるの?
簡単な機械学習AIを用いたアプリ作成であれば、頑張れば独学で達成できますが、本格的に機械学習エンジニアになるには独学では限界があると思います。
フルスタックエンジニアがめちゃくちゃ統計学や機械学習・深層学習を勉強して、AI系のプロジェクトにつく場合と、学生の時にスタートアップで技術経験積んで、さらに情報系の学部にいるような人が新卒でなるくらいしかAI系のエンジニアになる事例見たことないなぁ。
— DAI (@never_be_a_pm) May 26, 2020
独学が厳しい理由として、
- そもそも学習難易度がかなり高い
- 周りに質問できる人がおらず、エラーに何日間もかけてしまう
- 何から手をつけて、何を勉強したら良いという学習ロードマップがない
ということなどが挙げられると思います。
僕自身もともと独学でプログラミングを学習していましたが、かなり辛かったです。
ですので、
- 最初からつまずきたくない!
- わからなくなったらすぐに質問したい!
- 本格的に機械学習エンジニアを目指したい!
という方はスクールへ通うことがおすすめです。
本格的に機械学習エンジニアを目指すならプログラミングスクールがおすすめ
機械学習が学べるプログラミングスクールでおすすめなのは以下の3スクールです。
- Tech Academy:コスパ重視で機械学習やデータサイエンスを学びたいなら(コースかなり多い)
- キカガク:最大70%!給付金をもらいながら機械学習エンジニアを目指したい人なら
- Aidemy:Pythonに特化したプログラミングスクールで学習したいなら
料金 | 学習スタイル | 学習期間 | 主に学べる言語・ライブラリ | おすすめな人 | スクールの特徴 | |
Tech Academy AIコース |
社会人174,000円/1ヶ月〜 学生163,000円/1ヶ月〜 |
オンライン | 1ヶ月〜4ヶ月 | Python/Pandas/TensorFlow/Keras/scikit-learnなど | コスパ重視で AIについての 知識を身につけたい人 |
最安値かつ短期間でオンライン学習できる (無料体験あり) |
キカガク AI人材育成コース |
792,000円(税込)→237,600円(税込) ※70%の給付金あり |
オンライン | 6ヶ月 | HTML/CSS/JavaScript/Flask/Pandas/Django/Numpyなど | 最大70%の給付金をもらいながら お得にAI人材を目指したい人 |
質の高い学習コンテンツが豊富 (E資格認定講座あり) |
Aidemy AIアプリ開発コース |
480,000(税抜)円〜 | オンライン | 3ヶ月〜9ヶ月 | HTML/CSS/Python/Numpy/Pandas/TensorFlow/Keras/scikit-learnなど | AI特化型のスクールでAIについて 本格的に仕事にしたいという人 |
AIを学べるスクールでは最も ハイレベルなプログラミングスクール |
1. Tech Academy
2023年4月時点, TechAcademy公式サイトより TechAcademyは完全オンラインのプログラミングスクールです。 専任のエンジニアがマンツーマンでメンターとしてサポートしてくれます。 TechAcademyでAIを学べるコースとしては があります。 AIコースは、Python x AIを専門に学びたい人におすすめです。 具体的には、 などを、Pythonのライブラリで実装していきます。 一方で、データサイエンスコースは、Python x 統計学を学びたい人におすすめです。 より本格的に などを行っていきます。 30秒ほどで無料体験に申し込むと、 という特典があるので、まずは公式サイトから無料体験を受講してみるのがおすすめです! ※更新情報 2022年2月2日時点、TechAcademyでは3つの特別割引プランがあります。
AIコースとデータサイエンスコースのポイント
AIコース
データサイエンスコース
学習内容
Python
機械学習
ディープラーニング
クラスタリングプログラミング
機械学習
数学・統計学
モデルの構築
価格/受講期間
174,900円 / 1カ月
229,900円 / 2カ月174,900円 / 1カ月
229,900円 / 2カ月
公式ページ
https://techacademy.jp/course/ai
https://techacademy.jp/course/datascience
無料体験はこちら
①『先割』受講料5%OFF:対象プランに先行申し込みで適応
②『トモ割』10,000円割引:同僚や友人が一緒に受講される場合に適応
(別々のコースになっても割引は適用されます)
③ 『複数コースセット割引』:複数コースをセットで申し込むと、別々に学ぶよりも最大138,000円もお得に。
2. キカガク
キカガク公式: キカガクは、給付金をもらってお得に学習しながらAI人材を目指すことができる、完全オンラインのプログラミングスクールです。 引用:キカガク公式 キカガクの講座は、Udemyでも高い評価を得ており、1つのコースで35,000人以上が受講している講座もあります。 実際、受講した方の生の声を見てみても、非常にポジティブなものばかりでした。(受講された方のレビューはこちらから) ※また、キカガクは一度スクールに申し込むと、全ての講座を無期限で受講することができるのでかなりお得です。 キカガクでは、無料体験を申し込むだけでUdemy上で高い評価を得たコースを実際に体験することができます。 受講できるコースは以下の2つで、合計20時間分の学習動画無料になります。 整理すると、キカガクは以下の方におすすめです。 ※キカガクの講座の無料体験は、3分ほどですぐに学習を始めることができます。
https://www.kikagaku.ai/コースの特徴
オンライン動画学習サービス、Udemyでも絶賛された高品質の学習コンテンツ
実際の講座を受講前に体験することができる
3. Aidemy
Aidemy(公式):https://premium.aidemy.net/
Aidemyは、AIに特化した東大発のプログラミングスクールです。 東証一部上場企業のAI研修などもおこなっている、日本最大級のAI教育サービスを提供しています。 AIを本格的に学べるプログラミングスクールの中でも、非常にハイレベルで高品質のスクールです。 Aidemyでは、Pythonに特化した講座を8種類用意しています。 各コースの金額は以下の通りです。 引用:https://premium.aidemy.net/(2023年4月時点。金額はすべて税込価格です) また、雇用保険の支給要件を満たしている方であれば、以下4つの講座で教育訓練給付制度(専門実践教育訓練)を利用できます。 対象者であれば、実際に支払った受講料のうち最大70%を支給してもらえる制度です。
Aidemyでは挫折しにくいサポートに加え、一部の講座では残りの受講期間を有意義に使える学び放題システムを利用することもできます。 丁寧なサポートを受けつつ、AIに特化した講座を受けたい方が学びやすいスクールです。 国の給付金を利用すれば安く受講できるので、興味のある方は対象者かどうか一度確認してみましょう。
3ヶ月
6ヶ月
9ヶ月
AIアプリ開発講座
¥528,000
¥858,000
¥1,078,000
データ分析講座
¥528,000
¥858,000
¥1,078,000
自然言語処理講座
¥528,000
¥858,000
¥1,078,000
実践データサイエンス講座
¥528,000
¥858,000
¥1,078,000
E資格対策講座
¥327,800
–
–
機械学習マスター講座
¥528,000
¥858,000
¥1,078,000
ビジネスAI対策講座
¥330,000
–
–
組織を変えるDX講座
¥330,000
–
–
まとめ
いかがだったでしょうか?今回は機械学習でできることと学習方法をまとめてみました。
機械学習ではPythonが主に使われています。Pythonの初心者から中級者までは、
を利用すると良いでしょう。
本格的に機械学習エンジニアを目指していくのであれば、以下のスクールを利用してみるのもおすすめです。
- コスパ重視で機械学習についてを学習したい!
→Tech Academyがおすすめ - Pythonに特化したプログラミングスクールで機械学習を学びたいなら
キカガクかAidemyがおすすめ
【番外編】機械学習とディープラーニングの違いって?
ディープラーニングも機械学習の手法の一つです。ディープラーニングは機械学習をより発展させたものです。
機械学習とディープラーニングの大きな違いは、
ディープラーニングの場合、特徴量をコンピュータ自身が自動的に抽出し学習できる
という点です。
従来の機械学習では、データを学習させる際に、コンピュータにデータのどの部分に着目するかという特徴量を人間が設定する必要がありました。
ディープラーニングでは、超大量のデータを学習させることで、この人間が特徴量を設定することなく自動で学習することができます。
そのため、ディープラーニングは人間が特徴量を設定しずらい画像認識や音声認識などによく使われます。
というわけで、機械学習とディープラーニングの違いでした。