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《DAINOTE編集部が推薦!おすすめの転職エージェント・転職サービス》
第1位リクルートエージェント:転職エージェントとして最大級で、求人数も多数の人気エージェント。
第2位ワークポート:IT系の求人を多く持つエージェント。IT業界志望なら登録しておいて損はないです。
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エンジニア、インサイドセールスの方向け!IT転職に強いエージェント。

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「29歳社会人だけど、転職しようかな…そもそも自分は転職できるのかどうか不安…」

29歳社会人の方でも、転職をしようか検討している方も多いと思います。

29歳の自分は転職できるのかな?」「転職ってどうやってやればいいの」と悩みを抱いて本記事にたどり着いた方もいるのではないでしょうか?

DAI
この記事では、29歳の転職事情について解説します!

本記事の内容

  • 29歳でも転職は可能な理由
  • 29歳で転職するメリット・デメリット
  • これから転職活動を進める手順

それでは解説していきます。

目次 (PRも含まれます)

29歳での転職は年齢的に難しい?

DAI
結論から言うと、問題ありません。十分な対策をすれば転職は可能です!

転職可能な理由は、採用の仕組みを知ればわかる

基本的に、企業側は年齢に応じて以下のように評価しています。

  • 22~25歳:第二新卒採用枠
  • 26~29歳:準第二新卒枠
  • 30歳以降:完全即戦力枠

29歳は準第二新卒枠に当たり、基本的には育成前提のポテンシャル採用ですが、実務経験も問われる、という感じです。

DAI
ポテンシャル採用では、実務経験が浅くても採用されやすいです。なお、30歳以降になると、ポテンシャルでは採用されなくなり、実務経験オンリーで評価されるようになります。

そのため、29歳のタイミングで転職するのであれば、以下の戦略がおすすめです。

  • 実務経験に自信がない場合→これから伸びるだろうというポテンシャルを訴求
  • 実務経験に自信がある場合→実務経験を積極的にアピール

29歳であれば、若さと経験を評価されて、転職はしやすいでしょう。

が、、、

とはいえ、異業種へ転職するなら早いほうが良い

DAI
営業職の人が別の会社の営業職に転職なら年齢問わず転職できますが、営業職の人がマーケターに転職するといった異業種転職は年齢が上がるにつれて難しくなります。

以下のツイートをご覧ください。

このツイートにある通り、26歳を超えてくると、異業種転職を実現する難易度が大きく上がってきます。

なので、異業種転職を考えている場合は、29歳はラストチャンスのタイミングだと言えるでしょう。

さらに注意:コロナの影響で、求人は減りつつあります。

コロナの影響で、求人は減りつつあります。

  • 不況になると、企業は採用費用と広告費用を抑制するため、求人は減ります。

人材業界の知人から聞いた話ですが、現在ほとんどの会社が採用を抑制し始めているそうです。

DAI
とはいえ、転職ができないわけではありません。実際に、転職活動をされている方もたくさんいます。「転職の難易度が例年より上がってるかも」くらいの気持ちで転職活動に挑みましょう。

29歳のタイミングで転職するメリット・デメリット

29歳というタイミングで転職するメリットは、次の通りです。

メリット

  • 一からキャリアをリセットできるので、別の職種にも挑戦しやすい
  • 転職先で担当する業務が自分に合っていて、大きく成長できる可能性がある

デメリット

  • 今までの経験は全てリセットされる
  • 第二新卒採用になり、スキルによる評価ではなくポテンシャル枠になるので、給与が落ちる可能性が高い
  • もう何年間か働けば、もっと大きな裁量のポジションに行けるかもしれないが、転職すると白紙に戻る

第二新卒での転職の一番のメリットは、異職種転職の可能性が高いこと

20代の転職のメリットは、育成前提になるので、新しい未経験職種にチャレンジしやすい点です。

新しいことをやるなら、20代の方が圧倒的にリスクは低いです。

20代と30代では、転職のリスクが全然違うんですよね。

30代で何も考えずに働いていたら、同業種・同職種しか転職できないし、異業種にしても大幅に年収を下げないと厳しいし、年収を落としたらキャリア設計で困ります。

「今の仕事を辞めて、別の職種につきたい!」という方は、必ず20代のうちに転職しておいた方が良いでしょう。

29歳での転職を成功させる手順を解説します

結論から言うと、まずは求人を見ましょう。

もちろん、転職動機などを考える必要はありますが、転職エージェントなどと相談しつつ考えればOKです。

DAI
実際に求人を見ることで、「どんな会社に入りたいのか」「今の自分のスキルでも転職できそうか」ということを明確にしやすいです。

今すぐに転職する気がなくても、とりあえず転職エージェントには登録しておくといいですよ。

というのも、仕事でのストレスや疲労が限界に達してしまうと、転職エージェントに登録する気力すらなくなってしまうんですよね…。

気になる求人情報をストックしておくだけでも、転職という選択肢ができて、過労で倒れる前に転職という手が打てるようになります。

DAI
転職エージェントは基本的に登録は無料で、あなたの条件にあった新規求人やスカウト、転職可能なおすすめの求人がメールで提案されるので、今すぐに転職しなくても登録しておいて損はないですよ!

転職活動で使えそうな転職サービスや、優良な求人情報が充実している転職エージェントのおすすめを紹介しますね。

以下の中から、気になったものをいくつか登録しておけば十分だと思います。

おすすめの転職エージェント

  • リクルートエージェント:求人数が業界最大級。迷ったらここに登録しておけば十分です。
  • DODA:リクルートエージェントに次ぐ求人数。リクルートエージェントだけでは不安という方は、併せて登録しておきましょう。
  • ワークポート:IT系の求人を多く持つエージェント。IT業界志望なら登録しておいて損はないと思います。

それぞれの特徴を解説しますね。

リクルートエージェント&DODA:求人数の多い転職エージェント

DAI
転職活動をする時に登録すべき求人サイトの条件は、「求人数が多い」。これに尽きます!

なので、転職を考えている人は、以下2つだけ登録してください。

以上に登録しておけば十分です。

リクルートエージェント・DODAどちらにも共通するのは、平均して求人数が豊富なことと、転職に強いアドバイザーが多いこと。

DAI
どちらを使っても、結局良いアドバイスがもらえるキャリアアドバイザーに当たるかどうかが重要なので、両方登録しておいて、いいアドバイザーの方に相談して進めるのがよいと思います!
DODA
転職満足度が高く、顧客サポートが手厚い総合型転職エージェント

ワークポート:IT系の求人に強い転職エージェントで、IT業界志望向け

workport

ワークポート公式サイト:https://www.workport.co.jp/

拠点 東京 / 札幌 / 仙台 / 郡山 / 宇都宮/ 高崎 / 埼玉 / 横浜 / 千葉 / 新潟 / 静岡 / 名古屋 / 金沢 / 岐阜 / 滋賀 / 大阪 / 京都 / 神戸 / 姫路 / 岡山 / 広島 / 高松 / 小倉 / 福岡 / 長崎 / 熊本 / 鹿児島 / 沖縄 /ソウル(韓国)
求人数 約7.8万件(2023年5月現在。非公開案件を含む)
強み 元IT専門・転職エージェントの豊富な知見
・専門性の高いキャリアカウンセリング
経験年数の浅い人・第二新卒向け求人あり
おすすめな人 ・経験年数が短いが、転職したい人
・IT業界の求人を幅広く知りたい人
・IT業界全般に強いアドバイザーを求めている人
公式URL https://www.workport.co.jp/

ワークポートは、IT業界の求人に強いことで評判の総合型エージェントです。

ワークポートの大きな魅力は、以下の2点です。

  • キャリアアドバイザーのIT領域に対する専門性が高い
  • 経験年数が浅くても応募できる求人がある

ワークポートは、「ITビジネス領域に特化したエージェント」から「総合型エージェント」にサービスを拡大した背景もあり、特にIT領域において実績と知見が豊富です。

そのため、IT業界の求人に強いことはもちろん、キャリアカウンセリングの専門性が高いことでも評判です。

DAI
実際に過去にワークポートを利用しましたが、IT領域に詳しいキャリアアドバイザーに担当してもらえました。

ワークポートの口コミ

利用者からの口コミ『ワークポートの良かった点は?』

・求人紹介のみでなく、これまでのキャリアや性格から、よい点も悪い点もよい意味で素直に分析をしていただき、サポートをしていただけた点。また過去の面接の内容を、口頭およびeコンシェルで教えていただけた点。
(26歳・女性)

一貫して適切で丁寧だった点。思った以上の早さで転職ができた点。対応の早さ。履歴書などのWeb作成
(24歳・男性)

連絡が早い、何度も軸を確認してくれる。メリット、デメリットもしっかりと伝えてもらえる。
(23歳・女性)

転職活動全般の注意事項や大切にすべき点を知れたこと。また、希望に沿った企業様を多数ご紹介いただけたこと。
(28歳・女性)

他社と比べて、紹介していただいた求人数や幅が多かった。また、自身が望むキャリアやフォローについて理解していただけたため、スムーズに進めることができた。
(32歳・男性)

DAI
対応の丁寧さ・早さに関するコメントのほか、「希望内容をしっかり聞いてもらえた」という口コミが多いのもポイントです!

登録は無料なので、ぜひ登録して実際の求人を見てみましょう。

ワークポート公式サイト:https://www.workport.co.jp/

ワークポートの案件例

DAI
以下がワークポートの案件例です。

案件名
【リモート】プロジェクトマネージャー
想定給与750万円~1100万円
業務内容職務概要
同社サービス(データエンジニアリング)のプロジェクトマネージャーをおまかせします。

職務詳細
同社製品並びにサービスメニューを主軸にお客様のDX部門或いはユーザー部門に深く入り込み、下記DXプロジェクトの推進業務をしていただきます。
・Saasや基幹システムを繋ぐデータ連携サービス導入プロジェクトのマネジメント
・DWH、BIの統合環境(データ活用基盤)導入プロジェクトのマネジメント
・iPaas導入・開発/内製支援のマネジメント
・精算業務DXサービスの導入並びに会計システムを繋ぐブリッジサービス導入プロジェクトのマネジメント
<要素技術>
BI、ETL、EAI、DB、クラウド(AWS、Azure)
身につくスキルDXプロジェクトのマネジメント経験
データ連携、データマネジメント、BI、DWH、クラウド、SaaSなど

会社の特徴
情報処理サービス企業として1970年に設立された企業で、
特に流通業界、金融業界のシステムサービスと同社の企画開発によるミドルウェアに強みを持った企業です。
お客様はBtoCサービスを提供する企業が中心のため、生活者の利便性や快適性を意識したサービス開発と提供を心がけています。
特定分野において時代の最先端をいき、お客様のビジネスの成長・発展に貢献するIT企業を目指しています。
経営ビジョン、目指すべき企業像を実現するために、事業モデルを転換し、
魅力的な製品・サービスを創出し、事業基盤・IT基盤の最適化を図るとともに、組織風土改革を加速させています。
基本スキル【必須】
・要件定義、基本設計以降のシステム開発経験(5年以上)
・顧客向けシステム開発プロジェクトにおける開発リーダー経験
・5名以上の顧客向けシステム開発プロジェクトのマネジメント経験

【尚可】
・プロジェクトマネジメント経験
・ETL・DWH・BI・SaaS・Snowflakeの導入経験

★☆おすすめポイント☆★
・金融系はお硬いイメージを持たれがちですが、柔軟で活気ある社風が特徴です。
・ご家庭を持つ社員の方も多く、育休後復帰率100%です。
・キャリア、階層別・職種別に様々な角度からの研修があり、社内研修の他、外部のセミナーにも随時参加できます。
案件URL【リモート】プロジェクトマネージャー 
(2024年04月18日 現在)

【ワークポート】IT業界へ未経験に転職する人向け
エンジニア、インサイドセールスの方向け!IT転職に強いエージェント。

29歳の転職活動を成功に導く、おすすめの転職サービス

DAI
転職エージェントに登録するだけでも十分ですが、プラスして転職サービスを使ってみるのもおすすめです!

おすすめの転職サービス

  • グッドポイント診断:リクナビネクスト内の自己分析ツール。もちろん無料。自分の強みを診断することができるので、まずはこれで現状の自分を理解してみるのがおすすめです。
  • ゲキサポ!キャリア:キャリア相談や自己分析など、誰かと一緒に相談しつつ転職活動を進めたいという方におすすめです。無料相談もあり。

転職サービスは必須ではありませんが、転職活動をスムーズに進めるうえで役に立ちます。

それぞれの特徴を紹介するので、気になる方は使ってみてください!

グッドポイント診断:自分の強みを診断してくれます

【リクナビネクスト】4万件以上の求人から自分で求人を選びたいなら
あなたの強みを見つける自己分析ツール。診断に答えるとあなたの強みが判明し、自己分析にも活用できます!

グッドポイント診断とは、リクナビネクストの自己分析ツールです。

DAI
就職活動時のSPIのようなもので、選択形式の質問に答えていくと、自分の強みを見つけることができます。

「自分の強みとは何か?」を明確にすることで、自分に合った仕事を見つけるヒントを得られます。

診断する手順はとても簡単です。

これだけです。

転職活動をこれから進める方は、まずはリクナビネクストに3分で登録してみて、自己分析の診断してみましょう。

リクナビネクストで自分の強みを診断してみる

ゲキサポ!キャリア:じっくり転職相談をしたい方向け

引用:https://posiwill.jp/career/

【ポジウィルキャリア】
求人を紹介しない、転職コーチングサービス。自己分析から、企業分析まで、一人ではなかなか進められない方にアドバイザーが短期集中でつきっきりでサポート。

ポジウィルキャリア(旧ゲキサポ)は、短期集中であなたの転職活動を全力サポートしてくれるサービスです。

プロのトレーナーがつきっきりで支援してくれるので、転職活動に不安な方におすすめです。

転職サイトや転職エージェントとは違い、ポジウィルキャリアは求人紹介はしません。

ポジウィルキャリアは、プロのキャリアアドバイザーが自己分析や企業研究のサポートがメインのサービスです。

引用:https://posiwill.jp/career/

普通の転職サイトや転職エージェントだと、以下のような問題がなかなか解決できないですよね。

  • 自分がやりたいことがそもそも分からない
  • やりたいことが分かっても、自分が必要とされている会社が分からない
  • 自分の経歴をどう活用して転職活動すればいいか分からない
  • 転職エージェントに行っても、早く転職させようとしている感じがして心配
DAI
そこでポジウィルキャリアです。おすすめは、転職サイトや転職エージェントで求人を紹介してもらいつつ、ポジウィルキャリアで自己分析や企業研究などをしてもらうことです。

無料でキャリア相談を受けることができるので、そこで客観的に自己分析してもらうのがおすすめです。

無料でポジウィルキャリアに相談してみる

29歳での転職は「逃げ」「甘え」ではない話

DAI
転職する理由がしっかりしていれば、それは「逃げ」では全然ないと思います。

転職する理由をうまく言語化できない人は、転職活動で失敗しやすい傾向があります。

以下のツイートをご覧ください。

仕事でも恋愛でもそうだけど、「今辛いから抜け出すために適当に選んだ選択肢」はだいたい同じ失敗をする。 「こんな人とこんな関係のままは嫌なのに、寂しいからこの関係を続けている」みたいなパターンも、基本的に過去の自分と向き合えていないので、選択肢を変えたところであまり変わらない。

本当に仕事が辛い時って、「今すぐこの仕事から逃げ出したい…」という思いから、合理的な意思決定できなくなるんですよね。

ただ、その状態で転職活動すると、うまくいきません。なぜなら、

  • なぜ会社を辞めたんですか?
  • この先、どうしたいんですか?

と聞かれても、どうしたらいいか分からなくなるからです。

DAI
実際に20代前半で、3回以上ネガティブな理由で転職している方は、辞めた会社と似たような会社に応募しがちなんですよね。
  • やりたい仕事ができない
  • 社内体制に対する不満
  • 人間関係
  • 上司からの指示が曖昧
  • 人によって言うことが違う
  • 給与面に対する不満

おそらく、この記事を読んでいる人の多くも、上記のどれかに当てはまってると思います。

辞める理由が明確になったら、「この先どうしたいか?」「次はどんな会社に入るのか?」を明確にしましょう。

DAI
転職したい理由がしっかりとしたうえで転職をするなら、「逃げ」「甘え」では全然ありません!自分に自信を持って転職活動を進めましょう!

※転職の失敗談などリアルな声が掲載されているので、参考にしてみてください。

参考:biznes転職失敗体験談[10人のリアルな声]

キャリアアップのための転職をしたいと考えている人は、以下の記事も参考にしてみてください。

参考:40代50代の転職なびハイクラス転職エージェント&転職サイトおすすめランキング|実際に活用

参考:僕が大企業を辞めたいと思った理由

DAI
僕は新卒1年目で大手企業に転職しました。僕の場合、この会社にいても本当にやりたいことができないと思い、転職しようと決意しました。

僕はコードを書くエンジニアをやりたかったのですが、テスターに配属されました。

DAI
実は入社した後に知ったのですが、エンジニアは実務経験者か、中途でしかほとんど採用していませんでした。

だからエンジニアとしてのスキルセットをつけるのは、相当困難に等しかったです。

それでも、社内でできるだけのことを全部やりました。

  • 社内の業務自動化ツールを作成したいと上司にお願いする
  • 実際にプログラムを使って運用する

そしてそのうち、コーディングが絡む部分のテストに関しては任せられるようになりました。

それでも、やはり今の自分のキャリアを考えた時に、テスターをずっとやるつもりはありませんでした。

この会社にいても本当にやりたいことを経験できない。だから、社内でできることは全部やった上で、転職活動に力を入れ始めました。

DAI
これから大企業を辞めようか迷っている方向けに、記事を書いたことがあります。この記事を読んでいる方で、特に大企業に勤務されている方は、以下の記事も併せて読んでいただきたいです。
【体験談】大企業を辞める勇気がない人へ【不安の解消法も解説】

30歳ではなく29歳のタイミングでの転職を勧める理由

先ほど説明したように、20代と30代の転職リスクは大きく変わってきます。

男性A
そうはいっても、たった一歳の差でそんなに違うなんて実感わかないなぁ…
DAI
では、30歳で転職を考えたときのデメリットを具体的に紹介しますね。

結論から言うと、デメリットは以下の2つです。

  • 30代にもなると、ほとんどの分野で異職種に転職するのが難しい
  • 30代・未経験で転職するとほとんどの場合年収が下がる

①異職種転職が難しい

30歳で異職種へ転職するのは、20代に比べるとどの業界でも難しくなってきます。

採用側から見ると、新卒〜第二新卒、20代若手の求職者でもないと、未経験者を現場で育成するコストに見合わないのが本音。

30代や、もっと年齢が上がっていけば希望年収も相場も上がりますよね。それなのに未経験となると、経験者を雇うのに対してコスパが悪いことこの上ないのです。それならば、伸びしろのある若手に内定を出そうという結論になってしまいます。

②年収を下げざるを得ない

1番目の理由と重なる部分がありますが、30代での異職種転職ではハイクラス求人への応募は難しいので、減収の覚悟が必要です。

30代という年齢によって多少ベースが上がっていても、未経験者に高収入を与える企業は多くありません。例えば、未経験でプログラマーに転職する場合も、はじめは年収が下がると思っておいた方がいいです。

そのため、30代での転職は始めたばかりで高収入を期待せず、着実に実力をつけていき、いずれ技術にあった高報酬をもらえるように計画を立てて進めていくことが必要になってきます。

DAI
30代での転職には、20代に比べて相当な覚悟と努力が必要になります。たった一歳の差ですが、29歳と30歳では転職の可能性が大きく違います。

下の記事では、30代からプログラマーに異業種転職できるかどうかについて書いています。もし何らかの理由で30歳での転職も考えている人は、是非参考にしてください。

29歳での転職を成功させるためにやるべきこと

男性A
それでもやっぱり、転職に踏み切るには勇気がいります…

確かに、29歳というある程度キャリアのある年齢で、転職という大きな自己投資に踏み切るには勇気がいりますよね。ただ闇雲に転職活動を行うだけだと、自分が本当にやりたいことがわからず失敗するリスクがあります。

そうならないためにも、転職を考えるうえで必ずやっておいてほしいことを紹介します。

  • 自己分析:やりたいこと、やりたくないことのリストアップ
  • 将来設計:今後の選択肢の洗い出しと、点数の評価
  • 検討:望んだ選択肢の徹底調査
DAI
大まかにいうと、本当に転職が自分の望む人生を叶える道なのか、じっくり検討してほしいです。

①自己分析:自分のやりたいこと・やりたくないことを洗い出す

自身の価値観に基づいて、何をやりたいのか・やりたくないのかを箇条書きにし、そのやりたい/やりたくないことの程度にスコアリングを行います。

やりたいこと

  • 尊敬できる人と働く +4
  • 家賃補助があり、福利厚生の支援が厚い会社で働く +1
  • 新たな職種でスキルを身につける +3

やりたくないこと

  • 尊敬できない人と一緒に働く -10
  • 月の残業時間が40時間以上の会社で働く  -4
  • スキルアップができない環境で働く -5

このように自分の価値観のスコアリングを行うことで、自分が求めているものを客観的に見つめることが出来ます。

②将来設計:自分の将来を考えるための選択肢と点数の評価を出す

次に、自分の検討している選択肢をスコアリングしていきます。

現職のまま維持

  • 年収が高い +3
  • 積み上げたキャリアがある +2
  • フレックスタイム制 +3
  • 成長を感じない -8
  • 仕事のやりがいがない -8
  • 上司が尊敬できない -5

異職種への転職

  • 自分が興味のある仕事ができる +10
  • 一からスキルを学ぶことができる +6
  • 未経験枠になるので確実に年収が下がる -3
  • 人間関係ガチャがリセットされる -5
  • 残業や勉強でプライベートの時間が減る -4

フリーランスとして独立

  • 時間や場所の自由が利く +3
  • クライアントを選ぶことができるので、自分と合う人と働きやすい +5
  • 1人で働くことが増え、人とかかわることが減ってしまう -2
  • 年収も大きく下がる可能性が高い -3
DAI
僕の場合、最初の転職の際は上記のような感じで選択肢をフラットに見て、意外に憧れていたフリーランスも、成長性のことを考えると微妙だなと感じ、選択肢から外しました。

③望んだ選択肢を徹底調査する

自分の選択肢が決まったら、その選択肢の徹底調査を行います。

そのためには、下の3つを基準に考えてみましょう。

  • 自己理解:自分が転職したい理由をきちんと理解する(①、②)
  • 企業理解:企業が求める人材や、自分はどんな企業に入りたいかを理解する
  • 相手目線:自分の志向を企業にちゃんとコミュニケーションできるか

この3つがしっかりできていれば、履歴書作成や面接対策の準備ができ、転職活動もスムーズに進みます。

転職に失敗しないための方法はこちらの記事にも書いてありますので、より詳しく知りたい方は是非併せて読んでみてください。

【事実】転職に失敗して後悔する人の特徴【共通点は3つある】

29歳が転職するときにアピールすべきポイント

29歳が転職する際にアピールするべきポイントは以下の3つです。

  • 転職先で活かせるスキル・実績・専門性
  • チームにおけるリーダーシップ
  • キャリアプランと志望動機の一貫性

自分のアピールポイントを把握しておけば強みを生かして活躍できるので、転職活動の結果も良い方向に変わるでしょう。

それぞれのアピールすべきポイントについて解説していきます。

転職先で活かせるスキル・実績・専門性

29歳で転職する際、過去に担当した仕事で獲得したスキルや実績、専門性を書類選考などの時に提示できると信頼されやすいです。

スキルや実績は、アピールポイントの中でもわかりやすい強みなので具体的に示せると採用担当から評価されやすいでしょう。

例えば、営業であれば仕事で培ったコミュニケーションスキルや表彰された実績、業界への知見などが挙げられます。

現在、明確に提示できるスキルや実績などがない場合、まずは日々の仕事で能力を研鑽することや、資格を獲得することがおすすめです。

DAI
どの業界でも通用する「ポータブルスキル」を持っていると、転職でも高く評価されやすいです。

チームにおけるリーダーシップ

29歳になると、転職市場では即戦力として企業から判断されます。

したがって、一般的なビジネススキルだけでなく、リーダーシップも持っていると評価が高くなり、転職に成功する確率も高いです。

特に、管理職や幹部候補としての採用の場合、リーダーシップやマネジメントスキルは不可欠な要素になります。

例え役職に就いたことがなくても、ある程度の権限を有しながら仕事を進めた経験がある場合は「リーダーシップがある」とアピールしていきましょう。

DAI
リーダーシップは一朝一夕で身につくものではないので、入社した直後から意識して業務に携わることが大切です。

キャリアプランと志望動機の一貫性

転職する際のアピールポイントとして、キャリプランと志望動機の一貫性はとても重要です。

「将来どんなキャリアを想像していて、なぜその会社を志望しているのか」が紐付いていないと、入社後にミスマッチが起こるケースが多いので、採用担当からの評価が下がる危険性があります。

「理想の将来像に到達するために転職をしている」とアピールして、転職理由を論理的に説明すると同時に、業務への意欲を示していきましょう。

DAI
「5年後に世界一の企業を作る」など、あまりにも現実味のないキャリアプランだと説得力に欠けるので注意してください。

逆に、こんなパターンで転職すると後悔します

男性A
じゃあ、転職に失敗して後悔する人ってどんな人ですか?
DAI
転職の失敗パターンとしては、以下のようなものがあります。

いずれも、上で紹介した自己分析や将来設計をきちんと検討せず、視野が狭い故に起こってしまう悲劇です。

前の会社を辞めた理由の分析が甘くて、転職後も同じ理由で辞めたくなるという失敗パターンは一番よく見かけます。

辛い時は「今の選択肢から逃れれば、幸せな未来が待っている」とつい思ってしまうけど、実際そこの振り返りが甘いと、現職を志望した同じ理由で転職し、同じ理由で挫折することが多いです。

きちんと情報収集をして転職活動に臨みましょう。

下の記事では、転職に失敗する人の共通点についてより詳しく説明しています。少しでも心当たりがあってドキッとした人は、是非見て見てください。

【事実】転職に失敗して後悔する人の特徴【共通点は3つある】

失敗しない、会社を辞めるタイミングや伝え方

会社を辞める適切なタイミングとは

DAI
退職するタイミングは、会社目線で言えば、期の終わり(3月とか)のタイミングが一番ありがたいと思います。それよりも気にするべきなのは、自分の中で転職活動をどう進めていくかです。
  1. 在職中に転職する
  2. 退職してから転職活動する

この二つの選択肢を比較していきます。

在職中に転職するメリット・デメリット

  • メリット:万が一転職に失敗しても、失業することがなく、お金に困らない
  • デメリット:転職活動に十分時間を使うことがなかなかできない

退職してから転職活動するメリット・デメリット

  • メリット:転職活動に十分時間を使うことができる
  • デメリット:思ったように転職活動がうまく進まず、お金に困る可能性がある

退職してから転職活動をすると、求職中に十分お金がなく、困ることがあります。

ですので、以下の2つを考慮したうえで検討してみるとよいでしょう。

  • 退職する場合、十分にお金がある状態か
  • 失業保険をもらいながら、転職活動ができるか
DAI
それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで、今の自分の状況ではどうするのが最適か、しっかりと考えましょう。

「今働いている会社が激務で、転職活動のことについて考えてられない!」といった場合は、いったん退職してから転職活動を進めたほうがいいかもですね。

会社を辞める際の伝え方

DAI
これに関しては、記事の中でも述べてきたように、「辞める理由」を正直に相談すれば良いと思います。

僕の場合、正直に「この会社にいても本当にやりたいことができないと思ったから」と伝えました。

しっかりとした理由があれば、会社側も納得してくれるはずです。

DAI
今の会社を円満に辞めるため、転職活動で成功するためにも、「辞める理由」はしっかりと明確化しておきましょう。

29歳の転職で、よくある質問

ここでは、29歳で転職を考えるときのよくある質問に回答していきます。

「根性のないやつ」と思われませんか?

DAI
「根性のないやつ」と思う人が、まったくいないとは言い切れませんが、ここまでいくと完全に個人の好き嫌いの話なので無視して大丈夫です。

転職経験のない人や、「定年まで一つの会社で働くべきなんだ」という考えの人は一部にいますが、転職が当たり前になった今では、気にしなくて大丈夫です。

転職回数によって差はありますか?

DAI
1回目の転職であれば特に問題はないですが、短期離職が数回続いている場合は、気にするエージェントもいます。

29歳なので、未経験業界、業種の転職でも大丈夫ですが、一貫性のない転職で回数を重ねると、厳しくなっていきます。

一貫性のない転職を短い期間で複数回している場合、「どうしてこういう経歴なのに、うちを希望してるの?」と必ず聞かれますし、気分で転職しているような印象を与えてしまう可能性が高いでしょう。

逆に一貫性をもたせ、転職しながらキャリアアップしていく人はいくらでもいます。

転職回数よりも、一貫性の方を重視しましょう。

DAI
転職回数に心配のある方は、ポジウィルキャリアを使ってみるのがおすすめです。こちらは有料のサービスですが、初回だけ無料相談があるので、まずは無料で相談してみてはいかがでしょうか。

参考:Up Survive【解決】20代で2回目の短期離職をした人の末路は?何回までセーフ?解決策まで徹底解説!

学歴が低いのですが、29歳の転職は大丈夫でしょうか?

DAI
学歴がまったく関係ないかと言えば、そういうわけでもありませんが、例えば学歴不問の企業なら、「あぁ、この人は大卒で、この人は高卒なのね」というくらいの話になることも多くあります。

特に、IT系など、専門的なジャンルでは、学歴不問の企業も多くあります。

高卒で働き始めたという場合は、5年以上の社会人経験があるはずなので、スキルをアピールしましょう(これが、大卒者との差別化につながります!)

26歳の転職では、学歴に関係なく記事を参考にしていただければと思います。

DAI
どうしても学歴が心配だという方は、ハタラクティブを使ってみましょう。「学歴・経歴に自信のない第二新卒」「正社員勤務したい20代既卒、フリーター、ニート」に特化した転職エージェントです。

29歳、女性の転職は不利だったりしませんか?

DAI
包み隠さず言うと、男性に比べて不利になりがちなのは、現状、間違いありません。

理由は、出産や育児など、女性特有の実情があるからです。

実際、厚生労働省の平成30年「転職入職者の状況」を見ても、結婚を理由に前職を辞めた人の割合は、女性が男性の5倍以上となっており、長く働いてほしい企業との間にミスマッチが起こりやすくなっています。

結婚を理由に前職を辞めた人の割合(パート、アルバイトを含む)

男性 女性
20~24歳 0.1% 1.6%
25~29歳 1.1% 7.7%
30~34歳 1.6% 3.3%

(引用元:https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/19-2/dl/gaikyou.pdf)

ただし、企業側は面接時には、「結婚の予定はありますか?」といった質問はしてはいけないことになっています(男女雇用機会均等法の規定)。

似たような質問があった場合は、「個人的なことにはお答えできません」などと毅然として言っておけば大丈夫ですが、そもそもそういった思想のある会社を選ばない方がいいかとも思います。

今では、育児休業も遠慮なくとれるという企業も増えています。
女性が転職には不利になりがちだという事実は事実としておさえつつも、最後には働きやすい業界、企業を選んでいくのがいいでしょう。

参考:柔軟に働ける仕事はおすすめ

前提として、どうしても労働時間が長くなる管理職等の仕事に関しては、男女問わず、長時間労働ができない方はポストに就くのが難しいです。

逆に、成果給で働く仕事(主にIT系)に関しては、男女関係なくある程度柔軟な働き方ができるようになるため、仮に育児休業で休むとしても、あまり問題ではありません。

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これから転職を検討している方は、「IT系もありかもなあ」というくらいに参考にしてみてください。

どんな働き方があるかに関しては、以下の記事にまとめてあるので、気になる方はこちらも併せて読んでいただけたらと思います。

まとめ:29歳の転職がオススメだと思う理由

本記事のポイントまとめ

  • 29歳であれば、異業種の転職でもできます。
  • 異業種の転職は、年齢が上がるにつれて難易度が上がるので、早めに行動すべき。
  • 転職は「逃げ」ではない。ただし、転職する理由を明確にしないと、転職活動に失敗する。
  • 転職を考えているなら、まずは求人を見てみよう。
  • 転職エージェントや転職サイトだけでなく、転職サービスを使ってみるのもおすすめ。

転職では、年代に関わらず自己分析、業界分析、経験者やプロに相談しつつ、企業選びをするのが大事になります。

また、仮に、結局転職しなかったとしても、社会経験を積んだ今、改めて自己分析や業界研究をするのは、今後の生き方、働き方を見定める上でも大きな効果があります。

人生に何度もあることではないはずです。動かないと始まらないので、29歳での転職、働き方を成功させましょう!

おすすめの転職エージェント

  • リクルートエージェント:求人数が業界最大級。迷ったらここに登録しておけば十分です。
  • DODA:リクルートエージェントに次ぐ求人数。リクルートエージェントだけでは不安という方は、併せて登録しておきましょう。
  • ワークポート:IT系の求人を多く持つエージェント。IT業界志望なら登録しておいて損はないと思います。

おすすめの転職サービス

  • グッドポイント診断:リクナビネクスト内の自己分析ツール。まずは自分の強みを診断してみましょう。
  • ゲキサポ!キャリア:キャリア相談や自己分析など、誰かと一緒に相談しつつ転職活動を進めたいという方におすすめです。

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