JavaScriptで副業するには?案件の獲得方法や必要なスキルについて解説!



高単価な案件が多いので、JavaScriptを業務で使用しているエンジニアは、ぜひ副業に挑戦してみましょう。
JavaScriptは汎用性の高い言語であり、案件も規模の小さいものから大きなものまで豊富。
副業であれば、自身の好みや確保できる時間に応じて柔軟に案件を選ぶことができるので、ぜひチャレンジしてみてください。
目次
JavaScriptの副業案件の種類と単価相場
JavaScript関連の副業には、以下のような案件があります。
- Webサイト制作
- Webアプリケーション制作
- ゲーム開発
軽微な変更や小規模サイトの機能実装から、規模が大きく高単価な案件まで様々です。
「今月は少しだけ働いてお小遣い稼ぎしたい」
「来月はガッツリ働いて大きく稼ぎたい」
上記のように、ご自身の希望に応じて柔軟に働き方を選べます。
Webサイト制作
JavaScriptは、主にWebサイトにリッチな動きをつける目的で使用されています。
- 画像が切り替わるスライドショー
- メニューボタン
- 商品画像の拡大
- リアルタイム時計
- 見やすいグラフ
- フォームの入力内容チェック
HTMLやCSSのみのサイトだと、動きが少なくて退屈でが、JavaScriptを使って動きのあるサイトを作ると、一気にWebサイトらしさが増します。
結果として滞在時間が伸び、お問い合わせや商品販売の増加が期待できます。
そのため、現在ではJavaScriptを使用して動きのあるサイトを開発している企業も多いです。
Webサイト制作に関しては、軽微なコードの改修案件もあれば、ゼロから立ち上げて大規模にコードを書く案件もあります。
単価の安い案件だと報酬は数千円程度ですが、エージェントなどを利用すれば、40万円以上の案件もあり、様々な案件が存在します。
引用:https://freelance.levtech.jp/※この案件は2022年4月時点のものです。現在は掲載終了している可能性があります。
上記の案件では、最大月70万円の収入を得ることが可能です。
Webアプリケーション制作
JavaScriptでWebアプリケーションを開発する代表的なフレームワークとして、以下のものがあります。
- React
- Angular
- Vue
- Next

フレームワークについては、後ほど詳しく説明します。
Webアプリケーション制作では高単価な案件が多く、月単価80万円程度の案件も珍しくありません。
引用:https://freelance.levtech.jp/※この案件は2022年4月時点のものです。現在は掲載終了している可能性があります。
上記の案件では、最大月80万円の十分な収入を得ることが可能です。
一方で相応のスキルレベルが求められるので、実務経験を1年以上積んだあとで挑戦するのが良いでしょう。
ゲーム開発
JavaScriptでは、以下の2種類のゲームが開発できます。
- ブラウザゲーム
- スマホゲーム
ブラウザゲームはスマホゲームよりも開発ハードルが低いことが特徴です。
公開は無料で行うことができ、費用がかかるのはレンタルサーバー代のみと低コストで開発できるのが魅力。
ブラウザゲームの場合、スマホアプリとは違って制作途中で一旦公開することも可能なので、友人にプレイしてもらって改良を加えることもできます。
実際の業務では、ReactやVueなどのフロントエンドフレームワークを使用するケースが多いでしょう。
引用:https://freelance.levtech.jp/※この案件は2022年4月時点のものです。現在は掲載終了している可能性があります。
この案件では、最大月75万円の収入を得ることが可能です。
この場合はハイレベルな知識が必要となるため、未経験者が挑戦するにはハードルが高いです。
スマホゲームの開発は、ReactNativeというJavaScriptを使用したフレームワークを使います。
スマートフォンアプリは「ネイティブアプリ」とも呼ばれ、こちらはAppleやGoogleのストアからアプリをダウンロードし、端末へインストールするアプリです。
ご自身がスマホでよく利用しているものだとお考えください。
iOSの場合はSwiftなど、Android OSの場合はJavaなどの言語を使って開発をします。
ネイティブアプリの場合、スマートフォン本体(デバイス)にもともと搭載されているカメラや電話帳機能などと連携できるのが大きな特徴。
AppStoreでアプリを公開する場合、スマホの機能を活用した設計のアプリにしないと申請が通らないため、自然と高機能なアプリが出来上がります。
ReactNativeでスマホアプリを開発するにしても、JavaScriptの理解は必須。
それにReactNativeは、日本語での情報がまだまだ少ないため、英語での学習が必要になります。
そのため、英語で公式ドキュメントを読み解くだけの読解力も必須です。

「JavaScriptは稼げない」は本当?将来性・需要を解説

JavaScriptで稼げないような状況といえば、Web制作で低単価な案件ばかりに参画した場合でしょう。
そもそもWeb制作のエンジニアとWeb開発のエンジニアでは、やることが違います。

一般的にWeb制作の実装者は、JavascriptやPHPを使用してWebサイトを構築します。
多くの場合は高度な知識を求められないので、スキルが身につきづらいのが現状です。

JavaScriptエンジニアの平均年収
実務経験が1年〜2年の場合、最も低い年収が240万円程度。

しかし実務経験2年目以降になると、フリーランスになることも可能で、その場合は年収が大きく上がります。

トップレベルのエンジニアであれば、年収1500〜2000万円ほどになるので、そのフェーズに行くまでは我慢してでも下積みを重ねると良いでしょう。
実務経験が1年ほどである程度現場に慣れてきたら、エージェントに登録してキャリアカウンセラーに相談してみてください。

JavaScriptエンジニアは慢性的な人手不足
そもそもエンジニア自体が、慢性的な人材不足です。
2030年には約79万人もの人材が不足すると言われているほど。
結果として、JavaScriptエンジニアも人材不足となります。
JavaScriptはWeb制作だけではなく、Webアプリ開発においてフロントエンド・バックエンドのどちらにも採用されており、他の言語に比べて案件が非常に豊富です。

JavaScript副業のリモート案件例を紹介
JavaScriptは在宅・フルリモートの案件も豊富にあります。
そのため、地方に住みながらの副業も充分可能。
JavaScriptの副業案件例には、以下のようなものがあります。
単価 | 〜700,000 円 |
稼働日数 | 週に3日勤務 |
仕事内容 | 小中学校向けのSaasサービスの開発 |
必要スキル | ・Vue.jsでの開発経験 ・チームメンバーのマネジメント ・教育経験 |
歓迎スキル | ・PLとしてチームをリードした経験 ・大手企業での業務経験 ・PHP(Laravel)での開発経験 ・AWSの構築・運用経験 |
引用:https://itpropartners.com/job/※この案件は2022年4月時点のものです。現在は掲載終了している可能性があります。
単価 | 〜500,000 円 |
稼働日数 | 週に3日勤務 |
仕事内容 | 午睡チェック(保育園などで園児が寝ているかどうかを判断する製品)のサービスに対しての開発案件。 |
必要スキル | ・Typescriptでの開発経験 ・React Nativeでの開発経験 |
歓迎スキル | ・Reactでの開発経験 ・Node.jsでの開発経験 ・GraphQLでの開発経験 ・AWSでの開発経験 ・企画から案件に参画されたご経験 |
引用:https://itpropartners.com/job/※この案件は2022年4月時点のものです。現在は掲載終了している可能性があります。
単価 | 500,000~800,000/月 |
稼働日数 | 週1日~ |
仕事内容 | ・Storybookを用いたデザインコンポーネントの構築・運用ノウハウの教示 ・Webサービスフロントエンドにおける、SSG(またはISR)でサーブされるMPAの構築・運用ノウハウの教示 ・小規模チームでの無理のない運用方針の提案 |
必要スキル | ・Storybookを用いたデザインコンポーネントの構築・運用のご経験 ・React(PReact), next.js, gatsby.js いずれかでのWebサービスフロントエンド構築・運用のご経験 |
歓迎スキル | ・チームリーダーやPMとしてのご経験 ・AWSでの開発・運用経験 ・ECサイトの構築・運用経験 |
引用:https://freelance-start.com/※この案件は2022年4月時点のものです。現在は掲載終了している可能性があります。
上記のように、JavaScriptの案件は副業で稼働日数が少なくても高単価です。
ただし、求められるスキルは相応にハイレベル。
まずはエージェントを利用してフリーランスになり、週1、週2で副業するのが再現性の高い戦略となります。

JavaScript案件の探し方
JavaScript案件を探すには、以下の方法があります。
- クラウドソーシングを使う
- エージェントサイトを使う
- Wantedlyで探す
それぞれ詳しく説明します。
クラウドソーシングを使う
クラウドソーシングは、主にランサーズとクラウドワークスの2つが有名です。
JavaScriptの案件に関してはランサーズの方が多かったので、まずはランサーズを使ってみると良いでしょう。
- ランサーズ 11,850件(2022年2月時点)
- クラウドワークス 2,587件(2022年2月時点)
とはいえ、クラウドソーシングはどの案件も比較的単価が低いです。
そのため、単価を優先するならエージェントを利用するのがおすすめ。

エージェントサイトを使う
JavaScript案件を獲得するなら、フリーランス向けエージェントを活用するのが最もおすすめです。
利用には2~3の実務経験が求められますが、エージェントは豊富な案件を抱えていて、キャリアアドバイザーも親身に相談に乗ってくれるため、「収入が不安定になってしまう」という心配も不要。
また、エージェントの中には、フリーランスでありながら正社員並みの保証をしてくれる会社もあります。
初めてのチャレンジとなれば不安に思うことも多いですが、その不安の大部分を解消してくれるのがエージェントなのです。
「案件獲得」だけでなく「収入を途切れさせないサポート」まで無料で受けられるので、利用しない理由はありません。

Wantedlyで探す
Wantedlyは、個人のユーザー数が300万人・登録会社数が40,000社の求人紹介サービスです。
「出会い、つながり、つながりを深めるシゴトのSNS。」がコンセプト。
「求人サイト」ではなく、「ビジネスSNS」という立ち位置で価値提供されているのが面白いポイントでもあります。
個人のプロフィールがスコア化されるので、ぜひ空欄を埋めて内容を充実させていきましょう。
そうすると、採用される確率もアップします。
Wantedlyでおすすめの攻略法は以下の通り。
- 挑戦したい案件を決める
- 案件の求める人物像や必須スキルを確認する
- 案件で求められる内容に応じてプロフィールを書く
- 5社ほどエントリーしては反応を見てプロフィールを改善
上記のようなステップを踏めば、自分が参画したい案件に高確率で参画できます。
JavaScriptの副業案件を探すのにおすすめのエージェント
JavaScriptで副業案件を探すなら、エージェントを利用するのが最もおすすめです。
エージェントは「高単価案件」「週1、週2の案件」「フルリモート案件」など、様々な案件を抱えているため、きっと好みのものが見つかるでしょう。
また、優秀なキャリアカウンセラーがあなたに合ったキャリアプランを提案してくれるため、非常に心強いです。
そのため、安心してフリーランスとしての第一歩を踏み出すことができます。
ITプロパートナーズ
公式サイト:https://itpropartners.com/

運営会社 | 株式会社Hajimari |
公開求人数 | 4,675件 |
平均単価 | – |
マージン率 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
働き方 | 週1~2日から稼働OK、リモートワークOKな案件が豊富 |
※2022年1月時点・公式ページより引用/算出(公式:https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズの主な特徴としては、以下の3つがあります。
- 『直請案件』だからこその高単価
- リモート、週1~2日から稼働OKの案件多数
- エンジニア、デザイナー、マーケターの案件多数
『直請案件』だからこその高単価
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズで取り扱っている案件は『直請』が多く、他のエージェントと比較しても高い傾向にあります。
※直請案件とは、間に仲介会社を挟まず、直接クライアントと契約している案件のことを指します。

リモート、週1~2日から稼働OKの案件多数
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(公式:https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズの大きな魅力として、週1~2日から稼働OKの案件が多くあるという点があります。
JavaScriptに関しても同様に、週1日2日の案件がありますので、まさに副業したい方にはぴったりのエージェントです。
実際、他のフリーランスエージェントの多くは、以下の特徴があります。
- 最低稼働日数は週3、4~からが主流
- 常駐の案件が多く、副業的にフリーランスの仕事を始めづらい
- 週1、2からでもできるエージェントは、案件数が少ない
その点、ITプロパートナーズは週1~2日から稼働OKの案件が豊富。
「副業でJavaScriptエンジニアとして働きたい」という方必見のエージェントです。

レバテックフリーランス
公式サイト:https://freelance.levtech.jp/

運営会社 | レバテック株式会社 |
公開求人数 | 35,935件 |
平均単価(月) | – |
マージン率 | 非公開 |
対応地域 | 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・愛知・福岡・長崎・熊本・大分 |
働き方 | 週3案件、リモート案件多数 |
※2022年3月時点・公式サイトより引用/算出 (公式:https://freelance.levtech.jp)
レバテックフリーランスの主な特徴としては、以下の3つがあります。
- 業界最高水準の案件単価
- キャリアコンサルタントによる手厚いサポート
- 求人数の多さ
業界最高水準の案件単価
レバテックフリーランスは、高単価案件を数多く取り揃えており、最高単価は165万円という高水準です。
※2022年3月時点 レバテックフリーランス公式サイトより引用(公式:https://freelance.levtech.jp)
レバテックフリーランスは、案件のほとんどが中間業者を挟まない「直請案件」になっています。

キャリアコンサルタントによる手厚いサポート
※2021年12月時点 レバテックフリーランス公式サイトより引用(公式:https://freelance.levtech.jp)
IT人材サービスを多く手掛けるレバテックだからこそ、IT業界に精通したプロのエージェントによるサポートを受けることができます。

求人数の多さ
レバテックフリーランスの求人の多さは、業界最多水準で、公開されている案件だけで35,935件あります。
エンジニア | 10,763 件 |
デザイナー | 525件 |
マーケター | 53件 |
コンサル | 265件 |
※2022年3月時点 レバテックフリーランス公式サイトより算出(公式:https://freelance.levtech.jp)
他のフリーランスエージェントと比較しても、以下の職種の案件が最も多くなっています。
- エンジニア
- デザイナー
- マーケター
- コンサル
また、レバテックで保有する案件のほとんどは、エージェントから直接案内されなければ見ることができない、「非公開求人」になっています。
非公開求人の中には、機密性の高い大企業の案件や、条件が良く応募が殺到する可能性が高い案件などが多くあります。
そのため、公に公開することはせず、担当者が直接依頼する形をとるために非公開の求人が多くなっています。

テクフリ
公式サイト:https://freelance.techcareer.jp/

運営会社 | 株式会社アイデンティティ |
公開求人数 | 8,743件 |
平均単価 | 81.2万円 |
マージン率 | 10%~ |
対応地域 | 主に東京(一部、神奈川・大阪有) |
働き方 | 週2,3日から稼働OK案件あり。常駐案件が多い。 |
公式ページ:https://freelance.techcareer.jp/
※2022年2月時点・公式サイトより引用/算出
テクフリの特徴としては、何と言っても案件の質の高さです。
- 平均81.2万円の高単価案件
- サイバーエージェントを始めとする多くの上場企業の案件取り扱いあり
運営元である株式会社アイデンティティは、テクフリ外にも複数のIT人材派遣事業を行っていることから高品質な案件が多いのが特徴です。

クラウドテック

運営会社 | 株式会社クラウドワークス |
公開求人数 | 876件 |
平均単価 | – |
マージン率 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
働き方 | リモート案件多数 |
公式ページ:https://crowdtech.jp/
※2021年9月時点・公式ページより引用/算出
クラウドテックの主な特徴としては、以下の3つがあります。
- リモート求人が多い
- エンジニア、デザイナー、マーケターの求人数が多い
- クラウドワークス社が運営しているからこその保険制度
リモート求人が多い
クラウドテックのリモート案件数は、他の10以上のエージェントと比較してもトップクラスの案件数になっています。
※フリーランスエージェントで得られる案件は、実は常駐の案件であることがほとんどです。一部リモートなどの案件はありますが、フルリモートの案件の割合はかなり少ないため、リモート案件に強みのあるクラウドテックはかなり魅力的です。
また、クラウドテックのサイト上で公開されている求人は876件ほどですが、実際は8~9割がたの案件が非公開求人となっています。

求人数が多い
また、クラウドテックはエンジニアの案件数が業界最多水準になっています。

エンジニアであれば、IT プロパートナーズやフューチャリズムなどのエージェントを併用することもおすすめです。
ですが、デザイナーやマーケティングの仕事をしたいという方は、案件数的にもクラウドテックが一番おすすめです。
クラウドワークス社が運営しているからこその安心の福利厚生
クラウドテックは、会員登録をすることで100以上のサポートが無料になる「フリーランスライフサポート」にクラウドテック側の負担で加入できます。
サポートの例としては、
- ベビーシッターサービス
- 家事代行サービス
- 健康診断をはじめとする各種健康サポートのサービス
など、会社員からフリーランスになるにあたって役立つサービスばかりです。

公式サイト:https://crowdtech.jp/
JavaScriptの副業案件獲得に必要なスキル
JavaScriptで副業をするには以下のスキルが必要となります。
- HTML/CSS
- JavaScript
- フレームワーク
- コミュニケーション能力
それぞれご説明します。
HTMLとCSS
Web制作でもWebアプリ開発でも、ユーザーの目に触れる画面を構築する上で絶対に必要なスキルです。
フロントエンドを主戦場にするJavaScriptエンジニアなら、絶対に避けては通れません。
HTMLとCSSであれば、MDNで学ぶと良いでしょう。
HTMLで学ぶべきことは以下の通り(MDN:HTMLの第一歩)
- HTMLの構成(html要素、head要素、meta要素、title要素、body要素)
- よく利用する基本的なタグ(hタグ、pタグ、liタグ、aタグ)
- HTML テキストの基礎(見出しと階層構造、パラグラフ・見出し・リスト・強調・クォーテーションそれぞれの目的理解)
- マルチメディア(画像、動画、音声)の埋め込み
- 表やフォームの作り方
CSSで学ぶべきことは以下の通り(MDN:CSSの第一歩)
- CSSをHTMLに適用する方法(インラインスタイル、内部スタイルシート、外部スタイルシート、セレクター)
- CSSの構成要素(カスケードと継承・セレクター・単位・サイズ設定・背景と枠線・デバッグ)
- CSSレイアウト(display プロパティ、フレックスボックス・グリッドレイアウト・位置指定、レスポンシブ)
いろいろと学習項目を挙げましたが、現場に入る前から全てを網羅する必要はありません。

また最小限の学習でエンジニア転職をしたいのであれば、テックアカデミーなどのプログラミングスクールを利用すると良いです。
スクールであれば、HTML・CSSの最低限必要な知識のみをピックアップしたカリキュラムが用意されているため、最短距離で学習できます。
JavaScript
JavaScriptで副業をするとなれば、JavaScriptの理解も必須です。
この言語の最大の特徴は「ブラウザ上で動作する唯一のプログラミング言語」という点。
クリックやスクロールなど、ユーザーがブラウザでおこなった操作をトリガーに、さまざまな処理を発動させることが可能です。
またサイトを更新することなく表示内容を更新できるうえに、ユーザーのストレスを減らす「非同期通信」もできます。
見た目にも変化があって学ぶのも楽しいですし、非常に汎用性が高く副業案件も豊富です。
単価の高い副業案件を取るなら、会社員エンジニアとしてJavaScriptを使った開発経験を2~3年ほど積んでおきましょう。
フレームワーク
JavaScriptのフレームワークには以下の種類があります。
- React
- Vue
- Angular
- Next
それぞれ説明していきます。
React
ReactはMeta社によって提供されているJavaScriptフレームワークです(Reactは厳密にはライブラリなのですがフレームワークと表現されていることも多いのでご容赦ください)。
そして数多くあるJavaScriptフレームワークの中でも、世界で圧倒的な導入率を誇るのがこのReact。
本来UIデザインはデザイナーが担当しますが、Reactを使えば、UIデザインの知識に乏しくても、自然とおしゃれで使い心地の良い仕様になります。
またReactはMeta社(旧Facebook)が主導で開発しているので、開発を突然中断してしまう心配も少ないです。
継続的に改善が行われ、今後もフロントエンドフレームワークの中心的な存在を担うでしょう。
コーディングコストが少なく、開発規模が大きくなっても管理しやすいのが大きな魅力です。
またReactで得られた知識は、React NativeというReactの概念を基盤としたモバイルアプリ開発のプラットフォームでも応用できます。

Vue
Vueの特徴は、学習コストが低いことが挙げられます。
Vue.jsは「Angularの良い部分を取り出し、それ以外を削ぎ落としたようなJavaScriptフレームワークを開発したい」との考えから開発されたフレームワークです。
そのため、AngularやReactに比べると覚えることが少ないため、JavaScriptの知識がある人なら短期間で習得できるでしょう。
また、Vueは双方向データバインディングという機能によってJavaScriptの記述を大幅に減らせるのが大きなメリット。
学習コストを下げたい方にぴったりのJavaScriptフレームワークと言えます。

Angular
Angularは検索エンジン大手のGoogle社によって開発された、フルスタックフレームワークです。
Webアプリケーション開発に必要なほとんどの機能をサポートしています。
拡張性の高いWebアプリケーションを開発可能にするためのライブラリで、デザインパターンなどがあらかじめ実装済み。
うまく扱えるようになれば、開発スピードが圧倒的に上がります。
注意点として、AngularはTypeScriptをベースに作られているため、そちらの学習コストも計算に入れる必要があります。

Next
Next.jsはReactをベースにしたフロントエンドフレームワークです。
Next.jsとReact.jsの大きな違は以下です。。
- Reactに比べ初期表示が早い
- 大規模なアプリの開発向け
Reactの場合ページ数が多くなるにつれ初期ローディングにかかる時間が増えるので、大規模なWebアプリの開発には向きません。
そのため、大規模なWebサイトをReactを用いて開発する場合はNext.jsが必須となります。
Next.jsにおいて重要な概念にプリレンダリングがあります。
プリレンダリングとは簡単にいうと「事前にHTMLを生成する」という仕組みです。
この仕組みにより、ブラウザの負荷を下げて表示を高速化することが可能になりました。

コミュニケーション能力
エンジニアにはコミュニケーション能力も欠かせません。
エンジニアというと、パソコンに向かって無言でタイピングしているイメージがあるかもしれないですが、実態は大きく異なります。
現場では頻繁にコミュニケーションを取りながら業務を進めていくことが多いです。
特に1週間のうち限られた日数だけ参画する副業案件の場合は、報告・連絡・相談を細かく行うことでプロジェクトを円滑に進めることができます。
だからこそ、副業の場合もコミュニケーションを意識する必要があります。
JavaScriptの副業は未経験でもできる?
残念ながら、未経験でJavaScriptの副業は無理です。
実際に調べてみるとわかりますが、求められるスキルレベルは非常に高いと言えるでしょう。
そのため、基礎学習を積み重ね、現場で経験を積む必要があります。
2〜3年の実務経験を積もう
エンジニアとして就職を目指すのであれば、まずはプログラミングスクールに通うのが最短ルートです。
プログラミング言語やフレームワークに関しては、学ぶべきことが無限にあります。
しかしそれらの基礎知識を全て網羅しようとしていたら、何年経ってもエンジニアに転職できません。
そういった課題を解決してくれるのが、プログラミングスクールなのです。
スクールであれば、転職する上で網羅すべき知識とそうでない知識をきちんと精査された上でカリキュラムが作られています。

まずはバックエンドの学習から始めて、高いレベルを目指しましょう。
それが再現性の高いエンジニア就職戦略です。
とはいえ、プログラミング学習に挫折はつきもの。
しかし、テックアカデミーであればパーソナルメンターと一緒に学習に取り組むことができるため、挫折率も大幅に減らすことができます。
2021年4月から9月の受講生を対象とした調査では、満足度98.7%の受講生が満足しているので、未経験からでも安心してプログラミング学習に取り組めるでしょう。
RailsでもLaravelでもいいので、ぜひバックエンドのフレームワークから学習をスタートしてみてください。
学習を継続して実力を磨いたら、就職を成功させてバックエンドエンジニアとして現場に入ってスキルを磨きましょう。
実務経験を積むと、現場によってはフロントエンドのフレームワークにも触らせてもらえるようになります。

トレンドのフレームワークを最低1個は習得しよう
どうせJavaScriptを勉強するのであればReactがおすすめです。
数多くあるJavaScriptライブラリの中でも、世界で圧倒的な導入率を誇るのがReact。
実際に、以下のような誰もが知る有名企業がReactを導入しています。
- Yahoo!
- Airbnb
- Netflix
- Slack
- Uber
世界的にも多くのシェアを獲得し、フロントエンドのフレームワークに関して現在ならReact一強とも言えます。
フレームワークを習得できるようにするためにも、まずは地道にJavaScriptの基礎を磨いていってみてください。

まとめ
JavaScriptの案件は副業でも高単価なものが多く、経験者であれば稼ぎやすいでしょう。
ただ案件で求められるスキルはハイレベルなものが多いため、最低でも実務経験2年以上の実力が必要です。
まずはプログラミングスクールで学習を重ねて転職を成功させ、2年以上の現場経験を積むことを優先してみてください。
JavaScriptは、非常に汎用性の高い言語で、案件の種類も規模の小さいものから大きなものまで豊富にあります。
