テストエンジニアに未経験からなるには?就職・転職方法について解説してみた


こんな気持ちでこの記事にたどり着いた人も多いのではないでしょうか。

この記事では、以下のような疑問について答えていきます。
- テストエンジニアに未経験からなれるの?
- そもそもテストエンジニアの仕事って?
- 未経験からテストエンジニアになる方法
- テストエンジニアに向いている人は?
- テストエンジニアの年収は?
- テストエンジニアの将来性は?
3分ほどでサクッと読めるので、是非読んでみてください。
また、テストエンジニアに転職するなら、エージェントや転職サイトの利用がおすすめです。
特にテストエンジニアやIT業種の未経験可の求人を多く扱っているエージェントは、以下の三つです。
《未経験からテストエンジニアへの転職におすすめ!DAINOTE編集部推薦エージェント》
【第1位】ワークポート:IT系の求人を多く持つエージェント。IT業界志望なら登録しておいて損はないです。
【第2位】リクルートエージェント:転職エージェントの最大手で、求人数もNo.1。
【第3位】doda:転職満足度No1、顧客サポートが手厚い総合型転職エージェント
どれも求人数が業界トップクラスにあり、IT業界に強いエージェントになっています。

目次
テストエンジニアの仕事内容とは?
では、そもそもテストエンジニアとはどういった職種なのでしょうか。
- テストエンジニアの仕事とは
- テストエンジニアに未経験からなれるのか
- テストエンジニアの魅力は?
上の3点について解説していきます。
テストエンジニアの仕事内容
テストエンジニアとはその名の通り、サービスが正しく機能しているかテストをする、品質担保の役割を担っています。
また、システム上の不具合はユーザーに大きな影響を与えるので、チームの中でも縁の下の力持ちのような存在になります。
サービスを開発する具体的な手順としては、
- プロジェクトマネージャー(PM)が要件定義をする
- エンジニアがプログラムを作る
- テストエンジニアがシステムのテストをする
といった流れになっています。
この流れのうち、システムテストを行うのがテストエンジニアの仕事となります。
主な仕事は、下のような感じです。
- エンジニアが作ったプロダクトに、問題がないかチェックする
- エラーが起こっていたら、文章にまとめて報告する
- プログラミングを行う場合は、テストの自動化を行う
中でも2番がメインの仕事であることが多いです。
よって、テストエンジニアは、プロダクトを作るエンジニアとは違ったものになります。

開発エンジニアのなり方については、下の記事で詳しく解説しています。是非見てみてください。
テストエンジニアに未経験からなれる?
テストエンジニアとしての仕事の幅は広いので、未経験でも比較的なりやすい職種だと言えます。
テストエンジニアの魅力は?
一番の魅力としては、先ほど挙げたように未経験でも転職しやすいことが挙げられます。
本格的にコードを書くエンジニアは、未経験での求人がほとんどありません。
ですが逆に、テストエンジニアであれば、未経験可の求人がほとんどです。

求人数が特に多いリクルートは、初めに登録して求人を見るのにおすすめです。
また、ワークポートはIT領域に特化しているので、業界事情がわからないという方は一緒に登録するのがおすすめです。
テストエンジニアの仕事自体の魅力については以下のようなことが挙げられます。
- 開発者とユーザーの両方の視点でサービスを作ることができる
- チームで連携して一つのものを完成させる達成感
- バグを発見し解消することが楽しい
システム開発の過程において不具合が起きてしまう原因を突き詰めることは簡単ではありません。
ですが、不具合がなくなるまでテストを実行し、ユーザーが使いやすい品質を保証したシステムをリリースできた時の達成感は、テストエンジニアならではだと思います。
テストエンジニアになる方法
未経験で求められること
テストエンジニアは、開発エンジニアとは違って、未経験でもテスターから仕事を始めることができます。
ですので、未経験からテストエンジニアを目指す際には、
- ExcelやWordなどの基本的なパソコンスキル
- システム開発やアルゴリズムの理解
- コミュニケーションスキル
などが求められるでしょう。
- テスト作業の経験を積み、知識を得る
- 開発言語にかかわるテストを実行する
というように、段階を踏みながらスキルを身につけることで、テストエンジニアとしての業務の幅は広がります。
必要な資格は?
未経験から始めるにあたって、特に資格が必須というわけではありません。

- 基本情報技術者試験
- JSTQB認定テスト技術者資格
- ソフトウェア品質技術者資格認定
これらの資格があると就職時に企業からの評価も高く、採用に有利に働きます。
後々取得することを視野に入れても良いと思います。

基本情報技術者試験
引用:IPA公式HP
この資格は、独立行政法人IPAが主催する国家試験です。
ITエンジニアの基礎を確かめる資格であり、IT業界を志望する方なら持っておいて損はないです。
JSTQB認定テスト技術者資格
引用:JSTQB公式HP
この資格は、各国のテスト技術者認定組織が参加しているISTQB(International Software Testing Qualifications Board)の日本版組織JSTQBが運営しています。
ソフトウェアテストの安全性のテスト技術に関する資格で、テストエンジニアにとって必須の資格として位置づけできます。
ソフトウェア品質技術者資格認定
引用:JCSQE公式HP
この資格は、一般財団法人日本科学技術連盟が運営する、ソフトウェアの品質向上のための資格です。
レベル別なのが特徴で、自分のスキルによってレベルを選択することができます。
求人サイトやエージェントに登録しよう!
一番重要なのが、求人サイト・エージェントに登録することです。
こうしたサービスを利用するメリットとしては、
- 非公開求人が見れる
- 自分に合った求人を探してくれる
- サポートがある
などです。
リクルートエージェント、ワークポート、dodaの3つが、業界未経験者や異業種転職におすすめのエージェントになります。
非公開求人が見れる
転職サイトやエージェントは、公開求人の2倍以上の非公開求人を持っていると言われています。
サイト・エージェントに登録すると、自分で探すだけでは見つからない、条件の良い求人が見つかる可能性があります。
特にdoda,リクルートは求人数が圧倒的なので、とりあえず登録するという人も多いですね。
自分に合った求人を探してくれる
Googleでテストエンジニアの求人を探すと、膨大な量の求人が出てきます。

エージェントに登録すれば、自分が希望した条件に合った仕事を探してきてくれます。
忙しくてなかなか求人を見る時間がない、という人におすすめです。
エージェントからのサポートがある
また、エージェントが面接対策から企業側との日程調整や賃金交渉などを行ってくれるというメリットもあります。
アドバイザーがいる場合、キャリアについての相談もできるので、一人で心細い人にはおすすめです。

では次から、おすすめのエージェントを紹介していきます。[/comment]
未経験からテストエンジニアを目指す人におすすめのエージェント
未経験からテストエンジニアを希望している方は、とにかく求人数の数の多い「総合型エージェント」に登録するのがおすすめです。
なぜかというと、総合型エージェントは未経験OK、異業種転職OKの求人が多いからです。
ということで、IT系の求人数が多いおすすめの総合型エージェントを紹介していきます。
リクルートエージェント:求人数圧倒的No1!IT領域の未経験求人も比較的多いです。
リクルートエージェントは、転職エージェント業界でも圧倒的な求人数を誇るエージェントです。 数多くの転職情報が集まっているだけあって幅広い業界にパイプがあり、求職者の転職活動をしっかりサポートしてくれます。 とにかく求人数が多いので、希望している条件の求人が見つかる可能性は非常に高いです。 他社と併用しながらの利用もおすすめのエージェントなので、転職を考えているならまず登録しておきましょう。
ワークポート:IT領域に強い、総合型転職エージェント。
ワークポート(公式:https://www.workport.co.jp/) ワークポートは、IT業界の求人に強い転職エージェントです。 なかでも、「未経験OK」の求人・「第二新卒向け」の求人を扱っている点が、ワークポートの特徴です。 一般的な転職エージェントのIT業界向け求人では、「経験者向け」である場合がほとんどで、未経験OKの求人は少なくなっています。 そのため、第二新卒からIT業界に挑戦してみたい方には、おすすめの転職エージェントといえます。
DODA:業界No2の求人数。キャリアコンサルタントの質にこだわりたいという方も必見!
dodaは、パーソルキャリアが運営している大手転職サービスです。 転職サイトと転職エージェントの両方を持っているので、求人検索から応募まで一つのサービスで行うことが可能です。 常に豊富な求人数を取り扱っており、自分にあった転職先の候補を増やすことができます。 利用者満足度も高く、サポートの質が良いエージェントです。
テストエンジニアが向いている人の特徴
裏技、バグを探すのが好きな人
先ほども紹介したように、テストエンジニアは、エラーを見つけてそれを報告するのが主な仕事です。
なので、ゲームの裏技やバグを探すことが好きな人は向いているといえます。
細かいところに気が付く人
また、細かいところに気が付ける人にも向いています。
エラーを見つけるには、プロダクトを注意深く見ていく必要があります。

テストエンジニアが向いていない人の特徴
書かれている通りにやることが苦手
テストエンジニアは、開発エンジニアから渡された仕様書の通りにプロダクトが動くよう、不具合を見つけていかなければなりません。
なので、書かれた通りのことをきっちりやるのが苦手な人は、苦痛に感じるかもしれません。
細かな違いを探すのが苦手
テストエンジニアは、ひたすら細かなバグやエラーを探す仕事です。
なので、細かいところを見るよりもざっくりと全体を把握する方が得意という人は、向いていない可能性が高いです。
単調な作業が苦手
テストエンジニアは基本的に、ひたすらエラーを探すことが仕事になります。
なので、実際にプロダクトを作りたい方、日々同じ作業は嫌だという方は向いていないかもしれません。
動くプロダクトを作るエンジニアになりたい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
テストエンジニアの年収は?
正社員の平均年収は?
テストエンジニアの正社員の年収は、平均300万円~500万円前後が一般的です。
テストエンジニアは比較的未経験の方でも働きやすいため年収が低いと思われがちですが、
- テスト設計+自動化
- テスト仕様書の作成
経験を積みスキルが上がるにつれ、収入もあがっていきます。
また、ボーナスや昇進による収入アップも見込めます。
フリーランスの平均年収は?
テストエンジニアのフリーランスの年収は、平均500万円~600万円前後が一般です。
案件としては30万円~60万円が相場でしょう。
近年は、テスト工程の外注割合が高い傾向があるので、今後の需要は更に伸びていくでしょう。
テストエンジニアになるのに、年齢は関係する?
結論としては、比較的テストエンジニアになるのに年齢は関係ありません。
なぜかというと、テストエンジニアの業務内容は幅広いからです。
ここからは年代別に解説していきたいと思います。
20代(第二新卒)の場合は?
まず第二新卒にあたる20代についてですが、
未経験でも正社員としての可能性は大いにあるといえます。
特に第二新卒の場合だと、ポテンシャル採用をしてもらえる点において強みになります。
ポテンシャル採用については、こちらの記事で詳しく解説しています。是非見てみてください。
30代の場合は?
次に30代の場合ですが、20代と比べると、正社員での雇用の難易度は上がると思います。
ですが、テストエンジニアは業務の幅が広いので採用される可能性は十分にあります。
また、経験を積むことによって、即戦力になることもできるでしょう。
40代の場合は?
次に40代の場合ですが、他のエンジニア職と比べて40代でも採用される可能性は十分にあります。
一般的に、企業は年齢が上がれば上がるほど即戦力の人材を求めているので、未経験職種の転職は難しい傾向にあります。
ですが、テスト仕様書に従ってテストをする業務であれば採用されることが多いです。
テストエンジニア転職のポイント
テストエンジニアに転職するための参考記事
以下の記事では、テストエンジニアに限らずIT業界全体へ転職する際の注意点や、おすすめの求人サイトを紹介しています。

IT業界への転職を考えている方は、ぜひ読んでみてください。
転職の質は、「情報の質」×「行動の量」に左右される
キャリアにおいて入社前の事前情報は、本当に大きいです。
IT系のキャリアに詳しい複数のアドバイザーにいろいろとヒアリングしてみて、業界知識をつけた上で転職活動をすることがおすすめです。

また、IT系の転職市場に関しては、キャリアアドバイザーすらもあまりわかっていないことが多々あります。
複数のエージェントを利用して、情報源を分散しておくことも重要になります。
また、以下の記事では、おすすめの転職サイトを職種や業界、世代別に紹介しています。是非見てみてください。
テストエンジニアの将来性は?
テストエンジニアの仕事は必要不可欠ですが、
近年、テスト業務においてAIによる自動化が進んでいる企業があります。
なので他のエンジニアに比べると、残念ながら将来性はそこまで高いとは言えません。
ただ、経験を積みスキルを身につけることで、専門性を磨いて開発エンジニアやテストアナリストとしてキャリアアップすることも可能です。

未経験からコードを書くエンジニアになる方法は、こちらの記事で紹介しています。是非見てみてください。
まとめ
以上、テストエンジニアについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
この記事をまとめます。
- テストエンジニアは未経験でも就きやすい仕事
- 細かいところに気づく人や、単純作業が得意な人に向いてる
- テストエンジニアの求人は、総合型エージェントで探すのがおすすめ
転職は孤独を感じる時も多いですが、辛いときは信頼できる第三者やキャリアアドバイザーに相談してみましょう。
この記事が、転職を成功させる助けになれば嬉しいです。

《未経験からテストエンジニア転職におすすめ!DAINOTE編集部推薦エージェント》
【第1位】ワークポート:IT系の求人を多く持つエージェント。IT業界志望なら登録しておいて損はないです。
【第2位】リクルートエージェント:転職エージェントの最大手で、求人数もNo.1。
【第3位】doda:転職満足度No1、顧客サポートが手厚い総合型転職エージェント