3年目の転職は早い?転職は有利なのか?経験談をもとに解説します【保存版】
「入社3年目だけど、転職しようか迷う…。そもそも転職できるのかな?」
社会人3年目の方のなかで、以下のように悩んでいる方は少なくないと思います。
- 石の上にも三年と言われているけど、今辞めるべき?それとも辞めないべき?
- はじめての転職活動をするにあたって、いろいろと不安が多い…。
- 異職種の業界に未経験で転職したいんだけどできるかな?
僕も社会人1年目の時にかなり転職するか否か悩んでおり、結局、1年目で早期に転職を決意しました。
この記事を読んで分かること
- 社会人3年目はポテンシャル採用なので、転職しやすい!
- 社会人3年目で辞めて転職すべきか判断する基準
- 【登録必須】転職サイト・転職エージェントのおすすめの選び方
《DAINOTE編集部が推薦!おすすめの転職エージェント・転職サービス》
【第1位】リクルートエージェント (公式:https://www.r-agent.com/)
転職活動をこれからスタートする方向き。第二新卒の求人数が最も多く、大手から中小企業までカバーしています。
【第2位】doda(公式:https://doda.jp/)
リクルートエージェントに続く業界求人No2。20代前半向けの求人数もリクルートと同じくらいあります。求人を探すだけならdodaもおすすめ。
【第3位】ワークポート(公式:https://www.workport.co.jp/)
年収の高いIT業界を目指している人向け。新卒でも転職できる未経験向け求人が豊富にあり、エージェントの質も高いため、業界についての理解も深めることができます。
【第4位】アーシャルデザイン(公式:https://www.a-cial.com/)
10万社から厳選した求人を保有かつ内定獲得率は86%と高水準!未経験分野に転職したい20代の方必見の転職エージェントです。
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【実態】社会人3年目で転職を考える人は多い
今の会社の最終勤務が終わった。
社会人3年目での転職。
転機ってやっぱり3年目なんだなあと思った。— パプ子 (@n0k0giri) October 14, 2020
今の職場に勤めて今年で3年目になります( ̄∇ ̄)
様々なことを教えてもらいましたが給料の面でキツイので12月でやめます(._.)
やめて転職してもよくなる保証はないけど探してみないとわからないので頑張ります^_^
— ケンケン (@Xag0FKyISqaF8ZC) February 2, 2020
最近3年目同期が転職を考えているという話をよく耳にする
— 鳩ぽっぽ@産業保健師 (@810ppo) October 31, 2020
特に、3年目は会社の同期等が退職し始める時期でもあります。
なので、これからの自分に不安を感じ、積極的に転職活動を始める人も多くみられます。
根性がないと思われませんか?
確かに、転職経験のない人や、「定年まで一つの会社で働くべきなんだ」というイメージを持っている人もいます。
しかし、今はキャリアアップのための転職は普通のことです。他人の意見よりも「自分がどうしたいか」をよく考えて決断しましょう。
社会人3年目の採用メリット・デメリットは?
一般的に、入社3年目になるとポテンシャル採用になるので、次のようなメリット・デメリットがあります。
- メリット:異職種転職の可能性が高いこと
- デメリット:短期離職が厳しくなること・年収が落ちること
ポテンシャル採用のメリット:異職種転職の可能性が高いこと
第二新卒での転職の一番のメリットは、異職種転職の可能性が高いことです。
また、20代の転職のメリットは、成長を見越しての採用なので、新しい未経験職種に挑戦するチャンスが多いです。
このように「今の仕事を辞めて、将来性のある別の職種につきたい!」という方は、第二新卒のうちに転職しておいた方が良いでしょう。
新しいことをやるなら、20代の方が圧倒的にリスクが低い。
20代と30代では、転職のリスクが全然違うんだよね。30代なんて何も考えずに働いていたら、同業種職種しか転職できないし、異業種にしても大幅に年収を下げないと厳しいし、年収を落としたらのちのキャリア設計で困る。 pic.twitter.com/gBBSrVsNMY
— DAI (@never_be_a_pm) September 28, 2019
ポテンシャル採用のデメリット:短期離職が厳しくなる・年収が落ちる
一方で、ポテンシャル採用のデメリットは、2点あります。
- 次の職場で転職に失敗した場合、短期離職が続くので転職しづらくなること
- 育成枠で採用されると、年収が落ちること
また、元の会社での経験やスキル、現在保持している資格が活かせない仕事に転職した場合、未経験なのでどうしても収入が低くなります。
これらのことを覚悟して、転職活動を進めるのがよいでしょう。
社会人3年目での転職で失敗しないようにするには?
ここまで説明してきたように、社会人3年目はまだポテンシャル採用なので、それより上の世代よりも比較的転職しやすい傾向にあります。そのため、3年目で転職を考える方は多くいます。
その違いは、次のどちらかができていない可能性が高いです。
- 自己分析で就活の失敗や許容できるメリット・デメリットを洗い出せていない
- 自分の転職市場での価値を客観的に把握できていない
前回の就職で失敗した理由の分析が甘くて、転職後も同じ理由で辞めたくなるのが転職で一番失敗するパターン。辛い時は「今の選択肢から逃れれば、幸せな未来が待っている」とつい思ってしまうけど、実際そこの振り返りが甘いと、現職を志望した同じ理由で転職し、同じ理由で挫折することが多い。
— DAI (@never_be_a_pm) January 19, 2020
転職で重要なの、憧れじゃなくて現実を見ることだと思った。自分の妄想できっとこんな仕事でしょ!って決めちゃうと、入社後の期待したものとのギャップが大きくなりすぎる。業界のことをちゃんと理解して、「自分ここ合ってるの?」って考えたうえで転職活動進めてほしいな。
— DAI (@never_be_a_pm) December 21, 2019
また、「自分の市場価値や実力を客観的に把握する」ということも重要です。
客観的な視点で自分のスキル感や経歴について問題がないか判断できないと、フィードバックがないまま落ち続ける、もしくは、また同じような企業へ行ってしまう可能性があるので注意が必要です。
リクルートエージェントやdodaなど、転職エージェントを活用して、紹介される求人や面談を通して、自分が転職市場で通用するのか?第三者からの客観的な評価を把握しておきましょう。
3年目で転職するときに1番最初にやることは?
前述したとおり、まずは、「第二新卒向けの求人がどんなものがあるのか?」「自分の市場価値はどのくらいか?」を理解することから始めてみるといいでしょう。
転職エージェントは、求職者の転職が決まると、年収の30%程度を成果報酬として受け取ります。
ただ、転職エージェントもビジネスで転職支援をやっています。質のいい求人もある一方で、内定が出やすい企業を紹介してくる場合も。自分の希望条件や要望をしっかりと伝え、言いなりにならないことが大切です。
ただ、個人の考え方や価値観は違いますし、キャリアに正解はありません。
未経験からで異業種転職はできるの?
3年目で異業種転職している方はたくさんいます。3年目の人はある程度社会人として基本的なビジネスマナーや業界経験のあるため、大手企業でも第二新卒を採用しているケースもあります。
おすすめの転職エージェント
《DAINOTE編集部が推薦!おすすめの転職エージェント・転職サービス》
【第1位】リクルートエージェント (公式:https://www.r-agent.com/)
転職活動をこれからスタートする方向き。第二新卒の求人数が最も多く、大手から中小企業までカバーしています。
【第2位】doda(公式:https://doda.jp/)
リクルートエージェントに続く業界求人No2。20代前半向けの求人数もリクルートと同じくらいあります。求人を探すだけならdodaもおすすめ。
【第3位】ワークポート(公式:https://www.workport.co.jp/)
年収の高いIT業界を目指している人向け。新卒でも転職できる未経験向け求人が豊富にあり、エージェントの質も高いため、業界についての理解も深めることができます。
【第4位】アーシャルデザイン(公式:https://www.a-cial.com/)
10万社から厳選した求人を保有かつ内定獲得率は86%と高水準!未経験分野に転職したい20代の方必見の転職エージェントです。
それぞれの特徴を解説しますね。
リクルートエージェント:求人数No1!最初に登録するべき転職エージェント
リクルートエージェントは、転職エージェント業界でも圧倒的な求人数を誇るエージェントです。
数多くの転職情報が集まっているだけあって幅広い業界にパイプがあり、求職者の転職活動をしっかりサポートしてくれます。
とにかく求人数が多いので、希望している条件の求人が見つかる可能性は非常に高いです。
他社と併用しながらの利用もおすすめのエージェントなので、転職を考えているならまず登録しておきましょう。
doda:転職満足度No1、顧客サポートが手厚い総合型転職エージェント
doda公式サイト:
https://doda.jp/
dodaは、パーソルキャリアが運営している、1989年創業の大手転職サービスです。
転職サイトと転職エージェントの両方を持っているので、求人検索から応募までを一つのサービスで行うことが可能です。
業界No.1のリクルートの次に求人数が多く、自分にあった転職候補をたくさん探すことができます。
利用者満足度に関してはリクルートエージェントを超えて業界No.1で、90%を超える利用者の方が満足したと回答しています。
ワークポート:IT系の求人に強い転職エージェントで、IT業界志望向け!
ワークポート公式サイト:https://www.workport.co.jp/
拠点 | 東京 / 札幌 / 仙台 / 郡山 / 宇都宮/ 高崎 / 埼玉 / 横浜 / 千葉 / 新潟 / 静岡 / 名古屋 / 金沢 / 岐阜 / 滋賀 / 大阪 / 京都 / 神戸 / 姫路 / 岡山 / 広島 / 高松 / 小倉 / 福岡 / 長崎 / 熊本 / 鹿児島 / 沖縄 /ソウル(韓国) |
求人数 | 約7.8万件(2023年5月現在。非公開案件を含む) |
強み | ・元IT専門・転職エージェントの豊富な知見 ・専門性の高いキャリアカウンセリング ・経験年数の浅い人・第二新卒向け求人あり |
おすすめな人 | ・経験年数が短いが、転職したい人 ・IT業界の求人を幅広く知りたい人 ・IT業界全般に強いアドバイザーを求めている人 |
公式URL | https://www.workport.co.jp/ |
ワークポートは、IT業界の求人に強いことで評判の総合型エージェントです。
ワークポートの大きな魅力は、以下の2点です。
- キャリアアドバイザーのIT領域に対する専門性が高い
- 経験年数が浅くても応募できる求人がある
ワークポートは、「ITビジネス領域に特化したエージェント」から「総合型エージェント」にサービスを拡大した背景もあり、特にIT領域において実績と知見が豊富です。
そのため、IT業界の求人に強いことはもちろん、キャリアカウンセリングの専門性が高いことでも評判です。
ワークポートの口コミ
・求人紹介のみでなく、これまでのキャリアや性格から、よい点も悪い点もよい意味で素直に分析をしていただき、サポートをしていただけた点。また過去の面接の内容を、口頭およびeコンシェルで教えていただけた点。
(26歳・女性)
・一貫して適切で丁寧だった点。思った以上の早さで転職ができた点。対応の早さ。履歴書などのWeb作成。
(24歳・男性)
・連絡が早い、何度も軸を確認してくれる。メリット、デメリットもしっかりと伝えてもらえる。
(23歳・女性)
・転職活動全般の注意事項や大切にすべき点を知れたこと。また、希望に沿った企業様を多数ご紹介いただけたこと。
(28歳・女性)
・他社と比べて、紹介していただいた求人数や幅が多かった。また、自身が望むキャリアやフォローについて理解していただけたため、スムーズに進めることができた。
(32歳・男性)
登録は無料なので、ぜひ登録して実際の求人を見てみましょう。
ワークポート公式サイト:https://www.workport.co.jp/
ワークポートの案件例
想定給与 350万円~700万円 業務内容 職務概要
下記業務を担当していただく予定です。
職務詳細
ソリューション・コンテンツ事業を展開し、IoTやヘルスケア領域でも
成長中の同社にて、インフラエンジニアとして業務をお任せします。
プライム案件と自社案件のどちらも扱うことができます。
AWSなどをはじめとするクラウドインフラ環境の構築から
運用まで一貫して携わっていただきます。
誰もが知る大手企業をクライアントとして様々な業界に
携わることができます。
・Linuxサーバーの構築と運用 システムのパフォーマンスチューニング
※インフラ構築から携わり、運用まで一貫して行います
安定感東証プライムG会社100%子会社
やりがい大きな裁量・顧客と直取引
働きやすい完全週休2日制・年間休日125日
スキルアップ環境書籍代支給 セミナー代支給
会社の特徴
◆◇東証プライム上場のグループ会社◇◆
大手通信キャリアや端末メーカー、日本を代表するコンテンツプロバイダーなどと長きにわたる取引を続けてきた同社。WEBサービスやスマートフォンアプリなど、通信技術やデバイスの変化に応じて、モバイルサービスの黎明期から、あらゆる技術を積み重ねてきました。
培ってきた技術やノウハウを活かし、航空業界やメディカル・ヘルスケア業界、エンタメ業界など幅広い分野においてWEBサイトやアプリケーション、クラウドシステムなどを提供しています。
また、FinTechやAIなどのトレンドテーマにも積極的に取り組み、最先端技術の開発案件への活用にも注力しています。基本スキル 【必須】
・インフラエンジニアとしてのご経験をお持ちの方案件URL 【リモート】インフラエンジニア
(2023年10月01日 現在)
アーシャルデザイン:内定獲得率は86%!未経験分野に転職したい20代の方必見!
アーシャルデザイン公式サイト:https://www.a-cial.com/lp-career-common/
運営会社 | 株式会社アーシャルデザイン |
強み | ・内定獲得率86%という高水準 ・未経験分野の分野の転職に強い ・20代の利用者の割合が95% |
おすすめな人 | ・20代で転職したい方 ・未経験分野に転職したい方 |
アーシャルデザインは、未経験分野に転職したい20代の方向けの転職エージェントです。
リモートワークが多いなど幅広い働き方の求人があり、10万社以上の中から選別された他社が持っていないような限定求人も保有しています。
更に紹介企業としては、下記の画像のように大手企業も多数あります。
アーシャルデザイン公式サイトより引用:https://www.a-cial.com/lp-career-common/
アーシャルデザインがおすすめな人の特徴は、以下の通りです。
- 未経験分野に転職したい方
- 20代で転職したい方
- プロの転職アドバイザーにマンツーマンに相談しながら理想のキャリアを実現させたい方
やりたいことが不明確・転職活動がうまくいっていない場合は、転職支援サービスを利用する
仕事を探す以前に、自分が何をしたいのか分からない場合、もしくは書類で落ちてしまったり、面接がうまくいかないという方もいると思います。
おすすめの転職サービス
- キャリドラ:「市場価値を高める」がコンセプトのパーソナルトレーニングサービス。今後のキャリア形成に悩んでいる人、自分の市場価値を高めて収入を増やしたい人におすすめ。
- グッドポイント診断:リクナビネクスト内の自己分析ツール。もちろん無料。自分の強みを診断することができるので、まずはこれで現状の自分を理解してみるのがおすすめです。
- ポジウィルキャリア(旧ゲキサポ):キャリア相談や自己分析など、誰かと一緒に相談しつつ転職活動を進めたいという方におすすめです。無料相談もあり。
転職サービスは必須ではありませんが、転職活動をスムーズに進めるうえで役に立ちます。
それぞれの特徴を紹介するので、気になる方は使ってみてください!
キャリドラ
キャリドラは、年収アップ・キャリアアップを目指すためのサービスです。
自分の市場価値を高め、稼げる人材になるためのパーソナルトレーニングを提供しています。
運営会社 | 株式会社カメレオン |
受講場所 | 完全オンライン |
期間 | 2ヶ月~6ヶ月 |
料金 | 21,000円~/月 |
サポート | ・自己分析の支援 ・希望する業界や企業の分析 ・キャリアのロードマップを作成 ・希望する業界のテスト対策・面談対策 |
転職紹介 | なし(起業・副業支援あり) |
公式URL | https://careerdrive.jp/ |
キャリドラの主な強みは、以下の2つです。
- 採用担当者目線のカリキュラムで、実践的なスキルと知識を付けられる
- 大手企業のマネージャーや人事担当など、プロのトレーナーのサポートを受けられる
段階的にステップアップできるカリキュラムを組んでいるため、着実に知識やスキルを向上できます。
キャリドラ公式ページより引用
さらにプロのトレーナーがサポートしてくれるため、効率的にキャリア形成をできるのが魅力です。
キャリドラは以下の悩みを抱えている人に、おすすめします。
- 今後のキャリアについて悩んでいる人
- 自分の市場価値を高めたうえで転職・昇進をして、収入を増やしたい人
- 自分の「本当にしたいこと」や「向いていること」がわからない人
カウンセリングでは仕事やキャリア、転職について相談できるので、まずは登録してみましょう。
グッドポイント診断:自分の強みを診断してくれます
グッドポイント診断とは、リクナビネクストの自己分析ツールです。
「自分の強みとは何か?」を明確にすることで、自分に合った仕事を見つけるヒントを得られます。
診断する手順はとても簡単です。
- 手順①:リクナビネクストに登録(3分くらい)
- 手順②:診断スタート(30分くらい)
これだけです。
転職活動をこれから進める方は、まずはリクナビネクストに3分で登録してみて、自己分析の診断してみましょう。
リクナビネクストで自分の強みを診断してみるポジウィルキャリア(旧ゲキサポ):じっくり転職相談をしたい方向け
ポジウィルキャリア(旧ゲキサポ)は、短期集中であなたの転職活動を全力サポートしてくれるサービスです。
プロのトレーナーがつきっきりで支援してくれるので、転職活動に不安な方におすすめです。
転職サイトや転職エージェントとは違い、ポジウィルキャリアは求人紹介はしません。
ポジウィルキャリアは、プロのキャリアアドバイザーが自己分析や企業研究のサポートがメインのサービスです。
普通の転職サイトや転職エージェントだと、以下のような問題がなかなか解決できないですよね。
- 自分がやりたいことがそもそも分からない
- やりたいことが分かっても、自分が必要とされている会社が分からない
- 自分の経歴をどう活用して転職活動すればいいか分からない
- 転職エージェントに行っても、早く転職させようとしている感じがして心配
無料でキャリア相談を受けることができるので、そこで客観的に自己分析してもらうのがおすすめです。
無料でポジウィルキャリアに相談してみる社会人3年目はポテンシャル採用なので、転職しやすい?
- ポテンシャル採用は、育成前提ということを理解しよう
- ただし3年目の場合、手取り足取り教えてくれるのではなく、自走が求められることを意識しよう
- コロナの影響で、第二新卒の求人は減りつつあることを理解しよう
ポテンシャル採用は、育成前提ということを理解しよう
基本的に、企業側は年齢に応じて以下のように評価しています。
- 入社1年目~3年目:第二新卒採用枠
- 入社4年目~8年目:準第二新卒枠
- それ以降:完全即戦力枠
入社3年目は第二新卒採用枠に当たり、育成前提のポテンシャル採用です。
入社4年目以降になると、選考では実務経験が問われるようになってきます。
ポテンシャル採用では、新卒採用時に求められたスペックとあまり変わりません。
- 学歴
- 社歴
- 現年収
面接でも、学生時代に力を入れたことなどが聞かれます。
この期間だと、比較的異職種の転職も可能です。
なぜなら企業が4~5年目以降の方を採用する際、どうしても経験者が有利になってくるからです。
なので、未経験の分野ですと、経験者と比べて転職しにくくなります。
しかし、第二新卒であればポテンシャル採用であるため、未経験の分野であっても転職理由をきちんと説明できれば異職種に転職することができます。
「石の上にも3年」は、手遅れになる可能性がある。
「今の仕事、やりたいことではなかった」と思った時、異職種に転職できるのは、第二新卒くらいまで。
26歳を超えてくると、異職種転職の難易度が大きく上がってくる。
30代だと、よっぽどのことがない限りはほぼ不可能だと思ったほうがいいです。 pic.twitter.com/1Mv86qBbgi
— DAI (@never_be_a_pm) October 11, 2019
ただし3年目の場合、手取り足取り教えてくれるのではなく、自走が求められることを意識しよう
とはいえ、3年目の転職の場合は、社会人の基礎レベルが十分にあることを期待されます。
コロナの影響で、第二新卒の求人は減りつつあることを理解しよう
コロナの影響で、第二新卒の求人は減りつつあります。
- 不況になると、企業は採用費用と広告費用を抑制するため、第二新卒の求人は減ります。
人材業界の知人から聞いた話ですが、現在ほとんどの会社が第二新卒の採用を抑制し始めているそうです。
社会人3年目で辞めて転職すべき?
- 自分の悩みを明確にしよう
- なぜ入社する前に、その悩みを回避できなかったのかを考えよう
- 次の転職で実現したいことを明確にしよう
- 本当に今の会社で、悩みを解決できないか理解しよう
自分の悩みを明確にしよう
今の会社の不満を言語化してみましょう。
例えば、以下のようなものがあると思います。
- 職場の上司のセクハラ・パワハラが多い
- 自分が本当にやりたくない仕事に配属されてしまった
- もっとスキルアップして活躍したいけど、これ以上のことを求められていない
なぜ入社する前に、その悩みを回避できなかったのかを考えよう
今の悩みをなぜ入社前に回避できなかったか、しっかり振り返りましょう。
- 職場の上司のパワハラが多い
→体質が古い会社だったので、ほとんど上司が男性の50代。女性比率が低く、ハラスメントの意識がない人が多い
- 自分が本当にやりたくない仕事に配属されてしまった
→ 人事制度に個人の意向が反映されないことを知らなかったから
- もっとスキルアップして活躍したいけど、これ以上のことを求められない
→ 新しいことにチャレンジすることを認めない文化があったから
このプロセスがないと、また同じ悩みをかかえ、短期離職を繰り返す可能性があります。
前回の就職で失敗した理由の分析が甘くて、転職後も同じ理由で辞めたくなるのが転職で一番失敗するパターン。辛い時は「今の選択肢から逃れれば、幸せな未来が待っている」とつい思ってしまうけど、実際そこの振り返りが甘いと、現職を志望した同じ理由で転職し、同じ理由で挫折することが多い。
— DAI (@never_be_a_pm) January 19, 2020
また、転職活動をしていると、稀に「誰でもいいので来て欲しい」という雑なオファーが来る場合があります。
次の転職で実現したいことを明確にしよう
というのも、ネガティブな理由だけでは、転職先の会社にとって自分を採用するメリットが伝わらず、面接に受からないからです。
転職活動で失敗する人の特徴を、3パターンくらいに分けてみた。
①ネガティブな動機だけで転職活動する
②現職でなぜ満足できていないのか、しっかりと振り返らない
③1, 2の結果、フィットしない会社への転職回数が増え、エージェントから見放されるこれはかなり当たっていると思う。 pic.twitter.com/pdLzU5ZRgq
— DAI (@never_be_a_pm) September 22, 2019
例えば、
- 年齢も比較的若く、上昇意識が高い仲間と仕事をしたい
- やりたかったマーケティングの仕事ができる会社に入りたい
- チャレンジが認められる、推奨される環境に属したい
など、できるだけ具体的に言語化をしましょう。
本当に今の会社で、悩みを解決できないか理解しよう
- チャレンジが認められない場合
→もっと別のアプローチでチャレンジを認めてもらう方法はないか。 - 上司のパワハラ・セクハラがひどい場合
→人事に相談して、部署を変えられないかどうか
などなど。
転職は、それなりに今まで築いてきた人間関係や実績をリセットすることになります。
なので、「本当に転職しないと解決しないのか?」は深く考えたうえで、最終的に転職活動するかどうかを決めるのがおすすめです。
転職相談をよく受けているんだけど、
①今の仕事の不満
②次の仕事で得たい条件を洗い出したうえで
③今の会社で、①と②を解決する方法はないか?
を質問すると、意外と「転職しないで今の仕事を頑張る」という意思決定する人が多い。
そして実はそっちの方が雑に転職するよりよかったりする。
— DAI (@never_be_a_pm) June 25, 2020
【必見】失敗しない転職の時期・タイミング
- 在職中に転職する
- 退職してから転職活動する
この2つの選択肢を比較していきます。
在職中に転職するメリット・デメリットを理解しよう
在職中に転職する、メリット・デメリットを理解しておきましょう。
- メリット:万が一転職に失敗しても、失業することがなく、お金に困らない
- デメリット:転職活動に十分時間を使うことがなかなかできない
退職してから転職活動するメリット・デメリットを理解しよう
- メリット:転職活動に十分時間を使うことができる
- デメリット:思ったように転職活動がうまく進まず、お金に困る可能性がある
退職してから転職活動をすると、求職中に十分お金がなく、困ることがあります。
ですので、以下の2つを考慮したうえで検討してみるとよいでしょう。
- 退職する場合、十分にお金がある状態か
- 失業保険をもらいながら、転職活動ができるか
【参考】社会人3年目で転職した人の成功談と失敗談
実際の成功談
- 転職したことで年収UP
- 職場環境、人間関係が改善した
転職したことで年収UP
転職したことで年収がUPしたという成功談が多く見られました。
職場環境、人間関係が改善した
思えば今日入社して3年目だw前より
は休みも多く給料もそんな変わらず人間関係は断然こっちのがいいから転職して成功……だと思いたい😇— トンガリ (@ILULU_takiyafaf) February 19, 2019
転職したことで職場環境、人間関係が改善したという成功談も多く見られました。
実際の失敗談
- 転職活動が上手くいかない場合がある
転職、思ったほど上手くいかない。先輩に社名や経歴がむしろ邪魔になるよ、って言われてた通りになって2社落ちて凹んでる。でも明日も来月も残り3社、スカウトメール来た所へガンガン面接行ってきます。止まってられないのだ。
— tr* (@ria_m_tarte) October 29, 2020
転職活動が、こんなに上手くいかないなんて(´・ω・)
— 糸 (@jaaack1138) November 4, 2020
一方で、転職活動が上手くいかないという失敗談も多く見られました。
社会人3年目の転職でよくある質問
ここでは、社会人3年目で転職を考えるときのよくある質問に回答していきます。
転職回数によって差はありますか?
社会人3年目なので、未経験業界、業種の転職でも大丈夫ですが、一貫性のない転職で回数を重ねると、厳しくなっていきます。
一貫性のない転職を短い期間で複数回している場合、「どうしてこういう経歴なのに、うちを希望してるの?」と必ず聞かれますし、気分で転職しているような印象を与えてしまう可能性が高いでしょう。
逆に一貫性をもたせ、転職しながらキャリアアップしていく人はいくらでもいます。
転職回数よりも、一貫性の方を重視しましょう。
学歴が低いのですが、社会人3年目の転職は大丈夫でしょうか?
特にIT系など、専門的なジャンルでは学歴不問の企業も多くあります。
高卒で働き始めたという場合は、5年以上の社会人経験があるはずなので、スキルをアピールしましょう(大卒者にない強みをアピールできます!)
社会人3年目の転職では、学歴に関係なく記事を参考にしていただければと思います。
社会人3年目、女性の転職は不利だったりしませんか?
女性には出産や育児など、特有の実情があるからです。
実際、厚生労働省の平成30年「転職入職者の状況」を見ても、結婚を理由に前職を辞めた人の割合は、女性が男性の5倍以上となっており、長く働いてほしい企業との間にミスマッチが起こりやすくなっています。
結婚を理由に前職を辞めた人の割合(パート、アルバイトを含む)
男性 | 女性 | |
20~24歳 | 0.1% | 1.6% |
25~29歳 | 1.1% | 7.7% |
30~34歳 | 1.6% | 3.3% |
(引用元:https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/19-2/dl/gaikyou.pdf)
ただし、企業側は面接時には、「結婚の予定はありますか?」といった質問はしてはいけないことになっています(男女雇用機会均等法の規定)。
似たような質問があった場合は、「個人的なことなのでお答えできません」などと毅然として言っておけば大丈夫ですが、そもそもそういった思想のある会社を選ばない方がいいかとも思います。
今では、育児休業も遠慮なくとれるという企業も増えています。
女性が転職には不利になりがちだという事実は事実としておさえつつも、働きやすい業界、企業を選んでいくのがいいでしょう。
参考:柔軟に働ける仕事はおすすめ
前提として、どうしても労働時間が長くなる管理職等の仕事に関しては、男女問わず、長時間労働ができない方はポストに就くのが難しいです。
逆に、成果給で働く仕事(主にIT系)に関しては、男女関係なくある程度柔軟な働き方ができるようになるため、仮に育児休業で休むとしても、あまり問題ではありません。
どんな働き方があるかに関しては、以下の記事にまとめてあるので、気になる方はこちらも併せて読んでいただけたらと思います。
まとめ
ということで、今回は社会人3年目の転職について解説していきました。
繰り返しになりますが、社会人3年目の転職は可能です。
理由は、以下3つです。
- 社会人3年目までの経験、実績を評価してもらえる
- ポテンシャル採用が通用する
- 異業種への挑戦もできる
転職では、年代に関わらず自己分析、業界分析、経験者やプロに相談しつつ、企業選びをするのが大事になります。
また、仮に、結局転職しなかったとしても、社会経験を積んだ今、改めて自己分析や業界研究をするのは、今後の生き方、働き方を見定める上でも大きな効果があります。
以下の記事も参考になると思うので、ぜひ読んでみてください。
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