2020/07/05

さて、つい先日、仲の良い大学の後輩に「入社1年目で会社を辞めたい」と相談を受けました。

1年目は「我慢して努力しろ!」という声が多いんですよね。「仕事がつらくても3年は勤めてから判断するべき」という言説、聞いたことはありませんか?

これらの意見も完全に間違っているとは言えません。

しかし僕は、全ての選択肢にはメリット・デメリットがあって、1年目で辞めるべきかどうかは、人によって全然違うと思うんです。

「これが正しい」と、全ての人に同じ考えを当てはめるのは難しいものです。

僕も新卒の時に同様に「やめるべきかそうでないか」に迷い、色々なことを整理した結果辞職を選択しました。

今は全く後悔しておらず、あの時の選択は間違いではなかったと思っています。

そこで、今回は入社1年目で会社をやめるべきか、転職するべきかどうかを考える上で役立つ、考え方について解説していきたいと思います。

この記事を読んだ後には、

  • 入社1年目で退職するのはありなのか
  • 入社1年目の新入社員ですが、この会社で居続けるべきなのか
  • 新卒1年目で転職って本当に可能性はあるのか

について、答えがでると思います。

前提:転職に限らず、全ての選択肢にはメリット・デメリットがある

僕、全ての選択肢にはメリット、デメリットが存在すると思うんですよね。仕事選びや転職活動に関わらず。

    ですから、「1年目でやめる」も「3年間我慢する」のどちらかいいかを、絶対論で語ることはできないと思うんです。

    結局どちらかいいかはその人自身の性質や環境、シチュエーションに依存すると思うんですよね。

    万人に当てはまる「一般論」は存在しないはず。具体的な言葉で説明していきます。

    入社1年目で辞めるメリット・デメリット

    会社に入って、

    • 「こんなつもりじゃなかった」
    • 「もともと募集で応募した職種とやっていることが全然違う」

    と思う人は決して少なくないはず。そんな時には、メリットとデメリットをよく整理して考えてみることをオススメします。リターン・リスク、とも言い換えられますね。

    入社1年目で辞めるデメリット

    例えば、「入社1年目での転職」には、以下のようなデメリットがあります。

    1. 1年目で転職するので、今までの経験は全てリセットされる
    2. 第二新卒採用になり、スキルによる評価ではなくポテンシャル枠になるので、給与が落ちる可能性が高い
    3. あと3年間働けば、もっと大きな裁量のポジションに行けるかもしれないが、転職すると白紙に戻る

    入社1年目で辞めるメリット

    一方で、メリットは下記の通りです。

    1. 一からキャリアをリセットできるので、別の職種にも挑戦しやすい
    2. 転職先で担当する業務が自分にあっていて、大きく成長できる可能性がある

    以上のメリット・デメリットを比較して天秤にかけ、自分の希望・状況ではどちらを優先すべきか整理してみましょう。

    転職する際のメリット・デメリットを検討する場合は、一度転職エージェントに相談して、今後のキャリアプランについてじっくりと考える機会を儲けてみるのがおすすめです。
    関連記事:第二新卒の転職サイト、転職エージェントオススメは?採用担当者に聞いてみた!

    入社してから、3年間くらい頑張ってみる場合のデメリット・メリット

    例えば、今「仕事をもうやめよう」と考えていたけれど、少し不安になって、「やはり入社後3年間くらいは頑張ってみよう!」ということにしたとしましょう。その場合ももちろん、メリット・デメリット(リターン・リスク)があります。

    例えば、デメリット(リスク)を挙げていくなら以下のようなものが考えられます。

    1. 3年経っても自分のやっている仕事が全く変わらず、状況は何も良くならない可能性がある
    2. 急な異動があり、社内で志望していた職種からますます遠ざかることもある
    3. 新卒入社後3年以上経ってから転職しようとする場合、第二新卒枠ではなく中途採用枠で採用が行われるので、ジョブチェンジ(職種変更)が困難になる

    なかなかリスキーだと思いませんか?僕自身の話で言えば、このリスクをとるのはちょっと無理だな、、、と思ったので転職しました。

    一方、新卒入社後3年間勤めた場合のメリット(リターン)は以下のようなものでしょう。

    1. 3年間努力した結果、今の会社で重要なポジションを任されるようになり、将来的に市場価値の高い経験を積むことができるかもしれない
    2. 3年間も頑張れば、努力した会社で成果が認められて昇進し、今やっている仕事を好きになる可能性がある

    って感じです。そういうことも実際はあると思います。つまり、「新卒入社後は下積み時代」と考えて、将来的に評価されると信じてコツコツと積み重ねていくという考え方ですね。上の世代の人は、こういう根拠で「3年間は頑張れ」ということが多いような気がします。実際、それが間違いだと言い切ることは僕にもできません。

    ですので、結局新卒1年目でやめようが、3年間くらい頑張ろうが、どっちにしろリスクとリターンがあるわけです。こればかりは、「3年間は働き続けるのが正解」とも「早めに見切るをつけるのが正解」とも、一概には言い切れないというわけです。

    自分の信じられるデメリットとメリットを選ぶ

    で、じゃあ結論どっちの方がいいか、って話になると思うんです。繰り返しになりますが、とにかくキャリアに正解はないと僕は思っています。

    なので、

    「このリスクなら自分が負っても大丈夫!こっちのメリットをとるぞ!」と、自分の根拠・仮説に基づいて、信じられるデメリット・メリットを選ぶのが良いと思います。

    例えば、僕の場合だと、大事にしたい価値観の優先順位はこんな感じでした。

    1. 自分の上司が自分の100倍くらい優秀な職場に行きたい
    2. 今やっている品質保証の仕事ではなく、エンジニアやマーケターのようなプロダクト開発に近い職種につきたい
    3. エンドユーザーがB2Bではなく、B2Cの領域に行きたい
    4. 将来の市場価値や成長を優先したいので、年収は100万くらい下げても問題ない

    僕の場合、給与が下がってしまうデメリットも、転職先の違う業種での経験を優先していたので、年収が50万円くらい低いベンチャーに転職しました。「1年目で辞めて経験リセット」だとしても、もともとやりたい職種が違うと思ったので、転職をしました。

    結果的には、転職先である2社目の会社でとても貴重な経験を積ませてもらい、僕の選択は正しかったと思います。その時の経験を生かし、今は当時の年収の3倍くらい稼げるようになったので、本当によかったです。

    逆に第三者から「3年間やりたくない仕事を頑張れ」って言われても、僕はあんまり義務感で自分をモチベートするのが得意ではないので、これ以上パフォーマンスを上げるのは難しいんじゃないかって思ったんですよね。(※これは独立した今でも同じです)

    結局、いちばん悩むポイントは、

    • どのデメリットなら許容できるのか
    • どのメリットを優先したいのか

    これらを踏まえた上で選択肢を一つに決めることです。何を選んでも、最終的にはあるメリットを捨てる覚悟が必要になります。

    多くの人は、「他人に吹き込まれる一般的なリスク」と「自分の中で見過ごせないリスク」を巡って悩むと思うんです。そのリスクを洗い出してよく整理しながら、自分の中で優先順位をつけて、客観的にキャリアを考えることが重要なんじゃないかなぁと思っています。

    社会人1年目の一般的な転職市場とは?

    では、社会人1年目の一般的な転職市場はどうなっているでしょうか。

    結論から言うと、第二新卒と言う風に扱われます。

    第二新卒とは、ほぼ大学生の就活生と同じ扱いです。業務経験も求められず、どちらかと言うと

    • 学歴
    • 社歴
    • 学生の頃に力を入れたこと

    が、評価の対象になります。

    また、企業もほぼ育成を前提に雇用します。今の実力よりも圧倒的に今後の伸び代をみています。

    なので、ほぼポテンシャルでしか評価されません。

    • 「全然業務経験がないから、評価されないのではないか」
    • 「1年目でやめているから、やる気がない人とみられたらどうしよう」

    と心配になるかもしれませんが、そんなことはないので安心してください。

    見せ方としては、「本当に一社目が個人とマッチしなかった」と言うことがしっかりとアピールできれば問題はありません。

    もし自分だったらどうするか

    さて、1年めでの辞職・転職活動を検討するにあたって、デメリットとメリットを考えるべきと書きました。しかしそうは言っても、「そもそも今の会社にいるデメリットとメリットを自分で判断するなんて難しいよ〜」という人も多いかと思います。

    そりゃそうですよね。多くの人は、会社で働くのも、転職活動をするのも初めてなはずですから。それに、普通に会社の中にいるだけではその相談できる人っていないんですよねw

    上司に「今の仕事のメリットがわからないんですけど相談させてください」なんて言えないわけですし。(もし言えたとしたら極度なサイコパスです)

    なので、今のキャリアが自分にとって本当に正しいのか、完全に部外者で専門性が高い人に相談してみるのがベストだと思います。相談相手は全く利害関係のない人であるべきだと僕は思います。

    のちほど紹介しますが、

    • 上司
    • 転職エージェント
    • 両親
    • スカウト先の企業

    など、どれも利害がかかわるので、すべての選択の意思決定を彼らにすべてゆだねるのは、リスキーです。

    関連記事:転職したい時に相談すべき人、相談すべきではない人の違いについてまとめてみた

    1年目で辞めるべきか判断するためのチェックリスト

    それでは、あなたは転職するべきでしょうか。

    以下のチェックリストで、2つ以上当てはまったら、転職を検討してもいいかもしれません。

    • パワハラ・セクハラがひどい場合
    • 人事異動で解決できない場合
    • 異職種転職を希望している場合
    • ネガティブな理由にプラスして、ポジティブな転職理由がある場合
    • 転職後、年収が下がることを許容できる場合
    • 二回目の転職で失敗すると、3回目の転職が難しくなるリスクを負える場合
    • 経歴に自信がある場合

    順に解説していきますね。

    パワハラ・セクハラがひどい場合

    こういう会社の場合は、転職してよいでしょう。

    仕事が辛いというよりも、普通に人権侵害です。もし精神的に厳しかったら、cotreeのようなサービスを利用して、いったんカウンセリングなどを受けたほうがよいでしょう。

    人事異動で解決できない場合

    たとえば、本当に相性が悪い上司がいたり、パワハラ、セクハラがひどい会社だったとします。

    大企業になると、一定の割合でそういう変態が混ざっている可能性が多いので、人事異動が可能かどうか、人事担当者に相談してみましょう。

    異職種転職を希望している場合

    品質保証で1年目に入社したけど、本当はエンジニアをやりたい!といった僕みたいなケースですね。

    僕の場合は、人事異動を希望しましたが、どうやら開発の部署は中途採用しか対応していないようなので、転職しました。

    ネガティブな理由にプラスして、ポジティブな転職理由がある場合

    たとえば、パワハラや、残業があまりにも多い場合だと、ネガティブな転職理由が多く浮かぶかと思います。

    ネガティブな理由で転職することに関しては問題ありませんが、それに加えて、「次の仕事は何をしたいか」を明確にしておきましょう。

    ポジティブな理由がないと、仕事を選べないし、面接でもアピールすることができません。

    関連:転職先が決まらない人がやっている5つのこと

    転職後、年収が下がることを許容できる場合

    第二新卒の場合だと、育成枠での転職になるので、企業が高いお金を出して採用することは稀です。

    今の会社の年収をもとに、それと同じ程度か、それ以下でだいたいの年収が決まります。

    なので、年収が下がる覚悟がある場合は、転職しましょう。

    二回目の転職で失敗すると、3回目の転職が難しくなるリスクを負える場合

    1年目で退職したとして、2回目の職場で早期退職しようとすると、2回目の転職が相当厳しくなります。

    なので、2回目の転職を絶対成功させる覚悟がある方のみ、転職活動しましょう。

    経歴に自信がある場合

    第二新卒の1年目の採用になると、ほぼ学生の採用と一緒なので、

    • 学歴
    • 社歴

    でほとんどが決まります。

    もし経歴に自信がない場合は、ハタラクティブのようなエージェントを利用して、転職活動を進めるのがよいでしょう。

     

    第二新卒転職のキャリア相談に使えるサービス

    それでは、第二新卒の転職に使えるサービスを紹介していきたいと思います。

    関連記事:第二新卒の転職サイト、転職エージェントオススメは?採用担当者に聞いてみた!

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    まとめ

    今の仕事を辞めて転職に踏み切るか?それとも「石の上にも三年」ともう少し粘ってみるか?

    悩んでいる人がまずすべきことは、デメリット・メリットを早い段階で認識しておくこと。

    その後で、自分に背負えるリスクと、どうしても優先したいリターンを整理していくのがセオリーです。

    まずはそれらを整理するために、色々な人と話してデメリット・メリットの材料を集めていきましょう。頼りになる第三者に相談を持ちかけ、焦らず考え続けてください。

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