【実態】Ruby on Railsオワコン・やめとけという噂は本当なのか?実際の需要から分析してみた
今回はこのような悩みを持っている方に向けてお話していきます。
この記事を読んでわかることは以下です。
- Ruby on Railsがオワコンと言われる理由や将来性
- Ruby on Railsの求人数や案件の単価相場
- Ruby on Railsを学習するメリット
- Rubyエンジニアとして活躍し続けるために必要なこと
- スキルアップや転職に役立つプログラミングスクール
- 未経験でRubyエンジニアを目指すために必要な知識
世界的に見てもRubyのシェアは上昇しており、案件によっては90万円以上のものもあります。
Ruby以外の言語やフレームワークを習得したり、クライアント目線の開発スキルを身につけることで、より重宝されるエンジニアになれる可能性が高いです。
- 「SESやSIerから、Web業界の自社開発企業に転職したい」
- 「自分のスキルセットで本当に転職できるのだろうか?」
と悩まれている方もいると思います。
「自分のスキルがどれくらい他の会社で通用するのだろうか」
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Ruby on Railsがオワコンと言われる3つの理由
シェアが継続的に伸びており、他言語と比較してもシェアや求人数が多いにもかかわらず、Ruby on Railsがオワコンと言われるのはなぜでしょうか。
- PHPと比較するとシェアが少ない
- 保守管理がしづらい
- 処理速度が遅い
1つずつ解説します。
PHPと比較するとシェアが少ないから
1つ目の理由はPHPと比較して、Rubyのシェアが少ないことです。
実際に下記の2021年サーバーサイド言語のシェアを見ると、Rubyは4.5%、PHPは79.2%と大きな差があります。
引用:W3Techs「Historical trends in the usage statistics of server-side programming languages for websites」(2022年6月30日時点)
PHPに比べると、Rubyはまだまだシェアが圧倒的に低いといえます。
しかし、PHPと比べてシェアが低いのはどの言語も一緒で、そのなかでもじわじわとシェアを伸ばし続けているのがRubyです。
保守管理がしにくいから
保守管理がしにくいことも、Ruby on Railsがオワコンと言われる理由の一つです。
Rubyは同じ処理を実現するにしても、さまざまな書き方ができます。
それが「柔軟に処理を記述できる」というRubyのメリットではあります。
しかし、人によって記述方法に差が出やすい分、他人の書いたコードを理解しにくいというデメリットもあるのです。
たしかに柔軟性の低いプログラミング言語を採用すると難易度が高い反面、エンジニアによる書き方の違いが少ないため、運用保守が容易です。
しかし、柔軟性が高いRubyに対し、そのフレームワークであるRuby on Railsは「設定より規約」という設計理念があるため、開発をする際にも明確なルールがあります。
そのルールに則って開発が進むため、プロジェクト全体で考えると、必ずしも「運用保守がしにくい」と言い切ることはできません。
処理速度が遅いから
Rubyはインタプリタ型の言語であるため、処理速度が遅いというデメリットがあります。
そのためRubyには、記述したコードをすぐに実行できるというメリットがあります。
しかし、実行するたびに毎回コードを機械語に翻訳しなければならないため、プログラムの実行速度が遅くなるのです。
Rubyは規模が大きく、処理速度が求められるようなアプリ開発には適していません。
【結論】Ruby on Railsには将来性がある!その理由を解説
結論から言うとRuby on Railsには将来性があります。
なぜならサーバーサイド言語のなかでも、Rubyのシェアがじわじわ伸び続けているためです。
W3Techsの調査によると、2021年のサーバーサイド言語シェアにおいて、Rubyのシェアは2021年1月時点で4.7%でした。
それが2022年6月時点では5.9%まで上昇しています。
引用:W3Techs「Historical trends in the usage statistics of server-side programming languages for websites」(2022年6月30日時点)
この状況を見ると「Ruby on Railsはオワコンである」と言い切ることはできません。
Ruby on Railsの求人動向
Ruby on Railsのフリーランス求人は、他の言語と比較しても数が多いです。
フリーランスエージェント「レバテックフリーランス」の下記調査によると、2018年Rubyの求人数は10以上あるプログラミング言語中5位でした。
引用:レバテックフリーランス「【2020年7月発表】プログラミング言語別求人案件ランキング」(2022年6月30日時点)
またフリーランス案件の単価相場を見ても、Ruby on Railsは高水準です。
同じく「レバテックフリーランス」のデータによると、各プログラミング言語の案件の平均単価は下記の通りでした。
- Ruby:80万円
- Python:76万円
- PHP:72万円
- JavaScript:71万円
- Java:68万円
引用:レバテックフリーランス「単価相場」(2022年6月30日時点)
- 「SESやSIerから、Web業界の自社開発企業に転職したい」
- 「自分のスキルセットで本当に転職できるのだろうか?」
と悩まれている方もいると思います。
「自分のスキルがどれくらい他の会社で通用するのだろうか」
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もし高い年収をオファーされるのであれば、転職活動をスタートできますし、逆に低い年収だった場合、今何が足りていないのか客観的に認識できます。
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Greenに無料登録してスカウトを受け取るRuby on Railsの強みや学習する3つのメリット
Ruby on Railsの強みや学習するメリットは、以下の通りです。
- 開発スピードが速い
- コードがシンプルで初心者でも学びやすい
- コミュニティが活発
順番に見ていきましょう。
開発スピードが速い
1つ目のRuby on Railsのメリットは、開発スピードが速いことです。
Ruby on Railsは記述がシンプルで読みやすく、書きやすいフレームワークです。
またライブラリが豊富で、さまざまな機能を短時間で実装できるメリットもあります。
さらに開発をする際のルールが明確であり、そのルールを理解すると生産性の向上が期待できます。
コードがシンプルで初心者でも学びやすい
Rubyはコードがシンプルで、初心者でも学びやすい点もメリットです。
またRubyは日本人であるまつもとゆきひろ氏が開発したため、日本語のドキュメントも充実しており、学習しやすいのも魅力といえます。
難解なプログラミング言語から学習を始めると挫折しがちな初心者も、Rubyであれば楽しく学習できる可能性が高いです。
コミュニティが活発
RubyやRailsは開発者が多い分、RubyやRailsに関する日本のコミュニティが活発なことも嬉しいポイントです。
実際に北海道から沖縄まで勉強会や交流会を開催するコミュニティがあり、お互いの知見をシェアできる機会が豊富です。
特にフリーランスエンジニアの場合、会社員のように業務やキャリアの悩みを他人に相談できる機会が少ないので、孤独を感じやすくなります。
Rubyエンジニアなら積極的にコミュニティに参加することで、エンジニア仲間が見つかり、フリーランスとして活き活きと働ける可能性が高いです。
Rubyエンジニアとして活躍し続けるために必要な3つのこと
今後もRubyエンジニアとして活躍し続けるために必要なことは、主に以下の3つです。
- 再利用しやすいコードを書けるようになる
- 他の言語やフレームワークも習得する
- クライアント目線で開発できるようになる
順番に見ていきましょう。
再利用しやすいコードを書けるようになる
1つ目は再利用しやすいコードを記述できるようになることです。
RubyはPythonのような他の言語と異なり、エンジニアによってコードの品質にばらつきが出やすいという懸念点があります。
そのためRuby on Railsを利用してコードを記述する際に、再利用しやすいコードに仕上げることが重要です。
コードが再利用しやすくなれば、同じ機能を実装するときも時間を短縮でき、空いた時間で新しいコードを書くことができます。
他の言語やフレームワークも習得する
開発現場や求められているシステムによっても、使用する言語は変わってきます。
またRubyやRailsの需要は高いですが、将来的にRuby単体の案件は減少する可能性もあります。
より効率的に扱える言語が生まれることで、既存の言語が廃れたり、新言語へ移行したりといった流れは避けられません。
そのため「JavaScriptやReact+Ruby on Rails」のように組み合わせて使えるようになることが大切です。
多くの言語やフレームワークを習得することで、言語特有の概念や考え方をさまざまなシーンで活用できるようになります。
単一の言語しか知らないエンジニアに比べて、よりクライアントの要件に沿ったシステム開発が可能です。
クライアント目線で開発できるようになる
クライアント目線で開発できるようになることも欠かせません。
そもそもクライアントは、プログラミングなどの詳しい知識を持っていない場合も多いです。
そのため要望を丁寧にヒアリングしたうえで、視覚的にわかりやすく、優れたアプリケーションやサービスを生み出せるスキルが求められます。
実際に高単価な案件ほど決められた作業を行うだけではなく、自ら提案や発信ができる人材を募集している傾向があります。
上記3つを意識して取り入れることで、Rubyエンジニアとしての市場価値が上がり、さまざまな案件で採用される可能性が高まります。
稼げるRubyエンジニアを目指すのに役立つプログラミングスクール
「他の言語も習得したい」「もっと稼げるRubyエンジニアになりたい」という場合は、プログラミングスクールがおすすめです。
基礎的な知識をあらためて身につけられることはもちろん、自分でサービスを開発して起業できるスキルも習得しやすくなります。
今回はRubyエンジニアにおすすめのプログラミングスクールを、下記の3つ紹介します。
- Tech Academy
- RUNTEQ
- ポテパンキャンプ
1つずつ特徴を見ていきましょう。
Tech Academy
2022年2月 TechAcademy公式サイトより引用
学習言語 | Ruby, Ruby on Railsなどのサーバーサイド言語, HTML5/CSS3, Bootstrap, Git/Github |
受講場所 | 完全オンライン |
期間 | 4週間〜 |
講師 | 現役エンジニア |
主なサポート | ・毎日の毎日15時〜23時のチャットサポート ・週2回のマンツーマンメンタリング(最初の週のみメンタリングは週1回) ・回数無制限の課題レビュー |
料金 | 社会人:¥174,900 (税込)〜 学生:¥163,900(税込)〜 |
全額返金保証 | なし |
転職紹介 | 受講生限定のスカウトサイト |
TechAcademyは完全オンラインのプログラミングスクール。
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- オリジナルアプリ作成までの、サポートが手厚い
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たとえば「Webアプリ・フロントエンド・Webデザイン」の3つのコースを組み合わせることで、次のようなスキルを習得できます。
- Ruby on Railsを使った開発スキル
- jQueryやWebAPIを利用したサイト設計・実装スキル
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また開発中にエラーが出て困っても、Slackというチャットツールで質問すればOK。
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メンターの方が秒速で答えてくれるので、わからなくてイライラしてプログラミングが嫌になるということがないです。
エラーを怖いと思わないんですよね。
この効果は大きいです😌— TR (@tr_logs) October 2, 2018
②オリジナルアプリ作成のサポートが手厚い
TechAcademyのカリキュラム、実はオリジナルアプリ作成のサポートまでやっています。
ここで実際にオリジナルアプリを作っていきます。
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サポートの質 | ★★★★★(5.0) |
講師の質 | ★★★★☆(4.0) |
カリキュラムのレベル | ★★★☆☆(3.0) |
転職支援の質 | ★★★☆☆(2.0) |
価格の安さ | ★★★★★(5.0) |
総合点 | ★★★★☆(3.8) |
公式サイト:https://techacademy.jp/
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RUNTEQは、スタートアップ特化のWebエンジニア養成スクールです。
主な学習言語 | HTML,CSS,JavaScript,Ruby, Ruby on Rails |
受講場所 | 完全オンライン |
期間 | 9ヶ月間(1,000時間) |
講師 | 現役エンジニア |
主なサポート | ・チャットサポート ・1ヶ月ごとにオンライン面談を実施 ・オリジナルポートフォリオの作成支援 ・選考サポート、提携企業の紹介あり |
コース・料金 | Webマスターコース ¥437,800(税込)※分割にて¥21,000(税込)〜 |
「スタートアップで仕事をしたい!or自分でスタートアップを立ち上げたい!」という目標が明確なRubyエンジニアにおすすめです!
- スタートアップ特化で、すぐにフルスタックエンジニアとして活躍できるように実務を意識したカリキュラム
- 最大9ヶ月、合計1,000時間の豊富な学習量
- 困ったときに相談しやすいキャリアトレーナー体制を用意
他のプログラミングスクールと比較しても、スタートアップで必要となる人材育成に特化している点が特徴です。
RUNTEQでは独学や他のスクールでは学べない独自の講義をやります。
例えば・ITエンジニアが関わる業界知識
・スタートアップの業界知識やファイナンスの基礎知識
・プロダクト作りの考え方
・マーケティング、広告入門
・基礎技術
などWebエンジニアに必要な周辺知識をお伝えします。
— ひさじゅ@Web系転職に強いプログラミングスクールRUNTEQ (@hisaju01) June 18, 2019
自走力を持って学習を進められるよう、すぐに答えを教えるのではなく課題の解き方、考え方を教える体制を心がけています。
またプログラミングの知識だけではなく、実際の開発現場におけるノウハウについても学習することができます。
「そもそも企業にアピールできるサービスを開発するために、何から学習を始めれば良いか分からない……」というRubyエンジニアの方でも大丈夫です。
無料のキャリア相談会もあるので、間違った学習方法やスクール選びをする前に一度相談してみましょう。
ポテパンキャンプ
主な学習言語 | Ruby, Ruby on Rails |
受講場所 | 完全オンライン |
期間 | 2~5ヶ月間(8~20週) |
講師 | 現役エンジニア |
主なサポート | ・チャットサポート ・スタートサポート ・オリジナルアプリの開発支援 ・自社開発企業への転職支援 |
コース・料金 | Webアプリケーションコース ¥ 200,000 Railsキャリアコース ¥ 400,000 |
転職紹介 | 自社開発企業を紹介 |
ポテパンキャンプの良いところは、上げるときりがないのですが、絞ると以下3点です!
- ポテパン卒だとさまざまな案件で「即戦力扱い」されるレベルの教育の質
- エンジニアとしてキャリアを伸ばすのには欠かせない「自社開発企業」のみを紹介
- 圧倒的に良心的な価格!
①ポテパン卒だと現場で「即戦力扱い」されるレベルの教育の質
まずポテパンキャンプは、プログラミングスクールの中で最高レベルの教育の質です。
僕自身、すでに10社以上プログラミングスクールを取材していますが、正直どのスクールにいっても「即戦力」には程遠いんですよね。
「入社した会社よりもポテパンキャンプの方が厳しかったので成長できた」と現役エンジニアに言わせるほどです。
僕が実際に卒業生にインタビューした方の中にはフリーランスエンジニアにすぐ独立して、すごい高給取りになっている人もいました。
②Rubyエンジニアとしてキャリアを伸ばすのには欠かせない「自社開発企業」のみを紹介
「Rubyエンジニアとして自社開発企業に就職したい」という方にも、ポテパンキャンプはおすすめです。
ほかのプログラミングスクールって、自社開発の企業をなかなか紹介してくれないんですよね。
就職ハードルが非常に高いからです。
でもポテパンキャンプは「完全に自社開発企業しか紹介しない!」というスタンスでやっています。
圧倒的に良心的な価格!
エンジニア就職まで検討しているなら、圧倒的に費用対効果のよいスクールがポテパンキャンプです。
デメリットとしては、やる気がない人は面接で落ちるところです。
だからやる気がなかったり、どうしても年齢が上すぎる人は紹介できないんですよ。だから普通に面接で落ちます。
逆に言うと、ちゃんとやり切れる人であれば、実務に近い環境でプログラミングスキルを身に付け、就職まで成功することができます。
「本気でRubyエンジニアとして就職したい!」という人には圧倒的におすすめなプログラミングスクールです。
ということで、ポテパンキャンプの評価です。
サポートの質 | ★★★★★(5.0) |
講師の質 | ★★★★☆(4.0) |
カリキュラムのレベル | ★★★★★(5.0) |
転職支援の質 | ★★★★★(5.0) |
価格の安さ | ★★★☆☆(3.0) |
総合点 | ★★★★☆(4.2) |
未経験からRubyエンジニアになるために必要な5つの知識
「RubyやRuby on Railsについて詳しくないけど、これから挑戦してみたい!」という場合は、次の知識を身につけることが大切です。
- バージョン管理ツールの知識
- 言語の知識
- フレームワークの知識
- インフラの知識
- フロントエンドの知識
詳しく解説します。
バージョン管理ツールの知識
Rubyに限らず、アプリ開発の現場ではソースコードのバージョンを管理する必要があります。
バージョン管理ツールを使いこなすことで、下記のメリットがあるからです。
- 機能が実装できなかったときに、いつでも元の状態に戻せる
- 他のエンジニアが既存のコードを書いた意図を確認し、質問できる
- ソースコードを変更した部分が一目でわかる
特にバージョン管理ツールを使うと、「ソースコードのどの部分をどのように変更したのか」が一目瞭然になります。
そのためバグが解消できなくて質問したいときや、自分が実装したコードの確認を上司に依頼したいときに便利です。
開発効率が上がるため、バージョン管理ツールの知識は欠かせません。
言語の知識
Rubyエンジニアは、Rubyを使用して開発を行います。
そのため次のような基礎知識は必要不可欠です。
- 変数
- 条件分岐や繰り返し処理
- 四則演算
- 各種オブジェクト(文字列、数値、配列、ハッシュ、正規表現など)
また現場に入った際はRubyと各種ライブラリの機能を組み合わせ、目的とする処理を実装する機会も非常に多くあります。
それに新機能の実装や既存機能の変更を行う際には、対象アプリやライブラリのソースコードを読み解く必要もあるでしょう。
Rubyに関する基礎知識がないと、コードを読み解くことができず、新機能の実装や既存機能の変更も困難になってしまいます。
フレームワークの知識
Ruby on RailsはRubyのフレームワークであり、こちらを使用してアプリ開発を行います。
Ruby on Railsに関しては、まずCRUD処理を実装できるようになりましょう。
それに加えライブラリを利用した代表的な機能の実装は、一通りできるようになっておくと良いです。
またエラーが発生したときにも対応できるよう、フレームワークの構造理解も必要です。
ルート・ビュー・コントローラ・モデルなど、それぞれの役割はまず先に把握しておきましょう。
構造理解があると、エラーが発生したときにも「どの部分でエラーが発生したのか?」をすぐ予測できるようになります。
インフラの知識
エンジニアにはデータベース(以下、DB)の知識が必須です。
Railsなどのフレームワークは、DBに接続することで登録・編集・削除・一覧表示などのCRUD処理が実現できます。
本来であればDBを操作するためにはSQLが必要ですが、RailsはSQLを書かなくてもDBを操作することが可能です。
しかし、意図した処理にならないときは「DBに対してどのようなSQLが実行され、どのような操作を行っているのか」を把握する必要があります。
そのためSELECTやINSERT、UPDATE、DELETEなど、基本的なSQL文を理解しておくことが大切です。
他にもインフラに関しては、以下の知識も必要です。
- クラウド(AWS、Azure、GCPなど)
- サーバー構築
- ネットワーク構築
- セキュリティ対策
特にクラウドの知識を身につけておくと、請けられる案件の幅も広がります。
フロントエンドの知識
Webアプリを開発するエンジニアであれば、HTML・CSS・JavaScripeの知識は必要です。
特にHTML・CSSはWebサイトの画面を構成する基本的な言語であるため、決して避けては通れません。
またJavaScripeは汎用性の高い言語なので、継続して学習を重ねましょう。
ただし、未経験者がいきなりフロントエンドエンジニアになろうとするとハードルが非常に高いです。
なぜならフロントエンドエンジニアになるには、フロントエンドフレームワークとサーバーサイドフレームワークの両方を、高度なレベルで使いこなせる必要があるためです。
まとめ
本記事では「Ruby on Railsはオワコン」と言われる理由や将来性、長く活躍するために必要なことについて解説しました。
Rubyのシェアは伸び続けているうえ、言語全体のなかでもフリーランス案件が比較的多い傾向にあります。
今後もフリーランスエンジニアとして活動し続けるのであれば、Ruby以外の言語やフレームワークも習得することが大切です。
「Rubyエンジニアとしてスキルアップしたい」「他の言語を効率良く学びたい」という方は、プログラミングスクールに通うことがおすすめです。
現役エンジニアのメンターから実務で役立つ知識を教えてもらえるうえ、わからないことがあればすぐに疑問を解消できる環境が整っています。
フロントエンドやWebデザインのスキルを身につけられるコースもあるため、将来的にフルスタックエンジニアやディレクターを目指したい人にも向いています。