Laravelで副業するには?土日・週2〜稼働OKの仕事の探し方を紹介
PHPを使用したフレームワークの中でも、Laravelは圧倒的な人気を誇ります。
理由としては、記述がシンプルでJavaやC言語に比べてコードが書きやすく、可読性が高いことが挙げられます。

Laravelは2011年にリリースされた、比較的新しいフレームワークのため、モダンな開発環境で使用されることも多いです。
とはいえ、ひとつの現場では満足できない人や、もっとお金を稼ぎたいというエンジニアの方もいるでしょう。

目次
Laravelの副業は稼げる!
LaravelはPHPのフレームワークであり、マイクロソフトの.NETの開発に携わっていたTaylor Otwell氏が開発したものです。
2011年6月にリリースされたので、比較的新しいフレームワークと言えるでしょう。
ちなみに、PHPのフレームワークは以下の通り沢山あります。
- Laravel
- CakePHP
- Zend
- Code Igniter
- Symfony
- Yii 2
- Fuel PHP
- FatFree
- Aura
上記のフレームワークの中でも、ダントツの人気を獲得しているのがLaravelです。
効率的にWebアプリを開発でき、フレームワーク自体も比較的簡単に習得することが可能。
その手軽さから「世界で最も人気のあるPHPフレームワーク」と言われているわけです。
GitHubでのスター獲得数がPHPフレームワークの中で最も多いことからも、その人気具合がうかがえます。(2022年2月時点)
フレームワーク | スター数 | |
1位 | Laravel | 68.7k |
2位 | Symfony | 26.5k |
3位 | CodeIgniter | 18.2k |
4位 | CakePHP | 8.5k |
5位 | Zend Framework | 5.6k |
Laravelエンジニアは人材不足
そもそも日本ではエンジニアが不足しているため、当然ながらLaravelなどのサーバーサイドエンジニアも不足しています。
とはいえ実力なしに仕事が得られるわけではありません。
プログラミング言語やフレームワークの基礎的な理解(ポートフォリオを作成できるだけの実力)は絶対に必要です。

誰でもエンジニアになれるわけではないですが、地道な学習を積み重ねている人は、チャンスに恵まれる可能性があります。
Laravelのメリット
Laravelのメリットとして、以下のポイントがあります。
- MVCモデルを採用
- 自由度が高い
- 比較的短時間で習得できる
ひとつずつ解説します。
MVCモデルを採用
MVCモデルとは、プログラムの処理をModel(処理)・View(表示)・Controller(全体制御)の3つを指します。
それぞれの要素に分割して機能ごとに開発を行う「MVCモデル」を用いることで作業効率が向上するのです。
例えば、Viewはコーダーが担当し、ModelやControllerはバックエンドエンジニアが担当するなどの役割分担が可能。
「データベースとのやりとりがうまくいかない時はModel」
「画面遷移がうまくいかない時はController」
「表示が崩れているときはView」
といった感じで、バグなどが起こった時にも原因の切り分けがしやすく開発効率を高めやすいのです。
自由度が高い
Laravelは、その他のフレームワークに比べて開発の自由度が高いです。
厳密な規約が少なく、開発では自由にコーディングすることが可能。
ディレクトリ構造も自由に変えることができます。
しかし、ある程度の開発ルールを決めなければ、だれもが自分の思い通りに自由な設計ができてしまうため、複数人のチームで開発を行う場合には混乱の元にもなりえます。
開発チーム内での共通認識をとるため、ドキュメント作りは徹底しておく必要があるでしょう。
比較的短時間で習得できる
Laravelは様々なデータベースに対応しているため、環境構築もやりやすいです。
初心者にとって最初に立ちはだかる壁がこの「環境構築」であり、そこをクリアすることがプログラミングを開始する第一歩。
しかし、最初からいきなり環境構築の知識を要求されるのは、初心者にとって非常にハードルが高いです。
だからこそ、「環境構築がしやすい」という点は初心者がフレームワークを選ぶ上で非常に重要なポイントとなります。
導入でつまずくことも少なく、学習コストを抑えられ、ものづくりの楽しさを味わえる。
そんな条件が揃っているため、プログラミング未経験者でも比較的早く習得することができるでしょう。
少なくとも、Javaのフレームワークを学んだり、ReactやAngularなどのフロントエンドエンジニアを目指すよりは遥かに短期間の学習で済みます。

Webアプリ開発はLaravelとRailsが主流
LaravelとRailsはどちらもバックエンドのフレームワークです。
そのため、単体でもWebアプリが作れますし、ReactやVueなどのフロントエンドのフレームワークと組み合わせることも可能。
未経験者がWebエンジニアにチャレンジしたいのであれば、まずはこの2つがオススメです。

Laravelの副業案件例と単価相場
エンジニアは基本的に働き方が柔軟に選べますが、Laravelエンジニアに関しても同様です。
土日のみ・週2~3日・リモート・フルタイムなど、ご自身の好みによって働き方を選べるのでぜひご希望の働き方を選んでみてください。
土日のみ稼働
Laravelで土日のみ稼働の案件もあります。
そういった案件を探したいなら『ITプロパートナーズ』がオススメ。
週1日勤務で19万円、週2日勤務で40万円程の案件が多いです。
単価 | ~40 万円/月 |
月想定稼働時間 | 週2日 |
働き方 | フルリモート |
業務内容 | 360度カメラを用いた新しい遠隔コミュニケーションシステムの機能開発 |
必要スキル | ・PHP/Laravelでの開発経験 |
歓迎スキル | ・WebRTCに関する知見 ・Android開発経験 |
※ITプロパートナーズより引用。2022年4月時点に掲載されていた案件のため、現在は掲載が終了している可能性があります。
週2〜3日稼働

週2日勤務で40万円、週3日勤務で60万円程の案件が多いです。
週2~3日稼働の案件は、『ITプロパートナーズ』や『レバテックフリーランス』で探すのがおすすめです。
単価 | ~40 万円/月 |
月想定稼働時間 | 週2日 |
働き方 | フルリモート |
業務内容 | Laravelを用いたファンクラブ型SNSマッチングサービスのバックエンド開発 |
必要スキル | ・Laravelを用いたバックエンド開発経験 ・HTMLおよびCSSに関する知見 |
歓迎スキル | ・API開発経験 ・MySQL使用経験 |
※レバテックフリーランスより引用。2022年4月時点に掲載されていた案件のため、現在は掲載が終了している可能性があります。
リモートでフルタイム

週5日リモート勤務で75万円程の案件が多く、100万円程の案件もあります。
単価 | ~950,000円/月 |
月想定稼働時間 | 週5日 |
働き方 | リモートOK |
業務内容 | ・PHPを用いたWebサービスのサーバーサイド開発 ・主に下記作業 ‐基本設計、詳細設計、実装 |
必要スキル | ・Laravel、Cakephpを用いた開発経験 ・Dockerを用いた開発経験 |
歓迎スキル | ・Laravel Mixの利用経験 ・Vue、React、Angular等のフロントエンドの知識や経験 |
※レバテックフリーランスより引用。2022年4月時点に掲載されていた案件のため、現在は掲載が終了している可能性があります。

Laravelの副業案件の探し方
Laravelでの副業案件の探し方は以下の通り。
- エージェントを使う
- 前の企業から仕事をもらう
- 企業に直接営業する
この中で最もオススメなのは「エージェントを使う」です。
以下で詳しく説明していきます。
エージェントを使う
副業したいのであれば、フリーランス向けエージェントを活用するのが最もオススメです。
月単価を見ても70〜90万円の案件が豊富ですし、仕事内容もモダンな開発環境での案件ばかり。
「ブロックチェーンを活用した新規サービスの開発」など、トレンドとなる技術にも触れることができます。
またエージェントであれば、キャリアアドバイザーが親身に相談に乗ってくれるため、「収入が不安定になってしまう」などの不安も解消できます。
それに、エージェントの中にはフリーランスでありながら正社員並みの保証をしてくれるところもあります。
案件獲得だけでなく、収入が途切れてしまわないようなサポートまで無料で受けられるので、利用しない理由はありません。
記事の後半でオススメのエージェントをご紹介しますので、ぜひそちらを参考にしてみてください。
前の企業から仕事をもらう
実際に働いている現場で信頼を構築して、継続依頼を獲得する方法もあります。
こちらはエンジニアとしては、理想的な案件獲得方法です。
現場で価値提供していると、辞める時にも業務委託契約などの話が持ちかけられます。
例えば、インターン生がインターン期間を終了したタイミングで、フリーランスとして業務委託を依頼された事例なども実際にあります。
また継続して仕事をしたいなら、転職する際に自分から提案するのもありです。
実際に世の中で活躍されているフリーランスエンジニアの方々も、キャリアが長い方は仕事のほとんどを知り合いからもらって働いています。
現代は優秀なエンジニアが不足しているので、実力のある方々は知り合いの紹介だけでも案件が途切れず忙しい状態。
継続して仕事を依頼されるためにも、ぜひ今の職場での人脈を大切にしてみてください。
企業に直接営業する
フリーランス初心者が企業に営業するのは、正直あまりオススメできません。
なぜなら飛び込み営業やテレアポ、メール営業などが主になるため、精神的にも肉体的にもコストが非常に高いです。
信頼が構築されていない状態で営業するため、冷たく断られることも多く、慣れていない人はその段階で心が折れてしまうでしょう。
もしあなたに保険の営業マンがいきなり話しかけてきたらどういった対応をしますか?
自分がよその営業マンにやるような対応を、もし同じように自分にもされたら、、、と想像するだけで気持ちが重くなりますよね。
実際、案件を獲得するには何十社も営業をする必要があります。
直接営業は成功率が低い上に時間がかかるので、それよりもエージェントを活用した方が遥かに効率よく案件を獲得できます。
もし直契約を狙いたいのであれば、直営業よりも知り合いから紹介してもらった方がいいでしょう。

Laravelエンジニアが副業するのにおすすめのエージェント
Laravelエンジニアとして副業する際に、おすすめのエージェントご紹介します。
ITプロパートナーズ
公式サイト:https://itpropartners.com/

運営会社 | 株式会社Hajimari |
公開求人数 | 4,675件 |
平均単価 | – |
マージン率 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
働き方 | 週1~2日から稼働OK、リモートワークOKな案件が豊富 |
※2022年1月時点・公式ページより引用/算出(公式:https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズの主な特徴としては、以下の2つがあります。
- 『直請案件』だからこその高単価
- リモート、週1~2日から稼働OKの案件多数
『直請案件』だからこその高単価
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズで取り扱っている案件は『直請』が多く、他のエージェントと比較しても高い傾向にあります。
※直請案件とは、間に仲介会社を挟まず、直接クライアントと契約している案件のことを指します。

リモート、週1~2日から稼働OKの案件多数
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(公式:https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズの大きな魅力として、週1~2日から稼働OKの案件が多くあるという点があります。
実際他のフリーランスエージェントの多くは、以下の特徴があります。
- 最低稼働日数は週3、4~からが主流
- 常駐の案件が多く、副業的にフリーランスの仕事を始めづらい
- 週1、2からでもできるエージェントは、案件数が少ない
その点ITプロパートナーズは、週1~2日から稼働OKの案件やリモートの案件が多いです。
そのため、「まずは副業的にフリーランスの仕事を始めてみたい」という方必見のエージェントとなっています。

レバテックフリーランス
公式サイト:https://freelance.levtech.jp/
案件数 | 35,935件 |
最低稼働日数 | 週3日~ |
主な求人職種 | エンジニア |
公式サイト | https://freelance.levtech.jp/ |
※2022年3月時点 レバテックフリーランス公式サイトより算出(公式:https://freelance.levtech.jp)
レバテックフリーランスは、レバテック株式会社が運営しているフリーランスエンジニア向けのエージェントです。
案件の数も豊富で、無料登録すると見られる非公開案件の中には魅力的な穴場案件が数多く眠っています。
レバテックフリーランスの大きな魅力は、以下の3つです。
- 業界最高水準の案件単価
- エンジニア業界に精通したエージェントが案件サポートをしてくれる
- 案件数が多い
①業界最高水準の案件単価
特に目を見張るのは、業界最高水準の案件単価です。

また、公式HPでは職種ごとに案件の平均単価も見ることができます。
※2022年3月時点。公式サイトより引用:https://freelance.levtech.jp/
②キャリアコンサルタントの質が高い
レバレジーズ株式会社のノウハウが共有されているので、エンジニア業界に精通したエージェントがサポートしてくれます。
また、誰がどの案件をサポートしたかも一目瞭然なので、安心して相談することができます。
③求人数が多い
2022年3月現在の求人数ですが、エンジニアの案件が比較的多めになっています。
エンジニア | 10,763件 |
プログラマー | 7,769件 |
インフラエンジニア | 5,703件 |
プロジェクトマネージャー | 2,032件 |
PMO | 1,080件 |
ネットワークエンジニア | 1,312件 |
フロントエンドエンジニア | 1,133件 |

ランサーズエージェント
公式サイト:https://lancersagent.com/

運営会社 | ランサーズエージェンシー株式会社 |
公開求人数 | 4,166件 |
平均単価 | – |
マージン率 | 公開(案件により6万円〜12万円の定額制) |
対応地域 | 全国 |
働き方 | 週3日〜稼働・リモートワークOKの案件も有 |
※2022年3月時点・公式ページより引用/算出(公式:https://lancersagent.com/)
ランサーズエージェントの主な特徴は、以下の2つです。
- すべての案件が直接契約・マージン公開
- リモート可、週3日~稼働OKの案件もある

すべての案件が直接契約・マージン公開
ランサーズエージェント公式サイトより引用(公式:https://lancersagent.com/)
ランサーズエージェントの案件は、ほぼ全てが発注元企業からの『直請案件』です。
そのため、単価も他のエージェントと比較して高い傾向にあります。
※直請案件とは、間に仲介会社を挟まず、直接クライアントと契約している案件のことを指します。

契約の間に他の企業が入っていないため、報酬の中抜きが発生しません。
単価が気になる人にとってランサーズエージェントは魅力的です。
また、マージン(案件紹介の手数料)を公開しているのもランサーズエージェントの大きな特徴です。
マージンは割合ではなく定額制なので、高単価の案件ほど得になります。
リモート可、週3日~稼働OKの案件がある
ランサーズエージェント公式サイトより引用(公式:https://lancersagent.com/)
ランサーズエージェントで募集している案件は週5・常駐が多めですが、週3・4日の案件も保有しています。稼働日数の条件を細かく指定できるため、自分に合った案件を探しやすいです。

注意:ランサーズエージェントでは会社員向けの副業は紹介できません。
テクフリ
公式サイト:https://freelance.techcareer.jp/

運営会社 | 株式会社アイデンティティ |
公開求人数 | 8,743件 |
平均単価 | 81.2万円 |
マージン率 | 10%~ |
対応地域 | 主に東京(一部、神奈川・大阪有) |
働き方 | 週2,3日から稼働OK案件あり。常駐案件が多い。 |
公式ページ:https://freelance.techcareer.jp/
※2022年2月時点・公式サイトより引用/算出
テクフリの特徴は、案件の質の高さです。
- 平均81.2万円の高単価案件
- サイバーエージェントを始めとする多くの上場企業の案件取り扱いあり
運営元である株式会社アイデンティティは、複数のIT人材派遣事業を行っていることから、高品質な案件が多いのが特徴です。

公式:https://freelance.techcareer.jp/
クラウドテック

運営会社 | 株式会社クラウドワークス |
公開求人数 | 876件 |
平均単価 | – |
マージン率 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
働き方 | リモート案件多数 |
公式ページ:https://crowdtech.jp/
※2021年9月時点・公式ページより引用/算出
クラウドテックの主な特徴としては、以下の3つがあります。
- リモート求人が多い
- エンジニア、デザイナー、マーケターの求人数が多い
- クラウドワークス社が運営しているからこその保険制度
リモート求人が多い
クラウドテックのリモート案件数は、他の10以上のエージェントと比較してもトップクラスの案件数になっています。
※フリーランスエージェントで得られる案件は、実は常駐の案件であることがほとんどです。一部リモートなどの案件はありますが、フルリモートの案件の割合はかなり少ないため、リモート案件に強みのあるクラウドテックはかなり魅力的です。
また、クラウドテックのサイト上で公開されている求人は876件ほどですが、実際は8~9割がたの案件が非公開求人となっています。

求人数が多い
またクラウドテックは、エンジニアの案件数が業界最多水準になっています。

エンジニアであれば、IT プロパートナーズやフューチャリズムなどのエージェントを併用することもおすすめです。
クラウドワークス社が運営しているからこその安心の福利厚生
クラウドテックは、会員登録をすることで100以上のサポートが無料になる「フリーランスライフサポート」にクラウドテック側の負担で加入することができます。
サポートの例としては、
- ベビーシッターサービス
- 家事代行サービス
- 健康診断をはじめとする各種健康サポートのサービス
など、会社員からフリーランスになるにあたって役立つサービスばかりです。

公式サイト:https://crowdtech.jp/
Laravelの副業案件を受注するのに必要なスキルは?
Laravelの副業案件を受注するのに必要なスキルは、以下の3点です。
- データベースの知識
- Dockerを用いた開発経験
- 上流工程の経験

データベースの知識
LaravelはPHPのフレームワークの中でも利用されることが多く、データベースとの連携も可能です。

Laravelでデータベースに接続する際は、MySQLと呼ばれるソフトウェアが使用されることが多いです。
MySQLとは
オープンソースのデータベース管理システムでコストが低く、小規模から大規模までさまざまな開発に対応可能。
Laravelから簡単にアクセスでき、Webアプリ開発案件でも高確率で使用されている。

Dockerを用いた開発経験
Laravelの副業案件では、Dockerの知見や開発経験を求められるものもあります。
Dockerは仮想化ソフトウェアであり、すぐに使えて手軽にサーバー環境を構築できる点が魅力です。

※引用元『コンテナの導入状況に関するユーザー調査結果(調査年別)』
上のグラフの通り、コンテナ技術を導入する企業は年々増えています。
2021年時点では、企業におけるDockerなどのコンテナ技術は「本番環境で導入している」企業が16.9%、「導入構築/テスト/検証段階」が23.3%でした。
今後もコンテナを導入する企業の割合は増え、Dockerの需要も増えると考えられます。

高単価を目指すなら上流工程の経験も必要
高単価のLaravel案件のなかでは、上流工程である要件定義・設計の経験を求められるものもあります。
特に80万円以上の案件では、必須スキルに上流工程の経験が入っていることが多いです。

その他に、Web開発案件ではチーム開発の経験やPHPフレームワークでの開発経験が有利にはたらく案件もありました。
未経験からLaravelの副業案件を取るのは厳しい

結論から言うと、ほぼ不可能です。
以下のような考えでエンジニアになりたい人も多いですが、現実はそう甘くありません。
「エンジニアはリモート勤務でOKだし、自由に働けそう」
エンジニアの場合、現場経験の有無で実力に雲泥の差があります。
未経験の時には、プログラミング言語・フレームワーク・タスク管理ツールの学習を進めるので精一杯かもしれません。
しかし、現場ではテストコードの実装はもちろん、AWSやGCPなどのクラウドの理解、ミドルウェア、CI/CDツール、ドキュメント作成、英語など、本当に様々な知識が必要になります。
また「Webエンジニア」と「Web制作者」の区別ができていないケースもよくあります。
何を目指すかで学ぶべき内容もキャリア戦略も難易度も大きく違ってくるので、明確な区別をつけておくのがいいでしょう。
基本的には「Webエンジニア」の方が、「Web制作者」を目指すよりも難易度が高いと考えていただいて大丈夫です。
正社員として2〜3年の実務経験を積もう
現場経験がない場合、信頼がなく、フリーランスとして案件に参画できることはほとんどありません。
募集案件を見ればわかりますが、未経験者が参画できるものは皆無です。

「現場に入ると独学よりも10倍早く成長できる」というエンジニアもいるくらいなので、まずはできる限り早く現場に入れるようにしましょう。
そして、現場に入ったらまずは「コードリーディング」を徹底してみてください。
実際に動いているアプリのソースコードは、エンジニアにとっては「宝の山」です。
自分が実際に請け負っているタスクと関係ない機能のコードでも、空き時間に読んだりしていると様々な発見があります。
「このメソッドはなんだろう?」
「なぜこういう書き方にしたのだろう?」
「自分だったらこう書くのに」
そういった思考を繰り返すだけでも、独学の頃より圧倒的に早く成長することができます。
また現場で動いているアプリだけではなく、フレームワークのソースコードも読む習慣をつければ、機能がうまく使えない時にも問題解決できるでしょう。

そうやって経験を積み重ねていくと、どんなレベルの副業にも対応できるようになり、キャリアの幅も広がります。
将来的には、Reactなどのフロントエンドフレームワークを通してJavaScriptの技術に触れるのも、大きなキャリアアップにつながるでしょう。
将来Laravelで副業を考えているのであれば、Laravelが扱える現場に転職するのが理想です。
どちらにしろ現場での経験は絶対に必要なので、未経験のうちから学習を積み重ね、まずは就職を目指すのが良いでしょう。
本業のスキルを副業にそのまま活かそう
エンジニアは本業と副業を組み合わせると、スキルアップのスピードを加速させることができます。
まずは現場に入ってLaravelのスキルを磨き、その磨いたスキルを活かしてLaravelの副業をするといいでしょう。
そうすると、本業と副業の収入がどんどん上がり、収入が上がるからこそさらにモチベーションがアップして実力を磨くようになります。
ロールプレイングゲームをするかのように、レベルアップを楽しんでみてください。

Laravelで副業する際の注意点
Laravelで副業する際は、以下のことに気をつけてください。
本業の競合企業では働かない
本業と競合の企業で働くと、エンジニアとしてのキャリアに悪影響を与える可能性があるので絶対にやめましょう。
たとえば、本業でIT教育分野のA社で働き、副業でIT教育分野の競合であるB社で働く、ということをしたらどうなるかを考えてみると良いです。
きっと情報漏洩を疑われるでしょうし、競合に肩入れしているとみなされれば、現場での信頼を著しく失う可能性があります。

本業とのバランスを意識する
副業に熱中するあまり、本業が疎かになっては本末転倒。
今後のキャリアを考えても、一度所属した企業とは良好な関係を続けた方がいいに決まっています。
フリーランスはどこから紹介が起こるかわかりません。
だからこそ、良い人脈を構築する意識は常に持っておいたほうがいいでしょう。
自分が独立して全然仕事がない時に、たった1件の紹介があるだけで救われることもあるのです。

Laravelの将来性
結論として、Laravelは非常に将来性のあるフレームワークと言えます。
少なくとも、PHPフレームワークの中では間違いなくLaravelを選んだ方がいいでしょう。
主なPHPフレームワークのGitHubスター数は以下のとおりLaravelが圧倒的です(2022年2月時点)。
フレームワーク | スター数 | |
1位 | Laravel | 68.7k |
2位 | Symfony | 26.5k |
3位 | CodeIgniter | 18.2k |
4位 | CakePHP | 8.5k |
5位 | Zend Framework | 5.6k |
また、Googleトレンドで見てもLaravelが圧倒的。
※『Google Trends』より算出(2022年2月23日時点)
もしPHPを学ぶならLaravelを選択するのがいい判断だと言えるでしょう。
【どちらでもOK】LaravelとRailsどっちを選ぶ?
LaravelとRailsに関しては、シェアにあまり差がないので、ご自身の好みで選んで大丈夫です。

Ruby on Railsの特徴
Railsは設定より規約(慣習)を重視するフレームワークであるため、Rails特有のルールを理解して開発を進める必要があります。
ルールが明確であるということは、裏を返せば「考えるべきことが減る」ということです。
そのため、ルールを理解すれば効率的にアプリを開発できるようになり、そのぶん開発速度も上がるでしょう。
しかし、設定より規約を重視されるため、複雑な機能の実装が求められるアプリ開発には不向きです。
Laravelの特徴
Laravelは拡張性や自由度も高いため、複雑なアプリでも開発しやすいです。
Railsとは対照的に開発の際の厳密な規約が少なく、比較的自由にコーディングすることが可能。
しかし、自由度が高いということは、ソースコードの可読性やディレクトリの整理などがエンジニアの開発スキルに大きく依存するということでもあります。
ソースやアプリ全体が複雑になりがちなので、常にシンプルさを意識しながら開発を進める必要があるでしょう。
自由度を求めるならLaravel
RailsもLaravelも学習コスト自体にそこまで大きな違いはありません。
バックエンド系フレームワークのシェアで比較しても、ほぼ同じです。

もしPHPを学びたかったり、自由度の高いフレームワークで開発をしたりするのであれば、Laravelを選んでみてください。
まとめ
効率的にWebアプリを開発でき、比較的簡単に習得できるLaravelですが、エンジニアとして仕事ができるようになるレベルのエンジニアは多くありません。
サーバーサイドエンジニアが全体的に不足している現状を考えれば、副業案件の獲得もさほど難しくありません。

1分ほどで登録できるので、気軽に登録して案件をチェックしてみましょう。
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