Webデザイナー向け業務委託案件が見つかるおすすめサイト4選
【第1位】 レバテッククリエイター(公式:https://creator.levtech.jp/ )
大手企業の週5×高単価なWebデザイナー案件多数。業界事情にも詳しく、保有している案件の幅も広い。ヒアリングも丁寧で、スキルアップ・キャリアアップの相談もOK!(実務経験必須)
【第2位】テクフリ(公式:https://freelance.techcareer.jp/ )
こちらも有名企業の高単価案件多数。税理士紹介や休業手当などのサポートも充実しており、手厚いサポートを受けながら稼ぎたい人おすすめ。
【第3位】Midworks(公式:https://mid-works.com/ )
フリーランスエージェントの中でもサポート・福利厚生がかなり手厚い。
働きやすい週3〜案件・リモート案件もあり。独立に不安を感じている人にもおすすめ。
【番外編】エンジニアスタイル(公式:https://engineer-style.jp/ )
エージェント200社の公開案件を横断検索できる案件まとめサイト。登録しておけば希望条件にあう案件情報をメールで知らせてくれます。面談でAmazonギフト券プレゼント中(2022/12/5時点)
先に本記事の結論を紹介します。
- 高単価案件を狙うなら「レバテッククリエイター」「テクフリ」
- とにかく色々な案件を見たいなら「レバテッククリエイター」「エンジニアスタイル」
- 万が一の休業補償など、福利厚生で選ぶなら「テクフリ」「Midworks」
- 週3以内で働ける案件を探すなら「ITプロパートナーズ」
公式サイト | 案件数 | 特徴 | |
レバテッククリエイター | https://creator.levtech.jp/ | ★★★★ | ・高単価な週5案件が多い ・知識豊富なカウンセラーの丁寧なサポート ・リモート可案件が多い |
テクフリ | https://freelance.techcareer.jp/ | ★★★★★ | ・高単価な週5案件が多い ・サポートが丁寧 ・福利厚生が手厚い |
Midworks | https://mid-works.com/ | ★★ | ・福利厚生が手厚い |
ITプロパートナーズ | https://itpropartners.com/ | ★★★ | ・週3以内の案件が多い ・リモート可案件が多い |
エンジニアスタイル | https://engineer-style.jp/ | ★★★★★ | ・高単価案件が多い ・リモート可案件も多い |
案件数は各社のWebデザイナー向け公開案件数(2022年12月5日時点)をもとに作成。
エージェントに登録したら、なるべく早く担当者と面談して詳しい希望条件を伝えておきましょう。担当のコンサルタントと直接話した方が詳しい条件も伝えやすく、案件を獲得できる確率も上がります。
本記事では、フリーランス向けの案件紹介サービスの選び方、おすすめのフリーランスエージェントの詳細などを紹介します。
フリーランス向け案件探しの参考にご覧ください。
目次
Webデザイナーが業務委託案件を探す基準
Webデザイナーの業務委託案件を選ぶときは、以下のポイントに注目しましょう。
- 自分のスキルに合った案件が多いか
- リモート可能な案件があるか
- 高単価な案件が多いか
自分のスキルに合った案件が多いか
まずは、自分のスキルに合った案件を数多く取り扱っているかを確認しておく必要があります。 案件サイトには、以下のようにそれぞれ得意分野が異なります。
- Webデザイナーやイラストレーターなどクリエイター領域に特化している
- 高いスキルが必要な分単価が高い案件を取り扱っている
「自分のスキルを存分に活かせる案件を取り扱っているか」という点を基準に、自分に合う案件サイトを探しましょう。
リモート可能な案件があるか
リモート勤務が可能な案件を取り扱っているかも重要なポイントです。
リモート案件の良いところは、自宅やカフェなど自分の働きやすい場所からオンラインで作業ができることです。
通勤に時間を割かずに済むので、効率よく業務を終わらせて残った時間を趣味に充てることもできます。
案件サイトを探すときは、リモート可の案件を多く扱っているかもチェックしましょう。
Webデザイナー向けのリモート案件を数多く扱っている、「レバテッククリエイター」が特におすすめです。
高単価な案件が多いか
案件サイトを探す際には、高単価な案件が多いかどうかも基準に入れておきましょう。
効率よく稼ぐには、単価の高い案件を受注するのが近道です。
単価の高い案件をこなすことで収入を安定させやすくなりますし、高いスキルを求められるので自分のスキルアップにもつながります。
逆に単価の低い案件ばかり扱っているサイトだと、高単価の案件を探すのが難しくなってしまいます。
業務委託案件を探せるおすすめサイト4選
この章では、DAINOTE編集部が厳選したWebデザイナー向けの業務委託案件を探せるおすすめサイトを4つ紹介します。
- レバテッククリエイター(公式:https://creator.levtech.jp/) Webデザイナー・ゲームの案件が得意。リモート・高単価な案件も多数取り扱っています。
- テクフリ(公式:https://freelance.techcareer.jp/) 休業補償など手厚い福利厚生あり!上場企業からの高単価案件も多数!
- Midwoks(公式:https://mid-works.com/)手厚い福利厚生の支援が魅力!フリーランス独立に少しでも不安があるなら、まずはこちらへ相談がおすすめ。
- エンジニアスタイル(公式:https://engineer-style.jp/)IT系フリーランス向けの案件を数多く掲載!エンジニア以外の職種の案件も豊富です。
レバテッククリエイター
レバテッククリエイター公式サイト:https://creator.levtech.jp
公開求人数 1088件 (2023年06月09日現在) webデザイナーの
公開求人数66件 (2023年06月09日現在) マージン率 非公開 対応地域 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・愛知・福岡 働き方 週2-3案件、リモート案件多数 公式 https://creator.levtech.jp/
レバテッククリエイター公式サイト:https://creator.levtech.jp/
レバテッククリエイターは、Webデザイナーやイラストレーターなどのクリエイターに特化したフリーランスエージェントです。
レバテッククリエイター最大の魅力は、取り扱っている案件の種類が豊富なことです。
リモート可の案件は約7割を占めており、週3から稼働できる案件もあります。
自分の希望する働き方や、ライフスタイルに合う案件を探しやすいのがメリットです。
案件獲得のサポートをしてくれるコーディネーターも専門性が高く、案件のトレンドや業界の事情にも精通しています。
単価や参画日の交渉をしてくれるなど、サポートの質も折り紙付きです。
レバテッククリエイターの案件例
月額単価 600,000円 職務内容 ・中古車輸出グローバルECサイトのデザインに携わっていただきます。
・主に下記作業をご担当いただきます。
‐既存ECサイトサービスのデザイン
‐新規立ち上げ中の中古車グローバルショッピングモールのデザイン
‐その他関連サイトのデザイン求めるスキル ・Webサイトまたはインターフェイスデザインの実務経験2年以上(アルバイト経験を含んでも可)
・Photoshop、Illustrator、Sketch、Figmaいずれかでのデザイン経験
【歓迎スキル】
・HTML、CSS、JavaScript、WordPressいずれかでののコーディングスキル
・スタートアップやベンチャーでのインターン及び勤務経験
・モックやプロトタイプの作成経験からSEO等を意識したデザインまたはサイト構築の経験案件URL 【Webデザイン】リユース商材関連ECサイトの求人・案件
(2023年06月09日 現在)
テクフリ
公開求人数 826件 (2023年06月09日現在) Webデザイナーの
公開求人数2件 (2023年06月09日現在) マージン率 非公開 対応地域 東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、京都、兵庫、奈良
フルリモート案件も取扱あり。特徴 週1〜3日で稼働できる案件を多く保有。リモート可案件も多数。 公式 https://freelance.techcareer.jp/
テクフリの最大の魅力は、案件の質が高いという点です。 案件が高品質である理由として挙げられるのが、以下の3点です。
- 運営元である株式会社アイデンティティが、複数のIT人材派遣事業をおこなっている
- ユーザーのスキルとのマッチ度が高い案件を紹介
- サイバーエージェントをはじめとする多くの上場企業の案件取り扱いあり
さらに、テクフリには万が一の怪我や病気に備えられる休業補償などの福利厚生が充実しています。
収入が安定しにくいWebデザイナーに対し、安心して働ける環境を提供してくれる点も大きな魅力です。
テクフリの案件例
月額単価 500,000円/月 業務内容 有名ゲーム企業が提供するコンテンツ・サービスに関するWebサイト・SNS・デジタル広告などのクリエイティブ制作
・コンテンツ・サービスにまつわるWebサイトの制作
・コーポレートWebサイトの制作
・各種デジタルマーケティングにまつわる広告・バナー等の制作基本スキル ・Webデザイナーの実務経験(3年以上)
・Photoshop、Illustratorの業務使用経験(3年以上)
・HTML、CSS、JavaScriptなどに関する基本的な知識
・ポートフォリオの提出が可能な方尚可スキル ・UI/UXデザインに関する知識
・エンターテインメント分野(ゲーム、アニメ等)でのデザイン経験
・プロモーション・キャンペーンにまつわるWebサイトのデザイン経験案件URL Photoshop/Illustrator/リモート可/日本トップクラスのゲーム企業におけるWebデザイナー募集の案件・求人
(2023年02月09日 現在)
Midwoks
画像はMidworks公式サイトより引用(2023年5月18日時点):https://mid-works.com/ Midworksは、フリーランスで活躍したいエンジニアにおすすめのエージェントで、次のような特徴があります。 Midworksの魅力は、協業補償を含めた手厚い福利厚生が用意されている点です。 フリーランスになりたい人の一番の不安は「収入が途切れてしまうこと」です。 ですがMidworksなら仮に案件が途切れても、次の案件獲得までの間の収入を保証してくれます(報酬補償の適用には審査があります)。 Midworksで取り扱っている案件の多くは、エンジニア向けの案件です。 また、クライアントの種類が幅広いので、選択肢が多いのも魅力です。 週3日から入れる案件や、しっかり週5日で稼働できる案件もあるので、自分の働き方に合った案件を探せます。 登録&相談は無料です。 「フリーランスを目指したいけど不安…」という人は、まず登録して、相談だけでもしてみることをおすすめします! ※Midworksは週3日程度〜参画できる案件がありますが、会社員の方への副業は紹介していません。
運営会社
株式会社Branding Engineer
公開案件数
9,344件
(※_2023年5月18日時点)
対応地域
関東圏(東京、千葉、神奈川、埼玉)
関西圏(大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山、三重県)
(フルリモート勤務の場合は全国対象)
特徴
大企業からの高単価案件が募集されていることがある
週3〜稼働できる案件あり(※ 会社員向けの副業案件は紹介不可)
報酬補償を含む手厚い福利厚生
エンジニア案件の分野が幅広い
ITプロパートナーズ
運営会社 | 株式会社Hajimari |
公開求人数 | 5,702件 |
平均単価 | – |
マージン率 | 非公開 |
対応地域 | 関東・関西中心 |
働き方 | 週1〜2日から稼働OK、リモートワークOKな案件が豊富 |
※2022年10月7日時点・公式ページより引用/算出(公式:https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズの主な特徴としては、以下の3つがあります。
- 『直請案件』だからこその高単価
- リモート、週1〜2日から稼働OKの案件多数
- エンジニア、デザイナー、マーケターの案件多数
『直請案件』だからこその高単価
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズで取り扱っている案件の単価は、『直請案件』が多く他のエージェントと比較しても高い傾向にあります。
※直請案件とは、間に仲介会社を挟まず、直接クライアントと契約している案件のことを指します。
正直ほとんどのフリーランスエージェントが、マージン率を公開していないため、フリーランスの取り分や、単価がいいのかを事前に知ることが難しいのが現状です。
マージン率が非公開でブラックボックス化しているからこそ、過剰な報酬の中抜きが発生していないITプロパートナーズは魅力的です。
リモート、週1〜2日から稼働OKの案件多数
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(公式:https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズの大きな魅力として、週1〜2日から稼働OKの案件が多いという点があります。
他のフリーランスエージェントでは、最低稼働日数は週3・4日〜の案件が一般的で、その多くは常駐案件です。
一方のITプロパートナーズは、リモートの案件も多いので、自身のスタイルに合わせて自由に案件を選べます。
エンジニア、デザイナー、マーケターの案件多数
ITプロパートナーズの公開求人数は、エンジニア・デザイナー・マーケターなど幅広い職種で業界最多水準です。
他のエージェントの場合、以下のような特徴があり、デザイナーやマーケターが仕事を取りにくい状況があります。
- エンジニアだけに特化していて、そもそもデザインやマーケティング関連の仕事を扱っていない
- 案件数が少なかったり、利用可能地域が都市部だけに限定されている
一方のITプロパートナーズでは、エンジニア以外の職種でも案件数が豊富なため、より自分に合った案件を選べる可能性が高いです。
注意:ITプロパートナーズは週1日から稼働可能な案件の紹介が可能なものの、会社員の方への副業は紹介できません。
エンジニアスタイル
画像は「エンジニアスタイル」公式サイトより引用:https://engineer-style.jp 優良エージェントの案件を厳選して掲載しており、大量の案件をまとめて確認できる便利なサイトです。 ※2022年10月7日時点・公式サイトより引用/算出 また、2022年10月7日時点で、案件応募で面談するとAmazonギフト券がもらえるキャンペーンも実施しています。終了日時は未定なので、気になる人は早めに登録・応募しておきましょう。 (画像は『エンジニアスタイル』公式サイトより引用(2022年9月10日時点):https://engineer-style.jp ) エンジニアスタイルの特徴は、以下の2つです。 2022年10月7日現在、エンジニアスタイルではフリーランスエージェント200社に掲載されている17万件以上の案件をチェックできます。 1つのサイトで複数のエージェントの案件が見られるため、登録にかかる時間や手間を省略しながら手軽に幅広く案件を検索できます。 リモートワークやフレックス制度、週2稼働OKなど他のエージェントでは取り扱いの少ない案件も、エンジニアスタイルでは多数掲載されています。 副業・フリーランス・スキルアップ・転職など幅広いニーズに合わせた求人を取り扱っているため、とりあえず登録しておくべきサイトです。 ※エンジニアスタイルから引用 /2022年8月13日時点確認 平均単価の他にも職種別、言語別、フレームワーク別の単価や件数ランキングも全て公開されています。 案件を探す際には、 などの基本的な条件はもちろん、以下のこだわり条件についても検索できます。 スキルや条件を詳しく指定できるので、自分に合った案件が探しやすいです。 ※エンジニアスタイルより引用 /2022年9月10日時点 会員登録すると登録時の希望条件やスキルなどの情報に合致する案件情報をメールで送ってくれます。
運営会社
ボスアーキテクト株式会社
公開求人数
179,040件
特徴
エンジニア・コンサル・デザイナー・ディレクターなど多様な職種に対応
高単価案件も多数
案件応募で面談するとAmazonギフト券プレゼント
対応地域
主に東京
働き方
リモートワーク、フレックス制度、
週2日〜稼働OKなど様々な案件に対応
エージェント200社、17万件超の豊富な案件数
データが豊富で、案件を探しやすい
Webデザイナーの業務委託の案件例と単価相場は?
webデザイナーの業務委託案件にはどんな案件があって、報酬の相場がどれくらいなのかを確認していきます。
実際にwebデザイナーの業務委託案件をいくつかピックアップして紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
※今回紹介する案件は募集を終了している可能性もあります。最新の案件例が見たい人はエージェントに登録したうえで、詳細を確認してみましょう。
案件例①
月額単価 450,000円 職務内容 ・クラウド型マーケティングツールにおける、クリエイティブデザインに携わっていただきます。
・主に下記作業をご担当いただきます。
-LINE上で送信するメッセージや画像、素材等のデザイン求めるスキル ・Photoshopを用いた実務経験
・LPもしくはバナー制作経験
【歓迎スキル】
・広告関連のデザイン経験案件URL 【LP/バナーデザイン】クラウド型マーケティングツールクリエイティブデザインの求人・案件
(2023年06月09日 現在)
案件例②
月額単価 500,000円 職務内容 ・鍼灸スキンケア商品通販サイト向けのLPやバナー制作に携わっていただきます。 求めるスキル ・LP、バナーの制作経験
・効果訴求系のバナー制作経験案件URL 【LP/バナーデザイン】鍼灸スキンケア商品通販向けLPバナー制作の求人・案件
(2023年06月09日 現在)
上記の案件はあくまでも一例なので、自分のスキルに合わせて案件を探してみてください。
業務委託契約の主な種類
業務委託契約とは、業務を外注したい企業が、業務の一部を他の企業や個人に外注して委託することです。
報酬や納期、仕事内容、進め方などをお互いに了承したうえで契約を締結します。
アルバイトのような雇用関係がないため、企業と対等の関係で業務を進めることができます。
- 準委任契約
- 請負契約
- 委任契約
準委任契約
準委任契約は、成果物の作成や事務作業を委託する契約で、時給計算で報酬が発生します。
Webデザイナーは準委任契約を交わすことで、委託された業務を時間内に滞りなくこなす義務を負います。
メリット
準委任契約では、稼働時間に応じて報酬がもらえるので、収入が安定しやすいという点がメリットです。
業務を安定しておこなうことが条件なので、成果物を納品することまでは求められていません。
つまり成果物の有無にかかわらず報酬が発生するため、請負契約に比べると収入が安定しやすいです。
デメリット
準委任契約では、決められたシフトで稼働しなければならないため、時間の自由度はそれほど高くありません。
成果物の納品義務がないと言っても、契約中は定期的な報告義務があります。
また契約の当事者はいつでも契約を解除できるので、企業側に評価されなければ、ある日突然契約を終了されてしまうリスクもあります。
請負契約
請負契約は、成果物を完成させて納品する義務を負う契約を指します。
正社員やアルバイトと違い、成果物に対して報酬が支払われる仕組みです。
メリット
請負契約では、仕事する場所や時間を比較的自由に決められるという点がメリットです。
企業が求めるクオリティの成果物を納品することで、報酬がもらえる契約形態です。
成果物を完成させて納品することが義務であり、「どこで仕事をするか」「いつ働くのか」「どのように業務を進めるか」についての報告義務はありません。
デメリット
一方で、納品物のクオリティによっては、やり直しを指示されたり報酬が減額されたりする可能性もあるという点がデメリットです。
最悪の場合は、報酬の支払いを拒否されることもあるので注意が必要です。
委任契約
業務委託契約には、委任契約というものもあります。
委任契約とは、法律に関する業務を委託する契約です。
確定申告を税理士に委任したり、裁判を弁護士に委任したりする際に締結されます。
Webデザイナーが業務委託で働くメリット
Webデザイナーが業務委託で働く主なメリットには、以下の4つがあります。
- 自分の好きな仕事に集中できる
- 努力次第で収入アップが可能
- 自分で業務時間を決められる
- 人間関係のストレスから解放される
自分の好きな仕事に集中できる
業務委託契約の場合、さまざまな分野の案件から得意なものを選べます。
自分のやりたくない仕事を振られることもあり、ストレスが溜まる場面も多いでしょう。
しかし、業務委託契約なら自分の好きな仕事に注力できるので、ストレスをためにくく楽しんで働くことが可能です。
努力次第で収入アップが可能
最初は実績が少ない分、報酬も思うように上がらないかもしれません。
しかし成果を出し続ければ継続の依頼も増え、報酬アップのチャンスにつながります。
クライアント企業や仕事仲間とのつながりを通して、新たな仕事に結びつくこともあります。
会社勤めだと、会社の定めた評価基準や給与制度によっては、努力してもなかなか収入が上がらないという経験をした人も多いでしょう。
業務委託なら努力やスキル次第で単価を上げたり、案件の掛け持ちで収入を増やせたりするので、会社員の頃よりも効率よく稼げる可能性が高くなります。
自分で業務時間を決められる
業務委託契約の中でも、成果物を納品する義務を負う請負契約であれば、働く場所や時間の使い方は自由です。
納期に間に合うように自分で業務時間を決められるので、好きな時間に好きな場所で働けます。
人間関係のストレスから解放される
会社に勤めていると、一緒に働く上司や同僚たちとの人間関係に悩まされることがあります。
しかし業務委託は雇用関係と異なり、クライアント企業と対等な立場で業務をおこなうことができます。
万が一合わない担当者に当たったときは、クライアントを変えることも可能です。
Webデザイナーが業務委託で働くデメリット
一方で、業務委託契約のデメリットが以下の通りです。
- 労働基準法が適用されなくなる
- 福利厚生が受けられない
- 仕事のトラブルはすべて自己責任
労働基準法が適用されなくなる
業務委託契約では、正社員やアルバイトのような雇用関係がありません。
報酬の条件や労働量に関して、法律の保護をあまり受けられない状態です。
最低賃金が法律で定められているわけではないため、業務量に対して安い報酬で請けることになる可能性もあります。
福利厚生が受けられない
業務委託契約では、雇用保険や労災保険などの社会保険も適用されません。
事故や怪我が発生しても、必要な手当てを受けにくいデメリットがあります。
そのため、自分で自分の身を守る意識をもっておくことが大切です。
万が一に備え、健康保険やフリーランス向け保険に加入しておきましょう。
仕事のトラブルはすべて自己責任
業務委託契約で万が一仕事のトラブルが起きた場合、すべて自己責任になります。
会社では従業員が起こしたトラブルについてある程度責任をとってくれますが、業務委託ではそうはいきません。
企業が求めるスキルを提供できなかったり、納期を守らなかったりすると、簡単に契約を切られてしまうこともあります。
最悪の場合、企業が受けた損害分の賠償責任を負わされることもあるのです。
業務委託契約を結ぶには業務委託契約書が必要
業務委託契約を結ぶとき、必要不可欠なのが業務委託契約書の取り交わしです。
業務委託契約書は後々契約上のトラブルが発生しないよう、お互いを守る大切なものでもあります。
業務委託契約を結ぶなら、必ず取り交わしをおこないましょう。
業務委託契約書が必要な理由
業務委託契約書が必要な理由は、主に以下の2つです。
- 契約上のトラブルが起きにくくなる
- 万が一のときに証拠として使える
業務委託契約書には、仕事内容や報酬について明記されています。
もし十分な取り決めがなければ、思っていた以上のスキルを求められたり、報酬が少なかったりと契約上のトラブルが起きやすくなります。
トラブルに発展しないよう、前もって業務委託契約書を取り交わしておくことが重要です。
また、業務委託契約書は万が一のときに証拠として使うことも可能です。
あまり考えたくはないですが、もし裁判をおこなうことになった場合は業務委託契約書を提出する必要があります。
業務委託契約で起きやすいトラブルとは?
業務委託契約で起きやすいトラブルとして、主に挙げられるのが以下の通りです。
- 成果物を納品したが、報酬の支払いがなかった(少なかった)
- 契約内容に無い業務を求められた
業務委託契約書の中で詳しく決めておけばこうしたトラブルを防ぎつつ、お互い納得した状態で業務を進めやすくなります。
秘密保持契約を結ぶ場合は秘密保持契約書を取り交わす
案件によっては、業務委託契約書とは別に秘密保持契約書を取り交わすこともあります。
秘密保持契約とは、契約中に知り得た機密情報や個人情報を、業務遂行以外の用途で第三者に開示しないという契約です。
企業と秘密保持契約を結ぶ場合は、秘密保持契約書を取り交わす必要があります。
業務委託契約締結の主な流れ
業務委託契約を締結するには、以下のような流れを踏むことになります。
- 契約内容の詳細について話し合う
- 業務委託契約書を作成する
- 契約書の内容を共有し、認識の相違を確認し合う
- 業務委託契約書を取り交わし、契約完了
①契約内容の詳細について話し合う
まずは、契約内容の詳細について話し合います。
- 報酬
- 業務内容
- 契約期間
これらの項目について、ある程度明確に決めておきましょう。
②業務委託契約書を作成する
話し合った内容をもとに、業務委託契約書を作成します。
作成するのはあなたではなく、業務を委託する側の企業です。
③契約書の内容を共有し、認識の相違を確認し合う
企業が作った業務委託契約書を確認し、認識の相違がないか確認します。
この場で重要な部分をチェックしておかなければ、契約後にトラブルになる可能性もあります。
特に報酬や業務内容の項目は、必ずチェックしましょう。
ほかにも、たとえ小さな部分でも気になることがあれば先方に確認しましょう。
④業務委託契約書を取り交わし、契約完了
お互いに納得できる契約内容を記載した業務委託契約書を取り交わし、契約完了です。
本来であれば記名捺印が必要ですが、最近はクラウド上での電子契約が多くなっているため、その際は電子捺印で対応できます。
業務委託契約の締結前に確認すべき条件
業務委託契約を締結する際は、契約内容について企業と十分話し合っておく必要があります。
契約時に慌てないよう、あらかじめ確認しておくべき主な条件について把握しておきましょう。
契約形態は何か
業務委託契約の中でも、契約形態が準委任契約か請負契約かを確認します。
契約形態によって働き方や収入の安定性に差が出るので、必ずチェックしましょう。
業務内容は何か
業務内容について、どんな業務を委託されているのかを確認します。
ここを確認しておけば、「思っていた範囲を超えた業務を任されて、報酬に見合わない仕事量をこなす羽目になった」というトラブルを未然に防ぐことが可能です。
報酬についての記載はあるか
業務委託契約書の中に、報酬についての記載があるか必ず確認しましょう。
また、以下の内容についても確認が必要です。
- 報酬の支払い単位(時間単位・プロジェクト単位・納品物単位など)
- 報酬の計算方法
業務内容や工数に見合う報酬がもらえるのかどうか、入念にチェックする必要があります。
報酬以外に経費の支払いはあるか
報酬以外に経費の支払いがあるかも重要なポイントです。
業務に必要な経費には、主に以下のようなものがあります。
- PCの回線費用
- 電気代
- 交通費
これら経費が報酬に含まれているか、もしくは別支払いかを確認します。
特に、出勤や取材で外出が必要な場合は、交通費が含まれているかどうかをチェックしましょう。
この部分が決められていないと後で揉めることになるので、見逃さないようにしましょう。
稼働時間はどのくらいか
報酬が時給制になっている場合は、稼働時間についても確認する必要があります。
契約によっては精算幅(例:100時間を基準に、90〜110時間の精算幅で◯万円)が定められていることがあるので、あわせてチェックしましょう。
稼働時間精算幅外の控除・超過支払いについての記載はあるか
稼働時間の精算幅が設けられているときは、報酬の控除もしくは超過支払いがあるのかをチェックします。
実際の稼働時間が精算幅より少なかった場合は報酬がその分差し引かれ、多かった場合は加算される仕組みです。
「業務時間外も働いたのに、その分の報酬がもらえなかった」というトラブルを防ぐため、入念に確認しましょう。
報酬の支払日はいつか
報酬の支払日は、企業によって規定が異なります。
- 報酬の支払日
- 報酬の確定日(締め日)
これらの項目について確認しておきましょう。
納品してから検収が完了するまで報酬が確定しないこともあるので、納品から検収までの期間も確認しておくことをおすすめします。
契約期間、更新の有無について
業務委託契約の契約期間がいつまでか、契約終了後に更新できるのかどうかも確認しておきましょう。
また、更新する際の条件が何なのかについてのチェックも重要です。
損害賠償の記載はあるか
業務委託契約を結ぶうえで避けて通れないのが、損害賠償問題です。
- 情報漏洩
- 著作権の侵害
- 秘密保持契約違反
このような損害を企業に与えてしまった場合、損害賠償を請求されることがあります。
企業に損害を与えないように仕事をすることは当たり前ですが、損害賠償についての記載がある場合は念入りにチェックしておかなければなりません。
特に損害賠償が及ぶ期間や請求される条件については、漏れがないように確認をおこないましょう。
不利な内容は記載されていないか
稀なケースですが、業務を委託される側に対して明らかに不利な内容が契約書に記載されていることがあります。
- 報酬の振込手数料を負担させられる
- 契約終了後に発生した損害を全額賠償しなければならない
このような記載があった場合、契約締結後に気づいても後の祭りです。
あなたにとって不利な契約は、一度飲んでしまえばいずれあなた自身を苦しめることになります。
このような記載があったときは修正をお願いするか、丁重にお断りしましょう。
まとめ
Webデザイナーにおすすめの案件サイトに加え、業務委託契約を結ぶ流れや注意事項ついて解説しました。
フリーランスとして業務委託案件に取り組みたい人は、この記事を参考にして活動の幅を広げてみてください。
Webデザイナー・ゲームの案件が得意。リモート・高単価な案件も多数取り扱っています。
テクフリ(公式:https://freelance.techcareer.jp/)
休業補償など手厚い福利厚生あり!上場企業からの高単価案件も多数!
Midwoks(公式:https://mid-works.com/)
手厚い福利厚生の支援が魅力!フリーランス独立に少しでも不安があるなら、まずはこちらへ相談がおすすめ。
ITプロパートナーズ(公式:https://itpropartners.com/)
リモート可能な案件や週2〜3日の案件が豊富!
エンジニアスタイル(公式:https://engineer-style.jp/)
IT系フリーランス向けの案件を数多く掲載!エンジニア以外の職種の案件も豊富です。