フロントエンドエンジニアの年収相場は?収入アップの方法や1000万円の目指し方を解説
「フロントエンドエンジニアの年収相場は?」
「フロントエンドエンジニアとして年収を上げる方法は?」
本記事では、フロントエンドエンジニアの年収や、年収アップの方法を解説します。
正社員のフロントエンドエンジニアの年収は以下のとおりです。
・業務経験が3年から5年:大体450万から600万
・6年目以降〜:600万円〜
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フロントエンドエンジニアの年収相場は?
正社員、フリーランス、副業、派遣の場合に分けて、年収相場をご紹介します。
フロントエンドエンジニアの正社員の年収相場
フロントエンドエンジニアの正社員の年収は、大体次のような形になります。
- 新卒~未経験:350万から450万
- 業務経験が3年から5年:大体450万から600万
- 6年目以降〜:600万円〜
まず、フロントエンドエンジニアの正社員の年収についてですが、例えば「Reactが使えるから」といって一定の金額に決まるわけではありません。
エンジニアの場合、ジュニア(1-3年目)であれば大体この金額、というように価格が設定されています。
しかしながら、IT業界の大企業ベンチャーの場合、未経験でもかなり高い報酬を支払うことがあります。
一方でSESや受託開発のような収益があまり上がっていない会社では、5年目で技術力は非常に高いのに、大企業ベンチャーの新卒よりも給与が低い場合も考えられます。
さらにそこから上級管理職やチームの主任などに昇進すれば、800万円以上を目指すことが可能になります。
フロントエンドエンジニアのフリーランスの年収相場
フロントエンドエンジニアとしてのフリーランスの相場は、年数に応じて変化します。
実務経験年数が1年から3年ぐらいまでだと、大体2,500円から4,000円くらいまでの時間単価を目指せます。
例えば新卒3年目ぐらいの人が独立した場合は、時間単価が仮に4000円だとして、4000円×週5日で入るので、年収が768万円程度になります。
- フリーランス年収 = 8時間 × 週5日 × 4週 x 12ヶ月 * 4000円 = 768万円
フロントエンドエンジニアが副業をした場合の年収相場
次に、フロントエンドエンジニアが本業と並行して副業を行うシチュエーションを考えてみましょう。
先に示した正社員の年収にプラスして、フロントエンドエンジニアとして副業で得る収益を算定します。
正社員でありつつ副業をする場合、週に2日ほどの稼働時間になると予想されます。1日8時間の労働と見立て、16時間とそれに対応する時間単価(時給)が報酬となります。
新卒1年目から3年目ぐらいまでだと、大体2,500円から4,000円ぐらいまでの報酬を目指せるので、新卒3年目で時間単価3500円だと仮定すると、副業を合わせて、668万円程度になります。
- 正社員年収400万円 + 副業収入(週2 x 8時間 x 4週 * 12ヶ月 ) = 668万円
フロントエンドエンジニアの派遣社員の年収相場
フロントエンドエンジニアとして派遣社員になった場合、時給は大体2500円以上から3000円までとなります。
ただ、この金額は雇用保険などの費用を計算に入れていないため、それらを足した後で各種福利厚生が追加される形になると考えましょう。
また派遣社員だと、未経験からスタートするケースや、時間の都合上で稼働時間を削減しているケースもあります。
これらを総合的に考えると、年収の相場は大体400〜500万円辺りになると予想されます。
フロントエンドエンジニアが年収を上げる方法
ここでは、フロントエンドエンジニアが年収アップを目指すためにすべきことを解説します。
以下のスキルを身につけましょう。
- フロントエンドフレームワーク(React / Vue)を覚える
- AIを使えるようになる
- Webデザインのスキルを身につける
- バックエンドのスキルを身につける
フロントエンドフレームワーク(React / Vue)を覚える
最初に覚えるべきはフロントエンドフレームワークです。
フロントエンドフレームワークとは、JavaScriptのフレームワークで、ReactやVueのようなものを示します。
現在では、大部分のWebアプリケーション開発においてReactやVueが使用されています。
これらのライブラリを使いこなせるようになれば、HTML、CSS、JavaScript、jQueryのみを書く他のフロントエンドエンジニアと差をつけられると思います。
AIを使えるようになる
次に、AIを使いこなせるようになることも生き残り戦略の一つになります。
現在、フロントエンドエンジニアのコーディングはAIにより大部分が実装可能となっています。
そのため、AIの活用により自身の生産性を極限まで引き上げることが重要です。
一方、AIでも扱えるようなコードを長年に渡って構築していると、雇用者からは「AIを使用すれば良いのでは」という視点が出てくるため、フロントエンドエンジニアとしての仕事の依頼は少なくなる可能性があります。
個人的とって、Github Copilotを使い、AIを駆使した実装スキルを獲得することが必須だと感じています。
Webデザインのスキルを身につける
Webデザインの技術を習得することも必要です。
フロントエンドエンジニアでありながらWebデザインもこなせると、ビジュアルに関する全ての要素を自身で作り上げられます。
これにより、アプリケーション開発の際には、大いに役立つ存在となるでしょう。
また、Webデザインを行えると、デザインのパーツの作成も可能になります。
バックエンドのスキルを身につける
最終的には、バックエンドのスキルを修得することが重要です。
フロントエンドエンジニアは、サーバーからの情報を取得しHTMLやCSS、JavaScriptを活用することが基本ですが、バックエンドから必要なデータが提供されない場合、フロントエンドの作業は存在しなくなります。
それゆえ、フロントエンドエンジニアにとっても、バックエンドの知識、例えば、サーバーサイド、JavaScript、Ruby、PHP、Javaといったプログラミング言語を習得しておくことで、非常に希少なエンジニアになれる可能性があります。
フロントエンドエンジニアは年収1000万円を狙える?
「フロントエンドエンジニアは年収1,000万円を狙える?」と疑問を持つ人も多いでしょう。
結論、フロントエンジニアが年収1,000万円を目指すことは可能です。
正社員で1,000万円を狙うのは難易度が高いですが、以下の方法があります。
- 現在の企業に長く勤めて、給与を上げる(ただし1,000万円まで上がるかどうかは、会社によります)
- キャリアを積み、希少性の高いスキルを身につけ、年収が1,000万円出る企業に転職する
ただし、正社員に1,000万円を出してくれる企業は多くないため、ハードルは高いです。
一方でフリーランスになれば、年収1,000万円を目指すのも現実的になります。
フリーランスであれば高単価の案件を掛け持ちでこなし、年収1,000万円を目指すことが可能です。
フリーランスになって年収を上げたい人は、以下の記事を参考にしてみてください。
もちろんフリーランスとして活躍するためには、2〜3年以上の実務経験や、即戦力となるスキルが必要です。日頃からスキルアップのための学習をしましょう。
フロントエンドエンジニアの仕事内容
次に、フロントエンドエンジニアの仕事の詳細について説明します。
フロントエンドエンジニアという言葉は、広い職種を一言で表しています。
基本的に、Webサイトの作成を担当するフロントエンドエンジニアは、多くの場合、「コーダー」という名前で知られています。
Webアプリを作成しているエンジニアは「フロントエンドエンジニア」と呼ばれています。
フロントエンドエンジニアの「コーダー」の仕事内容は?
コーダーの主なタスクは、デザインが提供された企業のホームページやランディングページに対し、HTML、CSS、JQueryを元にコーディングを行うことです。
コーダーの主な役割は、WordPressやランディングページのコーディング(マークアップ)を行うことです。
デザイナーから受け取ったホームページのデザインファイルを参考にして、HTMLやCSSを使ってデザインを実装する作業が中心となります。
Webアプリケーション開発の「フロントエンドエンジニア」の仕事内容は?
Webアプリケーションを開発するフロントエンドエンジニアの職務内容は、コーダーとは異なる部分があります。
基本的に、彼らが開発するのはWebアプリケーションです。
Webアプリケーションとは、次のような特性を持つものを指します。
- ログイン機能
- 決済機能
- フォロー機能
Webアプリケーションでは、バックエンドのロジックが難解な場合が多く、大規模なビッグデータを集計し、その詳細をフロントエンドを通じて取得するといった操作を行うことがあります。
近年、Webアプリケーションの開発に関して、デザインとマークアップの両方を担当するフロントエンドエンジニアの数が、特にWebアプリ開発の業界で増加しています。
そのような場合には、ワイヤーフレームの作成や、Figmaを利用したデザインパーツの生成、あるいはAdobe XDでのワイヤーとデザインの構築などの能力が要求されることもあります。
コーダーとウェブアプリ開発のフロントエンドエンジニアの職務内容は大幅に異なるため、その事実を把握しておくことが大切です。
フロントエンドエンジニアの年収アップに役立つスキル
ここでは、年収アップに役立つスキルについて、ご紹介します。
以下のスキルを身につけることで、希少価値の高い人材となれるので、ぜひ学習してみてください。
- CMS構築のスキル(WordPress / PHP)
- バックエンドの知識(Ruby, PHP, Python, Go)
- SEOの知識
CMS構築のスキル(WordPress / PHP)
CMSというのは、コンテンツマネージメントシステムの略称で、ブログや企業のWebサイトなどを容易に構築できるサービスのことを言います。
フロントエンドエンジニアには、CMSの構築がよく求められます。
企業のウェブサイト作成において、主にWordPressが使用されるためです。WordPressでHTMLやCSSを導入する事例はよくあるので、WordPressの導入方法についてはきちんと理解しておくと良いでしょう。
さらに、WordPressの設定を進める際にデータベースから企業の詳細を取得する場合、バックエンドのコーディングにPHPが頻繁に使用されます。
コーダーを目指すつもりなら、WordPressとPHPの知識を習得しておくことをおすすめします。しかし、コーダーを志さないのであれば、PHPを深く学ぶ必要はありません。
バックエンドの知識(Ruby, PHP, Python, Go)
バックエンドは、フロントエンドとは異なる部分で、サーバーからデータベースやAPI等へリクエストを送信する言語のことを指します。PHP、Ruby、Java、C#などは、よく知られているバックエンドの言語です。
JavaScriptは一時期、フロントエンド専用の言語として多く使われていたものの、現在はNode.jsの開発が急速に進んでおり、サーバーサイドの言語としても活用されるケースが増えています。
また、PHPはWorPressと共に使われることが多く、コーダーを志す方には特に、PHPの習得をおすすめします。
しかし、大規模な開発プロジェクトに関与する場合、RubyやPythonのような他のプログラミング言語を学ぶと有利です。
SEOの知識
SEO、すなわちSearch Engine Optimizationは、GoogleやYahoo!などのページで上位表示をするための手法です。
多くの場合、SEO対策はWebマーケターが担当するものですが、フロントエンドエンジニアにとっても必要不可欠です。
その理由は、ホームページのマークアップの手法によって、検索順位が変化することがあるからです。
たとえば、Googleで探し出したページをGoogleに登録するかどうかを決定するNoindexや、ページのリンクジュース(リンク先に対する評価)を提供するかしないかを決めるnofollowなどの知識が必要です。
未経験からフロントエンドエンジニアになるには?
未経験からフロントエンドエンジニアになるために必要な準備について解説します。
エンジニアとして未経験から就職を考えているなら、まずは自分自身で学習を進め、アプリケーションやホームページを作成できるレベルに達することが必須です。
以下のステップで、未経験から就職を目指しましょう。
- プログラミングの基礎を学ぶ
- 余裕があればプログラミングスクールへ通う
- オリジナルアプリ・ホームページの作成をする
- ポートフォリオを作成する
以下で詳しく説明します。
プログラミングの基礎を学ぶ
まずはプログラミングの基本を習得することが大切です。具体的には以下の項目を学びましょう。
- HTML
- CSS
- JavaScript
- jQuery(コーダーを目指す場合)
- Reactもしくは Vue(Webアプリケーション開発のフロントエンドエンジニアを目指す場合)
- Linuxコマンド
ウェブ開発者を目指すなら、ウェブサーバーをレンタルし、静的ファイルをアップロードしてウェブページを公開する経験が重要です。
フロントエンドエンジニアのウェブ系では、PaaSを使ってウェブアプリケーションをデプロイする経験が不可欠なので、学ぶことをおすすめします。
余裕があればプログラミングスクールへ通う
プログラミングの基本的な部分を学習したら、次にはじっくりと就職に必須な知識を学習しましょう。
そういった場合には、プログラミングスクールに行くことが、一つの選択となります。
ただし、すぐにスクールに行くのではなく、まずは基本を理解してから行くことをおすすめします。
その理由は、プログラミングスクールに通っても、挫折する可能性がかなり高いからです。
自分自身で試してみてうまくいかなかった場合、さらにスキルアップするためにプログラミングスクールに通うのが賢明だと思います。
私がおすすめするのは、プログラミングスクールのRUNTEQです。ここでは、バックエンドエンジニアとフロントエンドエンジニアの両方の知識を身につけることが可能です。
バックエンドを習得してからフロントエンドに進む方が、フロントエンドエンジニアとして未経験者よりも採用の可能性が高いと個人的に感じます。
オリジナルアプリ・ホームページの作成をする
プログラミングの勉強が終わったら、自作のアプリやWebサイトを作ることをおすすめします。
コーダーとして、自身のウェブページを作るのが良いでしょう。
お名前.comやXサーバーなどのサーバー提供業者からドメインを借り、そのサーバーにファイルをアップロードして全世界に公開することが、ポートフォリオとしておすすめです。
Webアプリケーションエンジニアであるなら、HerokuといったPaaSサービスのデプロイが良いと思います。
ここまでに解説したことがエンジニアの採用担当者の視点で、これが欠けていると採用が難しくなります。
ポートフォリオを作成する
次に、ポートフォリオを組み立てます。
ポートフォリオは、就職活動における履歴書や職務経歴書のようなものと考えてください。
具体的には、これまでにどのような技術を習得してきたのか、どのようなサービスを開発してきたのかといった情報を集約したものです。
ポートフォリオの作成方法については、関連する記事をご参照ください。
フロントエンドエンジニアの将来性
フロントエンドエンジニアの将来像について語ります。
将来性については、厳密に明るいか暗いかと断言するのは困難です。
フロントエンドエンジニアの将来が見込めないという意見は、10年、20年前からずっと存在していますが、現在もフロントエンドエンジニアの需要は増しています。
ですので、その将来性がないと断定できない一方で、存在するとも言えない状態になっています。
したがって、フロントエンドエンジニアの未来が明るいと考えている人々の見解、暗いと感じている人々の視点、そして私自身の意見を説明したいと思います。
フロントエンドエンジニアの将来性は明るいという意見
一つ目の視点は、短期的に考えると需要が高いという事実です。
フロントエンドエンジニア、特にコーダーやWebのフロントエンドエンジニアリングの需要は、DXの観点から見ると、多種多様な企業(特にデジタルでない企業)がIT投資を増加させている状況です。
その現状を鑑みると、需要が高まっていると捉えるのも不思議ではないと思います。
需要が増加すれば、フロントエンドエンジニアの業務量も増え、単価も上昇します。
もう一つの意見は、UI/UXへの投資が増えているという事実です。
2020年代は2000年代と比べてアプリケーションが複雑化しており、スマホアプリのようにスムーズに動くアプリケーションの開発が要求されています。
その際にどうしてもフロントエンドの開発がうまくいかないと、そこのユーザーの体験が損なわれてしまうため、多くの企業ではフロントエンドエンジニアを起用してユーザー体験を上げている傾向があります。
このトレンドは将来的に大幅に変動する可能性はそれほど高くないと考えられます。これらがフロントエンドエンジニアの将来性が明るいされるポイントとなるでしょう。
フロントエンドエンジニアの将来性は暗いという意見
フロントエンドフレームワークの変化が激しいという事実もあります。
JavaScriptのライブラリ、特にReactやVueはその典型ですが、フロントエンドのフレームワークが人気を集めるとすぐに使われなくなったり、無理矢理に仕様が変更されて、その言語を持続的に使用する意思決定ができなくなるケースが、ここ数年増加しています(2024年2月現在)。
したがって、フロントエンドフレームワークの導入そのものに対して否定的な立場を持つ会社が増加する可能性を否定できないと言えます。
その結果、フロントエンドフレームワークを使用せず、できるだけサーバーサイドでプログラミングを進めるような動向も将来的にはあるかもしれないということを考慮に入れておくと良いでしょう。
その他、AIによるフロントエンドのコーディングの自動化もあります。
最近では、Visual Studio Codeなどのプログラミングエディターを利用してコードを入力すると、AIがコードを自動的に生成する機能もあります。(Github Copilot)
これらの特徴を用いると、HTMLとCSSをほとんど記述せずに自動的にコーディングが実現される状況になっています。
すでに、ウェブデザインを生成するAIが学習し、HTMLとCSSを自動で生成する例もあります(ただし、まだ実用レベルには達していません)。
それゆえに、HTMLやCSS、JavaScriptだけを使えるだけでは、フロントエンドエンジニアとして仕事を進める過程で、AIに敗れる可能性があるので、それは大変なことと言えます。
ノーコードやローコードといったツールの普及により、エンジニアがコードを書かなくても、ウェブサイトのコーディングを可能にするアプリケーションが生まれつつあります。
例えば、Studioといったサービスを使用すれば、エンジニアがコードを一切書かずにウェブデザインを作り上げることも可能です。
フロントエンドエンジニアの将来性に対する個人的な見解
フロントエンドエンジニアの未来を考えた際、HTMLやCSS、JavaScriptのみを扱えるだけでは、将来の展望はかなり暗いと感じます。
例えば、HTML、CSS、JavaScriptを使ってデザインの指示通りにウェブページを作成するといった作業は、AIがより賢くなると、自動化が更に進む可能性があると言えます。
それゆえ、デザインから始めてコーディングを行う、またはウェブアプリケーションのように複数のコンポーネントを活用し、それを様々なサーバーサイドと組み合わせて作成する経験がなければ、フロントエンドエンジニアとして生きていくのは厳しい状況になるでしょう。
高いスキルを持つフロントエンドエンジニアの将来はとても明るいと言えますが、それに対して、低いスキルを持つフロントエンドエンジニアの将来はかなり暗いと思われます。
フロントエンドエンジニアに向いている人の特徴
次に、フロントエンドエンジニアに向いている人についての説明します。
以下の特徴がある人は、フロントエンドエンジニアに向いているでしょう。
- 知的好奇心が強い人
- UI/UXに対してこだわりがある人
- 地道な作業をコツコツできる人
- デザインが好きな人
以下で詳しく解説します。
知的好奇心が高い人
「知的好奇心」は、フロントエンドエンジニアを目指す人にとって最も重要な要素であると言っても過言ではありません。
フロントエンド(特にJavaScript)の技術的な発展は驚くべき速さで進み、既存の知識がすぐに過去のものとなるのも同様に早いです。
例えば、JQueryは10年前くらいには最前線で使われていましたし、AngularJSといったJavaScriptフレームワークも活用されていたのですが、新しい技術が増え続ける中で、ユーザーの数が徐々に減ってきています。
フロントエンドの世界では、旧来の技術だけを頼りにするのは困難を極めます。
そのため、新しい技術を適切に習得できるかどうかは、フロントエンドエンジニアを志す人にとって極めて重要だと考えます。
UI/UXに対してこだわりがある人
次に、操作性に対するこだわりが強い人や、UI UXを重視する人は、フロントエンドエンジニアに適していると考えられます。
「ユーザーが使用した際に違和感を感じないか」「デザインが一つだけ少しズレている、不快だな」といった感覚を把握することが極めて重要となります。
地道な作業をコツコツできる人
フロントエンドエンジニアの仕事は、極めて細かい作業が求められます。
1ピクセルのデザインのズレにまで配慮して作業を行うことが要求されます。
クライアントワークでは、細かい修正が何度も出され、それを一つずつ何度も修正することもあります。
じっくりと作業を進めるのが苦にならない人は、フロントエンドエンジニアに向いている可能性が高いです。
デザインが好きな人
デザインへの興味関心も大切なポイントであると言えます。
デザインの意図をしっかりと把握し、その意図を反映したコーディングをすることは、フロントエンドエンジニアにとって必要不可欠です。
デザインに興味がある人は、意図を理解しやすいため、適していると言えます。
フロントエンドエンジニアに必要な資格
一般的ではない意見かもしれませんが、追加で説明しますと、未経験のエンジニアが資格を持っていても、採用担当者はそれを評価しません。
資格取得への努力をするよりも、就職への努力を優先した方が良いと思います。
ただ、Webや周囲の知識をより身につけたいと望むなら、以下の資格の取得がおすすめです。
- 基本情報技術者試験
- ウェブ解析士
- Webクリエイター能力認定試験
それぞれの資格について、以下で詳しく解説します。
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、Webについての全般的な知識を問う試験です。
新米エンジニアには、是非とも持っておきたい資格であります。
新しい知識を習得する際に、基礎となる知識を効率的に学習できる資格です。
コンピューター、科学、ネットワーク、データベースといった情報科学の基盤を深く学びたい方には、この資格が最適です。
ウェブ解析士
ウェブ解析士は、Webサイトのトラフィック解析などを専門とする資格です。
特にコーディングに携わる人に、取得することをおすすめします。
クライアントからはウェブサイトやランディングページの制作の依頼があるものの、その根本的な目的は多くの場合、集客にあります。
集客スキルを持つフロントエンドエンジニアは需要が高いので、ぜひ取得してみてください。
Webクリエイター能力認定試験
HTMLやCSSのコーディングとWebデザインに関する問題が出される試験です。
ウェブサイト作成に携わるフロントエンドエンジニアは、特に取得しておくべきです。
Webクリエイター能力認定試験は、スタンダードとエキスパートという2つの試験が設けられています。
テストを通して、スタンダードではプログラミングの基本を、エキスパートではユーザーフレンドリーなウェブサイトの作成を習得できます。
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以下で、各エージェントの特徴を詳細に解説します。
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強み | ・元IT専門・転職エージェントの豊富な知見 ・専門性の高いキャリアカウンセリング ・経験年数の浅い人・第二新卒向け求人あり |
おすすめな人 | ・経験年数が短いが、転職したい人 ・IT業界の求人を幅広く知りたい人 ・IT業界全般に強いアドバイザーを求めている人 |
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まとめ
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