テストエンジニアの副業事情!週1-3案件の探し方とおすすめのサイトを紹介
週1~/土日OK・リモート案件も豊富なフリーランス向け副業紹介サービス。
【第2位】 レバテックフリーランス(公式: https://freelance.levtech.jp/)
週4〜以上の案件が豊富で、週3以内の案件はハイスキル必須。
大企業の直請案件など、高単価案件が多い。
【第3位】HiPro Tech(公式:https://tech.hipro-job.jp/ )
週3〜稼働OK。大手企業/上流工程案件で高報酬が特徴。契約後のサポートも充実で安心して働ける。
この記事にたどり着いたあなたは、テストエンジニアとして副業を始めたいと考えているはず。
テストエンジニアとしての十分な実務経験があれば、すぐにでも副業を始められます。
しかし注意すべき点や案件の探し方を知らないと、質の低い案件で心身を消耗してしまう可能性も。
そこでこの記事では、テストエンジニアの副業の探し方やメリット、注意点などについて幅広く解説していきます。
この記事の結論としては以下の通りです。
- テストエンジニアの副業案件は減少傾向にあるが、今後も一定の需要があると考えられる
- 週2〜3日から小さく副業を始めてみたい人には「ITプロパートナーズ」がおすすめ
- 3社以上のエージェントに登録し、案件を比較・検討することが重要
公式サイト | 週1~2案件 | 週3案件 | リモート案件 | |
ITプロパートナーズ | https://itpropartners.com/ | ◯ | ◎ | ◯ |
レバテックフリーランス | https://freelance.levtech.jp/ | △ | △ | ◯ |
HiPro Tech | https://tech.hipro-job.jp/ | △ | ◎ | ◯ |
※2023年4月19日時点。公式サイトより引用/算出
目次 (PRも含まれます)
テストエンジニアの副業案件を探す基準
前提として、テストエンジニアの副業案件は決して多いとは言えません。
とはいえテスト結果の分析や設計など、エンジニアでないと担当できない業務もあるため、テストエンジニアの副業案件は今後も細く長く残り続けると考えられます。
しかし「案件が少ないから、見つけた案件には全て応募しよう!」と考えるのは禁物。
そこでここからは、テストエンジニアの副業案件を探す際にチェックすべき5つの基準をご紹介します。
- クラウドソーシングか副業エージェントを利用するか
- 土日・平日早朝・夜の稼働が可能か
- 週の最低稼働日数が少なくてもよいか
- フルリモート案件があるか
- 高単価な案件が多いか
①クラウドソーシングか副業エージェントを利用するか
副業案件を探すのに使えるサイトは、『クラウドソーシング』と『副業エージェント』の2種類があります。
- クラウドソーシング:仕事を発注したい企業と仕事を受注したいワーカーをマッチングするプラットフォーム。初心者でも案件を取りやすい。
- 副業エージェント:企業と副業ワーカー・フリーランスをマッチングするサービス。営業や単価交渉などを仲介してくれる。
理由は2つあります。
- クラウドソーシングにはテストエンジニアの案件がほとんど掲載されていないから
- クラウドソーシングには低単価な案件が多いから
そもそもクラウドソーシングには、テストエンジニアの案件がほとんど載っていません。
2023年4月19日現在、クラウドワークスで案件を検索しても、募集中の案件は8件でした。
またクラウドソーシングの案件は、単価が安く設定されている傾向があります。
そもそもクラウドソーシングは「低スキルでも取り組める雑務」を外注するのに向いているサービスなので、単価が安くなってしまいがちです。
一方で副業エージェントは、ハイスキルなワーカーに案件を紹介し、紹介を受けた企業側から報酬を受け取る仕組みになっています。
他にも副業エージェントを使うメリットはたくさんあります。
- 営業や単価交渉、案件紹介などをサポートしてくれるので、業務に集中する時間を増やせる
- 事前にエージェントが精査した案件が掲載されているので、低質な企業がほとんどない
- 働き方やキャリアについて担当者に相談できる
②土日・平日早朝・夜の稼働が可能か
ほとんどのサラリーマンは、平日の日中8時間は本業に拘束されているはずです。
本業と違う時間帯に働けることに加えて、プライベートの時間と両立しやすい勤務条件であることも考慮しましょう。
朝が早い本業の場合は夜に副業をした方が効率的ですし、逆も然りです。
③週の最低稼働日数が少なくてもよいか
副業案件には勤務時間帯以外にも、条件として「週の最低稼働日数」が設定されています。
週の最低稼働日数は週1〜2日など、なるべく少ない案件を選ぶのがおすすめ。
たとえば「本業が忙しいときは週1勤務にして、余裕があるときは週3勤務にする」のように調整できます。
ただ週1〜2日からOKのテストエンジニア案件は珍しいため、こまめに案件をチェックするようにしましょう。
④フルリモート案件があるか
副業はプライベートの貴重な時間を削って行うので、通勤のような無駄な時間はなるべく削りたいところですよね。
そこでおすすめなのが、フルリモート対応の案件を受注すること。
フルリモートであれば通勤・退勤時間はゼロです。
増えた時間でさらに副業したり、趣味を楽しんだりできます。
ただテストエンジニアの副業案件は少なめかつ人気が高いため、応募者が殺到する傾向があります。
⑤高単価な案件が多いか
副業ワーカーにとって最も重要な基準が「単価」です。
フリーランスに比べて、副業ワーカーは業務に割ける時間が限られるため、短時間でいかに効率よく稼ぐかが重要です。
業務内容と報酬形態をチェックして、自分のスキルと単価が釣り合っているかどうか検討するようにしましょう。
テストエンジニア向けの副業ができるおすすめエージェントやサイト
数多くの副業エージェントがありますが、特徴や強みはそれぞれ異なります。
そこで今回は、テストエンジニア向けの副業案件獲得サイトを4つ紹介していきます。
どのサイトがあなたに合うかは使ってみないとわからないので、一旦すべてに登録してみるのがおすすめです!
【第1位】ITプロパートナーズ(公式:https://itpropartners.com/)
週1~/土日OK・リモート案件も豊富。
フリーランス向け副業紹介サービス。
【第2位】 レバテックフリーランス(公式: https://freelance.levtech.jp/)
週4〜以上の案件が豊富で、週3以内の案件はハイスキル必須。
大企業の直請案件など、高単価案件が多い。
【第3位】HiPro Tech(公式:https://tech.hipro-job.jp/ )
週3〜稼働OK。大手企業/上流工程案件で高報酬が特徴。
契約後のサポートも充実で安心して働ける。
公式サイト | 週1案件 | 週2~3案件 | リモート案件 | |
ITプロパートナーズ | https://itpropartners.com/ | ◯ | ◎ | ◯ |
レバテックフリーランス | https://freelance.levtech.jp/ | △ | ◯ | ◯ |
HiPro Tech | https://tech.hipro-job.jp/ | △ | ◎ | ◯ |
※2023年4月19日時点。公式サイトより引用/算出
ITプロパートナーズ|週1〜2日/土日・リモートOKの案件を探すならここ
公開求人数 5014件 (2024年08月23日現在) テストエンジニアの
公開求人数11件 (2024年08月23日現在) マージン率 非公開 対応地域 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・愛知・福岡 働き方 週2-3案件、リモート案件多数 公式 https://itpropartners.com/
ITプロパートナーズの主な特徴としては、以下の2つがあります。
- 『直請案件』だからこその高単価
- リモート、週1~2日から稼働OKの案件多数
『直請案件』だからこその高単価
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズで取り扱っている案件の単価は、『直請案件』が多く他のエージェントと比較しても高い傾向にあります。
※直請案件とは、間に仲介会社を挟まず、直接クライアントと契約している案件のことを指します。
正直ほとんどのフリーランスエージェントが、マージン率を公開していないため、フリーランスの取り分や、単価がよいのかを事前に知ることが難しいのが現状です。
マージン率が非公開でブラックボックス化しているからこそ、過剰な報酬の中抜きが発生していないITプロパートナーズは魅力的です。
リモート、週1~2日から稼働OKの案件多数
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(公式:https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズの大きな魅力として、週1~2日から稼働OKの案件が多いという点があります。
他のフリーランスエージェントでは、最低稼働日数は週3・4日〜の案件が一般的で、その多くは常駐案件です。
一方のITプロパートナーズはリモートのテストエンジニア案件も多いので、「週2日だけ副業にあてたい」など自身のスタイルに合わせて自由に案件を選べます。
注意:ITプロパートナーズは週1日から稼働可能な案件の紹介が可能なものの、会社員の方への副業は紹介できません。
ITプロパートナーズの案件例
案件名 | 【QA】リモートOK!オフショア開発におけるテストエンジニアを募集します! |
---|---|
月額単価 | 〜700,000円 |
職務内容 | ■業務内容: 360度評価システムのオフショア開発において、 マニュアル作成&テストシナリオ作成をメインにお任せします。 [具体的な業務] ・システム刷新に伴うユーザマニュアル作成業務 *顧客からの説明および画面を触りながら仕様を理解 ・テストシナリオ作成業務(スモークテスト相当) |
求めるスキル | ■必須スキル: ・QA(品質管理)経験 ・コードレビュー経験 |
案件URL | 【QA】リモートOK!オフショア開発におけるテストエンジニアを募集します! (2023年12月19日 現在) |
レバテックフリーランス|高単価な直請け案件を保有
運営会社 | レバテック株式会社 |
---|---|
公開求人数 (現在募集中の案件) | 90715件 (2024年11月21日現在) |
テストエンジニアの 公開求人数 | 1263件 (2024年11月21日現在) |
マージン率 | 非公開 |
対応地域 | 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・愛知・福岡 |
強み | ・週4日~稼働の案件、リモート案件多数 (週3以下の案件はハイスキル必須) ・カウンセラーの専門性が高く、幅広く相談に乗ってくれる ・高単価な案件が多い |
公式 | https://freelance.levtech.jp/ |
レバテックフリーランスでは、実務経験のある方にのみ案件紹介をしています。特に週3以内稼働の案件はハイスキルが求められます。
レバテックフリーランスは、レバテック株式会社が運営しているフリーランスエンジニア向けのエージェントです。
案件の数も豊富で、無料登録すると見られる非公開案件の中には魅力的な穴場案件が数多く眠っています。レバテックフリーランスの大きな魅力は、以下の2つです。
- 業界最高水準の案件単価
- キャリアコンサルタントの質が高い
業界最高水準の案件単価
レバテックフリーランスでは、業界最高水準の高単価案件を多数取り扱っています。
下記の通りテストエンジニア案件の平均単価は59万円、最高で145万円と非常に高水準です。
※2023年4月19日時点。公式サイトより引用:https://freelance.levtech.jp/
キャリアコンサルタントの質が高い
レバレジーズ株式会社のノウハウが共有されているので、エンジニア業界に精通したエージェントがサポートしてくれます。
また誰がどの案件をサポートしたかも一目瞭然なので、「SaaSプロダクト開発の現場に携わってみたい」など安心して相談できることもメリットです。
レバテックフリーランスの案件例
以下は、レバテックフリーランスの案件例です。
月額単価 500,000円/月 職務内容 ・Webアプリ系コンシューマーサービスQA案件に携わっていただきます。
・下記を行っていただきます。
-Web関連の各種検証
-テスト項目作成、テスト実行
-ウェブアクセシビリティーテストの実行求めるスキル ・テスト設計及び実行経験1年以上
・単体結合フェーズに携わった経験
・Webシステム、Webページ制作に携わった経験歓迎スキル・コンシューマー系のシステムに携わった経験案件URL 【テスト設計/テスト実施】Webアプリ系コンシューマーサービスQAの求人・案件
(2024年08月23日 現在)
レバテックフリーランスでは、実務経験のある方にのみ案件紹介をしています。特に週3以内稼働の案件はハイスキルが求められます。
HiPro Tech|高単価なリモート案件が充実しているエージェント
HiPro Techは、IT・テクノロジー領域に特化したエージェントです。週3日〜、リモートOKの案件を取り扱っています。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
公開求人数 | 524件 |
マージン率 | 非公開 |
対応地域 | 首都圏中心 |
働き方 | 週3日から稼働OK、リモートOK案件多数 |
公式:https://tech.hipro-job.jp/
※2022年8月31日時点・公式ページより引用/算出
HiPro Techの主な特徴としては、以下の3つがあります。
- リモートOK・週3日からOK案件多数、柔軟な働き方を実現できる
- 高単価案件で、収入アップを目指せる
- 契約後も充実したサポート体制
リモート案件多数・週3日〜可能で柔軟な働き方ができる
HiPro Techでは、リモートOK案件に加え、週3日から稼働OKな案件も多数あります。
エンジニア求人の稼働条件は、「週5日~・常駐勤務」がほとんどなので、時間や場所を自由に選んで仕事をしたいと思っても難しいのが現状です。
中間マージンのない直請け案件多数
HiPro Techは、クライアント(受注元)から仲介会社を挟まずに、案件を受注できる「直請け案件」が豊富です。
直請け案件には複数の仲介業者が間に入っていないので、比較的マージン率が低く、高単価の案件を受注できるメリットがあります。
契約後も充実したサポート体制
HiPro Techは、転職サービス「doda」をはじめとした人材サービスを運営する「パーソルグループ」がサービス提供しています。
HiPro Techでは、そうしたグループ会社の豊富な知見と実績を「サポート体制」に活かしています。
担当者により以下のような一貫したサポートを受けることができます。
- 事前面談
(ご希望条件、現在のご活動状況、将来なりたい姿、現在困っていることなど) - 案件のご紹介
(経験やスキルに親和性のある場合、案件を相談) - クライアント面談
- 契約の締結
(契約から各種手続きまで、フォロー) - 業務開始後のアフターフォロー
事前面談では、IT・テクノロジー領域に特化したエージェントということもあり、専門性の高いものを受けることができます。
テストエンジニアとQAエンジニアの違いは?
テストエンジニアによく似た職種がQAエンジニアです。
どちらも商品やサービスの品質管理に関わることなので、企業によっては明確に区別していない場合がありますが、それぞれ役割が異なります。
テストエンジニアとQAエンジニアの違い
対象サービス | 特徴 | |
テストエンジニア | 開発中のサービスや製品、プログラム | ・対象物が正常に動くか、細かなバグや不具合がないかのテストを行う ・主に単体テストなどのテスト実施を担当する |
QAエンジニア | 完成したサービスや製品、プログラム | ・QAとはQuality Assuranceの略で、ソフトウェアやサービスの品質保証全体に関わる ・対象物が仕様に沿っているか、ユーザーが使用できる状態になっているかの確認を行う ・動作テストや耐久テスト、セキュリティレベルなどの品質保証を管理する |
また、仕事内容の範囲の違いを以下、まとめました。
テスト設計 | テスト実施 | テスト結果の分析 | 品質管理 | 品質改善 | 品質保証 | 品質テストの自動化 | |
テストエンジニア | ◯ | ◯ | ◯ | × | × | × | × |
QAエンジニア | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
以下の記事でQAエンジニアについて詳しく解説しているので、ぜひご一読ください。
テストエンジニアの副業するために必要な準備
テストエンジニアとして副業を始める前に、やっておかなければならない準備が2つあります。
- 実務経験・スキルを棚卸ししておく
- 副業案件を探すためのサイトに登録しておく
実務経験・スキルを棚卸ししておく
最初にすべきことは、実務経験・スキルの棚卸しです。
自分ができることを明確にしておかないと、どの案件であれば対応可能なのかがわからないからです。
テストエンジニアの経験があることだけを伝えても、クライアント企業に「ざっくりしすぎてて結局何ができるかわからない」と思われ、採用されにくくなります。
たとえば次のように工程を細かく書き出し、それぞれに紐づくスキルを洗い出しましょう。
- テストの企画・設計
- テスト結果のレポーティング
- 提案資料の作成・プレゼンテーション
- PM
副業案件を探すためのサイトに登録しておく
次に副業案件を探すためのサイトに登録しておきましょう。
1つのサイトでテストエンジニア案件を探すのではなく、複数のサイトに登録し、同時並行で案件を探していくことがポイントです。
理由は下記の3つあります。
- 実際に利用することで、自分に合ったサイトを把握できるから
- 案件の選択肢が増えるので、スキルや経験にマッチする仕事に巡り合いやすいから
- 案件をサイトごとに比較・検討でき、好条件のプロジェクトを選びやすくなるから
テストエンジニアの副業案件にはどんなものがある?
テストエンジニアの副業案件にはどんな案件があって、報酬の相場がどれくらいなのかを確認していきます。
実際にテストエンジニアの副業案件をいくつかピックアップして紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
※今回紹介する案件は募集を終了している可能性もあります。最新の案件例が見たい人はエージェントに登録したうえで、詳細を確認してみましょう。
案件例①
案件名 | 【副業/テスト設計】社内システム保守の求人・案件 |
---|---|
月額単価 | 450,000円/月 |
職務内容 | ・社内システム保守に携わっていただきます。 ・主に下記作業をご担当していただきます。 -システムの保守、運用 -BIツールの運用 -エラー対応、データ入力、ベンダーへの指示出し、レポーティング、分析環境の整備 |
求めるスキル | ・基幹システム運用保守経験 2年以上 ・ベンダーコントロール経験1年以上歓迎スキル・経理、会計、労務システムの運用保守経験 ・下記のいずれかのシステム使用経験 -ServiceNow、ビズインテグラル、Box、COMPANY |
案件URL | 【副業/テスト設計】社内システム保守の求人・案件 (2024年08月23日 現在) |
案件例②
案件名 | 【テスト実行】SNSプラットフォーム開発実行の求人・案件 |
---|---|
月額単価 | 750,000円/月 |
職務内容 | ・SNSプラットフォーム開発におけるテスト実行に携わっていただきます。 ・下記を行っていただきます。 -運営、開発に関するテスター -QA業務 |
求めるスキル | ・Android、iPhone、Websiteに関する一定の知見 ・テスト工程の経験3年以上歓迎スキル・SNS開発におけるテスト工程の経験 ・英語の経験 ・金融業界の知見 |
案件URL | 【テスト実行】SNSプラットフォーム開発実行の求人・案件 (2024年08月23日 現在) |
上記の案件はあくまでも一例なので、自分のスキルに合わせて案件を探してみてください。
テストエンジニアの副業案件を行うメリットは?
日々本業をこなしつつ、プライベートの時間を削って行う「副業」。
精神的にも肉体的にも、決して楽だとはいえません。
しかし、テストエンジニアの副業には大変さに見合うだけのメリットがあります。
そこでここからは、テストエンジニアが副業に挑戦するメリットを3つ紹介します。
- 収入が増える
- スキルアップにつながる
- 人脈を広げることができる
収入が増える
副業の最大のメリットは、本業以外の仕事で収入を得られることです。
実務経験のあるテストエンジニアなら、週1副業にコミットするだけでも、月5万程度であれば数ヶ月で達成できる可能性が高いです。
「たった5万円?」と思うかもしれませんが、年収が60万円アップすれば生活に大きな余裕が生まれます。
また収入源が増えることも、副業の大きなメリットです。
収入源が分散することで、本業への依存度を減らせます。
スキルアップにつながる
スキルアップにつながることも、副業をするメリットの一つです。
副業では本業と異なる業界や業務にトライできるため、業務経験の幅を広げられます。
また副業では組織ではなく個人で働く必要があるので、コミュニケーション能力やマネジメント能力を身につけやすい環境といえます。
人脈を広げることができる
副業にコミットすることで、人脈を効率的に広げられます。
副業ではクライアント企業やチームメンバーなど、さまざまな人と関わって仕事する必要があるからです。
人脈を広げるメリットは、主に3つあります。
- 業界の最新情報を仕入れることができる
- 転職のきっかけになる可能性がある
- 新しい副業案件を紹介してもらえる可能性がある
テストエンジニアで副業するデメリットって?
テストエンジニアの副業には大きなメリットがありますが、注意すべき点もあります。
そこでここからは、テストエンジニアが副業をするデメリットを2つご紹介します。
- 本業との兼ね合いが難しくなる
- 休みが取れなくなる
本業との兼ね合いが難しくなる
副業をするうえで最も重要なのが、本業とのバランスをうまく調整することです。
もし自分のキャパシティ以上に案件を受注してしまうと、疲労や睡眠不足で本業と副業両方の質が下がる恐れがあります。
逆に簡単な案件だけを取り続けても十分な報酬を得られません。
たとえば「平日は1日2時間以上は絶対に副業しない」と決めて、それに見合った案件を受注するなどです。
上限を決めれば仕事とプライベートにメリハリが生まれるので、ぜひ試してみてください。
休みが取れなくなる
副業によって自由に使える時間が大幅に削られます。
生活の大部分が仕事になるので、心身ともに大きな負担がかかりやすいです。
対策としては、休日やプライベートにあてる時間帯を決めてから副業のスケジュールを立てることです。
副業の予定から決める人が多いですが、そうするとどうしても副業中心の生活になり、休養やプライベートの優先度が下がってしまいます。
テストエンジニアの副業案件や単価の目安
テストエンジニアの副業案件の単価は月60時間〜90時間の稼働で、40万〜60万円ほどです。
上記は経験者(実務経験3年以上)であることを前提とした単価なので、あくまで参考程度にしてください。
もしあなたがフリーランスであれば、3ヶ月単位で契約更新を行いますが、1~2ヶ月と短期の開発案件などは同じ仕事内容でも単価が高い傾向にあります。
次の案件獲得やコストなども鑑みて設定されているので、金額だけで案件を選ばないようにしましょう。
また案件の単価は、携わる業務で求められるスキルや経験によって変動します。スキルや経験が多いほど希少価値が高いので、自然と単価も高くなります。
案件を選ぶ際は、自分のスキルに合ったものや単価が高いものを重視するのも大切ですが、新たな技術を扱えるかも見ておきましょう。
テストエンジニア案件の副業で収入を増やすポイント
限られた時間で収入を増やすために、以下の3点を意識しましょう。
- 単価が安い案件は控える
- 副業のエージェントに登録して、自分のスキル感を相見積もりしてもらう
- エージェントを利用する場合はマージン率を確認する
単価が安い案件は控える
自分のスキルや稼働量に見合わない単価の案件は絶対に控えましょう。
ワーカーを安く買い叩こうとする会社は、そもそも仕事の質が低いケースが大半です。
特に副業を始めたばかりの人は、「自分はまだ経験が浅いから、安い案件から始めよう」と考えがちです。
しかし、考慮すべきは「副業の経験量」ではなく「テストエンジニアとしてのスキルレベル」。
たとえ副業経験がなくても、テストエンジニアとしてのスキルが高ければ、そのレベルに見合っただけの報酬を受け取るべきです。
もしさらに高い収入を目指したい場合は、QAエンジニアやSEなど、キャリアアップに繋がるスキルを身につけておくことをおすすめします。
複数のエージェントに登録して、自分のスキル感を相見積もりしてもらう
複数のサイトに登録をして、自分のスキル感を相見積もりしてもらいましょう。
同じスキルでも、サイトによってあなたへの評価は変わります。
あなたのことを少しでも高く評価してくれるサイトを使えば、より希望にマッチした案件を紹介してもらいやすいです。
エージェントを利用する場合はマージン率を確認する
マージン率とは仲介料のことで、クライアントからの報酬から一定の割合で引かれます。
一般的に副業エージェントのマージン率は10~20%だといわれています。
しかし、ほとんどのエージェントは、マージン率を公開していません。
そこでチェックすべきなのは『直請案件』が多いかどうかです。
直請案件とは、エージェント以外に仲介企業を挟まない契約形態のことです。
エージェント以外にマージンを引かれないため、単価が高くなる傾向にあります。
テストエンジニアが副業を始める際の注意点
副業は個人で活動するため、よくも悪くも全て自分の責任になります。
そこでここからは、テストエンジニアが副業をする際の注意点を4つご紹介します。
- 土日・平日夜の稼働が可能か確かめる
- スケジュール管理をしっかり行い、可能な範囲で始める
- 副業可能か会社に確認する
- 確定申告が必要か確認する
順番に見ていきましょう。
土日・平日夜の稼働が可能か確かめる
案件を受注する前に、土日や平日夜の稼働が可能かを確かめましょう。
土日も平日夜も稼働できない案件は、副業ではなくフリーランスのための案件だと考えてください。
スケジュール管理をしっかり行い、可能な範囲で始める
最初は小さく副業を始め、スケジュール管理をしっかりと行いましょう。
最初からタスクを詰めすぎると、本業とのバランスが崩壊してしまい、すぐに挫折してしまう可能性が高いです。
駆け出し期は副業のある生活に慣れつつ、スケジュール管理の仕方を勉強をすることを優先しましょう。
副業可能か会社に確認する
前提として、所属している会社が副業を許可しているかどうかを確認しましょう。
副業が禁止されているなら、素直に規則に従うことが大切です。
副業OKの場合でも「競合企業との取引禁止」「社名を出して取引するのは禁止」などの成約がある可能性もあるため、必ずチェックするようにしましょう。
確定申告が必要か確認する
副業収入が1年で20万円を超えた場合、自分で確定申告を行う必要があります。
最低限、毎月の収入と経費にしたい支出は普段から計算しておくのがおすすめです。
そのうえで会計ソフトなどに取引を記録しておき、確定申告の期限までに書類を提出できるようにしましょう。
テストエンジニアの副業についてよくある質問
最後にテストエンジニアの副業についてよくある質問をまとめました。
- 週何日から副業できる?
- リモートワーク可能な案件はある?
- テストエンジニア未経験で副業できる?
- テストエンジニアで副業するために必要な実務経験やスキルって?
- テストエンジニアの副業からフリーランスとして独立するには?
Q1. 週何日から副業出来る?
まれに週1OKの案件も掲載されますが、人気が高いため受注するのは至難の業です。
基本的には週2からOKの案件を探し、チャンスがあれば週1案件の受注を狙いましょう。
Q2. リモートワーク可能な案件はある?
週1勤務同様、フルリモート案件はワーカーからの人気が非常に高いので、早めに応募しておきましょう。
Q3.テストエンジニア未経験で副業できる?
エンジニアは勉強以上に現場経験が重要です。
経験の豊富さが、クライアント企業からの信頼につながります。
テストエンジニアの副業に挑戦したい場合、まずはエンジニアとして就職をして、現場で幅広い開発経験を積みましょう。
Q4.テストエンジニアで副業するために必要な実務経験やスキルって?
テストエンジニアとしての経験以外にも、開発やプロジェクトマネジメントの経験があると、受注できる業務の幅がさらに広がります。
Q5.テストエンジニアの副業からフリーランスとして独立するには?
目安としては、副業収入が10〜15万円程度になったタイミングで独立を考えることがおすすめです。
収入がない状態で独立すると、収入がないまま貯金だけが減っていくことになります。
焦りが生まれて仕事に集中できなくなるので、ある程度の収入がある状態で独立するようにしましょう。
下記の記事でフリーランスのテストエンジニアについて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回はテストエンジニアの副業案件を選ぶ基準やおすすめエージェント、単価相場について解説してきました。
テストエンジニアは限られた時間でも効率的に稼げる、副業に適した業種です。
週2~3日稼働やフルリモートで勤務できる案件もあるので、さまざまな案件を見比べて希望にマッチするものを選ぶことが大切です。
週1~/土日OK・リモート案件も豊富なフリーランス向け副業紹介サービス。
【第2位】 レバテックフリーランス(公式: https://freelance.levtech.jp/)
週4〜以上の案件が豊富で、週3以内の案件はハイスキル必須。
大企業の直請案件など、高単価案件が多い。
【第3位】HiPro Tech(公式:https://tech.hipro-job.jp/ )
週3〜稼働OK。大手企業/上流工程案件で高報酬が特徴。契約後のサポートも充実で安心して働ける。