【2022年】動画制作で副業できる? 始め方や案件の取り方について徹底解説!


動作制作の需要が高まっている昨今、上記のように考えている方も多いのではないでしょうか。

この記事を読んで分かることは、以下の通りです。
- 動画制作の副業がおすすめの理由
- 動画制作副業の始め方や案件の取り方
- おすすめの動画制作スクール
- 副業で収入を増やす方法

目次
動画制作の副業がおすすめの理由
結論から言うと、下記の理由により動画制作は副業におすすめです。
- 動画市場が急激に伸びているから
- 動画編集者が足りないから
- 在宅・リモート案件が豊富だから
1つずつ見ていきましょう。
動画市場が急激に伸びているから
近年動画市場は急激に伸びており、今後も下記のように市場が拡大していくことが予想されています。
- 2020年:2,954億円
- 2021年:4,205億円(前年対比142.3%)
- 2025年:1兆465億円に達する見込み
引用:サイバーエージェント「2021年国内動画広告の市場調査」(2022年5月時点)
また高速・低遅延通信の5Gが普及していることも、動画市場の拡大を後押しする要因の一つです。
市場拡大の波に乗って動画制作に取り組むことで、副業でも十分に稼げる可能性があります。

動画編集者が足りないから
急激に伸びている動画市場ですが、需要に対して動画編集者の数が足りていません。
YouTube・InstagramをはじめとするSNSの普及や企業での動画活用などにより、動画編集者のニーズが増えています。
実際に大手クラウドソーシングであるクラウドワークスで動作制作・編集案件数を調べると、下記の通りでした(2022年5月時点)。
- 動画作成・動画制作:105件
- YouTube動画作成・編集:445件
しかし、一定レベル以上で動画制作できる人材は、まだまだ不足しています。

在宅・リモート案件が豊富だから
動画制作は在宅・リモート案件が豊富です。
各種求人サイトでも、在宅・リモート可能な動画制作の案件がたくさん紹介されています。
たとえばランサーズでは、下記の在宅・リモートでできる案件が掲載されていました。
案件 | 「野球系ch」のYouTubeの動画編集 |
業務内容 | ・テロップの挿入 ・画像の挿入(指定の画像及び、フリー素材などから選定ください) ・効果音・BGMの挿入 ・背景の挿入 |
単価 | 15分未満の動画:4,500円/1本 15分以上の動画:5,500円/1本 |
使用ツール | ゆっくりムービーメーカー4 |
引用:ランサーズ(案件情報は2022年5月時点の内容です。現在は公開終了している場合があります)
制作する動画のジャンルや掲載先のチャンネルに詳しい場合、採用される可能性が高まります。

動画制作副業の案件の種類


- YouTube動画の制作
- PR動画制作
- イベント動画制作
- SNS動画制作
- 撮影・企画・編集
1つずつご紹介します。
YouTube動画の制作
個人のYouTuberや企業から動画制作・編集を請け負う案件です。
主に以下のような作業を行います。
- 動画のカット編集
- 音声編集
- テロップ入れ
- 画像やBGMの挿入
- サムネイル作成
動画編集代行の場合、はじめは1本3,000〜5,000円が単価相場です。
経験を積んでスキルアップした場合、YouTube動画制作なら5万円〜15万円レベルの高額案件も目指せます。

PR動画制作
商品・サービスの販促やブランディングを目的に、企業のPR動画を制作する仕事です。
単純に動画を編集する技術だけでなく、魅力的なPRができるよう企業や商品について深く理解する必要があります。
企業案件の単価相場は数十万円と、高単価な案件が多いのが特徴です。
また制作したPR動画をどのように展開すれば効果的か、というマーケティングの知見もあれば、よりクライアントに重宝される人材になれます。
イベント動画制作
結婚式会場やイベント会場に出向いて撮影し、動画を編集する仕事です。
イベント動画制作では、他の案件より高い完成度を求められる傾向にあります。
特にウェディングムービーは、当日撮影した映像を上映時刻までに編集するスピードと技術が必要です。
また企業のイベント動画制作では、撮影機材を所有していて撮影もできる動画制作クリエイターが重宝されます。
なぜなら撮影から編集まで対応できる人に依頼をしたほうが、発注者の手間を減らせるからです。
イベントやセミナーの動画は企業案件が多いため、1本2万円〜4万円と単価相場は高めです。
ウエディングムービーの相場は、1本1万円程度になります。

SNS動画制作
InstagramやTikTokといった、SNSで公開する動画を制作する仕事です。
SNSによって年齢層や好まれる動画の傾向は変わってきます。
そのため事前に各SNSの特徴について、十分に理解しておくことが欠かせません。
制作費用の相場はInstagram広告動画の場合、企画から編集まで対応して数十万円です。
撮影・企画・編集
動画制作のなかには「撮影+編集」を担当する案件もあれば、企画から一貫して任されるものまでさまざまです。
工程が増えるほど単価も上がりやすく、発注者からも重宝される人材になります。
たとえばYouTube動画の場合、単価相場は以下の通りです。
- 撮影+編集:約5万円〜10万円
- 企画+撮影+編集:約10万円〜15万円

動画制作の副業案件の取り方
動画制作の副業案件は、主に以下4つの方法で獲得できます。
- クラウドソーシングを使う
- エージェントを使う
- SNSで営業する
- 企業に直接営業する
順番に見ていきましょう。
クラウドソーシングを使う
動画制作の初心者が案件を探しやすいのが、クラウドソーシングです。
クラウドソーシングサイトでは制作会社や個人事業主がさまざまな案件を掲載し、仕事を行ってくれる人を募集しています。
単価や難易度は案件によって異なるため、現状のスキルレベルに合った仕事に携わりやすいのがメリットです。
またクライアントが先に報酬を仮払いしてから業務開始するため、報酬をもらい損ねる心配がありません。
しかしエージェントと比較すると、クラウドソーシングの案件単価は低い傾向にあります。

「営業はちょっと苦手」「できれば高単価の案件が欲しい」という方は、後述するエージェントを利用するのがおすすめです。
エージェントを使う
動画制作クリエイターとして仕事の幅を広げるなら、エージェントを利用するのがベストです。

また一般的な求人サイトには掲載されない非公開案件も扱っているため、高単価で多様なジャンルの案件を獲得できるチャンスが増します。
担当者が金額面や作業内容の相談にも応じてくれるため、安心して動画制作に励めるのも魅力です。

VideoWorks
VideoWorks公式サイトより引用:https://videoworks.com/
VideoWorksはマッチング実績が豊富な、動画制作プラットフォームです。
VideoWorksに登録している動画制作クリエイターの数は、国内最大規模。
数十万円〜数百万円までの案件が多数紹介されており、他の案件サイトと比較して単価相場は高めです。
専任コーディネーターへ電話やチャットで相談することも可能なため、初心者でも安心して利用できるのがメリットです。

クリエイター登録は無料でできるので、ぜひ気軽に利用してみてください。
SNSで営業する
3つ目はSNSで営業して案件を獲得する方法です。
たとえばTwitterで「動画制作 募集」と検索すると、企業の採用担当者や個人事業主の人材募集ツイートが出てきます。
応募したい案件があったときは、過去の実績や対応可能な業務を伝えて交渉しましょう。
ただし、動画制作のスキルを文字だけで伝えることは困難です。
制作した動画を自社サイトに掲載したりYouTubeチャンネルで公開したりして、スキルをPRするのがおすすめです。

企業に直接営業する
制作会社や広告代理店に直接営業し、契約を結ぶ方法もあります。
依頼内容のレベル感は案件によって異なりますが、基本的には動画制作を本業にしている人と同等の技術や機材が求められます。

また経営者のなかには「発信したい情報はあるけれど、動画を作れる人材がいない」と悩んでいる人もいるのです。
そのような企業に直接営業できれば、継続案件を獲得できるケースもあります。
動画制作の副業の始め方


- 使うツールを決める
- 動画制作の学習をする
- ポートフォリオを作る
- 簡単な案件から挑戦する
順番に見ていきましょう。
使うツールを決める
動画制作を始めるうえで欠かせないツールに、動画編集ソフトがあります。
無料で使えるものから有料のものまでさまざまですが、本格的に動画制作するのであれば「Adobe Premiere Pro」がおすすめです。
無料ツールだと使える機能に制限があり、発注者が要望する作業内容に対応できない可能性もあります。
Adobe Premiere Proはサブスクリプション型の料金体系となっており、動画編集で必要な機能が豊富に備わっています。

動画編集ソフトのなかにはMacでしか使用できないものもありますが、Adobe Premiere ProはMac・Windowsともに使用することが可能です。
本格的に動画制作の副業を始めたいなら、ぜひ利用を検討してみてください。
Adobe Premiere Pro公式:https://www.adobe.com/jp/products/premiere.html
動画制作の学習をする
2つ目は動画制作について学ぶことです。
動画制作の知識をつけるには、下記のような学習方法があります。
- 動画制作スクールに通う
- YouTubeや書籍で独学する
一人でコツコツと学習できる人なら、独学でも動画制作スキルを身に付けることは可能です。
たとえばYouTube動画制作の場合、自分のチャンネルにも投稿することで、効果音のバランスや主音量のボリューム調整などを実践的に学べます。
一方で、「ノウハウを人に教えてもらったほうが覚えやすい」「一人では挫折しそうで不安」という場合は、スクールに通うのがおすすめです。
現役クリエイターから動画業界のトレンドを教わったり、マンツーマンで指導してもらえたりするため、スピーディーにスキルを磨けます。

ポートフォリオを作る
動画制作のお仕事を増やすためには、ポートフォリオ作成が欠かせません。
どの程度のスキルがあるのか、過去にどのような案件をこなしてきたのかが一目でわかるため、クライアントの目に留まりやすくなります。
動画制作の場合、自分のYouTubeチャンネルにアップロードした動画もポートフォリオとして使えます。

簡単な案件から挑戦する
動画編集ソフトを揃えてある程度知識を吸収したら、簡単な案件から挑戦してみましょう。
動画制作の副業は、案件の難易度を自由に選べるというメリットがあります。
なかには未経験で応募できる案件もあるので、まずは簡単なものから挑戦し、少しずつ実績と経験を積み上げていくのがおすすめです。

おすすめの動画制作スクール
前述した通り、「プロに教わりながら技術を磨いていきたい」という方はスクールに通うのがおすすめです。
カリキュラムに沿って動画制作のプロから学べるため、効率的にスキルを習得して成長していけます。
なかには動画編集や撮影技術だけでなく、フリーランスとして独立したときの案件獲得方法まで伝授してもらえるスクールもあります。

1つずつご紹介します。
デジタルハリウッドSTUDIO by LIG
デジタルハリウッドSTUDIO公式サイトより引用:https://school.dhw.co.jp/course/netmovie/

受講方法 | オフライン&オンライン |
学べる内容 | Adobe Premiere Pro・After Effects・Illustrator PhotoshopDaVinciResolve・RICHKA |
期間 | 1〜6ヵ月 |
料金 | ネット動画クリエイター専攻:385,000円 ネット動画ディレクター専攻:330,000円 動画マーケティング講座:66,000円 動画編集マスター講座:66,000円 モーショングラフィックス講座:66,000円 |
公式ページ:https://school.dhw.co.jp/course/netmovie/
※2022年2月時点・公式サイトより引用
デジタルハリウッドSTUDIOの特徴は、現役映像クリエイターから「最新の動画制作トレンドを追求した指導」が受けられることです。
- 未経験者でも短期間でスキルを習得できる
- プロによるマンツーマンレッスン指導
- 就業を目的としたジョブマッチングイベント付き
デジタルハリウッドSTUDIOは、「動画クリエイティブ×デジタルマーケティングビジネスに効く動画制作」を目的としたコース設計になっています。
SNS広告やSEOに関するスキルも学習することが可能です。

MOVA
MOVA公式サイトより引用:https://www.mova-excite-world.com/

受講方法 | オフライン&オンライン |
学べる内容 | Adobe Premiere Pro・After Effects |
期間 | 12ヵ月 |
料金 | 660,000円 |
公式ページ:https://www.mova-excite-world.com/
※2022年2月時点・公式サイトより引用
MOVAの特徴は、動画の編集/撮影スキルだけでなく、フリーランスとして独立するための案件獲得方法まで学べることです。
- 講師全員が現役動画クリエイター
- 撮影や企画構成も学べる
- 各クラス20名の少人数実践指導
MOVAでは、現役動画クリエイターのサポートのもと、受講中から案件に携われます。
動画編集ソフトや企画構成などの学習に加え、実際に外に出て撮影応用やチーム制作を学ぶことが可能です。

MOOCRES
MOOCRES公式サイトより引用:https://moocres.com/

受講方法 | オフライン&オンライン |
学べる内容 | Adobe Premiere Pro・After Effects |
期間 | 5ヵ月 |
料金 | 660,000円 |
公式ページ:https://moocres.com/
※2022年2月時点・公式サイトより引用
MOOCRESの特徴は、プロのサポートのもと「稼ぐためのスキル」を少人数クラスで学べることです。
- 各クラス最大15名の少人数実践指導
- 受講中はPCを実質無料でレンタルできる
- オンライン授業とオフラインの直接指導
MOOCRESでは卒業後の案件着手時を想定し、実際にあったプロジェクトをベースに学習していきます。
動画編集だけでなく、その前後のフローまで学べる「本番を想定した講座内容」です。

studio US
studio US公式サイトより引用:https://studio-us.org/

受講方法 | オンライン |
学べる内容 | Adobe Premiere Pro・After Effects Illustrator・Photoshop・Cinema4D |
期間 | 最短2ヵ月 |
料金 | 動画クリエイターコース:99,000円 動画クリエイター総合コース:165,000円 |
公式ページ:https://studio-us.org/
※2022年2月時点・公式サイトより引用
studio USの特徴は、未経験者でも最短2ヵ月で動画クリエイターとして必要なスキルを身に付けられることです。
- 24時間いつでもどこでも受講し放題
- 700本以上の充実した動画教材
- チャットでプロの講師に質問できる
多くの時間を費やしがちなポートフォリオ作成も、わずか1日で作れます。
studio USは映像プロダクションでもあるため、studio USが受注した高単価案件に参加することも可能です。

Tech Academy
Tech Academy公式サイトより引用:https://techacademy.jp/course/video-ad

受講方法 | オンライン |
学べる内容 | Adobe After Effects・Illustrator Photoshop |
期間 | 12週間〜24週間 |
料金 | 動画広告クリエイターコース 427,900円〜592,900円 |
公式ページ:https://techacademy.jp/course/video-ad
※2022年2月時点・公式サイトより引用
Tech Academyの特徴は、パーソナルメンターが学習をサポートしてくれることです。
- 挫折しにくい環境づくり
- 現役動画クリエイターのチャットサポート付き
- Adobe Creative Cloudコンプリートプランを3ヵ月無料で利用可能
最終課題をクリアすると、動画制作プラットフォーム「Kaizen Ad」の案件を受注できます。
実案件の制作時も最大4週間、3案件までトップクリエイターのフォローアップが可能です。

動画制作の副業収入を増やす方法
動画制作の副業収入を増やすには、以下3つの方法があります。
- 企画・撮影までできるようになる
- マーケティングを身につける
- YouTuberからの継続案件を取る
順番に解説します。
企画・撮影までできるようになる
1つ目は動画編集だけでなく、企画や撮影も一貫してできるようになることです。
企画構成のスキルや高い撮影技術を持ったクリエイターは、クライアントから重宝されます。
特に動画制作において最も重要な「企画構成」は、ターゲットのニーズを的確に把握する力が欠かせません。
ペルソナや目的を明確に設定し、掲載する媒体のトレンドに合わせた動画の制作が求められます。
難易度の高い業務のため、企画も担えるクリエイターになればより収入アップも期待できます。
マーケティングを身につける
動画制作の分野でも、マーケティングスキルは重要です。
テロップや効果音の使い方など、動画市場にもトレンドがあります。
たとえばYouTube動画制作に力を入れるなら、どのようなジャンルの動画が伸びているのか、なぜそのアカウントに人気があるのかまで研究することが大切です。

「再生回数を増やすことなのか」「イメージアップに繋げたいのか」など、マーケター視点でクライアントの目的を汲み取れるようにしましょう。
YouTuberからの継続案件を取る
副業収入を増やすために、YouTuberから継続案件を獲得するのもおすすめです。
毎日更新する人気YouTuberのなかには、複数名と契約して編集チームを組んでいる人もいます。
たとえばYouTuberから1本1万円で動画制作を受注した場合、土日に1本ずつ制作したとしても月に7万円〜8万円は稼げる計算です。
綿密な配信計画を立てているYouTuberから信頼を勝ち取ることができれば、毎月の収益も安定しやすくなります。

動画制作の副業の注意点
動画制作の副業を始めるにあたり、注意すべき点は以下の通りです。
- 副業可能か会社に確認する
- 本業とのバランスに気をつける
1つずつ見ていきましょう。
副業可能か会社に確認する
副業を始める前に、必ず会社の就業規則を確認しておくことが大切です。
副業を認める会社も増えてきましたが、まだNGの会社も存在します。

「副業を始めたいけど勤務先が副業禁止」という場合は、堂々と副業できる会社に転職するのも1つの方法です。
本業とのバランスに気をつける
本業に支障をきたさない範囲で副業することも重要です。
納期に追われるあまり何度も体調を崩したり、注意力が散漫になったりすると、本業の勤務先から悪い印象を持たれてしまいます。
特に動画制作を始めたばかりの頃は、1本の動画が完成するまでに多くの時間を費やしてしまいがちです。
そのためクライアントから以下のような案件の相談を受けたときは、本業に影響が出ないか確認してから受注しましょう。
- 制作期間が長い案件
- 高いクオリティが求められる案件

まとめ
今回は動画制作の副業を始めたい方向けに、案件の種類や獲得方法、収入を増やす方法について解説しました。
動画市場は成長を続けているため、これから副業したい人にとって動画制作はおすすめの仕事です。
必要なツールや知識をある程度身に付けたら、簡単な案件から挑戦して実績を積んでいきましょう。
効率良くスキルを習得して活躍したいなら、動画制作スクールに通うのが最適です。
プロのクリエイターから動画業界のトレンドや制作ノウハウを教えてもらえるため、レベルの高い案件にも挑戦しやすくなります。
