VBAで副業案件を獲得するには?案件例やおすすめの探し方、必要なスキルを徹底解説!
リモート・高単価案件多数!週2〜週3稼働の案件もあります。
【第2位】テクフリ(公式:https://freelance.techcareer.jp/)
上場企業からの高単価案件が多いエージェント。VBA案件も多数!
【第3位】ITプロパートナーズ(公式:https://itpropartners.com/)
リモート可能な案件や週2〜3日常駐の案件が豊富です!


今回はこのような悩みを持っている方に向けてお話していきます。

この記事を読んでわかることは以下です。
- VBAが副業におすすめな理由
- 副業案件例や将来性
- VBA案件の単価相場
- 副業案件を探す4つの方法
- おすすめのエージェント
- 身につけておきたいスキル
副業がしやすいだけではなく、さまざまな企業で経験を積めるのがVBA案件の魅力です。
またVBA案件には、60万前後と高単価の案件もあるため、収入アップを目指したい方にもおすすめ。

目次
VBAが副業におすすめな理由
VBAが副業におすすめな理由は、以下の通りです。
- スポット採用が多いので副業に向いている
- どんな職種でもVBAの経験は積みやすい
- 2〜3年の実務経験があると有利になる
1つずつ解説します。
スポット採用が多いので副業に向いている
VBA案件には簡単なマクロの作成から大規模な業務システムの開発まで、さまざまな規模のものがあります。
短期間で終わるスポット採用も多いため、副業として携わりやすいのが特徴です。
たとえば大手クラウドソーシングサービスである 、クラウドワークスでVBA案件を検索すると、以下のような業務がありました(2022年5月時点)。
- YouTube動画アップロードの自動化
- CSVから請求書を作成するシステム開発
- PDFファイルを抽出・結合するツール開発

どんな職種でもVBAの経験は積みやすい
VBAは需要が高く、どのような職種でも経験が積みやすい言語といえます。
なぜなら多くの企業でOffice製品が利用されているからです。
たとえばRubyやPHPといったプログラミング言語の場合、開発現場に入らなければエンジニア経験を積むことは困難です。
一方、VBAはMicrosoft Office製品を拡張する言語のため、Office製品が導入されているすべての職場で経験が積めます。
そのため日常業務でMicrosoft Office製品を使用している方は、VBAを学んで業務効率化に挑戦することもできます。

2〜3年の実務経験があると有利になる
2~3年の実務経験を積んでおけば、副業案件を獲得するときに有利になります。
実際にフリーランスエージェントでVBA案件を検索すると、「ExcelVBAを使用した開発経験」を求めるスキルに挙げている企業も多いです。
またクラウドソーシング上でも、案件に応募する際に自己紹介や経歴を提示するよう求められるケースがほとんど。
つまりVBA案件の実務経験があれば、他のエンジニアより副業案件を獲得できる可能性が高まるのです。

VBAの副業案件例
週3日から稼働できるVBAの副業向け案件には、下記のようなものがあります。
単価 | 〜55万円/月 |
稼働日数 | 週3日 |
働き方 | 常駐 |
業務内容 | ・業務効率化ツールの開発に携わっていただきます。 ・下記を行っていただきます。 -Excel/VBAを用いたツール作成 -関係部署からのヒアリング |
必要スキル | ・VBA経験(Excel/Access) |
歓迎スキル | ・関係部署からの要望ヒアリング経験 |
引用:レバテックフリーランスの案件情報より。現在は公開終了している場合があります。
単価 | 〜60万円/月 |
稼働日数 | 週3日~ |
働き方 | 常駐 |
業務内容 | ・携帯端末の販売店に導入している販売促進システムにおける データの収集と検証のツール作成をお願いします。 ・3~4週間の期間内にて要件定義書に沿った 開発業務をお願いします。 ・複数のデータを使用した集計プログラムの作成や ログシートの作成等に携わって頂きます。 |
必要スキル | ・VBAを使用した開発経験1年以上 |
歓迎スキル | – |
引用:レバテックフリーランスの案件情報より。現在は公開終了している場合があります。
単価 | 〜100万円/月 |
稼働日数 | 週3日 |
働き方 | 一部リモート |
業務内容 | ・RPAを通して社内の業務効率改善に携わっていただきます。 ・下記を行っていただきます。 -顕在化していない社内の問題発見と課題解決 -在庫管理RPA化 -見積作業効率化 -経理システム開発 |
必要スキル | ・RPA経験 |
歓迎スキル | ・経理システムに関する知識 ・営業管理ツール開発経験 |
引用:レバテックフリーランスの案件情報より。現在は公開終了している場合があります。
上記の通り、週3日稼働でも月55万円と高報酬な案件が多い傾向があります。
なかにはRPA(ロボットによる定型業務自動化)経験があれば、月100万円のプロジェクトに参画できる場合も。

VBAの副業案件数と将来性
VBAの副業向け案件数を各サイトで調べたところ、下記の結果になりました(2022年5月時点)。
ランサーズ | 2件 |
クラウドワークス | 14件 |
レバテックフリーランス | 4件 |
特にクラウドワークスは1ヵ月以内で終わる案件が多く、単価は1万円前後でした。
VBAは短期間で納品する案件も多いため、隙間時間で副業したい方におすすめの言語です。
またレバテックフリーランスは総数は少ないものの、週2日稼働・リモートOKで月75万円のプロジェクトもありました(2022年5月時点)。

VBAエンジニアは下記の理由により、将来性も期待できる職業といえます。
- Microsoft Office製品のシェアが大きい
- 初心者でも学習しやすいプログラミング言語
- RPAと組み合わせることが可能
特にMicrosoft Office製品の大きなシェアが、VBAエンジニアの需要が高い理由です。
しかし、見方を変えると「Microsoft Office製品のシェアに依存している」とも考えられるので安心はできません。
フリーランスVBAエンジニアには、以下のような懸念点があることも頭に入れておくことをおすすめします。
- Googleなど競合の台頭によるOfficeのシェア低下
- ビッグデータ活用に不向き
- PythonライブラリにExcel操作を代替される可能性
Office製品は多くの企業で使われているため、VBAの需要が急になくなることはありません。
とはいえ競合の台頭・時代の変化・代替ツールの出現などにより、シェアが奪われる可能性はいくらでもあります。
だからこそVBAの市場動向は常に考慮する必要があります。
しかし、仮にVBAの需要がなくなったとしても、エンジニアとしての業務経験は無駄になりません。
他の分野に挑戦したとしても、必ずその経験が活きます。

VBA副業案件の単価相場
クラウドソーシングサービスのクラウドワークスでは、1万円前後で規模の小さい案件が多いです。
しかし、VBAに関する全ての案件が低単価というわけではありません。
フリーランスエージェントのレバテックフリーランスで調べてみると、VBAエンジニアの月単価は50万円〜60万円が多いです。
隙間時間を利用して細かい案件で稼ぎたい場合は、クラウドワークスを利用してみてください。
一方、週3日程度の時間を確保して高単価で稼ぎたい場合は、レバテックフリーランスなどのエージェントで大きな案件を探すのが良いです。

副業VBAの仕事内容
VBAエンジニアの副業でよくある仕事内容は、以下の通りです。
- 社内業務効率化(データ整理、データ入力、メール送信、勤怠計算処理など)
- 業務データベース運用効率化(処理速度改善、データ・テーブル整理など)
- PythonやRPAなど他の技術と連携させたシステム開発
VBAエンジニアとしての経験年数やスキルレベルによっても、請けられる業務は変わってきます。
要件定義書の作成経験やクライアントとの折衝経験があれば、プロジェクトで上流工程を任される可能性が高まります。

VBAの副業案件の探し方
VBAの副業案件は以下の方法で探すことができます。
- クラウドソーシングで探す
- エージェントで探す
- 知人から紹介してもらう
- ビジネスSNSで探す
1つずつ解説します。
クラウドソーシングで探す
クラウドソーシングとは、特定の仕事ができる人を募集しているクライアントと、仕事を探しているユーザーをマッチングさせるサービスのことです。
代表的なクラウドソーシングは、ランサーズとクラウドワークスです。
実際にランサーズで案件を探してみると、下記のように規模の小さなものから大きなものまで、多種多様な案件があることがわかります。
- SNS自動化ツール
- 簡単なマクロの開発
- ビックデータを抱えたExcelの高速化
- スクレイピングツールの開発
「ちょっとした空き時間で副業したい」という方にはおすすめですが、フリーランスエージェントに比べると、クラウドソーシングはほとんどが低単価の案件です。
またエージェントに比べると悪質なクライアントも多く、料金未払いなどのトラブルになる可能性もあるので、やり取りに不安があるクライアントの案件は避けることをおすすめします。
エージェントで探す
案件を獲得するなら、フリーランス向けエージェントを活用するのが最もおすすめです。
フリーランスエージェントとは、専属のキャリアアドバイザーが求職者の代わりに案件を探してくれるサービスのことです。
週3日稼働で月単価40万円〜60万円と高単価なものもあるので、利用しない手はありません。

エージェントは豊富な案件を揃えているうえに、キャリアアドバイザーも親身に相談に乗ってくれるため、実力さえあれば案件を獲得しやすいです。
またエージェントの中には、フリーランスでありながら正社員並みの保証をしてくれる会社もあるので、独立に際して過度に心配する必要もありません。
「案件獲得」だけでなく「収入を途切れさせないサポート」まで無料で受けられるのが、エージェントの魅力です。

知人から紹介してもらう
「知人経由で仕事をもらう」のは、エンジニアとして理想的な仕事の取り方といえます。
いわゆるリファラル採用と呼ばれるもので、採用前提で話が進むことがほとんどです。
また直案件なので余計なマージンを抜かれることもなく、その分だけ単価も高くなります。
一方、紹介を受けるということは、それだけの責任も伴います。
紹介してくださった方や、受け入れてくださった企業の期待を裏切らないよう、日々最高のパフォーマンスを意識して業務に取り組まなければなりません。
もちろん紹介される人材になるためには、継続的な学習や実績作り、地道な人脈構築が必要です。

ビジネスSNSで探す
ビジネスSNSはその名前の通り、ビジネスに特化したSNSです。
主に以下のような目的で利用されます。
- ビジネスに関する情報収集
- 企業からのスカウト
- ビジネス上で知り合った人との交流
ビジネスSNSを利用してさまざまな分野の人と交流していると、スカウトを受ける可能性もあります。
偶然の出会いから、高単価な案件がもらえることもあるのです。
LinkedInやWantedlyなどは気軽に使えるうえに、仕事を見つけやすくなる便利なサービスです。

VBAの副業案件を探すのにおすすめのエージェント
前述した通り、VBAの副業案件を探すときはエージェントの利用が最もおすすめです。
自分のスキルや希望にマッチする案件を紹介してもらえるので、稼働後もイキイキと働ける可能性が高いです。
ここではVBAの副業案件を探すのにおすすめのエージェントを、以下の3つご紹介します。
- レバテックフリーランス
- ITプロパートナーズ
- テクフリ
順番に見ていきましょう。
レバテックフリーランス
公式サイト:https://freelance.levtech.jp/

運営会社 | レバテック株式会社 |
公開求人数 | 33,595件 |
平均単価(月) | – |
マージン率 | 非公開 |
対応地域 | 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・愛知・福岡・長崎・熊本・大分 |
働き方 | 週3案件、リモート案件多数 |
※2022年1月時点・公式サイトより引用/算出 (公式:https://freelance.levtech.jp)
レバテックフリーランスの主な特徴としては、以下の3つがあります。
- 業界最高水準の案件単価
- キャリアコンサルタントによる手厚いサポート
- 求人数の多さ
業界最高水準の案件単価
レバテックフリーランスは、高単価案件を数多く取り揃えており、最高単価は165万円という高水準です。
※2021年12月時点 レバテックフリーランス公式サイトより引用(公式:https://freelance.levtech.jp)
またVBA案件においても、最高単価145万円と高報酬な案件が掲載されています。
※2022年5月時点 レバテックフリーランス公式サイトより引用(公式:https://freelance.levtech.jp)
レバテックフリーランスは、案件のほとんどが中間業者を挟まない「直請案件」です。

キャリアコンサルタントによる手厚いサポート
※2021年12月時点 レバテックフリーランス公式サイトより引用(公式:https://freelance.levtech.jp)
IT人材サービスを多く手掛けるレバテックだからこそ、IT業界に精通したプロのエージェントによるサポートを受けることが可能です。

求人数の多さ
レバテックフリーランスの求人の多さは業界最多水準で、公開されている案件だけで33,595件あります。
エンジニア | 10,198 件 |
デザイナー | 495件 |
マーケター | 46件 |
コンサル | 213件 |
※2022年1月時点 レバテックフリーランス公式サイトより算出(公式:https://freelance.levtech.jp)
他のフリーランスエージェントと比較しても、エンジニアの案件数は最多。
またレバテックが保有する案件のほとんどは、エージェントから直接案内されなければ見ることができない、「非公開求人」です。
非公開求人は倍率が低くなるため、高確率で自分が希望する案件への参画が可能です。

ITプロパートナーズ
公式サイト:https://itpropartners.com/

運営会社 | 株式会社Hajimari |
公開求人数 | 5,036件 |
平均単価 | – |
マージン率 | 非公開 |
対応地域 | 関東・関西中心 |
働き方 | 週1~2日から稼働OK、リモートワークOKな案件が豊富 |
※2022年4月時点・公式ページより引用/算出(公式:https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズの主な特徴としては、以下の3つがあります。
- 『直請案件』だからこその高単価
- リモート、週1~2日から稼働OKの案件多数
- エンジニア、デザイナー、マーケターの案件多数
『直請案件』だからこその高単価
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズで取り扱っている案件の単価は、『直請案件』が多く他のエージェントと比較しても高い傾向にあります。
※直請案件とは、間に仲介会社を挟まず、直接クライアントと契約している案件のことを指します。
正直ほとんどのフリーランスエージェントが、マージン率を公開していないため、フリーランスの取り分や、単価がいいのかを事前に知ることが難しいのが現状です。

マージン率が非公開でブラックボックス化しているからこそ、過剰な報酬の中抜きが発生していないIT プロパートナーズは魅力的です。
リモート、週1~2日から稼働OKの案件多数
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(公式:https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズの大きな魅力として、週1~2日から稼働OKの案件が多いという点があります。
他のフリーランスエージェントでは、最低稼働日数は週3・4日〜の案件が一般的で、その多くは常駐案件です。
一方のITプロパートナーズは、リモートの案件も多いので、自身のスタイルに合わせて自由に案件を選べます。


エンジニア、デザイナー、マーケターの案件多数
ITプロパートナーズの公開求人数は、エンジニア・デザイナー・マーケターなど幅広い職種で業界最多水準です。
他のエージェントの場合、以下のような特徴があり、デザイナーやマーケターが仕事を取りにくい状況があります。
- エンジニアだけに特化していて、そもそもデザインやマーケティング関連の仕事を扱っていない
- 案件数が少なかったり、利用可能地域が都市部だけに限定されている
一方のITプロパートナーズでは、エンジニア以外の職種でも案件数が豊富なため、より自分に合った案件を選べる可能性が高いです。

注意:ITプロパートナーズは週1日から稼働可能な案件の紹介が可能なものの、会社員の方への副業は紹介できません。
テクフリ
公式サイト:https://freelance.techcareer.jp/

運営会社 | 株式会社アイデンティティ |
公開求人数 | 8,743件 |
平均単価 | 81.2万円 |
マージン率 | 10%~ |
対応地域 | 主に東京(一部、神奈川・大阪有) |
働き方 | 週2,3日から稼働OK案件あり。常駐案件が多い。 |
公式ページ:https://freelance.techcareer.jp/
※2022年2月時点・公式サイトより引用/算出
テクフリの特徴は案件の質の高さです。
- 平均81.2万円の高単価案件
- サイバーエージェントを始めとする多くの上場企業の案件取り扱いあり
運営元である株式会社アイデンティティは、テクフリ外にも複数のIT人材派遣事業を行っていることから高品質な案件が多いのが特徴です。

公式:https://freelance.techcareer.jp/
副業VBAエンジニアが身につけておきたいスキル
副業を考えているVBAエンジニアが身につけておきたいスキルは、以下の通りです。
- EXCEL・ACCESSのスキル
- 他の言語のスキル
- AWSのスキル
- SQLのスキル
1つずつ解説します。
EXCEL・ACCESSのスキル
VBAフリーランスエンジニアは、ExcelやAccessを使った業務効率化・自動化が主な仕事です。
たとえばVBAエンジニアは、ExcelやAccessを活用して以下のような業務を行います。
- 請求書自動作成
- メール一括送信
- 簡易データベースの開発
- 検索機能を伴うシステムの構築(在庫管理、発注予約)
高単価を目指すのであれば、高いレベルでExcelやAccessを扱えなければなりません。

何から学んで良いかわからない方は、「VBAエキスパート」の取得を目標に学習することをおすすめします。
上記の資格を取得すると、マクロやVBAにおいてハイレベルなスキルを持っていることが証明できるからです。
以下の4種類の資格があるので、まずは「ベーシック」から挑戦されてみてください。
- Excel VBAベーシック
- Excel VBAスタンダード
- Access VBAベーシック
- Access VBAスタンダード
最低限必要な学習時間はベーシックで12時間、スタンダードで20時間が目安になります。
自主学習も考慮に入れると、合計で50時間以上の学習は想定しておくと良いです。

他の言語のスキル
VBAだけでなく関連性が高い他の言語を身につけることでも、案件の幅は広がります。
具体的には以下のような言語です。
- VBScript
- Python
VBScriptとは
VBScriptとは、MicrosoftがVisual Basicをもとに開発したスクリプト言語です。
Windowsとの相性が良く、実行環境の構築は不要なので、初心者にも親しみやすい言語といわれています。
Windowsの動作なら大抵のことがVBScriptで再現出来るため、手動で行っている計算などの定型業務も自動化できます。
作業時間を短縮するだけでなく、作業ミスも大幅に削減することが可能です。
この言語を応用するとWebからデータを取得するプログラムも作れるため、情報収集の時間なども短縮できます。
Excelで作ったマクロを定期実行することもできるので、毎日・月毎に行う業務の自動化にもおすすめです。

Pythonとは
Pythonは初心者にもわかりやすい文法が特徴のプログラミング言語で、以下の分野で採用されています。
- 人工知能開発(機械学習、深層学習)
- 組み込みアプリ開発
- Webサイト構築
- デスクトップアプリケーション
人工知能がRPAやデータサイエンスに活用されている現代では、人工知能を開発できるPython自体に多くの需要があります。
そのためPythonを学ぶとVBAと組み合わせて案件を獲得できるだけではなく、Pythonエンジニアとして採用される可能性もあるのです。
ぜひ人工知能開発など最先端の分野でも、活躍できる人材を目指してみてください。
Pythonで身につけるべき基本スキルは、以下の通りです。
- 言語の基礎(整数、実数、変数)
- 条件分岐
- 繰り返し処理
- 関数
- オブジェクト

AWSのスキル
VBAエンジニアはAWSなどのクラウド技術もあわせて求められることがあります。
そのため以下の項目を勉強するのがおすすめです。
- Amazon EC2(仮想インスタンス)
- Amazon S3(ストレージ)
- Amazon RDS(リレーショナルデータベース)
- Amazon CloudWatch(モニタリングツール)
- Amazon Lambda(サーバー自動化ツール)
AWSのスキルを身につければ、クラウドエンジニアとしても活躍できます。
クラウドエンジニアの案件数をレバテックフリーランスで調べると4093件(2022年4月時点)あり、月単価は80万円前後と高単価のものが多かったです。
勉強をしておいて損はないので、ぜひチャレンジしてみてください。

SQLのスキル
業務系のシステム開発をするには「SQL(データベースを操作する言語)」の知識が必須です。
データベース周りの知識に乏しいと、業務システム開発の多いVBAエンジニアとして活躍することは難しくなります。
SQLには以下の3種類があるので、まずは大まかな分類から勉強してみてください。
- データを操作する言語(データ操作言語:DML)
- データを定義する言語(データ定義言語:DDL)
- データベースへのアクセス権の制御や管理をする言語(データ制御言語:DCL)
DML・DDL・DCLの中でも、以下のSQLはよく利用するので頭に入れておきましょう。
分類 | 主なSQL文 | 処理 |
データ定義言語:DDL | CREATE | 新しいテーブルやビューなどのデータベースオブジェクトを作成 |
ALTER | 既存のテーブルベースオブジェクトを変更 | |
DROP | 既存のデータベースオブジェクトを削除 | |
データ操作言語:DML | SELECT | テーブルからレコードを抽出 |
INSERT | テーブルにレコードを新規登録 | |
UPDATE | テーブルのレコードを更新 | |
DELETE | テーブルのレコードを削除 | |
データ制御言語:DCL | GRANT | ユーザーまたはユーザーグループに対して権限(アクセス権)の付与を行う |
REVOKE | ユーザーまたはユーザーグループに対して権限(アクセス権)の剥奪を行う |

副業VBAエンジニアの注意点
VBAの副業をする際は、以下の2点に気をつける必要があります。
- 副業OKか会社に確認する
- 年20万円を超えたら確定申告する
順番に見ていきましょう。
副業OKか会社に確認する
VBAの副業を始める前に、副業可能かどうかを事前に会社へ確認しておきましょう。
法律上は、就業規則等で会社が社員の副業を全面的に禁止することは許されません。
つまり会社が社員の副業を禁止する権限はないのです。
しかし、無断で副業した場合、会社の環境によっては信頼を失うケースもあります。
また副業できることがわかってからも、以下の点には気をつけなければなりません。
- 本業に支障が出ない程度の副業にする
- 本業の企業と競合になる企業で副業しない
- 本業の企業の信頼を害する副業はしない

年20万円を超えたら確定申告する
副業で得た所得の合計が、年間で20万円を超えた場合には確定申告が必要です。
所得とは「収入から必要経費を差し引いた金額」のこと。
たとえば副業の収入が30万円で経費が15万円の場合、計算は以下のようになります。
- 「30万円(売上)-15万円(経費)=15万円(所得)」
毎月の所得は必ず計算し、会計ソフトなどに記録しておきましょう。
年間の所得が20万円を超えているにもかかわらず、期限までに確定申告しなかった場合、延滞税が課される恐れがあります。

まとめ
今回はVBAが副業におすすめな理由や副業案件の単価相場、将来性についてお伝えしました。
VBAは短期間で終わる案件が多く、隙間時間での副業もしやすい言語です。
また多くの企業でVBAを活用できる環境があるので、非エンジニアの方でも経験を積みやすいといえます。
VBAの副業案件を探すなら、エージェントの利用がおすすめです。
60万前後の高単価案件も多いため、クラウドソーシングやビジネスSNSを使うよりも収入アップに繋がります。
さらにエンジニア経験やスキル、働き方の希望に合わせて仕事を紹介してもらえるのもメリット。
稼働後に「このプロジェクトは合わないかもしれない」のようなミスマッチを回避しやすくなります。
