DTPデザイナーは在宅・リモートワークできる?必要なスキルや求人例を解説
クリエイターに特化したエージェント。案件単価が高く、種類も豊富!
ITプロパートナーズ(https://itpropartners.com/)
週1日から稼働OK/平日夜・土日稼働も相談できる副業紹介サービス。リモート案件多数で少ない稼働日数の在宅案件を探すフリーランスにおすすめ。
FLEXY(https://flxy.jp/)
リモート案件を多数保有。週3稼働OKの案件など柔軟な働き方ができる。充実の福利厚生も魅力。
「DTPデザイナーのスキルを活かしてリモートで働きたい!在宅案件を獲得できる?」
在宅案件を探している人のなかには、以下のような悩みを抱えている人が多いのではないでしょうか。
- 知り合いから、希望に合った案件を紹介してもらえない。自分で探すにはどんな方法がある?
- 高単価の案件を見つけたいが、どうやって探すのかがわからない。
- 週1〜3日で働ける在宅案件がなかなか見つからない。
- 自分のスキルに適した案件があるかわからない。不安がある。
本記事ではDTPデザイナーの在宅案件を探せるおすすめのサイトをはじめ、実際の案件例や単価相場をご紹介します。
以下のサイトで案件を保有しているので、まずは2〜3つのサイトに登録してみましょう。(表は左右にスクロールできます)
公式サイト | 稼働日数 (目安) |
特徴 | |
レバテッククリエイター | https:creator.levtech.jp | 週4〜5日 | ・デザイナー・マーケター・ディレクター案件多数 ・直請け案件が多い ・リモート案件増加中 |
ITプロパートナーズ | https://itpropartners.com/ | 週1〜5日 平日夜・土日 |
・週1日〜など稼働日数の少ない案件あり ・副業できる在宅の案件を探している人向け |
FLEXY | https://flxy.jp/ | 週3~5日 平日夜・土日 |
・週3~/フルリモートなど柔軟な働き方が可能 ・福利厚生が充実 |
目次 (PRも含まれます)
DTPデザイナーの在宅案件を獲得する方法
DTPデザイナーの在宅案件を獲得するには、以下4つの方法が存在します。
- 友人からの紹介
- ポートフォリオを作り企業に営業する
- エージェントの活用
- SNSやブログなどから依頼を受注
エージェント以外の方法やそれぞれの利点についても解説するので、具体的に見ていきましょう。
友人からの紹介
在宅案件を探す際、友人や前職の同僚から紹介を受ける方法があります。
普段から知っている人からの紹介であれば、知らない企業からの依頼よりも精神的な負担は軽いです。
さらに、案件の内容や企業の雰囲気といった内容も気軽に聞けるため、通常よりもカジュアルに仕事探しが進むでしょう。
しかし、友人からの紹介であっても契約や報酬面での妥協は避けましょう。
友人価格で仕事を請け負ったり無茶な納期を設定したりすると、のちにトラブルになることもあるので注意が必要です。
必ず書面で納期や価格、トラブル時の対応についてなどを残しておきましょう。
ポートフォリオを作り企業に営業する
案件探しの方法として、企業への直接営業もあります。
自身のポートフォリオを作成し、どの程度の実力があるかを企業に伝えていきます。
円滑に作成するためには、日頃から作品の保存をしておくと、案件探しをすぐに始められるでしょう。
自身の得意や強みを直接伝えられるほか、直接案件を受注できると手数料などなしで報酬を得られる機会があります。
しかし、直接営業の場合は自身で企業の情報を調べて、交渉から契約まで進める必要があります。
手間がかかるほか、本業の時間が削られてしまうため、隙間時間を活用するなど工夫が必要です。
希望の企業や自分で挑戦をしてみたいと考えている人は、ポートフォリオを作成して企業へ営業しましょう。
エージェントの活用
DTPデザイナーの在宅案件を獲得する場合、エージェントからの応募が代表的な方法です。
エージェントを活用するメリットは以下の3つです。
- スキル・希望の条件に合致した案件を探して紹介してくれるので、自分で探す手間が省ける
- クライアントとの面接がある際は、エージェントがアドバイスやサポートをしてくれる
- 契約面の手続きのサポート用意されているので、案件獲得後の不安が少ない
エージェントによってサポート内容などは異なるため、自分に合ったサービスのあるエージェントを活用しましょう。
SNSやブログなどから依頼を受注
SNSやブログなどで情報発信をしていると、企業の目に留まって案件を受注できることもあります。
普段からどのようなデザインをしているのか、案件募集についてなどを発信すると、オファーが来る可能性が出てきます。
依頼は作品や発信している情報を知ったうえでくるため、交渉なども行いやすいです。
また、SNSなどで交流ができた人から依頼がくるケースもあります。
独立して仕事をする際は、SNSやブログを仕事獲得の場としても活用しましょう。
在宅・リモートOKのDTPデザイナー案件が見つかるサイト4選
DTPデザイナーの在宅案件を効率的に探したい場合、エージェントの活用が特におすすめです。
業界に対して知見の深いアドバイザーから、希望する条件やスキルに合った案件の紹介を受けられます。
ここからは、在宅案件を探す際、特に役立つエージェントを4つ紹介していきます。
公式サイト | 在宅案件数 (DTPデザイナー) |
特徴 | |
レバテッククリエイター | https:creator.levtech.jp | 7件 | ・メガベンチャーをはじめとしたデザイナー・マーケター・ディレクター案件多数 ・大手なので案件数が多い傾向 ・リモート案件も増加中 |
ITプロパートナーズ | https://itpropartners.com/ | 1件 | ・ベンチャー企業の求人が多い ・週3日以内で稼働できる案件が多い |
FLEXY | https://flxy.jp/ | 6件 | ・大企業の高単価案件多数 ・週3から働けるフルリモート案件多数 |
エンジニアスタイル | https://engineer-style.jp/ | 20件 | ・エージェント200社の公開案件をまとめて検索できる ・フルリモートの案件もあり |
※2023年8月3日時点の各社公開案件をもとに作成。
レバテッククリエイター
レバテッククリエイター公式サイト:https://creator.levtech.jp/
運営会社 | レバテック株式会社 |
---|---|
公開求人数 | 1004件 (2024年11月19日現在) |
DTPデザイナーの 公開求人数 | 519件 (2024年11月19日現在) |
マージン率 | 非公開 |
対応地域 | 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・愛知・福岡 |
働き方 | 週5案件、リモート案件多数 |
公式 | https://creator.levtech.jp/ |
レバテッククリエイターは、クリエイターに特化したフリーランスエージェントです。
レバテッククリエイター最大の魅力は、取り扱っている案件が豊富なことです。
最近では、リモート勤務可の案件も増えています。
リモートでの勤務ができると、家事や趣味との両立がしやすい環境を作れるようになります。
在宅で仕事を進めたいと希望している人は、利用をご検討ください。
案件獲得のサポートをするコーディネーターの専門性が高く、業界のトレンドや事情にも詳しいです。
単価や参画日など、不安や面倒な交渉を代わってくれるなど、質の高いサポートが受けられます。
無料登録して案件をみる(公式サイト)注意:レバテッククリエイターでは経験者向けの週4日以上稼働案件を多く取り扱っており、週3日以下稼働の副業可能な案件については高いスキルと実務経験が必須です。業務未経験の方や現在会社員の方への副業は紹介できませんのでご注意ください。
ITプロパートナーズ
運営会社 | 株式会社Hajimari |
---|---|
公開求人数 | 5652件 (2024年11月19日現在) |
DTPデザイナーの 公開求人数 | 0件 (2024年11月19日現在) |
マージン率 | 非公開 |
対応地域 | 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・愛知・福岡 |
働き方 | 週2-3案件、リモート案件多数 |
公式 | https://itpropartners.com/ |
ITプロパートナーズの主な特徴としては、以下の2つがあります。
- 『直請案件』だからこその高単価
- リモート、週1~2日から稼働OKの案件多数
『直請案件』だからこその高単価
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズでは『直請案件』を取り扱っており、他のエージェントと比較しても案件の単価は高い傾向にあります。
※直請案件とは、間に仲介会社を挟まず、直接クライアントと契約している案件を指します。
多くのフリーランスエージェントは、マージン率を公開していません。
フリーランスの取り分や、自分の引き受けている案件の単価が相場と比較して、良い価格なのかを事前に知るのは難しいのが現状です。
マージン率がブラックボックス化している状態が多いからこそ、過剰な報酬の中抜きが発生していないITプロパートナーズは魅力的です。
リモート、週1~2日から稼働OKの案件多数
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(公式:https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズの大きな魅力として、週1~2日から稼働OKの案件が多いという点があります。
他のフリーランスエージェントでは、最低稼働日数は週3・4日〜の案件が一般的で、その多くは常駐案件です。
一方のITプロパートナーズはリモートの案件も多いので、自身のスタイルに合わせて自由に案件を選べます。
家事や趣味の時間を重視したい、他の案件と掛け持ちするために稼働日数を調整したいといった要望を叶えられます。
注意:ITプロパートナーズは週1日から稼働可能な案件の紹介が可能なものの、会社員の方への副業は紹介できません。
FLEXY
公式サイト:https://flxy.jp/
運営会社 | 株式会社サーキュレーション |
公開求人数 | 3,508件 |
平均単価 | – |
マージン率 | 非公開 |
対応地域 | 関東・関西・東海・九州 |
働き方 | 週3日・完全リモートワークが可能な案件を多数保有 |
※2023年8月3日時点・公式ページより引用/算出(公式サイト:https://flxy.jp/)
FLEXYの特徴としては以下3つがあります。
- 自社サービス案件のみ取り扱っており、高単価な募集が豊富
- 週3・リモートなど、フレキシブルな働き方が可能
- サポートが手厚く、安心して業務に取り組める
自社サービスのある企業の案件が多く、高単価な募集が豊富です。
FLEXYでは、自社サービスを取り扱っている企業の案件が多く掲載されています。
具体的には、Webサイトのデザイナーやディレクターなど、案件は多岐にわたります。
発足されたばかりの自社サービスに携わり、要件定義や企画などの業務経験を積める機会があるため、スキルを上げたい人にはFLEXYがおすすめです。
自分の技術力を試したい、今よりも収入を上げたい人に対応した、大企業からの高単価案件も扱っています。
自社サービスに関連した業務に挑戦したい人は、一度登録して募集案件をご確認ください。
FLEXY公式ページより引用(公式サイト:https://flxy.jp/)
週3・リモートなど、フレキシブルな働き方が可能
FLEXYは、週3勤務・フルリモートワークなどの案件が豊富な点も魅力です。
フルリモートワークの場合、業務が終わったらすぐに趣味に没頭できるので、作業へのモチベーションを保ちやすいです。
また、週3の働き方を選択できると、空き時間を勉強に使えるほか、自分の時間を大切に働けるようになります。
フリーランスとして働きながら、効率的にスキルアップを目指したい人やライフスタイルを重視したい人には最適です。
サポートが手厚く、安心して業務に取り組める
FLEXY公式ページより引用(公式サイト:https://flxy.jp/)
FLEXYでは、他のフリーランスエージェントと比較しても手厚いサポートを展開しています。
定期的な勉強会や同業者と交流する機会を設けているので、IT・Webのトレンドをキャッチアップしながら、人脈を増やせます。
ITやWeb業界の情報やトレンドは移り変わりが速く、1人で追いかけ続けるのは非常に大変です。
そのため、常に業務に必要となる情報を交換できる場は、フリーランスにとって重要になります。
また、FLEXYでは、以下のように豊富な優待を利用可能です。
- 健康診断
- e-ラーニング
- 保育サービス
- 家事代行
会社員からフリーランスになると、確定申告など自分で取り組む内容が増えます。
すべての手続きを自分で行うため、手間はもちろん費用も発生します。
常に不安と隣り合わせのフリーランスにとって、FLEXYのサポートは大きな支えになるでしょう。
エンジニアスタイル
優良エージェントの案件を厳選して掲載しており、まとめて案件を見たい、1クリックで応募したい人に向いているエージェントです。
運営会社 | ボスアーキテクト株式会社 |
公開求人数 | 299,763件 |
特徴 | 直接契約で高単価を実現 |
対応地域 | 主に東京 |
働き方 | リモートワーク、フレックス制度、 週2稼働OKなど様々な案件に対応 |
※2023年8月3日時点・公式サイトより引用/算出
エンジニアスタイルの特徴は、以下の2つです。
- 29万件超の豊富な案件数
- データが豊富で案件を探しやすい
29万件超の豊富な案件数
29万件を超える案件が見られるサイトのため、幅広い案件の中から自分に合った案件探しが可能です。
リモートワークやフレックス制度、週2稼働OKなど、なかなか見つけられない案件も、エンジニアスタイルでは多数掲載されています。
副業・フリーランス・スキルアップ・転職など幅広いニーズに合わせた求人を取り扱っているため、どこに登録するか迷っている人はとりあえず登録しておくべきサイトです。
データが豊富で案件を探しやすい
※エンジニアスタイルから引用
サイトでは平均単価の他にも職種別、言語別、フレームワーク別の単価や件数ランキングなど、気になる情報もすべて公開されています。
案件を探す際には、
- 言語・フレームワーク
- 開発スキル
- 職種/業界
- エリア/駅
- 単価
上記の条件はもちろん、以下のこだわり条件についても検索できます。
- 稼働できる時間帯
- 勤務地
- 職場環境
- リモート勤務可能か
- 未経験OKか
- 会社の規模や志向
- トレンド技術を取り入れているか
スキルや条件を詳しく指定できるので、より自分に合った案件を探しやすいです。
※エンジニアスタイルより引用
初回の面談から稼働後までサポートを行っており、定期的にエージェントからアドバイスをもらえます。
DTPデザイナーの在宅・リモート案件例
DTPデザイナーの在宅案件には、どんな案件があるのか、報酬の相場はいくら程度なのかを確認していきます。
実際にDTPデザイナーの在宅案件をいくつかピックアップして紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
※今回紹介する案件は募集を終了している可能性もあります。最新の案件例が気になる人はエージェントに登録したうえで、詳細を確認しましょう。
Webデザイン兼DTPデザイン
案件名 | 【Webデザイン/DTP】消費財メーカー向けデザインの求人・案件 |
---|---|
月額単価 | 700,000円 |
職務内容 | ・消費財メーカー向けのクリエイティブ制作に携わっていただきます。 ・主に以下の作業をご担当いただきます。 ‐Webデザイン ‐LP及びバナーのデザイン ‐小売店向けの販促物デザイン |
求めるスキル | ・Webデザインの経験 ・紙媒体デザインの経験【歓迎スキル】・消費財のデザイン経験 |
案件URL | 【Webデザイン/DTP】消費財メーカー向けデザインの求人・案件 (2024年11月19日 現在) |
商品のパッケージデザイン
案件名 | 【DTP】アミューズメント製品パッケージ制作の求人・案件 |
---|---|
月額単価 | 400,000円 |
職務内容 | ・アミューズメント製品パッケージ制作案件に携わっていただきます。 ・主にデザイン工程をご担当いただきます。 |
求めるスキル | ・Photoshop、Illustratorを用いた実務経験2年以上【歓迎スキル】・Figmaの経験 |
案件URL | 【DTP】アミューズメント製品パッケージ制作の求人・案件 (2024年11月19日 現在) |
上記の案件は、あくまでも実際にある案件の一例です。
エージェントなどを活用しながら、自分のスキルに合わせて案件を探してみてください。
DTPデザイナーの在宅ワークに必要なスキル・知識
DTPデザイナーの在宅ワークを獲得する場合、以下のようなスキルが必要になります。
- 画像編集ソフトの活用スキル
- DTPレイアウトソフトの活用スキル
- 印刷に関する知識
それぞれ確認していきましょう。
画像編集ソフトの活用スキル
DTPデザイナーには、画像編集ソフトの活用スキルが重要です。
特にAdobe社が提供しているソフトは、必須条件に入っている場合があります。
以下のソフトについては、必ず使用できるようにしましょう。
- Photoshop
- Illustrator
Photoshopは主に、写真やイラストの色補正や修正、合成などの作業に使用します。
画像加工や編集の際に使用するため、Webサイトやフライヤーの作成時に重宝されるスキルです。
Illustratorは、グラフィックデザインを作成するには必要です。
イラストや図形の作成やレイアウトに使用され、ポスターやチラシはもちろん、プレゼン資料作成などにも活用できます。
PC上でデザイン物を作成するため、上記のソフトのスキルは必須です。
DTPレイアウトソフトの活用スキル
PhotoshopやIllustratorのほかにも、扱えるようになっておくと有利なソフトのスキルがあります。
DTPデザイナーの現場では、Adobe社が提供しているInDesignも主流なソフトの1つです。
画像と文字や文章を組み合わせたレイアウトデザインを行うソフトで、ページ数のある冊子やパンフレット制作に使用されます。
また、InDesignのほか、会社によってはQuark XPressを使用する場合があります。
ソフトでできる内容はInDesignと変わらなため、どちらかのソフトを導入している企業がほとんどでしょう。
印刷に関する知識
DTPデザイナーにはソフトのスキルはもちろん、印刷や色に関する知識も求められます。
PCなどのモニター上で見る場合、色はRGBの3原色で表現がされます。
しかし、印刷物にして見た場合は、色の表現はYMCKの4色です。
ソフトによってはRGBとYMCKの両方に対応している場合があり、入稿時に設定を変更する必要が発生します。
印刷した際に表現できない色がある点はもちろん、どうしても同じ色を表現する際は特色印刷への注文が必要になる点は知っておきましょう。
DTPデザイナーの在宅案件の単価相場
正社員の場合にはなりますが、DTPデザイナーの年収は300〜400万円ほどのようです。
引用元:求人ボックス DTPデザイナーの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ) ※2023年8月時点
つまり月収にすると、約40万円くらいの案件が多い形です。
実際にレバテッククリエイターを確認すると、30〜50万円ほどの案件が見受けられます。(※2023年8月時点)
もちろん、稼働できる日数や自身が持っているスキルや知識にもよって金額は上下します。
さらに、最近では紙媒体よりもWeb媒体が主流になっているため、より高い単価を目指すにはWeb媒体での活動が中心になるでしょう。
Web媒体でも活躍ができるように、ソフトのスキルは身につけておくと安心です。
DTPデザイナーの在宅ワーク案件を探す際にサービスを選ぶ基準
在宅ワーク案件を検索すると、ネットではさまざまな条件の募集が出てくるため、選定基準について迷う人が多くいます。
迷いなく案件探しを進めるためにも、どんな点を基準にすべきかを確認しましょう。
- クラウドソーシングよりもフリーランスエージェントがおすすめ
- 在宅OKのDTPデザイナー案件は多いか
- 単価が高いか
- 稼働日数は週にどのくらい必要か
- 福利厚生・サポートは整っているか
それぞれについて確認していきましょう。
クラウドソーシングよりもフリーランスエージェントがおすすめ
在宅ワークの案件を取る方法について考える際、クラウドソーシングを真っ先に思い浮かべる人もいるでしょう。
実際、クラウドソーシングは誰でも手軽に案件を探せるというメリットがあります。
しかし、案件単価が低い傾向にあるほか、案件に参画するための営業や交渉について、すべて1人で進める必要があるなどのデメリットもあります。
気軽に探せる反面、経験の浅い人でも参画できるため、1つの案件に対しての倍率が高くなる傾向です。
詳しくは下記の表をご覧ください(左右にスクロールできます)。
クラウドソーシング | フリーランスエージェント | |
未経験者の利用 | ◯ 案件によっては可 | × 不可 (3年程度の実務経験が必要) |
仕事の報酬 | △ 報酬額は低い | ◎ 報酬額は高い 大企業からの求人募集があることも |
仕事獲得の手間 | △ 手間がかかる 案件探し・営業はすべて自分でやる |
◎ 手間はほとんどかからない 希望条件に合う求人を紹介してくれる 面談設定や契約手続きサポートあり |
交渉の手間 | △ 基本的には自分ひとりで対応 | ◎ 単価・勤務条件の交渉代行あり 案件獲得後も定期的なサポートあり トラブル相談にも乗ってくれる |
特にクラウドソーシングでは、案件探し・案件への応募・交渉は自分だけで進める点に注意が必要です。
デザインや開発など本来の仕事に割ける時間が減るだけでなく、「必ず仕事が取れる」という保証はありません。
※ただし、エージェントは基本的に実務経験がある人向けのサービスで、実務未経験者は利用できません。
DTPデザイナーとして数年の実務経験があるなら、まずはエージェントの利用がおすすめです。
在宅OKのDTPデザイナー案件は多いか
まず、確認すべきはDTPデザイナーの案件保有数です。
フリーランスエージェントの保有案件数が豊富な場合、数が多い分案件を獲得できる確率が高まります。
大手エージェントの場合は案件数が多くなるため、希望の仕事を見つけやすくなるでしょう。
また、大量の案件を保有していると「1つの案件で契約終了しても、次の案件を紹介してもらえる可能性が高い」とも考えられます。
ただし在宅やリモートでの勤務OKのDTPデザイナー案件は募集が少ないため、すぐに募集が終了する場合がほとんどです。
リモート勤務を希望する際は、複数のエージェントに登録を済ませて、常に在宅案件が出ているかをチェックしておきましょう。
公式サイト | 在宅案件数 (DTPデザイナー) |
特徴 | |
レバテッククリエイター | https:creator.levtech.jp | 7件 | ・メガベンチャーをはじめとしたデザイナー・マーケター・ディレクター案件多数 ・大手なので案件数が多い傾向 ・リモート案件も増加中 |
ITプロパートナーズ | https://itpropartners.com/ | 1件 | ・ベンチャー企業の求人が多い ・週3日以内で稼働できる案件が多い |
FLEXY | https://flxy.jp/ | 6件 | ・大企業の高単価案件多数 ・週3から働けるフルリモート案件多数 |
エンジニアスタイル | https://engineer-style.jp/ | 20件 | ・エージェント200社の公開案件をまとめて検索できる ・フルリモートの案件もあり |
※2023年8月3日時点の各社公開案件を元に作成。
上記の案件数はあくまで「公開案件」の数です。
より条件の良い案件は「非公開案件」になっており、エージェントの担当者経由でのみ紹介しています。
フルリモート可能な案件を紹介してもらえるか
「在宅OKの案件」と言っても、すべての案件が「家から一歩も出ないで働ける」わけではありません。
- 一部リモート:定期的に出社あり。フルリモートよりも案件数が多い。
- フルリモート:出勤不要。募集が少ないので、希望するなら複数エージェントへの登録必須。
上記のように定期的にオフィスに顔を出す必要がある「一部リモート」の案件も、「リモート可」と表記されている案件が多いです。
地方在住のためオフィスへの出社を一切なしにしたい、落ち着いた場所で仕事をしたいなどの場合は、エージェントに「フルリモート可の案件が希望である」と伝えましょう。
最初の面談の際はもちろん、クライアントと契約をする時にも条件の確認は忘れずに行いましょう。
フルリモートで勤務できる案件は、数が少ない傾向があります。
人気も高いため、募集が開始となってもすぐに終了する場合が多いです。
新着の求人情報を逃さず、希望の案件で仕事をするために、必ず1社だけではなく、2社以上の複数のエージェントに登録して案件をチェックしましょう。
案件の報酬単価は高いか
少しでも収入を上げたいなら、より単価の高い求人を多く扱っているエージェントに登録しましょう。
仕事内容がよく似ている案件でも、受注したフリーランスエージェントによって報酬額が違うといったケースがあります。
案件を探す際も他のエージェントと比較して、問題ない単価であるか、同じような内容で高いところはあるかを調べましょう。
高単価の求人には次のような特徴があります。
- 大企業からの案件(予算が豊富なため、単価が高いことが多い)
- 要件定義やマネジメントなどの上流工程を担当する
- ハイレベル/希少性の高いスキルが必要
- 直請の案件(エージェント以外の中間企業が入らない)
- マージン(手数料)の割合が低い
どの程度の金額を希望するのか、年収などから逆算し、エージェントの担当者に伝えておくことも大切です。
また、同時に高単価な案件に参画できるだけのスキルを身につけておく必要もあります。
稼働できる日数に合う案件はあるか
会社員とは異なり、独立をすると稼働日も自分で決定できます。
週5日働く必要がある会社員とは違い、フリーランスはプライベートや他の案件との兼ね合いで、「週2〜3日だけ在宅で稼働したい」という働き方が可能です。
家事を重視したい、趣味の時間やスキルアップの時間を確保したいといった、自分の要望をまとめておきましょう。
1週間にどのくらいの日数が必要かは、エージェントによっても傾向が異なります。
少ない稼働日数で参画可能な案件を探している人は、下記のエージェントに相談してください。
- ITプロパートナーズ(公式サイト:https://itpropartners.com/ )
業界でも珍しい週1日〜/土日・平日夜間の稼働ができる案件を探せる。 - FLEXY(公式サイト:https://flxy.jp/ )
・週3日の案件を数多く保有。運が良ければ土日稼働案件が見つかることも。
福利厚生は充実しているか
会社員の場合は会社を通して、健康診断や優待などの利用が可能です。
しかし、独立すると自費ですべての手続きを進める必要が出てきます。
フリーランスエージェントでは、案件紹介や面談などのサポート以外に、福利厚生が備えられている場合もあります。
フリーランスに嬉しい確定申告の代行や、レジャー優待などが受けられるところもあるため、福利厚生の有無も確認しましょう。
福利厚生が整っているおすすめのエージェントはこちらです(表は左右にスクロールできます)。
公式サイト | 福利厚生サービスの内容 | |
レバテッククリエイター | https://creator.levtech.jp/ | ・特別価格での確定申告代行 ・会計ソフトの割引 ・人間ドック・スポーツジムの優待 ・交流会・オンライン学習サービス ・ライフイベントお祝い ・娯楽・レジャー優待 |
ITプロパートナーズ | https://itpropartners.com/ | なし |
FLEXY | https://flxy.jp/ | ・賠償責任補償制度・所得補償制度 ・保育サービスや家事代行 ・e-ラーニングの割引サービス ・健康診断 |
エンジニアスタイル | https://engineer-style.jp/ | なし |
(サービス内容は2023年8月3日時点の各社公式サイトより引用。サービス利用には各種条件が設定されていることがあります。詳しくは各社にご確認ください。)
DTPデザイナーで在宅ワークするメリットって?常駐とは何が違う?
DTPデザイナーで在宅ワークするメリットとして、以下2つが挙げられます。
- 時間や場所の制限が軽くなる
- 通勤による精神的・身体的な負担がなくなる
どのような利点があるのかそれぞれ確認していきましょう。
時間や場所の制限が軽くなる
会社員や常駐で仕事をしている場合、働く場所や時間に制限が出てきてしまいます。
反面在宅ワークで働く場合は、場所や勤務時間帯の制限が軽くなり、自分の時間や休みを確保しやすい点がメリットです。
時間をある程度調整しながら場所を選ばず働けるので、趣味・家事などに使う時間を確保しやすくなるでしょう。
なかには自宅以外での勤務も基本的に許可されている場合があるため、ホテルやカフェなどを利用して、ノマドワーカーとして場所を点々としながら働けるようになる可能性もあります。
生活やほかの案件とのバランスを保って働きたい人には、在宅ワークは魅力的です。
通勤による精神的・身体的な負担がなくなる
常駐案件や会社員として働いている人のなかには、通勤によるストレスを日々感じている人もいるのではないでしょうか。
特に、都心で働いていると人の多さから仕事以外の部分で、精神的・身体的な負担につながってしまいます。
満員電車に乗ると人混みに長時間揺られるため、会社に着いた頃には身体も心も疲れ切っているケースも多いです。
在宅勤務にすると、朝の支度時間や電車で通勤する時間を減らして、ストレスの少ないワークスタイルを確立できます。
日々の通勤にストレスを強く感じている場合は、在宅ワークという働き方も検討しましょう。
DTPデザイナーで在宅ワークするデメリットは?
在宅ワークにはメリットはもちろん、以下のデメリットも存在します。
- 仕事とプライベートにメリハリをつけづらい
- 作業で困ってもすぐに相談できない
それぞれの項目について解説していきます。
仕事とプライベートにメリハリをつけづらい
在宅勤務で働く場合、基本的には家の中で仕事をするため、メリハリをつけて働きづらいです。
会社のように定時が決まっており、定時の後は自分の時間として過ごせる、オンオフがはっきりしているといった形ではありません。
フリーランスの場合は、働く時間や業務量などを自分で決められる自由があるため、深夜まで働くといったケースもあるでしょう。
まだ在宅ワークの経験ない人のなかには、自宅で作業をすることに慣れていない場合も多く、一つひとつに時間がかかってしまいます。
自宅など人の目がない場所で仕事をすると、他のことに意識が向いてしまって思うように集中できない場合もよくあります。
作業で困ってもすぐに相談できない
会社員や常駐として仕事をする場合、上司や同僚などと顔を合わせて作業をする環境なので、困ったことがあればすぐに聞けます。
その場で不明点を解消できるため、待ち時間などなく、仕事をスムーズに進められます。
しかし、在宅ワークの場合は質問・相談などのハードルは上がる傾向です。
また、不明点があってもすぐに解消できない場合があり、仕事が滞ってしまう場面も出てくるでしょう。
近年はリモートオフィスの台頭により、オンラインでのコミュニケーション環境が整備されつつあります。
しかし、円滑に仕事を進めるためには、クライアントへわかりやすく質問できるようなコミュニケーション能力が必須です。
日常的に、オンラインでのコミュニケーション能力を鍛えておきましょう。
DTPデザイナーで完全在宅勤務ができる案件を効率的にとるには何をすれば良い?
DTPデザイナーで完全在宅勤務を目指す場合、以下4つに留意しての行動がおすすめです。
- 自社開発の案件を狙う
- スタートアップやベンチャーの案件を探す
- 常駐案件を経験しておく
- 積極的に情報発信をする
効率的に仕事を獲得する方法について確認していきましょう。
自社開発の案件を狙う
在宅勤務ができる案件を探す際は、自社開発をしている企業を狙うのはコツの一つです。
客先常駐を前提としている案件の場合、契約面やセキュリティの都合で常駐となっている場合が多いです。
そのため、交渉を行っても在宅勤務が許可されない場合があります。
自社開発を行っている場合は、自社のルールで運用される場合もあり、リモートで働ける可能性が出てきます。
スタートアップやベンチャーの案件を探す
在宅勤務を探す際は大手企業はもちろん、スタートアップ企業も視野に入れましょう。
会社を設立してから1〜3年目ほどのスタートアップ・ベンチャー企業の場合、まだ体制や人員を整理できておらず、在宅勤務OKで外注する可能性があります。
会社のメンバーのほとんどがリモートで働いている場合、遠方に住んでいる人でも働ける可能性があるでしょう。
案件次第では、裁量を与えてもらえる機会も出てきます。
裁量が大きい案件を経験できると、スキルアップにつながる可能性があるので、受注する側にとってもメリットが大きいです。
常駐案件を経験しておく
在宅案件を獲得したい場合、常駐案件も経験しておくと効率的に受注できる確率が高いです。
副業やフリーランスとしてクライアントワークを行う場合、案件によっては業務に慣れるまでは、常駐で働く場合があります。
ある程度慣れてからリモートに切り替えるケースも多くあり、現場での仕事の様子を知っておくのは必須と言えるでしょう。
一度でも常駐案件を経験し、現場のトレンドや知識を持っていると、円滑に仕事が進むようになるため、重宝される可能性があります。
なるべく早い段階で在宅にシフトできるように、オンラインでの連絡はもちろん、常駐で勤務する際のコミュニケーション方法なども把握しましょう。
積極的に情報発信をする
在宅案件を獲得する方法は能動的・受動的の2つがあります。
能動的な方法は、自分からの営業活動やエージェントの利用などです。
特に最初のうちはエージェントや直接営業など、積極的に動いて仕事を取るのは重要になります。
しかし、相手からもアプローチを受けられるようになると、案件が途切れず安心感も高まります。
SNSやブログでアウトプットを行ったり、実際に作成した成果物を公表したりするのがおすすめです。
自分が過去に作成したデザインの掲載など、発信をすると、企業の目に留まる可能性があります。
DTPデザイナーの在宅案件のよくある質問
DTPデザイナーとして在宅で働く際に、よくある質問について回答します。
以下でご紹介します。
DTPの在宅ワークは初心者でもできる?
しかし、企業側はフリーランスに即戦力を求められる場合が多く、初心者向けの案件は多くはないでしょう。
特にエージェントを活用する場合は、実務経験の有無が重視されます。
まずは、常駐案件などで実務経験を作るのがおすすめです。
未経験から始める場合は、PhotoshopやIllustratorなどのスキルや、デザインについての知識を習得しましょう。
在宅のDTPデザインの求人は多い?
在宅のDTPデザイナーの案件は、現状多くはありません。
そのため、自分の希望の案件で働くためには、1つのエージェントではなく、複数のエージェントからの情報収集が重要です。
リモートの案件は応募が殺到しやすいため、すぐに締め切られる場合が多くあります。
機会を逃さないためには、常にアンテナを張っておきましょう。
まとめ
DTPデザイナーの在宅案件を獲得する方法はいくつかありますが、特にエージェントを活用して、条件やスキルにマッチした仕事を紹介してもらうことがおすすめです。
エージェントによって掲載されている案件が異なるうえ、リモート勤務ができる案件は人気が高いので、すぐに応募できるように複数のエージェントに登録しておきましょう。
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