HTMLコーダーの業務委託は稼げる?単価相場や契約までの流れを解説
案件数が充実しているエージェント。豊富な高単価案件も魅力的。
ITプロパートナーズ(https://itpropartners.com/)
リモートで週1日〜、土日/平日夜稼働OKの直請け案件を探すならここ。幅広い職種で業界最多水準の案件数を保有。
HiPro Tech(https://tech.hipro-job.jp/)
週3日から可能・リモート案件が豊富なエージェント。高単価案件が豊富で収入アップを目指せる。
エンジニアスタイル(https://engineer-style.jp/)
複数エージェントの求人から希望にあった求人を幅広く探せる案件サイト。
コーダーの業務委託案件を探しているとき、以下のように悩んだ経験はありませんか?
結論からいえば、コーダーの業務委託案件を探すときは複数の案件サイトに登録して探すのがおすすめです。
- まず登録すべきは 案件数が多く、高単価・サポートも充実している「レバテックフリーランス」
- 週2〜3日稼働などフレキシブルに働ける案件を見つけたいなら「ITプロパートナーズ」
- 高単価な案件を探しつつ、契約後の福利厚生にもこだわりたいなら「HiPro Tech」
- コーダーの高単価案件を豊富なバリエーションから選びたいなら「エンジニアスタイル」
案件サイトには、さまざまな種類の案件があり、福利厚生が充実しているなどといった特徴があります。
複数の案件サイトに登録することでそれぞれの良いところを活用しながら、自分の求める案件を探すと効率よく探すことができます。
今回は、コーダーの業務委託案件を探す際におすすめのサイトを紹介します。
目次 (PRも含まれます)
コーダーの業務委託案件を探す基準
コーダーの業務委託案件を選ぶときは、以下のポイントに注目しましょう。
- 自分のスキルに合った案件が多いか
- リモート可能な案件があるか
- 高単価な案件が多いか
自分のスキルに合った案件が多いか
案件サイトを選ぶ場合は、まず自分のスキルに合った案件が多いかどうかが判断基準になります。
いくらサイト内での案件が多くても、自分の希望するような案件が無ければそのサイトを使うメリットは少なくなってしまいます。
案件サイトは、以下のように得意分野をそれぞれ持っています。
- Web系領域に特化しており、デザイナーやエンジニアの案件が豊富
- 高いスキルが必要な分単価が高い案件を取り扱っている
「得意な分野の案件がたくさんあるか」「挑戦したいスキルを使う案件があるか」など、案件探しで重要視するポイントを整理してから、自分にあった案件サイトで案件を探しましょう。
フルリモート可能な案件があるか
リモートワークが可能な案件を取り扱っているかも重要なポイント。
リモート案件の良いところは、自宅やカフェなど自分の働きやすい場所で作業ができることです。
毎日同じ場所で作業を行うと集中力が続かない人がいたり、多少人の声がある場所のほうが集中できたりする人もいます。
そんな人はリモートワークができる案件を探して応募してみましょう!
自宅での勤務であれば、通勤時間がないので時間を効率的に使える分、仕事や趣味にあてる時間が増やせます。
さらに、通勤で疲れることもないので、より集中して取り組むことができるかもしれません。
リモート可能な案件を見つけたいなら「レバテックフリーランス」と「ITプロパートナーズ」が特におすすめです。
高単価な案件が多いか
業務委託で効率よく稼ぐには、高単価な案件が多いサイトを選ぶことも重要です。
単価の高い案件を獲得することで、収入が安定します。
高単価な分高いスキルを求められることもありますが、自分のスキルアップにつながります。
コーダーの業務委託案件を探せるおすすめサイト4選
ここでは、DAINOTE編集部が厳選したコーダーの業務委託案件を探せるおすすめサイトを4つ紹介します。
- レバテックフリーランス(https://freelance.levtech.jp/)
個人では受注が難しい、大企業の高単価案件も掲載。豊富な案件数から探せるエージェント。 - ITプロパートナーズ(公式:https://itpropartners.com/)
リモートで、週2〜3日稼働OKの直請け案件を探すならここ。さまざまな職種で業界最多水準の案件数を保有。 - HiPro Tech(公式:https://tech.hipro-job.jp/)
週3日から可能・リモート案件も豊富なエンジニア特化エージェント。 - エンジニアスタイル(公式:https://engineer-style.jp/)
複数エージェントの求人から希望にあった案件を幅広く探せる案件サイト。
レバテックフリーランス
公開求人数
(現在募集中の案件)88577件 (2024年10月14日現在) コーダーの
公開求人数112件 (2024年10月14日現在) マージン率 非公開 対応地域 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・愛知・福岡 強み ・週4日~稼働の案件、リモート案件多数
(週3日以内の案件はハイスキルが必要)
・カウンセラーの専門性が高く、幅広く相談に乗ってくれる
・高単価な案件が多い
※公式サイトより引用/算出 (公式:https://freelance.levtech.jp)
レバテックフリーランスの特徴は次の3つです。
- 業界最高水準の案件単価
- キャリアコンサルタントの質が高い
- 求人数が多い
業界最高水準の案件単価
レバテックフリーランスの案件はほとんどが中間業者を挟まない「直請案件」のため、高単価の案件が多いです。
キャリアコンサルタントの質が高い
※2022年8月時点 レバテックフリーランス公式サイトより引用(公式:https://freelance.levtech.jp)
IT人材サービスを多く取り扱うレバテックだからこそ、IT業界に明るいプロのエージェントによるサポートを受けられます。
求人数の多さ
レバテックフリーランスの求人の多さは業界最多水準です。
他のフリーランスエージェントと比較しても、以下の職種の案件が最も多いです。
- エンジニア
- デザイナー
- マーケター
- コンサル
またレバテックで保有する案件のほとんどは、エージェントから直接案内されなければ見ることができない、「非公開求人」です。
非公開求人の中には、機密性の高い大企業の案件や、条件が良く応募が殺到する可能性が高い案件などが多くあります。
そのため公に公開することはせずに、担当者が直接依頼する形をとるため、非公開の求人が多いです。
レバテックフリーランスの案件例
以下は、レバテックフリーランスの案件例です。
月額単価 450,000円/月 職務内容 ・某通販企業のECサイト開発に携わっていただきます。
・エンドユーザから要件をヒアリングのうえ、既存のフロントサイドの改修、機能追加対応などを行っていただきます。求めるスキル ・JavaScriptコーディング経験
・HTML、CSSの開発経験歓迎スキル・Javaの知識案件URL 【コーダー】通販企業ECサイト開発の求人・案件
(2024年08月23日 現在)
ITプロパートナーズ
公開求人数 5014件 (2024年08月23日現在) コーダーの
公開求人数69件 (2024年08月23日現在) マージン率 非公開 対応地域 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・愛知・福岡 働き方 週2-3案件、リモート案件多数 公式 https://itpropartners.com/
ITプロパートナーズの特徴は次の2つがあります。
- 『直請案件』だからこその高単価
- リモート、週1〜2日から稼働OKの案件多数
- エンジニア・デザイナーの案件多数
『直請案件』だからこその高単価
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズで取り扱っている案件の単価は、「直請案件」がほとんどで、他のエージェントと比較しても高い傾向にあります。
※直請案件とは、クライアント企業とエージェントの間に他の仲介企業を挟まずに、直接クライアントと契約している案件のことを指します。
ほとんどのフリーランスエージェントが、マージン率を公開していないため、フリーランスが受け取る報酬を事前に知るのが難しい現状です。
マージン率が非公開でブラックボックス化しているからこそ、過剰な報酬の中抜きが発生していないIT プロパートナーズは魅力的です。
リモート、週1〜2日から稼働OKの案件多数
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(公式:https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズの大きな魅力は、週1〜2日から稼働できる案件が多いことです。
他のフリーランスエージェントでは、最低稼働日数は週3・4日〜の案件が一般的で、常駐案件も多いです。
一方のITプロパートナーズは、リモートの案件が多いので、自身のスタイルに合わせて自由に案件を選べます。
エンジニア、デザイナーの案件多数
ITプロパートナーズの公開求人数は、エンジニアやデザイナーなど幅広い職種で業界最多水準です。
他のエージェントの場合、以下のような特徴があり、デザイナーが仕事を取りにくい状況があります。
- エンジニアだけに特化していて、そもそもデザイン関連の仕事を扱っていない
- 案件数が少なかったり、利用可能地域が都市部だけに限定されている
一方のITプロパートナーズでは、エンジニア以外の職種でも案件数が豊富なため、より自分に合った案件を選べる可能性が高いです。
注意:ITプロパートナーズは週1日から稼働可能な案件の紹介が可能なですが、会社員は対象外です。
ITプロパートナーズの案件例
以下は、ITプロパートナーズの案件例です。
月額単価 〜800,000円(週4日〜5日) 職務内容 ■業務内容:
複数動いている新規プロジェクトの中から適性やご希望に合わせて
UIデザイナーとペアでアサイン予定です。
デザイナーとエンジニアの間に立ち、
Javascript(Vue)でのフロントコーディングを担当いただきます。求めるスキル ■必須スキル:
・Vue.jsでの開発経験
・GCP や AWS、Azureを利用した開発経験
■尚可スキル:
・Typescript、Nuxt等の開発経験
・Firebase/Firestore の知識・経験案件URL AI開発に強みを持つ企業でフロントコーダーを募集!
(2024年08月23日 現在)
HiPro Tech
HiPro Techは、週3日から・リモートで働きたいエンジニア向けのIT・テクノロジー領域に特化したエージェントです。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
公開求人数 | 534件 |
マージン率 | 非公開 |
対応地域 | 首都圏中心 |
働き方 | 週3日から稼働OK、リモートOK案件多数 |
公式:https://tech.hipro-job.jp/
※2022年10月18日時点・公式ページより引用/算出
HiPro Techの特徴として次の3つがあります。
- リモートOK・週3日からOK案件多数、柔軟な働き方を実現できる
- 高単価案件で、収入アップを目指せる
- 契約後も充実したサポート体制
リモート案件多数・週3日〜可能で柔軟な働き方ができる
HiPro Techでは、リモートワーク可能な案件に加え、週3日から稼働OKな案件も多いです。
エンジニア求人の稼働条件は、「週5日~・常駐勤務」がほとんどなので、時間や場所にとらわれず仕事をしたいと思っても難しいのが現状です。
中間マージンのない直請け案件多数
HiPro Techは、クライアント(受注元)から仲介会社を挟まずに、案件を受注できる「直請案件」が豊富です。
直請案件には、中間マージンがない分、手残りになる分が多くなり高効率な案件を受注できるメリットがあります。
契約後も充実したサポート体制
HiPro Techは、転職サービス「doda」を代表とした人材サービスを運営する「パーソルグループ」がサービス提供しています。
HiPro Techでは、そうしたグループ会社の豊富な知見と実績を「サポート体制」に活かしています。
担当者により以下のような一貫したサポートを受けることができます。
- 事前面談
(ご希望条件、現在のご活動状況、将来なりたい姿、現在困っていることなど) - 案件のご紹介
(経験やスキルに親和性のある場合、案件を相談) - クライアント面談
- 契約の締結
(契約から各種手続きまで、フォロー) - 業務開始後のアフターフォロー
事前面談では、テック系、IT系の領域に特化したエージェントということもあり、専門性の高いものを受けることができます。
エンジニアスタイル
画像は「エンジニアスタイル」公式サイトより引用:https://engineer-style.jp
優良エージェントの案件を厳選して掲載しており、大量の案件を一気に確認できる便利なサービスです。
運営会社 | ボスアーキテクト株式会社 |
公開求人数 | 180,288件 |
特徴 | エンジニア・コンサル・デザイナー・ディレクターなど多様な職種に対応 高単価案件も多数 案件応募で面談するとAmazonギフト券プレゼント |
対応地域 | 主に東京 |
働き方 | リモートワーク、フレックス制度、 週2日〜稼働OKなど様々な案件に対応 |
※2022年10月18日時点・公式サイトより引用/算出
また、2022年10月18日時点で、案件応募で面談するとAmazonギフト券がもらえるキャンペーンも実施しています。終了日時は未定なので、気になる人は早めに登録・応募しておきましょう。
(画像は『エンジニアスタイル』公式サイトより引用(2022年9月10日時点):https://engineer-style.jp )
エンジニアスタイルの特徴は、以下の2つです。
- エージェント200社、18万件超の豊富な案件数
- データが豊富で、案件を探しやすい
エージェント200社、18万件超の豊富な案件数
2022年10月18日現在、エンジニアスタイルではフリーランスエージェント200社に掲載されている18万件以上の案件をチェックできます。
1つのサイトで複数のエージェントの案件が見られるため、登録にかかる時間や手間を省略しながら手軽に幅広く案件を検索できます。
リモートワークやフレックス、週2稼働可能など他のエージェントでは取り扱いの少ない案件も、エンジニアスタイルでは多数掲載されています。
副業・フリーランス・スキルアップ・転職など幅広いニーズに合わせた求人を取り扱っているため、とりあえず登録しておくべきサイトです。
データが豊富で、案件を探しやすい
※エンジニアスタイルから引用 /2022年8月13日時点確認
平均単価の他にも職種別、言語別、フレームワーク別の単価や件数ランキングもすべて公開されています。
案件を探す際には、
- 言語・フレームワーク
- 開発スキル
- 職種/業界
- エリア/駅
- 単価
などの基本的な条件はもちろん、以下のこだわり条件についても検索できます。
- 稼働できる時間帯、始業時間
- 職場環境や食堂などの設備
- リモートワーク可能か
- 会社の規模や志向
- トレンド技術を取り入れているか
スキルや条件を詳しく指定できるので、自分に合った案件が探しやすいです。
※エンジニアスタイルより引用 /2022年9月10日時点
会員登録すると登録時の希望条件やスキルなどの情報に合致する案件情報をメールで送ってくれます。
コーダーの業務委託案件例と単価相場は?
コーダーの業務委託案件にはどんな案件があって、報酬の相場がどれくらいなのかを確認していきます。
実際にコーダーの業務委託案件をいくつかピックアップして紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
※今回紹介する案件は募集を終了している可能性もあります。最新の案件例が見たい人はエージェントに登録したうえで、詳細を確認してみましょう。
案件例①
月額単価 650,000円/月 職務内容 ・自動車用ドライブレコーダーのビッグデータをAIにて診断、活用して、自動車任意保険料や日常の生活に役立てるためのシステムを開発、構築していただきます。
・以下の開発環境にて上流作業をメインでご担当していただきます。
開発環境:
・フロントエンド:React
・バックエンド:Ruby on Rails
・AIバックエンド:Python(EC2、Lambda、etc.)
・インフラ:AWS求めるスキル ・Ruby(Ruby on Rails)の実務経験2年以上
・開発実務経験5年以上案件URL 【Ruby/フルリモート】大手自動車ドライブレコーダーAI診断システム開発の求人・案件
(2024年08月23日 現在)
案件例②
月額単価 600,000円/月 職務内容 ・モバイルオーダーサービスのコーディング作業をご担当いただきます。
・主にお渡しするデザインからHTML、CSSへ素早く落とし込んでいただきます。求めるスキル ・HTML、CSSを用いたコーディング経験3年以上
・スマホのWebviewの経験歓迎スキル・Vue.jsを用いたコーディング経験
・HTML、CSSでのリファクタ経験案件URL 【コーダー】モバイルオーダーサービス開発の求人・案件
(2024年08月23日 現在)
上記の案件はあくまでも一例なので、自分のスキルに合わせて案件を探してみてください。
業務委託契約の主な種類
業務委託契約とは、業務を外注したい企業が、業務の一部を他の企業や個人に委託することです。
報酬や納期、仕事内容、進め方などを相互に了承して契約をおこないます。
アルバイトのような雇用関係がないため、企業と対等な関係になります。
業務委託契約は、主に以下の3種類に分けられます。
- 準委任契約
- 請負契約
- 委任契約
それぞれの契約について詳しく解説します。
準委任契約
準委任契約は成果物の作成や事務作業を委託する契約で、時給もしくは月給計算で報酬が発生します。
コーダーは準委任契約を交わすことで、期間内に委託された業務を遂行する義務を負います。
メリット
準委任契約のメリットは、収入が労働に比例しているので、安定しやすいことです。
準委任契約での報酬の条件は、時間内に業務をおこなうことで、成果物を納品することが条件ではありません。
成果物がなくとも、稼働した時間分の報酬が発生するため、毎月決まった収入を得られます。
デメリット
デメリットは、稼働時間の自由度が低めである点です。
基本的にはシフトで稼働するので、稼働の時間帯はクライアントに依存します。
業務の進め方についてもある程度クライアントに指示され、業務をスムーズに行えているかどうか定期的に報告する必要があります。
また、企業側に評価されなかった場合、業務を進めている途中であっても契約が終了になるリスクがあることもデメリットです。
請負契約
請負契約は、成果物を完成させて納品する義務を負う契約を指します。
正社員やアルバイトと違い、成果物の納品に対して報酬が支払われる仕組みです。
メリット
請負契約のメリットは、時間や働く場所の自由度が高いという点です。
請負契約では、成果物を完成させて納品することが条件であり働く場所や時間、業務の進め方についての報告義務はありません。
よってワーカー側は、仕事する場所や時間を比較的自由に決められます。
デメリット
デメリットは納品した成果物の質が不十分だと、報酬が支払われないリスクがあるという点です。
修正や報酬の減額を指示されることがあり、最悪の場合は、報酬の支払いを拒否されるリスクもあります。
時間がどれだけかかっても、もらえる報酬が変わらないという点もデメリットです。
最大100時間かかる作業でも、報酬が5万円の場合は時給換算すると500円/時になってしまいます。
委任契約
委任契約とは法律に関する業務を委託する契約です。
主な例としては、確定申告を税理士に任せたり、弁護士に委任し裁判を起こしたりすることなどがあげられます。
コーダーの業務委託で働くメリット
コーダーが業務委託で働く主なメリットには、次の4つがあります。
- 自分の好きな仕事に集中できる
- 努力次第で収入アップが可能
- 自分で業務時間を決められる
- 人間関係のストレスから解放される
自分の好きな仕事に集中できる
メリット1つ目は、自分の好きな仕事に集中できる点です。
業務委託契約では、いろいろな案件から得意なものや興味のあるもの、挑戦したいものを選びます。
会社員だと、上司から与えられた仕事を職場のルールに沿って行う必要があります。
自分のやりたくない仕事や不得意な仕事を振られることもあり、ストレスが溜まることが多いです。
しかし、業務委託契約なら自分の好きな仕事や挑戦したい仕事に集中できるので、ストレスを抑えながら楽しんで働けます。
努力次第で収入アップが可能
メリット2つ目は、自分の努力次第で収入アップが可能という点です。
会社員だと企業によって支給される金額は決まっており、大きな成果を出しても給与が上がらないことは少なくありません。
しかし業務委託では、クライアントの成果につながる働きをし続ければ契約が続き、報酬アップの可能性もあります。
クライアントや同じワーカー同士のつながりを通して、高待遇の仕事に出会うこともあるでしょう。
自分で業務時間を決められる
メリット3つ目は、自分の裁量で業務時間を決められることです。
請負契約であれば、働く場所や時間を自分で自由に決められます。
準委任契約でも、業務時間は会社員より比較的柔軟に調整できます。
納期に間に合うように自分で業務時間を決められるので、好きな時間、場所で働けるのがメリットです。
人間関係のストレスから解放される
メリット4つ目は、同僚や上司などの人に依存したストレスから解放されることです。
会社員として勤めていると、一緒に働く上司や同僚たちとのやりとりがうまくできない、上司から理不尽なことを言われるなど、悩まされることがあります。
しかし、業務委託は雇用関係と異なり、クライアント企業と対等な立場で業務を行えます。
もし相性が合わない担当者に出会ってしまったときは、自分からクライアントを変更することもできます。
コーダーの業務委託で働くデメリット
企業に雇われない業務委託の働き方には、メリットがある一方でデメリットも存在します。
- 労働基準法が適用されなくなる
- 福利厚生が受けられない
- 仕事のトラブルはすべて自己責任
労働基準法が適用されなくなる
1つ目のデメリットは、労働基準法が適用されなくなることです。
正社員やアルバイトは、会社と個人の間に雇用契約を結び、仕事を行います。
しかし、業務委託契約の場合には、企業と個人の間に雇用契約がないため、労働基準法の適用外になってしまいます。
したがって、成果物に対する報酬の条件や労働量に関して、法律の保護を受けにくい環境になります。
業務委託契約での最低賃金が法律で決められていないため、業務量に対して安い報酬で請けることになる可能性があります。
仮に想定していた業務量に対しての報酬は低くなかったとしても、思っていた工数よりも時間がかかってしまえば、時給に換算したときに時間単価は下がってしまいます。
福利厚生が受けられない
2つ目のデメリットとして、福利厚生が受けられない点が挙げられます。
福利厚生は会社が雇用している従業員や従業員の家族に対して、生活や健康の向上を目的とした取り組みです。
業務委託契約では、業務にかかわる企業と雇用関係がないため、福利厚生を受けることはできません。
そのうえ会社員のような雇用保険や、労災保険などの社会保険が適用されません。
万が一事故や怪我が発生しても、必要な補助を受けにくいデメリットがあります。
対策としてフリーランス用の保険に加入するなど、自分で自分の身を守る備えをしておきましょう。
雇用契約の関係にあったときは年末調整(確定申告)、税金や社会保険料の天引きなどを会社が行っていました。
一方で業務委託契約となり個人で仕事をする場合は、それらの手続きはすべて自分で行う必要が出てきます。
手続きにかかる時間は増える一方で、手続きをしても報酬が発生するわけではありません。
仕事のトラブルはすべて自己責任
デメリット3つ目は、仕事のトラブルがすべて自己責任になることです。
会社では従業員がなんらかのトラブルを起こしても管理責任が会社にあるため、ある程度会社が責任をとってくれます。
しかし業務委託契約で仕事のトラブルが起きた場合には、すべてが自己責任になります。
最悪の場合、企業が受けた損害分の賠償責任を負わされる可能性があります。
企業が求めるスキルや納品物を提供できなかったり、納期を守らなかったりすると、簡単に契約が終了します。
また成果物に著作権違反があったり、情報漏洩などがあった場合、損害賠償を請求される恐れがあります。
業務委託契約を結ぶには業務委託契約書が必要
何事も契約をする際には契約書を交わすことが必須となります。
業務委託契約を結ぶときも業務委託契約書をかわします。
業務委託契約書は委託する業務内容や業務範囲、支払い方法などを記載した書類で、業務が始まってからトラブルにならないようにお互いを守る役割のあるものです。
業務委託契約書が必要な理由
業務委託契約書が必要な理由は、次の2つです。
- 契約上のトラブルが起きにくくなる
- 万が一のときに証拠として使える
業務委託契約書には、仕事内容や報酬、万が一の事態に備えた取り決めが記載されています。
事前に取り決めをして双方で合意しておかないと、ワーカー側で想定していた以上のスキルやクオリティ、納期を求められたり、報酬が約束と違ったりと契約上のトラブルが起きやすくなります。
トラブルに発展しないように、あらかじめ業務委託契約書を取り交わしておくことは自分を守ることにも繋がります。
また、契約書はトラブルになってしまったときに正当な対応をしていた証になります。
あまり考えたくはありませんが、訴えられたり、訴えたりした場合は業務委託契約書を提出する必要があります。
業務委託契約で起きやすいトラブルとは?
業務委託契約でよくあるトラブルとして、主に挙げられるのが以下の通りです。
- 成果物へ何度も修正を求められ、対応したにも関わらず報酬は変わらず、その分時給が低くなってしまった
- 契約内容に無い業務についても求められたうえ、報酬が支払われなかった
業務委託契約書のなかで業務内容を詳しく決めておけば、このようなトラブルを防ぎ、お互い納得した状態で業務を進められます。
秘密保持契約を結ぶ場合は秘密保持契約書を取り交わす
案件や企業の方針によって、業務委託契約書とは別に秘密保持契約書を取り交わす場合もあります。
秘密保持契約とは、契約中に知り得た機密情報や個人情報を、業務以外で他の人に公開しないという契約です。
クライアントと秘密保持契約を締結するときは、秘密保持契約書への合意が必須です。
秘密保持契約を結んだにも関わらず、ワーカーが別のワーカーへ仕事を再委託すると業務の質が悪くなってしまったり、機密情報の漏洩の危険があったりするためにトラブルに発展することがあります。
双方で合意の上であれば問題ありませんが、秘密保持契約を結ぶ企業に無断で再委託を行えば、損害賠償などに発展することもありえます。
業務委託契約締結の主な流れ
はじめて業務委託契約をする人は、理不尽な契約をされるのではないかと不安かもしれません。
契約書やクライアントとの話し合いで1つ1つ合意しながら、契約を結んでいけば怖くないです。
業務委託契約は、次のような流れで締結します。
- 契約内容の詳細について話し合う
- 業務委託契約書を作成する
- 契約書の内容を共有し、認識の相違を確認し合う
- 業務委託契約書を取り交わし、契約完了
ここでは業務委託契約の締結の流れを紹介します。
①契約内容の詳細について話し合う
まずは契約内容の詳細を話し合います。
- 報酬額
- 契約期間
- 業務の範囲
これらの項目について、話し合いながら明確に決めていきます。
報酬額はクライアントから「予算は〇〇万円でお願いいたします。」と提案されることもあれば、ワーカーへ見積もりを依頼される場合もあります。
このときの想定報酬額が契約書に記載されているかを確認します。
次に契約期間です。
委託される業務に対してどの期間請け負うのかを話し合います。
契約によっては成果物を納品すればそこで契約が満了する場合や「月〇〇時間の稼働で〇〇ヶ月」の契約となっていることもあります。
最後に業務の範囲です。
想定している業務に対して、どこまで対応するのかを決めます。
ここが曖昧になると後々揉めることになりかねません。
当初決めていた業務範囲以外の仕事が出てきた場合は、改めて話し合うようにしましょう。
②業務委託契約書を作成する
話し合いで決まった内容をもとに、業務委託契約書を作成します。
このときワーカー側で作成するのではなく、業務を委託する側の企業が作成します。
とはいえ、ワーカー側でも業務委託契約書の作り方を知っておくと、一般的にどんな項目が含まれているのか、どれくらい細かい契約書になっているかなどをわかるようになります。
そのため、提示された契約書の内容の理解も早くなるでしょう。
③契約書の内容を共有し、認識の相違を確認し合う
企業が作った業務委託契約書を確認し、話し合った内容と認識の相違がないか確認します。
業務委託契約を結ぶ前に細部まで確認しておけば、契約後に揉めてしまうことを防ぐことに繋がります。
このとき、クライアントとワーカーで認識違いが出てしまうと、例えば「この契約はここまでやってくれると思ってた」、「ここまでで完了だと思っていた」というトラブルに繋がってしまうことがあります。
どんなに細かい部分でも、相手に臆することなく気になることは遠慮せず相談しましょう。
④業務委託契約書を取り交わし、契約完了
双方で納得した内容を業務委託契約に記載して、記名捺印すれば契約完了となります。
最近はクラウド上での契約で、電子捺印で対応できるケースもあります。
電子契約での手順をあらかじめ確認しておくと安心です。
業務委託契約の締結前に確認すべき条件
業務委託契約を締結するときは、契約内容をすみずみまで読み、不明な点や曖昧な点についてはクライアントと話し合うようにしましょう。
契約時に慌てないよう、事前に確認しておくべき条件を解説します。
契約形態は何か
業務委託契約といっても、契約形態が準委任契約か請負契約かの2つがあります。
まずは、どちらの契約形態であるかを確認しましょう。
契約形態によって働き方や収入の安定性が変わってきますので、必ず確認するようにしましょう。
業務内容は何か
業務内容について、どのような業務を依頼されるのかの確認が必要です。
ここが曖昧になってしまうと「想定していた範囲を超えた業務を任されて、報酬に見合わない仕事量をこなす羽目になった」などのトラブルに発展してしまうことがあります。
そのような事態を避けるためには
- どこまでの業務を委託するのか
- どのような状態になったら完了か
- 当初の業務内容以外に必要な業務が出てきたらどうするか
などをあらかじめ合意しておくことにしましょう。
報酬についての記載はあるか
業務委託契約書のなかに、報酬についての記載があるかのチェックは必須です。
- 報酬額
- 支払い方法
追加で次の項目についても確認しましょう。
- 時間単価か、プロジェクト単位での支払いか
- 報酬の計算方法
ここを確認しておかないと、想定より支払いが少なかったり、支払日が先になったりすることがあります。
認識の相違がないか、確認しておきましょう。
報酬以外に経費の支払いはあるか
仕事に対する報酬以外に経費の支払いがあるかは大事な要素です。
ワーカー側の持ち出しになってしまうと、その分受け取る報酬額が少なくなってしまいます。
場合によっては後々トラブルに発展してしまうかもしれません。
経費には業務に必要な消耗品や電気代、購入した資料などがあります。
これらについて報酬に含まれているのか、別途支払いがあるのかをチェックしましょう
稼働時間はどのくらいか
業務委託契約を締結するときには、どの程度の時間拘束されるかを確認する必要があります。
案件次第では「最低週2日稼働」、「週3・4日から稼働」、「1日4時間~」などの条件が決まっており、案件サービスで公開されています。
ただし、公開されていない場合もあるため、契約前には明確になるように先方に確認しましょう。
また、案件の精算内容によって精算幅(例:100時間を基準に、90〜110時間の精算幅で◯万円)が決められていることがありますので、精算幅の条件のチェックも必要です。
自分のスケジュール管理に必要な部分ですので、見落とさないようにしましょう。
稼働時間精算幅外の控除・超過支払いについての記載はあるか
精算幅はエンジニアの業務委託契約に多い仕組みです。
基本単価を決め、その基本単価に対する基準時間を設けます。
基準時間に対して上限時間と下限時間を設定します。
この上限時間から下限時間の幅が精算幅です。
精算幅が設けられている場合に、報酬の控除もしくは超過支払いがあるのかをチェックします。
実際の稼働時間が精算幅より少なかった場合は報酬がその分差し引かれ、多かった場合は加算される仕組みです。
「業務時間外も働いたのに、その分の報酬がもらえなかった」というトラブルを防ぐため、入念に確認しましょう。
報酬の支払日はいつか
報酬の支払日は企業によって異なります。
手元に報酬が来るタイミングによっては、家賃の支払いに遅れるなど、生活への支障が出る可能性があるので、確認するようにしましょう。
請負契約の場合は、納品後のクライアント側の検収完了になるまで、報酬が支払われない場合があります。
検収日が締め日を過ぎてしまうと、報酬の支払いが翌月になってしまうこともあります。
納品から検収の期間についても、あわせてチェックしておきましょう。
契約期間、更新の有無について
業務委託契約の契約期間や、契約終了後の更新可否を確認しておきましょう。
また、更新する際に何らかの条件があるかどうかのチェックも必要です。
損害賠償の記載はあるか
業務委託契約を結ぶうえで避けて通れないのが、損害賠償問題です。
著作権違反や情報漏洩、秘密保持契約の違反などによってクライアントに損害を与えてしまった場合、損害賠償を求められることがあります。
クライアントに損害を与えないようにすることはもちろんですが、契約書に損害賠償の記載がある場合は念入りに確認しましょう。
特に損害賠償が及ぶ期間や請求される条件については、漏れがないように確認をおこないましょう。
不利な内容は記載されていないか
まれに、業務委託のエンジニアに対して明らかに不利な内容が記載されていることがあります。
「報酬の振込手数料を負担させられる」「契約終了後に発生した損害を全額賠償する」などの記載があった場合、契約締結後に気付いても後の祭りです。
あなたにとって不利な契約は、一度飲んでしまえばいずれあなた自身を苦しめることになります。
このような記載があったときは、修正をお願いしましょう。
どうしても双方納得のいく形で契約できない場合は、契約自体をお断りすることも検討しましょう。
まとめ
今回は、コーダーにおすすめの案件サイトと、業務委託契約を結ぶ流れ・注意事項について解説しました。
自分のスキルや経験を活かした案件サービスをチェックして案件を獲得していきましょう。
契約する際にはどのような契約形態でどんな業務を行うか、損害賠償や経費についてなど、すみずみまでチェックしておくことが重要です。
コーダーの業務委託案件を受注してさらに活躍の幅を広げたい人は、この記事を参考にして取り組んでみてください。
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