データサイエンティストの業務委託案件が見つかるおすすめサイト4選
業界トップクラスの案件数を掲載、週2~3案件・リモート案件を多数保有
ITプロパートナーズ(公式:https://itpropartners.com/)
週3稼働可能なの案件をメインに掲載、週1~2案件・リモート案件も多数保有
HiPro Tech(公式:https://tech.hipro-job.jp/)
専属コンサルタントによる手厚いサポート、週3案件・リモート案件を多数掲載
エンジニアスタイル東京(公式:https://engineer-style.jp/)
都内エリアに特化した案件をメインに掲載、週2案件・リモート案件・フレックス制度対応の案件を多数保有
データサイエンティストの業務委託を始めるためにエージェントサイトを利用する際、どのエージェントサイトで案件を探したらいいか迷ってしまいますよね。
近年、エンジニアに特化したのエージェントサイトが増えつつあり、企業と直接契約したうえで案件を受託できるようになりました。
ただ、案件を受注できるならどのサイトを利用しても良いとは限りません。
低い相場の低い案件を多く取り揃えているサイトを利用することで、スキルに見合った案件を受託できずに損してしまうからです。
案件の業務内容や報酬、求められるスキルに応じて利用するエージェントサイトを選ぶことが重要となります。
本記事を読むことでデータサイエンティストの業務委託の方法について知識が深まり、ご自身の実績・スキルに最適なサイトに迷わず登録できるようになります。おすすめのエージェントサイトも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
データサイエンティストの業務委託案件を探す基準
まず、データサイエンティストが業務委託案件を探す基準を以下の流れで3つ紹介します。
- 自分のスキルに合った案件が多いか
- フルリモート可能な案件があるか
- 高単価な案件が多いか
ここから、業務委託案件を探す基準について1つずつ確認していきましょう。
自分のスキルに合った案件が多いか
データサイエンティストの業務委託案件は、ご自身のスキルに合わせて案件を探すことが大切です。
例えば、ハイレベルなスキルを求められる案件を受託した場合、仕事をこなすために必要以上の時間と労力を費やすことになります。
一方、簡易的な作業をこなす案件を受託した場合は、ご自身のスキルアップに繋がりにくく、物足りなく感じてしまうでしょう。ご自身が持ち合わせているスキルに応じて案件を探し、やりがいある働き方を目指しましょう。
フルリモート可能な案件があるか
データサイエンティストとして受託する案件が、フルリモートの稼働に対応しているかを確認しましょう。
特に、会社員やパート、アルバイトと並行した稼働を検討している方は、仕事に支障をきたさない範囲で稼働する必要があります。フルリモートなら通勤中や退勤後、土日祝日など時間の制約なく稼働できますよ。
また、カフェやコワーキングスペースなど、ネット環境が整っていれば場所を気にせず稼働できるのも嬉しいポイントですね。
ぜひ、フルリモート稼働が可能な案件を検討してみてください。
高単価な案件が多いか
利用するエージェントサービスについては、高単価案件が豊富に取り揃っているところを利用しましょう。
案件の中でも、クラウドソーシングサイト経由より相場が高い「直請け案件」を狙うことがポイントです。
直請け案件なら単価が高いことに加えて、仲介手数料が発生しないメリットもあります。スキルを身につけながら、効率よく報酬アップを狙いましょう。
データサイエンティストの業務委託案件を探せるおすすめサイト4選
続いて、データサイエンティストの業務委託案件を探せるサイトを紹介します。本記事でおすすめするサイトは以下の通りです。
- レバテックフリーランス
- ITプロパートナーズ
- HiProTech
- エンジニアスタイル東京
ここから、各サイトの特徴について順番に解説します。
レバテックフリーランス
画像は公式サイトより引用(https://freelance.levtech.jp/ )
公開求人数
(現在募集中の案件)2484件 (2023年03月27日現在) データサイエンティスト の
公開求人数33件 (2023年03月27日現在) マージン率 非公開 対応地域 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・愛知・福岡 強み ・週4日~稼働の案件、リモート案件多数
(週3日以内の案件はハイスキルが必要)
・カウンセラーの専門性が高く、幅広く相談に乗ってくれる
・高単価な案件が多い
レバテックフリーランスの主な特徴としては、以下の3つがあります。
- 業界最高水準の案件単価
- キャリアコンサルタントによる手厚いサポート
- 求人数の多さ
業界最高水準の案件単価
レバテックフリーランスは、高単価な案件を数多く取り扱っています。
理由は、ほとんどの案件が、他の中間業者を挟まない「直請案件」のためです。
キャリアコンサルタントによる手厚いサポート
※2022年10月24日時点 レバテックフリーランス公式サイトより引用(公式:https://freelance.levtech.jp)
IT人材サービスを多く手掛けるレバテックだからこそ、IT業界に精通したプロのエージェントによるサポートを受けることができます。
求人数の多さ
レバテックフリーランスの求人の多さは業界最多水準です。
他のフリーランスエージェントと比較しても、以下の職種の案件が最も多いです。
- エンジニア
- デザイナー
- マーケター
- コンサル
またレバテックで保有する案件のほとんどは、エージェントから直接案内されなければ見ることができない、「非公開求人」です。
非公開求人の中には、機密性の高い大企業の案件や、条件が良く応募が殺到する可能性が高い案件などが多くあります。
そのため公に公開することはせずに、担当者が直接依頼する形をとるため、非公開の求人が多いです。
レバテックフリーランスの案件例
【データサイエンティスト】データソリューション自社開発の求人・案件
月額単価 800,000円/月 職務内容
・クライアント向けデータソリューションの開発に携わっていただきます。
・主に下記のような作業を行っていただきます。
-クライアント企業向けAI/DS案件のリード全般(プロジェクト採算マネージ含む)
-クライアントの課題発掘から契約、POC、サービス実装までのプロジェクトマネジメント
-クライアント企業と社内AI人材との橋渡し、ステークホルダーマネジメント
-データアナリストとしてデータ抽出や分析、データに基づいた提案
求めるスキル
・AIに限らず、社外向けにデータ活用を推進するプロジェクトの実務経験、及びリーダー経験
・SQL/Python等を用いたデータ分析業務経験
・プロジェクト採算マネージ含め全体をリード・マネジメント経験
・AIと既存ビジネスを繋ぎ合わせるためのAIに関する知識・知見
・業界・業種問わず様々なビジネスモデルを速やかに理解し、課題発掘するコンサルティング力
案件URL
【データサイエンティスト】データソリューション自社開発の求人・案件
(2023年03月23日 現在)
ITプロパートナーズ
公開求人数 5946件 (2023年03月27日現在) データサイエンティストの
公開求人数64件 (2023年03月27日現在) マージン率 非公開 対応地域 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・愛知・福岡 働き方 週2-3案件、リモート案件多数 公式 https://itpropartners.com/
ITプロパートナーズの主な特徴としては、以下の3つがあります。
- 『直請案件』だからこその高単価
- リモート、週1〜2日から稼働OKの案件多数
- エンジニア、デザイナー、マーケターの案件多数
『直請案件』だからこその高単価
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズで取り扱っている案件の単価は、『直請案件』が多く他のエージェントと比較しても高い傾向にあります。
※直請案件とは、間に仲介会社を挟まず、直接クライアントと契約している案件のことを指します。
正直ほとんどのフリーランスエージェントが、マージン率を公開していないため、フリーランスの取り分や、単価がいいのかを事前に知ることが難しいのが現状です。
マージン率が非公開でブラックボックス化しているからこそ、過剰な報酬の中抜きが発生していないITプロパートナーズは魅力的です。
リモート、週1〜2日から稼働OKの案件多数
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(公式:https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズの大きな魅力として、週1〜2日から稼働OKの案件が多いという点があります。
他のフリーランスエージェントでは、最低稼働日数は週3・4日〜の案件が一般的で、その多くは常駐案件です。
一方のITプロパートナーズは、リモートの案件も多いので、自身のスタイルに合わせて自由に案件を選べます。
エンジニア、デザイナー、マーケターの案件多数
ITプロパートナーズの公開求人数は、エンジニア・デザイナー・マーケターなど幅広い職種で業界最多水準です。
他のエージェントの場合、以下のような特徴があり、デザイナーやマーケターが仕事を取りにくい状況があります。
- エンジニアだけに特化していて、そもそもデザインやマーケティング関連の仕事を扱っていない
- 案件数が少なかったり、利用可能地域が都市部だけに限定されている
一方のITプロパートナーズでは、エンジニア以外の職種でも案件数が豊富なため、より自分に合った案件を選べる可能性が高いです。
注意:ITプロパートナーズは週1日から稼働可能な案件の紹介が可能なものの、会社員の方への副業は紹介できません。
ITプロパートナーズの案件例
月額単価 〜900,000円 職務内容 ■業務内容:
社員と共に新規事業の立ち上げに携わっていただきます。
銀行独自の持つ膨大なデータやすでに提供しているBaasの持つデータを分析、活用し、
新規事業へ還元いただきます。
・データの抽出、加工、分析/モデル構築、報告の一連の流れをお一人で対応いただきます。求めるスキル ■必須スキル:
以下いずれかの経験(双方あればベスト)
・機械学習や統計に関する知識を使った実務経験
・機械学習ライブラリを利用したモデルの開発経験
・プログラミングの実務経験(特にPython)
or
・BIツールの利用経験(特にTableau)や、社内での分析報告経験
■尚可スキル:
・大規模データの分析やモデル構築経験
・金融商材の知見案件URL 【データサイエンティスト/週3日〜】大手ネット証券の戦略子会社にてデータ解析をお手伝いいただける方募集!!
(2023年03月23日 現在)
HiProTech
画像はHiPro Tech公式サイトより引用:https://tech.hipro-job.jp/
HiPro Techは、週3日から・リモートで働きたいエンジニア必見のIT・テクノロジー領域に特化したエージェントです。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
公開求人数 | 539件 |
マージン率 | 非公開 |
対応地域 | 首都圏中心 |
働き方 | 週3日から稼働OK、リモートOK案件多数 |
※2022年10月24日時点・公式サイトより引用/算出 (公式:https://tech.hipro-job.jp/)
HiPro Techの主な特徴としては、以下の3つがあります。
- リモートOK・週3日からOK案件多数、柔軟な働き方を実現できる
- 高単価案件で、収入アップを目指せる
- 契約後も充実したサポート体制
リモートOK・週3日からOK案件多数、柔軟な働き方を実現できる
HiPro Techでは、リモートOK案件に加え、週3日から稼働OKな案件も多数あります。
エンジニア求人の稼働条件は、「週5日~・常駐勤務」がほとんどなので、時間や場所にとらわれず仕事をしたいと思っても難しいのが現状です。
高単価案件で、収入アップを目指せる
HiPro Techは、クライアント(受注元)から仲介会社を挟まずに、案件を受注できる「直請け案件」が豊富です。
直請け案件には、中間マージンがない分、より高単価の案件を受注できるメリットがあります。
契約後も充実したサポート体制
HiPro Techは、転職サービス「doda」をはじめとした人材サービスを運営する「パーソルグループ」がサービス提供しています。
HiPro Techでは、そうしたグループ会社の豊富な知見と実績を「サポート体制」に活かしています。
担当者により以下のような一貫したサポートを受けることができます。
- 事前面談
(ご希望条件、現在のご活動状況、将来なりたい姿、現在困っていることなど) - 案件のご紹介
(経験やスキルに親和性のある場合、案件を相談) - クライアント面談
- 契約の締結
(契約から各種手続きまで、フォロー) - 業務開始後のアフターフォロー
事前面談では、IT・テクノロジー領域に特化したエージェントということもあり、専門性の高いものを受けることができます。
エンジニアスタイル東京
画像はエンジニアスタイル東京公式サイトより引用:https://engineer-style.jp/
優良エージェントの案件を厳選して掲載しており、大量の案件をまとめて確認できる便利なサイトです。
運営会社 | ボスアーキテクト株式会社 |
公開求人数 | 181,422件 |
特徴 | ・エンジニア・コンサル・デザイナー・ディレクターなど多様な職種に対応 ・高単価案件も多数 ・案件応募で面談するとAmazonギフト券プレゼント |
対応地域 | 主に東京 |
働き方 | リモートワーク、フレックス制度、 週2日〜稼働OKなど様々な案件に対応 |
※2022年10月24日時点・公式サイトより引用/算出 (公式:https://engineer-style.jp/)
また、2022年10月24日時点で、案件応募で面談するとAmazonギフト券がもらえるキャンペーンも実施しています。終了日時は未定なので、気になる人は早めに登録・応募しておきましょう。
(画像は『エンジニアスタイル東京』公式サイトより引用(2022年10月24日時点):https://engineer-style.jp )
エンジニアスタイル東京の特徴は、以下の2つです。
- エージェント200社、17万件超の豊富な案件数
- データが豊富で、案件を探しやすい
エージェント200社、17万件超の豊富な案件数
2022年10月24日現在、エンジニアスタイル東京ではフリーランスエージェント200社に掲載されている17万件以上の案件をチェックできます。
1つのサイトで複数のエージェントの案件が見られるため、登録にかかる時間や手間を省略しながら手軽に幅広く案件を検索できます。
リモートワークやフレックス制度、週2稼働OKなど他のエージェントでは取り扱いの少ない案件も、エンジニアスタイル東京では多数掲載されています。
副業・フリーランス・スキルアップ・転職など幅広いニーズに合わせた求人を取り扱っているため、とりあえず登録しておくべきサイトです。
データが豊富で、案件を探しやすい
※エンジニアスタイル東京から引用 /2022年10月24日時点確認
平均単価の他にも職種別、言語別、フレームワーク別の単価や件数ランキングも全て公開されています。
案件を探す際には、
- 言語・フレームワーク
- 開発スキル
- 職種/業界
- エリア/駅
- 単価
などの基本的な条件はもちろん、以下のこだわり条件についても検索できます。
- 稼働できる時間帯、始業時間
- 職場環境や食堂などの設備
- リモート勤務可能か
- 会社の規模や志向
- トレンド技術を取り入れているか
※エンジニアスタイル東京より引用 /2022年10月24日時点
会員登録すると登録時の希望条件やスキルなどの情報に合致する案件情報をメールで送ってくれます。
データサイエンティストの業務委託案件例と単価相場は?
データサイエンティストの業務委託案件にはどんな案件があって、報酬の相場がどれくらいなのかを確認していきます。
実際にデータサイエンティストの業務委託案件をいくつかピックアップして紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
※今回紹介する案件は募集を終了している可能性もあります。最新の案件例が見たい人はエージェントに登録したうえで、詳細を確認してみましょう。
案件例①
月額単価 850,000円/月 職務内容
・下記のいずれかの分析または並行してご担当いただきます。
-動画学習とテスト結果の変化に関する相関分析
-利用ユーザーと動画の利用状況に関する分析
・下記をご対応いただきます。
-Pythonによる探索的データ分析
-分析設計補助
-分析設計の下での相関分析
-クライアントセグメント分割などのクラスタリング分析
-クライアントミーティングへの参加/分析レポートの説明
求めるスキル ・Pythonを用いたデータクレンジング/集計/分析(機械学習/統計解析)/可視化作業経験
・PowerPointでの分析レポート作成作業経験
・クライアントミーティングへの参加/分析レポート説明経験
・要件背景を咀嚼し、クライアントとの折衝を行った経験
・エクセルを用いたデータ整理の経験
【歓迎スキル】
・データを元にしたユーザーペルソナの推定などの経験
・ECサイトやサブスクリブションサービスの活用探索の経験
・PowerBIによる可視化の経験
案件URL 【データサイエンティスト】グローバル動画学習プラットフォーム分析の求人・案件
(2023年03月23日 現在)
案件例②
月額単価 850,000円/月 職務内容
・サプライチェーン向けサービスの設計において、
下記作業をご担当いただきます。
‐データ分析のためのETL
‐顧客理解のためのEDA
‐事業利益分析
‐データの可視化
‐サービスに影響する因子を推定可能な指標の生成
‐データに基づく需要予測の課題特定
‐予測精度改善につながる特徴量抽出
求めるスキル ・SQLを用いたデータ抽出の経験
・Python、Jupyterによるデータ処理の経験
【歓迎スキル】
・大規模な業務ログ、顧客行動ログデータの分析経験
・分析結果に基づく業務施策立案の経験
・統計、データサイエンス、機械学習の基本的知識
・Rredash等のBIツール利用経験
・AWS サービス(Athena、SageMaker)の利用経験
案件URL 【データサイエンティスト】サプライチェーン向けサービスデータ分析の求人・案件
(2023年03月23日 現在)
上記の案件はあくまでも一例なので、自分のスキルに合わせて案件を探してみてください。
業務委託契約の主な種類
ここからは、業務委託契約3種類を紹介します。内容は以下の通りです。
- 準委任契約
- 請負契約
- 委任契約
各契約のメリット・デメリットもあわせて解説します。
ここから、各契約の内容について詳しく紹介します。
準委任契約
準委任契約とは、事実行為を委託する際に結ぶ契約です。民法第656条で定められています。
なお、法律(委任契約)と無関係な業務を委託する契約のほとんどが、準委任契約に該当します。
メリット
準委任契約は、収入が安定しやすいメリットがあります。成果物の有無にかかわらず報酬が発生するからです。
稼働時間に対して報酬を支払われるケースが多いため、契約期間が長ければ長いほど継続して収入を得られる魅力があります。
デメリット
準委任契約は、定期的な報告義務による時間の制約が発生するデメリットがあります。
クライアントは、働き方の自由度が高い受託側に、いつ解約されてもおかしくないリスクを背負っているからです。
契約の締結が信頼関係の基盤になることを念頭に置いて業務を遂行しましょう。
請負契約
請負契約とは、仕事の成果物の完成・納品に対して報酬が発生する契約です。主に、フリーランスエンジニアの業務委託で締結されます。
職種の例としては「Webサイト制作」や「システム開発」などが該当します。
メリット
請負契約は、自由な時間管理が可能なことが魅力です。
仕事のゴールが「成果物の納品」と定められているため、作業の進め方に対しての制約は比較的自由といえます。
納期の2週間前から仕事に取り組むのも、1週間前から取り組むのも、クライアントが満足する成果物を納品できれば問題ありません。
報酬が大きく変動するリスクもないため、自由度が高い契約といえるでしょう。
デメリット
請負契約は、クライアントが満足できなければ報酬をもらえません。
成果物の完成を前提で契約を交わしているため、どんなに時間と労力を費やしたとしてもクライアントの要求が満たされていなければ、報酬を獲得できないのです。
成果物の定義や仕様については、事前にクライアントと確認しておく必要があります。
委任契約
委任契約とは、法律に基づく一定の事務処理を約束する契約を意味します。
例としては「弁護士への訴訟行為代理の依頼」や「税理士への所得税の確定申告の依頼」などが契約の対象となります。
つまり、司法書士や公認会計士などの法律に関わる専門家が行う事務処理が該当しています。
フリーランスの働き方は契約対象ではないといえますね。
データサイエンティストの業務委託で働くメリット
続いて、データサイエンティストの業務委託で働くメリットを4つ紹介します。内容は以下の通りです。
- 自分の好きな仕事に集中できる
- 努力次第で収入アップが可能
- 自分で業務時間を決められる
- 人間関係のストレスから解放される
ここから4つのメリットについて、順番に詳しく説明します。
自分の好きな仕事に集中できる
データサイエンティストの業務委託は、ご自身の好みに合わせて仕事を受託し、集中して取り組めるメリットがあります。
「本当は引き受けたくない」「やらざるを得ない」など、気持ちを押し殺して仕事に取り組むことなく、得意分野や伸ばしたい分野をとことん追求して働けるのです。
好みの仕事を受託して、効率よく報酬やスキルをアップしながら業務に専念しましょう。
努力次第で収入アップが可能
データサイエンティストの業務委託は、努力すれば収入アップを見込める魅力があります。
会社員が昇給するためには、資格の取得や仕事の実績作り、上司や人事へのアピールなどが挙げられます。
つまり、固数千円の固定給アップのためには、時間と労力を費やす必要があるのです。
会社の業績が悪ければ、努力しても昇給に繋がらない可能性がありるため、効率が悪いといえるでしょう。
データサイエンティストの業務委託なら、仕事に費やした時間や労力が報酬として反映されやすくなります。
その時々で「収入の良さに振り切った仕事」や「効率の良い仕事」を委託することも可能です。
自分で業務時間を決められる
データサイエンティストに限らず、業務委託案件の働き方なら、業務時間を調整しやすいことが魅力です。
会社員なら、会社のタイムスケジュールに合わせて出社し、担当の業務をこなす場合がほとんどだと思われます。
決められた時間内でお昼休憩をとり、仮眠も設けずに退勤まで仕事をすることでしょう。「自分のスケジュール調整は後回し」とする方も多い傾向があります。
ただ、データサイエンティストとして業務委託を受ける場合は、案件の納期に合わせて作業や休息のタイミングを調整できます。
ハイペースで稼ぐのも、地道に稼ぐのも自分次第です。ご自身の生活スタイルに合わせて柔軟な働き方を実現できるでしょう。
人間関係のストレスから解放される
データサイエンティストの業務委託は、会社員よりも人間関係で悩む場面が少ない魅力もあります。
クライアントとのやり取りを完全に断つことは不可能ですが、人間関係のトラブルに巻き込まれることはほとんどなくなるでしょう。
飲み会や歓迎会などに強制的に参加したり、社員の悪口、ハラスメントに悩まされたりすることもありません。
業務委託は、人間関係を狭く限定した環境で仕事に没頭したい方におすすめの働き方です。
データサイエンティストの業務委託で働くデメリット
データサイエンティストの業務委託で働くデメリット3つを紹介します。内容は以下の通りです。
- 労働基準法が適用されなくなる
- 福利厚生が受けられない
- 仕事のトラブルはすべて自己責任
ここから、各デメリットについて順番に確認しましょう。
労働基準法が適用されなくなる
データサイエンティストの業務委託は、労働基準法の対象外となります。
理由としては、労働基準法が労働者を対象にした法律であるためです。
特に労働基準法第9条で定められている「労働者」とは「職種を問わず、事業や事務所に使用されて賃金を払われる人」を意味します。
業務委託は、雇用契約を結んで仕事していないため、労働基準法の保護を受けらません。
正社員から業務委託に切り替える方は、保障の有無を念頭に置いて、今後の働き方を検討しましょう。
福利厚生が受けられない
データサイエンティストの業務委託の働き方は福利厚生が受けられません。
福利厚生は会社員が受けられる権利です。福利厚生の例として「健康保険料の全額負担」や「公的年金の受給減額」が挙げられます。
業務委託では、これらの補助を受けられないのです。
また、業務委託は有給休暇制度も適用外となります。
仕事を休めば、その分収入も減少しやすくなってしまいます。
業務委託をご検討中の方は、会社員以上にヘルスケアに力を入れましょう。
仕事のトラブルはすべて自己責任
データサイエンティストの業務委託で生計を立てる際は、仕事のトラブルが自己責任になることを念頭に置いておきましょう。
体調を崩して仕事ができなくなったり、クライアントとの契約を絶たれたりしても、ご自身で解決しなければなりません。
仕事中のトラブルをフォローしてくれる上司や同僚がいない分、会社員よりも自己管理を徹底して働くことを意識しましょう。
業務委託契約を結ぶには業務委託契約書が必要
ここからは、業務委託契約をクライアントと結ぶ際に必要な「業務委託契約書」について解説します。内容は以下の通りです。
- 業務委託契約書が必要な理由
- 業務委託契約で起きやすいトラブルとは?
- 秘密保持契約を結ぶ場合は秘密保持契約書を取り交わす
ここから、業務委託契約書について詳しく紹介します。
業務委託契約書が必要な理由
業務委託契約書を交わす理由は、以下の2つがあります。
- トラブルを未然に防ぐ
- 万が一の場面で証拠として提示できる
業務委託は、契約書を交わさずに契約することも可能ですが、トラブルに対しての証拠が残らない欠点があります。
中でも「言った言わない」のトラブルに発展した場合は、受託した側が不利になってしまうでしょう。
業務委託で案件を受託する際は、契約内が明確に記載された業務委託契約書を交わして、 クライアントとのトラブル発生を防ぎましょう。
業務委託契約で起きやすいトラブルとは?
業務委託契約を通して起きやすいトラブルとして「時給の減額」があります。
例えば、成果物に対してクライアントから何度も修正を求めらた場合、納品を完了した時点で修正分の報酬発がなければ時給は下がってしまいます。
加えて、クライアントから契約内容以外の業務を求められた場合、納品後に働いた分の報酬が受け取れなければ、時給に見合った報酬を受け取れていないといえます。
このようなトラブルを防ぐためにも、業務委託契約書の取り交わしは行うようにしましょう。
秘密保持契約を結ぶ場合は秘密保持契約書を取り交わす
秘密保持契約を結ぶ際は「秘密保持契約書(NDA)」を取り交わしましょう。
秘密保持契約(NDA)とは、クライアントの機密情報や個人情報などを第三者に流出しない約束を意味します。
秘密保持契約を結ぶ目的は、情報のやり取りを安全かつ円滑に行うことです。
特許の申請や、不正競争・不正使用の防止などにも繋がっているため、重要な契約書といえます。
業務委託契約締結の主な流れ
次に、業務委託契約締結の主な流れを紹介します。流れは以下の4ステップとなります。
- 契約内容の詳細について話し合う
- 業務委託契約書を作成する
- 契約書の内容を共有し、認識の相違を確認し合う
- 業務委託契約書を取り交わし、契約完了
ここから、各段階ごとに詳しく解説していきます。
①契約内容の詳細について話し合う
まずは、契約内容の詳細について、クライアントと以下の内容を話し合います。
- 報酬額はいくらになるのか
- どのくらいの期間の契約なのか
- どのくらいの範囲で業務を担当するか
②業務委託契約書を作成する
次に、契約内容の詳細に基づいてクライアントが業務委託契約書の作成を始めます。
上述したように、業務委託契約書があることで、業務委託中のトラブル解消に繋がります。
③契約書の内容を共有し、認識の相違を確認し合う
続いて、クライアントが作成した業務委託契約書の内容チェックを行います。
少しでも疑問や不安がある方は、このタイミングでクライアントに相談して解決しましょう。
④業務委託契約書を取り交わし、契約完了
さいごに、業務委託契約書の内容について共納得したうえで契約完了となります。
近年では、クラウド上で締結する電子契約が主流になってきています。契約書への押印は電子捺印で対応することになるでしょう。
業務委託契約の締結前に確認すべき条件
最後に、業務委託契約を結ぶ前に確認する条件紹介します。内容は以下の10項目です。
- 契約形態は何か
- 業務内容は何か
- 報酬についての記載はあるか
- 報酬以外に経費の支払いはあるか
- 稼働時間はどのくらいか
- 稼働時間精算幅外の控除・超過支払いについての記載はあるか
- 報酬の支払日はいつか
- 契約期間、更新の有無について
- 損害賠償の記載はあるか
- 不利な内容は記載されていないか
契約内容の入念なチェックは、業務中のトラブル解消に繋がります。ここで入念にチェックしておきましょう。
契約形態は何か
業務委託契約を結ぶ際は、どんな契約形態なのかを確認してください。
特に「契約形態が準委任契約なのか、請負契約なのか」を確認することがポイントです。
業務内容は何か
業務委託契約を結ぶ際は、業務内容の把握が大切です。
特に、報酬の計算方法は「時間単価なのか、プロジェクト単位なのか」を確認しましょう。仕事量と報酬のギャップに悩むリスクを防ぐことに繋がります。
報酬についての記載はあるか
業務委託契約書の中に、報酬について記載があるかを確認しましょう。
例えば、報酬額や支払い方法、支払いが実行される日程などがあります。
「期日になっても報酬が振り込まれない」「契約内容に記載された金額より報酬が少ない」などのトラブル防止にも繋がりますよ。
報酬以外に経費の支払いはあるか
業務委託契約を交わす際は、報酬以外の経費の有無も確認する必要があります。
例えば、通信費や電気代、プリンターに使用するインクや印刷用紙などの消耗品が経費として該当します。
わずかな出費の度重なりによって、結果的に損しないためにも確認しておきましょう。
稼働時間はどのくらいか
受託する業務に対して、どのくらいの稼働時間が必要かを把握しておきましょう。
時間制の計算方法で報酬が発生する業務では、クライアント側で稼働時間や精算幅が決められている場合があります。
稼働時間を基準に業務スケジュールを組むため、よく確認しておきましょう。
稼働時間精算幅外の控除・超過支払いについての記載はあるか
業務に対して精算幅が決まっている場合、契約内容に報酬の控除や、超過支払いについて記載があるか確認しましょう。
「業務時間に見合った報酬が払われていない」という事態の発生を防いで、円滑に業務を進めることに繋がります。
報酬の支払日はいつか
報酬が支払われる日程がいつなのか、必ず確認しましょう。
契約を結ぶクライアントによって規定が異なるため、混乱を生じる可能性が高くなります。
収入の受け取りが私生活にも支障をきたす場合もあるため、納品から検収までの期間はチェックしておきましょう。
契約期間、更新の有無について
業務委託契約がいつまでか、契約終了後の更新の有無も、確認するべき内容です。
また、契約解除申請がない場合、自動更新が適用れるクライアントもいますので注意が必要です。
損害賠償の記載はあるか
損害賠償問題は、業務委託契約を結ぶうえで注意したい項目の1つです。なぜなら、以下のような違反を引き起こす可能性があるからです。
- 情報漏洩
- 著作権侵害
- 秘密保持契約違反
違反が発覚した場合は、クライアントから損害賠償を請求されます。
契約書の損害賠償に関する記載は、期間や条件について確認することが大切です。
不利な内容は記載されていないか
業務委託契約書の文面に、受託する側が不利になる条件の記載がないかを確認しましょう。
特に「報酬の振込に対する手数料全額負担」や「業務中に発生したトラブルは全責任を負う」などの記載は要注意です。
もしも記載が発覚した場合は、クライアントへ内容の修正をお願いしましょう。
まとめ
本記事では、データサイエンティストの業務委託におすすめのエージェントサイト4つと、業務委託契約を結ぶ際のポイントや注意点、確認事項について紹介しました。
業界トップクラスの案件数を掲載、週2~3案件・リモート案件を多数保有
ITプロパートナーズ(公式:https://itpropartners.com/)
週3稼働可能なの案件をメインに掲載、週1~2案件・リモート案件も多数保有
HiPro Tech(公式:https://tech.hipro-job.jp/)
専属コンサルタントによる手厚いサポート、週3案件・リモート案件を多数掲載
エンジニアスタイル東京(公式:https://engineer-style.jp/)
都内エリアに特化した案件をメインに掲載、週2案件・リモート案件・フレックス制度対応の案件を多数保有
データサイエンティストの業務委託案件に応募する方は、本記事の内容を参考にして、最適なエージェントサイトの選択からはじめてみてください。