アートディレクターの業務委託は稼げる?単価相場や契約までの流れを解説
Webデザイナー・ゲームの案件が得意。リモート・高単価な案件も多数取り扱っています。
ITプロパートナーズ(公式:https://itpropartners.com/)
リモートで、週1~、土日/平日夜稼働OKの直請け案件を探すならここ。幅広い職種で業界最多水準の案件数を保有。
テクフリ(公式:https://freelance.techcareer.jp/)
休業補償など手厚い福利厚生あり!上場企業からの高単価案件も多数!
レバテックフリーランス(https://freelance.levtech.jp/)
個人では受注が難しい、大企業からの穴場案件が募集されていることあり。高単価を狙うなら、他のエージェントと複数登録がおすすめ!
このような悩みはありませんか?
- Webデザインやゲーム業界の案件を探したいなら「レバテッククリエイター」
- 週2〜3日稼働など柔軟に働ける案件を探したいなら「ITプロパートナーズ」
- 単価の高い案件を探しつつ、契約後の福利厚生も希望するなら「テクフリ」
- 単価の高いアートディレクター案件をさまざまな種類のなかから選びたいなら「レバテックフリーランス」
案件サイトは、バラエティ豊富な案件が紹介されていたり福利厚生を受けられたりと、さまざまなメリットがあります。
効率的な使い方は、複数の案件サイトに登録しつつ、各サイトの長所を活かして自分の要望にマッチする案件を見つけることです。
本記事では、アートディレクターの業務委託案件を獲得したい人におすすめのサイトを紹介します。
目次 (PRも含まれます)
アートディレクターが業務委託案件を探す基準
アートディレクターが業務委託案件を探すときのポイントは、次のとおりです。
- 自分のスキルに合った案件が多いか
- リモート可能な案件があるか
- 高単価な案件が多いか
自分のスキルに合った案件が多いか
1つ目は、自分のスキルに合った案件が多く紹介されているサイトを選ぶことです。
下記のとおり、案件サイトごとに得意分野は異なります。
- Web系の案件に強く、デザイナーやディレクターの仕事が多い
- 高いスキルが要求される分、高単価な案件が紹介されている
「自分のスキルや経験を活かせる案件があるか」「希望する業界の案件は紹介されているか」など、求める条件を明確にしてからマッチするサイトを選びましょう。
リモート可能な案件があるか
リモート可能な案件が紹介されているかも、チェックしたいポイントです。
リモート案件のメリットは、自宅やコワーキングスペースなど、好きな場所からオンラインで仕事ができることです。
職場に移動する時間がない分、空いた時間を有効活用でき、仕事や趣味に費やす時間を増やせます。
リモート勤務ができる案件を探したいなら「レバテックフリーランス」と「ITプロパートナーズ」が特におすすめです。
高単価な案件が多いか
業務委託で効率的に稼ぐポイントは、高単価な案件が多く紹介されているサイトを選ぶことです。
高単価な案件を獲得すると、収入が安定しやすくなります。
高単価な案件は高いスキルが要求されることもありますが、その分スキルアップも期待できます。
アートディレクターの業務委託案件を探せるおすすめサイト4選
DAINOTE編集部では、アートディレクターの業務委託案件を探せるサイトを厳選しました!
特におすすめのサイトは、次の4つです。
- レバテッククリエイター(公式:https://creator.levtech.jp/)
Webデザイナー・ゲームの案件が得意。リモート・高単価な案件も多数取り扱っています。 - ITプロパートナーズ(公式:https://itpropartners.com/)
リモートで、週2~3稼働OKの直請け案件を探すならここ。エンジニア、デザイナー、マーケターすべての職種で業界最多水準の案件数を保有。 - テクフリ(公式:https://freelance.techcareer.jp/)
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レバテッククリエイター
レバテッククリエイター公式サイト:https://creator.levtech.jp/
公開求人数 931件 (2024年08月23日現在) アートディレクターの
公開求人数228件 (2024年08月23日現在) マージン率 非公開 対応地域 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・愛知・福岡 働き方 週5案件、リモート案件多数 公式 https://creator.levtech.jp/
レバテッククリエイター公式サイト:https://creator.levtech.jp/
レバテッククリエイターは、Webデザイナーやゲームプランナーなどクリエイター専門のフリーランスエージェントです。
レバテッククリエイター最大の魅力は、バラエティに富んだ案件が紹介されていることです。
全体の約7割がリモート可の案件となっており、週3稼働OKの案件も取り扱っています。
自分が求める働き方や、ライフスタイルに合った案件が見つかりやすい点もメリットです。
案件獲得を支援してくれるコーディネーターも高い専門知識を持っており、業界の最新動向や案件のトレンド事情に精通しています。
単価交渉やスケジュール調整をしてくれるなど、サポートが手厚いところも魅力です。
レバテッククリエイターの案件例
以下は、レバテッククリエイターの案件例です。
月額単価 650,000円 職務内容 自社Webサイトデザイン制作に携わっていただきます。
具体的には下記作業を想定しております。
- 既存、新規プロダクト/サービスの改善、立ち上げに関するデザイン全般
- デザイン施策の企画、推進 、デザイナーへのディレクション及びクオリティマネジメント
- Webデザイン及びwebサイト制作
- バナー広告制作及びLP制作 - サービスのホワイトペーパーや資料のデザイン制作
- 数値に基づいたクリエイティブ改善
- 状況に応じてデザイン制作(企画、設計、ディレクションがメインですが手を動かしていただくケースも発生します)求めるスキル ・クリエイティブディレクションの経験
・Webデザイン及びweb制作の経験
・ワイヤーフレーム作成経験
・バナー制作、LP制作の経験(制作だけでなくPDCAサイクルを回した経験)
・Figma/adobe系ツール(Photoshop/Illustrator等)の利用経験【歓迎スキル】 ・ コーディングスキル(WordPressを軸としたHTML5/CSS3/JavaScriptの実務経験)
・デザインチームのマネジメント経験
・KPIやOKRの目標に紐づくクリエイティブ提案の経験案件URL 【アートディレクション】自社Webサイトデザインの求人・案件
(2024年08月23日 現在)
ITプロパートナーズ
公開求人数 5014件 (2024年08月23日現在) アートディレクターの
公開求人数12件 (2024年08月23日現在) マージン率 非公開 対応地域 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・愛知・福岡 働き方 週2-3案件、リモート案件多数 公式 https://itpropartners.com/
ITプロパートナーズには、主に下記2つの特徴があります。
- 『直請案件』だからこその高単価
- リモート、週1~2日から稼働OKの案件多数
『直請案件』だからこその高単価
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズは「直請案件」を多く取り扱っていることもあり、他のエージェントより単価が高い傾向にあります。
※直請案件とは、仲介会社が間に入らず、クライアントと直接契約している案件のことです。
フリーランスエージェントの多くはマージン率を公開しておらず、フリーランスに入る報酬を事前に把握するのは難しい現状があります。
マージン率が不透明になっているからこそ、仲介会社から過剰に中抜きされないIT プロパートナーズは魅力的です。
リモート、週1~2日から稼働OKの案件多数
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(公式:https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズは、週1~2日から稼働できる案件が多い点も大きな魅力です。
他のフリーランスエージェントの場合、最低稼働日数が週3〜4日からで設定されてある案件が一般的で、その多くは常駐案件です。
一方で、ITプロパートナーズはリモート案件が多いため、自分のライフスタイルに合った案件を選びやすくなります。
直請案件だからこその単価の高さも魅力的です。
メインの仕事で自分が希望する業務に取り組み、ITプロパートナーズを通じて獲得した案件で生活費を得るといった働き方もできます。
注意:ITプロパートナーズは週1日稼働OKの案件も紹介できますが、会社員への副業の紹介は不可です。
ITプロパートナーズの案件例
以下は、ITプロパートナーズの案件例です。
月額単価 〜400,000円(週3日) 職務内容 ■ミッション
【募集背景】
大手様はじめ数々の受注を頂いており、ディレクターのリソース不足で増員の募集となります。
【想定業務内容】
●アートディレクター
40〜50名ほどのクリエイター、10名ほどのディレクターの組織において
受託案件のディレクション、クオリティチェックを主に担っていただきます。
・イラストクオリティのチェック
・進行管理
・社内イラストレーターや外部パートナー、クライアントとのやり取り
【技術詳細】
CLIP STUDIO 、 Photoshop 、 Illustrator 、 SAI求めるスキル ■必須スキル:
・ディレクターのご経験
・商業イラスト、ゲーム業界でのイラスト制作実務経験
・イラストのクオリティチェック、管理の実務経験
■尚可スキル:
・版権タイトルのキャラクター制作
・版権タイトルの背景イラスト制作
・オリジナルキャラクター制作
■求める人物像:
・若い組織にも適応できる方案件URL 【Photoshop/Illustrator】クオリティチェックを担うアートディレクターの案件・求人
(2024年08月23日 現在)
テクフリ
公開求人数 19,342件 (2024年11月21日現在) アートディレクターの
公開求人数53件 (2024年11月21日現在) マージン率 非公開 対応地域 東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、京都、兵庫、奈良
フルリモート案件も取扱あり。特徴 週5日で稼働できる案件を多く保有。リモート可案件も多数。 公式 https://freelance.techcareer.jp/
公式ページ:https://freelance.techcareer.jp/ ※公式サイトより引用/算出
テクフリは、案件が高品質であることが最大の魅力です。
良質案件を提供できる理由として、次の3つが挙げられます。
- 複数のIT人材派遣事業を手がける「株式会社アイデンティティ」が運営
- ユーザーのスキルと良く合う案件を紹介してもらえる
- サイバーエージェントなど上場企業の案件も多く取り扱っている
またテクフリには、病気や怪我で稼働できなくなったときの休業補償など、充実した福利厚生が用意されています。
収入が不安定になりがちなアートディレクターにとって、安心できる環境を整備してくれるテクフリは心強い存在です。
テクフリの案件例
以下は、テクフリの案件例です。
月額単価 770,000円/月 業務内容 コンシューマーの開発案件となります。
某有名タイトルであるセルルック・アニメテイストゲームの新作タイトル開発に携わっていただきます。
本案件はテクニカルアーティストの募集となります。
【テクニカルアーティストの業務内容】
・開発環境やワークフローの構築・改善
・DCCツールのプラグイン作成
・MelやPython等を用いた効率化ツール作成
・シェーダー作成
・グラフィック表現、仕様の検証、描画負荷検証
・エンジニア、デザイナー間の橋渡し業務
・mayaリギングツール作成
・アセット管理ツール作成
・ゲームエンジンや各種ソフトウェアのカスタマイズツール作成
・他、必要素材作成。・・・・・・・・・・・・・・・等々基本スキル ・コンシューマー開発の経験
・UE4/UE5等の、ゲームエンジン使用経験
・シェーダー作成経験尚可スキル ・リーダポジションの経験 案件URL テクニカルアーティスト/C#/UnrealEngine/フルリモート/某有名アニメテイストゲームの新規タイトル開発の案件・求人
(2024年11月21日 現在)
レバテックフリーランス
運営会社 | レバテック株式会社 |
公開求人数 | 45,394件(2023年01月09日現在) |
マージン率 | 非公開 |
対応地域 | 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・愛知・福岡・長崎・熊本・大分 |
働き方 | 週2~3案件、リモート案件多数 |
※公式サイトより引用/算出 (公式:https://freelance.levtech.jp)
レバテックフリーランスは、大きく以下3つの特徴があります。
- 業界最高水準の案件単価
- キャリアコンサルタントによる手厚いサポート
- 有名企業や急成長中の企業の案件が出てくることがある
業界最高水準の案件単価
レバテックフリーランスは、中間業者が間に入らない「直請案件」がほとんどという背景もあり、単価の高い案件が多いです。
キャリアコンサルタントによる手厚いサポート
※2022年8月時点 レバテックフリーランス公式サイトより引用(公式:https://freelance.levtech.jp)
レバテックは、IT人材サービスを多く提供しています。そのため、IT業界に詳しいプロのエージェントから支援を受けることが可能です。
有名企業や急成長中の企業の案件が出てくることがある
レバテックフリーランスはエンジニア向けのサービスということもあり、アートディレクター向けの案件はあまり多く見かけません。
しかし、たまに有名企業や海外進出も果たしている急成長中の企業の案件が出てくることがあり、いわば穴場エージェントといえます。
テクフリやレバテッククリエイターなど、他のアートディレクター向けエージェントとあわせて利用するのがおすすめです。
案件の単価相場も高いため、会員登録を済ませて非公開も含めて案件をチェックしましょう。
レバテックフリーランスの案件例
以下は、レバテックフリーランスの案件例です。
月額単価 400,000円/月 職務内容 WEBTOON開発新規プロジェクトにおける、
コンテンツディレクターとして作業を行っていただきます。
具体的な作業は下記を想定しております。
・制作進行管理
・制作物の品質管理(シナリオ、ネームや演出周りのクオリティチェック)
・プロデューサーのアシスタント作業
※スキルに応じて他の作業もお任せ致します求めるスキル ・アートディレクターの実務経験
・漫画制作や漫画アシスタントの経験
・進行管理やディレクションの実務経験
・クオリティ管理、監修作業の実務経験歓迎スキル・シナリオディレクター経験
・WEBTOON/縦読み漫画に普段から触れていて特性への理解が深い方
・ゲームディレクター、プランナー経験案件URL 【WEBTOON開発】コンテンツディレクションの求人・案件
(2024年08月23日 現在)
アートディレクターの業務委託の案件例・単価相場は?
アートディレクターの業務委託案件にはどんな案件があって、報酬の相場がどれくらいなのかを確認していきます。
実際にアートディレクターの業務委託案件をいくつかピックアップして紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
※今回紹介する案件は募集を終了している可能性もあります。最新の案件例が見たい人はエージェントに登録したうえで、詳細を確認してみましょう。
案件例①
月額単価 550,000円 職務内容 クライアント企業から依頼されるWEBサイト、印刷物、映像制作制作等の各プロジェクトに、クリエイティブディレクターとして参画していただきます。
主に以下の作業をお任せいたします。
・要件定義、コンテンツや機能の提案
・サイト設計(サイトマップ作成)
・画面構成(ワイヤーフレーム作成)
・制作ディレクション(デザイナーやエンジニアへの指示、確認)
・クリエイティブ管理
・制作に関する顧客折衝求めるスキル ・制作進行管理ディレクションの経験3年以上
・顧客折衝経験
・制作会社での作業経験【歓迎スキル】・SNS施策に関する企画/運営
・WEB広告の運用
・WEBデザイン経験
・HTMLコーディング経験
・映像編集/制作の経験案件URL 【制作ディレクション】webサイト制作の求人・案件
(2024年08月23日 現在)
案件例②
月額単価 550,000円 職務内容 某世界的版権タイトルのゲーム制作におけるアートディレクターを担当していただきます。
具体的な作業内容は以下の通りです。
・QA含む制作進行管理(制作指示、修正作業または指示含む)
・版権元との折衝求めるスキル ・ゲーム業界における制作進行管理の実務経験(1年以上)
・グラフィックに携わった経験【歓迎スキル】・制作物に対する修正や赤入れの実務経験
・版権タイトルでのアートディレクション経験案件URL 【新規開発ゲーム】グラフィック制作進行管理の求人・案件
(2024年08月23日 現在)
上記の案件はあくまでも一例なので、自分のスキルに合わせて案件を探してみてください。
業務委託契約の主な種類
ここで、業務委託契約の主な種類として以下の3つを紹介します。
- 準委任契約
- 請負契約
- 委任契約
業務委託契約は、企業が業務の一部を外部へ任せる際に結ぶ契約のことです。
報酬や業務内容、納期などを事前に確認し、双方が合意した場合に契約が結ばれます。
業務委託契約には、「使用者」と「労働者」といった主従関係はありません。
そのため、業務を外注したい企業と受注者は対等の立場で仕事を進めていくことになります。
準委任契約
準委任契約は、事務処理や成果物の作成などを委託する契約のことで、報酬は時給や月給で計算されます。
準委任契約でアートディレクターの業務を担当する場合、あらかじめ決められた時間内で依頼された業務を遂行することになります。
メリット
稼働した時間に応じて報酬を受け取れるため、収入が安定しやすい点がメリットです。
準委任契約は、「成果物を納品しなければ報酬が発生しない」ということはありません。
デメリット
準委任契約のデメリットは、発注企業から稼働時間を制限されてしまうことです。
シフト勤務が一般的で、早朝や深夜など稼働する時間帯の希望がどこまで通るかはクライアント次第です。
業務進捗もクライアントからある程度管理され、順調に業務が進んでいるか定期的に報告しなければなりません。
また、思うような評価を得られなかった場合、たとえプロジェクト進行中であっても途中で契約を打ち切られるリスクがあります。
請負契約
請負契約は、仕事の完成を約束して契約を結びます。
時給や月給計算で報酬が発生する準委任契約とは違い、成果物に対して報酬が発生する仕組みです。
メリット
請負契約のメリットは、稼働する時間帯や勤務場所の自由度が高いことです。
請負契約は約束した期日までに成果物を納品することが条件であり、基本的に働き方や業務進捗に関して報告する義務は負いません。
したがって、受注側は働く場所や時間帯を自由に選べます。
デメリット
請負契約のデメリットは、確実に報酬を受け取れるとは限らないことです。
たとえば、成果物の品質に納得してもらえなかった場合、報酬減額の提示や支払いを拒否されるリスクがあります。
また修正対応が多いとそれだけ作業時間が増えてしまい、時給が下がることを意味します。
100時間かかりそうな案件でも、提示された報酬が5万円の場合は、時給換算すると500円になってしまいます。
委任契約
アートディレクターが契約することはないものの、業務委託のひとつである「委任契約」についても触れておきます。
委任契約とは、法律行為を委託する契約のことです。
たとえば、訴訟代理人を弁護士に依頼したり、確定申告を税理士に依頼したりする契約などが委任契約にあたります。
アートディレクターが業務委託で働くメリット
アートディレクターが業務委託で働くメリットは、大きく以下の4つです。
- 自分の好きな仕事に集中できる
- 努力次第で収入アップが可能
- 自分で業務時間を決められる
- 人間関係のストレスから解放される
自分の好きな仕事に集中できる
業務委託契約は、どの仕事にコミットするかをアートディレクター側が自由に選べます。
案件サイトには多種多様な仕事が紹介されており、やりたくない業務をあえて選ぶ必要はありません。
企業で正社員として勤務していると、自分がやりたい業務だけをこなすことは難しいでしょう。
しかし、業務委託契約なら自分の興味ある業種や得意なものから優先して選べます。
努力次第で収入アップが可能
業務委託契約は、収入アップできる幅に制限がありません。
スキルと実績を積み上げることで、単価の高い案件を多く獲得できる可能性が高まります。
会社員の場合、企業の業績アップに貢献したとしても、1ヵ月後・1年後に大きく収入が上がるケースは多くないでしょう。
しかし、実力が評価されやすい業務委託契約では、翌月以降に大幅な収入アップにつながるケースはいくらでもあります。
業務委託の形で働くほうが、会社員の頃より年収が上がるケースも少なくありません。
自分で業務時間を決められる
前述したように、請負契約は稼働する時間帯や勤務場所の自由度が高いです。
期日までに成果物を納品することさえ守れたら、自分の好きなように業務時間を管理できます。
準委任契約の場合でも、会社員と比較してシフトを柔軟に調整しやすい傾向にあります。
人間関係のストレスから解放される
4つ目は、労働者ならではの人間関係のストレスから解放されることです。
会社員として企業で従事していると、苦手な上司のもとで働いたり立場を利用して理不尽な要求をされたりと、業務以外の部分で悩んでしまうこともあります。
なかには「仕事は楽しいけれど、人間関係での悩みが解消されない」などの理由で、退職を決断する人もいます。
一方で、主従関係が発生しない業務委託の場合、クライアントとの立場は対等です。
もし「これ以上、今のクライアントとは仕事をしたくない」と感じた場合、別なクライアントへ切り替えることも可能です。
アートディレクターが業務委託で働くデメリット
アートディレクターが業務委託で働くデメリットは、以下の3つです。
- 労働基準法が適用されなくなる
- 福利厚生が受けられない
- 仕事のトラブルはすべて自己責任
労働基準法が適用されなくなる
「労働基準法」とは、賃金や労働時間など労働条件に関する最低基準を定めた法律です。
企業に属する従業員は労働基準法が適用されますが、業務委託契約の場合は適用されません。
すなわち、賃金や稼働時間について労働基準法による保護が受けられないことを意味します。
最低賃金のラインが法律で決まっているわけではないため、時給換算すると割りに合わない案件を請け負う恐れもあります。
福利厚生が受けられない
2つ目は、会社員のように労災保険や雇用保険などの社会保険が適用されないことです。
業務を遂行するなかで事故や怪我に見舞われたとしても、十分な手当を受けにくい立場にあります。
業務委託契約で働く場合、自分の身は自分で守らなければなりません。
仕事のトラブルはすべて自己責任
業務委託契約の場合、仕事上のトラブルが発生したらすべて自己責任になります。
会社員であれば、もしトラブルが起きても会社や上司がある程度の責任をとってくれるでしょう。
しかし業務委託では、すべてのトラブルを処理するのもあなた自身です。
たとえば、納品物が第三者の権利を侵害し、第三者から損害賠償を請求されたら応じなければなりません。
トラブルをきっかけに契約が打ち切られ、翌月以降の収入が大幅に減るリスクもあります。
業務委託契約を結ぶには業務委託契約書が必要
業務委託契約を結ぶ際、発注元企業との間で業務委託契約書の取り交わしが必要です。
業務委託契約書は、お互いの立場を守る存在でもあります。
業務委託契約書が必要な理由
業務委託契約書が必要な理由は、大きく次の2つです。
- 契約上のトラブルが起きにくくなる
- 万が一のときに証拠として使える
業務委託契約書には、委託報酬や業務内容に関する事項が記されています。
事前に契約内容を明確にしていなければ、十分な報酬が支払われなかったり想定外の範囲まで業務を背負わされたりと、トラブルが起きやすくなります。
業務委託は口約束でも契約が成立しますが、トラブルを避けるためにも書面で証拠を残しておくことが重要です。
一方で、業務委託契約書を取り交わしていれば、不当な要求をされたとしても対抗できます。
さらに、業務委託契約書は裁判沙汰になったときの証拠資料としても使えます。
業務委託契約で起きやすいトラブルとは?
業務委託契約で起きやすいトラブルには、以下のようなものが挙げられます。
- 成果物の納品後に何度も修正を要求されても報酬が増えず、時給が著しく下がってしまった
- 委託された範囲外の業務を要求されたが、追加報酬が発生しなかった
業務内容が詳しく明記された業務委託契約書を取り交わしておけば、このようなトラブルへの発展を防ぎつつ、双方が合意したうえで業務に取り組みやすくなります。
秘密保持契約を結ぶ場合は秘密保持契約書を取り交わす
業務委託契約を結ぶ際、業務委託契約書とは別に「秘密保持契約書」が取り交わされることもあります。
秘密保持契約とは、業務を遂行する上で知り得た情報を、相手方の事前の書面による承諾なしに第三者に開示、漏洩してはならないことを定めた契約です。
クライアントと秘密保持契約を結ぶのであれば、秘密保持契約書の締結が必要です。
業務委託契約締結の主な流れ
業務委託契約を締結する主な流れは、次のとおりです。
- 契約内容の詳細について話し合う
- 業務委託契約書を作成する
- 契約書の内容を共有し、認識の相違を確認し合う
- 業務委託契約書を取り交わし、契約完了
①契約内容の詳細について話し合う
はじめに、契約内容の詳細を協議します。
- 委託報酬の金額
- 契約期間
- 費用負担
- 業務の範囲
これらの項目について、できるだけ明確にしておきましょう。
②業務委託契約書を作成する
協議した内容をもとに、業務委託契約書を作成します。
業務委託契約書はどちらが作成すると決まっているわけではありませんが、基本的には委託する側が作成します。
③契約書の内容を共有し、認識の相違がないか確認し合う
委託する側が作成した業務委託契約書に目を通し、認識の相違がないかチェックします。
契約書の締結後は、契約書に明記された内容に不満が生じたとしても、事前に同意していたものとして認識されてしまいます。
少しでも納得いかない内容があれば、躊躇せず相談しましょう。
④業務委託契約書を取り交わし、契約完了
双方が合意した業務委託契約書を取り交わし、契約完了です。
以前は業務委託契約書への署名・押印が義務付けられていました。
しかし、電子署名法が施行されたこともあり、最近では電子契約における電子署名での対応も良しとするケースが増えています。
業務委託契約の締結前に確認すべき条件
実は、業務委託契約を結ぶ前にクライアントと確認すべき条件は多く存在します。
特に初めて業務委託契約をする際は、なにを確認すれば良いのか迷ってしまいがちです。
契約形態は何か
アートディレクターが業務委託契約をする際は、準委任契約か請負契約のいずれかです。
どちらの契約形態を選ぶかで報酬や働き方も変わってくるため、締結前に必ず確認しましょう。
業務内容は何か
続いて、委託される業務内容は何かを確認します。
あらかじめ業務内容を明確にしておくことで、「最初に依頼された範囲にはない業務を依頼され、時給が著しく悪くなった」などのトラブルを防止できます。
報酬についての記載はあるか
業務委託契約書に、報酬についての記載があるかを確認します。
- 委託報酬の金額
- 支払い手段
また、報酬に関しては以下の項目も忘れずにチェックしましょう。
- 時間単価か、プロジェクト単位での支払いか
- 報酬の計算方法
上記の確認を漏らしてしまうと、見込んでいた金額より少なく振り込まれたり支払いタイミングが予想とズレたりすることがあります。
金銭面でのトラブルに発展しないよう、双方の認識を合わせておくことが大切です。
報酬以外に経費の支払いはあるか
報酬以外に経費の支払いがあるかも、事前に確認したいポイントです。
たとえば、業務を遂行するうえで必要なオフィス備品や交通費などは報酬に含まれているのか、報酬と別に経費として支払われるのかを確認します。
あらかじめ経費の取り扱いについて決めておかないと、トラブル発生の原因になってしまうので注意しましょう。
稼働時間はどのくらいか
稼働時間も重要な確認事項です。
なかには「週20時間稼働」など、最低条件が設定されている案件もあります。
契約時に精算幅(例:140時間の稼働を標準に、120〜160時間の精算幅で◯万円)が設けられている案件もあるため、併せて確認しましょう。
企業が求める稼働時間を確保できない場合は、契約自体を断るか少ない稼働時間への交渉が必要です。
稼働時間精算幅外の控除・超過支払いについての記載はあるか
稼働時間の精算幅が設定されている案件の場合は、委託料の控除もしくは超過支払いがあるかを確認しましょう。
標準となる稼働時間より少なかったときは委託料から差し引かれ、多かったときは委託料が追加されます。
「稼働時間の上限値を超えたのに、委託料が追加されなかった」と揉めることがないように、事前の確認が大切です。
報酬の支払日はいつか
報酬の支払日は、企業ごとに異なります。
遂行した業務の報酬はいつ振り込まれるのか、あらかじめ確認しておきましょう。
請負契約の場合、納品が済んでいたとしても検収が終わるまでは報酬が振り込まれないケースがあります。
検収のタイミングが締め日を過ぎてしまうと、報酬の振り込みも翌月にずれ込む場合があります。
納品から何日以内に検収がおこなわれるのかについても、一緒に確認しておきましょう。
契約期間、更新の有無について
業務委託契約の有効期間や、有効期間満了後の延長の有無も確認しておきましょう。
契約の有効期間が自動的に延長されるのはどのようなケースなのか、あらかじめチェックしておくことも大切です。
損害賠償の記載はあるか
業務委託契約で忘れてはならないのが、損害賠償についてです。
契約に違反して相手方に下記のような損害を与えたときには、企業側から損害賠償を請求される恐れがあります。
- 第三者の知的財産権を侵害した
- 個人情報の漏洩事故が発生した
契約を遵守して企業に損害を与えない範囲で業務を遂行するのは当然ですが、損害賠償に関して明記されている場合はよく確認しておきましょう。
特に責任の範囲や期間、上限額などは、漏れなくチェックする必要があります。
不利な内容は記載されていないか
アートディレクターにとって不利な内容が記載されていないか、契約を結ぶ前によく確認しましょう。
不利な契約になっている場合、契約内容の変更を申し出ないと「振込手数料の負担を強いられる」「何度も修正の指示を出される」など、あとで自分が苦しむことになります。
希望する条件を受け入れてもらえなければ、契約自体を見送るのが賢明です。
まとめ
今回は、アートディレクターが業務委託案件を探す基準やおすすめサイト、契約を結ぶ際の注意事項などを解説しました。
アートディレクターの業務委託を獲得したい人は、以下のサイトをぜひ有効活用してください。
Webデザイナー・ゲームの案件が得意。リモート・高単価な案件も多数取り扱っています。
ITプロパートナーズ(公式:https://itpropartners.com/)
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