社会人5年目の転職は可能?転職手順を含めて徹底解説
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「社会人5年目だけど、転職しようかな…そもそも自分は転職できるのかどうか不安…」
社会人5年目の方でも、転職をしようか検討している方も多いと思います。
「社会人5年目の自分は転職できるのかな?」「転職ってどうやってやればいいの?」と気になって本記事にたどり着いた方もいるのではないでしょうか?

本記事の内容
- 社会人5年目でも転職は可能な理由
- 社会人5年目で転職するメリット・デメリット
- これから転職活動を進める手順
それでは解説していきます。
目次
社会人5年目での転職は可能
結論から言うと、転職は可能です。
基本的に、企業側は年齢に応じて以下のように評価しています。
- 社会人1年目~3年目:第二新卒採用枠(ポテンシャル採用)
- 社会人4年目~8年目:準第二新卒枠(ポテンシャル採用+実務経験重視)
- それ以降:完全即戦力枠(実務経験重視)
社会人5年目は準第二新卒採用枠に当たり、基本的には育成前提のポテンシャル採用ですが、実務経験も問われる、という感じです。

そのため、社会人5年目のタイミングで転職するのであれば、以下の戦略がおすすめです。
- 実務経験に自信がない場合→これから伸びるだろうというポテンシャルを訴求
- 実務経験に自信がある場合→実務経験を積極的にアピール
社会人5年目であれば、若さと経験を評価されて、転職はしやすいでしょう。
この期間だと、異職種の転職も可能です。
とはいえ、異業種へ転職するなら早いほうが良い

以下のツイートをご覧ください。
「石の上にも3年」は、手遅れになる可能性がある。
「今の仕事、やりたいことではなかった」と思った時、異職種に転職できるのは、第二新卒くらいまで。
26歳を超えてくると、異職種転職の難易度が大きく上がってくる。
30代だと、よっぽどのことがない限りはほぼ不可能だと思ったほうがいいです。 pic.twitter.com/1Mv86qBbgi
— DAI (@never_be_a_pm) October 11, 2019
このツイートにある通り、26歳を超えてくると、異業種転職の難易度が大きく上がってきます。
なので、異業種転職を考えている場合は、早めに転職しないと、あとあと後悔するかもしれません。
注意:コロナの影響で、求人は減りつつあります。
コロナの影響で、求人は減りつつあります。
- 不況になると、企業は採用費用と広告費用を抑制するため、求人は減ります。
人材業界の知人から聞いた話ですが、現在ほとんどの会社が採用を抑制し始めているそうです。

社会人5年目で転職することのメリット・デメリットって?
社会人5年目というタイミングで転職するメリットは、次の通りです。
メリット
- 一からキャリアをリセットできるので、別の職種にも挑戦しやすい
- 転職先で担当する業務が自分に合っていて、大きく成長できる可能性がある
デメリット
- 入社してすぐで転職するので、今までの経験は全てリセットされる
- 第二新卒採用になり、スキルによる評価ではなくポテンシャル枠になるので、給与が落ちる可能性が高い
- もう何年間か働けば、もっと大きな裁量のポジションに行けるかもしれないが、転職すると白紙に戻る
第二新卒での転職の一番のメリットは、異職種転職の可能性が高いこと
20代の転職のメリットは、育成前提になるので、新しい未経験職種にチャレンジしやすい点です。
新しいことをやるなら、20代の方が圧倒的にリスクは低いです。
20代と30代では、転職のリスクが全然違うんですよね。
30代で何も考えずに働いていたら、以下のようなケースに陥る恐れがあります。
- 同業種職種しか転職できない
- 異業種にしても大幅に年収を下げないと厳しいし
- 年収を落としたらキャリア設計で困る

社会人5年目での転職は「逃げ」や「甘え」なのか?

転職する理由をうまく言語化できない人は、転職活動で失敗します。
以下のツイートをご覧ください。
仕事でも恋愛でもそうだけど、「今辛いから抜け出すために適当に選んだ選択肢」はだいたい同じ失敗をする。
「こんな人とこんな関係のままは嫌なのに、寂しいからこの関係を続けている」みたいなパターンも、基本的に過去の自分と向き合えていないので、選択肢を変えたところであまり変わらない。
— DAI (@never_be_a_pm) January 19, 2020
仕事でも恋愛でもそうだけど、「今辛いから抜け出すために適当に選んだ選択肢」はだいたい同じ失敗をする。 「こんな人とこんな関係のままは嫌なのに、寂しいからこの関係を続けている」みたいなパターンも、基本的に過去の自分と向き合えていないので、選択肢を変えたところであまり変わらない。
本当に仕事が辛い時って、「今すぐこの仕事から逃げ出したい…」という思いから、合理的な意思決定できなくなるんですよね。
ただ、その状態で転職活動すると、うまくいきません。なぜなら、
- なぜ会社を辞めたんですか?
- この先、どうしたいんですか?
と聞かれても、どうしたらいいか分からなくなるからです。

- やりたい仕事ができない
- 社内体制に対する不満
- 人間関係
- 上司からの指示が曖昧
- 人によって言うことが違う
- 給与面に対する不満
おそらく、この記事を読んでいる人の多くも、上記のどれかに当てはまってると思います。
辞める理由が明確になったら、「この先どうしたいか?」「次はどんな会社に入るのか?」を明確にしましょう。

参考:僕が大企業を辞めたいと思った理由

僕はコードを書くエンジニアをやりたかったのですが、テスターに配属されました。

だからエンジニアとしてのスキルセットをつけるのは、相当困難に等しかったです。
それでも、社内でできるだけのことを全部やりました。
- 社内の業務自動化ツールを作成したいと上司にお願いする
- 実際にプログラムを使って運用する
そしてそのうち、コーディングが絡む部分のテストに関しては任せられるようになりました。
それでも、やはり今の自分のキャリアを考えた時に、テスターをずっとやるつもりはありませんでした。
この会社にいても本当にやりたいことを経験できない。だから、社内でできることは全部やった上で、転職活動に力を入れ始めました。

社会人5年目で辞めるかどうかの決断は自分次第
結論として、キャリアに正解はないので以下の様な意思決定をするしかないと思います。
- 「このリスクなら自分が負っても大丈夫!こっちのメリットをとるぞ!」と、自分の根拠・仮説に基づいて、信じられるデメリット・メリットを選ぶ

優先したいメリット
- 自分の上司が自分の100倍くらい優秀な職場に行くこと
- 今やっている品質保証の仕事ではなく、エンジニアやマーケターのようなプロダクト開発に近い職種につくこと
- エンドユーザーがB2Bではなく、B2Cの領域に行くこと
受け入れられるデメリット
- 年収が100万くらい下がること
将来の市場価値や成長を優先したかったので、100万くらい年収が下がっても仕方がない、と僕は考えました。
僕の場合、給与が下がってしまうデメリットも、転職先の違う業種での経験を優先していたので、年収が50万円くらい低いベンチャーに転職しました。

やりたいことを明確にしたから、割と正しく選択肢を選べたんだと思う。やっぱりそれ通りのキャリアをちゃんと歩めた感もある。1年目だろうが何だろうが、事実をちゃんと集めて、大切な局面で意思決定するのは大事だなぁと思う。2年前の俺、えらい! pic.twitter.com/c8IIc7wXEk
— DAI (@never_be_a_pm) September 20, 2019

逆に第三者から「3年間やりたくない仕事を頑張れ」って言われても、僕はあんまり義務感で自分をモチベートするのが得意ではないので、これ以上パフォーマンスを上げるのは難しいんじゃないかって思ったんですよね。(※これは独立した今でも同じです)
結局、いちばん悩むポイントは、以下の点を踏まえて選択肢を1つに決めることです。
- どのデメリットなら許容できるのか
- どのメリットを優先したいのか
何を選んでも、最終的にはあるメリットを捨てる覚悟が必要になります。

多くの人は、「他人に吹き込まれる一般的なリスク」と「自分の中で見過ごせないリスク」を巡って悩むと思うんです。そのリスクを洗い出してよく整理しながら、自分の中で優先順位をつけて、客観的にキャリアを考えることが重要なんじゃないかなぁと思っています。
社会人5年目が転職活動を始める手順
結論から言うと、まずは求人見ましょう。
もちろん、転職動機とかを考える必要はありますが、転職エージェントとかと相談しつつ考えればOKです。

今すぐに転職する気がなくても、とりあえず転職エージェントには登録しておくといいですよ。
というのも、仕事でのストレスや疲労が限界に達してしまうと、転職エージェントに登録する気力すらなくなってしまうんですよね…。
気になる求人情報をストックしておくだけでも、転職という選択肢ができて、過労で倒れる前に転職という手が打てるようになります。

転職活動で使えそうな転職サービスや、優良な求人情報が集まる転職エージェントのおすすめを紹介しますね。
以下の中から、気になったものをいくつか登録しておけば十分だと思います。
おすすめの転職エージェント
- リクルートエージェント:求人数が業界最多。迷ったらここに登録しておけば十分です。
- DODA:リクルートエージェントに次ぐ求人数。リクルートエージェントだけでは不安という方は、併せて登録しておきましょう。
- ワークポート:IT系の求人を多く持つエージェント。IT業界志望なら登録しておいて損はないと思います。
それぞれの特徴を解説しますね。
リクルートエージェント&DODA:求人数の多い転職エージェント

第二新卒の転職に関しては、求人数が多い転職エージェントだけで十分。
理由は、求人数の少ない業界特化型や年収特化型の転職は第二新卒だとあまり関係なく、また求人数が少ない中から無理やりキャリアを決められるので不本意な選択肢を提供されることが多いからです。 pic.twitter.com/TeKVtp6PCm
— DAI (@never_be_a_pm) September 23, 2019
なので、転職を考えている人は、以下2つだけ登録してください。
- リクルートエージェント:求人数150,000件(業界最多!)
- DODA:求人数100,000件(リクルートに次ぐ求人数)
以上に登録しておけば十分です。
リクルートエージェント・DODAどちらにも共通するのは、求人数が豊富なことと、転職に強いアドバイザーが多いこと。

ワークポート:IT系の求人に強い転職エージェントで、IT業界志望向け

メリット
- とにかくIT・Web業界の求人に強いので未経験からIT業界を検討している人にはおすすめです。
デメリット
- IT業界以外の求人が少ないので、エンジニアなどのIT職種以外を検討する場合はあまりおすすめできません。
- とにかく求人数を、一人一人に対するスキルの棚卸しはなどは弱いです。

社会人5年目の転職活動するときにおすすめの転職サービス

おすすめの転職サービス
- グッドポイント診断:リクナビネクスト内の自己分析ツール。もちろん無料。自分の強みを診断することができるので、まずはこれで現状の自分を理解してみるのがおすすめです。
- ゲキサポ!キャリア:キャリア相談や自己分析など、誰かと一緒に相談しつつ転職活動を進めたいという方におすすめです。無料相談もあり。
転職サービスは必須ではありませんが、転職活動をスムーズに進めるうえで役に立ちます。
それぞれの特徴を紹介するので、気になる方は使ってみてください!
グッドポイント診断:自分の強みを診断してくれます
グッドポイント診断とは、リクナビネクストの自己分析ツールです。

「自分の強みとは何か?」を明確にすることで、自分に合った仕事を見つけるヒントを得られます。
診断する手順はとても簡単です。
- 手順①:リクナビネクストに登録(3分くらい)
- 手順②:診断スタート(30分くらい)
これだけです。
転職活動をこれから進める方は、まずはリクナビネクストに3分で登録してみて、自己分析の診断してみましょう。
リクナビネクストで自分の強みを診断してみるゲキサポ!キャリア:じっくり転職相談をしたい方向け
ポジウィルキャリア(旧ゲキサポ)は、短期集中であなたの転職活動を全力サポートしてくれるサービスです。
プロのトレーナーがつきっきりで支援してくれるので、転職活動に不安な第二新卒の方におすすめです。
転職サイトや転職エージェントとは違い、ポジウィルキャリアは求人紹介はしません。
ポジウィルキャリアは、プロのキャリアアドバイザーが自己分析や企業研究のサポートがメインのサービスです。
普通の転職サイトや転職エージェントだと、以下のような問題がなかなか解決できないですよね。
- 自分がやりたいことがそもそもわからない
- やりたいことがわかっても、自分が必要とされている会社が分からない
- 自分の経歴をどう活用して転職活動すればいいか分からない
- 転職エージェントにいっても、早く転職させようとしている感じがして心配

第二新卒の方でも無料でキャリア相談を受けることができるので、そこで客観的に自己分析してもらうのがおすすめです。
無料でポジウィルキャリアに相談してみる社会人5年目で退職をするべきかを判断するためのチェックリスト

基準としては、2つ以上当てはまる場合は転職を検討しても良いかもしれません。
- パワハラ・セクハラがひどい場合
- 人事異動で解決できない場合
- 異職種転職を希望している場合
- ネガティブな理由にプラスして、ポジティブな転職理由がある場合
- 転職後、年収が下がることを許容できる場合
- 二回目の転職で失敗すると、3回目の転職が難しくなるリスクを負える場合
- 経歴に自信がある場合
順に解説していきます。
パワハラ・セクハラがひどい場合
こういう会社の場合は、転職してよいでしょう。

人事異動で解決できない場合
本当に相性が悪い上司がいたり、上司のパワハラ・セクハラがひどい会社ですね。

異職種転職を希望している場合

僕の場合は人事異動を希望しましたが、どうやら開発の部署は中途採用しか対応していないようなので、転職しました。
ネガティブな理由にプラスして、ポジティブな転職理由がある場合
たとえば、パワハラや、残業があまりにも多い場合だと、ネガティブな転職理由が多く浮かぶかと思います。

ポジティブな理由がないと、仕事を選べないし、面接でもアピールすることができません。
転職後、年収が下がることを許容できる場合
第二新卒の場合だと、育成枠での転職になるので、企業が高いお金を出して採用することは稀です。
今の会社の年収をもとに、それと同じ程度か、それ以下でだいたいの年収が決まります。

なので、年収を下げる覚悟がある場合は早めに転職するのがお勧めです。
わざと年収を下げて、経験を付ければその経験で長期的には年収を上げることもできます。
一度わざと年収をがっと下げてベンチャーに行き、その分裁量ある立場で全てのことを任される立場につき、市場で求められるスキルをがっつり身につけた上で実績を作り、より年収の高い大企業に転職する方法がある。年収を下げて経験を買う方法は実はコスパが良い。
— DAI (@never_be_a_pm) November 5, 2019
2回目の転職で失敗すると、3回目の転職が難しくなるというリスクを負える場合
社会人2年目で退職したとして、2回目の職場で早期退職しようとすると、2回目の転職は相当厳しくなります。

経歴に自信がある場合
社会人5年目の採用になると、ほぼ学生の採用と一緒なので、以下のポイントでほとんど決まります。
- 学歴
- 最初に入った会社
誰も表立って言わないけど、第二新卒の転職の9割は「学歴」と「最初に入った会社」で成功確率が決まるので、チャレンジャー以外は、普通にちゃんと大学入るまでに勉強して、転職市場で評価される会社に入っておくのがいいと思う。これがないと、異職種転職の切符すら与えられないことが多い。
— DAI (@never_be_a_pm) October 22, 2019
番外編:何年目での転職がベスト?2年目と3年目との違いは?

この質問は転職活動をするうえでよく見かけるものなのですが、答えとしては今の会社でこれ以上スキルアップはできないなと感じたタイミングを参考にするといいと思います。
というのも、以下の理由があるからです。
- 第二新卒、準第二新卒期間を終えると、転職しても教育を受けることが難しくなる
- 結果として、市場で求められるスキルを身に着けづらくなる
- 年齢的にも年収を下げることが厳しくなる
転職できない場合に、経験を積むために年収を落とすという意思決定が必要なんだけど、年収を落とすタイミングはなるべく若いうちの方がよい。歳をとると抱えるものが大きくなる。
— DAI (@never_be_a_pm) October 5, 2019

そうなってしまうと、年齢だけ重ねてしまって、スキル的にも転職できないから、今の職場にいるしかない。という状況になるわけですね。
「いつでも転職できる」状態かどうかを気にすることは大事ですね。
松本さん(@Tommy_matsumoto )の『「いつでも転職できる」を武器にする』を読了。「なんでもっと話題になっていないんだろう!」と思うぐらい、良書だった。これを最初に読んでおけば、自分に合った会社を選べると思う。https://t.co/9dm5XnRvFh pic.twitter.com/TrUCmNsL9L
— DAI (@never_be_a_pm) October 14, 2019

一度わざと年収をがっと下げてベンチャーに行き、その分裁量ある立場で全てのことを任される立場につき、市場で求められるスキルをがっつり身につけた上で実績を作り、より年収の高い大企業に転職する方法がある。年収を下げて経験を買う方法は実はコスパが良い。
— DAI (@never_be_a_pm) November 5, 2019
社会人5年目の転職で、よくある質問
ここでは、社会人5年目で転職を考えるときのよくある質問に回答していきます。
「根性のないやつ」と思われませんか?

転職が当たり前になった今では、気にしなくて大丈夫です。
転職回数によって差はありますか?

社会人5年目なので、未経験業界、業種の転職でも大丈夫ですが、一貫性のない転職で回数を重ねると、厳しくなっていきます。
一貫性のない転職を短い期間で複数回している場合、「どうしてこういう経歴なのに、うちを希望してるの?」と必ず聞かれますし、気分で転職しているような印象を与えてしまう可能性が高いでしょう。
逆に一貫性をもたせ、転職しながらキャリアアップしていく人はいくらでもいます。
転職回数よりも、一貫性の方を重視しましょう。

学歴が低いのですが、社会人5年目の転職は大丈夫でしょうか?

特に、IT系など、専門的なジャンルでは、学歴不問の企業も多くあります。
高卒で働き始めたという場合は、5年以上の社会人経験があるはずなので、スキルをアピールしましょう(これが、大卒者との差別化につながります!)
社会人5年目の転職では、学歴に関係なく記事を参考にしていただければと思います。

社会人5年目で、女性の転職は不利だったりしませんか?

理由は、出産や育児など、女性特有の実情があるからです。
実際、厚生労働省の平成30年「転職入職者の状況」を見ても、結婚を理由に前職を辞めた人の割合は、女性が男性の5倍以上となっており、長く働いてほしい企業との間にミスマッチが起こりやすくなっています。
結婚を理由に前職を辞めた人の割合(パート、アルバイトを含む)
男性 | 女性 | |
20~24歳 | 0.1% | 1.6% |
25~29歳 | 1.1% | 7.7% |
30~34歳 | 1.6% | 3.3% |
(引用元:https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/19-2/dl/gaikyou.pdf)
ただし、企業側は面接時には、「結婚の予定はありますか?」といった質問はしてはいけないことになっています(男女雇用機会均等法の規定)。
似たような質問があった場合は、「結婚の予定はありません」などと毅然として言っておけば大丈夫ですが、そもそもそういった思想のある会社を選ばない方がいいかとも思います。
今では、育児休業も遠慮なくとれるという企業も増えています。
女性が転職には不利になりがちだという事実は事実としておさえつつも、働きやすい業界、企業を選んでいくのがいいでしょう。
参考:柔軟に働ける仕事はおすすめ
前提として、どうしても労働時間が長くなる管理職等の仕事に関しては、男女問わず、長時間労働ができない方はポストに就くのが難しいです。
逆に、成果給で働く仕事(主にIT系)に関しては、男女関係なくある程度柔軟な働き方ができるようになるため、仮に育児休業で休むとしても、あまり問題ではありません。

どんな働き方があるかに関しては、以下の記事にまとめてあるので、気になる方はこちらも併せて読んでいただけたらと思います。
まとめ:社会人5年目の転職がオススメだと思う理由
本記事のポイントまとめ
- 社会人5年目であれば、異業種の転職でもできます。
- 異業種の転職は、年齢が上がるにつれて難易度が上がるので、早めに行動すべき。
- 転職は「逃げ」ではない。ただし、転職する理由を明確にしないと、転職活動に失敗する。
- 転職するかどうかは、最終的には自分にとってのメリット・デメリット次第。
- 転職を考えているなら、まずは求人を見てみよう。
- 転職エージェントだけでなく、転職サービスを使ってみるのもおすすめ。
転職では、年代に関わらず自己分析、業界分析、経験者やプロに相談しつつ、企業選びをするのが大事になります。
また、仮に、結局転職しなかったとしても、社会経験を積んだ今、改めて自己分析や業界研究をするのは、今後の生き方、働き方を見定める上でも大きな効果があります。
人生に何度もあることではないはずです。動かないと始まらないので、社会人5年目での転職、働き方を成功させましょう!
おすすめの転職エージェント
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- DODA:リクルートエージェントに次ぐ求人数。リクルートエージェントだけでは不安という方は、併せて登録しておきましょう。
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おすすめの転職サービス
- グッドポイント診断:リクナビネクスト内の自己分析ツール。まずは自分の強みを診断してみましょう。
- ゲキサポ!キャリア:キャリア相談や自己分析など、誰かと一緒に相談しつつ転職活動を進めたいという方におすすめです。