【2022年版】ITコンサルがフリーランスになるには?案件の取り方や将来性を徹底解説


このような疑問をお持ちではありませんか?
本記事では、ITコンサルの仕事について、以下の内容を中心に解説します。
- フリーランスのITコンサルのメリット・デメリット
- フリーランスのITコンサルの仕事の探し方
フリーランスのITコンサルが仕事を探すのに、おすすめのサービスもご紹介します。
「自由な生活がしたくて、勢いでフリーランスになってしまった……。」
「独立してから稼げない!」

目次
ITコンサルはフリーランス独立しやすい仕事
ITコンサルは、フリーランスとして独立しやすい仕事と言えます。なぜならニーズがあるうえに、特定の資格も不要だからです。
特にDX(デジタルトランスフォーメーション)に関する支援へのニーズが高まっており、ITコンサルタントの活躍の場が広がっています。

ITコンサルとしてフリーランス独立するメリット3つ
ITコンサルとして、フリーランスになるメリットは、主に以下の3つです。
- さまざまな案件に関われる
- ライフスタイルを自分で決められる
- 得意分野に絞って仕事を獲得できる
それぞれのメリットを解説します。
メリット1:さまざまな案件に関われる
メリットの1つ目は、さまざまな案件に関われる点です。フリーランスは自分で仕事が選べるため、幅広いITコンサルの案件に携われます。
会社員であれば、会社から案件にアサインされることがほとんどです。

しかしフリーランスになれば、自分で仕事を決められます。会社にいては経験できない案件に取り組むことも可能です。

メリット2:ライフスタイルを自分で決められる
ライフスタイルを自分で決められる点も大きなメリットです。会社員のように、決まった時間に決まった場所で働く必要はないからです。
たとえば半年から1年働いた後、数か月の長期休みを取って旅行に行くことも可能です。

自由なライフスタイルで過ごしたい方にとっては、ぴったりの仕事と言えます。
メリット3:得意分野に絞って仕事を獲得できる
仕事を得意分野に絞れる点もメリットです。

自分に不向きな案件を避けられるので、余計なストレスを抱えません。
ITコンサルとしてフリーランス独立するデメリット2つ
フリーランスのITコンサルのデメリットを、以下の2つに絞ってご紹介します。
- 営業コストがかかる
- スキルを伸ばすのが大変になる
それぞれのデメリットを解説します。
デメリット1:営業コストがかかる
フリーランスは、自分で営業をしなければなりません。
会社であれば、取引先からの依頼があったり、営業部が案件を取ってきたりして、コンサルタントが営業をしなくても仕事があります。
しかしフリーランスのITコンサルタントは、最初のうちは取引先がなく、自分の代わりに営業する人もいません。

デメリット2:スキルを伸ばすのが大変になる
フリーランスのITコンサルタントは、スキルを伸ばすのが大変な点もデメリットと言えます。
会社員であれば、会社が研修を用意してくれたり、研修の費用を負担してくれることがあります。

しかし、会社に所属していない以上、スキルアップできる環境はもともと用意されていません。先輩や上司など、自分をフォローしてくれる存在も身近に存在しません。
そのため、フリーランスは自分でスキルを伸ばす必要があります。

ITコンサルの仕事の種類と報酬相場
ITコンサルの職種として、以下のようなものが挙げられます。
仕事内容 | 報酬相場 | |
IT戦略コンサルタント | IT戦略を立て、経営課題を解決する | 90~200万円/月 |
CRMコンサルタント | 顧客管理システム導入において、クライアントを支援する | 70〜100万円/月 |
SCMコンサルタント | 製造から販売までの業務を、システム導入によって支援する | 80〜200万円/月 |
SAP(ERP) コンサルタント |
ERP製品「SAP」を使って、業務を効率化する | 120~200万円/月 |
PMOコンサルタント | プロジェクトマネジメントの効率を上げる | 100〜190万円/月 |
※フリーランススタートの公開案件より算出
ITコンサルはクライアントが抱える課題の設定からプロジェクトに参画したり、企画が固まった状態からソフトウェアやシステムの要件定義をしたりします。
ITコンサルの職種や業務は多岐にわたるので、自分の経験と照らし合わせたうえで案件を選定しましょう。
フリーランスITコンサル向けの案件例
フリーランスITコンサル向けの具体的な案件例として、以下のようなものがあります。
職種 | IT戦略コンサルタント |
案件名 | 【コンサル】大手企業DX支援の求人・案件 |
単価 | 〜950,000円/月 |
職務内容 | ・下記の2案件をご担当いただきます。 ‐1. IoT個体管理プラットフォームの統合化支援(日本とEU圏のブリッヂ機能としてITアーキテクチャ策定) ‐2. IoTアプリケーションの展開支援(開発済みアプリケーションの各国工場へのインプリ) ・下記を行っていただきます。 ‐日本のHQ/海外ユーザーとの打ち合わせ ‐論点整理/検討アプローチと実行アプローチの検討 ‐ディスカッション資料の作成/レビュー ‐プロジェクト管理業務 |
求めるスキル |
・Tier1コンサルティングファームでの実務経験3年以上 【歓迎スキル】 ・新規事業化DX案件に携わった経験 |
引用:【コンサル】大手企業DX支援の求人・案件|レバテックフリーランス
※案件情報は2022年4月時点の内容です。現在は公開終了している場合があります。
職種 | SAPコンサルタント |
案件名 | 【SAP】SAP可視化ツールの提案開発導入保守の求人・案件 |
単価 | 〜1,100,000円/月 |
職務内容 | ・SAP BO(BusinessObjects)およびSAC(SAP Analytics Cloud)の提案・開発・導⼊・ 稼働後の機能拡張及び展開に携わっていただきます。 ・下記を行っていただきます。 -利⽤しているBOおよびSAC稼働後の機能拡張や展開・新規導⼊ -SAP BO、SAC導⼊におけるシステムコンサルティング -機能拡張における、要件整理と仕様確定 -BOおよびSACでのレポート開発 -稼働後の保守サポート |
求めるスキル | ・SAP BOまたはSACの開発プロジェクトへの参画実績 ・会計・販売・購買・在庫・⽣産・品質の業務の知見 【歓迎スキル】・BOの開発経験 ・SACの開発経験 ・ExcelVBAの開発経験 |
引用:【SAP】SAP可視化ツールの提案開発導入保守の求人・案件|レバテックフリーランス
※案件情報は2022年4月時点の内容です。現在は公開終了している場合があります。
職種 | PMOコンサルタント |
案件名 | 【PMO】toC向けカーオークションサービス関連要件整理支援の求人・案件 |
単価 | 〜1,250,000円/月 |
職務内容 | ・toC向けカーオークションサービスに関する要件整理支援に携わっていただきます。 ・toC向けのカーオークションサービスにおいて、事業からの要望とシステム開発するエンジニアの懸け橋となり、事業を推進していただきます。 |
求めるスキル | ・英語でのプロジェクト参画経験 ・toC,toB向きのサービスに関する経験 【歓迎スキル】・アプリ開発経験 ・自動車関連サービスの経験 |
引用:【PMO】toC向けカーオークションサービス関連要件整理支援の求人・案件|レバテックフリーランス
※案件情報は2022年4月時点の内容です。現在は公開終了している場合があります。

フリーランスITコンサルの仕事の探し方3選
フリーランスのITコンサルが仕事を探す方法を、以下の3つに絞ってお伝えします。
- エージェントで探す
- マッチングサービスで探す
- 企業に直接営業する
それぞれの方法について解説します。
エージェントで探す
仕事の探し方として、エージェントを使う方法があります。

デメリット1:営業コストがかかるで解説した通り、フリーランスは自分で営業しなければなりません。しかし、エージェントに登録すれば、営業の手間が軽減でき、効率的に案件を探せます。
おすすめのエージェントについては、フリーランスのITコンサルにおすすめのエージェント5選で後述しています。ぜひご覧ください。
マッチングサービスで探す
マッチングサービスで仕事を探すのも一つの方法です。
マッチングサービスとは、仕事を依頼したいクライアントと、仕事を探している受注者をマッチングさせるサービスです。

受けたい案件があれば、受注者から案件に応募するのが基本的なスタイルです。クライアントが仕事を依頼したい受注者に、声をかけることもあります。
ITコンサルタントにおすすめのマッチングサービスは、フリーランスのITコンサルにおすすめのマッチングサービス5選で解説しています。ぜひご覧ください。
企業に直接営業する
企業に直接営業する方法もあります。

企業には問い合わせフォームや、SNS経由で多くの連絡が来ています。その中で、読んでもらえるようなメッセージを送らなければなりません。

フリーランスのITコンサルにおすすめのエージェント5選
フリーランスのITコンサルにおすすめのエージェントを、以下の5つに絞ってご紹介します。
- レバテックフリーランス
- ITプロパートナーズ
- ミッドワークス
- テクフリ
- フォスターフリーランス
それぞれ詳しく解説します。
レバテックフリーランス
公式サイト:https://freelance.levtech.jp/

運営会社 | レバテック株式会社 |
公開求人数 | 36,697件 |
平均単価(月) | 68.2万円 |
マージン率 | 非公開 |
対応地域 | 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・愛知・福岡・長崎・熊本・大分 |
働き方 | 週3案件、リモート案件多数 |
※2022年4月時点・公式サイトより引用/算出 (公式:https://freelance.levtech.jp)
※2022年5月9日時点フリーランススタート公式サイト引用(公式:https://freelance-start.com/agents/42)
レバテックフリーランスの主な特徴としては、以下の3つがあります。
- 業界最高水準の案件単価
- キャリアコンサルタントによる手厚いサポート
- 求人数の多さ
業界最高水準の案件単価
レバテックフリーランスは、高単価案件を数多く取り揃えており、フリーランススタートの調査によると、最高単価は145万円という高水準です。
※2022年5月9日時点 フリーランススタート公式サイトより参照(公式:https://freelancestart.com/agents/42)
またレバテックフリーランスは、案件のほとんどが中間業者を挟まない「直請案件」です。

キャリアコンサルタントによる手厚いサポート
※2021年12月時点 レバテックフリーランス公式サイトより引用(公式:https://freelance.levtech.jp)
IT人材サービスを多く手掛けるレバテックだからこそ、IT業界に精通したプロのエージェントによるサポートを受けることができます。

求人数の多さ
レバテックフリーランスの求人の多さは業界最多水準で、公開されている案件だけで36,697件あります。
コンサル案件の公開数は463件です(2022年4月時点)。
以下はコンサル案件の具体例です。
※2022年4月時点 レバテックフリーランス公式サイトより引用(公式:https://freelance.levtech.jp)
※案件情報は2022年4月時点の内容です。現在は公開終了している場合があります。
※2022年4月時点 レバテックフリーランス公式サイトより引用(公式:https://freelance.levtech.jp)
※案件情報は2022年4月時点の内容です。現在は公開終了している場合があります。
またレバテックで保有する案件のほとんどは「非公開求人」です。

非公開求人の中には、機密性の高い大企業の案件や、条件が良く応募が殺到する可能性が高い案件などが多くあります。
そのため、公に公開することはせず、担当者が直接依頼する形をとるために非公開の求人が多くなっています。

ITプロパートナーズ
公式サイト:https://itpropartners.com/

運営会社 | 株式会社Hajimari |
公開求人数 | 5,036件 |
平均単価 | 63.4万円 |
マージン率 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
働き方 | 週1~2日から稼働OK、リモートワークOKな案件が豊富 |
※2022年4月時点・公式ページより引用/算出(公式:https://itpropartners.com/)
※2022年5月9日時点フリーランススタート公式サイト引用(公式:https://freelance-start.com/agents/71)
ITプロパートナーズの主な特徴としては、以下の3つがあります。
- 『直請案件』だからこその高単価
- リモート、週1~2日から稼働OKの案件多数
- ITコンサルの案件多数
『直請案件』だからこその高単価
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズで取り扱っている案件の単価は、『直請案件』が多く他のエージェントと比較しても高い傾向にあります。
※直請案件とは、間に仲介会社を挟まず、直接クライアントと契約している案件のことを指します。
正直、ほとんどのフリーランスエージェントがマージン率を公開していないため、フリーランスの取り分や単価がいいのかを事前に知ることが難しいのが現状です。

マージン率が非公開でブラックボックス化しているからこそ、過剰な報酬の中抜きが発生していないIT プロパートナーズは魅力的です。
リモート、週1~2日から稼働OKの案件多数
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(公式:https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズの大きな魅力として、週1~2日から稼働OKの案件が多くあるという点があります。
実際、他のフリーランスエージェントでは、最低稼働日数は週3・4日〜の案件が一般的で、多くは常駐案件です。
その点、ITプロパートナーズは週1~2日〜稼働OKの案件やリモートの案件が多いです。
そのため、「まずは副業的にフリーランスの仕事を始めてみたい」という方必見のエージェントとなっています。

ITコンサルの案件多数
2022年4月時点 ※公式サイト(https://itpropartners.com/job/search)より引用
※案件情報は2022年4月時点の内容です。現在は公開終了している場合があります。
ITプロパートナーズでは、ITコンサルの求人数が 84件と多数公開されています(2022年4月時点)。
注意:ITプロパートナーズは週1日から稼働可能な案件の紹介が可能なものの、会社員をされている方の副業は紹介できません。
ミッドワークス
公式サイト:https://mid-works.com/
Midworksは、IT系のフリーランス向けの案件紹介サービスです。
Midworksの大きな特徴は以下の2点です。
- 豊富な案件数
- フリーランスでも正社員並みの保証
特徴①:豊富な案件数
2022年4月現在、ITコンサルの案件を多数取り扱っています。
以下が案件例です。
※公式サイト(https://mid-works.com/)より引用
※案件情報は2022年4月時点の内容です。現在は公開終了している場合があります。

特徴②:フリーランスでも正社員並みの保証
Midworksは、自分に合ったスキルや要望に関連した仕事を紹介してもらうだけではなく、以下のような保証もあります。
- freeeの無料利用や弁護士の無料紹介などの「税務保障」
- 「保険補助」
- 交通費や書籍代を支援する「経費補助」
- ご参画中に案件と案件の間でブランクがあっても給与を保障する「給与保障制度(審査あり)」
フリーランスになりたい人の一番の不安は「収入が途切れてしまうこと」だと思います。

Midworksの登録方法
登録&相談は無料です。フリーランスを目指すのであれば登録は必須だと思います。

ミッドワークスに無料登録する手順(簡単・30秒ほど)
- 「Midworks」の公式ページにアクセスして無料登録ボタンをクリックする
- 登録情報を入力して完了
テクフリ
公式サイト:https://freelance.techcareer.jp/

運営会社 | 株式会社アイデンティティ |
公開求人数 | 9,252件 |
平均単価 | 66.8万円 |
マージン率 | 10%~ |
対応地域 | 主に東京(一部、神奈川・大阪有) |
働き方 | 週2,3日から稼働OK案件あり。常駐案件が多い。 |
公式ページ:https://freelance.techcareer.jp/
※2022年4月時点・公式サイトより引用/算出※2022年5月9日時点フリーランススタート公式サイト引用(公式:https://freelance-start.com/agents/5)
テクフリの特徴としては、何と言っても案件の質の高さです。
- 高単価案件が豊富
- サイバーエージェントを始めとする多くの上場企業の案件取り扱いあり
運営元である株式会社アイデンティティは、テクフリ外にも複数のIT人材派遣事業を行っていることから高品質な案件が多いのが特徴です。
テクフリには、以下のようなコンサルタントの案件も存在します。
※公式サイト(https://freelance.techcareer.jp/)より引用
※案件情報は2022年4月時点の内容です。現在は公開終了している場合があります。

フォスターフリーランス

運営会社 | 株式会社フォスターネット |
公開求人数 | 2,124件 |
平均単価 | 74.5万円 |
マージン率 | 非公開 |
対応地域 | 東京・神奈川・埼玉・千葉 |
働き方 | 週5、常駐型が多い |
公式ページ:https://freelance.fosternet.jp/
※2022年4月時点・公式ページより算出※2022年5月9日時点フリーランススタート公式サイト引用(公式:https://freelance-start.com/agents/3)
フォスターフリーランスの主な特徴としては、以下の2つがあります。
- 2~3年の実務経験者向けの高単価案件
- 案件獲得後の高いサポートの質
2~3年の実務経験者向けの高単価案件
フォスターフリーランスの大きな魅力は、経験者向けエージェントだからこその高単価です。
大手企業のSI案件や、大手企業からの直請け案件が多いことも高い単価水準につながっています。
※SI案件とは、顧客が使うシステムを設計から開発、保守、運用まで行う案件のことを指し、SIを中心に業務を行う業態はSIerと呼ばれます。
またITコンサルタントの案件においても、高単価でリモート可能なものが多いです。
※公式サイト(https://freelance.fosternet.jp/)より引用
※案件情報は2022年4月時点の内容です。現在は公開終了している場合があります。

案件獲得後も質の高いサポートが得られる
また、フォスターフリーランスはサポートの質の面でも高い評価を得ています。

フォスターフリーランスのサポートの特徴は、次の2点です。
- エンジニアに特化しているエージェントだからこそ、業界知識が豊富
- 案件獲得後のフォローも充実
エンジニアに特化しているエージェントなので業界理解が深く、案件のミスマッチが起きづらいという点が大きな魅力です。
希望者にはきめ細かなキャリアカウンセリングも実施してくれるほか、定期的に悩みごとがないか確認してくれます。

未経験からフリーランスITコンサルになるには
未経験からフリーランスのITコンサルになる方法を、以下の項目に沿って解説します。
- Slerかコンサルファームで実務経験を積む
- 自分の強みを見つけて伸ばす
- 資格を取る
それぞれ解説します。
1. Slerかコンサルファームで実務経験を積む
ITコンサルの仕事をするには、まずはSIerやコンサルティングファームで働きましょう。
資格が不要とはいえ、未経験でITコンサルの仕事をこなすのは困難なためです。仕事ではもちろん専門的な知識も求められます。

コンサルファームでコンサルタントや、SIerでSEとして、経験を積んでいきましょう。
2. 自分の強みを見つけて伸ばす
コンサルファームやSIerで働く中で、自分の強みを見つけましょう。
たとえば一通りの業務を経験すると、以下のように自分の得意な分野がわかってきます。



3. 資格を取る
フリーランス独立に備えて、資格を取っておくのもおすすめです。

ITコンサルで持っておくと良い資格は、以下が挙げられます。
- 基本情報技術者試験
- 中小企業診断士
- ITストラテジスト
- ITコーディネータ
特定の企業に在職中であれば、会社が資格の取得にかかる費用を負担してくれることもあります。
ITコンサルに資格は必須ではありませんが、クライアントにスキルを把握してもらいやすく、信頼度も増すでしょう。

フリーランスITコンサルに求められるスキル
フリーランスITコンサルに求められるスキルは以下の4つです。
- 課題解決の実績
- IT技術の専門知識
- 顧客の業界に関する知識
- コミュニケーション能力
フリーランスITコンサルになるために必要なスキルについて、順番に解説していきます。
課題解決の実績
そもそもコンサルティングは、専門的な知識を用いて企業の課題を解決し、業績や業務改善を施す職業です。
したがって、課題解決の実績が大前提として必要になります。
ITコンサルティングを実行して経営を改善する際には、部門ごとに状況を聞く場合もあるため、解決して欲しい要望が社内で異なることもあります。
意見をまとめて最適な結論が出せることをアピールするには、実績を提示することが最も効果的です。

IT技術の専門知識
フリーランスのITコンサルタントして働く場合、IT技術の専門知識も必須スキルのひとつです。
ITコンサルタントして従事すると、解決すべき課題を発見してからIT技術を用いて改善を施していく必要があります。
現場で働いているエンジニア達よりも上流工程として仕事をするため、専門的で広範囲に渡るIT技術が求められるでしょう。

顧客の業界に関する知識
ITコンサルタントとして経営戦略を練るには、顧客の業界に関する知識も必要になります。
業界における最新のトレンドやニュースだけでなく、競合他者がどんなIT戦略を実行しているのかを理解していることが大切です。
過去の仕事で関わってきた中で、知見が深い業界があれば積極的に知識をアピールした方が良いでしょう。

コミュニケーション能力
昨今、コミュニケーション能力はビジネスにおいて重要な能力のひとつとされていますが、ITコンサルタントには特に大切なスキルです。
ITの技術や業界の専門的な知識を活用するITコンサルタントは、現場で働く社員や経営層との間を取り持ち、最適な解決策を見出していきます。
プロジェクトを成功に導くためには、傾聴する能力だけでなく、質問事項や懸念点にも適切に答えられるコミュニケーション能力が必要です。

稼げるフリーランスITコンサルになるために意識するべきこと2つ
フリーランスのITコンサルが稼げるようになるためには、以下2つを意識する必要があります。
- 自分の強みを明確にする
- ITの知識を身につける
それぞれ解説します。
自分の強みを明確にする
意識すべきことの一つ目は、自分の強みを明確にすることです。
自分の強みを明らかにして専門性を示せば、それだけ案件の単価は高くなる傾向にあります。

また、クライアントとしては、ITコンサルタントが専門にしている案件が不明だと、仕事を依頼しにくくなります。
幅広く案件を受ける手もありますが、クライアントの業界もIT技術も日々変化しています。最新の動向を追いかけるためには、情報のキャッチが欠かせません。
幅広い案件を受けるということは、膨大な情報を常に追いかけることになります。

オールラウンダーを目指すのではなく、専門性を持ったITコンサルタントを目指しましょう。
ITの知識を身につける
稼ぐためにもう一つ意識すべきことは、IT知識を身につけることです。なぜなら、IT知識に乏しければ、クライアントへ最適な提案ができないからです。
ITコンサルタントは、クライアントの課題をITで解決する仕事です。最良の解決策が示せなければ、クライアントに満足いただけません。

たとえば、クライアントが持つ悩みを解決するのにベストな策は、最新の技術を使う必要があるかもしれません。
しかし、ITコンサルタントの知識不足で、最新の技術を使ったベストな策が出てこないことや、システムの導入の段取りが悪くなる恐れがあります。
特に、IT関連の技術はスピーディーに進化します。そんな中、クライアントに価値を提供するためには、常にITの知識を身につける姿勢が必要です。
フリーランスITコンサルの将来性
フリーランスのITコンサルタントは将来性があると言えます。その理由を以下2つの観点からご紹介します。
- 企業のDX化が進んでいる
- コロナによる労働環境の変化
それぞれ解説します。
企業のDX化が進んでいる
1つ目に企業のDX化が今後進んでいくことが挙げられます。DXとは、Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)の略です。

企業が提供するサービスと、企業の内部で使うシステム両方で、DX化が進んでいます。理由の一つとして、経済産業省が発表した「2025年の崖」があります。
「2025年の崖」とは「企業がDX化を進めなければ、2025年までに最大12兆円の損失が生じる恐れがある」とした発表です。
企業サービスのDX化の例としては、Netflixやメルカリの事例が挙げられます。

郵送サービスで蓄積したユーザーのデータをもとに、おすすめ機能を搭載。さらにデータ分析をすることで、成果を上げていきました。

さらに、決済サービス・メルペイを開発することで、売上金の使い道を広げました。
他にも、サービスをDX化した例として、トライグループの「家庭教師のトライ」、日本交通のAI配車が挙げられます。
こうしたサービスのDX化にあたり、各企業がDXに長けた人材を確保しているとは限りません。企業内に人材がいない場合は、ITコンサルタントに依頼をすることになります。
コロナによる労働環境の変化
2020年から流行した新型コロナウイルスによって、働く環境が大きく変化しました。このことも、ITコンサルの将来性・必要性を確かなものにしています。
理由として、テレワークを推進する企業が増加した背景があります。(参考:総務省|令和3年版 情報通信白書|テレワークの実施状況)
以下は働く環境が変わった一例です。
- テレワーク
- 社内手続きの電子化
- 会議・営業・採用選考のオンライン化
しかし、上記の体制やシステムを整えるのは、容易ではありません。

働く環境を変えるサポート役として、ITコンサルは今後も需要が高い人材です。
まとめ
この記事でお伝えしたこと
- フリーランスは仕事を選べるけれど、営業コストがかかるうえ・スキルを伸ばすのが大変
- フリーランスのITコンサルにはエージェントの利用がおすすめ
- DX化・ワークスタイルの変化で、ITコンサルは今後も需要あり
ITコンサルの案件を探すなら、エージェントを使うのがおすすめです。
自分で営業する手間がないため、仕事やスキルアップに注力できます。どんな案件があるのか見てみたい方は、ぜひ以下のエージェントから探してみましょう。