副業でコンサルを始めるには?案件の受注方法やメリットを解説!
2022年現在、多くの方が副業に関心を寄せていますが、一体どんな副業が自分に合っているかわからない人も多いでしょう。
意外に思われるかもしれませんが、はじめやすい副業のひとつに、「コンサルタント」があります。
外資系コンサルティングファームの影響もあり、高度な職能が求められるようなイメージですが、彼らだけがコンサルなわけではありません。

目次
副業でコンサルがおすすめの理由
相談に対して解決案を提示し、より良い方向へ導くことがコンサルの仕事です。
またコンサルと聞くと「特別な資格や経験が必要なのではないか?」と思う方もいるかもしれませんが、そうでもありません。
本業の専門知識やスキルを活用できる
一口にコンサルと言っても、扱う分野はさまざまです。
たとえばあなたが以下のような人材であれば、自分の得意を活かしてコンサルができます。
- ITの知識が豊富
- 人事や社員教育に関わる知識が豊富
- マーケティングに強い
自分の本業に関する専門知識やスキルは、その場で働く人にとっては知っていて当然のことかもしれません。
しかし、その専門分野の情報について、お金を払ってでも知りたい人がいるのです。

スポットコンサルなら働きやすい
スポットコンサルとは、特定の時間だけコンサルを行うことです。
コンサルタントは主に年単位で契約して業務を行いますが、副業コンサルタントは長期間の案件を受けるわけにはいきません。
短いものであれば30分〜1時間ほどの案件もあるので、本業と並行して無理なく受注できるでしょう。

副業でコンサルを始める方法
「副業コンサルをやってみたい!」と興味を持ったなら、最初に「何のスキルで仕事を取るか?」を考えてみます。
具体的な手順を以下で解説します。
自分のスキルや経験を整理する
まずはスキルや経験の棚卸しを行います。
- 経歴、資格はどんなものがあるか
- どのような経験をしてきたのか
- 得意なことは何か

そう思う人もいるかもしれませんが、まずは思いつくかぎり紙に書き出してみましょう。
現時点で何の役に立つのか分からなくても、自分で判断せずに進めていくことが大切です。
ポートフォリオを作成する
どんなスキルでコンサルするかが決まったら、次はポートフォリオを作成します。
ポートフォリオとは自分の個人実績をまとめたもので、過去にどんなことをしてきたのかをクライアント(仕事を依頼する人)に伝えるために作成します。
コンサル案件を探せるWebサービスに自分の経歴や資格について登録したり、自分で個人サイトを作ったりするのもおすすめです。
「自分にはこんな専門知識があります!」と、一発でわかる内容にまとめましょう。

案件を探す
ポートフォリオをまとめた後は、自分に合った案件を探していきます。
案件を探すにはSNSで募集をかける方法もありますが、Webサービスの利用から始めるのがもっとも簡単でおすすめです。
おすすめのWebサービスについては、次の章で解説していきます。
コンサルの副業案件が探せるおすすめのWebサービス

ITプロパートナーズ
公式サイト:https://itpropartners.com/

運営会社 | 株式会社Hajimari |
公開求人数 | 4,644件 |
平均単価 | – |
マージン率 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
働き方 | 週1~2日から稼働OK、リモートワークOKな案件が豊富 |
※2021年12月時点・公式ページより引用/算出(公式:https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズの主な特徴としては、以下の3つがあります。
- 『直請案件』だからこその高単価
- リモート、週1~2日から稼働OKの案件多数
『直請案件』だからこその高単価
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズで取り扱っている案件の単価は、『直請案件』が多く他のエージェントと比較しても高い傾向にあります。
※直請案件とは、間に仲介会社を挟まず、直接クライアントと契約している案件のことを指します。
正直、ほとんどのフリーランスエージェントがマージン率を公開していないため、フリーランスの取り分や単価がいいのかを事前に知ることが難しいのが現状です。

マージン率が非公開でブラックボックス化しているからこそ、過剰な報酬の中抜きが発生していないIT プロパートナーズは魅力的です。
リモート、週1~2日から稼働OKの案件多数
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(公式:https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズの大きな魅力として、週1~2日から稼働OKの案件が多くあるという点があります。
実際、他のフリーランスエージェントの多くは、以下の特徴があります。
- 最低稼働日数は週3、4~からが主流
- 常駐の案件が多く、副業的にフリーランスの仕事を始めづらい
- 週1、2からでもできるエージェントは、案件数が少ない
その点、ITプロパートナーズは週1~2日から稼働OKの案件やリモートの案件が多いです。
そのため、「まずは副業的にフリーランスの仕事を始めてみたい」という方必見のエージェントとなっています。

注意:ITプロパートナーズは週1日から稼働可能な案件の紹介が可能なものの、会社員をされている方の副業は紹介できません。
クラウドテック

運営会社 | 株式会社クラウドワークス |
公開求人数 | 876件 |
平均単価 | – |
マージン率 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
働き方 | リモート案件多数 |
公式ページ:https://crowdtech.jp/
※2021年9月時点・公式ページより引用/算出
クラウドテックの主な特徴としては、以下の3つがあります。
- リモート求人が多い
- クラウドワークス社が運営しているからこその保険制度
リモート求人が多い
クラウドテックのリモート案件数は、他の10以上のエージェントと比較してもトップクラスの案件数になっています。
※フリーランスエージェントで得られる案件は、実は常駐の案件であることがほとんどです。一部リモートなどの案件はありますが、フルリモートの案件の割合はかなり少ないため、リモート案件に強みのあるクラウドテックはかなり魅力的です。
また、クラウドテックのサイト上で公開されている求人は876件ほどですが、実際は8~9割方の案件が非公開求人となっています。

クラウドワークス社が運営しているからこその安心の福利厚生
クラウドテックは、会員登録をすることで100以上のサポートが無料になる「フリーランスライフサポート」にクラウドテック側の負担で加入することができます。
サポートの例としては、
- ベビーシッターサービス
- 家事代行サービス
- 健康診断をはじめとする各種健康サポートのサービス
など、会社員からフリーランスになるにあたって役立つサービスばかりです。

公式サイト:https://crowdtech.jp/
ビザスク
ビザスクは、電話や対面によるスポットコンサル案件を幅広く取り扱っているWebサービスです。
登録しているアドバイザーの数において、日本最大級の規模を誇ります。(2021年11月時点にて400,000名)
引用:ビザスク(https://service.visasq.com/)
アドバイザーとして登録した後に案件を探し、やってみたい案件に対して提案を行います。
クライアントがポートフォリオと提案内容を確認し、需要とマッチングすれば依頼が来る仕組みです。
スカウト機能もあるので、クライアント側から指名相談が届くこともあります。
スポットコンサルは対面に加えてSkype、Zoomでのオンライン会議も可能です。

副業が可能なコンサルタントの種類
副業でできるコンサルティングの分野には、どのようなものがあるのでしょうか?
以下を参考に「自分がどんな分野で活躍していけるのか?」を考えてみましょう。
ITコンサルタント
ITは今後も成長を続けていく分野であり、ITに詳しいコンサルタントもますます需要が高まるでしょう。
- 業務効率化のためにクラウドサービスを導入したいが、知識のある社員が誰もいなくて困っている
- 社内システムが老朽化して来たので、新しいものを開発してほしい
など、ITに疎いクライアントの課題解決をサポートできます。
人事コンサルタント
人事や採用、社員教育の知識や経験のある人は、様々な場で非常に重宝されます。
たとえば以下のような採用まわりの問題への対応は、人事の得意とするところでしょう。
- 社員の離職率が高い
- 求人を出しても応募者が集まらない
- 社員教育の見直しをしたい

戦略コンサルタント
戦略コンサルタントは、広報活動や市場調査、企画運営などについてアドバイスを行います。
クライアントの今後についてアドバイスする立場なので裁量が大きく、経営に関する豊富な知識も必要です。
たとえ経営に関わった経験がなくても、以下のような能力が必須です。
- コミュニケーション能力
- 論理的な思考力
- 情報収集、処理能力
- 高い専門性

副業のコンサル案件例や単価相場
副業コンサルタントを始める前に、どんな案件があって、報酬の相場がどれくらいなのかを確認していきましょう。
土日に稼働できる案件
会社員として働いているのであれば、土日の休みを活用できる案件を積極的に探してみましょう。
2021年12月時点で募集されている主な案件が以下の通りです。
引用:ビザスク(https://service.visasq.com/)

報酬も1時間で1万円~3万円と高額です。
電話やWeb会議でのメディア対応が可能で、クライアントの元へ足を運ぶ必要がない案件も多いです。

週1~可能な案件
引用:ITプロパートナーズ(https://itpropartners.com/)
引用:クラウドテック(https://crowdtech.jp/)
上記の案件例を見ると、フルリモートで週1日の案件でも、月に数十万円の報酬が見込めます。(2021年12月時点)
クライアントと向き合う時間が増えるので負担が大きくなりますが、結果を出せたときの喜びもひとしおでしょう。

副業でコンサルをする際に気を付けること

さっそく案件を探したいところですが、副業をする前に、確認しておくべきことがあります。
会社に副業可能か確認する
2022年現在は、副業を解禁する企業が増えつつありますが、従来のように副業を禁止している会社も多いです。。
会社によっては懲戒処分の対象にされてしまうこともあるので、副業可能かどうか会社の規定を確認しておきましょう。
確定申告が必要か確認する
副業で得られる年収が20万円を超えると、確定申告が必須になります。
年末調整は会社がやってくれますが、確定申告は自分で行わなければいけません。

利益相反に注意する
副業が本業の会社の利益と相反しないかを確認しておきましょう。
もし競合に自社のノウハウをアドバイスとして伝えてしまえば、会社にとってマイナスです。
長い時間をかけて培ったノウハウは貴重な財産なので、企業にとっては簡単に共有されては困るはずです。
クライアントを選ぶときは、以下の項目についても考えておきましょう。
- この副業は会社に迷惑をかけないか?
- どの程度まで情報を提供して良いのか?
本業に支障をきたさないようにする
受注案件が増えれば、当然負担も増大します。
案件を受けすぎてしまうと、以下のような事態に陥ってしまうかもしれません。
- 本業に集中できずミスが増える
- 睡眠時間を確保できず、体調を崩してしまう
「副業にどれくらいの時間を割けるのか?」「無理をしていないか?」を念頭においておきましょう。
まとめ:副業でコンサルを始める方法
自分のスキルや専門知識を活用できれば、コンサルを副業にできます。
またスポットコンサルとして案件を受注すれば、本業があっても働きやすいです。
「自分には何のスキルもないから……」と諦めず、「自分のスキルや経験が誰かの役に立つかも」とポジティブに考えてみましょう。
副業したくても一歩踏み出せずにいるなら、まずは自分のスキルを見直すことから始めてみてはいかがでしょうか?