HTMLのフリーランス案件事情は?最新の案件動向や単価相場・スキルなどを解説
とにかく案件数が豊富なサイト。業界最高水準の高単価案件を揃えています。
テクフリ(公式:https://freelance.techcareer.jp/)
高単価案件を数多く保有。サイバーエージェントやCygamesなど有名企業の案件も多数取り扱っているエージェント。
ITプロパートナーズ(公式:https://itpropartners.com/)
リモートで、週2〜3稼働OKの直請け案件を探すならここ。業界最多水準の案件数を保有。
エンジニアスタイル東京(公式:https://engineer-style.jp/)
複数エージェントの求人から希望にあった案件を幅広く探せる案件サイト。
HTMLはマークアップ言語の一つで、Webページはもちろん、メールやアプリなど多くの場面で使用されています。
一方でHTMLのスキルを活かしたフリーランスを目指している方には、こんな疑問も出てくるでしょう。
本記事ではこうした疑問を解決するため、HTMLのフリーランスについて下記の内容を解説します。
- HTMLのフリーランスが行う仕事内容
- HTMLの案件相場・案件例
- おすすめのフリーランスエージェント
- フリーランスになるメリット・デメリット
HTML未経験者の場合について、そしてHTMLの将来性についても触れていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
フリーランスのHTMLの仕事内容
主な仕事内容はHTMLを使ったコーディングですが、HTMLは多くの場面で使われているため、その内容はさまざまです。
よくある案件には、たとえば下記のものがあります。
- ECサイトや通販サイトの開発・運用
- Webサイトのリニューアル
- メール作成
- アプリ開発
このような案件では、デザイナーの案に沿ってコーディングを行い、動作チェックや修正などを行うのが基本の仕事内容です。
ただしHTML以外のスキルも持っている場合は、対応できる案件の種類がより増えますし、業務幅も広がります。
HTMLの案件単価・相場
レバテックフリーランスによると、HTML案件の平均単価は69万円、最高単価は125万円となっています。
(レバテックフリーランス 公式サイトより引用:https://freelance.levtech.jp/project/marketprice/)
高単価案件は求められるスキルレベルも高いため、たとえば下記の方に向いているといえます。
- JavaScriptの知識もあるのでフロントエンドエンジニアとして働ける
- デザインからコーディングまで一貫して担当できる
一方でHTMLのコーディングのみが必要という案件の場合、単価が20万円ほどのケースも珍しくありません。
コーディングスキルのみで高単価案件をねらうのは難しいため、プラスのスキルをうまく活かすとよいでしょう。
HTMLのフリーランス案件を探す基準
ここではフリーランスの方向けに、HTML案件の探し方を解説します。
①クラウドソーシングかフリーランスエージェントか
フリーランスの方が案件を探すには、大きく分けて2つの方法があります。
クラウドソーシングには「クラウドワークス」「ランサーズ」などがあり、単発で働きたい方や副業をしたい方にとって便利なサービスです。
一方でフリーランスとして安定した収入を得たい方には、フリーランスエージェントをおすすめします。
メリット | デメリット | 備考 | |
クラウドソーシング |
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未経験でも受注しやすい |
フリーランスエージェント |
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サポートが充実している |
- クラウドソーシング:インターネットを介してクライアントとワーカーが直接マッチングする
- フリーランスエージェント:クライアントとフリーランスをエージェントが仲介する
上記のような違いがありますが、フリーランスエージェントを挟んだ方が条件交渉がしやすいうえ、手続き時やトラブルの際にサポートが受けられるのでおすすめです。
②フルリモート案件があるか
フルリモートの案件であれば、通勤に時間をとられることがなく、限られた時間を有効に使えます。
さらに働く場所や時間を自分で選べるので、快適に仕事ができるのです。
フリーランスエージェントによって取り扱っているリモート案件の数は異なるため、リモート案件を希望する方はエージェントを選ぶ際に注意しましょう。
③高単価な案件か
フリーランスとして活動していくなら、案件の単価も重要なポイントです。
高単価案件を多く受注すれば、もちろん月収・年収は上がります。
アプリ開発やシステム開発などのハイレベルな案件は単価が高いので、スキルが高い方はそうした案件を選ぶのもよいでしょう。
HTMLコーダー向けフリーランスエージェントの選び方
フリーランスエージェントを選ぶポイントは、大きく5点あります。
自分のスキル/職種にマッチした案件数が多いか
まず大切なのは、自分のスキルや職種に合った案件の数です。
案件数が多いことには、次のメリットがあります。
- それぞれの条件を比較しながら、より自分に合った案件を選べる
- 案件終了後も、継続して案件を受注できる
案件ごとに稼働時間や報酬額、そして身に付くスキルも異なるので、豊富な案件のなかからよりよいものを選んでください。
また、案件終了後に次の案件が見つからなければ、収入がなくなってしまいます。
案件数が多いエージェントならすぐに次の案件が見つかるので、そうしたリスクが軽減されます。
単価が高いか
案件によって単価は大きく異なりますが、そこには3つの理由があります。
クライアントの規模
大企業やメガベンチャーには高単価な案件が多いですが、これは企業の資金規模が大きいことが理由です。
そのため同じレベルの業務内容であっても、中小企業の案件に比べて単価が高い傾向にあります。
直請案件かそうでないか
エージェントによっては、クライアントとエージェント以外に二次請け・三次請けの業者を挟む場合があります。
その分中間マージン(手数料)が多くとられるため、案件の単価は低くなってしまうのです。
できるだけクライアントからの直請案件を選びましょう。
求められる業務レベル・スキル
HTMLのコーディングのみが求められる案件よりも、デザインスキルやJavaScriptの知見など、いくつかのスキルが複合的に求められる案件の方が単価は高いです。
基本的には業務レベルが上がるほど、それに見合った報酬が用意されると考えられます。
マージン(手数料)の割合は低いか
フリーランスエージェントを利用する場合、クライアントが支払う報酬からマージンとして仲介手数料が引かれ、残りをフリーランスが受取るしくみとなっています。
そのためマージンの割合が低ければ、フリーランスが受け取る報酬額は増えるのです。
ただ、マージン率が公開されているエージェントはあまり多くありません。
案件の単価はすでにマージンが引かれた後の額なので、マージン率がわからない場合は過度に気にしなくてもよいでしょう。
福利厚生などサポートは充実しているか
フリーランスエージェントのなかには、サポートが充実しているものも多いです。
- 書類作成の代行
- 保険の紹介
- 確定申告のサポート
このように手続きや税務処理についてサポートが受けられれば作業の時間短縮につながるので、その分スキルアップや自由時間にあてられます。
また、こうした事務処理に不安を感じるフリーランスは多いですが、サポート体制が整っていればプロのアドバイスが得られるので安心です。
リモート勤務・週3稼働など希望する働き方ができるか
フリーランスエージェントごとに特徴があり、週5日稼働の案件が多いもの、リモート案件が多いものなどさまざまです。
自分にとって理想の働き方がある場合は、それに合った案件の多いエージェントを選びましょう。
HTML案件を獲得するのにおすすめのフリーランスエージェント
ここからはHTML案件を探しているフリーランスの方におすすめのエージェントを、4つご紹介します。
それぞれ特徴があり、登録は無料なので、迷ったら複数に登録するのがおすすめです。
レバテックフリーランス
画像はレバテックフリーランス公式サイトより引用:https://freelance.levtech.jp/
案件数 | 42,434件 |
稼働日数 | 週2、3日〜 |
主な求人職種 | エンジニア |
公式サイト | https://freelance.levtech.jp/ |
※2022年10月11日時点 レバテックフリーランス公式サイトより算出(公式:https://freelance.levtech.jp)
レバテックフリーランスはフリーランスエンジニア向けのエージェントで、レバテック株式会社が運営しています。
- 業界最高水準の案件単価
- キャリアコンサルタントの質が高い
- 案件数が多い
この3つの魅力についてご紹介していきます。
①業界最高水準の案件単価
レバテックフリーランスには高単価案件が多く、その数は業界でも最高水準といえます。
※2022年10月7日時点。公式サイトより引用:https://freelance.levtech.jp/
②キャリアコンサルタントの質が高い
以下の理由から、安心して相談できる体制が整っている点も魅力です。
- レバレジーズ株式会社と共有されているノウハウがある
- エンジニア業界に精通したエージェントのサポートが受けられる
- 誰がどの案件をサポートしたのか一目でわかる
③求人数が多い
2022年10月11日現在の求人数を見ると、エンジニアの案件が多めです。
そのためエンジニアでの独立を目指していて、高単価案件を受注したいという方にはぴったりのエージェントといえます。
エンジニア | 31,377件 |
インフラエンジニア | 6,789件 |
プロジェクトマネージャー | 2,762件 |
PMO | 1,975件 |
ネットワークエンジニア | 1,583件 |
フロントエンドエンジニア | 1,580件 |
テクフリ
画像はテクフリ公式サイトより引用:https://freelance.techcareer.jp/
運営会社 | 株式会社アイデンティティ |
求人数 | 11,232件 |
マージン率 | 10%〜 |
対応地域 | 主に東京(一部、神奈川・大阪なども有) |
働き方 | 週2、3日から稼働OK案件あり。常駐案件が多い。 |
公式ページ:https://freelance.techcareer.jp/
※2022年10月11日時点・公式サイトより引用/算出
テクフリの取扱い実績には、個人での契約がしづらい有名企業の高単価案件もあります。
IT人材派遣事業を手掛ける株式会社アイデンティティが運営しているので、IT系やWeb系企業とのパイプが太いのも特徴です。
ユーザーへのサポートも手厚く、たとえば以下のようなサービスがあります。
- 独自のマッチングシステムを使い、ユーザーのスキルとマッチ度が高い案件を紹介
- ユーザー1名に対して、スタッフが2名体制で案件の受注をサポート
- 企業と面談する前にエージェントによる面談対策あり
ITプロパートナーズ
運営会社 | 株式会社Hajimari |
公開求人数 | 5,294件 |
平均単価 | – |
マージン率 | 非公開 |
対応地域 | 関東・関西中心 |
働き方 | 週1〜2日から稼働OK、リモートワークOKな案件が豊富 |
※2022年10月11日時点・公式ページより引用/算出(公式:https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズには、3つの特徴があります。
- 『直請案件』だからこその高単価
- リモート、週1〜2日から稼働OKの案件多数
- エンジニア、デザイナー、マーケターの案件多数
『直請案件』だからこその高単価
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズは、傾向として他のエージェントより案件の単価が高く、そこには『直請案件』が多いという理由があります。
マージン率を公開していないエージェントが多いため、なかなか事前にフリーランスの取り分や単価の良し悪しはわかりません。
一方で『直請案件』が多ければ、報酬の過剰な中抜きがないため、高単価案件を取り扱っていると考えられるのです。
リモート、週1〜2日から稼働OKの案件多数
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(公式:https://itpropartners.com/)
週1〜2日から稼働できる案件が多い点も、ITプロパートナーズの魅力です。
他のエージェントには最低稼働日数が週3・4日~という案件が多く、さらにほとんどは常駐案件です。
一方でITプロパートナーズにはリモート案件も多く、自分が働きやすい案件を選ぶことができます。
エンジニア、デザイナー、マーケターの案件多数
ITプロパートナーズで扱っている案件数は業界でも高水準で、職種もエンジニア・デザイナー・マーケターなど多岐にわたります。
他のエージェントの案件には、デザイナーやマーケターが案件を受注しづらい理由があります。
- そもそもデザインやマーケティング関連の案件を扱っておらず、エンジニアに特化している
- 案件数が少ない、あるいは利用できる地域が都市部に限定されている
ITプロパートナーズの場合は、エンジニア以外の職種向けの案件数も豊富なので、自分に合う案件を選びやすいのです。
注意:ITプロパートナーズは週1日から稼働可能な案件の紹介は可能ですが、会社員の方への副業は紹介できません。
エンジニアスタイル東京
画像は「エンジニアスタイル東京」公式サイトより引用:https://engineer-style.jp
「エンジニアスタイル東京」は厳選した優良エージェントの案件をまとめて掲載しているため、大量の案件をまとめてチェックできて便利です。
運営会社 | ボスアーキテクト株式会社 |
公開求人数 | 179,660件 |
特徴 | エンジニア・コンサル・デザイナー・ディレクターなど多様な職種に対応 高単価案件も多数 案件応募で面談するとAmazonギフト券プレゼント |
対応地域 | 主に東京 |
働き方 | リモートワーク、フレックス制度、 週2日〜稼働OKなどさまざまな案件に対応 |
※2022年10月11日時点・公式サイトより引用/算出
2022年10月11日時点では、案件応募で面談するとAmazonギフト券がもらえるキャンペーンを実施しています。
(画像は『エンジニアスタイル東京』公式サイトより引用(2022年9月10日時点):https://engineer-style.jp )
エンジニアスタイル東京には、2つの特徴があります。
- エージェント200社、17万件超の豊富な案件数
- データが豊富で、案件を探しやすい
エージェント200社、17万件超の豊富な案件数
2022年10月11日現在、エンジニアスタイル東京に掲載されているフリーランスエージェント数は20社で、見られる案件数は17万件を超えています。
複数エージェントの案件をまとめてチェックできるので、それぞれに登録する時間や手間を省略し、手軽に広く案件を検索できます。
他のエージェントには少ないリモート案件やフレックス制度、週2稼働OKの案件なども、エンジニアスタイル東京にはいくつも掲載されています。
副業やフリーランス、スキルアップ・転職など多くのニーズに合った求人が掲載されているので、まずは登録しておくべきサイトです。
データが豊富で、案件を探しやすい
※エンジニアスタイル東京から引用 /2022年8月13日時点確認
案件の平均単価をはじめ職種別、言語別、フレームワーク別の単価や件数ランキングが公開されており、それぞれの相場がわかります。
また多くの場合、案件を探す際には基本的な条件を設定します。
- 言語・フレームワーク
- 開発スキル
- 職種/業界
- エリア/駅
- 単価
エンジニアスタイル東京では上記にくわえ、以下のこだわり条件についても検索可能です。
- 稼働できる時間帯、始業時間
- 職場環境や食堂などの設備
- リモート勤務可能か
- 会社の規模や志向
- トレンド技術を取り入れているか
スキルや条件の指定を細かくすることで、より自分に合った案件が見つかります。
※エンジニアスタイル東京より引用 /2022年9月10日時点
さらに会員登録しておけば、希望条件やスキルに合った案件情報がメールで届きます。
HTMLのフリーランス案件例
稼働日数や業務内容を比較しながら、案件の相場感もつかんでいってください。
Webシステム開発
引用:レバテックフリーランス(公式:https://freelance.levtech.jp/)
2022年10月時点 ※現在は募集が終了している可能性があります。
HTMLとJavaScriptのスキルを使って、Webシステムを開発する案件です。
具体的には国が整備している地図データの閲覧、ダウンロードを可能にするシステムを構築します。
設計から開発・検証までの一連の流れを担当することとなり、週5日の稼働が必要です。
その分月額報酬は最大60万円となっており、比較的単価の高い案件です。
現地での作業もありますが、リモートワークがメインとなるので、柔軟に働きたい方にも合っています。
サービス開発
引用:レバテックフリーランス(公式:https://freelance.levtech.jp/)
2022年10月時点 ※現在は募集が終了している可能性があります。
こちらはUnityを用いたサービス開発の案件です。
そのためHTMLのスキルだけでなく、Unityを用いた開発経験も求められています。
基本設計以降の流れを担当し、週5日の稼働が必要です。
業務幅が広く稼働日数も多いため、案件単価は最高月額60万円と高めに設定されています。
一部リモートワークも可能なので、「スキルを活かして働きたい」「時間を有効に使いたい」という方に向いている案件です。
HP制作
引用:レバテックフリーランス(公式:https://freelance.levtech.jp/)
2022年10月時点 ※現在は募集が終了している可能性があります。
こちらはゲーム制作会社向けのHPを制作する案件です。
主にHTMLを使って制作するため、HTMLのスキルを存分に発揮できます。
ただ、コーディングだけでなくデザインの提案も行うため、Webデザイン経験も必要です。
案件の単価は月額最高60万円なので、スキルが求められる分単価の高い案件といえるでしょう。
一部リモート可能、かつ稼働時間についても柔軟に対応できる案件なので、働きやすさを求める方におすすめです。
HTMLコーダーがフリーランスになるメリットは?
HTMLコーダーとして働くには、フリーランスになるだけでなく、企業に勤めるという選択肢もあります。
そこでフリーランスを選ぶメリットは、主に3つあります。
収入が増える
会社員の場合は、企業から毎月決まった給与が支払われます。
給与体系にもよりますが、努力したからといって給与がその分上がるというケースは少ないでしょう。
一方でフリーランスであれば、自分が努力した分はすべて報酬となって収入に反映されます。
そのため月々の収入がアップし、会社員時代より稼いでいる方も珍しくありません。
スキルアップにつながる
与えられた仕事をこなす会社員とは異なり、フリーランスの場合は自分がやりたい仕事を選べます。
そのため経験を積みたい分野があれば、そういった案件を選んでスキルアップすることが可能です。
スキルが上がればより幅広い案件が受注できるようになり、収入アップにもつながります。
人脈が広がる
フリーランスの多くは、案件ごとに関わるクライアントが変わります。
その分だけ多くの人と関わる機会が増えるため、人脈が広がるのです。
人脈が広がるほど、条件のよい案件を紹介してもらえる、あるいは好待遇のスカウトを受ける可能性も高くなります。
HTMLコーダーがフリーランスになるデメリットは?
フリーランスになることにはメリットがある一方で、デメリットもあります。
主に3点あるので、事前に対策をとっておくと安心です。
仕事や収入が安定しない
1つめのデメリットは、安定性に欠けることです。
自分から動かなくても仕事がある会社員とは違い、フリーランスは仕事を自分で見つけなければなりません。
案件が受注できなければ当然仕事はなく、収入も減ってしまいます。
そのため受注状況によっては、月ごとの収入が大きく変動する可能性があるのです。
手厚い社会保障が受けられなくなる
社会保険をはじめとした社会保障が受けられない点も、フリーランスのデメリットです。
主な社会保障には以下のものがあります。
- 雇用保険
- 健康保険
- 労災保険
- 国民年金
- 退職金
会社員は企業負担で手厚い社会保障が受けられますが、フリーランスの場合は加入できない、あるいは加入する場合は全額自己負担となります。
経理や営業などを自分で行う必要がある
3つめのデメリットは、経理や営業など、業務外の作業が必要になることです。
会社員は企業内で役割分担がされており、経費計算や確定申告などの経理作業、外部との交渉や仕事の受注などの営業業務をすべて一人で行う必要はありません。
一方でフリーランスの場合はすべてを自分でこなさなければならず、業務外の負担も大きいといえます。
フリーランスのHTMLコーダーに求められるスキル
ここからは、フリーランスのHTMLコーダーとして働くために必要なスキルを紹介します。
コーディングスキル
もちろん最も大切なのはコーディングスキルです。
HTMLの知識を使って、Webページを表示させるためのコードを書いていくスキルを指します。
ただ、HTMLは比較的習得しやすい言語なので、さらにコーディングスキルを高めたい方は下記に関する知識も身につけておきましょう。
- SEO
- CMS(WordPressなど)
- UI/UX
こうした知識を活かして売り上げをアップさせる、サイトの使いやすさを高めるなどの実績が作れれば、他のコーダーとの差別化が図れます。
デザインスキル
Webページをデザインする人は、Webデザイナーとよばれます。
基本的にコーダーは、Webデザイナーが作成したデザインをもとにコーディングを行います。
ですがデザイナーの意図を的確にくみ取るためには、コーダーであってもデザインスキルが必要です。
- Photoshop
- illustrator
- レスポンシブデザイン
このあたりを学んでおくと、コーディングそのものにも大きく役立ちます。
フリーランスのHTMLコーダーが収入を上げる方法
スキルが高いほど高単価の案件が狙えるため、まずはスキルアップを図りましょう。
あわせてコーディング以外の上流工程の経験も積んでおくと、より収入アップにつながります。
HTMLとCSSの習得
Webページ構築の基幹となるHTMLはもちろん、CSSも習得しておきましょう。
CSSを使うことで文字の色を変える、ボックスに影をつけるなど、Webページに細かく装飾をつけることができます。
- 作業の効率化
- デザインの微調整
CSSはこの2点で大きな強みを発揮するので、HTMLとあわせて習得しておく必要があります。
他の開発スキルを習得
HTMLとCSSが習得できたら、他の開発スキルも学んでおくことをおすすめします。
- JavaScript
- PHP
特によく使われるJavaScriptは、Webページに動きを出すために使うプログラミング言語です。
アプリ開発にも使う言語なので、JavaScriptが使えると受注できる案件の幅が広がります。
PHPも動的コンテンツに必要なプログラミング言語で、ECサイトや予約フォームなどの制作に使われます。
上流工程の経験を積む
コーディングなどの実装作業は下流工程と呼ばれますが、一方で上流工程とは主に以下の工程を指します。
- クライアントからヒアリングし、必要な機能を決める(要件定義)
- 具体的に実装する機能を決める(機能定義)
- 実装にかけるスケジュールを決める(計画立案)
上流工程は責任が大きい反面、下流工程に比べて収入が高いケースが多いです。
さらに上流工程の経験があれば、将来的にWebディレクターなどの高単価な職種に就くことも可能になるでしょう。
未経験からフリーランスのHTMLコーダーになれる?
HTMLコーダーは、IT業界のなかでは比較的「未経験の方でも挑戦しやすい」といわれることの多い職種です。
扱う言語が少なく独学しやすいのが主な理由ですが、完全な未経験の場合は案件の受注が難しいのが現状です。
そのため未経験者がHTMLコーダーを目指すのであれば、まずはフリーランスではなく就職を検討しましょう。
フリーランスのHTMLコーダーの将来性
HTMLのスキルを活かしたコーディングは、Webサイトの制作には必要です。
そのため現在まで一定の需要がありましたが、今後は下記の理由からHTMLコーディングの技術が求められる場面は減っていくと考えられます。
- HTMLコーディングの自動化が進んでいる
- 誰でもサイト制作ができるCMSの普及が進んでいる
一方コーディングの技術にプラスして他の開発スキルやデザインスキルなどを身につけておけば、今後も需要はあるでしょう。
将来的にWeb業界で活躍しつづけることを考えると、HTMLコーダーをきっかけにスキルの幅を広げていけば将来性が高いといえます。
まとめ
本記事では、HTMLコーダーの仕事内容や相場、おすすめのフリーランスエージェントなどを解説してきました。
フリーランスとしてHTMLコーダーの仕事を探している方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
とにかく案件数が豊富なサイト。業界最高水準の高単価案件を揃えています。
テクフリ(公式:https://freelance.techcareer.jp/)
高単価案件を数多く保有。サイバーエージェントやCygamesなど有名企業の案件も多数取り扱っているエージェント。
ITプロパートナーズ(公式:https://itpropartners.com/)
リモートで、週2〜3稼働OKの直請け案件を探すならここ。業界最多水準の案件数を保有。
エンジニアスタイル東京(公式:https://engineer-style.jp/)
複数エージェントの求人から希望にあった案件を幅広く探せる案件サイト。