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DAI
現役フリーランスエンジニア兼エンジニア採用も行っているDAIと申します
  • 現在正社員や派遣でエンジニアをしているけど、これからフリーランスになろうと思っている。
  • でも話を聞くと、独立のリスクなどが非常に大きそう
  • フリーランスエンジニアになったほうがいいのだろうか?やめといたほうがいいのだろうか?どんなリスクがあるのだろうか?

と思われる方も多いのではないでしょうか。

DAI
私自身フリーランスのエンジニアの経験があり、またフリーランスのエンジニア組織を運営してきた経験をもとに、フリーランスエンジニアの実態について徹底解説していきます

フリーランスエンジニアはやめておいたほうがよいと言われる理由

「フリーランスエンジニアになるのはやめておいたほうがよいよ~」とよく言われる理由について解説していきます。

DAI
この辺の理由は、人によるので、あくまで参考にしてください

①高いスキルが存在しなければ、継続的に案件を受注することは難しい

フリーランスエンジニアになった場合、発注元に求められるのは「即戦力」となるエンジニアです。

これがほかの正社員のエンジニアと大きく異なる点となります。

例えば正社員のエンジニアとして採用する場合、多少知らないことがあったり、困った点があったとしても、会社全体で助けてくれたり、育成してくれたりすることが多いです。それは会社自体が育成コストを払うことで、結果的にリターンが返ってくるからです。

一方でフリーランスエンジニアの場合、契約自体も短期的なものも多く、また発注元も正社員とは異なり、育成や採用コストをかけずともすぐに活躍いただけるエンジニアを募集しているため、即戦力になれるようなスキルセットを持っていない場合、継続以前に内定すること自体が難しくなります。

収入が安定しづらい

フリーランスエンジニアのお仕事に関しては、かなり安定しづらいです。理由としては以下の通りです。

  1. スキル感によって契約が途中で終わる場合がある
  2. プロジェクトが終了すると、契約が終わる可能性がある

ここも正社員とは大きく異なる点であります。

そもそも日本の正社員雇用は、どんな理由があっても雇用契約を一方的に解除することは原則できません。

そのため、スキルが合わなかったとしても、プロジェクトが終了したとしても、簡単に切れないのです。

一方でフリーランスの場合業務委託契約になります。準委任契約などでの契約の場合、契約期間が過ぎれば一方的に解雇されることも多々あります。

そのたびに新しい案件を探したりする必要があり、その時間は無収入になるため収入が安定しづらいです。

コードを書く以外にも、法務、営業、税務、経理などの仕事をしなければならない

正社員でエンジニアをする場合、基本的にはコードを書くかマネジメントをするかどっちかの仕事をすると思います。

一方で、フリーランスのエンジニアになる場合、営業や経理など、今まで誰かがやってくれていたお仕事をしなければいけません。

ごく一般的なものを上げると、以下のようなものになります。

  • 顧客の開拓【営業】
  • 時間単価の交渉【営業】
  • 業務委託契約書 / 秘密保持契約の作成【法務】
  • 先方から送られた契約書チェック【法務】
  • 請求書の発行【税務】
  • 確定申告【税務】
  • バックオフィス業務の外部依頼【採用】
DAI
この辺はある程度貯金がたまってきたら外部の人にお任せしてもいいんですが、最初の段階では全部自分でやる必要があります

コードを書きたくて独立したのに、気づいたら自分の不向きの仕事をしなければならなくなってしまって、正社員に戻るケースも結構ありますね。

マネジメントなどの上流の経験が積みにくい

フリーランスエンジニアとして参画する場合、まず稼働する時間も常駐の場合もありますが、あくまでもマネージャー(PdM)などがいて、その中で指示されたコードを書くパターンが多いです。そのため、マネジメントや設計などの上流は積みにくい傾向があります。

実際ひたすらコードを書く仕事でも、年収500-600万円までは狙えるとは思うのですが、将来的に年収1000万円以上を目指したい!となってくると、どうしても要件定義や開発マネジメント経験は求められます。

フリーランスエンジニアになるメリット

それでは、フリーランスエンジニアはやめておいたほうがいいのでしょうか?

DAI
結論、フリーランスエンジニアは様々なデメリットもありつつも、大きなメリットがあります。

①エンジニアの採用需要はここ数年伸び続けている

私もエンジニア採用に携わっているのですが、もうどこもエンジニア採用に力を入れています。

有名な大企業でさえ、待っているだけではエンジニア採用ができないので、まだ正社員のエンジニアさんにもスカウトを打ちまくっている状態です。

それでもエンジニアが採用できないので、フリーランスにまで幅を広げて採用を行っています。

エンジニアの採用需要は今後も伸び続けられることが予測されます。理由としては、コロナにより、DX需要が高まったり、産業全体がソフトウェア化していくことで、その仕組みを作るエンジニアが必要不可欠だからです。

DAI
そのため、フリーランスエンジニアでも、採用需要はかなり大きいです

②エンジニアは正社員よりも時間単価が上がりやすい

エンジニアは独立したほうが時間単価が上がりやすいです。

理由としては、これは日本あるあるなんですが、多くの企業がまだ年収テーブルが市場に合わない形で引かれていたりするからです。

DAI
特にSESの会社やSIerの会社さんとかだと多いイメージです

例えばなんですが、今経験年数が3年でRuby, Ruby on Rails, AWSなどのスキルセットがあって、設計やコードレビュー、開発マネジメントなどをしてきたAさんがあるSESの会社にいたとします。このくらいのスキル感だと、フリーランスだと週5稼働で月単価70万円くらいはいくので、年商で考えると800-900万円くらいは余裕で目指せます。(ちなみにここから各種社会保険や税金などが引かれます)

ただ、JTC(日本の伝統的な大企業)だと、エンジニアの評価制度が市場に沿っていないため、割と年功序列で年収400-500万円くらいになっているケースが多いです。

(ちなみにその結果、GAFAなどの外資系企業から、JTCのエンジニアは高い給与水準出されて転職しているケースが最近多いです)

DAI
フリーランスだと、いい意味でも悪い意味でも市場に実力評価されるので、実力がある人は独立したほうが単価が上がりやすくなる傾向にあります。

③経費が使えるので納税額を削減できる

多分フリーランスになる一番のメリットがこれ。

フリーランスになると、経費が使えます。

とはいっても、独立したての僕はこう思っていました。

DAI
経費?なにそれ?おいしいの?

何がおいしいか簡単にお伝えすると、フリーランスになると納税額がかなり減らせます。

これ、どういうことかと説明しますね。

まず、経費のない世界から見てみましょう。

正社員の場合って、年収によって税金が上がるんです。累進課税というのですが、例えば年収500万円の人と年収1000万円の人では、年収にかかる税率が大きく異なります。

こちら国税庁からとってきたグラフになりますが、年収によって税率が大幅に変わります。

所得税の速算表
課税される所得金額 税率 控除額
1,000円 から 1,949,000円まで 5% 0円
1,950,000円 から 3,299,000円まで 10% 97,500円
3,300,000円 から 6,949,000円まで 20% 427,500円
6,950,000円 から 8,999,000円まで 23% 636,000円
9,000,000円 から 17,999,000円まで 33% 1,536,000円
18,000,000円 から 39,999,000円まで 40% 2,796,000円
40,000,000円 以上 45% 4,796,000円

参考)国税庁 所得税の税率

これ、どういうことかというと、例えば年収500万円の人は、税金を抜くと500-(500 * 20%) = 400万円しか手元に残らないんですよね。

で、年収500万円の人は、この感覚で年収1000万円の人を見ると、「800万円も手元にのこるのか~~いいな~」って思いがちなんですが、

年収1000万円の人が実際に計算してみると、1000 – (1000 * 33%) = 670万円しか手元に残らないんです。

しかもこの金額からさらに所得税以外も引かれるわけですね。

DAI
つまり何が言いたいかというと、正社員であれば年収が上がれば上がるほど、税率が増えてしまうわけです。

「どうにかして所得税を減らしたい」と思った方に朗報です。そこで使えるのが経費です。

法人の場合の税金に関しては、売上から、売上を作るために使った費用を引いた金額に対して、一定の税率がかけられます。

DAI
構造としてはほとんど所得税と一緒で、法人になると法人税なんて呼ばれたりします。

所得税と法人税では若干ルールが違います。

法人税の税率を見てみましょう。

例によって、国税庁の法人税率のページからテーブルを引っ張ってきました。

区分 適用関係(開始事業年度)
平28.4.1以後 平30.4.1以後 平31.4.1以後
普通法人 資本金1億円以下の法人など(注1) 年800万円以下の部分 下記以外の法人 15% 15% 15%
適用除外事業者 19%(注2)
年800万円超の部分 23.40% 23.20% 23.20%
上記以外の普通法人 23.40% 23.20% 23.20%
協同組合等(注3) 年800万円以下の部分 15% 15% 15%
【16%】 【16%】 【16%】
年800万円超の部分 19% 19% 19%
【20%】 【20%】 【20%】
公益法人等 公益社団法人、公益財団法人または非営利型法人 収益事業から生じた所得 年800万円以下の部分 15% 15% 15%
年800万円超の部分 23.40% 23.20% 23.20%
公益法人等とみなされているもの(注4) 年800万円以下の部分 15% 15% 15%
年800万円超の部分 23.40% 23.20% 23.20%
上記以外の公益法人等 年800万円以下の部分 15% 15% 15%
年800万円超の部分 19% 19% 19%
人格のない社団等 年800万円以下の部分 15% 15% 15%
年800万円超の部分 23.40% 23.20% 23.20%
特定の医療法人
(注5)
年800万円以下の部分 下記以外の法人 15% 15% 15%
【16%】 【16%】 【16%】
適用除外事業者 19%(注6)
【20%(注6)】
年800万円超の部分 19% 19% 19%
【20%】 【20%】 【20%】

引用元)国税庁 -> 法人税

エンジニア業で独立する場合、ほとんどの場合が普通法人として法人化することを前提にすると、年商にかかわらずある程度法人税は固定されます。

DAI
個人だと年収が上がるにつれて、ぼったくりに近い比率の税金がかかりますが、法人税だとある程度の比率に落ち着きます。

さて、ようやくここで経費のすごさが説明できます。

実は今、年商1500万円の人の場合の税率を説明しましたが、この年商1500万に税率かけると結構な額行っちゃいますよね。

年商を1000万とかにできたら、納税金額減らせますよね。

DAI
これ、実は経費でできます

どういうことかというと、実は法人税って、売上からもろもろのコストを引いた金額に対してかけられるわけです。

例えば、以下のような支払いも全部経費にできるわけです。

  • 経理管理に使うソフトウェア利用料(Freeeなど)【販売管理費】
  • 技術書など【販売管理費】
  • パソコン
  • 人脈を広げるために行った会食の費用など【販売管理費】
  • 仕事をする際に利用する家賃【販売管理費】※もろもろの条件が整わないと難しいですが

なので、例えば年商1500万円でも、上記のような経費に500万くらいかけたら、実質納税する法人税は1000万円にたいしてかけられるわけですね。

DAI
個人事業主や社長が飲食店などで領収書もらいたがるのは、こういう理由です

なので、ある程度実力があり、年商が見込めるエンジニアの場合は独立するとより豊かになる可能性が高いわけです。

自分の好きな仕事・プロジェクトを選べる

さらに、フリーランスエンジニアの場合、自分が参画したいプロジェクトを自分で選ぶことができます。

例えば正社員で働いていると、こんなことに悩むかもしれません。

  • 会社の技術スタックがレガシー過ぎる。令和なのにSubversionでソースコード管理しているし、なぜかPHPフレームワークは独自で作ってる。
  • React, Vueなどのフロントエンドフレームワークが出ているのに、いまだにjQueryでフロント書いている。
  • 今働いている自社開発のプロジェクト、LaravelだけどRailsで書きたいな…

正社員の場合だと、こういうことを思ったとしても特別な理由やものすごく政治をしない限り、達成できません。

一方でフリーランスの場合だと、自分の条件にあった案件に応募できるので、例えばもっとモダンなフロントエンドの開発をしたい、、だったり、SESだったけど自社開発のPJに参画したいなど、融通を利かせやすいのも大きな魅力となります。

自分の好きな人と働くことができる

正社員で働く場合、上司がパワハラ気質があったりすると、どうしても辞めさせられたりする力を持っていなければ、我慢して働かないといけないですよね。

フリーランスエンジニアの場合、案件を変えればよいだけなので、こういう問題は解決されます。

仕事を変えても職歴に傷がつかない

正社員の場合だと、数年で会社を辞めて次の会社に行く、みたいなことをしていると、「この人継続できないんじゃないかな、、」と思われて、職歴に傷がつく場合があります。

一方で、フリーランスエンジニアの場合、数年でプロジェクトを離れることはよくあることなので、案件を替えてもそこまで職歴に傷がつきにくいです。

フレキシブルに働きやすい

基本的に正社員で働く場合、所定労働時間8時間かつどんなにモダンでも、コアタイムが設定されているため、たとえば日中に休むなどしづらいですし、例えば急に子どもが熱を出して休まざるを得ない、みたいなことはやりづらいです。

一方でフリーランスエンジニアだと、所定労働時間などは基本存在しないため、わりとフレキシブルに休みの時間をとったすることができます。

朝に弱い人、夜型で夜に仕事したい人など、平均的な人類とはかけ離れている社会不適合者でも割と生きていきやすい傾向があると思います。

フリーランスエンジニアに向いていない人

さて、ここまで読まれて、フリーランスエンジニアいいかも、と思った方もいるかもしれませんね。

フリーランスエンジニアになったほうがいいかな?ならないほうがいいかな?と思っている方向けに、僕がフリーランスエンジニアの方と働いていて、独立したほうがいい人とそうではない人を複数見てきたのでその辺の知見についても共有します。

フリーランスエンジニアになるのはやめておいたほうがいい人①技術力が低い人

技術力が低い人は、悪いこと言わないので独立はやめておきましょう。以下該当する場合、まず今いる会社で力をつけたほうがいいです。

  • 経験年数1年未満
  • 上司に技術仕様をめちゃくちゃ引いてもらわないと実装できない人
  • エラー修正もログを見て、原因見つけてテスト書いて、みたいなことができない人
  • コードレビューの経験がない人

上記スキルがないと、まず即戦力として働けません。会社のお荷物になってしまいます。

また、そこで短期で契約切られてしまうと、次の契約でも苦戦します。正社員での再雇用をかんがえてもスキル不足で中途枠は難しいですし、ポテンシャル枠でも結局ポテンシャルがないわけなので苦戦します。

DAI
スキルが低いうちは、今の会社にしがみついておいたほうがよいです。

フリーランスエンジニアになるのはやめておいたほうがいい人②コミュニケーション能力が低い人

技術力があっても、コミュニケーション能力に難ありの方は独立やめたほうがいいです。

開発業務はもちろんのこと、社外の方とのやり取りも増えるため、その辺が欠けていると正社員よりも相当厳しくなります。

フリーランスエンジニアになるのはやめておいたほうがいい人③より上流工程へのスキルセットをつけたい人

前述しましたが、フリーランスエンジニアになると、手を動かす仕事を求められることが多いです。

マネジメントや採用、設計など、よりプロダクトの根幹に携わるんは、かけられる時間やコミット量が大きい正社員に任されることが多いので、上流工程のスキルセットを身に着けて将来的にはCTOになりたいです、みたいな人はあまりお勧めしません。

フリーランスエンジニアに向いている人

フリーランスエンジニアに向いている人は、以下の通りです。

①フリーランスエンジニアに向いている人①今の会社の評価より本当は評価されるべきスキルを持った方

あなたへの技術的評価が低い場合、独立したほうが年収も上がります。また、年収が高いポジションで仕事をする場合、同僚のスキルも上がるため、技術者としてレベルの高い環境で働きやすいです。

②フリーランスエンジニアに向いている人②どうしてもフレキシブルな働き方をせざるを得ない人

例えば1日8時間、週5労働ができない特別な事情がある方は、フリーランスエンジニアに向いています。僕自身は例えば0歳の子育てがあるのですが、5時に保育園への送り迎えにいかなければなりません。普通の正社員で働く場合、時短で働かざるを得ませんが、フリーランスの場合は基本いつ働いても問題ないケースが多いので、そういう状況だとかなりフレキシブルに働けます。

③フリーランスエンジニアに向いている人③孤独耐性が強いこと

フリーランスになると、どうしても一人で仕事する時間が増えます。

また、利害をともにする人が減ります。

そうすると、かなり孤独な状況で仕事をせざるを得ません。そうなったときに、周りに人がいないとしんどいタイプの人はフリーランスに向かないです。

逆に人となるべく話したくなく、チャットで完結するコミュニケーションをしたい方、プライベートと仕事をきっちり分けたい方などは、フリーランスは向いていると思います。

フリーランスエンジニアに未経験からなれるのか?

結論からいうと、できなくもないというのが、結論です。

仕事をとるためには、

  • 最低限の実装スキル
  • 営業や発信して顧客を獲得できる

ことが必要で、この2つがあれば一応は案件を受注することはできなくありません。

DAI
ですか、未経験からフリーランスのエンジニアになるべきか?というと、やめておいたほうがいいと思います。

なぜフリーランスエンジニアになるべきではないか?

僕自身、完全独学で案件を受託して、実質フリーランスエンジニア?がやっていることをやってしまったのですが、その時に「いきなり未経験からフリーランスエンジニアになるべきではない!」と思いました。

DAI
そう思ったのは、以下の5つの理由です
  1. コードレビューをしてくれる人がいないため、エンジニアとしてスキルアップできない
  2. 既存のサービスのコードを見る機会がないため、より効率的なコードの書き方を学ぶことができない
  3. コードの品質が低いまま納品するリスク
  4. 仕事が途絶えるリスク

①コードレビューをしてくれる人がいないため、エンジニアとしてスキルアップできない

まず、エンジニアの成長に一番重要なのが、開発効率を下げるような「クソコード」を書かないために、しっかりとしたコードレビューを受けることだと思います。

しかし、未経験から全部独学で案件を受託する場合、コードレビューをしてくれる人がいない状態で仕事をすることになります

DAI
つまり、未経験から仕事をすると、成長可能性が低くなってしまいます。

②既存のサービスのコードを見る機会がないため、より効率的なコードの書き方を学ぶことができない

未経験からフリーランスでエンジニアをやっていると、基本的にWebサービスのソースコードを読む経験がありません。

例えば、Twitterログインを行うようなWebサービスを作る場合に、どのように実装するべきかなどは、既存サービスのコードを読むことで学習することができるのですが、独学でフリーランスで受託を行っていると、どうしてもそのような機会を得られません。

DAI
本来であれば、既存のソースコードを読んで学習できる機会がゼロに近くなります。そのため、エンジニアとしてスキルアップするための機会が減ってしまいます。

③品質が低いまま納品するリスク

①、②に関係しますが、コードの品質が担保できないまま仕事をすることになるので、品質が低いまま納品するリスクが常にあります。

DAI
万が一バグが起こったり、想定外のエラーがでてクライアントが困っても、解決する方法がないのは、非常に大きなリスクになります

④仕事が途絶えるリスク

未経験でスキルもなく、人脈もない、そんなフリーランスエンジニアは、常に仕事が途絶えるリスクと隣り合わせです。

DAI
就職した際の人脈などもなく、品質の低いサービスを納品したらいい評判が生まれるわけもなく、仕事が途絶えるリスクがどんどん上がっていきます。

これらの理由から、Webエンジニアに未経験からフリーランスになることは、全くおすすめできません。

未経験からフリーランスエンジニアになるには

「そんな夢も希望もない話をしないで欲しい!」という方もいらっしゃると思うので、ではどうやってフリーランスのエンジニアになるのか解説します。この場合、

  1. Web系のエンジニアを目指す場合
  2. Web制作系のコーダーを目指す場合

によって変わるのでそれぞれわけて解説しますね。

Web系エンジニアを目指す場合

Web系のエンジニアを目指す場合です。

Web系のエンジニアは、簡単に説明すると、

  • PHP, Ruby, JavaScriptなどのサーバーサイド言語、フレームワークに加えて、基礎的なフロントのスキル(HTML / CSS )などが理解でき、またデータベースアーキテクチャの設計、インフラへの理解、LINUXコマンド、GITなどのバージョン管理スステムを扱えるようなエンジニア

となります。

DAI
いわゆる、フリーランスエンジニアとして、みなさんがイメージするものとなります。

この手の仕事をフリーランスで受ける場合、よっぽどのことがない限りは未経験からではむりです。

そのため、

  1. 一度就職してエンジニアとしての実務経験をエル
  2. 独立する

といったフローで進めることになります。

1点注意です!

DAI
未経験からWeb系フリーランスエンジニアになれる!とうたっているスクールはだいたい嘘です。

理由は、すでに解説した通りです。

また、未経験の人にフリーランスとして案件を任せる会社もありません。

DAI
自身も会社をやっていますが、実務未経験の人に開発の仕事を任せるのは怖すぎるので、任せることはありません。

Web制作系のエンジニアを目指す場合

次に、Web制作系のエンジニアを目指す場合です。

DAI
人によっては、Web制作系のエンジニアは「エンジニアではない」という方もいらっしゃいます。なので今回は、「コーダー」という言葉で説明しますね。

Web制作系のコーダーは、

  • Webサイトのマークアップをする仕事。HTML / CSSなどを理解していて、デザイナーが設計したデザインカンプを基に、HTML/CSS/JavaScriptでWebサイトをマークアップすることがメインの仕事
  • 場合によってはWordPressなどのCMSのテンプレート作成なども行う

といった感じのスキルセットとなります。

DAI
Web系エンジニアのスキルセットと比較すると、全く別のスキルセットとなります。

Web制作系のコーダーを目指す場合は、未経験からでもフリーランスとして案件を獲得することは可能です。

DAI
ただし、単純に技術だけで単価をあげることは相当難しいでしょう

スキルだけで案件を獲得しようとすると、クラウドソーシング サイトでは1案件あたり1-2万円程度のお金にしかなりません。

また、一つ当たりの制作コストが5日かかるとしても、月の売上は6-12万円程度にしかなりません。

DAI
ですので、全く儲かりません

一方で、Web制作系のコーダーを未経験からはじめて、フリーランスで活躍する方としては、周辺のスキルを身につけている方が多いです。

例えば、

  • Webデザイン
  • 営業
  • プロジェクトマネジメント

など、より上流に位置する仕事から、実装まで一貫していくことにより、案件単価をあげていく方もいらっしゃいます。

DAI
とはいえ、個人的には独学でフリーランスになるよりも、会社で一度実務経験を得た方がよいと思います

フリーランスエンジニアに求められるスキルセットを理解するためには?

フリーランスエンジニアになりたい人の多くが、「どのレベルまでスキルを身につければ案件が獲得できていない」ことがほとんどです。

DAI
理解するためにおすすめなのは、フリーランスの求人サイトで実際に案件の相場をみてみることです

こちらは、とあるフリーランスエージェントのフリマアプリの求人から、Web系エンジニアの必須要件です。

DAI
必須要件とは、その仕事で求められる最低限必要な経験、スキルです。これがないと仕事を受けられません。
  • Go、Node.js、Pythonいずれかでの開発経験2年以上
  • バックエンドを含むアプリケーションの開発経験3年以上
  • DB(RDB、NoSQLなど)におけるスキーマの設計、効率的なクエリ作成経験
  • クラウド(AWS、GCP、Azureなど)環境の利用経験

このように、「開発経験2年以上」といった、実務経験が求められることが多いです。

ですので、このような案件を受託するためには、必ず実務経験を得る必要があるということですね。

続いて、こちらがとあるフリーランスエージェントのWeb制作系コーダーの必須要件です。

  • HTML,CSS,Javascriptの実務経験2年以上
  • Web制作のご経験
DAI
このように、直請けではない限り、コーダーでも実務経験2年以上などが求められます。そのため、フリーランスになった時の求人から逆算しても、一度実務経験が得られるような企業に就職したほうがよいです。

まとめ

結局、フリーランスになるべき?それともならないべき?どっちなんだい~~~?と思われた方もいるかと思います。

結論、スキルあって、何かしら事情あるなら独立すべきですし、ノースキルであるなら独立はやめておいたほうがいいです。

あとは自分がどうしたいか次第化と思うので、上記メリットデメリットを整理したうえで、考えてみるといいかもしれません。

自分がスキルが市場的に高いか低いかようわからん、って人は、フリーランスエージェントなどのサービスを利用すると、

  • 職務経歴書
  • スキルシート

などの作成を手伝ってくれて、さらにあなたのレベル感を客観的にアドバイスしてくれるので、独立する前に利用してみてもいいかもしれません。

Rubyのフリーランス案件事情!求人の特徴や単価相場・スキルなどを解説

RPAエンジニアのフリーランス案件事情!求人の特徴や単価相場・スキルなどを解説

エンジニアのフリーランス独立する方からよくある質問

最後に、よくある質問について回答したいと思います。

Q1.「 フリーランスエンジニアになって後悔したくないです。やっておくべきこと、知っておくべきことはなんですか?」

この記事でも解説しましたが、一番避けるべきなのは、

  • ロースキルのまま独立
  • フリーランスになっても案件の契約ができない / できてもすぐに契約破棄になる

というルートがつみやすいです。

DAI
個人的には、フリーランスになる前に、エンジニアとして部分的に副業などで手伝って、ちゃんと社外で通用することがわかってから独立したほうがいいかなと思っています

あとは、貯金が全くないまま独立すると、「今すぐ儲かる簡単なロースキル案件」をやらざるを得なくなるので、貯金は最低でも12ヶ月くらいは働かなくても済むくらいの金額があるとよいですね。

Q2. フリーランスエンジニアになったとしたら、今の年収と比べてどれくらい上がる/下がるのか知るにはどうしたらいいですか?

やるべきこととしては、まずは自分の市場価値の把握です。市場価値とは、

  • 業務経験
  • スキルセット
  • 年齢

などから、自分が独立した時にどれくらいの時間単価になるのか知っておくべきですね。

例えば自分の時間単価が、実は5000円くらいだったとしましょう。

簡単に計算すると、1日 (=5000円 * 8時間) * 245日(営業日) =980万円となります。

ここから個人事業主だとすると、各種税金などが引かれるイメージです。

とはいえ、税金などはコントロールできない変数なので、まずは自分の市場価値をフリーランスエージェントなどを利用して、査定してもらうのが良いかと思います。

DAI
最近だとフリーランスエージェントでも、副業の案件などが増えているので、まずはそこから試してみてもよいかもしれませんね。

ちなみにフリーランスエージェントだと、マージンを取られるのですが、実務経験5年以上あれば、だいたいはマージン抜きで4000-5000円くらいになります。

Q3. フリーランスエンジニアとして独立した際に、仕事がきつくなってしまうような闇の側面はありますか?

今まで僕が体験+採用をしていてみた点として、以下の点は気を付けておくと良いと思います。

  1. 時間単価で提示された金額が内税 / 外税か事前に協議できず、思っていたよりも低い金額で受注することになってしまった
  2. フリーランスエージェントのSES経由で案件を受注したが、実はマージンが半分以上抜かれていて単価が低かった

Q4. フリーランスエンジニアになって楽しいですか?

これは僕自身の経験ではないのですが、フリーランスエンジニアは以下の点で楽しいと思います。

  1. 身につけたい技術/深めたい技術がある場合、自分である程度その案件を受けられるので、スキル開発などは楽しい。
  2. コーディング以外でも、もっといろんなこと(マーケティング、営業、経理)を学ぶことがあるので、知的好奇心が高い人には面白い。
  3. 正社員では入社できないようなメガベンチャーなども、業務委託だと入社できるケースがある。そういう場所で働くのは自分の技術力をあげたりする上でもよい。

Q5. フリーランスエンジニアの寿命は?50代、60代でも働けますか?

年齢結構気になるところだと思いますが、結論50-60代でも採用している企業はあります。

ただし、僕自身がフリーランスエージェント経由で聞いた話だと、多くの企業が敬遠されているそうです。

なので、もし独立する場合はエージェントには一応登録しつつ、自社応募とか、クラウドソーシングで匿名で案件を受注するとかが良いかなと思います。

あとは、例えばCobolしか書いてきませんでした、という50-60代だと、スキルセット的に受け入れてくれる会社が少ないと思うので、

なるべくモダンなスキルのキャッチアップをしておくと良いと思います。

Q6. フリーランスが増えすぎていると聞いています。自分が独立したとしても仕事はあるのでしょうか?

余裕であります。

フリーランス人口が増えること=エンジニア人口が増えることとは一致しませんし、エンジニアの供給よりエンジニアが必要な会社の需要の方が圧倒的に多いのが現状の採用市場なので、そこは心配する必要はないと思います。

Q7. 案件を探す時はフリーランスエージェントを利用した方がいいですか?

人によります。すでに知り合いで、あなたのことをよく知っていて、スキルも正当に評価してくれて、報酬も市場相応の金額で出してくれる会社があるなら、使わなくてもいいかと思います。

そうじゃない人はフリーランスエージェントから仕事を受注するかどうかはおいておいて、市場間を把握する上でもフリーランスエージェントは使っておいた方がいいと思います。

だいたい自分にどれくらいの金額でどれくらいオファーが来るのか等把握しないまま、低い単価で案件を受けるのはもったいないですからね。