AIエンジニアはやめとけ？理由や向いている人の特徴を解説

AIエンジニアとしての就職を検討するにあたって「やめとけ」「きつい」と聞くことも多いのではないでしょうか？

結論、「AIエンジニアはやめとけ」と言われる理由は、以下の5つです。

「やめとけ」と言われる一方、AIエンジニアは給与の高さや働き方の自由さから、人気な職業であることも間違いありません。

そこで本記事では、AIエンジニアはやめとけと言われる理由や、それでも人気が高い理由、やりがい、年収、将来性などについて詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

AIエンジニアはやめとけと言われる理由

ここではAIエンジニアが「やめとけ」「きつい」と言われる理由を解説します。

AIエンジニアが「やめとけ」と言われる理由は、以下のとおりです。

• 給与が低い会社もある
• 企業によっては残業が長い
• 企業によっては客先常駐が多く、人間関係で孤立する
• クライアントに振り回されやすい
• トラブル対応がつらい

以下で詳しく解説します。

給与が低い会社もある

AIエンジニアの年収は全体の平均年収と比べると高いですが、会社によっては相場より低い場合があります。

特に多重請負構造の最下部の開発会社に入社すると、給料が低くなる傾向があります。

請負構造とは、発注元が仕事の一部を下請け企業に任せる形態を示します。

下請け会社が別の下請け会社に仕事を任せることにより、単価がだんだんと下がり、その結果、給与が下がる場合があります。

三次請け以降の企業に入ってしまうと、AIエンジニアでも年収が低くなるため、やめとけと言われることが多いです。

反面、自社開発企業や元請け企業では、年収が高くなる傾向があります。

企業によっては残業が長い

企業によって、残業の長さも「やめとけ」と助言される理由の一つとなります。

以下の要因から、特に受託企業では残業が長くなる傾向があります。

• クライアントの求めている期限までに仕上げなければならないから
• 人手不足で、一人が抱える仕事量が多くなりがちだから

特にシステムに詳しくないクライアントと仕事をする場合、期待される成果物に対する納期が短すぎて、残業を避けられない状況になりがちです。 一方、自社の開発を手掛ける企業は、比較的残業が少なく、ホワイトな傾向が目立ちます。

企業によっては客先常駐が多く、人間関係で孤立する

クライアントの職場で働く客先常駐の立場は、同僚や知人がいないという孤立した状況になり易いです。

現場のスタッフから「遠慮なく質問してください」と言われても、彼らは「顧客」であるため、気軽に問い合わせるのは困難かもしれません。

これが初めてであれば、何をどう質問すべきかさえ分からないことでしょう。

それに、仕事の完了や契約の期間が終わると、職場が変更することもあるため、どうしても適応するのが難しいというマイナス面があります。

企業が客先常駐を行わない場合、それはデメリットにはならないので、ご安心ください。

クライアントに振り回されやすい

クライアントからの依頼を受けて利益を得ている企業は、クライアントの指示に振り回されやすいという特徴があります。

クライアントの指示に基づいて作業を進めることは基本ですが、納期が考慮されていない状況や、Webに関する知識が不十分なために無理な要求をされることがあります。 何度もの修正により、残業が必要な場合もあり、クライアントによって仕事の状態が変わる可能性が高いです。

案件によって混乱する事態は、優良な会社でも十分に発生します。

転職後に後悔しないためには、こういった事態も覚悟しておくべきです。

ソフトスキルが身に付きにくい

AIエンジニアは技術的なスキルが重視されるため、ソフトスキルが身につきにくいと言われています。

特に一人での作業が主な仕事では、コミュニケーション力やリーダーシップを必要としないことが多いため、これらを自然と身につけるのは難しいです。

ただし、上流工程を管理する立場になると、聞き取り能力や対人能力、リーダーシップといったソフトスキルも重要視されます。

クライアントとのやり取りがある場合も考慮すると、実際にはソフトスキルは業務の中で学ぶことが多いです。

トラブル対応がつらい

トラブル対応が難しいことも、「やめとけ」とアドバイスされる理由の一つです。

担当業務でトラブルが生じたとき、どの時間や場所でも対応を求められることがあります。

• 帰宅後や休日でも出社する
• 夜間にリモートで復旧作業を行う

自分の記述したコードがエラーを生んでトラブルの原因になったときは、精神的にも苦しい状況になります。

AIエンジニアがそれでも人気な理由は？メリットを紹介

ここではAIエンジニアとして働くメリットを紹介します。

以下のメリットがあるため、AIエンジニアは人気な職業です。

• 未経験でも歓迎している職場がある
• 他の職種より平均年収が高い
• リモートで働ける職場が多い
• さまざまなキャリアパスがある
• 自分の働き方に合う会社を見つけやすい
• 転職がしやすい

以下で詳しく説明します。

未経験でも歓迎している職場がある

AIエンジニアはスキルや知識が必要とされる仕事ですが、実務未経験を募集している会社もあります。

もちろん開発実績は必要になりますが、AIエンジニアとして働いたことがなくても、転職が可能です。

全体的に業界は労力不足に苦しんでおり、未経験者でも迎え入れる場合が多く存在します。

ただし、一切のスキルや知識がないと、転職は困難です。

転職を行う前に、まずは知識や技術を習得したり、資格を得たりすることをおすすめします。

特に、下記の2つの資格は職種に限らず、Web業界全体で効果的なため、取得をおすすめします。

• ITパスポート
• 基本情報技術者

ITパスポートは、全てのサラリーマンが覚えておきたい基本的な情報が学べる、相対的に難しくない国家資格です。

他の職種より平均年収が高い

AIエンジニアは他の職種と比較して平均年収が高いです。

求人ボックス給料ナビによると、Webエンジニアの平均年収は536万円でした。

一方で令和４年分民間給与実態統計調査によると、全体の平均年収は458万円となっています。

Webエンジニアの平均年収は、78万円ほど上回っています。 技術の要求レベルは高いですが、それに見合った報酬ももらえる点が魅力的です。

リモートで働ける職場が多い

パソコンさえあれば作業可能なので、多くの企業がリモートワークを採用しています。

そのため、「週3日は自宅で仕事をし、週2日は会社に行く」のように、比較的自由な働き方ができます。

通勤せずに働ける企業が多いのが、AIエンジニアの人気のポイントです。

さまざまなキャリアパスがある

AIエンジニアには、以下のようにさまざまなキャリアパスがあります。

• ITコンサルタントになる
• PM（プロジェクトマネージャー、プロダクトマネージャー）になる
• 違う職種のエンジニアになる
• 上流工程を担当するエンジニアになる
• フリーランスになる

自分の専門能力を向上させて年収を上昇させたり、マネジメントスキルを活用して年収を増大させたり、自分にフィットしたキャリアパスを選択できます。 未来を考えた際に数多くの選択肢があることが、人気の理由です。

自分の働き方に合う会社を見つけやすい

AIエンジニアになると、自分の働き方に合った企業を探すことができます。

エンジニアを迎え入れやすくするために、数多くの企業が福利厚生や働き方を調整していることが要因といえます。 現在、エンジニアの市場価値が高いため、企業はエンジニアを迎え入れるために待遇を良くしている傾向があります。

たとえば、以下のように、仕事とプライベートを両立させやすい状況が多く存在します。

• ノー残業デーを取り入れている
• 残業時間を月20時間以内に抑えている
• フレックス勤務を導入している
• リモート勤務を許可している

そのためワークライフバランスを重視したい人は、AIエンジニアへの転職がおすすめです。

転職がしやすい

エンジニアの市場価値が高いことは、転職がスムーズに進むという利点も生み出します。 現在、エンジニアは不足しており、多数の企業が採用を希望しているため、転職に問題を抱えることはほとんどありません。 人によっては、会社に在籍中にもかかわらず、定期的にスカウトが訪れることがあります。

ライフステージの変更時に、働き方を変えるための転職も可能です。

AIエンジニアのやりがいは？

ここでは、AIエンジニアのやりがいを紹介します。

AIエンジニアには以下のやりがいがあるため、楽しく仕事を続けやすいです。

• 頑張りが給与に反映されやすい
• 学習したことが成果に反映されやすい
• ものづくりができるので楽しい

以下で詳しく解説します。

頑張りが給与に反映されやすい

AIエンジニアは、頑張って成果を上げると、その分給料も上がりやすいです。

IT企業においては、成果主義の文化が広く受け入れられており、業績や貢献度によって給与が上昇する傾向にあります。

昇給のスピードも速いため、3年間で年収が300万円から500万円まで引き上げられることもあります。

頑張った結果が給与に反映されるので、やり甲斐を感じることができます。

学習したことが成果に反映されやすい

AIエンジニアのやりがいは、学んだことを成果に反映させられることです。

学習により仕事の効率が改善され、業務を素早く推進できたり、企画提案が可能になることがあります。 結果を出すことで年収が増加し、スキルを向上させることで自身の生活を豊かにすることができます。

ものづくりができるので楽しい

AIエンジニアは誰かのためになるサービスを作ることができるので、やりがいを感じられます。

自分が作成したサービスのフィードバックが得られるため、社会貢献しているという感覚を持ちつつ仕事ができるのが魅力的です。 「何のためにこの仕事をしているのかが理解できない」という状態がないため、意欲をキープしながら作業を進行させることができます。

AIエンジニアはやりがいを感じながら働ける人気の仕事なので、気になった人はぜひ転職を検討しましょう。

エンジニアの平均年収は？

エンジニアの平均的な年収と月収は、下記の通りとなります。

	正社員
平均年収	536万円
平均月収	45万円

引用：求人ボックス「Webエンジニアの年収・時給・給料(求人統計データ)」

エンジニアという職種は、広範囲な知識やスキルが常に要求されます。技術力の要求レベルが高ければ高いほど、平均的な年収も上昇します。

年代別の平均年収は、以下のとおりです。

	平均年収	月収	賞与
20〜24歳	339万円	25.4万円	35.1万円
25〜29歳	445万円	30.6万円	77.2万円
30〜34歳	533万円	35.8万円	103.0万円
35〜39歳	573万円	38.7万円	108.0万円
40〜44歳	621万円	42.1万円	115.3万円
45〜49歳	651万円	43.4万円	130.3万円
50〜54歳	666万円	44.5万円	131.5万円
55〜59歳	652万円	44.4万円	119.4万円

引用：求人ボックス「Webエンジニアの年収・時給・給料(求人統計データ)」

エンジニアの平均年収は20代でも高く、300万円以上となっています。

また、40代になるとマネジメントやその他の業務に関与する機会が増え、それが年収を上げるチャンスになります。

しかし、専門知識や技術を学んでいる人と、学んでいない人とでは、年収に顕著な差が出てしまいます。

AIエンジニアの将来性は？

「やめとけ」「ブラック」「きつい」と言われることもあるAIエンジニアですが、将来性があります。

AIエンジニアに将来性があると言える理由は、2つあります。

• AIエンジニアの需要は今後も伸びるから
• AIエンジニアの人材は足りていないから

以下で詳しく解説します。

AIエンジニアの需要は今後も伸びる

IT業界の職は将来的に消滅することはなく、その需要は絶えず増大しています。

DX化を推進する人材が求められているため、AIエンジニアの需要は今後も伸びていくでしょう。

「AIによって仕事が奪われるのではないか」という懸念が近年浮上していますが、全ての仕事が無くなるというわけではありません。 今後、AIを活用して仕事を行うケースが増え、AIを駆使して効率的に業務を推進できるスキルを持つ人材が重宝されます。

AIエンジニアの人材は足りていない

IT業界の需要が上昇している一方で、人材が未だに不足しているという問題が存在します。

経済産業省の発表によると、2030年には約45万人のIT人材が不足すると見られています。

引用：IT人材需要に関する調査（概要）

この情報を基にすると、IT業界には将来性があることが推測できます。

AIエンジニアも需要に対して足りていないため、将来性が高い職業といえます。

AIエンジニアに向いている人の特徴

ここでは、AIエンジニアに向いている人の特徴を解説します。

以下のような人は、AIエンジニアに向いています。

• リモートで勤務したい人
• 自発的に学習を続けられる人
• 論理的思考力がある人
• 自分で考えて行動できる人
• 柔軟性がある人
• 細かな作業が苦にならない人
• チームワークを大事にできる人

以下で詳しく解説します。

リモートで勤務したい人

リモートで勤務したい人は、AIエンジニアになるのがおすすめです。

一人で作業が可能な業務が多いため、リモートワークを採用している会社が多いです。

オンラインで働くことには、以下のような良い点があります。

• 通勤に時間がかからないので、趣味や勉強に時間を費やせる
• 好きな場所で仕事ができる
• 突然人に話しかけられることがないので、集中して働ける

ワークライフバランスを重視する人に、AIエンジニアはおすすめです。

自発的に学習を続けられる人

AIエンジニアとして稼ぎ続けるためには、常に学び続ける姿勢が大切です。

例えば、開発に必要なプログラミング言語にはトレンドが存在し、新たに学習する必要が出てくることもあります。

新たに習得することは難しいですが、必ず必要な取り組みです。

そのため、自発的に学習を続けられる人はAIエンジニアに向いています。

論理的思考力がある人

AIエンジニアとして活躍するためには、論理的思考力（ロジカルシンキング）も欠かせません。

業務で必要なのは、物事を筋道立てて考え、どのように結果を出すかを考える能力です。 システムの構築や開発スケジュールのコントロールなど、多面的に論理的思考力が必要とされます。

論理的思考力は様々な業界で効果的なスキルなので、常に意識することをおすすめします。

自分で考えて行動できる人

指示待ちではなく、自ら行動できる力のある人もAIエンジニアに向いています。

AIエンジニアは指示された通りにプログラミングをしているイメージがありますが、実は率先して考え、行動する力が必要です。

例えば、企業の困難にどう対処するかを提案したり、行動を求められる場合があります。

何が求められていて、それに対してどのような行動や提案ができるのかを考えられる人は、AIエンジニアに向いています。

柔軟性がある人

さまざまな事態に対して、柔軟に応じられる能力も大切です。

AIエンジニアとして働いていると、突発的なトラブルに巻き込まれることがあります。

例えば、製作したシステムがエラーを出すなど、大小いろいろなトラブルが出る可能性があります。 この種の問題に対して、柔軟に対応できる能力も業務のうえで必要とされます。

細かな作業が苦にならない人

細かな作業が苦にならない人も、AIエンジニアに向いています。

特に本番の作業では、設計書や手順書に準じて開発を進めることが求められます。 些細なミスが原因でトラブルが生じたり、正常な動作が停止したりするので、細かなタスクを一つ一つ丁寧にこなすことが不可欠です。 大雑把に進めることが多い人は、トラブルの原因を作り出す可能性があるので、適していないでしょう。

チームワークを大事にできる人

チームワークを大事にできる人も、AIエンジニアに向いています。

一人で黙々と作業していると思われがちなAIエンジニアですが、実際はチームワークが欠かせない職業です。

基本的に、プロジェクトは多人数でチームを作って進行するので、進行状況の報告や、疑問点がある場合は即座に問い合わせるなど、円滑なコミュニケーションが必須です。 例えば、障害が発生した場合、メンバーとの情報共有を行いつつ、関係者に対して状況を明瞭に説明する力が必要となります。

AIエンジニアに向いていると思った人は、ぜひ転職を検討してみてください。

以下の記事でAIエンジニアにおすすめの転職エージェントを紹介しています。

関連記事：AIエンジニアにおすすめの転職エージェント11選

AIエンジニアに向いていない人の特徴

ここでは、AIエンジニアに向いていない人の特徴を解説します。

以下の人は、AIエンジニアに不向きでしょう。

• コミュニケーション能力が低い人
• マルチタスクが苦手な人
• 学習するのが好きではない人

以下で詳しく解説します。

コミュニケーション能力が低い人

エンジニアのタスクは個々で終わるものではなく、顧客やプロジェクトメンバーと協調しながら作業を進める必要があります。

コミュニケーション能力が低いと、作業の進行が滞り、キャリアの成長も難しくなります。

常にコミュニケーションを取ることは、仕事のミスを削減するためにとても重要なスキルとなります。

マルチタスクが苦手な人

AIエンジニアとして働いていると、仕事の同時並行が求められるシーンが多くあります。

だからこそ、一つのタスクにだけ焦点を当てられないと、仕事のパフォーマンスは下がってしまうのです。

ある程度マルチタスクができる力は、AIエンジニアに必要です。

学習するのが好きではない人

AIエンジニアは新しい技術を覚えれば覚えるほどスキルアップしていきます。

新しいプログラミング言語の知識を学ぶ必要があるため、インプットが苦手なら、仕事の進行が困難になるでしょう。 自分の知識やスキルだけでは対処できない場合もあるため、学習を好む人でなければ合わないかもしれません。

AIエンジニアが避けた方がいい会社の特徴

ここでは、AIエンジニアが避けた方が良い会社の特徴を解説します。

以下のような会社は避けた方がよいでしょう。

• 孫請けになっていて給与が低い職場
• 営業力は強いが技術的な視点を持っていない会社
• 教育体制が整っていない会社
• 「誰でもOK！」という求人を出している会社
• 20〜30代が極端に少ない会社

以下で詳しく解説します。

孫請けになっていて給与が低い職場

多重請負体制の最下層の開発受託企業に勤めると、給料が低くなる傾向があります。

請負構造とは、発注元が仕事の一部を下請け企業に任せる形態を示します。

上流工程は元請けが担当し、それ以外の下流工程は下請けが担当するため、下請けの役割が増えるほど、給与は低下します。

年収は250万～350万程度に留まり、多くの案件が中抜きされるため、最終的な売上も少ないです。

だからこそ、何年間働いても昇給ができない可能性があります。

これを回避するためには、直接契約関係のある企業で働くことが必要です。 転職や就職の際には、志望する会社が元請けなのか下請けなのかを見極めることが重要です。

ただし、元請けなのか下請けなのかは求人の詳細にはっきりと示されていないことがよくあります。そのため、企業の位置を確認するためには、取引先をチェックしましょう。取引先がSESのみであれば、それは孫請けの証拠です。

一方、発注主と近い立場にある場合は、より高い給与を得る可能性があるので、おすすめです。

営業力は強いが技術的な視点を持っていない会社

ITに精通していない社長や営業担当者が「とりあえず営業だけやってます！」と宣言する会社は、ブラック企業のリスクがあります。 ITの知識は、基本的にシステム開発における必需品です。

工数の計算や納期の決め方、適当な人員の割り振り、クライアントが求める質の成果物など、どの状況でもITの知識が必要とされます。

それでも、ITに詳しくない経営者や営業が指導する企業では、システム開発者に負担がかかります。 例えば、営業がリスクの高い案件や納期遵守が困難な案件を手に入れた場合、リカバリーには大量の時間がかかるでしょう。これは労働時間を増やす可能性があります。 営業と開発担当者が調和を保てない環境だと、労働が困難になるので、警告が必要です。

教育体制が整っていない会社

教育体制が確立されていない企業では、全てを自力で学ぶ必要があり、新入社員としては大変です。

以下のような問題が生じる可能性があるので、教育の体制が整備されているかを事前に確認しておくべきです。

• 社内のシステムを理解するのに時間がかかり、長期間働いてもパフォーマンスが出せない
• 何を勉強すればいいかわからない
• 横のつながりが薄いので、相談や質問がしにくい

未経験からの転職を考えているなら、特に教育制度が整っている企業を選ぶのがおすすめです。

「誰でもOK！」という求人を出している会社

誰でもOK！と表明している企業からは遠ざかった方が良いでしょう。 誰でも大丈夫な理由は、難解な任務を依頼しないからです。

誰でも可能な簡単な作業ばかりをしていると、次のような状態に陥ります。

• 安い給料のまま働かされる
• 簡単な作業を繰り返し任されるので、スキルが身につかない
• 同じ作業を続けていてもキャリアアップができないので、将来に繋がらない

このようなケースでは、低い給料のままではスキルの向上も困難になります。

このような組織では、入社のハードルが非常に低いので、早急に内定が出るかもしれません。

ただし、内定が下りたとしても、即座に就職するのではなく、本当にその会社でスキルを向上させることができるのか、じっくりと考えることが大切です。

20〜30代が極端に少ない会社

20〜30代がほとんどいない企業をおすすめすることはできません。 若者の数が著しく少ない場合、その会社は以下の特徴を持つ可能性があります。

• 年功序列になっていて、20〜30代は年収が上がりにくい
• 役職が詰まっていて、キャリアアップができない
• 教育体制が整っていない

志望する組織の年齢分布は、あらかじめリサーチしておくべきです。

AIエンジニアにおすすめの後悔しない会社の特徴

ここでは、AIエンジニアにおすすめする会社の特徴を紹介します。

以下の特徴を持つ企業は、優良企業となる可能性が高いです。

• 直請けの会社
• 自社のサービスを持っている会社
• スキルアップできる機会を設けている会社

以下で詳しく解説します。

直請けの会社

受託開発業者のケースでは、直接依頼だと余分な中間マージンがなく、相対的に給与が高いです。

三次請け以降の企業にいると、案件の単価が低いことから給料が下がります。

直接契約、あるいは少なくとも二次契約の企業を選ぶことがおすすめです。

自社のサービスを持っている会社

自社開発を行う企業は、中間コストがかからないため、給与が高くなりやすいです。 自社開発企業であると、利用者からサービスに関するフィードバックを頻繁に受け取ることができ、それが働く意欲を維持しやすい環境を作ります。 困難な納期で開発することが少なく、時間に追い詰められることが比較的少ないため、働くスタイルはホワイトになりやすいです。 ただし、自社開発企業は人気があり、必要なレベルも高いため、SESや受託会社と比べると採用されるのは難しいです。

そのため、受託会社でスキルを磨いてから自社開発企業に転職することもおすすめします。

スキルアップできる機会を設けている会社

スキルの向上が期待できる会社もおすすめです。

スキルを向上させる企業に入ると、次のような利点が存在します。

• 自分のやりたいこと、学びたいスキルの習得ができる
• 実績を自分で作ることができる
• 裁量のある立場を任せられる
• 優秀な上司や同僚がいる

さらに、研修の費用や書籍の購入費を支給してくれる会社もいくつかあります。

このような支援制度が完備されている会社を選べば、スキルを伸ばす機会もあり、発展しやすくなります。

未経験でもAIエンジニアになれる？

AIエンジニアに未経験からなることは可能です。

ただし、開発実績がない完全未経験からAIエンジニアになることはできません。

プログラミングスクールでの勉強と自分で開発したポートフォリオにより、未経験でも雇用される可能性が増します。 初めての方は、プログラミングスクールや自習でポートフォリオを完成させた後に、転職活動に取り組みましょう。

AIエンジニアにおすすめの転職エージェント・サイト3選

関連記事：AIエンジニアにおすすめの転職エージェント11選

以下で、各エージェントの特徴について詳しく説明します。

ワークポート

ワークポート公式サイト：https://www.workport.co.jp/

拠点	東京 / 札幌 / 仙台 / 郡山 / 宇都宮/ 高崎 / 埼玉 / 横浜 / 千葉 / 新潟 / 静岡 / 名古屋 / 金沢 / 岐阜 / 滋賀 / 大阪 / 京都 / 神戸 / 姫路 / 岡山 / 広島 / 高松 / 小倉 / 福岡 / 長崎 / 熊本 / 鹿児島 / 沖縄 /ソウル（韓国）
強み	・元IT専門・転職エージェントの豊富な知見 ・専門性の高いキャリアカウンセリング ・経験年数の浅い人・第二新卒向け求人あり
おすすめな人	・経験年数が短いが、転職したい人 ・IT業界の求人を幅広く知りたい人 ・IT業界全般に強いアドバイザーを求めている人
公式URL	https://www.workport.co.jp/

ワークポートは、IT業界の求人に注力していると評価されている総合転職エージェントです。

ワークポートの大きな魅力は、以下の2点です。

• キャリアアドバイザーのIT領域に対する専門性が高い
• 経験年数が浅くても応募できる求人がある

ワークポートは、「ITビジネス分野に焦点を当てたエージェント」から「包括的なエージェント」へとサービスを広げた経緯があり、特にIT分野での成果と知識が豊富です。 だからこそ、IT分野の求人に詳しいだけでなく、キャリアカウンセリングの専門性も高く評価されています。

[コメント]私は以前ワークポートを使用し、IT領域に熟知したキャリアアドバイザーにサポートしてもらいました。[/コメント]

Green

公式サイトより引用：https://www.green-japan.com/

Greenは、IT・Web系スタートアップ企業での仕事を探している人にピッタリの転職サイトです。

運営会社	株式会社アトラエ
対応地域	日本全国
強み	・IT・Web系スタートアップや外資系企業の求人が豊富。 ・フルリモートの求人多数
公式URL	https://www.green-japan.com/

Greenは、IT・Web業界特化型の転職サイトです。

Greenには、以下のような特徴があります。

1. 豊富な職種の求人を掲載
2. スタートアップ、外資、上場企業など幅広い企業の求人を掲載
3. 応募したい企業の雰囲気がつかみやすい
4. 職種未経験OKの場合あり

豊富な職種の求人を掲載

GreenはIT・Web業界に特化した転職サイトですが、求人で募集している職種の種類は多岐にわたります。

• エンジニア
• デザイナー
• プランナー
• マーケティング職
• 営業
• 事務
• 人事・総務　など

「残業が少ない」や「フルリモート」という特別な条件でも、業界最大規模の案件から求人を見つけることができます。 IT・Web業界での転職を考えているなら、まず最初に登録を検討すべき転職サイトでしょう。

スタートアップ、外資、上場企業など幅広い企業の求人を掲載

Greenでは、スタートアップや外資系企業、上場企業などさまざまな企業の求人を掲載しています。

• 成長中のスタートアップでスキルを磨きたい人
• 上場企業で安定的に働きたい人
• 外資系企業のグローバルな環境で働きたい人

このような人におすすめの転職サイトです。

今の職業とは異なるカテゴリーの企業で働くことに興味がある人にもおすすめです。

応募したい企業の雰囲気がつかみやすい

Greenのメリットは、応募したい企業の雰囲気がつかみやすいという点です。

気に入った企業があるけれども、その会社がどんなものかが分かりにくいと、心理的な困難が増えてしまいますね。

Greenは、以下の方法を用いて希望の企業の雰囲気を把握することが可能です。

• 気になる企業と気軽にマッチングできる
• 企業のPRやインタビューで、会社の雰囲気をつかめる
• 人事担当者から直接スカウトを受けられる

Greenに掲載されている求人情報の「気になる」ボタンを押すと、あなたがその求人に興味を持っていることが企業に通知されます。 マッチングに成功すると、メッセージの交流が始まり、双方の興味が深まると面接段階に進むことになります。

企業の担当者と自由にコミュニケーションを取ることで、疑問点をクリアにし、安心して選考プロセスを進めることが可能になります。 詳細情報やPR、社員インタビューが載っている求人ページを見ることで、応募前にしっかりと情報を得ることが可能な点が利点です。

公式サイトより引用：https://www.green-japan.com/

応募先企業の現役社員の声も載っているので、求人情報だけでは理解できない情報も把握できます。

「応募するのが難しい…」と困っている方にも、この転職サイトはおすすめです！

職種未経験OKの場合あり

IT・Web業界の経験者なら、Greenは職種未経験でも問題ない求人を扱っています。

未経験者を断る転職サイトが多く存在する中、これは喜ばしいですね！ 新しいことにトライしたい人や、既存の経験を利用してスキルを広げたい人にピッタリの転職サイトです。

レバテックキャリア

レバテックキャリア公式サイト（https://career.levtech.jp/）より引用

拠点	東京 / 神奈川/ 千葉 / 愛知/ 大阪/ 京都/ 兵庫/福岡/熊本
強み	・エンジニアの転職にとにかく強い。 ・求人の平均年収が高い
おすすめな人	・今より年収を上げたい現役エンジニア ・SIerからWeb業界に転職したい人
公式URL	https://career.levtech.jp/

『レバテックキャリア』は、業界トップクラスのエンジニア特化の転職エージェントです。

ベンチャー企業から大規模ベンチャー、大手企業まで、現代的な技術セットを扱う求人がたくさんあります。

求人の年収相場が高く、エンジニアとして更なるキャリア向上を目指す方におすすめの転職エージェントです。

しかし、未経験者向けの職は扱っていないため、経験者におすすめの転職エージェントです。

まとめ

本記事では、「AIエンジニアはやめとけ」と言われる理由について解説しました。

就職先を見つけるときには、会社によっては残業が長い場合や、給料が相場以下の場合があるので、慎重になるべきです。

それでも、以下のような利点から、間違いなく人気のある職業であることは明らかです。

AIエンジニアになって自分に合った働き方ができるかは、会社選びで決まります。

就職するか悩んでいる人は、まず転職サイトに登録して、憧れの働き方ができる企業があるか見てみましょう。おすすめの転職エージェントは以下で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

関連記事：AIエンジニアにおすすめの転職エージェント11選