インフラエンジニアの業務委託は稼げる?単価相場や契約までの流れを解説
【第1位】 レバテックフリーランス(公式:https://freelance.levtech.jp/ )
大手企業の週4〜×高単価なインフラエンジニア案件多数。業界事情にも詳しく、保有している案件の幅も広い。ヒアリングも丁寧で、スキルアップ・キャリアアップの相談もOK!
(案件受注には実務経験必須。週3日以内稼働できる案件は特にハイスキル必要。)
【第2位】テクフリ(公式:https://freelance.techcareer.jp/ )
有名企業の高単価案件多数。珍しい休業手当などのサポートも充実しており、手厚いサポートを受けながら稼ぎたい人おすすめ。がっつり参画できる週5案件が豊富!
【第3位】Midworks(公式:https://mid-works.com/ )
フリーランスエージェントの中でもサポート・福利厚生がかなり手厚い。
取扱い案件も幅広く、働きやすい週3〜案件・リモート案件もあり。独立に不安を感じている人にもおすすめ。
【第4位】ITプロパートナーズ(公式:https://itpropartners.com/ )
業界では珍しい週1・2〜可の案件あり、土日・夜の稼働も応相談。直請の高単価案件が豊富!
先に本記事の結論を紹介します。
- 高単価案件を狙うなら「レバテックフリーランス」「テクフリ」
- とにかく色々な案件を見たいなら「レバテックフリーランス」「エンジニアスタイル」
- 万が一の休業補償など、福利厚生で選ぶなら「テクフリ」「Midworks」
- 週3以内で働ける案件を探すなら「ITプロパートナーズ」
公式サイト | 案件数 | 特徴 | |
レバテックフリーランス | https://freelance.levtech.jp/ | ★★★★★ | ・高単価な週4〜案件が多い ・知識豊富なカウンセラーの丁寧なサポート ・リモート可案件が多い |
テクフリ | https://freelance.techcareer.jp/ | ★★★★ | ・高単価な週5案件が多い ・サポートが丁寧 ・福利厚生が手厚い |
Midworks | https://mid-works.com/ | ★★ | ・福利厚生が手厚い ・週3日〜稼働できる案件も |
ITプロパートナーズ | https://itpropartners.com/ | ★★★ | ・週3以内の案件が多い ・リモート可案件が多い |
エンジニアスタイル | https://engineer-style.jp/ | ★★★★★ | ・高単価案件が多い ・リモート可案件も多い |
案件数は各社のインフラエンジニア向け公開案件数(2022年12月2日時点)をもとに作成。
今回、最もインフラエンジニア案件を保有していたのはレバテックフリーランスでした。
エージェントに登録したら、なるべく早く担当者と面談して詳しい希望条件を伝えておきましょう。
担当のコンサルタントと直接話した方が詳しい条件も伝えやすく、案件を獲得できる確率も上がります。
本記事では、フリーランス向けの案件紹介サービスの選び方、おすすめのフリーランスエージェントの詳細などを紹介します。
フリーランス向け案件探しの参考にご覧ください。
目次 (PRも含まれます)
インフラエンジニアの業務委託案件を探す基準
インフラエンジニアの業務委託案件を際には、次のポイントに注目しましょう。
- 自分のスキルに合った案件が多いか
- リモート可能な案件があるか
- 高単価な案件が豊富にあるか
自分のスキルに合った案件が多いか
案件サイトを選ぶときは、自分の持っているスキルや経験に合った案件をたくさん取り扱っているかを確認しましょう。
案件サイトは、以下のようにそれぞれ異なる得意分野を持っています。
- Web系領域に特化しており、デザイナーやディレクターの案件が豊富
- 高いスキルが必要な分単価が高い案件を取り扱っている
「働きたい業界の案件があるか」「自分のスキルを存分に活かせる案件を取り扱っているか」など、軸にするポイントをあらかじめ決めてから、自分に合った案件サイトを探しましょう。
リモート可能な案件があるか
リモート勤務が可能な案件を取り扱っているかも重要なポイントです。
リモート勤務可能な案件の良いところは、自宅やコワーキングスペースなど自分の働きやすい場所でオンライン作業ができることです。
通勤時間もないので時間を効率的に使える分、業務効率を上げたり、プライベートを充実させたりという時間に使えます。
リモート可能な案件を見つけたいなら「レバテックフリーランス」と「ITプロパートナーズ」が特におすすめです。
高単価な案件が多いか
業務委託で無駄なく稼ぐには、高単価な案件が豊富なサイトを選ぶことも重要です。
単価の高い案件を獲得することで収入が安定します。高単価であるため、高いスキルを求められることもありますが、自分のスキルアップにつながります。
下記の記事でエンジニア全般の業務委託について解説しています。ぜひご覧ください。
インフラエンジニアの業務委託案件を探せるおすすめサイト4選
ここでは、DAINOTE編集部が厳選したインフラエンジニアの業務委託案件を探せるおすすめサイトを5つ紹介します。
- レバテックフリーランス(公式:https://freelance.levtech.jp/ )
大手企業の週4〜×高単価なインフラエンジニア案件多数。業界事情にも詳しく、保有している案件の幅も広い。ヒアリングも丁寧で、スキルアップ・キャリアアップの相談もOK! - テクフリ(公式:https://freelance.techcareer.jp/ )
有名企業の高単価案件多数。珍しい休業手当などのサポートも充実しており、手厚いサポートを受けながら稼ぎたい人おすすめ。がっつり参画できる週5案件が豊富! - Midworks(公式:https://mid-works.com/ )
フリーランスエージェントの中でもサポート・福利厚生がかなり手厚い。
取扱い案件も幅広く、働きやすい週3〜案件・リモート案件もあり。独立に不安を感じている人にもおすすめ。 - ITプロパートナーズ(公式:https://itpropartners.com/ )
業界では珍しい週1・2〜可の案件あり、土日・夜の稼働も応相談。直請の高単価案件が豊富! - エンジニアスタイル(公式:https://engineer-style.jp)
複数のエージェントに登録しなくても、フリーランスエージェント200社以上(2022/9/12)もの案件を一度に検索できる!
幅広い案件を見たい方におすすめのエージェント。
レバテックフリーランス
公開求人数
(現在募集中の案件)80925件 (2024年02月15日現在) インフラエンジニアの
公開求人数9442件 (2024年02月15日現在) マージン率 非公開 対応地域 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・愛知・福岡 強み ・週4日~稼働の案件、リモート案件多数
(週3日以内の案件はハイスキルが必要)
・カウンセラーの専門性が高く、幅広く相談に乗ってくれる
・高単価な案件が多い
※公式サイトより引用/算出 (公式:https://freelance.levtech.jp)
レバテックフリーランスの特徴は次の3つです。
- 業界最高水準の案件単価
- キャリアコンサルタントによる手厚いサポート
- 有名企業や急成長中の企業の案件が出てくることがある
業界最高水準の案件単価
レバテックフリーランスの案件はほとんどが他の中間業者を挟まない「直請案件」のため、高単価の案件が多いです。
キャリアコンサルタントによる手厚いサポート
※2022年8月時点 レバテックフリーランス公式サイトより引用(公式:https://freelance.levtech.jp)
IT人材サービスを多く取り扱うレバテックだからこそ、IT業界に明るいプロのエージェントによるサポートを受けられます。
有名企業や急成長中の企業の案件が出てくることがある
レバテックフリーランスは元々エンジニア向けのエージェントのため、インフラエンジニア向けの求人も少なからず取り扱っています。
そのうえ、有名企業や海外でも活躍する急成長中の企業が求人を出すこともある、穴場エージェントでもあります。
テクフリやエンジニアスタイルなど他のITエンジニア向けエージェントと並行して活用するとさらに良い案件に出会えるかもしれません。
案件の報酬水準も高いため、会員登録して非公開案件も含めてチェックしておきましょう。
レバテックフリーランスの案件例
以下は、レバテックフリーランスの案件例です。
月額単価 550,000円/月 職務内容 製造業向けインフラサーバー構築支援に携わっていただきます。
主に下記作業をご担当いただきます。
-vSphereとクラウド環境の設計サポート及び構築
-トラブルシューティング
-環境定義書(パラメータシート)設定
-WindowsOSの構築からテストまでの一連の工程求めるスキル ・サーバ構築または設計経験
・設計書等のドキュメント作成経験
・ヘルプデスク経験
・vSphereまたはCloud(Azure/AWS等)を使用した構築経験案件URL 【インフラ/一部リモート】製造業インフラサーバー構築支援の求人・案件
(2024年08月23日 現在)
テクフリ
画像はテクフリ公式サイトより引用:https://freelance.techcareer.jp/
運営会社 | 株式会社アイデンティティ |
求人数 | 11,212件 |
マージン率 | 10%〜 |
対応地域 | 主に東京(一部、神奈川・大阪なども有) |
働き方 | 週2、3日から稼働OK案件あり。常駐案件が多い。 |
公式ページ:https://freelance.techcareer.jp/
※2022年10月7日時点・公式サイトより引用/算出
テクフリは、個人では受注が難しい有名企業の高単価な案件の取扱実績があります。
運営元である株式会社アイデンティティは、複数のIT人材派遣事業をおこなっているため、IT・Web系企業とのパイプも太いです。
手厚いユーザーサポートも特徴で、下記のように細やかなサービスが受けられます。
- 独自の案件マッチングシステムでスキルとのマッチ度が高い案件を紹介
- 1人につき2人のスタッフがついて案件獲得をサポート
- 企業との面談前にはエージェントが面談対策をしてくれる
Midworks
画像はMidworks公式サイトより引用(2022年11月12日時点):https://mid-works.com/
運営会社 | 株式会社Branding Engineer |
公開案件数 | 8,652件 (※_2022年11月12日時点) |
対応地域 | 関東圏(東京、千葉、神奈川、埼玉) 関西圏(大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山、三重県) (フルリモート勤務の場合は全国対象) |
特徴 | 大企業からの高単価案件が募集されていることがある 週3〜稼働できる案件あり(※ 会社員向けの副業案件は紹介不可) |
Midworksは、フリーランスで活躍したいエンジニアにおすすめのエージェントで、次のような特徴があります。
- 報酬補償を含む手厚い福利厚生
- エンジニア案件の分野が幅広い
報酬補償を含む手厚い福利厚生
Midworksの魅力は、協業補償を含めた手厚い福利厚生が用意されている点です。
- freeeの無料利用や弁護士の無料紹介などの「税務補助」
- 保険の紹介
- 交通費や書籍代を支援する「経費補助」
- 休業中も給与を補償する「報酬補償制度(審査あり)」
フリーランスになりたい人の一番の不安は「収入が途切れてしまうこと」です。
ですがMidworksなら仮に案件が途切れても、次の案件獲得までの間の収入を保証してくれます(報酬補償の適用には審査があります)。
エンジニア案件の分野が幅広い
Midworksで取り扱っている案件の多くは、エンジニア向けの案件です。
また、クライアントの種類が幅広いので、選択肢が多いのも魅力です。
- 大手上場企業〜スタートアップベンチャーまで会社規模が多様
- SIerも自社サービス企業案件もあり
週3日から入れる案件や、しっかり週5日で稼働できる案件もあるので、自分の働き方に合った案件を探せます。
登録&相談は無料です。
「フリーランスを目指したいけど不安…」という人は、まず登録して、相談だけでもしてみることをおすすめします!
※Midworksは週3日程度〜参画できる案件がありますが、会社員の方への副業は紹介していません。
ITプロパートナーズ
公開求人数 5014件 (2024年08月23日現在) インフラエンジニアの
公開求人数179件 (2024年08月23日現在) マージン率 非公開 対応地域 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・愛知・福岡 働き方 週2-3案件、リモート案件多数 公式 https://itpropartners.com/
ITプロパートナーズの特徴は次の2つがあります。
- 『直請案件』だからこその高単価
- リモート、週1〜2日から稼働OKの案件が多い
『直請案件』だからこその高単価
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズで取り扱っている案件の単価は、「直請案件」がほとんどで、他のエージェントと比較しても高い傾向にあります。
※直請案件とは、クライアント企業とエージェントの間に他の仲介エージェントを挟まずに、直接クライアントと契約している案件のことを指します。
ほとんどのフリーランスエージェントが、マージン率を公開していないため、フリーランスが受け取る報酬を事前に知るのが難しい現状です。
マージン率が非公開でブラックボックス化しているからこそ、過剰な報酬の中抜きが発生していないIT プロパートナーズは魅力的です。
リモート、週1〜2日から稼働OKの案件多数
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(公式:https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズの大きな魅力は、週1〜2日から稼働できる案件が多いことです。
他のフリーランスエージェントでは、最低稼働日数は週3・4日〜の案件が一般的で、常駐案件も多いです。
一方のITプロパートナーズは、リモートの案件が多いので、自身のスタイルに合わせて自由に案件を選べます。
注意:ITプロパートナーズは週1日から稼働可能な案件の紹介が可能なですが、会社員は対象外です。
ITプロパートナーズの案件例
以下は、ITプロパートナーズの案件例です。
月額単価 〜900,000円(週4日〜5日) 職務内容 ■ミッション
【募集背景】
サービスのグロースに伴い、継続的にアップデートが必要な状況です。
業務委託リソースを増員することで、セキュリティ面の質を担保しつつ
開発を前進させたい状況です。
【想定業務内容】
・既存サービス、新規サービスのインフラ構築や運用
・インフラの可用性の維持、パフォーマンスと品質の向上、障害対応やセキュリティ対策
・SREの概念を参考にしたサービス運用手法の改善求めるスキル ■必須スキル:
・AWSのサービス(EC2, RDS, VPC, S3、ElastiCacheなど)を使ったインフラの設計、構築、並びに運用・保守の業務経験
・Terraform、AWS CloudFormation、Ansible等を利用したIaC化の経験
・プログラミング言語を駆使し運用の効率化や自動化(CI/CD)の経験
■尚可スキル:
・コンテナの運用経験
・メール(PostfixやDovecot)サービスの運用経験
・AWSの主要サービスのコスト体系の理解とコスト削減経験
・サーバーレスアーキテクチャの経験、または理解案件URL 【AWS】SaaS事業/EC基盤開発におけるSREの案件・求人
(2024年08月23日 現在)
エンジニアスタイル
画像は「エンジニアスタイル」公式サイトより引用:https://engineer-style.jp
優良エージェントの案件を厳選して掲載しており、大量の案件をまとめて確認できる便利なサイトです。
運営会社 | ボスアーキテクト株式会社 |
公開求人数 | 179,040件 |
特徴 | エンジニア・コンサル・デザイナー・ディレクターなど多様な職種に対応 高単価案件も多数 案件応募で面談するとAmazonギフト券プレゼント |
対応地域 | 主に東京 |
働き方 | リモートワーク、フレックス制度、 週2日〜稼働OKなど様々な案件に対応 |
※2022年10月7日時点・公式サイトより引用/算出
また、2022年10月7日時点で、案件応募で面談するとAmazonギフト券がもらえるキャンペーンも実施しています。終了日時は未定なので、気になる人は早めに登録・応募しておきましょう。
(画像は『エンジニアスタイル』公式サイトより引用(2022年9月10日時点):https://engineer-style.jp )
エンジニアスタイルの特徴は、以下の2つです。
- エージェント200社、17万件超の豊富な案件数
- データが豊富で、案件を探しやすい
エージェント200社、17万件超の豊富な案件数
2022年10月7日現在、エンジニアスタイルではフリーランスエージェント200社に掲載されている17万件以上の案件をチェックできます。
1つのサイトで複数のエージェントの案件が見られるため、登録にかかる時間や手間を省略しながら手軽に幅広く案件を検索できます。
リモートワークやフレックス制度、週2稼働OKなど他のエージェントでは取り扱いの少ない案件も、エンジニアスタイルでは多数掲載されています。
副業・フリーランス・スキルアップ・転職など幅広いニーズに合わせた求人を取り扱っているため、とりあえず登録しておくべきサイトです。
データが豊富で、案件を探しやすい
※エンジニアスタイルから引用 /2022年8月13日時点確認
平均単価の他にも職種別、言語別、フレームワーク別の単価や件数ランキングも全て公開されています。
案件を探す際には、
- 言語・フレームワーク
- 開発スキル
- 職種/業界
- エリア/駅
- 単価
などの基本的な条件はもちろん、以下のこだわり条件についても検索できます。
- 稼働できる時間帯、始業時間
- 職場環境や食堂などの設備
- リモート勤務可能か
- 会社の規模や志向
- トレンド技術を取り入れているか
スキルや条件を詳しく指定できるので、自分に合った案件が探しやすいです。
※エンジニアスタイルより引用 /2022年9月10日時点
会員登録すると登録時の希望条件やスキルなどの情報に合致する案件情報をメールで送ってくれます。
インフラエンジニアの業務委託の案件例・単価相場は?
インフラエンジニアの業務委託案件にはどんな案件があって、報酬の相場がどれくらいなのかを確認していきます。
実際にインフラエンジニアの業務委託案件をいくつかピックアップして紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
※今回紹介する案件は募集を終了している可能性もあります。最新の案件例が見たい人はエージェントに登録したうえで、詳細を確認してみましょう。
案件例①
月額単価 550,000円/月 職務内容 ・認証システムの改修、改善、維持保守対応を行っていただきます。 求めるスキル ・Linux、UNIXを用いた開発経験(コマンドを使用した等)
・基本設計のご経験案件URL 【Linux/フルリモート】製造業向け認証システム改修・維持保守の求人・案件
(2024年08月23日 現在)
案件例②
月額単価 920,000円/月 職務内容 大手SIerチームにおける、複数の受託案件のインフラ系システム技術支援をお任せいたします。 求めるスキル ・VMWare設計構築経験3年以上
・Esx環境移行の経験歓迎スキル・VCP資格取得者
・NSX for vSphereの実績もしくは知見
・VMWare要件定義経験者案件URL 【VMware】インフラ基盤設計構築の求人・案件
(2024年08月23日 現在)
上記の案件はあくまでも一例なので、自分のスキルに合わせて案件を探してみてください。
業務委託契約の主な種類
業務委託契約とは、業務を外注したい企業が、業務の一部を他の企業や個人に委託することです。
報酬や納期、仕事内容、進め方などをお互いに了承したうえで契約をおこないます。
アルバイトのような雇用関係がないため、企業と対等の関係で業務を進めることができます。
業務委託契約は、主に以下の3種類に分けられます。
- 準委任契約
- 請負契約
- 委任契約
それぞれの契約について詳しく解説します。
準委任契約
準委任契約は、制作したものの納品や事務作業などを委託する契約で、時給や日給、月給単位の計算で報酬が発生します。
インフラエンジニアは準委任契約を交わすことで、決められた時間内に委託されている仕事を契約に沿ってこなす義務を負うのです。
メリット
準委任契約のメリットは、収入が一定になりやすいという点です。
準委任契約での報酬が支払われる条件は、決められた時間に業務をおこなうことで、成果物を納品することが条件ではありません。
そのため、成果物の有無にかかわらず稼働した時間分の報酬が発生しますので、収入に安定感が出るというメリットがあります。
デメリット
デメリットは、稼働時間の自由度がそれほど高くないという点です。
基本的にはシフトで稼働するので、朝早い時間や夜中など稼働の時間帯をワーカー側で設定できるかはクライアントによります。
業務の進め方についてもある程度クライアントに管理されます。
そのため、業務に滞りがないかどうか定期的に報告する必要があります。
また、クライアントに評価されなかった場合、プロジェクトの途中でも契約を終了されてしまう可能性があるという点がデメリットです。
請負契約
請負契約は、成果物を完成させて納品する義務を負う契約を指します。
社員採用やアルバイトと違い、成果物の納品に対して報酬が発生する仕組みです。
メリット
請負契約のメリットは、時間や働く場所の自由度が高いという点です。
請負契約では、成果物を完成させて納品することが条件であり時間や働く場所、業務の進め方の報告をする義務はありません。
よって、エンジニアは仕事する時間や場所を自由に決められます。
デメリット
デメリットは、納品した成果物のクオリティがクライアントの求めるレベルに達していないと、報酬を支払われないリスクがあるという点です。
修正や報酬の変更を指示されることがあり、報酬の支払いが拒否される場合もあります。
また、どれだけ時間がかかっても、手元にくる報酬額が変わらないという点もデメリットです。
どう計算しても100時間かかる作業でも、報酬が5万円のであれば時給換算すると500円/時になってしまいます。
委任契約
委任契約とは、法律に関する業務を委託する契約です。
主な例としては、確定申告を税理士に委任したり、弁護士に委任し裁判を起こしたりすることなどがあげられます。
インフラエンジニアの業務委託で働くメリット
インフラエンジニアが業務委託で働くメリットには、以下の4つがあります。
- 自分の好きな仕事に集中できる
- 努力次第で収入アップが可能
- 自分で業務時間を決められる
- 人間関係のストレスから解放される
自分の好きな仕事に集中できる
メリット1つ目は、自分の好きな仕事に集中できるという点です。
業務委託契約では、多くの案件から得意なものや好きなもの、挑戦したいものを選べます。
会社に勤めていると、上司から振り分けられた仕事を決まった条件でこなさなければなりません。
自分のしたくない仕事を振られることもあり、不満になる場面も多いです。
しかし、業務委託契約であれば自分の好きな仕事を選んで注力できるので、不満にを感じにくく、楽しんで働けます。
努力次第で収入アップが可能
メリット2つ目は、自分の努力によって収入アップが可能という点です。
会社員は給与の支払いの仕組みによっては、いくら大きな成果を出しても、給与には反映されない場合もあります。
しかし業務委託では、成果を出し続ければ契約継続につながり、報酬アップの可能性もあります。
クライアントや仲間の人脈を通して、高単価の案件に結びつくこともあるでしょう。
自分で業務時間を決められる
メリット3つ目は、自分で働く時間を自由に決められるという点です。
請負契約は働く場所や時間を自由に決められます。
準委任契約であっても、稼働のシフトは会社員よりも比較的柔軟に調整できます。
納期に間に合うように自分で業務時間を決められるので、好きな時間、好きな場所を選んで働けるのがメリットです。
人間関係のストレスから解放される
メリット4つ目は、人間関係のしがらみから解放されるという点です。
会社に勤めていると、一緒に働く同僚や上司たちとの人間関係に悩むことがあります。
しかし業務委託契約では雇用関係と異なり、クライアント企業と対等な立場で業務を行えます。
もし、自分に合わない担当者に当たったときは、クライアントを変える自由があります。
インフラエンジニアの業務委託で働くデメリット
業務委託には、デメリットも存在します。
- 労働基準法が適用されなくなる
- 福利厚生が受けられない
- 仕事のトラブルはすべて自己責任
労働基準法が適用されなくなる
デメリット1つ目は、労働基準法が適用外になるという点です。
業務委託契約には、正社員や契約社員、アルバイトなどのような雇用関係はありません。
報酬の支払い条件や成果物の制作にかかった時間に関して、法律の保護を受けにくい状態になります。
最低賃金が法律で定められているわけではないため、工数に対して安価な報酬で請けることになるリスクがあります。
福利厚生が受けられない
2つ目のデメリットは、福利厚生を受けられないことがあります。
業務委託契約では、会社員のような雇用保険や労災保険などの社会保険が適用されません。
万が一事故や怪我が発生しても、傷病手当など必要な補助を受けにくいデメリットがあります。
そのため、フリーランス用の保険に加入するなど、自分を守るための備えをしておきましょう。
仕事のトラブルはすべて自己責任
デメリット3つ目は、仕事のトラブルがすべて自己責任になるという点です。
企業に雇われている場合は、従業員が起こしたトラブルは程度の差はあれど会社が責任をとってくれますが、業務委託のフリーランスはそうはいきません。
業務委託契約で、もし仕事のトラブルが発生した場合、すべて自己責任になります。最悪の場合、企業が被った損害の賠償責任を負わされることもあります。
企業が求めるレベルの成果物を納品できなかったり、納期を破ったりすると、簡単に契約を切られてしまいます。
業務委託契約を結ぶには業務委託契約書が必要
業務委託契約を結ぶとき、必要不可欠なのが業務委託契約書の取り交わしです。
後から相互に不利益にならないように交わしておく大切なものでもあります。
業務委託契約書が必要な理由
業務委託契約書が必要な理由は、主に以下の2つです。
- 契約上のトラブルが起きにくくなる
- 万が一のときに証拠として使える
業務委託契約書には、仕事内容や報酬、万が一の場合に対応について明記されています。
もし、事前に取り決めがなければ、想定よりも高いスキルを求められたり、報酬が少なかったりと契約上のトラブルが起きやすくなります。
トラブルにならないように、あらかじめ業務委託契約書を交わしておきましょう。
また、業務委託契約書は万が一のときに証拠として使うことも可能です。
あまり考えたくはありませんが、万が一裁判になってしまった場合には業務委託契約書を提出する必要があります。
業務委託契約で起きやすいトラブルとは?
業務委託契約で起きやすいトラブルとして、主に挙げられるのが以下の通りです。
- 成果物に対する度重なる修正を求められた報酬が変わらず、その分時給が低くなってしまった
- 契約内容に無い業務についても求められたが、報酬の支払いがなかった
業務委託契約書のなかで業務内容を詳しく決めておけば、こうしたトラブルを防ぎつつお互い納得した状態で業務を進めやすくなります。
秘密保持契約を結ぶ場合は秘密保持契約書を取り交わす
また、案件によっては業務委託契約書の他に秘密保持契約書を交わすこともあります。
秘密保持契約とは、契約中に知り得た機密情報や個人情報を、業務で使用する以外の目的で第三者に公開しないという契約です。
クライアントと秘密保持契約を結ぶ場合は、秘密保持契約書を交わしましょう。
業務委託契約締結の主な流れ
業務委託契約は、以下のような流れで締結します。
- 契約内容の詳細について話し合う
- 業務委託契約書を作成する
- 契約書の内容を共有し、認識の相違を確認し合う
- 業務委託契約書を取り交わし、契約完了
①契約内容の詳細について話し合う
最初に、契約内容の詳細について話し合います。
- 報酬額
- 契約期間
- 業務の範囲
これらの項目について、ある程度明確に決めておきましょう。
②業務委託契約書を作成する
話し合った内容をもとに、業務委託契約書を作成します。
作成するのはあなたではなく、業務を委託する側の企業です。
③契約書の内容を共有し、認識の相違がないか確認し合う
企業が作った業務委託契約書をチェックし、認識の相違がないか確認します。
この場で重要な部分をチェックしておかなければ契約後にトラブルが起きてしまうので、たとえ小さな部分でも気になることは遠慮せず相談しましょう。
④業務委託契約書を取り交わし、契約完了
お互いに納得できる契約内容を記載した業務委託契約書を取り交わし、契約完了です。
本来であれば記名捺印が必要ですが、最近はクラウド上での電子契約が多くなっているため、電子捺印で対応できるケースもあります。
業務委託契約の締結前に確認すべき条件
業務委託契約を締結する際は、契約内容をクライアントと双方納得できるまで話し合う必要があります。
契約時にパニックにならないように事前に確認するべき条件を解説します。
契約形態は何か
業務委託契約のなかでも、契約形態が準委任契約か請負契約かを確認します。
契約形態によって働き方や収入の安定性に差が出るので、必ずチェックしましょう。
業務内容は何か
業務内容については、どんな業務を委託されるのかを確認します。
ここを確認しておけば「想定の範囲以上の業務を任されて、報酬に対して割に合わない仕事量をこなすことになった」というトラブルを未然に防げます。
報酬についての記載はあるか
業務委託契約書のなかに、報酬についての記載があるかは必ず確認しましょう。
- 報酬額
- 支払い方法
また、補修については以下の項目についても確認しておきましょう。
- 時間単価か、プロジェクト単位での支払いか
- 報酬の計算方法
ここを確認しておかないと、想定より支払いが少なかったり支払日が先になったりすることがあります。
認識の相違がないか、確認しておきましょう。
報酬以外に経費の支払いはあるか
報酬以外に経費の支払いがあるかは重要なポイントです。
たとえば業務に必要な電気代やPCの回線費用、消耗品などの経費が報酬に含まれているか、もしくは別途支払いされるかを確認します。
事前に決められていないと後で報酬について揉めることになるので、見逃さないようにしましょう。
稼働時間はどのくらいか
稼働時間についても確認が必要です。
案件によっては「最低週2日稼働」など時間が定められている場合があります。
契約によっては精算幅(例:100時間を基準に、90〜110時間の精算幅で◯万円)が定められていることがあるので、併せてチェックしましょう。
スケジュール管理のために必要となる項目なので、確認しておきましょう。
稼働時間精算幅外の控除・超過支払いについての記載はあるか
稼働時間の精算幅がある場合は超過支払いか報酬の控除があるのかをチェックします。
実際の稼働時間が精算幅より少なかった場合は報酬がその分差し引かれ、多い場合は追加される仕組みです。
「業務時間外でも働いたのに、報酬が支払われなかった」というトラブルを防ぐため、入念に確認しましょう。
報酬の支払日はいつか
報酬の支払日は、クライアント企業によってルールが異なります。
業務委託契約書の、報酬が支払われる日がいつになるか確認しておきましょう。
また、請負契約では納品後、検収が完了するまで報酬が支払われない場合があります。
クライアント都合で検収日が締め日を超過してしまうと、報酬の振り込みが次の支払日になってしまうこともあります。
納品~検収の期間も、あわせてチェックしておきましょう。
契約期間、更新の有無について
業務委託契約の契約期間や、契約終了後の更新がされるかどうかを確認しておきましょう。
また、更新する際の条件がどのようなものかのチェックも重要です。
損害賠償の記載はあるか
業務委託契約を結ぶうえで避けて通れないのが、損害賠償問題です。
もし情報漏洩や著作権の侵害、秘密保持契約違反などで企業に被害を及ぼした場合、クライアントから損害賠償請求される可能性があります。
クライアントに損害を与えないようにすることは当たり前ですが、損害賠償の記載は入念に確認しておきましょう。
請求される条件や損害賠償が及ぶ期間については、漏れがないようにチェックをおこないましょう。
不利な内容は記載されていないか
ときどき、業務委託のエンジニアに対して明らかに待遇の悪い内容が記載されているこ場合があります。
「報酬の振込手数料を負担させられる」「契約終了後に発生した損害をすべて賠償する」などの記載があった場合、契約締結後に気付いても後の祭りです。
あなたに不利な契約は、最初に飲んでしまえば、いつか自分自身を苦しめることになります。
そのような記載があったときは、修正をお願いしましょう。
どうしても双方納得のいく形で契約が実現できなければ、契約そのものをお断りすることを検討しましょう。
まとめ
今回は、インフラエンジニアにおすすめの案件サイトと、業務委託契約を結ぶ流れ・注意事項について解説しました。
インフラエンジニアの業務委託案件を受注してさらに活躍の幅を広げたい人は、この記事を参考にして取り組んでみてください。
(下記サービスでは実務未経験の方・会社員の方への案件紹介はできません)
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