【2023年】インフラエンジニアの年収は?雇用形態や年代別に金額を算出してみた
今回はこのような悩みを持っている方に向けてお話していきます。
この記事を読んでわかることは以下です。
- インフラエンジニアの年収事情
- インフラエンジニアの種類
- インフラエンジニアのきついところ・メリット
- おすすめの転職エージェント3選
- 年収1,000万円を目指すポイント
- インフラエンジニアにおすすめの資格
インフラエンジニアは夜間や休日出勤など厳しい一面もありますが、企業のITインフラを支えるために欠かせない存在です。
目次
インフラエンジニアの年収事情
まずはインフラエンジニアの年収に関する情報を、以下のカテゴリに分けて詳しく紹介します。
- 【雇用形態別】インフラエンジニアの年収
- 【年代別】インフラエンジニアの年収
- 【地域別】インフラエンジニアの年収
- 【職種別】インフラエンジニアの年収
順番に見ていきましょう。
【雇用形態別】インフラエンジニアの年収
インフラエンジニアの年収について、下記の通り雇用形態別にまとめてみました。
正社員 | 派遣社員 | パート・アルバイト | |
平均年収 | 539万円 | 396万円※ | 191万円※ |
平均月収 | 44.9万円 | 33万円※ | 15.9万円※ |
平均時給 | – | 2,362円 | 1,141円 |
引用:求人ボックス「インフラエンジニアの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)」(2022年6月時点)
※1日7時間、1ヶ月20日勤務の場合
インフラエンジニアの平均年収は539万円です。
平均月収に換算すると約45万円であり、インフラエンジニアとしての初任給は21万円が相場のケースが多いです。
また派遣社員の場合平均年収は396万円、パート・アルバイトは191万円とのこと(1日7時間、1ヶ月20日勤務の場合)。
データを見る限り、インフラエンジニアの年収は日本の平均年収433万円よりも高いことがわかりました。
引用:国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」
【年代別】インフラエンジニアの年収
インフラエンジニアの年収を年代別に見ると、下記の通りでした。
平均年収 | 月収 | 賞与 | |
20~24歳 | 339万円 | 25.4万円 | 35.1万円 |
25~29歳 | 445万円 | 30.6万円 | 77.2万円 |
30~34歳 | 533万円 | 35.8万円 | 103.0万円 |
35~39歳 | 573万円 | 38.7万円 | 108.0万円 |
40~44歳 | 621万円 | 42.1万円 | 115.3万円 |
45~49歳 | 651万円 | 43.4万円 | 130.3万円 |
50~54歳 | 666万円 | 44.5万円 | 131.5万円 |
55~59歳 | 652万円 | 44.4万円 | 119.4万円 |
引用:求人ボックス「インフラエンジニアの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)」(2022年6月時点)
20代は新卒入社や専門スキルを持っていない方も多いため、平均年収が比較的低くなるのが特徴です。
30代になるとIT系の専門スキルを習得している人も多く、実務経験も増えてくるため20代よりも年収がアップする傾向があります。
また40代になってくるとチームリーダーとしてマネジメントする方も出てくるため、さらに年収がアップしていきます。
インフラエンジニアとして高収入を目指すなら、マネジメント経験を積むことが欠かせません。
【地域別】インフラエンジニアの年収
続いて下記の通り、地域別にインフラエンジニアの年収をまとめました。
平均年収 | 平均時給(派遣) | |
関東 | 503万円 | 2,474円 |
近畿 | 483万円 | 2,253円 |
中国・四国 | 446万円 | – |
九州・沖縄 | 439万円 | 2,255円 |
北海道・東北 | 434万円 | – |
引用:求人ボックス「インフラエンジニアの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)」(2022年6月時点)
インフラエンジニアの平均年収が最も高い地域は関東エリアで503万円であり、特に神奈川県が平均年収574万円と高水準です。
その一方、最もインフラエンジニアの平均年収が低い都道府県は、沖縄県の399万円。
人が集まる都市部ほど平均年収が高い水準であり、地方のエリアほど平均年収が下がる傾向があります。
【職種別】インフラエンジニアの年収
インフラエンジニアの職種別の年収は、以下です。
平均年収 | |
ネットワークエンジニア | 451.5万円 |
サーバーエンジニア | 465万円 |
データベースエンジニア | 574万円 |
セキュリティエンジニア | 599万円 |
引用:
doda「ネットワークエンジニア」
マイナビ「サーバーエンジニア」
求人ボックス「データベースエンジニアの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)」
求人ボックス「セキュリティエンジニアの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)」
(すべて2022年6月時点の情報)
インフラエンジニアの職種別の平均年収は、下記の順に平均年収が高くなります。
- ネットワークエンジニア
- サーバーエンジニア
- データベースエンジニア
- セキュリティエンジニア
特にデータベースエンジニアの平均年収574万円と、セキュリティエンジニアの平均年収599万円が頭ひとつ飛び抜けているといえます。
また近年はセキュリティエンジニアの需要が増えています。
社内のネットワークや、システムを外部のサイバー攻撃やウイルスから守る意識が社会全体で高まっているためです。
インフラエンジニアは大きく分けると2種類
実はインフラエンジニアは大きく分けると、下記の2種類に分かれます。
- ネットワークエンジニア
- サーバーエンジニア
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアとは、ネットワークの設計・システム構築・保守管理を担当するITエンジニアのことです。
ネットワークを構築するため、下記のような作業を行います。
- ルーター・スイッチ・ロードバランサー(負荷分散装置)の選定と配置
- ケーブルの配線
- ソフトウェアのインストールや設定
エンドユーザーが利用するほとんどのサービスは、常にネットワークを稼働させておく必要があります。
そのため24時間365日を通して、通信トラフィックやログの監視が欠かせません。
サーバーエンジニア
サーバーエンジニアとは、サーバーの設計・構築・保守管理を主な業務とするITエンジニアです。
サーバーを設計する際はクライアントの要望をヒアリングし、必要なスペックを満たすように設計図へと落とし込みます。
特に機器を用意して物理的にサーバーを設置する場合、サーバーを固定するラック・電源の選定・機器を繋ぐケーブルの配線作業も重要な業務です。
またサーバーエンジニアは次の作業も担うため、業務範囲が幅広いという特徴があります。
- サーバーの正常性確認
- 定期的なデータのバックアップ
- セキュリティのチェック
インフラエンジニアのきついところ3つ
インフラエンジニアは需要があってやりがいのある仕事ですが、以下のようにきつい点もあります。
- 夜勤や休日出勤が多くスケジュールが立てにくい
- 緊急の障害対応がきつい
- 下請けは給料が低くなりがち
順番に見ていきましょう。
夜勤や休日出勤が多くスケジュールが立てにくい
インフラエンジニアの仕事は夜勤や休日出勤がある企業も多く、スケジュールが立てにくいというデメリットがあります。
なぜならネットワークやサーバーなどのインフラ設備は、常にシステムの正常性を監視する必要があるからです。
ITインフラ設備が常に稼働しているおかげで、下記のようなサービスを24時間365日利用できるのです。
- TwitterやInstagramなどのSNS
- Netflixなどの動画視聴サービス
- アマゾンなどのECサイト
ITインフラ設備は、いつ通信障害が発生して利用できなくなるか予測がつきません。
そのため日々欠かさず、システムの正常性を監視する必要があります。
緊急の障害対応がきつい
インフラエンジニアは緊急時の障害対応がきついと感じる人もいます。
またシステムやネットワークの障害は、いつ発生するかわかりません。
ネットワークを利用しない夜間帯や、長期休暇中にシステム障害が起きる可能性もあります。
またシステムのメンテナンスや、サーバーを設置している建物で定期的な停電作業がある場合は、強制的にネットワークを切断しなければなりません。
メンテナンスや停電作業は夜間帯や長期休暇中に行うケースが多く、特にシステム復旧時にエラーが発生しやすい傾向があります。
下請けは給料が低くなりがち
インフラエンジニアとして下請け企業に就職すると、給料が低くなる傾向があります。
なぜならIT業界は多重下請け構造となっているケースが多く、二次請けや三次請けの企業だと上の会社に中間マージンを取られてしまうから。
そのため下請け企業に勤める従業員は、どうしても支払われる給料が低くなってしまうのです。
インフラエンジニアとして高収入を目指すなら、次の方法で企業を探すことをおすすめします。
- 就職を志望する企業を自分で徹底的にリサーチする
- ブラック企業を紹介しない転職エージェントを利用する
インフラエンジニアになる2つのメリット
インフラエンジニアとして働く主なメリットは、次の2点です。
- スキルの汎用性が高く活躍できる場所が増える
- 将来性が高い
1つずつ解説します。
スキルの汎用性が高く活躍できる場所が増える
インフラエンジニアはITスキルの汎用性が非常に高く、今後も活躍できる場所が増えていくことが期待できます。
なぜなら今はシステムのIT化やDX推進がトレンドになっており、特にクラウド化を進めている企業はインフラエンジニアを必要としているから。
たとえばSNS・電子決済システム・ECサイトなど、ITインフラと現代の生活は切っても切れない関係にあります。
特にネットワークやサーバー周りのスキルに特化したインフラエンジニアは、人材不足が続いているため、今後も高い需要が期待できます。
将来性が高い
電気・ガス・水道と同様、ネットワークやサーバーなどのITインフラ設備は、我々の生活に欠かせません。
たとえば下記のようなことが日常的にできるのは、ITインフラの環境が整っているからです。
- パソコンやスマホを使って動画やサイトを閲覧する
- Suicaなどの電子マネーを使う
近年は物理的なサーバーやネットワーク機器を所有せず、クラウド上に仮想システムを構築する技術が急速に進んでいます。
その分インフラエンジニアの需要も高まっているのです。
もしここまで読んで「インフラエンジニアへの転職も良いな」と思った方には、転職エージェントの利用がおすすめです。
求職者の現状のスキルや希望をエージェントがヒアリングしたうえで、ぴったり合う求人を紹介してくれます。
「年収や待遇をもう少し良くして欲しい」など言いづらい交渉も代行してもらえるため、スムーズな転職を実現しやすいのがメリットです。
インフラエンジニアにおすすめの転職エージェント3選
前述した通り、インフラエンジニアへスムーズに転職するなら、転職エージェントを活用するのがおすすめです。
書類作成時も「企業がどこに注目するか」などのアドバイスをもらえるため、一人でやるよりも効率的に転職活動を進められます。
「まずは今のスキルや経歴で、インフラエンジニアに転職できるか相談したい」などの気軽な相談も可能です。
今回はインフラエンジニアへの転職に最適なエージェントを、下記の3つ紹介します。
- ワークポート
- マイナビITエージェント
- ギークリー
順番に見ていきましょう。
ワークポート
ワークポート公式サイト:
https://www.workport.co.jp/
拠点 | ※現在はリモート対応化 (2021年9月現在) 東京 / 札幌 / 仙台 / 埼玉 / 横浜 / 千葉 / 名古屋 / 大阪 / 京都 / 神戸 / 岡山 / 京都 / 神戸 / 岡山 / 広島 / 福岡 |
求人数 | 約7.7万件(2022年6月現在。非公開案件を含む) |
強み | ・元IT専門の転職エージェントのため、 IT業界のキャリアカウンセリングがかなり詳しい 親身な対応をしてくれる ・求人数も大手並に多い |
おすすめな人 | ・IT業界に未経験から転職したい人 ・IT業界の求人を幅広く得たい人 ・IT業界全般に強いアドバイザーを求めている人 |
公式URL | https://www.workport.co.jp/ |
ワークポートはIT業界の求人に強いことで評判の総合型エージェントです。
ワークポートの大きな魅力は、未経験でも応募できる求人が多い点と、キャリアアドバイザーがIT領域に詳しい点です。
一般的な転職エージェントでは経験者向けのIT求人がほとんどで、未経験者が応募できる求人は少ないです。
実際にワークポート上で未経験可のネットワークエンジニア求人を調査したところ、180件ありました(2022年6月7日時点)。
そのため未経験からインフラエンジニアへの転職を目指す方にとって、数少ない使い勝手の良い転職エージェントです。
登録は無料なので、ぜひ登録して実際のインフラエンジニアの求人を見てみましょう。
ワークポート公式サイト:https://www.workport.co.jp/
マイナビITエージェント
公式URL(https://mynavi-agent.jp/it/)
マイナビIT AGENTはITエンジニアの実務経験がある人におすすめのエージェントです。
もともとIT・Web分野の会社との繋がりが強いマイナビ転職が、IT業界向けの転職エージェントに特化して立ち上げました。
IT業界のさまざまな求人を扱っており、下記の通りインフラエンジニアの求人も豊富にあります。
全IT求人数 | 17,364件 |
インフラエンジニア全体 | 3,194件 |
サーバーエンジニア | 1,862件 |
ネットワークエンジニア | 1,638件 |
(2022年6月3日時点の公開求人数をもとに作成)
もともとIT系のバックグラウンドがあるエージェントなので、詳しい仕事内容が聞きたい実務経験者にとっては心強いサービスです。
知識の豊富なキャリアアドバイザーに相談しながら進めたい方は、マイナビIT AGENTを利用してみましょう。
ギークリー
公式URL(https://www.geekly.co.jp/)
Geekly(ギークリー)は、IT・Web・ゲーム業界に特化した転職エージェント。
IT業界の求人が豊富で、利用者の多くが年収アップ転職を叶えた実績があります。
ギークリーでインフラエンジニアの求人を検索しましたが、以下の通り1,000件以上掲載されていました(2022年6月7日時点)。
全IT求人数 | 7,444件 |
ネットワークエンジニア | 258件 |
サーバーエンジニア | 802件 |
IT系の求人数(※2022年6月7日現在、各職種の該当検索数)
インフラエンジニアに転職して年収アップしたい人には、ぜひ登録していただきたいエージェントです。
インフラエンジニアは年収1,000万円を目指せる?収入を上げる4つのポイント
今回はインフラエンジニアが年収1,000万円を達成するために、収入を上げるポイントを以下の4つご紹介します。
- なるべく規模の大きい企業に就職する
- フリーランスになる
- 上流工程・マネジメントを経験する
- 関連資格を取る
1つずつ見ていきましょう。
なるべく規模の大きい企業に就職する
インフラエンジニアとして稼ぐには、できるだけ規模の大きい企業に就職するのがおすすめです。
なぜならインフラエンジニアは人材不足で需要が高く、大企業ほど必要な人材に対して高い給料を支払う傾向が強いからです。
特に外資系の大企業で黒字経営が続いている企業であれば、高水準の年収を期待できます。
ただし外資系の企業は実力主義であるため、専門的なITスキルと豊富な業務経験のあるインフラエンジニアでなければ、就職するのは困難です。
ある程度インフラエンジニアの経験を積んでから、外資系企業への転職を検討しましょう。
フリーランスになる
インフラエンジニアとして大きく稼ぎたいのであれば、フリーランスとして独立するのもおすすめです。
フリーランスは派遣社員のように、派遣元に中間マージンを取られることがありません。
フリーランスとして独立して高単価の案件を受注することができれば、インフラエンジニアで年収1,000万円超えを目指すことも可能です。
フリーランススタートの調査によると、フリーランスインフラエンジニア案件の最高単価は200万円でした。
引用:フリーランススタート「インフラエンジニアのフリーランス求人・案件 月額単価相場」(2022年6月時点)
ただし、フリーランスは自分で営業をして案件を獲得する必要があります。
将来的にインフラエンジニアとして独立を考えている方は、以下の記事も参考にしてみてください。
上流工程・マネジメントを経験する
インフラエンジニアとして年収をアップさせるには、上流工程やマネジメント経験を積むのが近道です。
上流工程である案件企画や設計業務は、エンドユーザーが利用するサービスに大きな影響を与えるため、年収が高くなる傾向があります。
インフラエンジニアの大まかな作業工程は、以下の通りです。
- 案件企画
- 設計業務
- システムの構築
- 保守・運用
またITインフラ設備を構築するのは人間であるため、他部署の関係者・クライアント・チームのメンバーとのコミュニケーションが欠かせません。
実務経験を通して、次のようなスキルを身につけることも心がけましょう。
- 資料を作成してわかりやすく説明するスキル
- チームのメンバーと連携し、スムーズに案件を進めていくスキル
関連資格を取る
IT系の資格取得や専門知識を習得することで、更に年収アップが期待できます。
採用面接や選考の際に、企業に対して自分のITスキルを効果的にアピールできるからです。
ただしIT系の資格はさまざまな種類があるため、インフラエンジニアの業務と関連する資格に絞って勉強する必要があります。
特にネットワークサーバーに関する知識は必須であり、最近ではクラウド上に仮装ITインフラを構築する需要がどんどん増えています。
物理的な機器を用意してサーバーやネットワークを設置する需要は減少しているため、クラウドサーバーに関する知識を身につけておきましょう。
インフラエンジニアにおすすめの資格試験5選
インフラエンジニアの就職や収入アップに役に立つおすすめの資格として、以下の5つを紹介します。
- ITパスポート
- 基本情報技術者試験
- Cisco技術者認定資格
- ネットワークスペシャリスト試験
- データベーススペシャリスト試験
詳しく見ていきましょう。
ITパスポート
ITパスポートはITに関する基礎知識の習得を証明する、経済産業省認定の国家資格です。
下記のようなITを利用するのに必須となる知識を、バランスよく習得できます。
- ITの基礎知識
- 情報セキュリティ
- 企業コンプライアンス
ITパスポートは多くの企業が資格取得を推奨しているため、転職時にITスキルをアピールしたい未経験者の方におすすめです。
基本情報技術者試験
基本情報技術者とは、経済産業大臣が行う国家試験の一つ。
基本的なITスキルや知識が身についており、業務で実践可能なレベルであることを証明する資格です。
また基本情報技術者試験は受験資格が必要ないうえ、独学でも十分合格を目指すことができるため、IT系の資格として人気があります。
経営やマネジメントに関する問題も出題されるため、この資格を取得することで全般的なITスキルの向上が期待できます。
Cisco技術者認定資格
Cisco技術者認定資格とはCiscoシステムズ社が認定する、ネットワークスキルの習得を証明できる資格です。
Cisco技術者認定資格には下記5つのレベルが設定されており、下にいくほど難易度が上がっていきます。
- エントリー
- アソシエイト
- プロフェッショナル
- エキスパート
- アーキテクト
またCisco技術者認定資格を所有していれば、手当や給与に反映してくれる企業も多くあります。
インフラエンジニアとして年収アップに繋がりやすい資格なので、エントリーレベルから徐々にステップアップして取得するのがおすすめです。
ネットワークスペシャリスト試験
ネットワークスペシャリストとは、情報処理推進機構(IPA)が主催する国家資格の一つです。
ネットワークの専門スキルを利用するサービスに詳しくなるうえ、大規模かつ安全なネットワークを構築できるスキルを習得できます。
ネットワークスペシャリストの合格率は13〜16%で推移しており、IT系の資格のなかでも難易度が高いです。
企業システムのネットワーク化が加速的に進んでいるため、ネットワークスペシャリストの需要がなくなることは考えにくく、将来性が期待できる資格といえます。
データベーススペシャリスト試験
データスペシャリストとは情報処理推進機構(IPA)が運営する、データベースの専門知識の習得を証明する国家資格です。
取得することでデータベースに関する専門技術を利用し、次のような技術支援が可能であることをアピールできます。
- 情報システムの企画
- 案件定義
- システム開発
- 保守運用
IT系スキルのなかでもデータベースに精通している人材が不足している企業が多いため、会社の内部だけではなく、外部の方からの信頼も得やすくなります。
まとめ
今回の記事では、インフラエンジニアの年収事情や仕事内容について詳しく解説しました。
ITインフラは24時間365日稼働するため、夜勤や休日出勤が多く、プライベートのスケジュールが立てにくいというデメリットがあります。
しかし、ITインフラはもはや私達の生活とは切り離すことができないため、今後もインフラエンジニアの需要は高まることは間違いありません。
また転職活動をするときは、転職エージェントを活用することをおすすめします。
IT業界の事情に詳しいキャリアアドバイザーが在籍しているため、「ITの実務経験が少ないがどんな企業を選べばよいか」といった相談も可能です。
志望企業が面接や書類のどこに注目するかも教えてもらえるので、転職活動をスムーズに進めやすくなります。