SAPコンサルのフリーランス案件事情!求人の特徴や単価相場・スキルなどを解説
案件数が豊富で、希望する条件に合う案件を見つけやすい。
週2~稼働OK、単価の水準も高く、フルリモート案件も豊富なおすすめエージェント。
【第2位】テクフリ(公式:https://freelance.techcareer.jp/)
個人では受注が難しい高単価なリモート案件が豊富。
案件獲得サポートや休業補償などの福利厚生も充実しているエージェント。
【番外編】エンジニアスタイル(公式:https://engineer-style.jp/)
エージェント200社の案件から希望条件にあう案件情報をメールで知らせてくれるサイト。
案件応募&面談でAmazonギフト券プレゼントも実施中(2022/9/16現在)。
「フリーランス向けの案件サイトは多いけど、SAPコンサル向けの案件がなかなか見つからない…」
「SAPコンサルのフリーランス求人はどこで探すのがおすすめなの?」
先に本記事の結論はこちら。
- 営業や交渉を代行してくれるフリーランスエージェントの利用がおすすめ
- SAP案件は希少なので、最低でも2社以上のフリーランスエージェントへの登録が◎
- まずは案件数が多く、高単価・サポートも充実している「レバテックフリーランス」に登録
- サポートや福利厚生を重視するか、さらに高単価を目指すなら「テクフリ」も◎
- もっと案件を見たいなら、エージェント200社の案件が見られる「エンジニアスタイル」
より好条件の案件を探すコツは、複数のフリーランスエージェントに登録することです。
単純に閲覧できる案件数が増えるうえ、それぞれのエージェントで単価の見積もりをしてもらうことで、より高単価な案件を受注しやすくなります。
公式サイト | SAP案件数 | 特徴 | ||
レバテックフリーランス | https://freelance.levtech.jp/ | ★★★★ (※) |
・エンジニアやITコンサルのサポートに特化 ・高単価案件が多い ・専門性が高く、スキル・キャリア相談もOK |
|
テクフリ | https://freelance.techcareer.jp/ | ★★★ | ・大企業からの高単価案件あり ・休業手当などの福利厚生やサポートが充実 |
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エンジニアスタイル | https://engineer-style.jp/ | ★★★★★ (※) |
・エージェント200社の公開案件を横断検索/比較できる ・職場の立地など、こだわり条件検索に対応 |
2022年9月14日時点の各社公開案件をもとに作成。(※はフリーワード検索でヒットした案件数をもとに記載)
表は公開求人のSAP案件数ですが、エージェントに無料登録すれば非公開求人も紹介してもらえます。
エージェントが保有する求人の大半は、担当者経由で紹介される非公開求人です。無料登録のあと、面談して要望を伝えれば、希望に合う案件がみつかる可能性が高くなります。
まずは『レバテックフリーランス』などSAP案件を多く保有しているサイトに複数登録し、条件に合う案件があるかをチェックしておきましょう。
本文では、以下のポイントについて詳しく解説していきます。
- SAPコンサルがフリーランス向けの案件紹介サービスを選ぶポイント
- SAP案件のあるおすすめエージェントの詳細
- 案件の単価相場
- フリーランスとして収入を伸ばす方法
目次
SAPコンサルがフリーランス向けの案件紹介サービスを選ぶポイント
フリーランス向けの案件紹介プラットフォームは数多くありますが、SAPコンサル向けの案件を扱うサービスはまだまだ少ないのが実情です。
そこでまずはSAPコンサルが自分に合った案件紹介サービスを探すために、チェックしてほしい5つのポイントについて解説します。
- 大企業との取引が多いか
- 単価は高いか
- 稼働日数の調整はできるか
- リモート勤務はできるか
- 福利厚生は整っているか
大企業との取引が多いか
SAPの導入は大規模な工数と費用がかかるプロジェクトです。そのため、SAPの導入・運用などができる大企業が利用しているサービスを選びましょう。
一部のフリーランスエージェントでは大企業からの求人依頼が募集されることもあるので、登録しておけばより多くのSAP案件を紹介してもらえる確率が上がります。
特にエージェントの中でも大手である「レバテックフリーランス」や「テクフリ」では大企業との取引も多く、エンジニアやITコンサルへのサポート実績も多いため、案件が探しやすいです。
単価は高いか
単価の高低を決める要因はさまざまですが、主なものは次の4つです。
- エージェントの手数料(マージン)の割合(低いほど手取りが高い)
- SAPコンサルの実績・スキル
- クライアント企業の予算
- 稼働できる時間数(多い方が有利)
エージェントのほとんどはマージン率非公開ですが、「テクフリ」では手数料10%の案件も一部取り扱いがあります。
また、特に単価の高い案件は応募の殺到を避けるため、非公開案件になっているケースもあります。
非公開案件は、エージェントに登録して担当者から直接紹介を受けないと見られません。高単価案件を逃さないためにも、とにかく登録して要望を伝えておきましょう。
稼働日数の調整はできるか
週4日以下など、少ない稼働日数で働きたい場合は、週4以内・週3以内の案件にも対応しているエージェントを選びましょう。
案件の稼働日数はエージェントによって傾向が異なります。「保有案件のほとんどが週5日稼働」というところがあれば、「週3日程度から稼働OK」というところも。
稼働日数の少ない案件は人気が高いため、非公開にしているエージェントも多いです。無料登録のうえ、エージェントに面談して聞いてみることをおすすめします。
リモート勤務ができるか
通勤にかかる交通費や時間、体力を節約したい場合は、フルリモートで参画できる案件を探しましょう。
最近は感染症対策の影響で、リモート勤務で参画できるSAP案件も多いです。ただし「リモート可」と表示されている案件でも、定期的に出社が求められるケース(「一部リモート可」の案件)もあります。
まったく出社しなくてもよい案件を探している場合は、エージェントに「フルリモート勤務可能な案件希望」と伝えておくとよいでしょう。
福利厚生は整っているか
フリーランスエージェントの中には、利用者に税務サポートや事務手続きの代行などのサービスを提供してくれる会社もあります。
中には病気などで働けなくなった場合に見舞金の支給があるなど、会社員並みの補償を提供してくれるケースも。
今回紹介するエージェントで受けられる主な福利厚生は次のとおりです(表は左右にスクロールできます)。
公式サイト | 福利厚生の内容 | |||
レバテックフリーランス | https://freelance.levtech.jp/ | ・無料の税理士紹介、会計ソフトが一定期間無料 ・人間ドック・スポーツジムの優待 ・レジャー・家事代行の優待 ・レンタルサーバーが一定期間無料 ・交流会(食事付き無料) |
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テクフリ | https://freelance.techcareer.jp/ | ・休業補償 ・報酬あり休暇の付与 ・事業融資支援 ・確定申告代行(有料)、税理士紹介 ・クレジットカード作成支援(初年度会費無料) ・コワーキングサービス優待 |
||
エンジニアスタイル | https://engineer-style.jp/ | ・(提携先のエージェントによる) |
2022年9月14日時点の各社公開案件をもとに作成。
フリーランスSAPエンジニアにおすすめのエージェント
フリーランスSAPエンジニアの案件を獲得するには、エージェントを使うのがおすすめです。
高単価な案件が多く、営業や契約手続きを代行してくれるなどサポートも充実しています。
ここでは、下記3つのエージェントをご紹介します。
- レバテックフリーランス
- テクフリ
- エンジニアスタイル
レバテックフリーランス
画像は公式サイトより引用(https://freelance.levtech.jp/ )
公開求人数
(現在募集中の案件)51012件 (2023年06月09日現在) SAPの
公開求人数724件 (2023年06月09日現在) マージン率 非公開 対応地域 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・愛知・福岡 強み ・週4日~稼働の案件、リモート案件多数
(週3日以内の案件はハイスキルが必要)
・カウンセラーの専門性が高く、幅広く相談に乗ってくれる
・高単価な案件が多い
レバテックフリーランスはエンジニアやITコンサル向けの案件に特化したエージェントです。
IT技術や業界への専門知識があるカウンセラーが多数在籍しており、希望条件を丁寧にヒアリングしてくれます。
業界大手なのでSAP案件を含む多数の案件が集まり、希望に合った案件を探しやすい点が魅力。週3日〜稼働OK/フルリモート可案件など、働きやすい案件も多数取り扱いがあります。
画像はレバテックフリーランス公式サイトから引用(2022年9月16日時点のもの。)
またレバテックフリーランスには以下のような独自の機能も充実しています。
- 「市場分析ダッシュボード」…職種や言語ごとの平均単価・案件数の推移がわかる
- 「案件・企業の評価」…企業の社風・雰囲気・実際の口コミを案件参画前にチェックできる
確定申告の代行割引などの福利厚生も充実しており、SAPコンサルなら必ず登録しておきたいエージェントです。
レバテックフリーランスの案件例
月額単価 950,000円/月 職務内容 基幹システム刷新構想策定支援に携わっていただきます。
主に顧客から経営、業務課題およびIT課題を抽出し、
RFPを作成、ベンダー提案までをご担当いただきます。求めるスキル ・SAP導入の上流工程経験
・企画、構想策定の経験
【歓迎スキル】
・SAP以外のERP知見案件URL 【SAP】基幹システム刷新構想策定支援の求人・案件
(2023年06月09日 現在)
テクフリ
画像はテクフリ公式サイトより引用(https://freelance.techcareer.jp/ )
公開求人数 | 11,126件 (リモート案件5,548件) (週3日以内稼働も相談可) |
対応地域 | 東京、埼玉、神奈川、千葉など |
主な福利厚生 | ・休業時の補償・有給休暇 ・稼働終了時の業務満了金 ・税理士紹介(契約時に特典あり) ・確定申告代行 ・クレジットカード提供 ・事業融資支援 |
※2022年9月16日時点の公式サイト(https://freelance.techcareer.jp/ )をもとに作成
テクフリもエンジニア・ITコンサル向け案件を多数取り扱っているエージェント。
上場企業からの案件も取り扱っており、高単価なSAP案件も見つかりました。
「レバテックフリーランス」に比べると公開案件数は少ないものの、フルリモート可能な案件を含む90件のSAP案件が見つかりました(2022年9月16日時点)。
さらに単価の水準も高く、月単価100万円以上の案件も多数ありました。
福利厚生サービスも充実しており、他のエージェントでは珍しい「休業手当」や「報酬あり休暇」などの制度も魅力です。
またテクフリでは下記のような案件獲得のサポートも充実しています。
- 利用者1人につきスタッフ2人体制でサポート
- 希望に合わせた方法で連絡してくれる(メール、LINE、Chatworkなど)
- 企業との面談前に面談練習・アドバイスあり
- 案件獲得できなかった場合も、理由を教えてくれるから次に活かせる
- 希望条件にあった案件を探すための独自マッチングシステムあり
手厚いサポートを受けつつ働きたいSAPコンサル必見のエージェントです。
【番外編】エンジニアスタイル
(画像は『エンジニアスタイル』公式サイトより引用:https://engineer-style.jp )
公開求人 | 176,924件 (リモート勤務可能:32,291件) 週2・3日〜稼働OKの案件あり |
その他の特徴 | ・案件への申込&面談でAmazonギフト券プレゼントキャンペーン中 |
※公開求人数は2022年9月7日時点の公開案件から調査・引用:https://engineer-style.jp/ )
エンジニアスタイルはエージェント200社(2022年9月16日確認時点)の案件をまとめて横断検索できるサイトです。
「エンジニアスタイル」に会員登録すると、登録情報をもとに希望条件に合致する案件情報をメールで送ってくれます。
また、2022年9月16日時点でAmazonギフト券のプレゼントキャンペーンも実施中です。キャンペーン終了日時は未定なので、気になる人は早めに登録・応募しましょう。
(画像は『エンジニアスタイル』公式サイトより引用(2022年9月16日時点):https://engineer-style.jp )
エンジニアスタイルでは、職種や言語、スキル、開発環境などの一般的な条件の他にも、下記のようなこだわり条件についても検索できます。
- 始業時間
- 最寄り駅〜オフィスまでの所要時間
- 参画先のオフィス設備環境(食堂やドリンクコーナーの有無)
- メンバーの年齢層
- チームの人数規模
- 会社の規模や志向
- トレンド技術を取り入れているか など
※エンジニアスタイル から引用 /2022年7月11時点確認
複数のエージェントの案件をまとめて見られるので、スキルによる単価相場を客観的に判断する手助けにもなります。「今のスキルと経験でどんな案件が受注できるか」を知るためにも登録しておきましょう。
SAPの現状と将来性
まずはSAPの現状や将来性について、下記の順番で解説します。
- SAPの世界のシェア率はNo.1
- ERPの導入は中小企業でも盛ん
- SAPエンジニアは圧倒的な売り手人材
- SAPの「2025年問題」について
SAPの世界のシェア率はNo.1
SAPとはドイツにあるソフトウェア会社の名前です。
SAP社の製品は、ERPと呼ばれるパッケージソフトを主軸に、世界でシェア率第1位の実績があります。
企業経営の課題を解決するために、世界中の企業でSAP社のERPが導入されています。
ERPの導入は中小企業でも盛ん
中小企業では業務効率化を進めるため、システムを一元管理できるERPの導入が注目されています。
クラウド型のERPが普及した背景もあり、従来よりも低コストで運用できるようになりました。
IT人材の確保や国の補助金の活用など、ERPの導入にかかるハードルが下がってきている背景もあります。
SAPエンジニアは圧倒的な売り手人材
SAPエンジニアとは、SAP社製品の開発や設計などを担当する職種です。
国内では人材不足が課題になっているため、社会からの需要が高い仕事といえます。
そのためSAPエンジニアを募集する案件は、人材確保のために高単価で募集されているケースも多いです。
SAPの「2025年問題」について
SAP製品の一部は、2025年にサポートが終了すると公式から発表されています。
たとえば以下の製品です。
- SAP ERP
- SAP Business Suite
上記のようなサポート終了予定の製品を、まだ採用し続けている企業も多いです。
S/4 HANAに移行するよう公式で推奨されていますが、コストがかかるという懸念点も。
このようにSAP製品のシェア率の高さや今後移行対応が発生することなどから、SAPエンジニアの将来性は高いといえます。
SAPエンジニアにとっては、フリーランスとして活躍しやすい状況です。
SAPエンジニアがフリーランスになるメリット
SAPエンジニアがフリーランスになるメリットは、下記の通りです。
- 正社員より収入が高い
- 参画したい案件を選べる
- PMO経験があるだけでフリーランス独立できる
それぞれの詳細を見ていきましょう。
正社員より収入が高い
SAPエンジニアの案件は、正社員よりもフリーランスのほうが報酬は高い傾向にあります。
フリーランススタートの調査によると、フリーランスSAPエンジニアの月額単価相場は下記の通りでした。
- 平均単価:109.7万円
- 最高単価:205万円
- 最低単価:25万円
引用:フリーランススタート「SAPのフリーランス求人・案件 月額単価相場」
つまりフリーランスの場合の年収は、約1,316万円(109.7万円×12ヶ月)であることがわかります。
一方で、正社員のSAPエンジニアの平均年収は620万円です。
引用:求人ボックス 給料ナビ
SAPエンジニアの人材は不足しているため、実務経験や実績次第で、高単価案件を受注することも可能です。
正社員として働きながらも不満を覚えている方は、会社員時代の間に実績を積み、人脈づくりに励むことをおすすめします。
参画したい案件を選べる
フリーランスSAPエンジニアは会社員時代とは違い、案件内容を自由に選べる魅力があります。
たとえばキャリアアップにつながる仕事や、高収入を目指せる案件など、自身の価値観に合わせて仕事を受注できるでしょう。
「数ヶ月間働いて一気に長期休みを取る」のような働き方を自由に決められるメリットもあります。
PMO経験があるだけでフリーランス独立できる
PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)は、プロジェクト全体を指揮するPM(プロジェクトマネージャー)をサポートする役割を担います。
近年はPMOを担える人材の不足傾向が強いです。
そのためPMO経験やERPパッケージ導入の経験者は、現場でも重宝されています。
PMO経験者なら「開発の全体像や流れを把握している」と思われるので、案件も獲得しやすいです。
SAPエンジニアがフリーランスになるデメリット
SAPエンジニアがフリーランスになるデメリットは、下記の2点です。
- 知識のキャッチアップが大変
- 営業が大変
詳細を見ていきましょう。
知識のキャッチアップが大変
フリーランスSAPエンジニアとして生き残るには、情報収集や勉強が欠かせません。
会社員時代とは違い、待ちの姿勢では最新情報が入ってきにくくなります。
そのため主体的に新しい知識を収集し、開拓していく努力が必須です。
ほかにもプロジェクトごとに、企業の業界に関する専門知識を深めていくなど、SAPエンジニアとして絶えず情報収集する必要があります。
営業が大変
SAPエンジニアとして実績がある場合でも、状況によっては案件獲得がスムーズに進まないケースも考えられます。
現状の仕事を進めながら、新しい案件を獲得するために営業をかけなければらないので、精神的な負荷も増えます。
会社員時代よりも収入が不安定になるリスクや、営業活動に負担がかかり苦労する可能性が高いです。
SAPエンジニアのフリーランスの案件例と単価相場は?
SAPエンジニアのフリーランス案件にはどんな案件があって、報酬の相場がどれくらいなのかを確認していきます。
実際にSAPエンジニアのフリーランス案件をいくつかピックアップして紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
※今回紹介する案件は募集を終了している可能性もあります。最新の案件例が見たい人はエージェントに登録したうえで、詳細を確認してみましょう。
案件例①
【SAP】オープンポジションの求人・案件 | |
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月額単価 | 900,000円/月 |
職務内容 | ・SAPのFI/CO/SD/MM等のモジュールの導入~設計の作業をしていただきます。 |
求めるスキル | ・SAPの各モジュール経験 ※上記に似た経験やスキルをお持ちであれば申し込み可能なケースもございます!まずはお気軽にご相談ください! |
案件URL | 【SAP】オープンポジションの求人・案件 (2023年06月09日 現在) |
案件例②
案件名 | 【SAP】DXソリューションサービスの求人・案件 |
---|---|
月額単価 | 950,000円/月 |
職務内容 | ・DXソリューションサービス案件に携わっていただきます。 |
求めるスキル | ・SAPコンサルタントとしての経験 ※上記に似た経験やスキルをお持ちであれば申し込み可能なケースもございます!まずはお気軽にご相談ください! |
案件URL | 【SAP】DXソリューションサービスの求人・案件 (2023年06月09日 現在) |
上記の案件はあくまでも一例なので、自分のスキルに合わせて案件を探してみてください。
フリーランスSAPエンジニアが案件を探す方法
フリーランスSAPエンジニアが案件を探すには、下記3つの方法があります。
- エージェントを使う
- 前職から仕事を紹介してもらう
- 企業に直接営業する
詳細を見ていきましょう。
エージェントを使う
最もおすすめなのが、SAPエンジニア向けの案件を紹介してくれるエージェントを利用する方法です。
エージェントとは求職者の代わりにマッチする案件を探し、提案してくれるサービスのことです。
業界に詳しいキャリアコンサルタントが、丁寧に要望をヒアリングしてくれるのが特徴。
そのため報酬・勤務地・経験のあるモジュールなど、希望や経験に沿った案件を獲得しやすくなります。
前職から仕事を紹介してもらう
正社員時代の人脈を使って、SAPエンジニアに関わる仕事がないか、声をかける王道の方法もあります。
フリーランスとして独立を検討中の方は、会社員時代に実績や信頼を積んでおきましょう。
正社員時代にお世話になった取引先から受注できれば、条件の交渉や仕事を進めるうえでコミュニケーションが取りやすくなるというメリットもあります。
企業に直接営業する
マージンなしで案件獲得を進めたいなら、企業に直接営業をかけて契約を結ぶ方法もあります。
企業のホームページから営業メールを送り、返信があれば交渉を進めていく流れです。
フリーランスSAPエンジニアが収入を伸ばす方法
フリーランスで生計を立てるには、高単価案件の獲得を獲得できるスキルが必要です。
会社員時代に経験を積んで、下記のようなスキルを高めておくことをおすすめします。
- 対応できるモジュールを増やす
- ABAPを使いこなせるようになる
- PMなどマネジメントの経験を積む
順番に見ていきましょう。
対応できるモジュールを増やす
担当できるモジュールが多いほど、応募できる案件の幅を広げやすくなります。
SAPのモジュールの一例は、下記の通りです。
- 財務会計(FI)
- 販売管理(SD)
- 管理会計(CO)
- 人事管理(HR)
- プラントメンテナンス(PM)
- プロジェクトシステム(PS)
- 生産管理(PP)
- 品質管理(QM)
- 倉庫管理(WM)
- 調達・在庫管理(MM)
実績や経験を積み、各分野の専門性を深めておくことで、高単価案件を獲得・交渉できるようになります。
ABAPを使いこなせるようになる
自由度の高いSAPを設計するには、ABAP言語の深い理解が求められます。
「国内でABAPを理解しているエンジニアは少ない」といわれているのが現状です。
PMなどマネジメントの経験を積む
プロジェクトマネージャー(PM)は、上流から下流まですべての工程に関わる存在です。
現状、マネジメントができる人材は不足しています。
SAP開発のマネジメント経験があれば、案件の交渉をするときに好条件で進めやすくなります。
未経験からフリーランスSAPエンジニアを目指すには
未経験からフリーランスSAPエンジニアを目指すには、以下2つのポイントを確認しておきましょう。
- 企業で2〜3年の実務経験を積む
- 企業との契約を「正社員」→「業務委託」に変える
詳細を見ていきましょう。
企業で2〜3年の実務経験を積む
フリーランスSAPエンジニアの案件では、基本的に実務経験が求められます。
独学でSAPに関する専門知識を習得するのは困難です。
まずは未経験歓迎の企業に入社し、実際にプロジェクトを経験しながら、専門知識を深めていくことをおすすめします。
企業との契約を「正社員」→「業務委託」に変える
運良くSAPエンジニアになれたら、正社員として在職している企業で、雇用契約を業務委託に変更してもらうことでフリーランスになれます。
働き慣れている職場なうえ、マージンが発生しない直接契約で高収入を狙えます。
2〜3年ほど勤務していれば、交渉の余地はあるでしょう。
まとめ
今回はフリーランスのSAPエンジニアの将来性や単価相場、案件獲得方法などを解説してきました。
SAPエンジニアは、正社員よりもフリーランスのほうが高収入を期待できます。
案件数が豊富で、希望する条件に合う案件を見つけやすい。
週2~稼働OK、単価の水準も高く、フルリモート案件も豊富なおすすめエージェント。
【第2位】テクフリ(公式:https://freelance.techcareer.jp/)
個人では受注が難しい高単価なリモート案件が豊富。
案件獲得サポートや休業補償などの福利厚生も充実しているエージェント。
【番外編】エンジニアスタイル(公式:https://engineer-style.jp/)
エージェント200社の案件から希望条件にあう案件情報をメールで知らせてくれるサイト。
案件応募&面談でAmazonギフト券プレゼントも実施中(2022/9/16現在)。