Webエンジニアはやめとけ?理由や向いている人の特徴を解説
Webエンジニアとしての就職を検討するにあたって「やめとけ」「きつい」と聞くことも多いのではないでしょうか?
結論、「Webエンジニアはやめとけ」と言われる理由は、以下の5つです。
・企業によっては残業が長い
・企業によっては客先常駐が多く、人間関係で孤立する
・クライアントに振り回されやすい
・トラブル対応がつらい
「やめとけ」と言われる一方、Webエンジニアは給与の高さや働き方の自由さから、人気な職業であることも間違いありません。
そこで本記事では、Webエンジニアはやめとけと言われる理由や、それでも人気が高い理由、やりがい、年収、将来性などについて詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
関連記事:エンジニアにおすすめの転職エージェント13選
目次 (PRも含まれます)
Webエンジニアはやめとけと言われる理由
ここではWebエンジニアが「やめとけ」「きつい」と言われる理由を解説します。
Webエンジニアが「やめとけ」と言われる理由は、以下のとおりです。
- 給与が低い会社もある
- 企業によっては残業が長い
- 企業によっては客先常駐が多く、人間関係で孤立する
- クライアントに振り回されやすい
- トラブル対応がつらい
以下で詳しく解説します。
給与が低い会社もある
Webエンジニアの年収は全体の平均年収と比べると高いですが、会社によっては相場より低い場合があります。
特に多重請負構造の下層部の開発事業者に勤務すると、給与は減少する可能性が高いです。
請負構造とは、発注者が業務の一部を下請け会社に委任する構造を意味します。
下請け企業が更に別の下請け企業に業務を委ねることで、単価は次第に低下し、その結果として給料が減少する状況が発生します。
三次請け以降の企業に入ってしまうと、Webエンジニアでも年収が低くなるため、やめとけと言われることが多いです。
一方で、自社開発企業や元請け企業の場合、年収が高くなることが多いです。
企業によっては残業が長い
企業によっては、長時間の残業も「やめとけ」といわれる一因となります。
以下の要因から、特に受託企業では残業が長くなる傾向があります。
- クライアントの求めている期限までに仕上げなければならないから
- 人手不足で、一人が抱える仕事量が多くなりがちだから
システムに疎い顧客との仕事の際、必要とされる成果物の納期が短すぎて、残業が避けられない状況になることが多いです。 一方、自社開発を推進している企業では、比較的残業が少なく、ホワイトな風潮があります。
企業によっては客先常駐が多く、人間関係で孤立する
客先常駐としてクライアントの職場で働くことは、同僚や友人がいないという孤独な環境になる可能性があります。
現場のスタッフから「遠慮なく質問してください」と言われても、彼らは「顧客」であるため、気軽に問い合わせるのは困難かもしれません。
もし新人であるなら、何をどう問い合わせるべきかさえ理解できないはずです。
それに、仕事の完了や契約の期間が終わると、職場が変更することもあるため、どうしても適応するのが難しいというマイナス面があります。
客先常駐を行わない企業の場合は、それはデメリットとはならないので、ご心配なく。
クライアントに振り回されやすい
クライアントからの依頼により利益を上げている会社だと、クライアントからの指示に引っ張られる傾向が見られます。
クライアントの指示に基づいて作業を進めることは基本ですが、納期が考慮されていない状況や、Webに関する知識が不十分なために無理な要求をされることがあります。 何度もの修正により、残業が必要な場合もあり、クライアントによって仕事の状態が変わる可能性が高いです。
案件によって混乱する事態は、優良な会社でも十分に発生します。
後悔しない転職のためにも、こういった事態の存在を認識しておきましょう。
ソフトスキルが身に付きにくい
Webエンジニアは技術的なスキルが重視されるため、ソフトスキルが身につきにくいと言われています。
特に単独での作業が中心の仕事では、コミュニケーション能力やリーダーシップが必要とされないことが多く、それらを自然に身につけるのは難しいと言えます。
ただし、上流工程を管理する立場になると、聞き取り能力や対人能力、リーダーシップといったソフトスキルも重要視されます。
クライアントとの接触がある場合も含めて、実際には、ソフトスキルは仕事の中で習得することが多いです。
トラブル対応がつらい
トラブル対応の厳しさも、「やめとけ」と指摘される要因です。
自分が担当する業務に問題が発生した際、時間や場所を超えて対応を求められることがあるかもしれません。
- 帰宅後や休日でも出社する
- 夜間にリモートで復旧作業を行う
自分の作ったコードがエラーを引き起こし、問題が発生した場合、精神的にもつらく感じます。
Webエンジニアがそれでも人気な理由は?メリットを紹介
ここではWebエンジニアとして働くメリットを紹介します。
以下のメリットがあるため、Webエンジニアは人気な職業です。
- 未経験でも歓迎している職場がある
- 他の職種より平均年収が高い
- リモートで働ける職場が多い
- さまざまなキャリアパスがある
- 自分の働き方に合う会社を見つけやすい
- 転職がしやすい
以下で詳しく説明します。
未経験でも歓迎している職場がある
Webエンジニアはスキルや知識が必要とされる仕事ですが、実務未経験を募集している会社もあります。
もちろん開発実績は必要になりますが、Webエンジニアとして働いたことがなくても、転職が可能です。
全体的に業界は労力不足に苦しんでおり、未経験者でも迎え入れる場合が多く存在します。
ただ、全くのスキルや知識がないと、転職は難しいです。
転職を計画する前に、まずは知識やスキルを獲得したり、資格を取得することを考えましょう。
特に、次の2つの資格は職種を問わず、Web業界全体で有効なため、取得をおすすめします。
- ITパスポート
- 基本情報技術者
ITパスポートは、全ての社会人が理解しておきたい基本的な知識が学べる、比較的簡単な国家資格です。
他の職種より平均年収が高い
Webエンジニアは他の職種と比較して平均年収が高いです。
求人ボックス給料ナビによると、Webエンジニアの平均年収は536万円でした。
一方で令和4年分民間給与実態統計調査によると、全体の平均年収は458万円となっています。
Webエンジニアの平均年収は、78万円ほど上回っています。 技術力の必要度は高いですが、それに対する報酬も高いのが魅力です。
リモートで働ける職場が多い
パソコンさえあれば作業可能なので、多くの企業がリモートワークを採用しています。
そのため、「週3日は在宅で仕事をし、週2日は職場に行く」のように、比較的自由度の高い働き方ができます。
通勤せずに働ける企業が多いのが、Webエンジニアの人気のポイントです。
さまざまなキャリアパスがある
Webエンジニアには、以下のようにさまざまなキャリアパスがあります。
- ITコンサルタントになる
- PM(プロジェクトマネージャー、プロダクトマネージャー)になる
- 違う職種のエンジニアになる
- 上流工程を担当するエンジニアになる
- フリーランスになる
専門技術を一層高めて年収を増えさせたり、マネジメントのスキルを活かして年収を増大させたり、自分に合致したキャリアパスを選べます。 未来を考えた際に数多くの選択肢があることが、人気の理由です。
自分の働き方に合う会社を見つけやすい
Webエンジニアになると、自分の働き方に合った企業を探すことができます。
エンジニアが働きやすいように、企業の中には福利厚生や働き方を整理しているところが多いのが理由です。 エンジニアの市場価値は現在高いため、企業はエンジニアを引き入れるために待遇を良くしている傾向が見られます。
例えば、以下に示すように、職業とプライベート生活を両立できる環境が多くなってきています。
- ノー残業デーを取り入れている
- 残業時間を月20時間以内に抑えている
- フレックス勤務を導入している
- リモート勤務を許可している
そのためワークライフバランスを重視したい人は、Webエンジニアへの転職がおすすめです。
転職がしやすい
エンジニアの高い市場価値は、転職がしやすいというメリットも持っています。 現在、エンジニアは不足状態で、多くの企業が求めているため、転職に苦労することはほぼありません。 人によっては、会社に在籍中にもかかわらず、定期的にスカウトが訪れることがあります。
ライフステージが新たな段階に移行した時に、ワークスタイルを変えるための転職も選択できます。
Webエンジニアのやりがいは?
ここでは、Webエンジニアのやりがいを紹介します。
Webエンジニアには以下のやりがいがあるため、楽しく仕事を続けやすいです。
- 頑張りが給与に反映されやすい
- 学習したことが成果に反映されやすい
- ものづくりができるので楽しい
以下で詳しく解説します。
頑張りが給与に反映されやすい
Webエンジニアは、頑張って成果を上げると、その分給料も上がりやすいです。
IT会社では、成果主義の風潮が広く浸透しており、業績や貢献度に応じて給与が増加する傾向があります。
昇給のスピードも速いため、3年間で年収が300万円から500万円まで引き上げられることもあります。
頑張った結果が給与に反映されるので、やり甲斐を感じることができます。
学習したことが成果に反映されやすい
Webエンジニアのやりがいは、学んだことを成果に反映させられることです。
学習を行うことで仕事の効率性が高まり、作業をスピーディーに進めたり、企画案を提案できるようになるでしょう。 結果を出すことで年収が増加し、スキルを向上させることで自身の生活を豊かにすることができます。
ものづくりができるので楽しい
Webエンジニアは誰かのためになるサービスを作ることができるので、やりがいを感じられます。
自分が開発したサービスに対するフィードバックが返ってきて、社会に貢献していると感じながら働くことができるのが魅力となっています。 「何のためにこの仕事をしているのかが理解できない」という状態がないため、意欲をキープしながら作業を進行させることができます。
Webエンジニアはやりがいを感じながら働ける人気の仕事なので、気になった人はぜひ転職を検討しましょう。
エンジニアの平均年収は?
エンジニアの平均的な年収と月収は、以下のようになります。
正社員 | |
平均年収 | 536万円 |
平均月収 | 45万円 |
引用:求人ボックス「Webエンジニアの年収・時給・給料(求人統計データ)」
エンジニアという職種は、広範囲な知識やスキルが常に要求されます。技術力の要求レベルが高ければ高いほど、平均的な年収も上昇します。
年代別の平均年収は、以下のとおりです。
平均年収 | 月収 | 賞与 | |
20〜24歳 | 339万円 | 25.4万円 | 35.1万円 |
25〜29歳 | 445万円 | 30.6万円 | 77.2万円 |
30〜34歳 | 533万円 | 35.8万円 | 103.0万円 |
35〜39歳 | 573万円 | 38.7万円 | 108.0万円 |
40〜44歳 | 621万円 | 42.1万円 | 115.3万円 |
45〜49歳 | 651万円 | 43.4万円 | 130.3万円 |
50〜54歳 | 666万円 | 44.5万円 | 131.5万円 |
55〜59歳 | 652万円 | 44.4万円 | 119.4万円 |
引用:求人ボックス「Webエンジニアの年収・時給・給料(求人統計データ)」
20代のエンジニアでも平均的な年収は高く、300万円以上です。
また、40代になるとマネジメントやその他の業務に関与する機会が増え、それが年収を上げるチャンスになります。
しかし、専門知識や技術を学んでいる人と、学んでいない人とでは、年収に顕著な差が出てしまいます。
Webエンジニアの将来性は?
「やめとけ」「ブラック」「きつい」と言われることもあるWebエンジニアですが、将来性があります。
Webエンジニアに将来性があると言える理由は、2つあります。
- Webエンジニアの需要は今後も伸びるから
- Webエンジニアの人材は足りていないから
以下で詳しく解説します。
Webエンジニアの需要は今後も伸びる
IT業界の職業は将来的に消えることはなく、その需要は継続的に増しています。
DX化を推進する人材が求められているため、Webエンジニアの需要は今後も伸びていくでしょう。
近頃、「AIが仕事を奪うのでは」という心配が出ていますが、全ての業務が消え去るわけではないです。 今後はAIの活用が仕事において増え、AIを使って効率的に業務を進めることができる人材が必要とされます。
Webエンジニアの人材は足りていない
IT業界の需要が増大しているものの、人材の欠如という課題が存在しています。
経済産業省の発表によると、2030年には約45万人のIT人材が不足すると見られています。
この情報からも、IT業界には未来があることがわかります。
Webエンジニアも需要に対して足りていないため、将来性が高い職業といえます。
Webエンジニアに向いている人の特徴
ここでは、Webエンジニアに向いている人の特徴を解説します。
以下のような人は、Webエンジニアに向いています。
- リモートで勤務したい人
- 自発的に学習を続けられる人
- 論理的思考力がある人
- 自分で考えて行動できる人
- 柔軟性がある人
- 細かな作業が苦にならない人
- チームワークを大事にできる人
以下で詳しく解説します。
リモートで勤務したい人
リモートで勤務したい人は、Webエンジニアになるのがおすすめです。
個々で仕事ができるタスクが多いので、多くの企業がリモートワークを導入しています。
オンラインの業務には、以下のようなプラス面があります。
- 通勤に時間がかからないので、趣味や勉強に時間を費やせる
- 好きな場所で仕事ができる
- 突然人に話しかけられることがないので、集中して働ける
ワークライフバランスを重視する人に、Webエンジニアはおすすめです。
自発的に学習を続けられる人
Webエンジニアとして稼ぎ続けるためには、常に学び続ける姿勢が大切です。
例えば、開発に必要なプログラミング言語にはトレンドが存在し、新たに学習する必要が出てくることもあります。
新規に学ぶことは難しいですが、必ず必要な労力です。
そのため、自発的に学習を続けられる人はWebエンジニアに向いています。
論理的思考力がある人
Webエンジニアとして活躍するためには、論理的思考力(ロジカルシンキング)も欠かせません。
業務では、物事を体系的に考え、結果に到達する方法を考える力が必要とされます。 システム設計や開発スケジュールの統制など、広範囲で論理的思考力が必要とされます。
論理的思考力は多くの分野で有用な能力なので、日常的に気に留めておくと良いでしょう。
自分で考えて行動できる人
指示待ちではなく、自ら行動できる力のある人もWebエンジニアに向いています。
Webエンジニアは指示された通りにプログラミングをしているイメージがありますが、実は率先して考え、行動する力が必要です。
例えば、企業の問題に対してどう対処するかを提案したり、行動を促される場合があります。
何が求められていて、それに対してどのような行動や提案ができるのかを考えられる人は、Webエンジニアに向いています。
柔軟性がある人
さまざまな事態に対して、柔軟に応じられる能力も大切です。
Webエンジニアとして働いていると、突発的なトラブルに巻き込まれることがあります。
例えば、製作したシステムがエラーを出すなど、大小いろいろなトラブルが出る可能性があります。 このようなトラブルに対して、柔軟な対応力も労働に必要な力の一つです。
細かな作業が苦にならない人
細かな作業が苦にならない人も、Webエンジニアに向いています。
特に本番の作業では、設計書や手順書に従って開発を行う必要があります。 些細なミスが原因で障害が発生したり、正常に動かなくなったりするので、細かい作業を一つずつ丁寧に進めていくことが必要です。 逆に、物事を大まかに進める人は、問題を生む可能性があるため、向かないかもしれません。
チームワークを大事にできる人
チームワークを大事にできる人も、Webエンジニアに向いています。
一人で黙々と作業していると思われがちなWebエンジニアですが、実際はチームワークが欠かせない職業です。
通常、プロジェクトは数人でチームを組み、進めるため、進行状況を報告したり、不明点があれば直ちに質問したりするなど、スムーズなコミュニケーションが欠かせません。 例えば、問題が発生したときには、メンバーと情報を共有しつつ、関係者に状況をわかりやすく伝える力が必要となります。
Webエンジニアに向いていると思った人は、ぜひ転職を検討してみてください。
以下の記事でWebエンジニアにおすすめの転職エージェントを紹介しています。
Webエンジニアに向いていない人の特徴
ここでは、Webエンジニアに向いていない人の特徴を解説します。
以下の人は、Webエンジニアに不向きでしょう。
- コミュニケーション能力が低い人
- マルチタスクが苦手な人
- 学習するのが好きではない人
以下で詳しく解説します。
コミュニケーション能力が低い人
エンジニアのタスクは単独で終わらせるものではなく、クライアントやプロジェクトチームと協力しながら進める必要があります。
コミュニケーション能力が低いと、作業の進行が滞り、キャリアの成長も難しくなります。
コミュニケーションを常に保つことは、仕事のミスを減らすために重要なスキルです。
マルチタスクが苦手な人
Webエンジニアとして働いていると、仕事の同時並行が求められるシーンが多くあります。
それ故に、一つのタスクにしか専念できないと、仕事のパフォーマンスが落ちることになります。
ある程度マルチタスクができる力は、Webエンジニアに必要です。
学習するのが好きではない人
Webエンジニアは新しい技術を覚えれば覚えるほどスキルアップしていきます。
新たなプログラミング言語の知識を身につける必要があるので、インプットが得意でないと、仕事が困難になる可能性があります。 業務の内容によっては、自身の知識やスキルだけでは不足する場合もあるので、学ぶことが苦手な人には向きません。
Webエンジニアが避けた方がいい会社の特徴
ここでは、Webエンジニアが避けた方が良い会社の特徴を解説します。
以下のような会社は避けた方がよいでしょう。
- 孫請けになっていて給与が低い職場
- 営業力は強いが技術的な視点を持っていない会社
- 教育体制が整っていない会社
- 「誰でもOK!」という求人を出している会社
- 20〜30代が極端に少ない会社
以下で詳しく解説します。
孫請けになっていて給与が低い職場
多重請負構造の最底部の受託開発企業で仕事をすると、給与が低くなることが多いです。
請負構造とは、発注者が業務の一部を下請け会社に委任する構造を意味します。
元請けが上流工程を実行し、それ以外の下流工程は下請けが実行するため、下請けになるほど、給料は低くなります。
年収は250万~350万程度で、受注する案件に中抜きが多いため、最終的な売上も少ないです。
だからこそ、何年間働いても昇給ができない可能性があります。
これを回避するためには、直接契約関係のある企業で働くことが必要です。 転職や就職を検討しているなら、入社を考えている会社が元請けか下請けかを確かめることが必要です。
ただし、元請けなのか下請けなのかは求人の詳細にはっきりと示されていないことがよくあります。そのため、企業の位置を確認するためには、取引先をチェックしましょう。取引先がSESのみであれば、それは孫請けの証拠です。
一方、発注主に近い位置にいると、高給取りになれる可能性が高いので、これはおすすすめです。
営業力は強いが技術的な視点を持っていない会社
ITに対する理解が欠けている社長や営業担当者が「とりあえず営業だけやってます!」と主張する会社は、ブラック企業である可能性が潜んでいます。 システム開発においては、ITの知識が欠かすことのできない要素です。
工程の算出や納期の設定、適切な人材の配置、クライアントが要求する品質のアウトプットなど、どのシーンでもITの知識が必須です。
それでも、ITに詳しくない経営者や営業が指導する企業では、システム開発者に負担がかかります。 たとえば、営業が問題が起きやすい案件や期限内に終わらせるのが難しい案件を取得した場合、その修正にはかなりの時間が必要となるでしょう。それにより、働く時間が長くなることもあります。 営業と開発担当者が同調できない状況下では、就労が過酷になるため、警戒が必要です。
教育体制が整っていない会社
教育制度が不十分な企業では、全てを独学でまかなわなければいけないため、入社してから困難になります。
次のような悩みに直面する可能性があるので、教育体系が整っているかを事前に検討しましょう。
- 社内のシステムを理解するのに時間がかかり、長期間働いてもパフォーマンスが出せない
- 何を勉強すればいいかわからない
- 横のつながりが薄いので、相談や質問がしにくい
未経験からの転職を考えているなら、特に教育制度が整っている企業を選ぶのがおすすめです。
「誰でもOK!」という求人を出している会社
誰でもOK!と宣伝している会社は避けることが望ましいですね。 「誰でも良い」理由は、難しいことを依頼しないからです。
誰でも行えるような易しい仕事ばかりをこなしていると、以下のようになる可能性があります。
- 安い給料のまま働かされる
- 簡単な作業を繰り返し任されるので、スキルが身につかない
- 同じ作業を続けていてもキャリアアップができないので、将来に繋がらない
このようなケースでは、低い給料のままではスキルの向上も困難になります。
このような組織では、入社のハードルが非常に低いので、早急に内定が出るかもしれません。
ただし、内定が下りたとしても、即座に就職するのではなく、本当にその会社でスキルを向上させることができるのか、じっくりと考えることが大切です。
20〜30代が極端に少ない会社
20〜30代がほとんどいない企業をおすすめすることはできません。 若い世代が非常に少ない場合、その会社は以下の条件を満たす可能性が高いです。
- 年功序列になっていて、20〜30代は年収が上がりにくい
- 役職が詰まっていて、キャリアアップができない
- 教育体制が整っていない
希望する企業の年齢層は、前もってチェックしておくべきです。
Webエンジニアにおすすめの後悔しない会社の特徴
ここでは、Webエンジニアにおすすめする会社の特徴を紹介します。
以下の特徴を持つ企業は、優良企業となる可能性が高いです。
- 直請けの会社
- 自社のサービスを持っている会社
- スキルアップできる機会を設けている会社
以下で詳しく解説します。
直請けの会社
受託開発会社にとって、直接の依頼であれば、余分な中間コストがないため、比較的に給料が高くなります。
三次請け以降の会社に勤めると、案件の単価が低くて給料が少なくなります。
直接契約または、少なくとも二次契約の会社を選ぶことがおすすめです。
自社のサービスを持っている会社
自社で開発を行う企業は、中抜きがないので給与が高めに設定されることが多いです。 自社開発の会社では、顧客からのフィードバックを多く得る機会があり、それが働くモチベーションを保つのに有効です。 厳密な納期で開発することが少ないので、時間に追い立てられることが比較的少なく、仕事のやり方はホワイトになる可能性が高いです。 しかし、自社開発企業は非常に人気があり、求められるスキルレベルも高いので、SESや受託会社に比べて入社するのは難しいです。
そのため、受託会社での経験を活かして自社開発企業に転職することもおすすめします。
スキルアップできる機会を設けている会社
スキルの向上が期待できる会社もおすすめです。
スキルを伸ばすことができる会社に入ると、以下のような利益があります。
- 自分のやりたいこと、学びたいスキルの習得ができる
- 実績を自分で作ることができる
- 裁量のある立場を任せられる
- 優秀な上司や同僚がいる
その他にも、研修の費用や書籍の購入費を負担してくれる企業もみられます。
このような援助システムが確立されている会社を選べば、スキルを上げる機会もあるため、進歩しやすいです。
未経験でもWebエンジニアになれる?
Webエンジニアに未経験からなることは可能です。
ただし、開発実績がない完全未経験からWebエンジニアになることはできません。
プログラミングスクールでの学習と自分自身での開発によるポートフォリオ作成により、未経験者でも採用される機会が生まれます。 全くの初心者は、プログラミングスクールや自学でポートフォリオを作り上げた後にキャリアチェンジの活動を開始しましょう。
Webエンジニアにおすすめの転職エージェント・サイト3選
IT/Webエンジニア転職に強い総合型転職エージェント。
経験が浅い人や第二新卒向けの求人あり。
【第2位】Green(公式:https://www.green-japan.com/)
IT・Web系のスタートアップ企業が多い転職サイト。
職種未経験OKの求人あり。
【第3位】レバテックキャリア(公式:https://career.levtech.jp/)
業界トップクラスのIT業界特化の転職エージェント。
経験者向け。今より年収を上げたい人におすすめ。
それぞれのエージェントの特性について、以下で詳細に解説します。
ワークポート
ワークポート公式サイト:https://www.workport.co.jp/
拠点 | 東京 / 札幌 / 仙台 / 郡山 / 宇都宮/ 高崎 / 埼玉 / 横浜 / 千葉 / 新潟 / 静岡 / 名古屋 / 金沢 / 岐阜 / 滋賀 / 大阪 / 京都 / 神戸 / 姫路 / 岡山 / 広島 / 高松 / 小倉 / 福岡 / 長崎 / 熊本 / 鹿児島 / 沖縄 /ソウル(韓国) |
強み | ・元IT専門・転職エージェントの豊富な知見 ・専門性の高いキャリアカウンセリング ・経験年数の浅い人・第二新卒向け求人あり |
おすすめな人 | ・経験年数が短いが、転職したい人 ・IT業界の求人を幅広く知りたい人 ・IT業界全般に強いアドバイザーを求めている人 |
公式URL | https://www.workport.co.jp/ |
ワークポートは、IT業界の求人に特化した評判の高い総合転職エージェントです。
ワークポートの大きな魅力は、以下の2点です。
- キャリアアドバイザーのIT領域に対する専門性が高い
- 経験年数が浅くても応募できる求人がある
ワークポートは、「ITビジネス領域に特化したエージェント」から「全般的なエージェント」へサービスを広げた背景があり、特にIT分野においては豊富な経験と洞察力を持っています。 だからこそ、IT分野の求人に詳しいだけでなく、キャリアカウンセリングの専門性も高く評価されています。
Green
公式サイトより引用:https://www.green-japan.com/
Greenは、IT・Web系のスタートアップ企業に関心がある人にとって理想的な転職サイトであります。
運営会社 | 株式会社アトラエ |
対応地域 | 日本全国 |
強み | ・IT・Web系スタートアップや外資系企業の求人が豊富。 ・フルリモートの求人多数 |
公式URL | https://www.green-japan.com/ |
Greenは、IT・Web業界特化型の転職サイトです。
Greenには、以下のような特徴があります。
- 豊富な職種の求人を掲載
- スタートアップ、外資、上場企業など幅広い企業の求人を掲載
- 応募したい企業の雰囲気がつかみやすい
- 職種未経験OKの場合あり
豊富な職種の求人を掲載
GreenはIT・Web業界に特化した転職サイトですが、求人で募集している職種の種類は多岐にわたります。
- エンジニア
- デザイナー
- プランナー
- マーケティング職
- 営業
- 事務
- 人事・総務 など
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スタートアップ、外資、上場企業など幅広い企業の求人を掲載
Greenでは、スタートアップや外資系企業、上場企業などさまざまな企業の求人を掲載しています。
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- 外資系企業のグローバルな環境で働きたい人
このような人におすすめの転職サイトです。
現職とは違う形式の会社で働きたいと思っている人にもおすすめです。
応募したい企業の雰囲気がつかみやすい
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公式サイトより引用:https://www.green-japan.com/
現役社員の意見も掲載しているため、求人情報だけでは得ることのできない知識を得ることが可能です。
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レバテックキャリア
レバテックキャリア公式サイト(https://career.levtech.jp/)より引用
拠点 | 東京 / 神奈川/ 千葉 / 愛知/ 大阪/ 京都/ 兵庫/福岡/熊本 |
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公式URL | https://career.levtech.jp/ |
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ただし、初心者向けの仕事は取り扱っていないので、経験者におすすめの転職エージェントです。
まとめ
本記事では、「Webエンジニアはやめとけ」と言われる理由について解説しました。
会社によっては、残業時間が長かったり、給与が市場価格よりも低いことがあるので、転職を考える際には注意が必要です。
一方、以下の利点から見ても、間違いなく人気の職業です。
・他の職種より平均年収が高い
・リモートで働ける職場が多い
・さまざまなキャリアパスがある
・自分の働き方に合う会社を見つけやすい
・転職がしやすい
Webエンジニアになって自分に合った働き方ができるかは、会社選びで決まります。
就職するか悩んでいる人は、まず転職サイトに登録して、憧れの働き方ができる企業があるか見てみましょう。おすすめの転職エージェントは以下で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。