データ分析の業務委託は稼げる?単価相場や契約までの流れを解説
とにかく案件数が豊富!希望条件に合う案件を見つけやすいエージェント。
ITプロパートナーズ(公式:https://itpropartners.com/)
週1日〜/平日夜・土日稼働も相談しやすいエージェント。
HiProTech(公式:https://tech.hipro-job.jp/)
リモート案件・高単価案件が多数!エンジニア特化型エージェント。
データ分析の業務委託案件を探していて、下記のように困ったことはありませんか?
結論から言うと、データ分析の業務委託案件を効率よく探すには、下記のような案件サイトに登録して探すのがおすすめです。
- データ分析の高単価案件を豊富な選択肢から選びたいなら「レバテックフリーランス」
- 週2〜3日稼働など柔軟に働ける案件を見つけたいなら「ITプロパートナーズ」
- 高単価かつ契約後のサポートも重視したいなら「HiPro Tech」
案件サイトによって「高単価の案件が豊富にある」「サポート制度が充実している」など、強みが異なります。
複数の案件サイトに登録してそれぞれの強みを活用することで、希望にぴったり合った案件に出会いやすいです。
今回は、データ分析の業務委託案件を探す人におすすめのサイトを紹介します。
目次 (PRも含まれます)
データ分析の業務委託案件を探す基準
データ分析の業務委託案件を探す基準は、以下のとおりです。
- 自分のスキルに合った案件が多いか
- フルリモート可能な案件があるか
- 高単価な案件が多いか
それぞれの基準について詳しく解説します。
自分のスキルに合った案件が多いか
データ分析の業務委託案件を探す場合は、自分のスキルや経験に合った案件が多く取り扱われているサイトを利用しましょう。
案件サイトは種類によって得意分野が異なるため、自分に合ったサイトを見つけることが重要です。
たとえば、高いスキルを求められる分、高単価な案件を豊富に取り扱っているサイトもあれば、Web領域に特化したサイトもあります。
そのため、「データ分析の案件は豊富にあるか」「自分のスキルや経験を活かせる案件はあるか」などをチェックして、条件に合うサイトを活用するようにしましょう。
フルリモート可能な案件があるか
データ分析の業務委託案件を探す場合は、フルリモート可能な案件を取り扱っているかも重要なチェックポイントです。
フルリモート可能な案件であれば通勤時間を削減できるほか、好きな場所で仕事を行えます。
ただし、フルリモート可能な案件は人気が高いため、すぐに応募が締め切られる可能性があります。
気になる案件を見つけたら、早めに応募するようにしましょう。
高単価な案件が多いか
データ分析の業務委託案件で効率よく稼ぐためには、高単価な案件を選ぶことも大切です。
単価の高い案件を獲得できれば収入が安定しやすいため、精神的な負担も軽減できます。
しかし、高単価な案件は高いスキルを求められるのも事実…。
頑張れば自分のスキルアップにもつながるので、ぜひチャレンジしてみましょう。
副業案件か、フリーランス案件か(週どれくらい稼働するか)
データアナリストとして仕事を受ける場合、週1-2日(週16h時間以内)か、週3日以上(週24時間以上)かを明確にしておく必要があります。
データ分析の業務委託案件を探せるおすすめサイト4選
ここからは、データ分析の業務委託案件を探せるおすすめサイトを3つ紹介します。
とにかく案件数が豊富!希望条件に合う案件を見つけやすいエージェント。
ITプロパートナーズ(公式:https://itpropartners.com/)
週1日〜/平日夜・土日稼働も相談しやすいエージェント。
HiProTech(公式:https://tech.hipro-job.jp/)
リモート案件・高単価案件が多数!エンジニア特化型エージェント。
レバテックフリーランス
画像はレバテックフリーランス公式サイトより引用:https://freelance.levtech.jp/
公開求人数
(現在募集中の案件)75116件 (2024年03月28日現在) データ分析の
公開求人数1797件 (2024年03月28日現在) マージン率 非公開 対応地域 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・愛知・福岡 強み ・週4日~稼働の案件、リモート案件多数
(週3日以内の案件はハイスキルが必要)
・カウンセラーの専門性が高く、幅広く相談に乗ってくれる
・高単価な案件が多い
レバテックフリーランスの主な特徴としては、以下の3つがあります。
- 業界最高水準の案件単価
- キャリアコンサルタントによる手厚いサポート
- 求人数の多さ
業界最高水準の案件単価
レバテックフリーランスは、高単価案件を数多く取り揃えています。
※2022年10月7日時点 レバテックフリーランス公式サイトより引用(公式:https://freelance.levtech.jp)
レバテックフリーランスは、案件のほとんどが中間業者を挟まない「直請案件」です。
キャリアコンサルタントによる手厚いサポート
※2022年10月7日時点 レバテックフリーランス公式サイトより引用(公式:https://freelance.levtech.jp)
IT人材サービスを多く手掛けるレバテックだからこそ、IT業界に精通したプロのエージェントによるサポートを受けることができます。
求人数の多さ
レバテックフリーランスの求人の多さは業界最多水準です。
※2022年10月24日時点 レバテックフリーランス公式サイトより算出(公式:https://freelance.levtech.jp)
他のフリーランスエージェントと比較しても、以下の職種の案件が最も多いです。
- エンジニア
- デザイナー
- マーケター
- コンサル
またレバテックで保有する案件のほとんどは、エージェントから直接案内されなければ見ることができない、「非公開求人」です。
非公開求人の中には、機密性の高い大企業の案件や、条件が良く応募が殺到する可能性が高い案件などが多くあります。
そのため公に公開することはせずに、担当者が直接依頼する形をとるため、非公開の求人が多いのです。
レバテックフリーランスの案件例
月額単価 550,000円/月 職務内容 セミナー動画の視聴ログデータ分析案件に、
マーケターとして携わっていただきます。
具体的には、下記作業を想定しております。
- 視聴傾向や結果の分析
- 仮説、改善策の立案
- 顧客との折衝、提案求めるスキル ・Tableau/GoogleAnalytics等での分析レポート経験
・顧客ワーク等での改善提案の経験歓迎スキル・SQLでDBからデータを抽出、分析 レポーティングした経験案件URL 【マーケティング】セミナー動画視聴ログデータ分析の求人・案件
(2024年08月23日 現在)
ITプロパートナーズ
公開求人数 5014件 (2024年08月23日現在) データ分析の
公開求人数218件 (2024年08月23日現在) マージン率 非公開 対応地域 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・愛知・福岡 働き方 週2-3案件、リモート案件多数 公式 https://itpropartners.com/
ITプロパートナーズの主な特徴としては、以下の3つがあります。
- 『直請案件』だからこその高単価
- リモート、週1〜2日から稼働OKの案件多数
- エンジニア、デザイナー、マーケターの案件多数
『直請案件』だからこその高単価
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズで取り扱っている案件の単価は、『直請案件』が多く他のエージェントと比較しても高い傾向にあります。
※直請案件とは、間に仲介会社を挟まず、直接クライアントと契約している案件のことを指します。
正直ほとんどのフリーランスエージェントが、マージン率を公開していないため、フリーランスの取り分や、単価がいいのかを事前に知ることが難しいのが現状です。
マージン率が非公開でブラックボックス化しているからこそ、過剰な報酬の中抜きが発生していないITプロパートナーズは魅力的です。
リモート、週1〜2日から稼働OKの案件多数
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(公式:https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズの大きな魅力として、週1〜2日から稼働OKの案件が多いという点があります。
他のフリーランスエージェントでは、最低稼働日数は週3・4日〜の案件が一般的で、その多くは常駐案件です。
一方のITプロパートナーズは、リモートの案件も多いので、自身のスタイルに合わせて自由に案件を選べます。
エンジニア、デザイナー、マーケターの案件多数
ITプロパートナーズの公開求人数は、エンジニア・デザイナー・マーケターなど幅広い職種で業界最多水準です。
他のエージェントの場合、以下のような特徴があり、デザイナーやマーケターが仕事を取りにくい状況があります。
- エンジニアだけに特化していて、そもそもデザインやマーケティング関連の仕事を扱っていない
- 案件数が少なかったり、利用可能地域が都市部だけに限定されている
一方のITプロパートナーズでは、エンジニア以外の職種でも案件数が豊富なため、より自分に合った案件を選べる可能性が高いです。
ITプロパートナーズの案件例
月額単価 〜900,000円(週4日〜5日) 職務内容 ■ミッション
【課題】
リーガルテックプロダクトへの生成AIや大規模言語モデルの応用に関する研究開発及び運用を進めるにあたり、人員を募集
【想定業務内容】
・既存サービスにおけるユーザー履歴データを用いた基礎集計や応用分析
・生成AIや大規模言語モデルを利用したリーガルテックプロダクトの新規機能の開発及び評価
・生成AIや大規模言語モデル以外の数理最適化手法を用いたリーガルテックプロダクトの新規機能に関する企画提案
・既存プロダクトAIの保守運用および改善
【使用技術詳細】
・関連技術
└Python3
└OpenAI, Hugging Face
└AWS SageMaker
・開発基盤
└AWS, Microsoft Azure
・ツール
└GitHub(Enterprise), GitHub Copilot
・CI/CD
└GitHub Actions, CircleCI
・グループウェア
└Google Workspace, Slack
・プロジェクト管理/タスク管理
└ClickUp, Jira, GitHub求めるスキル ■必須スキル:
・データサイエンティストとしてPythonまたはRを用いたデータ分析経験1年以上
・データサイエンティストとしてPythonなどを用いたAIモデル開発経験1年以上
・Gitを用いたチーム開発経験
■尚可スキル:
・Snowflakeなどクラウドデータプラットフォームを用いた分析開発経験
■求める人物像:
・関係者から課題や問題を発掘することができる方
・発掘した課題や問題を解決するために柔軟な思考で提案を行える方
・関係者に論点を整理し明確に説明できる方案件URL 【Python/AWS】リーガルテック企業におけるデータサイエンティストの案件・求人
(2024年08月23日 現在)
注意:ITプロパートナーズは週1日から稼働可能な案件の紹介が可能なものの、会社員の方への副業は紹介できません。
HiProTech
HiPro Techは、週3日から・リモートで働きたいエンジニア必見のIT・テクノロジー領域に特化したエージェントです。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
公開求人数 | 436件 |
マージン率 | 非公開 |
対応地域 | 首都圏中心 |
働き方 | 週3日から稼働OK、リモートOK案件多数 |
公式:https://tech.hipro-job.jp/
※2023年2月3日時点・公式ページより引用/算出
HiPro Techの主な特徴としては、以下の3つがあります。
- リモートOK・週3日からOK案件多数、柔軟な働き方を実現できる
- 高単価案件で、収入アップを目指せる
- 契約後も充実したサポート体制
リモート案件多数・週3日〜可能で柔軟な働き方ができる
HiPro Techでは、リモートOK案件に加え、週3日から稼働OKな案件も多数あります。
エンジニア求人の稼働条件は、「週5日~・常駐勤務」がほとんどなので、時間や場所にとらわれず仕事をしたいと思っても難しいのが現状です。
中間マージンのない直請け案件多数
HiPro Techは、クライアント(受注元)から他の仲介会社を挟まずに案件を受注できる「直請け案件」が豊富です。
直請け案件には中間マージンがない分、より高単価の案件を受注できるメリットがあります。
契約後も充実したサポート体制
HiPro Techは、転職サービス「doda」をはじめとした人材サービスを運営する「パーソルグループ」がサービス提供しています。
HiPro Techでは、そうしたグループ会社の豊富な知見と実績を「サポート体制」に活かしています。
担当者により以下のような一貫したサポートを受けることができます。
- 事前面談
(ご希望条件、現在のご活動状況、将来なりたい姿、現在困っていることなど) - 案件のご紹介
(経験やスキルに親和性のある場合、案件を相談) - クライアント面談
- 契約の締結
(契約から各種手続きまで、フォロー) - 業務開始後のアフターフォロー
事前面談では、IT・テクノロジー領域に特化したエージェントということもあり、専門性の高いものを受けることができます。
データ分析の業務委託案件例と単価相場は?
データ分析の業務委託案件にはどんな案件があって、報酬の相場がどれくらいなのかを確認していきます。
実際にデータ分析の業務委託案件をいくつかピックアップして紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
※今回紹介する案件は募集を終了している可能性もあります。最新の案件例が見たい人はエージェントに登録したうえで、詳細を確認してみましょう。
案件例①
月額単価 700,000円/月 職務内容 ・某自動車会社において定期的にプライバシー基準の点検作業を行っていただきます。
・主に下記作業をご担当いただきます。
‐ツール(OneTrust)での設問作成(ユーザ作成、権限周りの設定も含む)
‐調査期間のユーザフォロー
‐結果の収集、分析、レポート作成
‐ユーザ用マニュアル等の作成求めるスキル ・同意管理プラットフォームの知見
(OneTrustの知見があると尚良)
・アプリケーションにおけるテナント管理、ユーザのロール管理経験案件URL 【データ分析/フルリモート】某自動車企業向け点検活動サポート支援の求人・案件
(2024年08月23日 現在)
案件例②
月額単価 750,000円/月 職務内容 ・電子部品メーカー向け販売データ分析支援に携わっていただきます。
・下記を行っていただきます。
-データベースの構築
-既存データの分析
-レポーティングの経験求めるスキル ・DB構築経験
・BIツール使用経験歓迎スキル・Qlik Senseを用いた実務経験案件URL 【データマイニング】電子部品メーカー向け販売データ分析支援の求人・案件
(2024年08月23日 現在)
上記の案件はあくまでも一例なので、自分のスキルに合わせて案件を探してみてください。
契約の主な種類
業務委託契約とは、企業が行う業務の一部を他の企業や個人に依頼する契約形態のことです。
なお、業務委託契約は主に以下の3種類に分けられます。
- 準委任契約
- 請負契約
- 委任契約
それぞれの違いについて詳しく解説します。
準委任契約
準委任契約とは、事務作業や成果物の作成を委託する契約形態のことです。
稼働時間に応じて報酬が発生するため、仕事の結果は影響しません。
メリット
準委任契約のメリットは、収入が安定しやすいことです。
勤務時間内に作業すれば報酬が発生するので、安定した給料を受け取れます。
デメリット
準委任契約のデメリットは、稼働時間や業務の幅に制限があることです。
たとえば、クライアントによって業務の進め方が変わったり、勤務時間を選べなかったりするケースもあります。
また仕事のクオリティが低ければ、プロジェクトの途中でも契約を切られる恐れがあるため、真剣に取り組むことが大切です。
請負契約
請負契約とは、成果物を完成させて納品することで報酬を得られる契約形態です。
メリット
請負契約のメリットは、働く場所や時間を自由に決められることです。
デメリット
請負契約のデメリットは、成果物のクオリティが報酬に影響するところです。
たとえば成果物のクオリティが思った以上に低かった場合、報酬の支払いを拒否される可能性もあります。
また成果物が完成するまでにかかった時間は考慮されないので、作業工程の多さと報酬が見合っているか確認することも大切です。
委任契約
委任契約とは、法律に関わる業務を委任する契約形態のことです。
たとえば確定申告を税理士にお願いしたり、弁護士に委任して裁判を起こしたりすることが該当します。
データ分析の業務委託で働くメリット
データ分析の業務委託で働くメリットは、主に以下のとおりです。
- 自分の好きな仕事に集中できる
- 努力次第で収入アップが可能
- 自分で業務時間を決められる
- 人間関係のストレスから解放される
それぞれのメリットについて見ていきましょう。
自分の好きな仕事に集中できる
データ分析の業務委託で働くメリット1つ目は、自分の好きな仕事に集中できることです。
業務委託契約では契約内容と異なる業務を依頼されたとき、仕事を断ることもできます。
そのため、自分の得意な領域のみを扱う仕事を見つけたり、今まで培ったスキルを活用できる案件を選んだりすることで楽しく業務を遂行できるでしょう。
努力次第で収入アップが可能
データ分析の業務委託で働くメリット2つ目は、努力次第で収入がアップすることです。
会社員は、大きな成果を出しても給料に反映されないケースも珍しくありません。
しかし、業務委託では成果を出せば大きく報酬がアップする可能性があるため、収入を増やしたい人にもおすすめです。
自分で業務時間を決められる
データ分析の業務委託で働くメリット3つ目は、自分で業務時間を決められることです。
案件によっては稼働時間や勤務地を選択できるため、好きな場所や時間に自由に働けます。
ただし、案件の中には最低稼働日数が定められているものも。
稼働条件をよく確認してから応募しましょう。
人間関係のストレスから解放される
データ分析の業務委託で働くメリット4つ目は、人間関係のストレスから解放されることです。
業務委託では、案件ごとにクライアントが変わります。
またクライアントである企業と雇用契約を結んでいないため、対等な立場で仕事を進められるのも魅力です。
データ分析の業務委託で働くデメリット
データ分析の業務委託で働くデメリットは、以下のとおりです。
- 労働基準法が適用されなくなる
- 福利厚生が受けられない
- 仕事のトラブルはすべて自己責任
それぞれのデメリットについて解説します。
労働基準法が適用されなくなる
1つ目のデメリットは、労働基準法が適用されないことです。
業務委託契約は正社員やアルバイトのような雇用関係がないため、報酬や労働量に問題があっても法律の保護はあまり受けられません。
最低賃金も法律で決められているわけではないので、業務量に見合わないような安い報酬になる恐れもあります。
そのため、案件を探す場合は事前に契約内容をよく確認しておくことが大切です。
福利厚生が受けられない
業務委託で働くと、福利厚生も受けられません。
たとえば、雇用保険や労災保険などの社会保険が適用されないため、万が一怪我を負っても必要な手当てはもらえない仕組みです。
そのため、フリーランス用の保険に加入するなどして、自分で身を守る工夫をしておきましょう。
仕事のトラブルはすべて自己責任
業務委託で働くと、仕事のトラブルはすべて自己責任となります。
会社員であれば従業員がトラブルを起こしても、会社が守ってくれるケースは珍しくありません。
しかし業務委託だと守ってくれる企業はないので、すべて自分で解決する必要があります。
最悪の場合、クライアントが受けた侵害分の賠償責任を負わされてしまうことも。
他にも、クライアントが求めるクオリティを担保できなかったり、納期を守らなかったりすれば契約を打ち切られます。
業務委託契約を結ぶには業務委託契約書が必要
ここからは、業務委託契約に関して解説します。
業務委託契約書が必要な理由
業務委託を行うときは、業務委託契約書を発行してもらいましょう。
業務委託契約書が必要な理由は、主に以下の2つです。
- 仕事内容や報酬に関して、トラブルは起きにくくなる
- 万が一の事態が発生した場合は、証拠になる
たとえば、依頼内容と異なる業務を任されたときや、依頼時よりも報酬が少なかったときなど、業務委託契約書があればトラブルを回避できます。
業務委託契約で起きやすいトラブルとは?
業務委託契約で起きやすいトラブルは、仕事内容や報酬に関することが多いです。
たとえば、以下のような事例があります。
- 契約内容に記載されていない業務も引き受けたが、報酬が発生しなかった
- 度重なる修正を依頼され、すべて対応したものの、報酬に反映されなかった
トラブルを未然に防ぐためにも、業務委託契約書を交わすときに契約内容の詳細を記載しておきましょう。
秘密保持契約を結ぶ場合は秘密保持契約書を取り交わす
業務委託契約書だけではなく、秘密保持契約書を取り交わすこともあります。
秘密保持契約とは、業務上で知った機密情報や個人情報を第三者に開示しないことを約束する契約のことです。
そのため、クライアントと秘密保持契約を結ぶのであれば、秘密保持契約書も発行してもらいましょう。
業務委託契約締結の主な流れ
業務委託契約の締結は、以下の流れで実施されます。
- 契約内容の詳細について話し合う
- 業務委託契約書を作成する
- 契約書の内容を共有し、認識の相違を確認し合う
- 業務委託契約書を取り交わし、契約完了
それぞれの工程について詳しく解説します。
①契約内容の詳細について話し合う
まず、契約内容の詳細について話し合います。
- 契約形態
- 契約期間
- 業務範囲
- 報酬額
- 支払いのタイミングと方法
トラブルを未然に防ぐために、具体的な項目について決めておきましょう、
②業務委託契約書を作成する
契約内容についてお互い確認できたら、業務委託契約書を作成します。
③契約書の内容を共有し、認識の相違を確認し合う
業務委託契約書を作成したら内容をチェックして、認識の相違がないか確認します。
④業務委託契約書を取り交わし、契約完了
契約内容についてお互いが納得できれば、業務委託契約書を取り交わして契約完了です。
業務委託契約の締結前に確認すべき条件
業務委託契約を締結する前に確認しておきたい条件は、以下のとおりです。
- 契約形態は何か
- 業務内容は何か
- 報酬についての記載はあるか
- 報酬以外に経費の支払いはあるか
- 稼働時間はどのくらいか
- 稼働時間精算幅外の控除・超過支払いについての記載はあるか
- 報酬の支払日はいつか
- 契約期間、更新の有無について
- 損害賠償の記載はあるか
- 不利な内容は記載されていないか
それぞれの確認事項について1つずつ見ていきましょう。
契約形態は何か
業務委託契約を結ぶ場合は、準委任契約と請負契約のどちらの契約形態かを確認しておきましょう。
先ほども紹介したとおり、契約形態によって働き方や報酬に違いが生じます。
そのため、契約を結ぶ前に必ずチェックしておきます。
業務内容は何か
業務委託契約を結ぶ場合は、業務内容も確認しておきましょう。
あらかじめ業務内容を把握していれば、「想定外の業務を任される」といったトラブルを未然に防げます。
報酬についての記載はあるか
業務委託契約書に、報酬についての記載があるかどうかもチェックしましょう。
たとえば、以下のような項目を確認しておくと安心です。
- 支払い方法
- 支払い日
- 振込手数料の負担の有無
- 報酬は時間単位とプロジェクト単位のどちらか
- 報酬の計算方法
ここで相違があると思っていた額の報酬を受け取れなかったり、支払い日に報酬が振り込まれなかったりします。
報酬以外に経費の支払いはあるか
業務委託契約を結ぶ場合は、報酬以外に経費の支払いがあるかどうかも確認しておきたいポイントです。
たとえば、Wi-Fi費用や電気代、業務に必要な消耗品などが経費に含まれるか、もしくは別支払いかどうかをチェックしておきましょう。
稼働時間はどのくらいか
業務委託契約を結ぶ場合は、稼働時間についても確認しておきましょう。
案件によっては最低稼働日数や稼働時間の精算幅が定められている場合があります。
稼働時間精算幅外の控除・超過支払いについての記載はあるか
稼働時間の精算幅が決まっている場合は、報酬の控除や超過支払いについても確認しておきましょう。
報酬の控除とは、精算幅よりも実際の稼働時間が少なかったときに報酬が差し引かれる仕組みのことです。
反対に超過支払いは、精算幅よりも実際の稼働時間が長かったときに加算されます。
報酬の支払日はいつか
業務委託契約を結ぶ場合は、報酬の支払い日についてもチェックしておきましょう。
報酬の支払い日は、クライアントによって異なります。
また請負契約の場合、成果物の検収が終わるまで報酬が支払われないこともあります。
契約期間、更新の有無について
業務委託契約を結ぶ場合は、契約期間や更新の有無についても確認しましょう。
規定の契約期間内に契約解除の申し出がない場合、契約が自動更新される場合もあります。
損害賠償の記載はあるか
業務委託契約を結ぶうえで、損害賠償についての記載は重点的にチェックしましょう。
クライアントに損害を与えてしまった場合、損害賠償請求される可能性もあります。
不利な内容は記載されていないか
業務委託契約を結ぶ場合は、不利な内容が記載されていないかも確認しておきましょう。
たとえば、「報酬の振込手数料は自己負担」「契約終了後に発生した損害を全額賠償すること」などの記載があれば不利な契約です。
契約後に気付いても解決する方法はないため、事前にチェックしておくことが重要です。
どうしても双方が納得いく形で契約できない場合は、契約を見送ることも選択肢の1つとして考えてみてください。
まとめ
今回はデータ分析の業務委託案件を探す際におすすめの案件サイトや、業務委託契約を結ぶ流れ、注意事項ついて解説しました。
また、本記事で解説した確認すべき条件を参考に、働きやすい環境を見つけていきましょう。
とにかく案件数が豊富!希望条件に合う案件を見つけやすいエージェント。
ITプロパートナーズ(公式:https://itpropartners.com/)
週1日〜/平日夜・土日稼働も相談しやすいエージェント。
HiProTech(公式:https://tech.hipro-job.jp/)
リモート案件・高単価案件が多数!エンジニア特化型エージェント。