Web業界は「やめとけ」と言われる理由を、体験談をもとに徹底解説!
本記事では「Web業界はやめとけと言われる理由」と「Web業界の転職に失敗しない方法」について解説します。
この記事を読んでわかること
- なぜWeb業界はやめとけと言われるのか?
- 避けた方が良い会社の特徴・目指すべき会社の特徴とは?
- ブラックな環境から抜け出したい人がやるべきこととは?
「フレキシブルな働き方をイメージして入ったのに、激務だし年収も上がらない」
「スキルがついてる気がしないから転職するか悩んでいる..」
「Web業界で働きたいけど、ブラックな会社は避けたい..」
憧れだったWeb業界に入ったは良いものの、実際は残業の毎日、スキルアップする機会も余裕もない、給料が低いまま…といった人も多いのではないでしょうか。
でも実は、特にスキルアップしなくても、職場を変えるだけで年収100万円アップ+働き方の改善も可能です。
結論からお伝えすると、大切なポイントはこの2つです。
- 自分のスキルの棚卸しをして、自分の市場価値を把握すること
- 避けるべき会社・目指すべき会社の特徴を明確に知ること
特に大切なのは、自分のスキルや経歴について客観的な判断をもらうことです。
そのためには、転職エージェントを活用して「現状どんな会社に転職できそうか」を確認しましょう。
おすすめの転職エージェントは、以下の2つです。
- 現状のレベルで幅広く求人を見たいなら:マイナビIT AGENT
- まずは自分のスキルの棚卸しをするなら:ワークポート
どちらもIT業界全体の転職に強いので、とりあえず上記の2つに登録しておけばいいですよ。
非公開求人と幅広い求人を確認するには、無料登録と複数のエージェントに登録するのが重要です。
目次 (PRも含まれます)
Web業界はやめとけと言われる理由
ネット上で、Web業界の悪い評判がよく見られます。
実際にネットで「Web業界」というワードで検索すると、
- 「やめとけ」
- 「疲れた」
といった内容がヒットします。
なぜWeb業界はこのようにひどく言われているのでしょうか?
理由は以下の4つです。
-
- 残業が多い
- 下請けが多く、安く買い叩かれやすいから
- 給料がピンキリ
- 業務内容がクライアントに振り回されやすい
一つ一つ解説します。
①残業が多い
理由は2つあります。
- 人手不足で仕事が追いつかないから
- 納品可能な時間が確保されていない納期で案件を受注してしまうから
人手不足で仕事が追いつかないから
Web業界の人手不足な会社だと、どうしても社員一人あたりの仕事量が多くなります。
仕事量が多くなってしまうと、定時内で仕事を終わらせることができず、その結果、長時間労働や残業につながってしまうのです。
納品可能な時間が確保されていない納期で案件を受注してしまうから
ITの理解がない社長や、ITの理解がない営業が存在する会社でよく起こります。
本来、ITの成果物の納品に関しては、開発の理解がある営業や、ディレクターが要件を理解し、エンジニアに仕事を渡せば、長時間労働が常態化することはありません。
しかし、とにかく売上を伸ばしたい営業や社長が、企業から案件をとってきてしまうと、到底納品可能な時間が確保されていない納期で案件を受注してしまうことがあります。
納期前には休日出勤、なんてこともザラです。
②下請けが多く、安く買い叩かれやすいから
多重請負構造とは、複数の会社が請負を行っている構造のことで、Web業界では非常に問題視されています。
上流工程は元請けが行い、それ以外の下流工程は下請けが行うため、下請けになればなるほど、給料は低くなりがちです。
マージンを抜かれるからです。
そのため、年収も250万~350万程度にとどまり、受注する案件も中抜きが多いため、売上も少ないです。
そのため何年働いても昇級がない場合もあります。
③給料がピンキリ
年収250~350万円の人もいれば、年収1000万円を超える人もいます。
なぜWeb業界の給料がピンキリになってしまうのかというと、以下の理由が考えられます。
- 下請けになるとマージンを抜かれるから
- スキルによって給料が大きく変わるから
- 価格競争が起こっているから
下請けになるとマージンを抜かれるから
先ほども解説したとおり、下請けになればなるほど、給料は低くなりがちです。
スキルによって給料が大きく変わるから
例えばWebデザイナーでは、以下の3つの場合で、それぞれ給料は大きく変わるでしょう。
- 完全未経験の場合
- デザイン+コーディングもできる場合
- デザイン+コーディング+SEO対策もできる場合
未経験の場合、コーディングやSEO対策ができるデザイナーと比べて、どうしても給料は低くなってしまいます。
逆に言うと、自分のスキル次第で給料を上げていくことができます。
そのため、スキルを磨いて給料を上げていくやる気のある方には、Web業界は向いているかもしれません。
④業務内容がクライアントに振り回されやすい
Web業界ではクライアントからの依頼で利益を上げている場合が多く、クライアントからの指示内容に振り回される傾向があります。
クライアントの指示に従って業務を進めていくことはもちろん基本ですが、納期が考慮されていない場合や、Webに関する知識が少ないために無茶な要求をされる場合もあります。
複数回の修正などで残業を余儀なくされる場合もあり、クライアントによって仕事の状況が左右される可能性が高いです。
案件によって振り回されるといった事態は、優良な企業でも十分に起こり得ます。
Web業界は本当にやめた方がいいのか
Web業界はやめた方がいいと言われている理由を確認しましたが、本当にやめた方がいいのでしょうか。
Web業界への転職にはもちろん、手に職がつくなどの魅力も存在します。
以下の魅力となる点も知ったうえで、転職をするかどうかをご検討ください。
- 未経験でも歓迎している職種は多くある
- スキルなどに応じて年収が上がる機会がある
それぞれをご紹介します。
未経験でも歓迎している職種は多くある
Web業界は、スキルや知識が必要とされる場面が多い仕事です。
そのため、Web業界は経験者が転職をするといったイメージを持っている人もいるでしょう。
しかし、業界全体として人手不足に陥りやすいため、未経験の人でも歓迎している場合が多くあります。
Web業界に興味があるけれど経験が無いといった人でも、転職する機会は用意されています。
転職をする前にまずは知識やスキルを獲得するほか、資格の取得もおすすめです。
特に以下の2つの資格は職種に関わらず、Web業界全体で通用するため取得をご検討ください。
- ITパスポート
- 基本情報技術者
特にITパスポートはすべての社会人が知っておきたい基本知識が学べる、比較的難易度の低い国家資格です。
スキルなどに応じて年収が上がる機会がある
Web業界では実際にどんな業務ができるのか、が重視される傾向にあります。
そのため、実際の経験によって得た知識やスキルに応じて、年収も上がりやすい業界です。
まずは以下の2つの職種の、平均年収と年代別の年収を確認しましょう。
- Webデザイナー
- Webエンジニア
Webデザイナーの場合
まずは、webデザイナーの平均年収と月収を以下にまとめました。
正社員 | |
平均年収 | 474万円 |
平均月収 | 40万円 |
引用:求人ボックス「Webデザイナーの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)」(2023年5月時点)
Webデザイナーの平均年収は、日本の平均年収よりもやや高い474万円です。
平均月収も40万円と、決して低くはありません。
次に、年代別の年収を確認しましょう。
平均年収 | 月収 | 賞与 | |
20〜24歳 | 290万円 | 22.3万円 | 22.8万円 |
25〜29歳 | 346万円 | 25.3万円 | 41.9万円 |
30〜34歳 | 409万円 | 29.7万円 | 53.1万円 |
35〜39歳 | 450万円 | 32.2万円 | 63.7万円 |
40〜44歳 | 516万円 | 36.6万円 | 77.1万円 |
45〜49歳 | 512万円 | 37.4万円 | 62.3万円 |
50〜54歳 | 581万円 | 40.2万円 | 98.5万円 |
55〜59歳 | 548万円 | 38.7万円 | 83.6万円 |
引用:求人ボックス「Webデザイナーの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)」(2023年5月時点)
20代では新卒や専門スキルの無い人も多いため、年収は低くなっています。
しかし、30代以降では経験や知識が身に付いていくため、年収は徐々に上昇していく傾向です。
Webエンジニアの場合
Webエンジニアの場合の平均年収と月収は、以下の通りです。
正社員 | |
平均年収 | 555万円 |
平均月収 | 46万円 |
引用:求人ボックス「Webエンジニアの年収・時給・給料(求人統計データ)」(2023年5月時点)
WebエンジニアはWebデザイナーよりも、幅広い知識やスキルが必要になる場面も多くあります。
必要とされる技術力が高くなる分、平均年収も高く555万円となっています。
年代別の平均年収は、以下のようになっています。
平均年収 | 月収 | 賞与 | |
20〜24歳 | 339万円 | 25.4万円 | 35.1万円 |
25〜29歳 | 445万円 | 30.6万円 | 77.2万円 |
30〜34歳 | 533万円 | 35.8万円 | 103.0万円 |
35〜39歳 | 573万円 | 38.7万円 | 108.0万円 |
40〜44歳 | 621万円 | 42.1万円 | 115.3万円 |
45〜49歳 | 651万円 | 43.4万円 | 130.3万円 |
50〜54歳 | 666万円 | 44.5万円 | 131.5万円 |
55〜59歳 | 652万円 | 44.4万円 | 119.4万円 |
引用:求人ボックス「Webエンジニアの年収・時給・給料(求人統計データ)」(2023年5月時点)
20代でもWebエンジニアは平均年収が高く、300万円を超えています。
また、40代以降となるとマネジメントなどの業務に携わる機会も増えるため、より年収が上がる機会があります。
しかし、どちらの仕事でも専門知識やスキルを習得している人と、していない人では年収に大きく差が開いてしまいます。
とはいえ「現状スキルが何もない……」という人は以下の記事もご覧ください。
Web業界で働くために必要なスキル
Web業界をやめとけという人の中には、適性がないまま転職してしまった人もいます。
転職した後の後悔を減らすためにも、Web業界で働くうえで必要なスキルをご紹介します。
必要なスキルは、以下の2つです。
- 常に勉強をして最新の情報を学ぶ姿勢
- コミュニケーション能力
一つひとつご紹介します。
常に勉強をして最新の情報を学ぶ姿勢
Web業界は常に新たな技術や流行が出てくるため、変化が激しいです。
最新の技術や情報をユーザーやクライアントに届けるためにも、常に勉強をし続ける必要があります。
業務で必要となる基本的な技術のほかに、新たな情報を自ら探して学ぶため、好奇心旺盛な人や意欲のある人でないと「辛い」と感じてしまうでしょう。
どんどんと変わっていく技術やトレンドを学び、変化を受け入れられる人でないと長く働き続けるのは難しくなります。
自身は新たなことを吸収していけるのか、変化への適応能力があるかを1つの目安に考えてみましょう。
コミュニケーション能力
円滑に仕事を進めるためには、コミュニケーション能力は欠かせません。
Web系職種は、1人で淡々と作業をこなすイメージがある人もいるでしょう。
しかし、実際はチームとなり大勢の人と関わりを持って、仕事を進めていく場面が多くあります。
また、場合によっては専門知識の無い外部の人に向けて、わかりやすい説明を求められる場面も出てきます。
問題なく仕事を進めるためにも、最低限自分の状態や問題点などを伝えられるようにしましょう。
避けたほうが良い会社の特徴
避けるべき会社の特徴は以下の3つです。
- 「未経験OK!」という求人を出している会社
- 営業の力がとにかく強い会社
- 孫請けになっていて単価が低い会社
一つ一つ解説します。
「誰でもOK!」という求人を出している会社
誰でもOK!という求人を出している会社は避けたほうが良いでしょう。
なぜ誰でもOKなのかというと、難しいことを任せようとしないからです。
誰でもできるような簡単な仕事ばかりをしていると、以下のようになってしまいます。
- 安い給料のまま働かされる
- 簡単な作業を繰り返し任されるので、スキルが身につかない
- 同じ作業を続けていてもキャリアアップできないので将来に繋がらない
このように、安い給料のままスキルアップもできなくなってしまいます。
こういうブラックな会社は入社難易度が非常に低いため、すぐに内定が出るかもしれません。
しかし内定が出たからといって、すぐに入社するのではなく、本当にそこでスキルアップできるのか、よくよく考えましょう。
営業力が強いが技術的な視点を持っていない会社
社長・営業がITが分からず、「とりあえず営業だけやってます!」みたいな会社はほぼ間違いなくブラック化します。
基本的にシステム開発とは、ITが理解できなければ工数の計算もできなければ、どんな人をアサインすれば納期に間に合うのか、また、クライアントが求める質の成果物を出せるか理解できないはずなんです。
それなのに、ITが分からない社長や営業が力を持っていると、しわ寄せがくるのは開発者になります。
営業があまりにも炎上する可能性が高い案件を取ってきたり、納期が間に合わないような案件をとってきたりすると、長時間労働が常態化してしまいます。
なので、ITが分からない社長や営業担当が力を持っている会社は、間違いなくブラックになりやすいです。
孫請けになっていて単価が低い会社
先ほども解説したとおり、上流工程は元請けが行い、それ以外の下流工程は下請けが行うため、下請けになればなるほど、給料は低くなりがちです。
そのため、できるだけ発注主に近いポジションに就くことを目指しましょう。
目指すべき会社の特徴
では、どんなWeb系の会社を目指すべきか解説します。
目指すべき会社の特徴は以下のとおりです。
- 直請けの会社 or 自社のサービスを持っている会社
- スキルアップできる環境の会社
直請けの会社 or 自社のサービスを持っている会社
もし、同業種で転職するなら、一番大事な観点は「その会社が儲かっているか」です。
例をあげると、
- 外資系ITコンサル会社:アクセンチュアなど
- Webサービスを持っているメガベンチャー:GREE, メルカリなど
スキルアップできる環境の会社
Web業界では、自分のスキルや経験によって受注単価・年収アップが見込めます。
Web業界のスキルは、業界を問わず求められる機会が増えていきます。
スキルを持つと、より年収の高い会社に転職したり、副業といった選択肢を持つことができます。
スキルアップできる会社の特徴とは?
スキルアップできる会社とは、以下のような特徴の会社です。
- 自分のやりたいこと、学びたいスキルの習得ができる
- 実績を自分で作ることができる
- 裁量のある立場を任せられる
- 優秀な上司や同僚がいる
Web業界の将来性
Web業界に将来性があると言える理由は、2つあります。
- Web業界の需要は今後も伸びるから
- Web業界の人材は足りていないから
一つ一つ解説します。
Web業界の需要は今後も伸びるから
Web業界の仕事は「これからもなくならない」ですし、需要はどんどん増していくからです。
アメリカで時価総額が高い企業は、ほとんどがWeb企業。Web系の会社は、会社さえ間違えなければ、非常に待遇もよく、需要も高いです。
Web業界の人材は足りていないから
Web業界の需要は伸びている一方で、人材がまだまだ不足しているという問題があります。
経済産業省が出しているデータによると、2030年には約45万人ものIT人材が不足すると予想されています。
このデータからも、Web業界に将来性があることが分かるでしょう。
今いるブラックな環境から抜け出したい人がやるべきこと
今いる環境から抜け出したい人がやるべきことは、シンプルです。
「自分の値打ちが今どれくらいで、どういう会社なら転職できるか?またどういう会社がいくらくらいで給与を支払っているか把握すること」です。
と思われている方もいると思うのですが、騙されたと思ってまずは確認してみましょう。もし案外自分のスキル感で好条件なのであれば、そういう会社に転職すべきだし、もしあまり条件が変わらないなら、今の会社をなるべく早く転職すべきです。
どちらにせよ、失うことはないので、5つのステップで進めていきましょう。
- 自分のスキルの棚卸しをする
- 自分の職務経歴書を書いてみる
- 現状のレベルでどのような会社がどんな条件で募集しているか確認してみる
- できた職務経歴書をいろいろな転職サイトに登録してどんな会社からオファーがあるか確認してみる
1. 自分のスキルの棚卸しをする
まずは自分の今までの業務を棚卸ししましょう。使った技術、業務経験などを全部まとめます。
2. 自分の職務経歴書を書いてみる
その上で、スキルや経験を棚卸しをしたら、今度は職務経歴書を書いてみましょう。
3. 現状のレベルでどのような会社がどんな条件で募集しているか確認してみる
職務経歴書ができると、今度はそのスキル感にあった求人がどういうところかわかってくるようになります。
自分のスキル感なら、どういうところにいけるのか把握しておくとよいでしょう。
4. できた職務経歴書をいろいろな転職サイトに登録してどんな会社からオファーがあるか確認してみる
こうして、転職市場で通用するいい感じの職務経歴書ができたら、あとはなるべく多くの会社の求人を把握できるように、さまざまな転職サイトに登録しておき、自分の職務経歴書にあった求人を送ってもらうとよいでしょう。
Web業界の転職で、使うべきおすすめのサービスはある?
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マーケティング | 1,771件 |
セールス | 8,613件 |
デザイナー | 836件 |
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【職種別】Web業界に転職する手順
ここでは、未経験からWeb業界に転職する手順を職種別に解説します。
紹介する職種は以下の4つです。
- Webデザイナー
- エンジニア
- Webディレクター
- Webマーケター
Webデザイナー
Webデザイナーは、Web制作を進めるにあたってのWebデザインを担当します。
デザインだけではなくクライアントの要望ヒアリングやWebサイトのコーディングなど仕事内容は幅広いことが特徴です。
エンジニア
Web制作系の場合
Web制作系エンジニアは、Web上で公開されるホームページなどの開発や運用を行います。
スキルとしては、WordPressでゼロからオリジナルテーマの作成ができていることが理想です。
Webアプリ開発の場合
Webアプリ開発のエンジニアは、Webブラウザから利用できるWebアプリケーションを開発を行います。
先ほどのWeb制作系とは違い、サーバーサイドの言語を取り扱う必要があります。
ここ最近未経験エンジニアの採用についていろいろな技術者採用の人にインタビューしているけど、みんな口をそろえて「最低限オリジナルアプリないとムリ」みたいなことを言っていた。オリジナルアプリは自分で独学でプログラミング学ぶ姿勢があります!という証明になるのよね。
— DAI (@never_be_a_pm) January 26, 2019
特に、モダンで最新テクノロジーを利用しているような「自社開発企業」に入社するなら、なおさらです。
自社開発企業への転職は難易度がかなり高いですが、長期的には年収700~800万円も狙えます。
Webディレクター
Webディレクターは、主にWebサイトやWebコンテンツ制作プロジェクトの指揮・監督を行います。
ただ、未経験でWebディレクターに転職するのは少し難しいです。
一方で先述の通り、ディレクション職以外の立場でもWeb制作に関わっていると転職で有利になります。
よって、IT業界やWeb制作自体まったく経験がないという人は、以下のことをやってみましょう。
- マーケター系の職種で転職し周囲からWeb制作に関わる
それなら、Web制作現場に別の立場で入り込む経験を積めばよいというわけです。
Web制作現場での実務経験を積んだら、Webディレクター職での転職が見えてきますよね。
今の時点ですでにWeb制作に関わってきたという人は、Webディレクター自体未経験でも転職を狙えると思います。
Webマーケター
Webマーケターは、Web広告運用やSEO対策、SNS対策などを行います。
Webマーケターは、未経験でもだいぶ手の届きやすいキャリアチェンジだと思います。
実際、エン派遣によると、マーケティング職種の未経験OK求人割合は51%とのことです。
- 自分でブログやメディアを作りアフィリエイトで稼いでみる
- クラウドソーシングや副業サイトで広告運用の仕事を受注してみる
- SNSで影響を与えられるよう自分のアカウントで施策を打ってみる
以上のように、Webマーケティングを個人で行うことはいくらでも可能です。
なお、Webマーケティングの内容について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
参考:Webマーケティングとコンテンツマーケティングの違いとは? 手法や成果などをもとに解説|パスカルブログ(株式会社オロパス)
まとめ
というわけで、Web業界の実態について解説しました。
Web業界へ転職する場合には、自分に合った職場や必要なスキル、キャリアを考えるにあたって、業界の情報をしっかりと調べることが大事になってきます。
業界の情報をしっかり調べるには、以下の4点がポイントですね。
- Twitterなどで、その業界に詳しい人をフォローする
- 転職エージェントなどを複数利用して、生の情報を仕入れるようにする
- 業界の構造を理解する。多重請負構造などのキーワードを理解することから始める
- SESや、受託開発、自社開発のビジネスモデルの理解などをしっかりとする
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