SAPの業務委託は稼げる?単価相場や契約までの流れを解説
とにかく案件数が豊富なサイト。業界最高水準の高単価案件を揃えています。
ITプロパートナーズ(公式:https://itpropartners.com/)
リモートで、週2~3稼働OKの直請け案件を探すならここ。業界最多水準の案件数を保有。
HiPro Tech(公式:https://tech.hipro-job.jp/)
柔軟に対応できる高単価な案件が豊富!契約後のサポートも充実しているエージェント。
エンジニアスタイル(公式:https://engineer-style.jp/)
複数エージェントの求人から希望にあった案件を幅広く探せる案件サイト。
SAPの業務委託案件を探している中で、以下のような悩みを感じたことはありませんか?
結論、SAPの業務委託案件を探すには複数の案件サイトに登録して探すのがおすすめです。
- SAPの高単価案件を豊富なバリエーションから選びたいなら「レバテックフリーランス」
- 週2〜3日稼働などフレキシブルに働ける案件を見つけたいなら「ITプロパートナーズ」
- 高単価な案件を探しつつ、契約後のサポートにもこだわりたいなら「HiPro Tech」
- 自分に合った案件をさまざまなエージェントから一括で探したいなら「エンジニアスタイル」
案件サイトには豊富な案件数や福利厚生の充実など、さまざまな強みがあります。
複数の案件サイトに登録してそれぞれの長所を活かしつつ、自分の希望に合うを探すのが効率的です。
今回は、SAPの業務委託案件を探す人におすすめのサイトを紹介します。
目次 (PRも含まれます)
SAPが業務委託案件を探す基準
SAPの業務委託案件を探す際は、以下のポイントに注目しましょう。
- 自分のスキルに合った案件が多いか
- リモート可能な案件があるか
- 高単価の案件が多いか
自分のスキルに合った案件が多いか
案件サイトを選ぶ際は、自分のスキルに合った案件を数多く取り扱っているかを確認しましょう。
案件サイトは、以下のようにそれぞれ異なる得意分野があります。
- Web系領域に特化しており、デザイナーやディレクターの案件が豊富
- 高いスキルが必要な分単価が高い案件を取り扱っている
「働きたい業界の案件があるか」「自分のスキルを存分に活かせる案件を取り扱っているか」など、重視するポイントをあらかじめ決めてから案件サイトを探しましょう。
リモート可能な案件があるか
リモート勤務が可能な案件を取り扱っているかも重要なポイントです。
リモート案件のメリットは、自宅やカフェなど自分の働きやすい場所からオンラインで作業できることです。
通勤時間もかからないため時間を効率的に活用でき、仕事や趣味に充てる時間も増やせます。
リモート可能な案件を見つけたいなら「レバテックフリーランス」と「ITプロパートナーズ」が特におすすめです。
高単価の案件が多いか
業務委託で効率よく稼ぐには、高単価の案件が多いサイトを選ぶことも重要です。
単価の高い案件を獲得することで、収入が安定します。高単価である分スキルを求められることもありますが、今後のキャリア形成にもつながります。
SAPの業務委託案件を探せるおすすめサイト4選
ここでは、DAINOTE編集部が厳選したSAPの業務委託案件を探せるおすすめサイトを4つ紹介します。
- レバテックフリーランス(https://freelance.levtech.jp/)
とにかく案件数が豊富なサイト。業界最高水準の高単価案件を揃えています。 - ITプロパートナーズ(公式:https://itpropartners.com/)
リモートで、週2~3稼働OKの直請け案件を探すならここ。業界最多水準の案件数を保有。 - HiPro Tech(公式:https://tech.hipro-job.jp/)
柔軟に対応できる高単価な案件が豊富!契約後のサポートも充実しているエージェント。 - エンジニアスタイル(公式:https://engineer-style.jp/ )
複数エージェントの求人から希望にあった案件を幅広く探せる案件サイト。
レバテックフリーランス
画像は公式サイトから引用:https://freelance.levtech.jp/
公開求人数
(現在募集中の案件)55175件 (2023年10月01日現在) sapの
公開求人数808件 (2023年10月01日現在) マージン率 非公開 対応地域 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・愛知・福岡 強み ・週4日~稼働の案件、リモート案件多数
(週3日以内の案件はハイスキルが必要)
・カウンセラーの専門性が高く、幅広く相談に乗ってくれる
・高単価な案件が多い
レバテックフリーランスの主な特徴には、以下の3つが挙げられます。
- 業界最高水準の案件単価
- キャリアコンサルタントによる手厚いサポート
- 案件数が多い
業界最高水準の案件単価
レバテックフリーランスで扱っている案件は、高単価なものが多い傾向にあります。
案件のほとんどが、他の中間業者を挟まない「直請案件」であることが理由です。
キャリアコンサルタントによる手厚いサポート
※2022年9月時点 レバテックフリーランス公式サイトより引用(公式:https://freelance.levtech.jp)
IT人材サービスを手掛けるレバテックだからこそ、IT業界に精通したプロのエージェントによるサポートを受けられます。
案件数が多い
レバテックフリーランスでは、SAPの案件を数多く取り扱っています。
レバテックフリーランスの案件例
月額単価 1,050,000円/月 職務内容 ・SAP S/4HANAの導入プロジェクトに携わっていただきます。
ご実績、ご経験、ご希望に合わせPJの中で担当いただくモジュールを相談させていただきます。
-例)MM、PP、SD、複数モジュール
・要件定義~基本設計の工程を担当いただきます。求めるスキル 下記3点の内、いずれかの実務経験
-販売管理に関連した設計、調査あるいは開発経験
-生産計画に関連した設計、調査あるいは開発経験
-在庫購買管理に関連した設計、調査あるいは開発経験
-アドオン開発における設計、調査あるいは開発経験
【歓迎スキル】
・SAP HANA導入における、コンサルティングの経験案件URL 【SAP/フルリモート】SAP HANA導入開発の求人・案件
(2023年10月01日 現在)
ITプロパートナーズ
画像はITプロパートナーズ公式サイトより引用:https://itpropartners.com/
公開求人数 4197件 (2023年10月01日現在) sapの
公開求人数4件 (2023年10月01日現在) マージン率 非公開 対応地域 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・愛知・福岡 働き方 週2-3案件、リモート案件多数 公式 https://itpropartners.com/
ITプロパートナーズの主な特徴に挙げられるのは、以下の2つです。
- 直請案件だからこその高単価
- リモート勤務、週1~2日から稼働OKの案件多数
直請案件だからこその高単価
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズで取り扱っている案件は直請案件が多いため、他のエージェントと比較しても単価が高い傾向にあります。
※直請案件とは、他の仲介会社を挟まず、直接クライアントと契約している案件のことです。
現状、ほとんどのフリーランスエージェントはマージン率を公開していません。そのため、フリーランスの取り分や単価を事前に把握しづらい傾向にあります。
マージン率が非公開でブラックボックス化しているからこそ、過剰な報酬の中抜きが発生していないIT プロパートナーズは魅力的といえるでしょう。
リモート、週1~2日から稼働OKの案件多数
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(公式:https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズの魅力は、週1~2日から稼働OKの案件が多いという点です。
他のフリーランスエージェントでは、最低稼働日数は週3~4日の常駐案件が一般的です。
一方ITプロパートナーズはリモート案件も多いため、自身のスタイルに合わせて自由に案件を選べます。
ITプロパートナーズの案件例
月額単価 〜800,000円 職務内容 ■業務内容:
現在下記業務を派遣社員2名が対応しているが、2月で契約満了となるため、業務の引き継ぎをお願いいたします。
【スポット作業】
・問い合わせ対応
└PC操作、障害問い合わせ対応
(ログイン不可、パスワードロック、販売管理等の障害)
・ハード保守、障害対応
└業務PC(ノート、デスクトップ)
└スマホ
└固定電話および交換器
└自社マシンルーム内サーバー
└ネットワーク機器
【定常作業】
└サービス起動
└受注、出荷データ取り込み処理
└資産、構成管理(パスワード、ソフトアカウント、端末など)
└サーバルーム鍵番号変更作業
└月次報告
【インフラ環境】
<社内システム>
・販売管理
・勘定奉行
・給与奉行
・NIコラボ
・メール(OCN)
・SAP(受注、出荷)
<サーバ>
・ADサーバー
・VPNサーバー
・DHCP,DNSサーバ
・ファイルサーバ
・NIコラボ(共有ポータル)サーバ
・勘定奉行サーバー
<ネットワーク機器>
・Fortigate
・スイッチ
【今後の課題、改善対応】
①サーバ老朽化、サーバOS保守対象外に伴う改善提案、対応
②各種サーバ、ネットワーク機器シングル構成の改善対応
③各種サーバ、ネットワークバックアップ方式、復旧手順確立求めるスキル ■必須スキル:
・仕事内容へ記載の業務を能動的に行える方
■尚可スキル:
・PHPでの開発経験
・PCやネットワーク系の知識が豊富な方
・基幹 / 業務 / WEB系での開発経験案件URL 【情シス・社内SE・ヘルプデスク】創立70年以上の電線企業の情シス・社内SE・ヘルプデスク様を募集!
(2023年10月01日 現在)
注意:ITプロパートナーズは週1日から稼働可能な案件の紹介が可能なものの、会社員の方への副業は紹介できません。
HiPro Tech
画像はHiPro Tech公式サイトより引用:https://tech.hipro-job.jp/
HiPro Techは、週3日から・リモートで働きたいエンジニア必見のIT・テクノロジー領域に特化したエージェントです。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
公開求人数 | 523件 |
マージン率 | 非公開 |
対応地域 | 首都圏中心 |
働き方 | 週3日から稼働OK、リモートOK案件多数 |
公式:https://tech.hipro-job.jp/
※2022年8月31日時点・公式ページより引用/算出
HiPro Techの主な特徴には、以下の3つがあります。
- リモートOK・週3日からOK案件多数、柔軟な働き方を実現できる
- 高単価案件で、収入アップを目指せる
- 契約後も充実したサポート体制
リモート案件多数・週3日〜可能で柔軟な働き方ができる
画像は公式HiPro Tech公式サイトより引用:https://tech.hipro-job.jp/
HiPro TechにはリモートOKの案件に加え、週3日から稼働できる案件も充実しています。
エンジニア求人の稼働条件は「週5日~・常駐勤務」が多いため、時間や場所にとらわれず仕事をしたいと思っても難しいのが現状です。
中間マージンのない直請け案件多数
画像は公式HiPro Tech公式サイトより引用:https://tech.hipro-job.jp/
HiPro Techは、クライアント(受注元)から仲介会社を挟まずに、案件を受注できる直請け案件が豊富です。
直請け案件は中間マージンがない分、より高単価の案件を受注できるメリットがあります。
契約後も充実したサポート体制
画像は公式HiPro Tech公式サイトより引用:https://tech.hipro-job.jp/
HiPro Techは、転職サービス「doda」をはじめとした人材サービスを運営する「パーソルグループ」がサービス提供しています。
グループ会社の豊富な知見と実績を「サポート体制」に活かしているのが、HiPro Techの特徴です。
画像は公式HiPro Tech公式サイトより引用:https://tech.hipro-job.jp/
HiPro Techでは、担当者が以下のような一貫したサポートを提供します。
- 事前面談
(ご希望条件、現在のご活動状況、将来なりたい姿、現在困っていることなど) - 案件のご紹介
(経験やスキルに親和性のある場合、案件を相談) - クライアント面談
- 契約の締結
(契約から各種手続きまで、フォロー) - 業務開始後のアフターフォロー
IT・テクノロジー領域に特化したエージェントということもあり、専門性の高い事前面談を受けられます。
エンジニアスタイル
画像はエンジニアスタイル公式サイトより引用:https://engineer-style.jp
優良エージェントの案件を厳選して掲載しており、案件を1クリックでまとめて応募できるため便利です。
運営会社 | ボスアーキテクト株式会社 |
公開求人数 | 177,199件 |
特徴 | 直接契約で高単価を実現 |
対応地域 | 主に東京 |
働き方 | リモートワーク、フレックス制度、 週2稼働OKなど様々な案件に対応 |
※2022年9月時点・公式サイトより引用/算出
エンジニアスタイルの特徴は、以下の2つです。
- 17万件超の豊富な案件数
- データが豊富で、案件を探しやすい
17万件超の豊富な案件数
2022年9月時点で、掲載案件数は17万件を超えています。
幅広い案件から自分に合った案件を探すことが可能です。
リモートワークやフレックス制度、週2稼働OKなど他のエージェントでは取り扱いの少ない案件も、エンジニアスタイルでは多数掲載されています。
副業・フリーランス・スキルアップ・転職など幅広いニーズに合わせた求人を取り扱っているため、登録だけでも実施しておくべきサイトです。
データが豊富で、案件を探しやすい
※エンジニアスタイルから引用 /2022年9月時点確認
平均単価の他にも職種別、言語別、フレームワーク別の単価や件数ランキングもすべて公開されています。
案件を探す際には、以下の条件を踏まえておくことで検索しやすくなります。
- 言語・フレームワーク
- 開発スキル
- 職種/業界
- エリア/駅
- 単価
また上記の条件はもちろん、以下のこだわり条件でも検索できます。
- 稼働できる時間帯
- 勤務地
- 職場環境
- リモート勤務可能か
- 未経験OKか
- 会社の規模や志向
- トレンド技術を取り入れているか
スキルや条件を詳しく指定できるので、自分に合った案件が探しやすいでしょう。
※エンジニアスタイルより引用 /2022年9月時点
また、面談から稼働後まできちんとサポートしてもらえるため、安心して任せられるといえるでしょう。
SAPの業務委託の案件例・単価相場は?
SAPの業務委託案件にはどんな案件があって、報酬の相場がどれくらいなのかを確認していきます。
実際にSAPの業務委託案件をいくつかピックアップして紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
※今回紹介する案件は募集を終了している可能性もあります。最新の案件例が見たい人はエージェントに登録したうえで、詳細を確認してみましょう。
案件例①
月額単価 1,050,000円/月 職務内容 ・SAP S/4HANAの導入プロジェクトに携わっていただきます。
・要件定義~基本設計の工程を担当いただきます。求めるスキル 下記2点の実務経験
-生産計画に関連した設計、調査あるいは開発経験
-アドオン開発の設計経験
【歓迎スキル】
・SAP HANA導入における、コンサルティングの経験案件URL 【SAP/フルリモート】製造業向けSAP HANA導入開発の求人・案件
(2023年10月01日 現在)
案件例②
月額単価 950,000円/月 職務内容 ・新規導入支援をご担当していただきます。
・主に下記作業をご担当していただきます。
-HANA化に向けて現状整理
-業務フロー比較、整理
-マスターの比較、整理
-アドオン機能の洗い出しと特性の分析
-HANA化に向けた方向性の提案求めるスキル ・PPコンサル経験
※上記に似た経験やスキルをお持ちであれば申し込み可能なケースもございます!まずはお気軽にご相談ください!案件URL 【SAP】HANA化導入支援の求人・案件
(2023年10月01日 現在)
上記の案件はあくまでも一例なので、自分のスキルに合わせて案件を探してみてください。
業務委託契約の主な種類
業務委託とは、業務を外注したい企業が、業務の一部を他の企業や個人に委託することです。
報酬・納期・仕事内容・進め方などをお互いに了承したうえで契約を締結します。
アルバイトのような雇用関係がないため、企業と対等の関係で業務を進めることが可能です。
業務委託契約は、主に以下の3種類に分けられます。
- 準委任契約
- 請負契約
- 委任契約
それぞれの契約について詳しく解説します。
準委任契約
準委任契約は、成果物の作成や事務作業を委託する契約で、時給や月給計算で報酬が発生します。
SAPは準委任契約を交わすことで、時間内に委託された業務を滞りなくこなす義務を負うことになるでしょう。
メリット
準委任契約のメリットは、収入が安定しやすいという点です。
準委任契約における報酬の条件は、時間内に業務を安定しておこなうことであり、成果物の納品が条件ではありません。
つまり成果物の有無にかかわらず稼働した時間分の報酬が発生するため、収入が安定しやすいというメリットがあります。
デメリット
稼働時間が自由になりにくい点が、準委任契約のデメリットです。
基本的にはシフトで稼働するため、早朝や深夜など稼働の時間帯を自由に設定できるかはクライアントによって異なります。
業務の進め方についてもある程度クライアントに管理され、業務をスムーズに進められているかどうか定期的に報告する必要があります。
また、企業側に評価されなかった場合、プロジェクトの途中であっても契約を終了されてしまうリスクがあるという点もデメリットです。
請負契約
請負契約は、成果物を完成させて納品する義務を負う契約を指します。
正社員やアルバイトと違い、成果物に対して報酬が支払われる仕組みです。
メリット
請負契約のメリットは、働く場所や時間の自由度が高いという点です。
請負契約で重視されるのは、成果物を完成させて納品することが条件で、働く場所・時間・業務の進め方についての報告義務はありません。
よって、エンジニア側は仕事する場所や時間を比較的自由に決められます。
デメリット
デメリットは、納品した成果物のクオリティが不十分だと、報酬がもらえないリスクがあるという点です。
やり直しや報酬の減額を指示されることがあり、報酬の支払いを拒否されるリスクもあります。
また、工数がどれだけかかっても、報酬が変わらないという点もデメリットです。
最大100時間かかる作業でも、報酬が5万円の場合は時給換算だと500円/時になってしまいます。
委任契約
委任契約とは、法律に関する業務を委託する契約です。
主な例には、確定申告を税理士に委任したり、弁護士に委任し裁判を起こしたりすることが挙げられます。
SAPが業務委託で働くメリット
SAPが業務委託で働く主なメリットには、以下の4つがあります。
- 自分の好きな仕事に集中できる
- 努力次第で収入アップが可能
- 自分で業務時間を決められる
- 人間関係のストレスから解放される
自分の好きな仕事に集中できる
業務委託契約の場合、さまざまな案件から得意なものや挑戦したいものを選べます。
会社に勤めていると、与えられた仕事を一定の条件下でこなさなければなりません。
自分のやりたくない仕事を振られることもあり、ストレスが溜まる場面も多いでしょう。
業務委託契約なら自分の好きな仕事に注力できるため、ストレスを感じにくい傾向にあります。
努力次第で収入アップが可能
会社員だと、給与体系によっては大きな成果を出しても給与がそれほど上がらない場合もあります。
しかし業務委託では成果を出し続ければ契約継続につながるため、報酬アップの可能性が高いといえるでしょう。
クライアント企業や仕事仲間とのつながりを通して、高待遇の仕事に結びつくこともあるでしょう。
自分で業務時間を決められる
請負契約であれば、働く場所や時間を自由に決められます。
準委任契約であっても、稼働のシフトは会社員よりも比較的柔軟に調整できます。
納期に間に合うように自分で業務時間を決められるので、好きな時間に好きな場所で働けるのがメリットです。
人間関係のストレスから解放される
会社に勤めていると、一緒に働く上司や同僚たちとの人間関係に悩まされることがあります。
しかし業務委託は雇用関係と異なり、クライアント企業と対等な立場で業務に取り組めます。
万が一相性の悪い担当者に当たったときは、クライアントを変えることも可能です。
SAPが業務委託で働くデメリット
業務委託には、デメリットも存在します。
- 労働基準法が適用されなくなる
- 福利厚生が受けられない
- 仕事のトラブルはすべて自己責任
労働基準法が適用されなくなる
業務委託契約では、正社員やアルバイトのような雇用関係がありません。
報酬の条件や労働量に関して、法律の保護を受けにくい状態です。
最低賃金が法律で定められているわけではないため、業務量に対して安い報酬で請けることになるリスクもあります。
福利厚生が受けられない
業務委託契約では、会社員のような雇用保険や労災保険などの社会保険が適用されません。
万が一事故や怪我が発生しても、必要な手当てを受けにくい点はデメリットです。
フリーランス用の保険に加入するなど、自分で自分の身を守れるよう備えておきましょう。
仕事のトラブルはすべて自己責任
会社に所属していれば自分が起こしたトラブルはある程度責任を負ってもらえます。
しかし、業務委託では万が一仕事のトラブルが起きた場合、すべて自己責任になります。
最悪の場合、企業が受けた損害分の賠償責任を負わされることもあるでしょう。
企業が求めるスキルを提供できなかったり、納期を守らなかったりすると、簡単に契約を切られてしまいます。
業務委託契約を結ぶには業務委託契約書が必要
業務委託契約を結ぶ際、必要不可欠なのが業務委託契約書の取り交わしです。
後からトラブルが発生しないよう、お互いを守る大切なものでもあります。
業務委託契約書が必要な理由
業務委託契約書が必要な理由は、主に以下の2つです。
- 契約上のトラブルが起きにくくなる
- 万が一のときに証拠として使える
業務委託契約書には、仕事内容や報酬について明記されています。
もし十分な取り決めがなければ、思っていた以上のスキルを求められたり、報酬が少なかったりと契約上のトラブルが起きやすくなります。
また業務委託契約書は、万が一のときに証拠として使うことも可能です。
あまり考えたくはないものの、もし裁判になった場合は業務委託契約書を提出する必要があります。
業務委託契約で起きやすいトラブルとは?
業務委託契約で起きやすいトラブルとして、主に挙げられるのは以下の通りです。
- 成果物に対する度重なる修正を求められたが報酬が変わらず、その分時給が低くなってしまった
- 契約内容に無い業務についても求められたが、報酬の支払いがなかった
業務委託契約書の中で業務内容を詳しく決めておけば、こうしたトラブルを防ぎつつお互い納得した状態で業務を進めやすくなります。
秘密保持契約を結ぶ場合は秘密保持契約書を取り交わす
また、案件によっては業務委託契約書とは別に秘密保持契約書を取り交わすこともあります。
秘密保持契約は、契約中に知り得た機密情報や個人情報を、業務遂行以外の用途で第三者に開示しないという契約のことです。
企業と秘密保持契約を結ぶ場合は、秘密保持契約書を取り交わす必要があります。
業務委託契約締結の主な流れ
業務委託契約は、以下のような流れで締結します。
- 契約内容の詳細について話し合う
- 業務委託契約書を作成する
- 契約書の内容を共有し、認識の相違を確認し合う
- 業務委託契約書を取り交わし、契約完了
1.契約内容の詳細について話し合う
最初に話し合う、契約内容の詳細には、以下が挙げられます。
- 報酬額
- 契約期間
- 業務の範囲
これらの項目について、ある程度は明確に決めておきましょう。
2.業務委託契約書を作成する
話し合った内容をもとに、業務委託契約書を作成します。
作成するのは自分ではなく、業務を委託する側の企業です。
3.契約書の内容を共有し、認識の相違がないか確認し合う
企業が作った業務委託契約書をチェックし、認識の相違がないか確認します。
この場で重要な部分をチェックしておかなければ契約後にトラブルが起きてしまうので、些細な部分でも気になることは遠慮せず相談しましょう。
4.業務委託契約書を取り交わし、契約完了
お互いに納得できる契約内容を記載した業務委託契約書を取り交わし、契約完了です。
本来であれば記名捺印が必要になるものの、最近はクラウド上での電子契約が多くなっています。
そのため、電子捺印で対応できるケースもあります。
業務委託契約の締結前に確認すべき条件
業務委託契約を締結する際は、契約内容について企業と十分話し合っておく必要があります。
契約時に慌てないよう、あらかじめ確認しておくべき主な条件について解説します。
契約形態は何か
業務委託契約の中でも、契約形態が準委任契約か請負契約かを確認します。
契約形態によって働き方や収入の安定性に差が出るので、必ずチェックしておきましょう。
業務内容は何か
業務内容に関しては、どんな業務を委託されるのかを確認しておきます。
実際の業務内容を確認しておけば「想定の範囲を超えた業務を任されて、報酬に見合わない仕事量をこなす羽目になった」というトラブルを防止できます。
報酬についての記載はあるか
業務委託契約書の中に、報酬についての記載があるか必ず確認しましょう。
- 報酬額
- 支払い方法
また、補修については以下の項目についても確認しておきましょう。
- 時間単価か、プロジェクト単位での支払いか
- 報酬の計算方法
報酬について明確にしておかないと、想定より支払いが少なかったり支払日が先になったりすることがあります。
報酬以外に経費の支払いはあるか
報酬以外に経費の支払いがあるかも重要なポイントです。
たとえば業務に必要な消耗品やPCの回線費用、電気代などの経費が報酬に含まれているか、もしくは別支払いかを確認します。
この部分が決められていないと後で揉めることになるので、見逃さないようにしましょう。
稼働時間はどのくらいか
案件によっては「最低週2稼働」など時間が定められている場合があります。
契約によっては精算幅(例:100時間を基準に、90〜110時間の精算幅で◯万円)が定められていることがあるので、併せてチェックしましょう。
スケジュール管理のために必要な項目であるため、必ず確認しておきましょう。
稼働時間精算幅外の控除・超過支払いについての記載はあるか
稼働時間の精算幅が設けられているときは、報酬の控除もしくは超過支払いがあるのかをチェックします。
実際の稼働時間が精算幅より少なかった場合は報酬がその分差し引かれ、多かった場合は加算される仕組みです。
「業務時間外も働いたのに報酬がもらえなかった」というトラブルを防ぐため、入念に確認しましょう。
報酬の支払日はいつか
報酬の支払日は、クライアント企業によって規定が異なります。
業務委託契約において、報酬の支払日がいつなのか確認しておきましょう。
また、請負契約の場合は納品してから検収が完了するまで報酬が支払われない場合があります。
検収日が締め日を過ぎてしまうと、報酬の支払いが翌月になってしまうこともあります。
納品から検収の期間についても、あわせてチェックしておきましょう。
契約期間、更新の有無について
業務委託契約の契約期間や、契約終了後の更新可否を確認しておきましょう。
また、更新する際の条件をチェックしておくことも大切です。
損害賠償の記載はあるか
業務委託契約を結ぶうえで避けて通れないのが、損害賠償問題です。
もし情報漏洩や著作権の侵害、秘密保持契約違反などで企業に損害を与えてしまった場合、企業から損害賠償を請求されることがあります。
企業に損害を与えないように仕事をすることを前提に、損害賠償についての記載がある場合は念入りにチェックしておきましょう。
特に損害賠償が及ぶ期間や請求される条件については、漏れがないように確認しましょう。
不利な内容は記載されていないか
時折、業務委託エンジニアに対して明らかに不利な内容が記載されていることがあります。
「報酬の振込手数料を負担させられる」「契約終了後に発生した損害を全額賠償する」などの記載があった場合、契約締結後に気づいても手遅れです。
このような記載があったときは、修正をお願いしましょう。
どうしても双方納得のいく形で契約できない場合は、契約自体をお断りすることも検討しましょう。
まとめ
今回は、SAPにおすすめの案件サイトと、業務委託契約を結ぶ流れ・注意事項ついて解説しました。
SAPの業務委託案件を受注してさらに活躍の幅を広げたい人は、この記事を参考にして取り組んでください!
とにかく案件数が豊富なサイト。業界最高水準の高単価案件を揃えています。
ITプロパートナーズ(公式:https://itpropartners.com/)
リモートで、週2~3稼働OKの直請け案件を探すならここ。業界最多水準の案件数を保有。
HiPro Tech(公式:https://tech.hipro-job.jp/)
柔軟に対応できる高単価な案件が豊富!契約後のサポートも充実しているエージェント。
エンジニアスタイル(公式:https://engineer-style.jp/ )
複数エージェントの求人から希望にあった案件を幅広く探せる案件サイト。