ITコンサルの業務委託は稼げる?単価相場や契約までの流れを解説
とにかく案件数が豊富なサイト。業界最高水準の高単価案件を揃えています。
ITプロパートナーズ(公式:https://itpropartners.com/)
リモートで、週2~3稼働OKの直請け案件を探すならここ。業界最多水準の案件数を保有。
HiPro Tech(公式:https://tech.hipro-job.jp/)
柔軟に対応できる高単価な案件が豊富!契約後のサポートも充実しているエージェント。
エンジニアスタイル(公式:https://engineer-style.jp/)
複数エージェントの求人から希望にあった案件を幅広く探せる案件サイト。
あなたはフリーランスや副業で以下のような悩みを抱えていませんか?
結論から言えば、ITコンサルの業務委託案件を探すには複数の案件サイトに登録して探すのがおすすめです。
- ITコンサルの高単価案件を豊富なバリエーションから選びたいなら「レバテックフリーランス」
- 週2〜3日稼働などフレキシブルに働ける案件を見つけたいなら「ITプロパートナーズ」
- 高単価な案件を探しつつ、契約後のサポートにもこだわりたいなら「HiPro Tech」
- 自分に合った案件をさまざまなエージェントから一括で探したいなら「エンジニアスタイル」
業務委託の案件サイトごとに、「案件の種類が豊富」「福利厚生が充実」といったさまざまな強みがあります。
複数の案件サイトに登録してそれぞれの長所を活かしつつ、あなたの希望に合うを探すのが効率的です。
今回は、ITコンサルの業務委託案件を探す人におすすめのサイトを紹介していきます。
目次 (PRも含まれます)
ITコンサルが業務委託案件を探す基準
ITコンサルの業務委託案件を選ぶポイントは、以下の3つです。
- 自分のスキルに合った案件が多いか
- リモート可能な案件があるか
- 高単価な案件が多いか
自分のスキルに合った案件が多いか
はじめに、あなたのスキルに合った案件を数多く取り扱っているかを確認しましょう。
以下のように、各サイトそれぞれに得意分野が異なります。
- Web系領域に特化しており、SEOやSNSのコンサル案件が豊富
- 高いスキルが必要な分、単価が高い案件を取り扱っている
- あなたの働きたい業界の案件があるか
- あなたのスキルを活かせる案件を取り扱っているか
リモート可能な案件があるか
リモート勤務が可能な案件を取り扱っているかも重要なポイントです。
リモート案件のメリットは、自宅やカフェなどあなたの働きやすい場所からオンラインで作業ができることです。
通勤時間もないので時間を効率的に使うことができ、仕事や趣味にあてる時間を増やせます。
リモート可能な案件を見つけたいなら「レバテックフリーランス」と「ITプロパートナーズ」が特におすすめです。
高単価な案件が多いか
業務委託で効率よく稼ぐには、高単価な案件が多いサイトを選ぶことも重要です。
高単価な分、高いスキルを求められることもありますが、業務を通じてあなたのスキルアップにつなげられます。
ITコンサルの業務委託案件を探せるおすすめサイト4選
この章では、DAINOTE編集部が厳選したITコンサルの業務委託案件を探せるおすすめサイトを4つ紹介します。
- レバテックフリーランス(https://freelance.levtech.jp/)
とにかく案件数が豊富なサイト。業界最高水準の高単価案件を揃えています。 - ITプロパートナーズ(公式:https://itpropartners.com/)
リモートで、週2~3稼働OKの直請け案件を探すならここ。業界最多水準の案件数を保有。 - HiPro Tech(公式:https://tech.hipro-job.jp/)
柔軟に対応できる高単価な案件が豊富!契約後のサポートも充実しているエージェント。 - エンジニアスタイル(公式:https://engineer-style.jp/ )
複数エージェントの求人から希望にあった案件を幅広く探せる案件サイト。
レバテックフリーランス
運営会社 | レバテック株式会社 |
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公開求人数 (現在募集中の案件) | 55175件 (2023年10月01日現在) |
ITコンサルの 公開求人数 | 781件 (2023年10月01日現在) |
マージン率 | 非公開 |
対応地域 | 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・愛知・福岡 |
強み | ・週4日~稼働の案件、リモート案件多数 (週3日以内の案件はハイスキルが必要) ・カウンセラーの専門性が高く、幅広く相談に乗ってくれる ・高単価な案件が多い |
レバテックフリーランスの主な特徴としては、以下の3つがあります。
- 業界最高水準の案件単価
- キャリアコンサルタントによる手厚いサポート
- 案件数が多い
業界最高水準の案件単価
レバテックフリーランスで扱っている案件は、高単価なものが豊富です。
その理由は、案件のほとんどが他の中間業者を挟まない「直請案件」だからです。
キャリアコンサルタントによる手厚いサポート
※2022年9月時点 レバテックフリーランス公式サイトより引用(公式:https://freelance.levtech.jp)
案件数が多い
レバテックフリーランスでは、ITコンサルの案件を数多く取り扱っています。
レバテックフリーランスの案件例
案件名 | 【コンサル】自動車系研究所向けERPパッケージ導入支援の求人・案件 |
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月額単価 | 450,000円/月 |
職務内容 | 自動車系研究所向けERPパッケージ導入支援に携わっていただきます。 主に下記内容をご担当頂きます。 -ERPパッケージの選定支援 -RFPの作成支援 -ベンダーコントロール |
求めるスキル | ・RFP作成のご経験 ・ERPパッケージに関する知見 ・ITコンサルタントとしてのご経験 ※上記に似た経験やスキルをお持ちであれば申し込み可能なケースもございます!まずはお気軽にご相談ください! |
案件URL | 【コンサル】自動車系研究所向けERPパッケージ導入支援の求人・案件 (2023年10月01日 現在) |
ITプロパートナーズ
公開求人数 4197件 (2023年10月01日現在) ITコンサルの
公開求人数29件 (2023年10月01日現在) マージン率 非公開 対応地域 東京・神奈川・埼玉・千葉・大阪・兵庫・京都・愛知・福岡 働き方 週2-3案件、リモート案件多数 公式 https://itpropartners.com/
ITプロパートナーズの主な特徴は、次の2つがあります。
- 『直請案件』だからこその高単価
- リモート勤務、週1~2日から稼働OKの案件多数
『直請案件』だからこその高単価
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズにある案件の単価は、『直請案件』が多く他のエージェントと比較しても高い傾向にあります。
※直請案件とは、他の仲介会社を挟まず、直接クライアントと契約している案件のことを指します。
マージン率が非公開でブラックボックス化しているからこそ、過剰な報酬の中抜きが発生していないIT プロパートナーズは魅力的です。
リモート、週1~2日から稼働OKの案件多数
ITプロパートナーズ公式サイトより引用(公式:https://itpropartners.com/)
ITプロパートナーズの大きな魅力は、週1~2日から稼働OKの案件が多いという点です。
他のフリーランスエージェントでは、最低稼働日数は週3・4日〜の常駐案件が一般的です。
一方のITプロパートナーズはリモートの案件も多く、あなたのスタイルに合わせつつ、自由に案件を選べます。
注意:ITプロパートナーズは週1日から稼働可能な案件の紹介が可能なものの、会社員の方への副業は紹介できません。
ITプロパートナーズの案件例
案件名 | 【PL】ITコンサル企業にて、大手企業のクラウドサービス運用支援のPLを募集! |
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月額単価 | 〜700,000円 |
職務内容 | ■業務内容: 現在、大手自動車系列企業様がエンドの案件にて、 JIRA/Confluenceの運用を支援いただける方を募集しております。 平均30歳のチームにご参画いただき、一人称で業務を進めていただける方のご応募をお待ちしております。 具体的な主な業務は、 ・ライセンスの発行/使われていないライセンスの管理 ・Q&A対応 ・新規機能の追加開発 を実施いただく予定でございます。 |
求めるスキル | ■必須スキル ・クラウドサービス運用、ヘルプデスク業務経験 ■尚可スキル ・Microsoft365の利用経験 ・運用メンバーの対応状況・進捗を的確に管理できる ・JIRA/Confluence/Miroの利用経験・知見 ・クラウドサービス全般への強い興味・関心 |
案件URL | 【PL】ITコンサル企業にて、大手企業のクラウドサービス運用支援のPLを募集! (2023年10月01日 現在) |
HiPro Tech
HiPro Techは、週3日から・リモートで働きたいエンジニア必見のIT・テクノロジー領域に特化したエージェントです。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
公開求人数 | 520件 |
マージン率 | 非公開 |
対応地域 | 首都圏中心 |
働き方 | 週3日から稼働OK、リモートOK案件多数 |
公式:https://tech.hipro-job.jp/
※2022年9月時点・公式ページより引用/算出
HiPro Techの主な特徴は以下の3つです。
- リモートOK・週3日からOK案件多数、柔軟な働き方を実現できる
- 高単価案件で、収入アップを目指せる
- 契約後も充実したサポート体制
リモート案件多数・週3日〜可能で柔軟な働き方ができる
HiPro Techでは、リモートOK案件だけでなく、週3日から稼働OKな案件も多数あります。
中間マージンのない直請け案件多数
HiPro Techは、クライアント(受注元)から仲介会社を挟まずに、案件を受注できる「直請け案件」が多いです。
直請け案件には、中間マージンがない分、より高単価の案件を受注できるメリットがあります。
契約後も充実したサポート体制
HiPro Techは、転職サービス「doda」をはじめとした人材サービスを運営する「パーソルグループ」がサービス提供しています。
HiPro Techでは、グループ会社の豊富な知見と実績を「サポート体制」に活かしています。
あなたの担当者により以下のような一貫したサポートを受けることができます。
- 事前面談
(ご希望条件、現在のご活動状況、将来なりたい姿、現在困っていることなど) - 案件のご紹介
(経験やスキルに親和性のある場合、案件を相談) - クライアント面談
- 契約の締結
(契約から各種手続きまで、フォロー) - 業務開始後のアフターフォロー
事前面談から、IT・テクノロジー領域に特化したエージェントであることから専門性の高いものを受けることができます。
エンジニアスタイル
案件を厳選して掲載しているだけではなく、様々な案件をまとめて確認して1クリックで応募できるため便利です。
運営会社 | ボスアーキテクト株式会社 |
公開求人数 | 177,195件 |
特徴 | 直接契約で高単価を実現 |
対応地域 | 主に東京都 |
働き方 | リモートワーク、フレックス制度、 週2稼働OKなど様々な案件に対応 |
※2022年9月時点・公式サイトより引用/算出
エンジニアスタイルの特徴は、以下の2つです。
- 17万件超の豊富な案件数
- データが豊富で、案件を探しやすい
17万件超の豊富な案件数
副業・フリーランス・スキルアップ・転職など幅広いニーズに合わせた求人を取り扱っているため、とりあえず登録しておくべきサイトです。
データが豊富で、案件を探しやすい
※エンジニアスタイルから引用 /2022年9月時点確認
平均単価だけでなく職種別、言語別、フレームワーク別の単価や件数ランキングもすべて公開されています。
案件を探す際には、次のような条件があります。
- 言語・フレームワーク
- 開発スキル
- 職種/業界
- エリア/駅
- 単価
- 稼働できる時間帯
- 勤務地
- 職場環境
- リモート勤務可能か
- 未経験OKか
- 会社の規模や志向
- トレンド技術を取り入れているか
スキルや条件を詳しく指定できるので、自分に合った案件が探しやすいです。
※エンジニアスタイルより引用 /2022年9月時点
また初回面談から稼働後まできちんとサポートしてもらい、福利厚生も充実しています。
ITコンサルの業務委託の案件例・単価相場は?
ITコンサルの業務委託案件にはどんな案件があって、報酬の相場がどれくらいなのかを確認していきます。
実際にITコンサルの業務委託案件をいくつかピックアップして紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
※今回紹介する案件は募集を終了している可能性もあります。最新の案件例が見たい人はエージェントに登録したうえで、詳細を確認してみましょう。
案件例①
案件名 | 【コンサル】不動産会社向け営業DX推進の求人・案件 |
---|---|
月額単価 | 450,000円/月 |
職務内容 | ・不動産会社向け営業組織のDX推進プロジェクトに携わっていただきます。 ・下記業務を行っていいただきます。 -営業組織の業務整理 -営業組織のKPI可視化 -営業組織の生産性向上のためのITシステムやパッケージ製品の選定から導入 -営業組織が利用できるような浸透サポート |
求めるスキル | ・社内DX経験 ※上記に似た経験やスキルをお持ちであれば申し込み可能なケースもございます!まずはお気軽にご相談ください! |
案件URL | 【コンサル】不動産会社向け営業DX推進の求人・案件 (2023年10月01日 現在) |
案件例②
案件名 | 【コンサル】製造業向けDX推進サポートの求人・案件 |
---|---|
月額単価 | 750,000円/月 |
職務内容 | ・製造業向けDX推進サポートに携わっていただきます。 ・主に下記をご担当いただきます。 ‐要件ヒアリング ‐要件整理 ‐UI/UXの検討 ‐デモ、PoCの作成 ‐資料作成 ‐企業、事業戦略立案 ‐IT戦略立案 ‐システム化構想策定から実行支援 |
求めるスキル | ・ITコンサル経験4年以上 |
案件URL | 【コンサル】製造業向けDX推進サポートの求人・案件 (2023年10月01日 現在) |
上記の案件はあくまでも一例なので、自分のスキルに合わせて案件を探してみてください。
業務委託契約の主な種類
業務委託契約とは、業務を外注したい企業が、業務の一部を他の企業や個人に委託することです。
報酬や納期、仕事内容、進め方などをお互いに了承した後に契約を取り交わします。
アルバイトとの違いは雇用関係がないため、企業と対等の関係で業務を進めることができる点です。
業務委託契約は、主に以下の3種類に分けられます。
- 準委任契約
- 請負契約
- 委任契約
それぞれの契約について詳しく解説します。
準委任契約
準委任契約は、時給・月給型です。
つまり、成果物の作成や事務作業を委託する契約です。
ITコンサルは準委任契約を交わすことで、決められた時間の中で委託された業務を滞りなくこなす義務を負うのです。
メリット
準委任契約のメリットは、収入が安定しやすいという点です。
準委任契約での報酬の条件は、時間内に業務を安定しておこなうことなので、成果物を納品することが条件ではありません。
つまり成果物の有無にかかわらず稼働した時間分の報酬が発生するため、収入が安定しやすいというメリットがあります。
デメリット
デメリットは、稼働時間の自由度がそれほど高くないという点です。
時間給ということは基本的にはシフトで稼働するということです。
業務の進め方についてもある程度クライアントに管理され、業務をスムーズに行えているかどうか定期的に報告する必要があります。
また企業側に評価されなかった場合、プロジェクトの途中であっても契約を終了されてしまうリスクがあるという点もデメリットです。
請負契約
請負契約は、成果物や事務作業を完成させて納品する義務を負う契約を指します。
正社員やアルバイトと違い、成果物に対して報酬が支払われる仕組みです。
メリット
請負契約のメリットは、働く場所や時間を比較的、自分で決めやすいという点です。
請負契約は「成果物を完成させて納品すること」がゴールであり、働く場所・時間・業務の進め方についての報告義務はありません。
よって、コンサルタント側は仕事する場所や時間を選べる、自由な働き方を実現しやすいです。
デメリット
デメリットは、納品した成果物のクオリティが不十分だと、報酬がもらえないリスクがあるという点です。
最大100時間かかりそうな作業でも、報酬が5万円の場合は時給500円で消耗しまくる……というケースもあり得ます。
やり直しや報酬の減額を指示されることがあり、最悪の場合は、報酬の支払いを拒否されるリスクも視野に入れおかなければいけません。
委任契約
委任契約とは、法律に関する業務を委託する契約です。
※ITコンサルで関わる契約方法ではありませんので、読み飛ばしOKです。
具体例としては、以下の通りです。
- 確定申告を税理士に委任
- 弁護士に委任し裁判を起こしたりすること
ITコンサルが業務委託で働くメリット
ITコンサルが業務委託で働く主なメリットは次の4つがあります。
- 自分の好きな仕事に集中できる
- 努力次第で収入アップが可能
- 自分で業務時間を決められる
- 人間関係のストレスから解放される
自分の好きな仕事に集中できる
メリット1つ目は、あなたの好きな仕事に集中できるという点です。
業務委託契約の場合、さまざまな案件から得意なものや挑戦したいものをピックアップできます。
会社勤めをしていると、与えられた仕事を一定の条件下でこなさなければなりません。
しかし、業務委託契約であれば、自分の好きな仕事や得意な仕事に注力できるので、ストレスをためにくく楽しんで働けます。
努力次第で収入アップが可能
メリット2つ目は、自分の努力次第で収入の大幅アップが可能という点です。
残酷ですが会社員の場合、営業のような成果報酬型の給与モデルでない限り、大きな成果を出しても年収にはほとんど反映されません。
しかし業務委託では、実績を積み上げていけば契約継続につながり、報酬アップの可能性もあります。
クライアント企業や仕事仲間とのつながりから、高待遇の仕事に結びつくこともあるでしょう。
自分で業務時間を決められる
メリット3つ目は、自分で業務時間を調整できるという点です。
会社員の場合、週5勤務が普通です。
一方、請負契約の場合、納期に間に合えば、あなた自身が業務時間を決められるので、好きな時間に好きな場所で働けます。
人間関係のストレスから解放される
メリット4つ目は、人間関係によるストレスが軽減できるという点です。
会社に勤めていると、一緒に働く上司や同僚たちとの人間関係に悩まされることがあります。
しかし業務委託は雇用関係と異なり、クライアント企業と対等な立場で業務を行えます。
万が一合わない担当者に当たったときは、クライアントを変え、他の案件に移ることも可能です。
ITコンサルが業務委託で働くデメリット
業務委託には、次の3つのデメリットも存在します。
- 労働基準法が適用されなくなる
- 福利厚生が受けられない
- 仕事のトラブルはすべて自己責任
労働基準法が適用されなくなる
デメリット1つ目は、労働基準法が適用されなくなってしまうという点です。
業務委託契約では、正社員や契約社員、アルバイトのような雇用関係がありません。
報酬や労働量について、法律の保護をあまり受けられない状態です。
たとえば法律で定められている最低賃金もクライアントは守る必要がないため、業務量に対して安い報酬で請けることになるリスクもあります。
福利厚生が受けられない
2つ目のデメリットは、会社員のような福利厚生がないという点です。
業務委託契約では、会社員が恩恵を受けている雇用保険や労災保険などの社会保険が適用されません。
万が一事故や怪我が発生しても、必要な手当てを受けにくくなります。
仕事のトラブルはすべて自己責任
デメリット3つ目は、仕事中に発生したトラブルが自己責任になるという点です。
会社員の場合は、従業員が起こしたトラブルの責任は会社がある程度とってくれますが、業務委託は違います。
業務委託契約の稼働中万が一トラブルが起きた場合、すべて自己責任になります。
そのトラブルによって企業が損害を被れば、最悪の場合、賠償責任を負わされるケースもあるのです。
また、企業が求めるクオリティの成果物を納品できなかったり、納期を遅れたりすることが続くと、簡単に契約を切られてしまう恐れもあります。
業務委託契約を結ぶには業務委託契約書が必要
業務委託契約を結ぶときは、必ず業務委託契約書を取り交わします。
後からトラブルに発展しないよう、またトラブルになったとしても対処できるよう、お互いを守るための大切なものです。
業務委託契約書が必要な理由
業務委託契約書が必要な理由は、主に以下の2つです。
- 契約上のトラブルが起きにくくなる
- 万が一のときに証拠として使える
業務委託契約書には、仕事内容や報酬について明記されています。
もし業務を始める前に十分な取り決めがなければ、思っていた以上のスキルを求められたり、報酬が少なかったりと契約上のトラブルが起きやすくなります。
トラブルに発展しないよう、前もって業務委託契約書を取り交わしておくことが重要です。
また、業務委託契約書は万が一のときに証拠として使うことも可能です。
あまり考えたくはないですが、もし裁判をおこなうことになった場合は業務委託契約書を提出する必要があります。
業務委託契約で起きやすいトラブルとは?
業務委託契約で起きやすいトラブルとして、主に挙げられるのが以下の2つのケースです。
- 成果物に対する度重なる修正を求められたが報酬が変わらず、時給が低くなった
- 契約内容に無い業務も求められたが、報酬の支払いがなかった
契約書の中で業務内容や修正について詳しく決めておけば、トラブルを防ぎつつお互い納得した状態で業務を進めやすくなります。
秘密保持契約を結ぶ場合は秘密保持契約書を取り交わす
案件によっては業務委託契約書とは別に秘密保持契約書を取り交わすこともあります。
秘密保持契約とは、契約中に知り得た機密情報や個人情報を、業務遂行以外の用途で第三者に開示しないという契約です。
企業と秘密保持契約を結ぶ場合は、秘密保持契約書を取り交わす必要があります。
業務委託契約締結の主な流れ
業務委託契約は、以下のような流れで締結します。
- 契約内容の詳細について話し合う
- 業務委託契約書を作成する
- 契約書の内容を共有し、認識の相違を確認し合う
- 業務委託契約書を取り交わし、契約完了
①契約内容の詳細について話し合う
最初に、契約内容の詳細について話し合います。
- 報酬額
- 契約期間
- 業務の範囲
これらの項目について、話し合う前にあなたの中でも明確に決めておきましょう。
②業務委託契約書を作成する
①で話し合った内容をもとに、業務委託契約書を作成します。
作成するのはあなたではなく、業務を委託する側の企業です。
③契約書の内容を共有し、認識の相違がないか確認し合う
企業が作った業務委託契約書をチェックし、認識の相違がないか確認します。
この場で重要な部分をチェックしておかなければ契約後にトラブルが起きてしまうので、たとえ小さな部分でも気になることは遠慮せず相談しましょう。
④業務委託契約書を取り交わし、契約完了
お互いに納得できる契約内容を記載した業務委託契約書を取り交わし、契約完了です。
本来であれば記名捺印が必要ですが、最近はクラウド上での電子契約が増えているため、電子捺印で対応できるケースもあります。
業務委託契約の締結前に確認すべき条件
業務委託契約を締結する際は、契約内容について企業と十分話し合う必要があります。
契約時に慌てないよう、あらかじめ確認しておくべき主な条件について解説します。
契約形態は何か
契約形態が準委任契約か請負契約かを確認します。
契約形態によって働き方や収入の安定性に差が出るので、必ずチェックしましょう。
業務内容は何か
業務内容については、どんな業務を委託されるのかを確認します。
ここを確認しておけば「想定の範囲を超えた業務を任されて、報酬に見合わない仕事量をこなす羽目になった」というトラブルを未然に防ぐことができます。
報酬についての記載はあるか
業務委託契約書の中に、報酬についての記載があるかは必ず確認しましょう。
- 報酬額
- 支払い方法
- 報酬が税込みか、税別か
また、報酬については以下の項目についても確認しておきましょう。
- 時間単価か、プロジェクト単位での支払いか
- 報酬の計算方法
ここを確認しておかないと、想定より支払いが少なかったり、支払日が先になったりすることがあります。
認識の相違がないか確認しておきましょう。
報酬以外に経費の支払いはあるか
「報酬以外に経費の支払いがあるか」も重要なポイントです。
たとえば次のような項目です。
- 業務に必要な消耗品やPCの回線費用
- 電気代などの経費が報酬に含まれているか、もしくは別支払いか
この部分を先に決められていないと後で揉めることになるので、見逃さないようにしましょう。
稼働時間はどのくらいか
稼働時間についても確認が必要です。
案件によっては「最低週2稼働」など時間が定められている案件もあります。
契約によっては精算幅(例:100時間を基準に、90〜110時間の精算幅で◯万円)が定められていることがあるので、あわせてチェックしましょう。
スケジュール管理のために必要となる項目なので、確認しておくことがおすすめです。
稼働時間精算幅外の控除・超過支払いについての記載はあるか
稼働時間の精算幅が設けられているときは、報酬の控除もしくは超過支払いがあるのかをチェックします。
「業務時間外も働いたのに、その分の報酬をもらえなかった」というトラブルを防ぐため、入念に確認しましょう。
報酬の支払日はいつか
報酬の支払日は、クライアント企業によってバラバラです。
報酬の支払日がいつなのか確認しておきましょう。
また、請負契約の場合は納品してから検収が完了するまで報酬が支払われない場合があります。
納品から検収の期間についても、あわせてチェックしておきましょう。
契約期間、更新の有無について
業務委託契約の契約期間や、契約終了後の更新可否を確認しておきましょう。
また、更新可能な場合の条件が何なのか?チェックしておくことも重要です。
損害賠償の記載はあるか
業務委託契約を結ぶうえで避けて通れないのが、損害賠償問題です。
もし情報漏洩や著作権の侵害、秘密保持契約違反などで企業に損害を与えた場合、企業から損害賠償を請求される可能性があります。
企業に損害を与えないように仕事をすることは当たり前なのですが、損害賠償についての記載がある場合は、念入りにチェックしておきましょう。
特に損害賠償が及ぶ期間や請求される条件については、漏れがないように確認を行いましょう。
不利な内容は記載されていないか
時折、ITコンサルタントに対して明らかに不利な内容が記載されていることがあります。例えば次のような例です。
- 報酬の振込手数料を負担させられる
- 契約終了後に発生した損害を全額賠償する
こういった記載があった場合、契約締結後に気づいても手遅れとなります。
あなたにとって不利な契約は一度飲んでしまえば、いずれあなた自身を苦しめることになります。
どうしても双方納得のいく形で契約できない場合は、契約自体をお断りすることも検討すべきです。
まとめ
今回は、ITコンサルにおすすめの案件サイトと、業務委託契約を結ぶ流れ・注意事項ついて解説しました。
ITコンサルの業務委託案件を受注してさらに活躍の幅を広げたい人は、この記事を参考にして取り組んでみてください。
とにかく案件数が豊富なサイト。業界最高水準の高単価案件を揃えています。
ITプロパートナーズ(公式:https://itpropartners.com/)
リモートで、週2~3稼働OKの直請け案件を探すならここ。業界最多水準の案件数を保有。
HiPro Tech(公式:https://tech.hipro-job.jp/)
柔軟に対応できる高単価な案件が豊富!契約後のサポートも充実しているエージェント。
エンジニアスタイル(公式:https://engineer-style.jp/ )
複数エージェントの求人から希望にあった案件を幅広く探せる案件サイト。