ツイッターのマーケティング、セルフブランディングで分析すべきデータと指標

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ツイッターを利用したマーケティングが非常に注目されています。特に、SNSの投稿から購買行動を起こすユーザーも増えてきていています。

https://twitter.com/never_be_a_pm/status/1054974344554790914

 

また、この時代、セルフブランディングも非常に注目されていますね。実際、ツイッター経由で転職活動をされる方や、採用活動をされている企業もかなり増えてきています。

 

そこで今回はツイッターのデータをどのように分析して、マーケティングやセルフブランディングに生かしていくべきなのかについてまとめていきたいと思います。

 

自己紹介

まず、自分自身についてご紹介させていただくと、

  • ツイッターフォロワー数:1.7万(2018年10月現在)
  • ツイッター経由でのnoteの売上:年間300万円ほど

という状態です。

また、自身のブログ記事も、ツイッターで発信するとバズるようになっています。

https://twitter.com/never_be_a_pm/status/1020913739166507008

https://twitter.com/never_be_a_pm/status/1020822976491425792

https://twitter.com/never_be_a_pm/status/1028499512707272705

また、ツイッター経由で採用されたり、ツイッター経由で知り合った方からほとんどお仕事をいただいております。

 

このように、自分のコンテンツマーケティングも、セルフブランディングもツイッターがかなり役に立てている状態です。

 

さてさて、そんな僕ですが、ツイッターのデータ分析に関しても人一倍やっておりまして、どんなコンテンツがバズるのかをしっかりとデータをみて改善していったところ、エンゲージメントの高いツイートがしっかりとわかってきたりします。

 

ツイッターの分析軸

ツイッターのデータを分析する軸として、以下の3点があります。

  1. 認知軸:潜在ファンに知ってもらう
  2. 獲得軸:潜在ファンをファンにする
  3. 行動軸:ファンに行動 [DM, ページ集客等]してもらう

認知軸:より多くの潜在ファンに認知してもらう

認知軸は、まず潜在ファンの方に知ってもらうという軸となります。

マーケティングするにしても、セルフブランディングするにしても、まずは知ってもらわないといけないですね。そのために、まずは認知よりの施策を打つ必要があります。認知してもらうためには、以下の指標が必要です。

ツイート数

まずは最低ツイートしましょう。ツイッターはフロー型になるので、ツイートしないと気づいてもらえません。ただし、やみくもにする必要は特にないです。みんながツイートを見ている時間帯にツイートすることを心がけましょう。おすすめの時間帯は

  • 朝の7時-10時
  • 昼の12-13時
  • 夜の18-22時

です。これはツイッターに関係なく、どのメディアにも必要なのですが、サラリーマンのライフスタイルに合わせています。

みんなが通勤中にツイッターを見る時間帯、昼ご飯を食べている時間帯、夜の空いている時間帯が一番エンゲージメントが高いので、この時間を狙ってツイートしましょう。

リツイート数

次にリツイート数です。自分のツイートがリツイートされれば、より多くの人に届きます。

いいね数

次にいいね数です。リツイート数ほどは効果はありませんが、誰かがいいねをすると、そのほかの人のタイムラインに「〇〇さんがいいねしています」とレコメンドを出してくれることもあるので、こちらも指標として重要になります。

獲得軸:認知したユーザーをファンにする

次に、獲得軸です。これは、認知してくださった潜在ファンを、ファンにする軸です。ファンになったかどうかは、以下の指標を見る必要があります。

  • プロフィールクリック数
  • フォロー数

プロフィールクリック数

タイムライン上に、ふと気になるツイートがあった時に、ユーザーはだれが発信しているか気になりますよね。その時にプロフィールをクリックすると思います。この時のプロフィールクリック数が非常に重要となります。

ちなみに、質問です。以下のツイート、どちらのほうがフォロワーが増えるかと思いますか?

  1. 2000RTだけどプロフィールクリック数が少ないツイート
  2. 100RTだけどプロフィールクリック数が多いツイート

こちら、実は100RTだけどプロフィールクリック数が多いツイートなんですよね。これは簡単な話で、発信しているコンテンツを見て、自分自身に興味を持ってくれていないということなんですよね。

なので、いくらリツイートされても、プロフィールクリックしてフォローしてくれるとは限りません。なので、RTは認知軸(もしくは後述する拡散軸)の指標として見るべきで、本来見るべき指標はプロフィールクリック数なんですよね。

https://twitter.com/never_be_a_pm/status/1038673976757649409

新規フォロー数

これは当たり前で、ファン獲得の意味で重要です。

インフルエンサーのフォロワー数

これは統計的に出したわけではないですが、「誰にフォローされているか」という指標です。例えば、あなただったらどっちが気になりますか?

  1. 100人くらいの無名のアカウントにフォローされている大学生
  2. 10人にしかフォローされていないけど、堀江貴文にフォローされている大学生

これはあくまでもデータに基づいていませんが、おそらく後者かと思います。つまり、誰に価値を見出されているのかという指標は、人を評価するうえでとても重要なわけです。

行動軸:ファンが消費者行動を起こす

さて、認知され、ファンを獲得した後に重要なのが、行動となります。行動はいろいろあると思います。例えば

  • DM数:セルフブランディングの人むけ。個人に仕事の相談が飛んできたり、採用の依頼がきたり、セルフブランディング向けの指標
  • 集客数:ツイートしたリンクをクリックしてくれる確率。オウンドメディア、商品の記事誘導をしたいマーケター向け指標

ツイッターマーケティング、ブランディングをする際の落とし穴は、やみくもにフォロワーを増やしてしまうことですが、正直フォロワーはKPIであって、ゴール指標ではありません。本来の目的を見失わないようにしましょう。

拡散軸:ファンが口コミで紹介する

さらに、次の段階としては拡散軸となります。ファンを獲得した場合、その際に紹介が生まれるかが非常に重要です。トレンダーズの調査によると、情報の発信者よりも第三者の紹介のほうが、購買行動に結びつきやすいというデータがあります。

ですので、拡散を狙うことが、より多くの潜在ファンに認知し、ファンになってもらうことができます。

拡散軸を評価する指標としては

  1. フォロワーによるリツイート数
  2. フォロワーによる引用リツイート数
  3. フォロワーによりメンション数

などになります。

フォロワーによるリツイート数

フォロワーによるリツイート数は、簡単にいうとフォロワーが自分のツイートをそのままリツイートしてくれることになります。第三者のエンゲージメントはおそらく定性的に紹介してくれているわけではないので、あまり高くなさそうですが、それでも新しい潜在ファンの認知獲得につながります。

 

フォロワーによる引用リツイート数

ただのリツイート数よりもエンゲージメント数が多いのが、フォロワーによるポジティブなコメントを添えた引用リツイート数です。何か一言が入ってツイートを紹介するのと、ただそのままリツイートするのでは、潜在ファンの認知の仕方が大きくことなります。引用リツイートでポジティブであれば、認知を飛び越え、獲得指標(プロフィールクリック、フォロー)にも到達しやすくなります。

フォロワーによるメンション数

一番エンゲージメントが高いのが、フォロワーによるメンションです。これは簡単に言うと、誰かのことをうわさしていることになります。@hoge_name のような形でツイートすると、そのアカウントがどんな人か見てみたくなりますよね。他人によるバイネームのメンションは、一番新規フォロワーからのエンゲージメント率が高くなります。

どのようなツイートを心がけるべきか

さて、どのようなツイートを心がけるべきなのか、それは優先順位で示すと

  1. プロフィールクリック数(率)が高くて、かつリツイート数が多いツイート
  2. プロフィールクリック数(率)が高いツイート
  3. リツイート数が多いツイート

となります。そしてこのプロフィールクリック数が高くて、かつリツイート数が多いツイートは、自身のデータ分析によると、「オリジナリティの高いコンテンツ」であることが重要だということがわかりました。

https://twitter.com/never_be_a_pm/status/1038675282310311936

理由は簡単で、より拡散されやすく、かつそのツイートを見てプロフィールクリックする人は、ツイートの内容と個人のアイデンティティの一致を期待しているからです。これは対局を話すと、パクリツイート(パクツイ)が嫌われる理由となります。

データを集めるツール

さて、このようにツイートやアカウント自体を分析すればよいのですが、どこからデータを集めてくればいいかというと

  1. Twitter Analytics(公式)
  2. Social Dog

となります。

Twitter Analytics: ツイートの詳細データをダウンロードできる

Twitter Analyticsは、Twitterの公式が提供している、ツイートのデータ分析プラットフォームとなります。

ツールの詳細について解説しているこちらの記事をご覧ください。

> 【Twitterのフォロワーの増やし方を徹底図解】フォロワーを1万人にするためにやったこと

Social Dog

Social Dogは、非公式ですが、フォロワー数の増減等のデータを管理できるツールになっています。

ツールの詳細について解説しているこちらの記事をご覧ください。

> 【Twitterのフォロワーの増やし方を徹底図解】フォロワーを1万人にするためにやったこと

最後に フォロワー競争に飲み込まれない!

ツイッターもデータを分析すると非常に面白いのですが、一点注意です。

  • フォロワー数にとらわれないこと

フォロワー数は、あくまでもKPIであり、ゴール指標ではありません。フォロワー数をKPIにすると、

  • ほとんどエンゲージメントがないようなフォロワーが増えて、DMもお仕事の依頼も来にくくなる

というデメリットがあります。例えば、ゆうこすさんの著書『『SNSで夢を叶える ニートだった私の人生を変えた発信力の育て方』』では、ファン以外の人をフォロワーとして集めるデメリットが多く書かれています。本当に自分がつながりたい!と思える人を想定して、ツイッターを運用することが重要かと思います。以前書評記事も書いたので、ぜひ読んでみてください!

ビジネスマンも読むべき!ゆうこすの『SNSで夢を叶える ニートだった私の人生を変えた発信力の育て方』