【保存版】統計学のおすすめ書籍8選 | 文系からでも基礎を理解するのに役立つ書籍をピックアップ!

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こんにちは、DAIです。
大学時代は文系でした。

大学で初めて統計学の講義に出たときに、思いました。

  • 「ちょ、大学の統計学の授業って、どんだけわかりにくいんだ!www」
  • 「大学の統計学の授業ってどんだけつまらないんだwwwww」と。

大学の統計学の授業は、「高校レベルの数学ちゃんとマスターしてますぞい!」って人を対象にしているので、ど文系でいきなり「おい!なんとかついて来いよ!お前らわかってる体でやるからなwwwがはは!じゃあこのシグマは・・・・」みたいな教授に教えられても、「先生、そのたらこ唇みたいな記号なんですか?」みたいな話になるわけで、そりゃわかるはずないんですよw 難しすぎますから。

数学の基礎的なことわかってないと先に進めないので、完全に統計学が難しいと思い込んでしまい、統計アレルギーの大学生が続出してしまうんだと思います。

それと、大学の統計学って、理論を学ぶものばっかで、データ分析して何か新しいインサイトを発見するってことほとんどしないんですよね。

ってことで、難しいし意味わからないし、何の意味も感じられないしwww糞教科じゃねえかこれ!ってなるわけです。

大学の統計学が難しすぎるなら、まずは超簡単な書籍から始めようじゃないか!

なので、僕がおすすめするのは、極限まで簡単な統計の基礎から学んでいき、そこから少しずつレベルを上げた参考書を選んでいくという方法です。どんなに数学音痴な僕でも統計学の基礎ならなんとかなりました。統計学初心者だとまずどこから始めるべきかわからないと思うので、超絶簡単なのから紹介していきます。

あと、統計学で理論ばかりやってると、「え、こんなのやってても意味なくね?え?母集団?標本?ごちゃごちゃうるせえぞ」みたいな気持ちになるので、超絶実践的にデータいじる系の書籍をご用意しました。

①マンガでわかる統計学

いきなり萌え絵の書籍を紹介してきて、「なんだこいつキモオタか」と思ったあなた、安心してください。
この統計学の本、もう少し表紙がしっかりしていたらもっと早く手に取って楽に統計学を学べたのになぁと今でも後悔しております笑

これから統計学を学びたい!という方や、今まさにつまづいているのであればおススメです。
あ、シグマってそういう意味なんだ!え、相関係数ってそんな簡単な話なの?あ~検定って超簡単じゃんw」ってなりました。
たぶん中学三年生でも、読めばわかるレベルなので、まずはだまされたと思って買ってみるのがいいと思います。(ちなみにAmazonが一番安かったです)

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②教科書だけでは足りない大学入試攻略確率分布と統計的な推測―少ない勉強量で高得点がねらえる分野を攻略 (河合塾シリーズ)

 

マンガでわかる統計学の概念が理解できたら、次はこれです。

これは、手を動かして統計学を理解する実践演習用のテキスト。上のマンガでわかる統計学で理解した知識を、実際に手を動かしながら解いてみてください。え?萌え絵と高校数学の教科書すすめてくんなって?そうですよね、僕もそう思ってました。一時期萌え絵と参考書片手に大学図書館にこもっていたので、仮面浪人のオタクだと思われていたと思います。

でもね、違うんですよ。大学教授って教えることが仕事ではないので、簡単なことをすごく難しく伝えるんです。むしろ難しいことをすごく簡単に伝えるのが予備校の教師陣なんですよ。だから、普通に基礎科目なら彼らが書いている高校数学の参考書使ったほうが100倍いいこと結構あります。これはマンガでわかる統計学とセットで買ったほうがいいですね!

内容としては、さきほど学習した偏差の話や、推測統計(母集団・標本)も扱います。これも解説がめちゃんこわかりやすいので、おすすめですね。ちなみにこれ一冊やったら、「なんだ大学の統計学ちょろいじゃんw」って思いました。

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③1億人のための統計解析 エクセルを最強の武器にする

[西内啓]の1億人のための統計解析

マンガでわかる統計学」で統計学の全体的な概念、「教科書だけでは足りない大学入試攻略確率分布と統計的な推測」で具体的な計算方法を理解できたら、次はこれです。

この本は、「統計学をビジネスでどんな感じで使えるのか」を、手を動かしながら理解できます。これで僕は統計学の面白さに目覚めました。

実際の顧客データから、統計分析して、「このお客さんはこの商品を買う傾向があるけど、この年齢層のお客さんはあまりないなぁ」みたいなことをエクセルを使いながら学ぶという本になっています。今まで扱ってなかった、回帰分析や重回帰分析を、理論より先に実際のデータに触れて楽しめるので、おすすめですね。(ちなみにいきなり回帰分析に入ると、最小二乗法やら偏微分やらわけわかんない糞数学用語がばんばんでてきて、つまんねとなります)

ちなみに、ここまでで、基礎的な統計学(大学1-2年生時)に出てくる内容は網羅されます。ここから先は、「実際に卒論で統計学使うつもりだぜ~」みたいな人とか、「もっと分析してみたい!なんか出せよゴラァ」みたいな人だけ見てください!

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④教育・心理系研究のためのデータ分析入門 第2版

今度は「正しいリサーチデザインの設計・データの収集・データの分析」を学ぶための書籍です。

教育・心理系研究のためのデータ分析入門です。お値段は少々高め。3000円です。「まじで大学教授金稼いでるんだから安くしろよな!」と思うところですが、ぐっと我慢。

さて、今まで我流の統計分析を学んできたわけですが、実際に論文を書くとなると、卒論の指導教官に「え、君、そのデータどこから持ってきたの?え?食堂?サンプル偏りすぎじゃない?ぶち殺すよ!」と脅されることも多々あります。つまり、データをどうとるかとか、そのデータを図る指標ってしっかりしてるの?みたいな話になってくるわけです。

ということで、この本で学べるのは、ちゃんとした研究計画をもとに、ちゃんとしたデータを集めて、ちゃんとした分析をする!ってことです。このへんの内容になると、分散分析など、実験系で使う統計手法が出てきたりします。が、このへんのことが理解できれば、データのリテラシー的には十分なんじゃないかと思います。

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⑤Rによるやさしい統計学

自分の力で統計理論をもっと詳しくシミュレーションしたい!という人、また「いろいろ理論は学んできたけど、まだ実際大数の法則のシミュレーションとかしたことないから、どんな感じで収束するのかわかんねw」みたいな人におすすめです。実際にプログラミングコード(Rという簡単な言語)を利用して統計学を分析するので、かなり理論が実践に近づくと思います。

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さて、ここから先はさらにその上に行く、統計学ちゃんと学びたい派のために書きますので、もう疲れた人は鼻ほじっていてください。

⑥統計学入門

 

かなり有名な書籍ですが、「統計学入門」という書籍。こちらは「入門」と書いていますが、数学をやってきた人にとっては入門でしょう。僕みたいな底辺からしたら、「統計学・ラスボス」とか「統計学・甲骨文字解読」ぐらいのレベル感なので、最初に間違えて手を出して統計の世界から去っていった人を多く見てきました。

が、今までの書籍をちゃんと理解できていれば、いままで勉強してきたことを大学教授が一般化して難しく話しているだけに聞こえるので、こちらは読み物として読んでおくのがおすすめです。

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最後に

統計学を自身で独学してきて、本の選び方で大きく躓いた記憶があります。本質的には、難しいことからいきなりやろうとしてるから難しくかんじるだけだと思います。3歳の自転車乗れない子供に、がけから補助輪なしで自転車で吹っ飛ばしているようなものですから笑

ということで、気になった書籍があったら読んでみてください~!

  1. マンガでわかる統計学」で統計学の全体的な概念を理解
  2. 教科書だけでは足りない大学入試攻略確率分布と統計的な推測」で具体的な計算方法を理解
  3. 1億人のための統計解析」で統計学をビジネスでどんな感じで使えるのかを理解
  4. 教育・心理系研究のためのデータ分析入門」で正しいリサーチデザインの設計・データの収集・データの分析を理解
  5. Rによるやさしい統計学」で手を動かしながら統計理論を理解
  6. 統計学入門」で統計学をがっつりと理解