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こんにちは、DAINOTE編集部のDAIです。

突然ですが、エンジニアがキャリアを考えるときに、どうやって転職すればいいか迷いませんか?

インターネットで「エンジニア 転職」と検索すると、いきなり経験者用の案件が出てきます。

また、独学したりプログラミングスクールを受講を検討していると、

  • 「Progateだけやってる人がエンジニア面接を受けている人は終わってる!」
  • 「プログラミングスクールは全然力にならないだろw」

など、Twitterなどで現役エンジニアがいろいろと言われております。

 

「エンジニアになるには、もう来世からやり直すしかないんじゃないか…」

「誰の言うことが正しいのか、ようわからん!

 

という気持ちにされることも多いのではないでしょうか。

ということで今回は、様々な人を呼んで、未経験からのエンジニア転職について、ディスカッションしてみました。

 

参加者はこちら!

 

まずはラクスパートナーズさんからこの方!

ラクスパートナーズ 森 大介さん

新卒からエンジニア。

COBOL→C#→Java→PHPなどの言語を経験し、現在は、ラクスパートナーズ の採用部長。

今回は、未経験エンジニアの採用担当者としてインタビューに参加いただきました。

 

続いてこの方です。

スタートアップテクノロジー 菊本 久寿(きくもと ひさとし)さん(ひさじゅさん)
スタートアップテクノロジー代表取締役社長 兼 エンジニア
新サービスの立ち上げに特化して開発を行う株式会社スタートアップテクノロジーの代表。プログラミングスクールRUNTEQを運営(Twitter: @hisaju01

 

ベンチャー企業の受託開発会社の代表として参加いただきました。

 

最後にこの方です。

ポジウィル株式会社 金井芽衣さん
オンライン相談サービス「そうだんドットミー」と 「ゲキサポ」を運営しているポジウィル株式会社のCEO。元リクルート時代にIT業界のSIerの求人コンサルティングを行う。Twitter:@meiem326

元人材採用営業担当として、ご参加いただきました。

私も含めて4名で早速、ディスカッションしていきましょう!!

エンジニアの未経験採用で見ているポイントについて


ラクスパートナーズさんは採用をする際、どういうところを見ているんですか?


「エンジニアになりたい想い」を確認しています。具体的には転職活動の時期に、どれだけ自分の時間を勉強に投資してるかですね。1日1時間でもいいから、その枠をちゃんと持って勉強ができていると、うちに入社してからも活躍できる人が多いです。


なるほど、採用する場合は、勉強の姿勢をかなりシビアに見ているんですね。

 


そうですね。もっというと、学ぶ姿勢や意欲を見ているので、スクールで来た子のGitHubのURLは、参考程度で、それだけでは判断しないです。よく提案していただけるプログラミングスクールさんとかだと、GitHubで書いてくるのがみんな一緒なんですよね。成果物はあったほうがいいんですが、それよりも学ぶ姿勢がある方が大事ですね。

 


GitHub詐欺という、自分がやってないGitHubを挙げるのも話題にありましたね。

 

注意)GitHub(ギットハブ)とは、ソースコードを共有するサイトのこと。他人が作ったソースコードを、「自分が作ったソースコード」と面接で持ってくることことが一時話題になった。

 


面接では、「物づくりをしたいか」を大事にして聞いているんです。よく、「手に職つけたい」って応募してくる人がいるのですが、それだけの理由だと、選考は通過していない印象ですね。「手に職をつけるなら、料理でもお裁縫でもいいじゃん、なんでエンジニアなのか」みたいなところが大事ですね。でも掘り下げて聞いていくと「自分でスマホを使ってアプリ作れるようになりたい」という思いが出てきたりして。「じゃあ先に言えばいいのになんで手に職つけたいを先にきちゃうんだろう」と思うことはありますね。

 


分かってないんですよみんな(笑)

 

ありますよね。うちもプログラミングスクールをやって、受講者を面接しています。卒業後、Webエンジニアとして転職できなそうな人はお断りすることが多いですね。見せ方や、コミュニケーションの取り方に時々違和感を感じます。


コミュニケーションの問題はありますよね。弊社では、転職活動支援のコンサルティングサービス『ゲキサポ』をやっているのですが、お客さんで、50社くらい落ちてる人がいたんです。結局その人の就活軸やスキルなど整理して、面接対策をしたら、一発で内定することもありました。なので、面接でのコミュニケーションは自己流だと、できる人はできるんですが、得意ではない人にとってはかなり難しい時代になってきてると思います。


ポイント:

  • 「スクールに通ったかどうか」はみていなくて、どれだけ学習意欲があり、実際に行動しているかという勉強の姿勢をみている
  • その様子から、将来採用しても成長するかどうかを評価している
  • 面接でのアピール力・コミュニケーション力が重要

スタートアップの未経験のエンジニア採用について

スタートアップの受託開発を行なっている菊本さんとしては、未経験からエンジニアを採用する時にどういった点を見ますか?

 

スタートアップ系では、やっぱりカルチャーフィットを見ますよね。

 


ほんとそうですよね。

 

ベンチャー界隈のみなさんがよく言われるんですけど、本当にカルチャーフィットが大事です。そもそも未経験でエンジニアになりたい方は、カルチャーフィットよりも、もっと手前の業界知識が全く無いのでフィットしようにもフィットできないっていうのが一番問題かと思います。

 


なるほど。そうですよね。あと、採用する前にある程度業界知識のある人だったら、学習欲はあるだろうなって気持ちにもなりますよね。そのスタートアップに転職したい人は何を準備したらいいと思いますか?

 


業界の知識を身に付けるために、テッククランチ(※注 ニュースサイト)などを見ておいたり、エンジニア界隈でも色々なイベントに行って、情報をしっかりちゃんとアップデートしておくことが重要ですね。

ポイント:

  • スタートアップでは、カルチャーフィットが大事
  • カルチャーフィットの前に、まずは業界知識が必要
  • エンジニア向けのイベント等に、積極的に参加すべし

客先常駐としてのエンジニアキャリアについて


ラクスパートナーズさんで、未経験で採用された後に、参加するプロジェクトってどんな感じなんですか?

 


基本的には、出来上がっているプロジェクトにジョインしていき、今あるシステムへの機能追加のような案件が大多数ですね。

 


なるほど。エンジニアの派遣が多いようですが、こういう業態で働く人ってどういう人がマッチするんですか?

 


色々な現場で経験したいっていう人はうちに合うかなって思います。派遣先は大手Webサービス企業さんや、メガベンチャーなど、未経験からは到底入れない企業が派遣先で、技術レベルが高いことが多いです。例えば、●●●とか。

 


そのレベルの会社に未経験から働けることって、ほぼないですね。普通に卒業してそのレベルの企業にいけるプログラミングスクールは滅多にないですよ。

 

注)会社名は派遣先の企業に許可をもらっていないので出せないのですが、普通に誰でも知っているメガベンチャーでした。

 


逆に不安ばっかりで自発的に動けない受動的な人は難しいですね。うち受託開発は一切やってなくて、うちに入社したら常駐ありきなんですよね。結果的には1年~2年程度でプロジェクトが変わることが多いですなので、ある程度環境適応力とかはやっぱり必要ですね。

 


実際、派遣される場合って一人だとすごい不安になると思うんですけど、何か対応されているんですか?

 


はい、うちは営業担当だけではなく、キャリアサポートがいて、その担当はエンジニアと密に面談をしています。営業担当は社員の評価を派遣先のお客さんから聞いて、その顧客評価を社員の人事制度の査定として使っています。で、そのフィードバックをするのがキャリアサポートです。お客さんから出た情報をフィードバックをして、困ったことがあったら相談できる仕組みづくりを行っています。


エンジニアの社員にはどんな話をされるんですか?

 


社員が不安に思うことは、しっかりとヒアリングしていますね。業務だけでなく、給与、キャリアや結婚など色々な悩みがあるはずなんで、それに対して会社としてはオープンに一緒に話すことを実施しています。

 


え、転職するって言われた場合はどうするんですか?困りませんか?

 


はい。もちろん長く働いて欲しいと思ってますが、うちは別に転職はもう仕方ないと思っています。うちに未経験で入社して3年4年経って技術力があって知名度のある会社に転職する社員がいたら、それって悪いことではないと思うんですよ。未経験からエンジニアでメガベンチャーにいけたら、その社員にしたら「ラクスパートナーズ 、ありがとう」ってなると思っていて。そこはもう背中押してあげようみたいなスタンスですし、そのくらいどこでも通用するスペシャリストにしてあげることができたらと思っています。

 


実際に未経験で入った人が他社からスカウトされることは多いんですか?

 


少なくないと思いますそれは正直良くないですし、経営的にも課題です。でも、それが社員のキャリアの上で、どうしても必要なら仕方ないと思うんです。だから、弊社ではやりたいことは言ってもらって、うちのほかの派遣先でかなえられるんだったら、キャリアサポートが現場を切り替える調整をして、常に彼らに沿ったキャリア相談をできる環境を作っています。

ポイント:

  • ラクスパートナーズだと、派遣先が一社目でなかなか行けないような会社にいける
  • 自発的に、能動的に動ける人は活躍できる
  • 未経験から入社して、3年目で他社からスカウトされることも

エンジニアを未経験で育てる時の採用側の痛み


すごいですね、未経験で採用して、自社で育成した人が他社から声がかかるという。普通スキルが身についてなかったら、引き抜かれはしないですからね。

 

結構ありますよ、世の中に通用するスキルアップをさせちゃうと、なんか普通に市場価値が上がってどんどん声がかかるみたいのはありますよね。でもやっぱりその世の中に通用する市場価値の高い人を育成したいなって思って。すごい矛盾な感じです(笑)

 


確かに、実務経験があって、モダンな言語(React, Railsなど)がかけると、フリーランスの客先常駐で月単価70万円くらいは稼げてしまいますからね。

 

ラクスパートナーズから転職せずに残る人は?


その点、ラクスパートナーズ さんの社員さんへ声がかかった時に、エンジニアさんが他社に移るか今の会社に残るかみたいな意思決定をすると思うんですね。で、今の会社に残った方がお得なことってあるんですか?

 


単価連動型の給与制度があり、収入が上がる仕組みになっている点ですね。なので自分が頑張った成果がお給料として返ってきます。だいたい、未経験で入社した時は、初年度の理論年収が327万になります。2年目以降、その制度を選択すると年収が400万を超えてくることもありますで、2~3年してくる450万円も全然超えてきます。残業代が出るので、年収500万に到達できますね。

 


なるほど、給料をもらって研修が受けられて、さらに転職市場価値も上がって年収が500万円超える可能性があるなら、新卒や第二新卒のキャリアとしては非常にいいですね。

 

採用後のエンジニア研修について


ラクスパートナーズ さん研修について伺いたいんですが、どんな感じですか?

 


うちは3か月研修をマストで行います。もともとITスクールで、その後も研修のカリキュラムは日々アップデートしてます。カリキュラムを組む講師がいて、もう学校のように同期と一緒にやってるっていうのがうちの研修スタイルです。

 


どんな内容なんですか?

 


(Javaエンジニアの研修においては)、現場で役に立つスキルから逆算して、JavaでWebアプリケーションの開発を行なっています。もしくは、外部講師や社員、また元社員が講師として来て教えてくれますね。もちろん、入社時から給料は支給します。

 


Javaのカリキュラムはどれくらいの濃さのものをやるんですか。

 


Spring Framework (Javaのフレームワーク)を使ってECサイトが作れるレベルまでにします。HTML、CSS、Javascriptを大体2か月くらいですかね。3か月目は、今まで使った知識を用いて、大量データのECサイトを作る時にじゃあどうやってデータベースを構築しようかとかっていうのをやっています。

 


データベース設計なども含めてやるんですね。かなり実践的ですね。

 


はい。毎月入社OKにすると講義がバラバラになり、集合研修にならないので、準備するために3か月おきに入社日を設けてます。なので採用担当は結構大変ですけどね。入社初日はオリエンテーションで、2日目は1日で講義が40ページくらい進みます。なので講義のスピードはめちゃめちゃ速いですね。

 


同期は何人くらいいるんですか。

 


15人くらいですね。

 


同期が15人いるのは、中途で転職する側の人としても、仲間がいて心強いですね。特に未経験者は孤独になりがちなので、周りに一緒に人がいるのは結構魅力的だと思います。

 

Javaで研修して、Javaの現場で活躍できるのはいいですよね。学ぶことと、仕事での技術の整合性がしっかりされてるというか。よく、プログラミングスクールでRubyやRailsを教えて、斡旋された企業でWeb系の開発ができるのかと思ったら、Javaでよく分からない業務だけやらさせる現場に送るプログラミングスクールあるじゃないですか。あれって、期待値とのギャップがすごく激しいと思っていて。

 


確かに。そうですよね。Javaをがっつり勉強してからのRailsならまだわかりますが、スクールでRailsやって、紹介先の企業が大規模開発でJavaやるのは、あまり意味がないですよね。Railsで簡単なWebアプリが作れても、ただのフレームワークなので、基礎的なプログラミングスキルを身につけられないです。

 


他にも何か研修体制みたいなものはあるんですか?

 


うちはブラザーシスター制度を導入しています。2~3年目の先輩と新入社員がバディになり、メンターの社員には手当を支給し、コーチング研修も受けさせています。そうすると、ちょっとしたことや、上司には聞きづらいことも先輩なら聞けるっていうのが結構意外にありますね。私はフレンドリーに接してるつもりですけどね、やっぱり面接官なのでなかなか。

 


ほかにも研修制度はやっていますか?

 


うちは土曜日にオフィスを開放して自由に勉強できる環境を作っています。毎週来る子もいます。暇なのかなってくらい笑 でもその光景を見て嬉しくなります。

 


どんな人が来てるんですか?

 


未経験で入社して、研修中に同期と来て勉強している人ですね。

 

エンジニア派遣とSESについて


正直、ラクスパートナーズ さんからの企画もらった時、客先常駐って聞いて、「やばいSES(System Engineering Service)だったらどうしよう…」と思って、企画受けるの辞めようかと思ったんですよね。怪しくて。本当に大丈夫かいな…と。

 

結構世の中ありますよね。未経験で募集してるSIerさんとかもたくさんあって。

 

 

派遣やSESって、「未経験から市場価値の高いエンジニアになれるよ!」っ採用で、アピールして、派遣先が簡単な仕事(簡単なテスターの仕事やエクセルの職人)が多く、客先常駐がすごく避けられてると思うんですよね。

 


今回の企画が来た時に、「派遣」と聞いて、正直身構えたんですよね。Twitter上では、SESや派遣など、客先常駐の仕事をディスる傾向が多いので。なんですけど、「業態」自体はあんまり問題ではない気がしていて。問題なのは、一部の「コードを書けると言われたのに、ピンハネしてコードを書かない職種に派遣する派遣やSES」「多重派遣などでマージンだけ奪っていく派遣 or SES」かと思います。

 

プログラミングしたくて入ったのに全然プログラミングが書けないみたいなのはよく聞くんですよね。

 

ポイント:

  • 一部のSIerや、SESなどの業態では、エンジニアとして募集しても、コードを書かない職種に配属させられることもある

 

客先常駐の派遣と、受託開発の会社に未経験で入社するメリット・デメリット

 


自社開発とか受託開発とか、客先常駐とか色々あると思うんですけど、それぞれの選択肢のメリット・デメリットって何でしょう。

 


客先常駐の場合、色々な現場で経験することで成長に繋がることが多い点ですね。客先の様々な凄腕のエンジニアを見て、技術を学べたりキャリアを考えていけるっていうのは結構メリットだと思いますね。

 


意欲的に学びたいって人からすると、一流の会社の人に質問し放題ということになりますね。

 


色々な人に出会えるのはメリットですね。ただ、採用の段階だと、弊社から具体的な仕事内容を説明できず、面接を受けた人が働くイメージをしづらいのはデメリットです。受託開発の場合は、「こういう仕事だよ!こういうメンバーで開発できるよ」と説明できるんですけど、弊社の場合は、現場次第のところもあるので。

 


逆に客先常駐で、気をつけなければいけないポイントはありますか?

 


やっぱり仕事大変ですね。うちはSESではなく、一人ひとりに派遣単価がつくので、それなりに仕事の質を求められるんですよね。場合によっては、一人で行かなきゃいけないこともあります。現場の期待にえるの大変ですね。

 

あと、客先常駐だと人によっては、馴染む現場と馴染まない現場がありますね。

 


それでも馴染めなかった時に、転職せず常駐先を変えられるというのは、メリットにはなりますね。現場変えたらまた活躍できる可能性があります。もちろん、アサインするは、どんなプロジェクトなのかヒアリングを重視し、アサイン前と後のギャップが生まれないようにも努力しています。

 


その点、スタートアップの受託開発ってどんな感じで仕事するんですか?

 

クライアントからの仕事の持ち帰りが週一回くらいあって、一人月でもそれを2人でやったりとかって感じで回してますね。

 


受託開発の会社に転職するメリットってありますか?

 

教わりやすいっていうメリットはありますね。こっちで仕事を全部ハンドリングできるので、先輩とが「このタスクをやって」とチケットを切って、ちょっとずつ渡していくみたいなことはできます。

 

注)チケットとは、タスクを分割してまとめた資料のこと。


逆にデメリットはありますか?

 

採用できる席がすごく少ないので、そんなに簡単に人が入れないっていうのはありますね。

ポイント:

  • 客先常駐の派遣のメリットは、さまざまなクライアントと一緒に仕事ができるので、いろいろなスキルセットを身に付けやすい。また、派遣先になじめなかった場合も、環境を変えやすい。
  • 客先常駐の派遣のデメリットとしては、入社後に入る現場が確約できないので、働くイメージが湧きづらい。
  • 受託開発のメリットは、教わりやすい点。
  • 受託開発のデメリットは、未経験だと入社するのが難しい場合もある。

採用後に活躍している人について


ラクスパートナーズさんに入社して、特に活躍してる人とかってどういう人が多いですか?

 


仕事が終わった後でも勉強してる子は活躍してますね。趣味の領域になっちゃってる人ですね。

 

違う言語やりたいとかになってくるとか。

 


そうですね。なんか最近はフロントに興味を持つエンジニアが増えてますね。

 

注)フロント:フロントエンドのこと。プログラミングでは、Webページ・アプリの見た目を作るのがフロントエンド、裏側をアルゴリズムを作るのがバックエンド、またはサーバーサイドと呼ばれている。

 


色々な技術が好きっていうかトレンドを追いたいって人からすると、色々な会社で経験を積めるのでいいですね。現場はどうやって決まるんですか?

 


直接案件を選ぶことはできないんですが、社員との面談の中で要望は聞いているので、そこのマッチングは行ってます。BtoCやりたい人とか、技術を追いたいとか、そういう要望を聞いています。

エンジニアのキャリアパスについて


ラクスパートナーズさんでは、キャリアパスはあったりするんですか?

 


明確な「これ」というものはないですね。

 


菊本さんの会社ではどうですか?

 

個人的には、キャリアパスを考えない方がいいと思っています。時代が変わりすぎちゃっていて正解がないんですね。10年後多分ガラッと時代が変わっちゃっているので、目の前のところに一生懸命やっていくのがいいと思います。あるとしたら、連続スペシャリストみたいな感じで、サーバーサイドやったら、フロントエンド、インフラやってみようとかっていう感じで、近い領域を埋めていき、その中でどれがみたいなのでトータルしてフルスタックで強い人みたいなのが今のキャリアパスなのかなって感じです。あとはエンジニア出身で人事をやるとかでもいいと思います。

 


確かにエンジニア出身の人事さんってすごい重宝されますよね。

 

結構メガベンチャーさんでも最近は元エンジニアの方が人事やってるのをすごく聞きますね。やっぱりエンジニアの気持ちが分かる。

 


うちもエンジニア出身の営業が2人くらいいます。技術的な話が営業先でできると会社にとっても、エンジニアにとっても良いですよね。

 


ラクスパートナーズさんで、未経験から入社されて、いま一番活躍されている方ってどんなかたですか?

 


機械学習エンジニアですが、未経験で入社してから、6ヵ月間機械学習の研修を受けて、人工知能ベンチャー(※)に派遣したは活躍しているかなと思います。

 

注)※ 某人工知能ベンチャー:日本ではトップクラスで有名な人工知能ベンチャーです。

 


まじすか、それは普通にどのプログラミングスクールよりもすごい実績ですね。

 


エンジニアを増やすことができたら、エンジニア不足の世の中に一石を投じられるかなぁと。ま、エンジニアの労働問題も改善したいと思っていて。研修中は9時~18時で終わります。さらに、働き方についてはお客さんと時給で契約しているんで、お客さんは残業をあまりさせないようになります。働く時間が長ければ、お客さんの支払いも増えてしまいますからね。

 


そっか、向こうからするとそんなに残業させるインセンティブがなくなってくるから、その点、SESとは違って、労働時間が抑えられるんですね。

 

結構SESとかって、永遠に残業させる会社多いので「使い放題プラン」とか言われるじゃないですか。そういうのがないのはいいですね。

 


昔SESから転職してきた社員が、SESのことを「無料ポイント」って言ってました。

 


笑えないですねほんとに。ちなみに平均残業何時間くらいですか?

 


ラクスパートナーズ は平均すると、5時間くらいにはおさまる感じですね

 

ラクスパートナーズ について詳しくみてみる

 

さて、未経験エンジニアについての転職事情について、たっぷりとディスカッションしてみました。

 

ラクスパートナーズは、未経験からお給料をもらいながら研修を行い、エンジニアになれるエンジニアの客先常駐の会社です。

 

入社してまず3ヶ月の研修があります。給与(21.1万/月)をもらいながらプログラミングを学べます。研修内容は、パートナー企業から実際の業務をヒアリングしてできた内容をまとめたもので、座学研修だけでなく実践型の研修となっています。インタビューでもあったように、実際に動いている社内のシステムの改修なども行い、即戦力になるスキルを身につけます。

 

僕が今回のインタビューでいいなぁと思ったのが、常駐先の企業です。普通に僕が知っていて、有名なメガベンチャーばかりでした(しかもかなり技術力が高い会社でした)。

さらに、最近力を入れている機械学習系の研修を受けた方が、日本を代表するAIベンチャーに常駐していると聞いて、かなり衝撃でした。

ITエンジニアになった後も充実したサポート体制がある点も魅力的です。研修後も講師と、2・3年目の社員がサポートしてくれます。プロジェクトに参画する際、基本的な現場のサポートは通常現場の先輩社員が担当しますが、難しい技術やお客様が実現したい技術については、テクニカルサポート担当が対応してくれます。

 

ラクスパートナーズでは、入社する前にエンジニア体験会を開催しています。そこでは、実際の現場の社員さんとともに、会社選びをする方法について学ぶことができます。現場のエンジニアなので正直な意見を聞くことができます。ラクスパートナーズに興味がある方は、ぜひ見学に行ってみてはいかがでしょうか?

 

ラクスパートナーズ について詳しくみてみる