インフラエンジニアに向いている人とは?適正がある人の特徴を紹介
「インフラエンジニアに向いている人ってどんな人?」
「インフラエンジニアは自分に向いているかどうか知りたい」
「逆に、インフラエンジニアに向いていない人って?」
このように思ったことはありませんか?そこで本記事では、以下の内容を中心にお伝えします。
・インフラエンジニアに向いていない人の特徴
・インフラエンジニアに必要な知識
インフラエンジニアへの転職を成功させる方法や、スキルを身につけるための勉強方法なども紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
目次 (PRも含まれます)
インフラエンジニアに向いている人
インフラエンジニアに向いている人の特徴は以下のとおりです。
- 学習意欲があり新しい技術を習得できる人
- 機械・IT機器に触れるのが好きな人
- 慎重に仕事を進める人
- ミスに気付く能力が高い人
- 事前準備が得意である人
- 裏方の仕事が好きである人
- 手に職をつけたいと思っている人
それぞれの特徴を詳しく紹介します。
学習意欲があり新しい技術を習得できる人
IT分野では常に技術が進化し続けており、その変化のペースが年とともに加速しているのが現状です。次のような新しい技術やトレンドが次々に現れています。
- クラウドコンピューティング
- 仮想化技術
- 自動化ツール
新しい分野に対しても学習意欲が高い人に向いた分野といえます。
機械・IT機器に触れるのが好きな人
インフラエンジニアには、以下のようにさまざまなIT機器を扱います。
- サーバー
- ネットワーク機器
- ストレージシステム
これらの機器に関する興味や関心が強く、その構造を理解して問題を解決するのを楽しめる人には、非常に向いた職だと言えるでしょう。
慎重に仕事を進める人
インフラエンジニアの仕事では、些細なミスが大きな問題につながりやすいため、慎重かつ入念に業務を進めていく能力が求められます。
細かい部分に気がつき、リスクを予測し、計画を立てて作業を進められる人は、ミスを防げるため重宝されるのです。
ミスに気付く能力が高い人
インフラエンジニアには、システムの設計、構築、運用の各過程で発生し得る問題やミスを素早く発見し、対処する能力が求められます。
問題解決力に加え、細かな不具合にも敏感で、それを修正できる人こそ、大きなトラブルを未然に防ぐ優秀なインフラエンジニアとなれるでしょう。
事前準備が得意である人
インフラエンジニアにとって、予期せぬトラブルや障害に対する事前の準備は非常に重要です。リスクを事前に評価し、対策を立てられる人材は、システムの安定性と信頼性を保つことが可能です。
裏方の仕事が好きである人
インフラエンジニアはITシステムの根幹を支える基盤づくりと保守管理を行う、いわば縁の下の力持ちです。目に見えにくい存在ながら、社会や組織にとって不可欠な業務に携わっています。
手に職をつけたいと思っている人
インフラ関連の分野では技術的な専門性が高く評価されており、長期的な安定性も期待できる職業です。技術面での能力を磨けば、安定した職を見つけられるはずです。
インフラエンジニアに向いていない人
インフラエンジニアに向いていない人は、以下に該当する人です。
- 新しい製品やサービスを作りたい人
- 不規則な勤務やトラブル対応が苦手
- 細かいことに気付けない
- 華やかな仕事が好き
- 目に見える成果でしか達成感を得られない人
- 機器の仕様書などを読むのが苦手な人
- プログラミングを追求したい
それぞれの項目を詳しく解説します。
新しい製品やサービスを作りたい人
プロジェクトに参加する際も、システムの基盤構築が主な役割となるため、自身のアイデアを製品開発に活かすことは難しいでしょう。
不規則な勤務やトラブル対応が苦手
インフラエンジニアは、システムの安定稼動を支える重要な役割を担っているため、不規則な勤務や深夜・休日の緊急対応を要求される場合があります。
そのようなライフスタイルに合応できず、プライベートな時間を重視する人には向いていない恐れがあります。
細かいことに気付けない
インフラエンジニアの仕事は注意深さが求められます。小さな設定ミスや監視の見落としが、大規模なシステム障害につながる可能性があるためです。
華やかな仕事が好き
インフラエンジニアの仕事は、システムの安定運用をバックアップで支えることにあります。そのため、顧客対応や表の仕事は少なく、目立った成果を出す機会が限られます。
目に見える成果でしか達成感を得られない人
インフラエンジニアの活動の成果は、システムが円滑に継続して稼働し続けることにあります。しかし、パフォーマンス低下や障害などがまったく発生しないときは、目に見える形での成果がわかりにくいです。
可視化された成果や評価を重視する人にとっては、やりがいを感じにくい恐れがあります。
機器の仕様書などを読むのが苦手な人
インフラエンジニアには、機器の詳しい仕様書や手順書を適切に理解する能力が求められます。これらの資料は高度な知識を必要とするため、読解力が不足していると業務に支障をもたらす可能性があります。
プログラミングを追求したい
インフラエンジニアの主な仕事はプログラミングよりもハードウェアやネットワークに関するものです。プログラミングやソフトウェア開発を行いたいのであれば、インフラエンジニアよりもフロントエンドエンジニアやサーバーサイドエンジニアを選ぶのがおすすめです。
インフラエンジニアが向いていない場合の対処法
インフラエンジニアになったものの、自分に向いていないのではないかと思い悩むこともあるでしょう。そのように感じた時は以下の対処法があります。
- 資格を取得する
- キャリアアップを目指す
- 業務内容が合っている企業に転職する
- 知識やスキルを活かして別の業種に転職する
それぞれ詳しく解説します。
資格を取得する
インフラエンジニアの仕事が自分に合わないと感じた場合、関連する資格の取得を検討するのをおすすめします。業務内容が理解できれば仕事が楽しく感じられ、やりがいを持って取り組める可能性があるからです。
インフラエンジニアには、ネットワーク、サーバー、セキュリティ、クラウドなど、幅広い知識が必要とされます。資格取得は知識を体系的に学べる機会です。インフラエンジニアにおすすめの資格としては以下があります。
- 基本情報技術者試験
- CCNA
- LinuC
これらの資格を取得することで、スキルアップや業務理解を深めることができるでしょう。
さらに、資格の取得は企業からの評価にも結びつきます。インフラエンジニアとしての知識や技術力を証明できるので、より適性の高い企業や職務に就くチャンスが広がる可能性があります。
インフラエンジニアの仕事に不安を覚えている場合、まずは資格取得から取り組むのも有効な選択肢の1つと言えるでしょう。
キャリアアップを目指す
インフラエンジニアの仕事に馴染めないと感じたら、設計やプロジェクト管理などの上流工程での活躍を目指すのもおすすめです。最初のうちは運用や保守といった下流工程の仕事が主となりますが、経験を重ねていけば、より専門性の高い業務に取り組める可能性が広がります。
設計やプロジェクトマネジメントといった上流工程では、単なる技術力だけでなくコミュニケーション能力やビジネススキルも重要です。
インフラエンジニア以外にも、ITコンサルタントやPM(プロジェクトマネージャー)などへのキャリアアップを検討することもできます。
自分に最適なポジションを慎重に見極め、体系的にキャリアアップを推し進めることで、インフラエンジニアとしての仕事にやりがいを感じられるようになるでしょう。
業務内容が合っている企業に転職する
より適性のある企業に転職することも選択肢の一つです。
企業によってインフラエンジニアの仕事内容は大きく変わります。自分に合った環境を見つけることで、その仕事に向いているかどうかがわかりやすくなるでしょう。
自分に合った企業を見つけ出せば、インフラエンジニアとしての仕事にも前向きに取り組めるようになります。
知識やスキルを活かして別の業種に転職する
インフラエンジニアの仕事が沿っていないと思う場合は、IT以外の業界へ転職する方法もあります。インフラエンジニアとして身につけたITスキルは他の分野でも十分に活かせると言えるでしょう。
その他にも、製造業やサービス業など、ITのインフラ構築や運用が必要な企業への転職も検討の選択肢に入れられます。自身のキャリアビジョンに合わせて、IT分野以外でも活躍の場を広げることが可能です。
インフラエンジニアに向いていないと思っても、諦める必要はありません。むしろ、自分の能力を冷静に見直し、新しい可能性や別の道を見つける良い機会になり得ます。
インフラエンジニアに必要な知識
インフラエンジニアに必要な知識やスキルは以下のとおりです。
- エンドユーザーを意識した構築・運用
- サーバー / ネットワークの知識・スキル
- 仮想化の知識・スキル
- 情報セキュリティの知識・スキル
- ミドルウェアの知識・スキル
- シェルスクリプトの知識・スキル
それぞれ解説します。
エンドユーザーを意識した構築・運用
ユーザーの利便性を第一に考えることで、優れたシステムやサービスを構築できます。
例えば、ネットバンキングを運用する環境を提供する場合「システムの安定性とセキュリティを確保しつつ、ユーザーが快適に取引するにはどのような基盤が必要か」を考えます。
インフラの構築と運用は、利用者の属性や使用状況に応じて最適化する必要があります。
サーバー / ネットワークの知識・スキル
サーバーやネットワークに関する知識とスキルは、効率的で信頼性の高いITインフラを構築し、運用するために不可欠です。サーバーに関しては、以下のオペレーティングシステムに関する深い理解が求められます。
- Windows
- Linux
- Unix
具体的には、以下のように高度な機能を管理する能力が必要です。
- サーバーのインストール、設定、運用
- セキュリティ対策
- パフォーマンスの最適化
- 負荷分散
ネットワーク分野では、以下の知識も重要です。
- 基本的なネットワーク構造の知識
- ルーティング
- スイッチング
- ファイアウォール
特に災害対応のネットワークシステムなど、重要なシステムでは高い可用性と耐障害性が必要とされ、トラブル発生時の迅速な対応能力も求められます。
また、企業におけるクラウド技術の採用が進んでいることから、物理的なリソース管理だけでなく、以下のようなクラウドのリソース管理やスケーラビリティの設計も求められるようになってきました。
- AWS
- Azure
- Google Cloud
クラウドコンピューティングの活用は、金融業界のトランザクション処理の改善や、ECサイトのユーザー体験向上など、多数の分野で実現されており、ビジネスにとって極めて重要な役割を果たしています。
仮想化の知識・スキル
仮想化の技術は、開発やテスト環境を迅速に構築する際に特に有効です。さらに、仮想マシンは簡単にコピーできるので、災害復旧時にも非常に役立ちます。
ネットワーク仮想化を利用することで、VPNやVLANなどの仮想ネットワークを構築することができ、物理網の制約を超えたフレキシブルなネットワーク設計が行えるようになります。
情報セキュリティの知識・スキル
インフラエンジニアには、ファイアウォールや侵入検知システムなどのセキュリティツールを使って、不正アクセスやサイバー攻撃からシステムを守る重要な役割があります。
企業活動の信頼性と安定性を担保し、企業価値を高めるには、万全のセキュリティ対策が施されたITインフラが不可欠です。
ミドルウェアの知識・スキル
ミドルウェアは、アプリケーションとオペレーティングシステムの仲介役を担うソフトウェアです。データベース管理やアプリケーションサーバーの運用など、重要な業務に欠かせません。
シェルスクリプトの知識・スキル
シェルスクリプトを習得することで、毎日の管理業務やシステムのメンテナンス作業を自動化できるようになります。定期的な作業をスクリプト化することで手作業のミスを防げ、作業時間の短縮が可能です。具体的には、以下のような作業をスクリプト化します。
- システムのバックアップ
- ソフトウェアのアップデート
- サーバーの監視や性能分析
サーバーの監視であれば、システムのリソース使用状況を定期的にチェックし、一定の基準を超えた場合に自動でアラートを出すなどの処理を実行できます。
シェルスクリプトを活用することで、インフラの健全性を継続的に管理し、想定外のダウンタイムを防ぐことができます。
未経験でもインフラエンジニアになれる!
IT業界において、インフラエンジニアの職は需要が高く、将来性のある魅力的な職種として注目されています。これまでは、学歴や職務経験が重視されることが多かったのですが、最近では未経験からでもチャレンジできるようになってきています。
インフラエンジニアになるには、ネットワークやサーバーの知識を自己学習やスクールで習得できます。
インフラエンジニアには、運用管理や保守作業といった初心者でも可能な業務が数多くあり、スキルアップを図りつつ上流工程の仕事にも挑戦できる機会が提供されています。
要するに、知識と意欲があればインフラエンジニアを目指せますが、自分に合っているかどうかを見極めることが必要不可欠です。
未経験からインフラエンジニアになる方法5選
未経験からインフラエンジニアになるには、以下の方法があります。
- インフラエンジニア系の専門学校に通う
- インフラエンジニア系のオンラインスクールを活用する
- 未経験OKの企業に就職・転職する
- 転職エージェントを活用する
- 独学で学ぶ
それぞれ詳しく説明します。
インフラエンジニア系の専門学校に通う
専門の学校に通うことは、インフラエンジニアを目指す上で有効な選択肢です。専門学校では必要な基礎知識や実践スキルを集中的に学習できるため、短期間で習得できるのが大きな特徴です。
さらに、インフラエンジニアとしての就職支援サービスも整っているので、学習と平行して就職活動に取り組めます。
ただ、費用の面でかなりの負担があるのが欠点とも言えます。専門学校は通学スタイルなので、時間を捻出するのが課題です。
インフラエンジニア系のオンラインスクールを活用する
オンラインスクールのメリットは、自分のペースでインフラエンジニアに必要な知識やスキルを効率的に学べることです。動画や資料があるため、通勤の時間がなくなり自宅などでも集中して学習できます。
オンラインで講師やチューターに質問できるため、すぐに分からないことが解消できる点もメリットです。
費用の面では、教室での受講と比べると抑えられる部分が多いのは助かるところです。ただし、自己管理力が必要で、モチベーションの維持が難しいのがデメリットといえるでしょう。
未経験OKの企業に就職・転職する
インフラエンジニアの仕事は、実務経験がなくても未経験から就職・転職できる企業があります。
人材不足に悩む企業の中には、専門スキルよりも意欲と適性を重視し、未経験者でも研修を通して育成する取り組みを行っているところがあります。
働きながら着実にスキルアップできるのが大きな利点です。
転職エージェントを活用する
インフラエンジニアへの転職を考えているなら、転職エージェントの活用がおすすめです。
転職エージェントは、企業と求職者のマッチングを行う専門のサービスです。経験豊富なキャリアアドバイザーが、あなたの適性やスキルを見極め、最適な求人情報を提案してくれます。
また、書類選考や面接の対策、給与交渉などの転職全般に関するサポートを得られるのは大きな魅力です。
転職エージェントへの登録は無料なので、迷ったらひとまず登録しておきましょう。
独学で学ぶ
インフラエンジニアとしての必要スキルは、書籍・ウェブサイト・動画などを活用することでも習得できます。スクールに通う必要がないため、費用も格段に抑えられるのがメリットです。
また、資格取得などの公的な検定試験に合格して、自身の知識やスキルを客観的に証明するのも重要です。
インフラエンジニアへの転職を成功させるには
インフラエンジニアが転職を成功させるには、次の点に留意することが重要です。
- 業務内容を確認する
- 福利厚生を確認する
- キャリアアップできる企業を選ぶ
- 転職エージェントを活用する
詳しく見ていきましょう。
業務内容を確認する
インフラエンジニアに未経験から転職を目指す際は、まずはその仕事内容をしっかりと確認することが肝心です。
インフラエンジニアには、ネットワークやサーバーの構築、運用、保守など多様な業務があります。上流の設計工程と下流の運用・保守工程では、必要なスキルやキャリア開発の方向性が大きく異なります。
企業のニーズと自身のスキルをよく吟味して、最適なポジションを見つけることが転職成功への近道となります。
福利厚生を確認する
インフラエンジニアへの就職を検討する際は、仕事の内容だけでなく、企業の福利厚生についても確認することが重要です。
インフラエンジニアの職種では、長時間労働や休日出勤もあるため、有給の取得状況や残業代の支給などについても十分に吟味すべきポイントが数多くあります。
また、企業が社員の資格取得を支援する制度があるかどうかも重要なポイントです。
ワークライフバランスやキャリア形成の視点から、福利厚生の充実度を確認するようにしましょう。
キャリアアップできる企業を選ぶ
インフラエンジニアとしてキャリアを伸ばすには、自分の成長を支援してくれる企業を選ぶことが重要です。
設計や要件定義といった高度な知識が必要とされる上流工程の業務に携われる企業を見つけることをおすすめします。
また、社内の研修プログラムが整っているかも確認しましょう。例えば、以下のような制度があればキャリアアップできる環境が構築されているといえます。
- 定期的に研修がある
- 資格取得に報奨金が支給される
さらに、企業の経営ビジョンと事業の将来性をよく見極めることも肝心です。ITインフラの需要は今後増大すると見込まれますが、企業の事業分野や顧客層によりインフラエンジニアに期待される仕事内容が異なってきます。
インフラエンジニアを目指す際は、未経験からでも長期的なキャリアの可能性を見極めることが大切です。
転職エージェントを活用する
インフラエンジェニアへの未経験からの転職を成功させるには、転職エージェントの支援を得るのがよいでしょう。転職エージェントでは以下のサポートが受けられます。
- 求人情報の提供
- 面接対策
- 書類の添削
IT業界に詳しいエージェントに相談すると、インフラエンジニアの職務内容やスキル要件について詳しい情報が得られます。また、自分に合った求人の紹介や面接対策のアドバイスも期待できます。
転職エージェントに依頼すれば、専門家がバックアップしてくれるので、より自分に合った企業へ効率的に転職できます。
インフラエンジニアの独学での勉強方法
インフラエンジニアとしての知識とスキルを獲得するため、独学での勉強方法を4つ提案します。
- 本やWebサイトで独学をする
- 実際に手を動かして練習をする
- 資格取得を目指して勉強する
- 迷ったらコマンド操作から学習する
それぞれの方法を紹介します。
本やWebサイトで独学をする
本を利用すれば、ネットワークやサーバーに関する基礎から、具体的な構築・管理方法まで、幅広い知識を習得可能です。
一方、最新のトレンドや技術情報を把握するにはWebサイトを利用するのが効果的です。技術系ブログやオンラインコミュニティには、第一線で活躍するエンジニアの貴重な意見が集まっています。書籍では得にくい実践的なノウハウやトラブル解決事例などの情報が豊富です。
実際に手を動かして練習をする
学習した知識を実務で使いこなせるようになるには、以下のような実践的な演習が不可欠です。
- 仮想環境でサーバーの構築や設定を行う
- ネットワーク機器のコンフィグに触れる
自ら手を動かして実践することで、生じた問題の原因を特定し、試行錯誤しながら対策を見つけ出すことで、現場で役立つ問題解決力を身につけることができます。
資格取得を目指して勉強する
インフラエンジニアとしての資格取得に向けて勉強することは、体系的な知識の習得につながります。インフラエンジニアに有用な資格としては、以下のとおりです。
- ネットワーク関連:Cisco認定資格(CCNA、CCNP)
- Linux関連:LPI認定資格
- クラウド関連:AWS認定資格、Azure認定資格
資格選びの際は、「業務に役立つ」と「転職や昇給に活かせる」の2点を確認することが大切です。
迷ったらコマンド操作から学習する
インフラエンジニアにとって、コマンド操作は最も重要な基本スキルのひとつです。特にLinuxサーバーの管理では、GUIではなくCLI(コマンドラインインターフェース)を使うのが一般的です。
例えば、以下のようなコマンドから始めると良いでしょう。
- ファイル管理:lsやcd
- プロセス管理:psやtop
- ネットワーク:pingやtraceroute
最初は慣れないかもしれませんが、実際にこれらのコマンドを使ってみることで、コマンドラインに対する抵抗感は徐々に薄れていきます。
インフラエンジニアに向いているか確認しよう
インフラエンジニアの仕事には、細かな注意力や問題解決力、自己学習能力が備わった人物が求められます。
ITシステムの基盤を支える重要な役割を担い、システムの設計・運用・保守まで幅広い業務に携わるため、高度な専門知識やスキルが必要です。
適性を見極めるために、自己理解を深めることが重要です。そのうえで、資格取得・キャリアアップ・転職など自分に合った選択肢を見出していくことをおすすめします。インフラエンジニアとしての適性に迷う人は、ぜひ本記事を見直してみましょう。