フルスタックエンジニアに必要な資格とは?取得する際の注意点も解説
「フルスタックエンジニアに資格は必須なの?」
「どのような資格を持っていればいい?」
このように思ったことはありませんか?
結論、フルスタックエンジニアに必ずしも資格は必要ではありません。しかし、取得しておくとスキルの証明になり、有利に働く場面もあります。
この記事では、以下の内容をメインにお伝えします。
・必要なスキルや知識
・フルスタックエンジニアになるための勉強法
資格を取得するときに注意したいことも紹介するので、最後までご覧ください。
目次 (PRも含まれます)
フルスタックエンジニアとは
フルスタックエンジニアとは、以下の内容を含め、幅広く対応できるエンジニアのことを指します。
- 要件定義
- フロントエンド開発
- バックエンド開発
- インフラ構築
- 運用保守
つまり、アプリケーション開発の上流工程から下流工程に至るまで、様々な役割を一人で担うことができる人材です。
フルスタックエンジニアは、特定の仕事やポジションを指す職業ではありません。単に複数の領域で業務を遂行できる能力を持つエンジニアを指す言葉です。
企業によって求められる具体的な役割は異なるため、採用案件の内容を確認する必要があります。
他にも「ジェネラリスト」など広範囲な能力を持つエンジニアを指す呼び方もありますが、フルスタックエンジニアという用語が最も一般的です。
フルスタックエンジニアにおすすめの資格
フルスタックエンジニアとして活躍するなら、これらの資格取得をおすすめします。
- プロジェクトマネージャー試験(PM)
- システムアーキテクト試験(SA)
- ITストラテジスト試験(ST)
- 応用情報技術者試験
- AWS認定
- Microsoft認定資格(Azure)
- Google Cloud認定
- CCNP(Cisco Certified Network Professional)
- ORACLE MASTER
プロジェクトマネージャー試験(PM)
情報処理推進機構(IPA)が運営するプロジェクトマネージャー試験は、公的な資格制度の一つになっています。
以下のプロジェクトマネジメントに必要な知識と実行力が問われます。
- プロジェクトチームの編成
- 目的の共有
- リスク対応
プロジェクトの分析や評価、そして関係者とのコミュニケーションの取り方も、大変重要な要素になっています。
フルスタックエンジニアに向いた資格で、プロジェクトの全体像を把握し、チームリーダーとして活躍できる能力を養えます。
システムアーキテクト試験(SA)
システムアーキテクト試験は、経済産業省が公認する国家資格です。ITパスポートや基本情報技術者試験などと同様、情報処理に関する国家資格試験の一つとして実施されています。
システムアーキテクト試験の内容は、システム設計や開発など、実際の開発工程を担当するエンジニアが持つべき知識が中心となっています。
この試験は非常に難易度が高く、難関試験とみなされています。また、午前と午後の2つのパートで構成され、全て筆記試験形式で行われます。
システムアーキテクト試験の資格取得は容易ではありませんが、バックエンドエンジニアとしての能力向上やキャリア発展に活用できる、おすすめの資格といえます。
ITストラテジスト試験(ST)
プロジェクトマネージャー試験と同様、ITストラテジスト試験も情報処理推進機構(IPA)が主催する資格です。
経営層の戦略をベースにIT戦略を組み立て、ITを活用した事業の刷新やビジネス水準の向上を計画・推進できる人材を認定するものです。
企業がデジタル化を推し進め、ITを活かして付加価値を生み出すには、以下などの広範囲にわたる知識と実行力が求められます。
- 事業環境の分析
- ビジネスモデルの考案
- 情報システム戦略の立てつけ
ITストラテジスト認定試験は、エンジニアのスキルを体系的に評価するので、フルスタック開発者の能力を証明する上で理想的な資格です。
経営とテクノロジーの両面に通じた人材を目指す人は、ITストラテジスト試験の取得にチャレンジしてみることをおすすめします。
応用情報技術者試験
応用情報技術者試験は、基本情報技術者試験の内容をより高度化した資格試験です。出題範囲は、基本情報技術者試験の内容をさらに掘り下げた、具体的な実務に関する知識やスキルが問われるものになっています。
基本情報技術者試験と比べると、より高度な知識が求められる難易度の高い試験です。現役のエンジニアや、さらに専門性を深めたい方におすすめです。科目選択が自由なので、自分の得意分野に合わせて受験できます。
AWS認定
AWSの認定資格は、クラウドコンピューティングの専門性を示す証明書です。AWS上でのアプリケーション設計、構築、運用に必要な幅広いスキルを習得できるため、フルスタックエンジニアにとっても最適な認定プログラムです。
AWS認定にはFoundationalの初級資格に加えて、実務経験者向けに上位レベルの以下の認定資格が設けられています。
- Associate
- Professional
- Specialty
目指す職務に沿って、適切な認定資格を選択できます。認定試験の準備には、AWS上での実践経験とAWSが提供しているトレーニング教材が役立つでしょう。
フルスタックエンジニアの幅広い知識とスキルに加え、AWS認定取得によってより高い付加価値を生み出すことができるようになります。
Microsoft認定資格(Azure)
ITの現場では、クラウドサービスの活用が必要不可欠となっています。そのため、Azureについての知識は、エンジニアにとって大切な武器となります。
「Azure Fundamentals」では、以下のとおりAzureの基本的な機能や管理に関する基礎を学ぶことができる初級レベルの資格です。
- クラウドの概念
- Azureのアーキテクチャ
- Azureのサービス
Azureのセキュリティ面やコスト管理など、Azureを有効活用するための知見を得ることができます。
フルスタックエンジニアに必要なスキルには、クラウドサービスの活用が大きな比重を占めます。クラウド時代のエンジニアとしての基盤を築くには、最適な資格を取得することが重要です。
Microsoft Certified: Azure Fundamentals
Google Cloud認定
Googleのクラウド認定は、クラウドコンピューティングの領域で非常に高い評価を受けている資格となっています。
この資格を取得することで、クラウドサービスの設計、導入、運用といった高度な能力を証明できます。この認定資格を保有する人の中には、以下のような意見を持つ人もいるようです。
- クラウドのスキルに対する自信が以前より高まった
- 責任のある仕事やリーダーの役割を任されるようになった
フルスタックエンジニアとしての活躍には、クラウドに関する深い知見とスキルが重要です。Google Cloudの認定資格を取得すれば、自身のクラウドに関する専門性を証明でき、キャリア開発に有利に働くことでしょう。
CCNP(Cisco Certified Network Professional)
CCNP(Cisco Certified Network Professional)は、ネットワーク分野で高度な専門知識とスキルを持つプロフェッショナルを認定する、シスコシステムズの資格です。主に以下の技術力が問われます。
- エンタープライズネットワークの設計、構築、運用
- トラブルシューティング
この資格を取得するには、コアとなるネットワーク基盤技術の試験に加え、自身が専門とする分野の試験に合格する必要があります。例えば以下の分野から選択可能です。
- ネットワークデザイン
- SD-WAN
- ワイヤレス
- 自動化
フルスタックエンジニアとしてネットワークインフラの構築運用を手掛ける場合、CCNPを取得しておくと高い評価につながるでしょう。ネットワーク分野における広範な知見とスキルを証明できる重要な資格の一つです。
ORACLE MASTER
オラクルデータベースは、世界中の企業の中核を担う基幹システムにおいて広く活用されている重要な技術です。
ORACLE MASTERの取得により、データベース技術者に求められる以下のスキルを系統的に学習することができます。
- データベース管理者としての基本的な知識
- 運用管理
- バックアップ・リカバリ
- 最新機能の活用
フルスタックエンジニアを目指す方にとってORACLE MASTERは、データベースに関する知識を深めることで、より高度な開発・運用スキルを習得できる、おすすめの資格です。
フルスタックエンジニアに求められるスキルや知識
フルスタックエンジニアには、下記のようなスキルや知識が要求されます。
- プログラミングスキル
- データベースの知識
- ITインフラの知識
- UI・UXの知識
- クラウドサービスの知見
- OS・ミドルウェアの知識
- マネジメントスキル
- 要件定義や設計の経験
- トラブルや課題に対する分析力
プログラミングスキル
フルスタックエンジニアとしての成功には、高度なプログラミング能力が不可欠です。さまざまな分野のシステム開発に対応できる広範囲の技術力が必要とされます。
そのため、以下の内容を深く理解し、プロ並みの熟達した技術力を身につける必要があります。以下のようなプログラマーとしての卓越した能力が求められます。
- フロントエンド開発
- バックエンド開発
- スマホアプリ開発
上記3つをさらに詳しく解説します。
フロントエンド開発
フルスタックエンジニアとしてフロントエンド開発を手がけるためには、以下のスキルが求められます。
- Webサイト制作:HTML / CSS / JavaScript(jQuery) などフロントエンドの言語
- フロントエンドの言語以外:WordPressの知識
- アプリ開発:JS系フレームワーク(React/Vue/AngularJS)の知識
単に静的なWebサイトを構築するだけでなく、動的で高速なユーザーインターフェースを実装できるフロントエンドスキルが不可欠です。
さらに、ウェブアプリケーション向けのフロントエンド開発では、UIコンポーネント設計の経験や、APIを利用したデータ連携の知識も重要視されます。
つまり、フルスタックエンジニアには、高度なフロントエンド領域の専門性と併せて、アプリ全体の設計や機能要件の理解力も求められるのです。
時には、Webデザインからコーディングまでを一任される求人もあります。Webサイト制作関連の仕事を探すなら、Webデザインの知識を持っていると、より多くの求人に応募できるはずです。
バックエンド開発
バックエンド開発分野で活躍するためには、次の技術力を身につける必要があります。
- サーバーサイドプログラミング言語のスキル(PHP、Ruby、Python、Node.jsなど)
- Webアプリケーションフレームワークの実践経験(Laravel、Ruby on Rails、Djangoなど)
- データベース設計・構築の知見(MySQL、PostgreSQL、MongoDBなど)
- クラウドサービスの活用力(AWS、Azure、GCPなど)
- 認証・セキュリティ対策の理解
- Webサーバーの設定と運用経験
バックエンド開発においては、単なるプログラミング技術だけでなく、アプリケーションの全体設計や非機能的要件への配慮が重要です。次のような多岐にわたる専門知識が必要不可欠といえるでしょう。
- データの永続化方法
- システムの可用性と拡張性
- サーバーリソース管理
フロントエンドとの通信にAPIを使う処理や、インフラの構築と管理など、関連する領域への知識も欠かせません。
フルスタックエンジニアにとって、バックエンド開発は中核的な技術分野であり、高度な専門性が求められます。
スマホアプリ開発
フルスタックエンジニアとして携わるスマホアプリ開発では、以下の技術スキルが求められます。
- Android開発(Kotlin/Java)、iOS開発(Swift/Objective-C)の経験
- クロスプラットフォーム開発の知見(React Native、Flutterなど)
- モバイルUI/UXデザインの理解
- APIの利用と連携
- プッシュ通知などのネイティブ機能の実装
- アプリストア申請とリリースプロセスの経験
単にネイティブアプリやクロスプラットフォームアプリを構築するだけでなく、モバイル特有の機能要件に対応できる高度な専門性が不可欠です。
また、これらのモバイル開発技術に加えて、バックエンドシステムやWebフロントエンドなどの知見も併せ持つことで、真のフルスタックエンジニアと呼べるでしょう。
また、アプリ配信後の運用やアップデート対応など、アプリのライフサイクル全体をカバーできることがフルスタックエンジニアには期待されています。
データベースの知識
フルスタックエンジニアには、データベースの深い知識と実践力が必要不可欠です。データを効率的に保存、呼び出し、操作するためには、次のことを習得する必要があります。
- リレーショナルデータベース(RDB)の理解
- NoSQLデータベースの理解
- SQLやクエリ言語を使いこなすスキル
加えて、パフォーマンスとデータの整合性に及ぼす影響についての知識も必要不可欠です。
- データモデリング
- インデックス最適化
- トランザクション管理
加えて、データベースのセキュリティ管理、バックアップの方法、リカバリー対応など、運用面での能力も重視されています。
ITインフラの知識
フルスタックエンジニアには、アプリケーション開発のスキルに加え、以下ITインフラの基礎知識も必要とされます。
- サーバー:Webサーバー、アプリケーションサーバー、メールサーバーなど
- ネットワーク:ネットワーク構成、ファイアウォール設定
クラウドサービスの活用が進む中、AWS、Azure、GCPといった主要なクラウドプラットフォームの全体像を把握し、それらを活用したインフラ構築や運用に長けていると、大変重宝されることでしょう。
システムの安定稼働とスケーラビリティを確保するためには、インフラの自動化、監視、パフォーマンスチューニングに関する知見が必要不可欠です。
UI・UXの知識
フルスタックエンジニアにとって、UI・UXの知識はきわめて重要です。ユーザーが快適に使えるWebサイトやアプリを開発するには、UIデザインや操作性の基本を理解しておくことが欠かせません。
UXデザインに関する以下の基礎知識と専門性が求められています。
- レイアウト
- タイポグラフィ
- 色彩理論
- ユーザー調査やペルソナ設定
- ワイヤーフレーム作成
さらに、様々なデバイスやユーザーニーズに柔軟に対応できるレスポンシブデザインや、アクセシビリティ対応などの幅広い設計スキルが重要です。
優れたUIやUXのデザインは、ユーザーの満足度と利用率を高めます。そのため、フルスタックエンジニアにはデザインの視点が大切です。
クラウドサービスの知見
フルスタックエンジニアにとって、クラウドサービスに関する知識を持つことは極めて重要です。
クラウドプラットフォームを活用してシステムのアーキテクチャを設計し、開発、デプロイ、運用を行う能力が求められます。単にプログラミングスキルだけでなく、以下の理解が必要不可欠です。
- クラウドネイティブなアプリケーション開発の考え方
- サーバーレスアーキテクチャ
- コンテナ技術
クラウドを活用するにあたっては、セキュリティ対策やコスト最適化など、関連する課題への対応力も重要となります。
フルスタックエンジニアにとって、絶えずクラウドサービスの最新情報をキャッチし、学習を重ね続けることが重要なポイントとなります。
OS・ミドルウェアの知識
フルスタックエンジニアには、アプリケーション開発において欠かせないOSやミドルウェアに関する幅広い知見が求められます。モバイル分野が拡大する中で、iOSやAndroidOSの特性を理解する必要があります。
加えて、Webサーバーやアプリサーバーなどのミドルウェア製品の役割や設定方法の習得も重要です。
システムの基盤となるOSやミドルウェアの選定、構成、運用に関する総合的な理解力が問われるのがフルスタックエンジニアです。デバイスやプラットフォームを問わず、システム全体を最適化できる知見を持つことが肝心です。
マネジメントスキル
フルスタックエンジニアには、高度な技術力に加えて、プロジェクトの進行管理、リソースの配分、そしてチームをまとめるリーダーシップなど、マネジメント能力も欠かせません。
部下の育成やメンタリングのスキルが備わっていることも求められます。さらに、技術的な指導力もあれと望ましいです。マネジメントスキルを身につければ、技術面だけでなく、プロジェクトの全体を捉える視点が身につきます。
要件定義や設計の経験
フルスタックエンジニアには、システムの要件定義や設計工程に携わる機会が多くあります。要件を適切に把握し、最適なアーキテクチャを選ぶことが、そのシステムの品質に大きな影響を及ぼすためです。
要件の変更にも対応できるよう、柔軟性のある設計を心がける必要があります。
加えて、開発実践を経て、テストの観点から設計の見直しを行うことが重視されています。そうした経験を得ることで、純粋な技術面だけでなく、ビジネスの観点からも物事を捉えられるようになっていきます。
トラブルや課題に対する分析力
システム開発では、さまざまな課題に直面することがよくあります。フルスタックエンジニアにはそうした問題の原因を分析し、適切な改善策を提案する能力が求められます。
パフォーマンス上の課題がある場合は、その原因となっている部分を特定して、設計の変更や最適化を行う必要があります。加えて、新機能の導入で予期せぬ不具合が発生したときは、要件の再確認とアーキテクチャの妥当性を検証することが欠かせません。
フルスタックエンジニアになるための勉強法
フルスタックエンジニアになるためには、以下の方法で勉強を行うことが推奨されています。
- プログラミングスキルを習得する
- ゼロからアプリを制作する
- オンライン講座や勉強会に参加する
プログラミングスキルを習得する
フルスタックエンジニアには、さまざまなプログラミング言語を実務レベルで使いこなせることが必要不可欠です。フロントエンドからバックエンド、アプリケーションまで、幅広い領域の言語を使いこなせるよう準備しておくことが大切です。
ゼロからアプリを制作する
アプリを一から作って完成させる経験は、とても大切な学習機会となります。単に知識を得るだけではなく、開発プロセス全体を実践することで、本格的なフルスタック開発の力を培うことができるのです。
- 企画やデザイン
- フロントエンド開発
- バックエンド開発
- デプロイ
アプリを開発していく中で、以下の様々な知識とスキルが自然と習得されることでしょう。
- フロントエンドとバックエンドの連携方法
- データベースの設計と構築
- インフラの選定と構築
- UIやUXの考え方
プロジェクト全体を通して経験を積むことで、エンジニアとしての総合的な能力を高めることができます。
アプリを最初から作り上げることは、フルスタックエンジニアに必要とされるさまざまな実践的なスキルを身につける最良の方法です。
オンライン講座や勉強会に参加する
フルスタックエンジニアとしてのスキル向上には、オンラインのコースや勉強会への参加も手段の1つです。オンラインのコースでは、様々な分野の知識とスキルを体系的に学ぶことができます。
- プログラミング言語
- フレームワーク
- データベース
- クラウド
- インフラ
丁寧な解説と実践的な演習があるため、効率よく学習を進めることができます。
一方で、勉強会に参加すれば、実務経験豊富なエンジニアたちと交流しながら、最新の技術トレンドを学ぶことができます。現場での具体的な課題や解決方法といった生の情報を入手でき、実践的な知見を得ることができるでしょう。
目標を共有する人々と出会えば、モチベーション維持にもつながります。フルスタックエンジニアになるために、これらの機会を生かせば、技術力の向上が早まるはずです。
フルスタックエンジニアが資格を取る際の注意点
フルスタックエンジニアが資格を習得する際は、次のような留意点に配慮することをおすすめします。
- 需要のあるスキルが身につく資格を取る
- 複数のジャンルで専門性を身につける
- トレンドの技術にも目を向ける
需要のあるスキルが身につく資格を取る
フルスタックエンジニアとして活躍するためには、業界で要求されるスキルを身につける必要があります。単に資格取得にとどまらず、市場ニーズの高い実践的な技術が習得できる資格を見極めることがおすすめです。
ここ最近クラウドサービスの需要が増加しているので、次のような主要クラウドベンダーの資格を取得することをおすすめします。
- AWS
- Azure
- Google Cloud
これらの資格を取得することで、クラウド環境の構築や管理に関する確実な知識とテクニックを身につけることができます。
また、以下のシステム設計や要件定義の知識を習得することも重要です。
- プロジェクトマネージャー(PM)
- システムアーキテクト(SA)
- ITストラテジスト(ST)
従事する業務に使用されているテクノロジーに合わせて、以下のような資格を取得するのも賢明な選択です。
- ネットワークやセキュリティなどのインフラ分野の資格
- プログラミング言語の資格
- フレームワークの資格
- データベースに関する資格
業務に合った実践的な資格を選び、フルスタックエンジニアとして求められるスキルを組織的に学ぶことがとても大切です。
複数のジャンルで専門性を身につける
フルスタックエンジニアとして活躍するには、幅広い知識を持つことに加えて、次のように特定分野での高い専門性を身につけることが重要となります。
- フロントエンド開発に長けている場合:UIデザインやUXの知見も併せ持つ
- バックエンド開発が得意な場合:データベースやインフラ構築の専門知識を深める
特定の領域に焦点を当てて専門性を深めることで、自身の強みを際立たせ、フルスタックエンジニアの中でも一歩リードできます。
分野を横断した専門性を身につけることで、フルスタックエンジニアとしての幅が広がります。
理想的なフルスタックエンジニアは、狭い範囲で深い知識を持っているのではなく、いくつかの分野で高度な専門性を備えている人です。スキルを高め、市場価値アップにつなげましょう。
トレンドの技術にも目を向ける
IT業界は絶えず変化しており、新しい技術が次々と出現しています。フルスタックエンジニアとして活躍を続けるには、そうしたトレンド技術にも目を向け、常に学習を重ねていく姿勢が重要です。
クラウドネイティブアプリケーションの開発が拡大傾向にあるなら、Kubernetes、Dockerなどのコンテナ技術を修得することが重要になってきます。
過去の知識や経験に過度に依存せずに、時代の変化に合わせてスキルを向上させ続けることが重要です。
フルスタックエンジニアには、新しいテクノロジーに対する探求心と適応力が欠かせません。学び続ける姿勢を持ち、最新の動向をキャッチアップし、自身のスキルセットを常に最新のものにしましょう。
資格を取得してフルスタックエンジニアのスキルを証明しよう
フルスタックエンジニアとして仕事する上で、資格は絶対に必要というわけではありません。
ただ、資格を持っていると自分の持つスキルを証明できるため、希望する案件に参画しやすくなったり、転職する際に有利になったりします。
知識を身につける手段としてもおすすめなので、ぜひ積極的に資格を取ってみましょう。