VBAエンジニアはやめとけ？理由や向いている人の特徴を解説

VBAエンジニアとしての就職を検討するにあたって「やめとけ」「きつい」と聞くことも多いのではないでしょうか？

結論、「VBAエンジニアはやめとけ」と言われる理由は、以下の5つです。

「やめとけ」と言われる一方、VBAエンジニアは給与の高さや働き方の自由さから、人気な職業であることも間違いありません。

そこで本記事では、VBAエンジニアはやめとけと言われる理由や、それでも人気が高い理由、やりがい、年収、将来性などについて詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。

DAI

VBAエンジニアになって自分に合った働き方ができるかは、会社選びで決まります。就職するか悩んでいる人は、まず転職サイトに登録して、憧れの働き方ができる企業があるか見てみましょう。

VBAエンジニアはやめとけと言われる理由

ここではVBAエンジニアが「やめとけ」「きつい」と言われる理由を解説します。

VBAエンジニアが「やめとけ」と言われる理由は、以下のとおりです。

• 給与が低い会社もある
• 企業によっては残業が長い
• 企業によっては客先常駐が多く、人間関係で孤立する
• クライアントに振り回されやすい
• トラブル対応がつらい

以下で詳しく解説します。

給与が低い会社もある

VBAエンジニアの年収は全体の平均年収と比べると高いですが、会社によっては相場より低い場合があります。

特に多重請負構造の末端の開発企業に雇われると、給料は低くなることが多いです。

請負構造とは、発注者が業務の一部を下請け会社に委任する構造を意味します。

下請け企業が更に別の下請け企業に業務を委ねることで、単価は次第に低下し、その結果として給料が減少する状況が発生します。

三次請け以降の企業に入ってしまうと、VBAエンジニアでも年収が低くなるため、やめとけと言われることが多いです。

それに対して、自社開発企業や元請け企業では、年収が高い可能性が高いです。

企業によっては残業が長い

企業によりますが、長い残業も「やめとけ」と言われる要因です。

以下の理由から、特に受託企業では残業時間が増える傾向があります。

• クライアントの求めている期限までに仕上げなければならないから
• 人手不足で、一人が抱える仕事量が多くなりがちだから

特にシステムに不慣れなクライアントとの取引では、要求される成果物の納期が短すぎて、残業が避けられない状況になることがあります。 また、自社開発を行っている企業では、比較的残業が少なく、ホワイトな傾向があります。

企業によっては客先常駐が多く、人間関係で孤立する

クライアントのオフィスでの業務を行う客先常駐は、仲間や知人がいない分寂しい状況になりがちです。

「何でも気軽に尋ねてください」と現場の人から言われても、彼らは「顧客」なので、軽く問い合わせるのは難しいかもしれません。

これが初めての現場であれば、何をどう問い合わせればいいのかさえ理解できないかもしれません。

また、仕事の終了や契約期間の終わりに伴い、職場が変わることもあるため、どうしても慣れにくいという欠点があります。

企業が客先常駐を実施しない場合は、それはデメリットにはなりませんので、心配無用です。

クライアントに振り回されやすい

依頼主からの指示により利益を得ている会社の場合、クライアントからの指示に影響される傾向があると言えます。

クライアントの指示に従って仕事を進めることは当然のことですが、納期が考慮さえていない場合や、Webについての知識が少ないために厳しい要求をされることがあります。 何度もの修正により、残業が必要な場合もあり、クライアントによって仕事の状態が変わる可能性が高いです。

優良なビジネスでも、案件による混乱は十分に起こりえます。

後悔しない転職のためにも、こういった事態の存在を認識しておきましょう。

ソフトスキルが身に付きにくい

VBAエンジニアは技術的なスキルが重視されるため、ソフトスキルが身につきにくいと言われています。

特に単独での仕事が主な場合、コミュニケーション能力やリーダーシップを必要とされないことが多く、それらを自然に習得するのは難しいです。

ただし、上流工程を管理する立場になると、聞き取り能力や対人能力、リーダーシップといったソフトスキルも重要視されます。

クライアントとの対応が求められる場合もあるため、実際には、業務を通じてソフトスキルを身につけることが一般的です。

トラブル対応がつらい

トラブル対応が難しいことも、「やめとけ」とアドバイスされる理由の一つです。

あなたが担当する業務で問題が起きたとき、場合によっては場所や時間に関係なく対応する必要があります。

• 帰宅後や休日でも出社する
• 夜間にリモートで復旧作業を行う

自分の作ったコードがエラーを引き起こし、問題が発生した場合、精神的にもつらく感じます。

VBAエンジニアがそれでも人気な理由は？メリットを紹介

ここではVBAエンジニアとして働くメリットを紹介します。

以下のメリットがあるため、VBAエンジニアは人気な職業です。

• 未経験でも歓迎している職場がある
• 他の職種より平均年収が高い
• リモートで働ける職場が多い
• さまざまなキャリアパスがある
• 自分の働き方に合う会社を見つけやすい
• 転職がしやすい

以下で詳しく説明します。

未経験でも歓迎している職場がある

VBAエンジニアはスキルや知識が必要とされる仕事ですが、実務未経験を募集している会社もあります。

もちろん開発実績は必要になりますが、VBAエンジニアとして働いたことがなくても、転職が可能です。

全体的に業界は労力不足に苦しんでおり、未経験者でも迎え入れる場合が多く存在します。

ただ、全くのスキルや知識がないと、転職は難しいです。

転職を考える前に、まずは必要な知識やスキルを身につけたり、資格を取ることを考えましょう。

特に、以下の2つの資格は職種に関係なく、Web業界全体で役立つため、取得がおすすめです。

• ITパスポート
• 基本情報技術者

特にITパスポートは、全ての労働者が身につけたい基本的な知識が習得できる、相対的に簡単な国家資格です。

他の職種より平均年収が高い

VBAエンジニアは他の職種と比較して平均年収が高いです。

求人ボックス給料ナビによると、Webエンジニアの平均年収は536万円でした。

一方で令和４年分民間給与実態統計調査によると、全体の平均年収は458万円となっています。

Webエンジニアの平均年収は、78万円ほど上回っています。 求められる技術のレベルは高いですが、それ相応の給料も高いのが魅力です。

リモートで働ける職場が多い

パソコンがあれば作業が可能なので、多数の企業がリモートワークを取り入れています。

そのため、「週3日は在宅で仕事をし、週2日は職場に行く」のように、比較的自由度の高い働き方ができます。

通勤せずに働ける企業が多いのが、VBAエンジニアの人気のポイントです。

さまざまなキャリアパスがある

VBAエンジニアには、以下のようにさまざまなキャリアパスがあります。

• ITコンサルタントになる
• PM（プロジェクトマネージャー、プロダクトマネージャー）になる
• 違う職種のエンジニアになる
• 上流工程を担当するエンジニアになる
• フリーランスになる

専門的な技能を強化して年収を高めたり、マネジメントの能力を生かして年収を増やしたり、自分にマッチしたキャリアパスを選べます。 未来を見越すときに数々の選択肢が存在することが、その人気の要因です。

自分の働き方に合う会社を見つけやすい

VBAエンジニアになると、自分の働き方に合った企業を探すことができます。

エンジニアの採用を促進するために、福利厚生や働き方を充実させている企業が多いことが要因です。 エンジニアの市場価値は現在高いため、企業はエンジニアを引き入れるために待遇を良くしている傾向が見られます。

例えば、以下のように、仕事とプライベートの両立が可能な環境が増えてきています。

• ノー残業デーを取り入れている
• 残業時間を月20時間以内に抑えている
• フレックス勤務を導入している
• リモート勤務を許可している

そのためワークライフバランスを重視したい人は、VBAエンジニアへの転職がおすすめです。

転職がしやすい

エンジニアの価値が高いため、転職が容易であるという点も魅力です。 現在、エンジニアは不足状態で、多くの企業が求めているため、転職に苦労することはほぼありません。 特定の人々は、在職中でも、定期的にスカウトが来ることがあります。

ライフステージの変わった際に、仕事のスタイルを改めるために転職することもできます。

VBAエンジニアのやりがいは？

ここでは、VBAエンジニアのやりがいを紹介します。

VBAエンジニアには以下のやりがいがあるため、楽しく仕事を続けやすいです。

• 頑張りが給与に反映されやすい
• 学習したことが成果に反映されやすい
• ものづくりができるので楽しい

以下で詳しく解説します。

頑張りが給与に反映されやすい

VBAエンジニアは、頑張って成果を上げると、その分給料も上がりやすいです。

多くのIT企業では、成果主義の文化が深く根ざしており、業績や貢献度により給与が増える可能性があります。

昇給の進行が速いため、3年間で年収が300万円から500万円まで拡大することも頻繁にあります。

仕事の努力が給料に反映されるため、満足感を得やすいでしょう。

学習したことが成果に反映されやすい

VBAエンジニアのやりがいは、学んだことを成果に反映させられることです。

学習をすることで仕事効率がアップし、作業を迅速に進めることができたり、企画を提案する能力を身につけることができます。 結果を出すことで年収が増加し、スキルを向上させることで自身の生活を豊かにすることができます。

ものづくりができるので楽しい

VBAエンジニアは誰かのためになるサービスを作ることができるので、やりがいを感じられます。

自分が開発したサービスのフィードバックを受け取ることで、社会貢献しているという実感を持ちながら働けるのが魅力です。 「何のためにこの業務を行っているかが明確でない」という事がないので、モチベーションを維持しながら作業ができます。

VBAエンジニアはやりがいを感じながら働ける人気の仕事なので、気になった人はぜひ転職を検討しましょう。

エンジニアの平均年収は？

以下に示すのは、エンジニアの平均的な年収と月収です。

引用：求人ボックス「Webエンジニアの年収・時給・給料(求人統計データ)」

エンジニアには、多種多様な知識や能力が頻繁に求められます。求められる技術的な能力が高まるにつれて、平均的な年収も上がります。

年代別の平均年収は、以下のとおりです。

引用：求人ボックス「Webエンジニアの年収・時給・給料(求人統計データ)」

エンジニアの平均年収は20代でも高く、300万円以上となっています。

また、40代になるとマネジメントやその他の業務に関与する機会が増え、それが年収を上げるチャンスになります。

ですが、専門的な知識やスキルを獲得している人と、獲得していない人とでは、年収に著しい差が現れます。

DAI

もし年収を上げたいと思うのであれば、仕事で求められるスキルや資格を習得しましょう。

VBAエンジニアの将来性は？

「やめとけ」「ブラック」「きつい」と言われることもあるVBAエンジニアですが、将来性があります。

VBAエンジニアに将来性があると言える理由は、2つあります。

• VBAエンジニアの需要は今後も伸びるから
• VBAエンジニアの人材は足りていないから

以下で詳しく解説します。

VBAエンジニアの需要は今後も伸びる

IT業界の職業は将来的に消えることはなく、その需要は継続的に増しています。

DX化を推進する人材が求められているため、VBAエンジニアの需要は今後も伸びていくでしょう。

最近、「AIが私たちの職を奪うのではないか」という懸念が浮上していますが、全ての仕事が消えるわけではないです。 今後はAIの活用が仕事において増え、AIを使って効率的に業務を進めることができる人材が必要とされます。

VBAエンジニアの人材は足りていない

IT業界の需要が上昇している一方で、人材が未だに不足しているという問題が存在します。

経済産業省の発表によると、2030年には約45万人のIT人材が不足すると見られています。

引用：IT人材需要に関する調査（概要）

このデータを見ても、IT業界には潜在的な伸びしろがあることが明らかです。

VBAエンジニアも需要に対して足りていないため、将来性が高い職業といえます。

VBAエンジニアに向いている人の特徴

ここでは、VBAエンジニアに向いている人の特徴を解説します。

以下のような人は、VBAエンジニアに向いています。

• リモートで勤務したい人
• 自発的に学習を続けられる人
• 論理的思考力がある人
• 自分で考えて行動できる人
• 柔軟性がある人
• 細かな作業が苦にならない人
• チームワークを大事にできる人

以下で詳しく解説します。

リモートで勤務したい人

リモートで勤務したい人は、VBAエンジニアになるのがおすすめです。

一人で作業が可能な業務が多いため、リモートワークを採用している会社が多いです。

オンラインの業務には、以下のようなプラス面があります。

• 通勤に時間がかからないので、趣味や勉強に時間を費やせる
• 好きな場所で仕事ができる
• 突然人に話しかけられることがないので、集中して働ける

ワークライフバランスを重視する人に、VBAエンジニアはおすすめです。

自発的に学習を続けられる人

VBAエンジニアとして稼ぎ続けるためには、常に学び続ける姿勢が大切です。

例えば、開発に必要なプログラミング言語にはトレンドが存在し、新たに学習する必要が出てくることもあります。

新規に学ぶことは難しいですが、必ず必要な労力です。

そのため、自発的に学習を続けられる人はVBAエンジニアに向いています。

論理的思考力がある人

VBAエンジニアとして活躍するためには、論理的思考力（ロジカルシンキング）も欠かせません。

業務で求められるのは、物事を筋道立てて考え、どのように結果に達するかを考える能力です。 システムの構築や開発スケジュールのコントロールなど、多面的に論理的思考力が必要とされます。

論理的思考力は様々な業界で効果的なスキルなので、常に意識することをおすすめします。

自分で考えて行動できる人

指示待ちではなく、自ら行動できる力のある人もVBAエンジニアに向いています。

VBAエンジニアは指示された通りにプログラミングをしているイメージがありますが、実は率先して考え、行動する力が必要です。

例えば、企業の課題に対してどう対応するかを提案したり、行動を求められる事例があります。

何が求められていて、それに対してどのような行動や提案ができるのかを考えられる人は、VBAエンジニアに向いています。

柔軟性がある人

様々な状況に対して、柔軟に対処できる力も必要です。

VBAエンジニアとして働いていると、突発的なトラブルに巻き込まれることがあります。

例えば、開発されたシステムがエラーを引き起こすなど、大小様々な困難が発生する可能性があります。 このような困難に対して、柔軟に対処できる力も仕事には欠かせない力です。

細かな作業が苦にならない人

細かな作業が苦にならない人も、VBAエンジニアに向いています。

特に本番の作業では、設計書や手順書に準じて開発を進めることが求められます。 些細なミスにより問題が起きたり、正常に機能しなくなったりするため、細部の作業を一つずつ丁寧に行うことが必要です。 逆に、物事を大まかに進める人は、問題を生む可能性があるため、向かないかもしれません。

チームワークを大事にできる人

チームワークを大事にできる人も、VBAエンジニアに向いています。

一人で黙々と作業していると思われがちなVBAエンジニアですが、実際はチームワークが欠かせない職業です。

一般的に、プロジェクトは複数人でチームを組み、進行するため、進捗を伝えたり、何か不明な点があればすぐに問い合わせたりするなど、円滑なコミュニケーションが必要不可欠です。 たとえば、何かトラブルが起こったときは、仲間たちと情報を共有しながら、関係者に対して状況を理解しやすく説明するスキルが必要となります。

VBAエンジニアに向いていると思った人は、ぜひ転職を検討してみてください。

VBAエンジニアに向いていない人の特徴

ここでは、VBAエンジニアに向いていない人の特徴を解説します。

以下の人は、VBAエンジニアに不向きでしょう。

• コミュニケーション能力が低い人
• マルチタスクが苦手な人
• 学習するのが好きではない人

以下で詳しく解説します。

コミュニケーション能力が低い人

エンジニアの作業は一人で完了するものではなく、顧客やプロジェクトメンバーとの関係を築きながら進行する必要があります。

コミュニケーション能力が劣っていると、仕事の進捗が悪くなり、キャリアの上昇も困難になります。

常日頃からコミュニケーションを行うことは、仕事のミスを減らすうえで大切なスキルです。

マルチタスクが苦手な人

VBAエンジニアとして働いていると、仕事の同時並行が求められるシーンが多くあります。

したがって、一つのタスクにしか集中できないと、仕事のパフォーマンスが低下します。

ある程度マルチタスクができる力は、VBAエンジニアに必要です。

学習するのが好きではない人

VBAエンジニアは新しい技術を覚えれば覚えるほどスキルアップしていきます。

新たなプログラミング言語の知識を身につける必要があるので、インプットが得意でないと、仕事が困難になる可能性があります。 自分の知識やスキルだけでは対処できない場合もあるため、学習を好む人でなければ合わないかもしれません。

VBAエンジニアが避けた方がいい会社の特徴

ここでは、VBAエンジニアが避けた方が良い会社の特徴を解説します。

以下のような会社は避けた方がよいでしょう。

• 孫請けになっていて給与が低い職場
• 営業力は強いが技術的な視点を持っていない会社
• 教育体制が整っていない会社
• 「誰でもOK！」という求人を出している会社
• 20〜30代が極端に少ない会社

以下で詳しく解説します。

孫請けになっていて給与が低い職場

多重請負体系の底部の開発請負企業で働く場合、給与は低下しやすいです。

請負構造とは、発注者が業務の一部を下請け会社に委任する構造を意味します。

上流工程は元請けが実行し、それ以外の下流工程は下請けが担うため、下請けの立場になるほど、給与は下がります。

年収は250万～350万程度で、受注する案件に中抜きが多いため、最終的な売上も少ないです。

だからこそ、何年間働いても昇給ができない可能性があります。

これを回避するためには、直接契約関係のある企業で働くことが必要です。 転職や就職の際には、志望する会社が元請けなのか下請けなのかを見極めることが重要です。

しかし、元請けか下請けかは求人情報には明確に記載されていないことがほとんどなので、企業のポジションを把握するためには、取引相手を確認することが大切です。取引先がSESだけであれば、それは孫請けということになります。

一方、発注主と近い立場にある場合は、より高い給与を得る可能性があるので、おすすめです。

営業力は強いが技術的な視点を持っていない会社

「とりあえず営業だけやってます！」と言う、社長や営業担当者がITに詳しくない会社は、ブラック企業になり得ます。 基本的に、ITの知識はシステム開発において必須です。

作業時間の計算や納期の設定、適当な人員の割り振り、クライアントが望む品質のアウトプットなど、どの状況でもITについての知識が要求されます。

それにもかかわらず、ITを理解していない社長や営業が指導を行う企業では、システム開発者にストレスがかかります。 例えば、営業がトラブルを起こす可能性が高い案件を取得したり、期限内に完了させるのが難しい案件を取得した場合、そのリカバリーには多くの時間を必要とします。その結果、労働時間が長引く可能性もあります。 営業と開発担当者が連携できない状態では、仕事がつらくなるため、注意が重要です。

教育体制が整っていない会社

教育の体制が整っていない会社では、全てを自己学習しなければならず、入社後の課題が増えます。

以下のような問題が生じる可能性があるので、教育の体制が整備されているかを事前に確認しておくべきです。

• 社内のシステムを理解するのに時間がかかり、長期間働いてもパフォーマンスが出せない
• 何を勉強すればいいかわからない
• 横のつながりが薄いので、相談や質問がしにくい

未経験から職を変える場合、特に教育体制が整った会社への転職がおすすめです。

「誰でもOK！」という求人を出している会社

誰でもOK！と宣伝している会社は避けることが望ましいですね。 なぜ誰でも受け入れるのか、それは困難な任務を課さないからです。

誰でもできる簡易なタスクばかりをこなしていると、次のような状況になってしまいます。

• 安い給料のまま働かされる
• 簡単な作業を繰り返し任されるので、スキルが身につかない
• 同じ作業を続けていてもキャリアアップができないので、将来に繋がらない

このようなケースでは、低い給料のままではスキルの向上も困難になります。

このような企業では、採用が非常に容易なため、直ちに内定が出るかもしれません。

しかし、内定が出たとしても、直ちに入社するのではなく、本当にそこでスキルを高められるのか、深く考えることが求められます。

20〜30代が極端に少ない会社

20〜30代が極端に少ない企業はおすすめできません。 若者が著しく少ない場合、そのような会社は以下のような可能性が高いと言えます。

• 年功序列になっていて、20〜30代は年収が上がりにくい
• 役職が詰まっていて、キャリアアップができない
• 教育体制が整っていない

あなたが志望する会社の年齢構成は、事前に確認しておくことが重要です。

VBAエンジニアにおすすめの後悔しない会社の特徴

ここでは、VBAエンジニアにおすすめする会社の特徴を紹介します。

以下のような企業は、良心的な会社である可能性が高いです。

• 直請けの会社
• 自社のサービスを持っている会社
• スキルアップできる機会を設けている会社

以下で詳しく解説します。

直請けの会社

受託開発会社にとって、直接の依頼であれば、余分な中間コストがないため、比較的に給料が高くなります。

三次請け以降の組織に所属していると、案件の価格が低いため給料が減少します。

直接契約か、少なくとも二次請けの会社を選ぶことがおすすめです。

自社のサービスを持っている会社

自社で開発する企業は中抜きがないため、給与が高くなることがよくあります。 自社開発の会社では、顧客からのフィードバックを多く得る機会があり、それが働くモチベーションを保つのに有効です。 困難な納期で開発することが少なく、時間に追い詰められることが比較的少ないため、働くスタイルはホワイトになりやすいです。 しかし、自社開発企業は非常に人気があり、求められるスキルレベルも高いので、SESや受託会社に比べて入社するのは難しいです。

なので、受託会社で経験を得た後に、自社開発企業に転職することをおすすめします。

スキルアップできる機会を設けている会社

スキルを伸ばす可能性のある会社もおすすめです。

スキルを向上させる企業に入ると、次のような利点が存在します。

• 自分のやりたいこと、学びたいスキルの習得ができる
• 実績を自分で作ることができる
• 裁量のある立場を任せられる
• 優秀な上司や同僚がいる

他にも、研修費や書籍の購入コストを負担してくれる企業もいるということです。

サポート体制がしっかりと整備されている企業を選択すると、スキル向上の機会も増え、より成長しやすくなります。

未経験でもVBAエンジニアになれる？

VBAエンジニアに未経験からなることは可能です。

ただし、開発実績がない完全未経験からVBAエンジニアになることはできません。

プログラミングスクールで学び、スキルや知識を習得し、自分自身で開発を行いポートフォリオを構築することで、未経験者でも雇用の可能性が広がります。 全くの初心者は、プログラミングスクールや自学でポートフォリオを作り上げた後にキャリアチェンジの活動を開始しましょう。

VBAエンジニアにおすすめの転職エージェント・サイト3選

それぞれのエージェントの特性について、以下で詳細に解説します。

ワークポート

ワークポート公式サイト：https://www.workport.co.jp/

ワークポートは、IT業界の求人に優れていると評価されている総合転職エージェントです。

ワークポートの大きな魅力は、以下の2点です。

• キャリアアドバイザーのIT領域に対する専門性が高い
• 経験年数が浅くても応募できる求人がある

ワークポートは、「ITビジネス領域に特化したエージェント」から「総合型のエージェント」へとサービスを拡張した経緯があり、特にIT領域における豊富な経験と洞察があります。 だからこそ、IT分野の求人に詳しいだけでなく、キャリアカウンセリングの専門性も高く評価されています。

DAI

実際に私がワークポートを利用した際、IT領域に詳しいキャリアアドバイザーが担当してくれました。

【ワークポート】IT業界へ未経験に転職する人向け

エンジニア、インサイドセールスの方向け！IT転職に強いエージェント。

ワークポート公式ページを見る

Green

公式サイトより引用：https://www.green-japan.com/

Greenは、IT・Web系のスタートアップでの就職を希望する人々に最適な転職サイトとなっています。

Greenは、IT・Web業界特化型の転職サイトです。

Greenには、以下のような特徴があります。

1. 豊富な職種の求人を掲載
2. スタートアップ、外資、上場企業など幅広い企業の求人を掲載
3. 応募したい企業の雰囲気がつかみやすい
4. 職種未経験OKの場合あり

豊富な職種の求人を掲載

GreenはIT・Web業界に特化した転職サイトですが、求人で募集している職種の種類は多岐にわたります。

• エンジニア
• デザイナー
• プランナー
• マーケティング職
• 営業
• 事務
• 人事・総務　など

業界最大級の案件数の中から、「残業が少ない」や「フルリモート」などの好みの条件でも求人を探せます。 IT・Web業界で転職を望むなら、最初に登録をおすすめする転職サイトといえます。

スタートアップ、外資、上場企業など幅広い企業の求人を掲載

Greenでは、スタートアップや外資系企業、上場企業などさまざまな企業の求人を掲載しています。

• 成長中のスタートアップでスキルを磨きたい人
• 上場企業で安定的に働きたい人
• 外資系企業のグローバルな環境で働きたい人

このような人におすすめの転職サイトです。

現在の職種とは違う業種での仕事を試してみたい方にもおすすめです。

応募したい企業の雰囲気がつかみやすい

Greenのメリットは、応募したい企業の雰囲気がつかみやすいという点です。

注目の企業があるにも関わらず、どういう会社なのかが不明確だと、心のハードルが高くなりますよね。

Greenは、以下の方法を用いて希望の企業の雰囲気を把握することが可能です。

• 気になる企業と気軽にマッチングできる
• 企業のPRやインタビューで、会社の雰囲気をつかめる
• 人事担当者から直接スカウトを受けられる

Greenに掲載されている求人情報の「気になる」ボタンを押すと、あなたがその求人に興味を持っていることが企業に通知されます。 マッチングが達成されると、メッセージのやり取りが可能となり、双方が更に興味を持つと面接の段階に進みます。

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ボタン一つでマッチングができるのは、簡単で良いですね！

企業の担当者とオープンに交流し、質問できることで、不確かな点を明らかにし、安心して審査を進めることができます。 求人ページには詳細やPR、社員のインタビューが掲載されていて、これにより応募する前に情報を集めることができるのが一つのメリットです。

公式サイトより引用：https://www.green-japan.com/

求人先の現役社員の声も公開しているので、求人情報だけでは知り得ない情報も習得できます。

「応募するのが難しい…」と困っている方にも、この転職サイトはおすすめです！

職種未経験OKの場合あり

IT・Web業界の経験者なら、Greenは職種未経験でも問題ない求人を扱っています。

未経験者を受け入れない転職サイトが多い中で、これはありがたいですね！ 新たな挑戦を求める方や、これまでの経験を活かしてスキルを拡大したい方に最適な転職サイトです。

【Green】株式会社アトラエが運営する、IT業界に特化した転職サイト。

ベンチャー気質のある企業が比較的多く掲載。未経験でもOKな求人も多く保有。

Green公式ページを見る

レバテックキャリア

レバテックキャリア公式サイト（https://career.levtech.jp/）より引用

『レバテックキャリア』は、業界トップクラスのエンジニア特化の転職エージェントです。

ベンチャー企業から大規模ベンチャー、大手企業まで、現代的な技術セットを扱う求人がたくさんあります。

年収相場が高い求人を持ち、エンジニアとしてキャリアを進めたい方におすすめの転職エージェントです。

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案件は、ユーザー登録をすれば閲覧が可能となります。初めに無料で登録してみることをおすすめします！登録には大体30秒ほどしか必要ありません。

しかし、未経験者向けの仕事は提供していないので、経験者向けにおすすめの転職エージェントです。

【レバテックキャリア】

IT領域の転職に強いキャリアコンサルタントが多数。ポートフォリオがすでにある場合は登録可能。エンジニアのキャリアを考えた、優良企業を紹介してもらいやすいです。

レバテックキャリア公式ページを見る

まとめ

本記事では、「VBAエンジニアはやめとけ」と言われる理由について解説しました。

会社によっては、残業時間が長かったり、給与が市場価格よりも低いことがあるので、転職を考える際には注意が必要です。

しかし、以下のような利点から、間違いなく人気のある職業であることは確認できます。

VBAエンジニアになって自分に合った働き方ができるかは、会社選びで決まります。

就職するか悩んでいる人は、まず転職サイトに登録して、憧れの働き方ができる企業があるか見てみましょう。