プログラマに未経験からなるための転職サイト・転職エージェントまとめ【体験談】
こんにちは、DAINOTE編集部のDAIです。
つい最近、未経験からエンジニアへの転職支援をしていました。
【ご報告】
内定を頂けました。7月からモバイルアプリエンジニアです。#ゲキサポ のDAIさん(@never_be_a_pm)やPokedex開発者岡田さん(@fr0g_fr0g)のお二人には感謝しかありません。まだスタートラインに立てただけなので、日々精進していきます。#駆け出しエンジニア#アプリエンジニア
— リュウ@Flutter (@_4ryunity) May 22, 2020
今回は、実際にエンジニアへの転職支援で利用したサービスについて、
- 登録すべき理由
- 効果的な使い方
について、解説していきたいと思います。
目次
エンジニア転職へのステップ
エンジニア転職をするうえで、大前提オリジナルアプリを作りましょう。
詳しくはこちらの記事を読んで、エンジニアへの転職方法について学んでみてください。
基本的なプロセスとしては、
- エンジニア業界を理解する
- プログラミングの基礎の学習
- コピーアプリの作成
- オリジナルアプリの作成
- ポートフォリオの作成
- 転職サービスへの登録
という流れになります。
①エンジニア業界を理解する
まず、何が求められているのかを把握するために、エンジニア業界を理解しましょう。
1-1 エンジニアの業界を理解しましょう!
当たり前なのですが、エンジニアに未経験から入社する場合は、他の職種以上にそれ相応の準備が必要となります。
特に入社したい会社の求人には、明確に最低限のスキルやポートフォリオが求められていることが多いです。
また、入社したい会社の形態によっても入社難易度が変わります。
- SES:完全未経験でも入れるが、実務経験を得られる可能性が低い
- SIer:ある程度のポートフォリオがあれば入社でき、実務経験もそこそこ得られやすい
- 自社開発:しっかりとポートフォリオの質が高くないと入社できないが、市場価値が高くなりやすい実務経験を得られる
詳しくは、もしくは以下の記事を見てみてください。
1-2 経験者求人と、未経験OK求人の見分け方
まず、エンジニアの未経験転職の落とし穴として、「経験者枠に応募してしまう」という罠があります。
ここにいくら応募しても、企業側が欲しいのは基本的に「経験者」なので、やめておきましょう。
1-2-1 経験者枠の例
こちらはとある求人ですが、経験者枠の求人はこんな感じです。
必ずみるべきは、応募資格です。
- 必須スキル:最低限満たしていなければならない条件
- 歓迎スキル:あればなおよいスキル
エンジニアの応募資格には、基本的に
- 〇〇の技術経験2年以上~
みたいに書いてあったら、経験者向け採用となります。
このタイプの求人には、未経験から応募しても対応されない可能性が非常に高いです。
1-2-2 未経験OKの良質な求人の例
逆に未経験OKの良質な求人も見ていきましょう。
ちなみにこちらは自社開発の求人例です。
未経験OKの良質な求人の例としては、必須要件としては
- 何かしらの開発経験があること
- (未経験の場合)ポートフォリオがあること
こういう企業は比較的、実務経験を積みやすい企業の求人となっています。
「未経験も一応受けいれているけど、ポートフォリオはちゃんと作ってきてね!ちゃんとした人しかとらないから!」というスタンスの求人です。
特に、「未経験歓迎!」という風にうたっていないので、あまり未経験向けの求人に見えないのですが、エンジニアとして最初の実務経験を積む場合はこういう求人がおすすめです。
1-2-3 未経験OKだけどあまりおすすめできない求人の例
最後に、未経験OKでもあまりおすすめできない求人の例です。
まず、エンジニアの採用で「理系学部を卒業された方」という条件は、AIやら統計学やる場合でなければさほど関係ないので、求人を作っている人が割とITに詳しくない可能性が高いです。
また、「未経験★歓迎」系の求人は、要はそこまでスキルが高くなくても入れますよ!という話なんですよね。
企業側が普通にエンジニアとして採用する場合、ちゃんと力をつけようと思ったら最低限ポテンシャルで足切りします。なぜかというとエンジニアは誰でもなれる仕事ではないので、万が一微妙な人を採用してしまって伸びなかったら負債になるからです。
逆にしっかりとポートフォリオで評価する場合は、その個人にしっかりと教育投資します。
今回の未経験OKの求人の場合、ほとんどが派遣かSESで、かつエンジニアとしての実務経験はそこまで得られないと思うのでやめておいた方がよいと思います。
1-3 狙うべきは、未経験可でポートフォリオ必須の案件
まとめると、
- 経験者向けの求人は受からないので外す
- 誰でもOKな未経験求人は、案件ガチャを引く可能性が高いので外す
- 未経験OKだけど最低限ポートフォリオを必須にする会社を選ぶ
のが、未経験エンジニアの方にはおすすめです。
エンジニアの市場調査をする上で登録した転職サイト
エンジニアの転職市場を調査するうえで利用したのは、以下の転職サイトです。
- Green
- Wantedly
プログラミングの基礎の学習~オリジナルアプリ作成
次に、求められている必須要件から逆算して、プログラミングの技術を学び、オリジナルアプリの作成を行います。
どの技術を学ぶべきかは以下の記事を参照してください。
ポートフォリオの作成
次に、転職に使うポートフォリオの作成です。
以下、ポートフォリオとして公開しておくべき情報をまとめておきます。
- 実際のアプリケーションのURL
- 学習で詰まったポイントをまとめたQiita
- 学習ログを残しているTwitterアカウント
- ポートフォリオを公開できるWebサイト
実際のアプリケーションのURL
オリジナルアプリは、他人に見えるような状態で公開しないと、オリジナルアプリを作ったとは言えません。
面接で、

と言っても、基本的には相手にされません。なぜなら技術的な質問が一切できないからです。
Webアプリの場合は、HerokuなどのPaaSサービスでデプロイ必須です。できれば独自ドメインで。
ネイティブアプリの場合はストアに公開、もし難しかったら実機で起動できるようにしておきましょう。
※なお、GithubのURLはあればよいくらいです。
学習で詰まったポイントをまとめたQiita
QiitaというWebサービスがあります。
これは、学習ではまった情報をまとめておけるブログサービスです。
後述するポートフォリオサイトに、自身のQiitaを乗っけておくと、意外に採用担当の方は見てます。
特に独学ができていることをアピールできる材料となるので、ぜひ勉強でつまづいたら記録しておくことをお勧めします。
勉強記録をまとめているTwitter
次に、転職専用のTwitterアカウントです。
エラーが起こったタイミングで、独り言のようにTwitterで書いておくとよいでしょう。例えばこんな感じ。


のように、自分が何で困ってどう解決していたかをアピールできます。
Twitterは、かなり採用担当見てます。見ているので、どうせなら独学力をアピールできるようにしておきましょう。
ポートフォリオサイト
新規でWordPressを作成してもいいですし、HTML名刺などで作成してもよいでしょう。
この中に、
- Qiita
- オリジナルアプリ
などをまとめておくとよいでしょう。
転職サービスへの登録
最後に、転職サービスへの登録をしましょう。
転職サイト
転職エージェントの前にまずは登録しておきたい転職サイト。
個人的におすすめしたい転職サイトは、以下のサービスです。
- Green:ポートフォリオをちゃんと作っていたらオファーがくるし、カジュアル面談も可能
- Wantedly:ポートフォリオをちゃんと作っていたらオファーがくるし、カジュアル面談も可能
Green
公式:
https://www.green-japan.com/
Greenは、IT求人がメインの転職サイト。
比較的未経験向けのエンジニア求人も多く、また企業からのスカウトもあります。
しっかりとポートフォリオを作りこんでいれば、向こうからオファーがくることも十分あります。
Wantedly
Wantedlyは、カジュアル面談ができる転職サイト。
こちらは主にスタートアップと呼ばれる、比較的若い企業が利用している転職サイトになります。
特に転職初期に、エンジニア転職のイメージが湧かない場合は、カジュアル面談で気になった企業さんとお話しにいくのが良いと思います。
そうすることで、どういうことが求められているのか、エンジニアとして働くとはどういうことなのか、かなりイメージしやすくなるはずです。
転職エージェント
正直、転職エージェントいらないって思ってたんですけど、実は結構役に立ちました。
転職サイトだけでうまくいくのであれば、転職サイトだけで十分なんですが、転職エージェントに登録しておくと、エンジニア転職が非常に有利になる点があります。実際の使い方について解説しています。
- 今まで気づかなかった、条件にあった求人を教えてくれる
- なぜ面接・書類で落ちたのかヒアリングできる
- 企業の最新情報がきける
①条件にあった求人を教えてくれる
実際に転職エージェントの方に、しっかりと転職の条件を伝えます。例えば、
- 自社開発がよい
- 都内がよい
- ネイティブアプリ開発が行える企業がよい
こんな感じで伝えると、いろいろな企業を教えてもらえます。
実際、転職サイトだけで調べていましたが、転職エージェントを利用すると、知らなかった企業にも出会えたのはかなりよかったです。
特に求人の多いところでヒアリングすると、検討する企業がたくさん見つかるので、そのために利用するのが一番いいです。
②なぜ面接・書類で落ちたのかヒアリングできる
転職エージェントの一番の魅力はここなのではないでしょうか。
転職エージェント側に、なぜ落ちたのかをヒアリングすることができます。
たとえば、転職サイト・もしくは自社応募で書類で落ちたとします。
そうすると、なぜ落ちたのか聞けないんですよね。
でも、転職エージェントを使うと、転職コンサルタントの方に理由を聞けたりします。
そうすると、
- ポートフォリオのレベルが低かった
- コロナの影響で第二新卒の求人そもそもが減ってきていて、求人を止めた
- 通った人と比較すると、学歴・経歴の水準がマッチしていなかった
などが分かります。
そうすると転職活動のPDCAが比較的回しやすいので、おすすめです。
※ただし、RAアウトと呼ばれ、実は社内の法人担当が企業に職務経歴書を渡していない可能性もあるので注意が必要です。
③企業の最新情報がきける
転職エージェント側だと、今企業が抱えている採用の課題を理解しているので、企業側がどんな経営状態なのかが把握できます。
一般的にネットで落ちている情報は、最新ではないので、このようなエージェントを使うと内部の情報がきけたりするので、非常に重宝します。
おすすめの転職エージェント
転職支援で利用した転職エージェントについて紹介します。
レバテックキャリア
【公式サイト】https://career.levtech.jp/
IT業界の転職といったら、レバテック・キャリアです。
もともと、システム開発の人材派遣を行っていた企業が人材紹介をはじめている背景があり、そのため特に、IT業界に詳しいアドバイザーが多いので、しっかりとした情報を得たいのであれば、使ってもらうのがいいと思います。
デメリットとしては、未経験可能のエンジニア求人は少ないです(その分質も高いですが)
また、転職エージェントの中でも求職者の審査がされるので、しっかりと履歴書やポートフォリオを作り込んで提出すると、利用できます。レバテックキャリア経由で、未経験から自社開発のエンジニアとして転職された知り合いもいるので、おすすめですね。
登録はこちらから(無料)ワークポート

メリットとしては、とにかくIT・Web業界の求人に強いので、未経験からIT業界を検討している人にはおすすめです。
一方で、デメリットとしては、IT業界以外の求人が少ないので、エンジニアなどのIT職種以外を検討する場合はあまりおすすめできません。また、とにかく求人数を渡してくるので、一人一人に対するスキルの棚卸しはなどは弱いです。

おすすめの転職サイト
- Green (公式):https://www.green-japan.com/
- Wantedly(公式):https://www.wantedly.com/
おすすめの転職エージェント
- レバテックキャリア(公式) https://career.levtech.jp/
- ワークポート(公式) https://www.workport.co.jp/